ご近所紫陽花

身体を鍛えるということ


 引き隠っていた人々が動き出して、あっという間にコロナ感染者の揺り戻しがきている・・・のかどうか、そもそもまともな検査件数になっていないし、医療関係の危機は続いて、経済問題も悪化は深刻でしょう。現状分析もされず、場当たり主義的対策に先が見えません。もともとあった危機が顕在化しただけか。それでも徐々に日常生活は戻って、本日より自分は”やや通常業務”、在宅勤務も週3日→2日に減って、取引先営業も再開いたします。諸事情に当面の実務消化優先だったけれど、スタッフとの業務再編引き継ぎも始まります。既に前週木曜より40日ぶりスポーツクラブに筋トレ+有酸素運動も再開しました。

 どの家でも似たような行動らしいけれど、出歩けない時期には自宅の整理、古着など大量放出に海外にも出せないから行き場を失っているらしい。ゴミ出しに行ったら、各家庭いかにも風そんな拠出物を見かけたものです。週末外食はけっこう毎週に行っていて(自粛警察に摘発されそう)なんせ夕方5時過ぎ〜7時くらい、さっと呑んで喰って早々に帰宅するのが習慣、深酒はしませんよ。ほんの気分転換、お相手は女房殿ですし。それでもケジメのない在宅勤務、イレギュラー処理とお詫びばかりのお仕事に+休日祝日もトラブル対応、精神的閉塞感は相当なものでした。東日本大震災対応の時より、お仕事対応いっそう苦しかったかも。まさか、サラリーマン生活最晩年にこんな苦しい経験するなんて・・・人生わからんもんでっせ。被害に苦しむ人々に比べれば屁みたいなもんでしょう。

 緊急宣言にご近所スポーツクラブが休業、先週再開まで40日間。ほぼ毎日ご近所10分ほど(苦手)ジョギング(時に朝夕2回)+スクワット+ストレッチ継続しても体重は+1kgほど。ほんの短い時間でもそれなりの効果はあるらしいし、なんとか体調はそこそこ維持しました。(某アレルギー洟水除く)それでも所詮我流、意識高い専門知識、根性ある人は別として、こちらほんのド・シロウト、いざスポーツクラブに筋トレ+有酸素運動再開したらわずか2日で身体中の筋肉がぎしぎし鳴っております。体重は1kg減りましたよ、2日で(翌日即逆戻り残念)。週4日平日夜の契約休まず利用して、昨年より祝日土日には市立体育館利用、そこも明日より再開のようです。ちょろジョギングは膝に負担が掛かるけれど、週末には継続してみようかな?せっかく40日も続けたし。

 とうに60歳超えたし、意識して身体を鍛えないと衰えるばかり。今回の騒動で職を失った方、収入がなくなったり激減された方も多いと伺います。ウィルスの驚異に晒されながら頑張って働いている人々もたくさん、残念ながらコロナに罹患して苦しんだ方々も多いことでしょう。自分はなんていうことなし、生後7ヶ月ほどの孫はな〜んも知らずに元気に暴れております(そんな動画が日々送られてくる)。シアワセを自覚して、それを噛み締めなくては。

 ぼちぼち梅雨の季節に紫陽花が咲き始めました。

 前月のヴェリ・ベスト。睡眠不如意が続いて、なかなか音楽に集中できません。

HMM905314Mahler 交響曲第3番ニ短調〜フランソワ=グザヴィエ・ロト/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/サラ・ミンガルド(cno)/スコラ・ハイデルベルク女声合唱団/ケルン大聖堂児童合唱隊(2018年)・・・この作品はどんなに長大でも一気呵成に聴けるお気に入り。第1楽章「力強く、決然と (Kraftig. Entschieden.)」は誰かが”メーデーの行進”と呼んだそうな、時宜に相応しい風情にウキウキと春から初夏の日差しを感じさせます。一番のお気に入りは第5楽章「快活なテンポで、大胆な表出で (Lustig im Tempo und keck im Ausdruck.)」に於ける天使の歌声、そして万感胸に迫る終楽章「ゆるやかに、安らぎに満ちて、感情を込めて (Langsam. Ruhevoll. Empfunden.)」は人生の美しい黄昏を感じるもの。

ケルン歌劇場のオケは初演(1902年)を担当したとの宣伝文句、Francois-Xavier Roth(1971ー仏蘭西)は2015年来このオケの首席だったのですね。キタエンコ辺り一連の録音を聴いて、このオケも上手くなったなぁ、そう感じておりました。レ・シエクルのイメージからこんな大曲は似合わん!そんな先入観ひっくり返って、スケール大きく悠々と余裕の力強い演奏に驚きましたよ。オペラにも精力的に取り組んでいるんやろなぁ、構成力と細部美しい仕上げが両立して、この人の統率力はほんまもんでっせ。

Membran 233110 CD94Wagner 楽劇「ワルキューレ」よりジークリンデ「あなたが春」(マリア・ミュラー(s))/ウィーン国立歌劇場1936年/ヴォータン「さらばだ、勇ましい、素晴らしい娘よ」「輝かしいふたつの目よ」「ローゲ、聞け、ここへ来てよく聞け!」(ルドルフ・ボッケルマン(br))/コヴェントガーデン・オペラハウス(1937年これはロンドン・フィルとの情報も有)/楽劇「神々の黄昏」より葬送行進曲/ベルリン・フィル(1933年)/「フリュンヒルデの自己犠牲」(キルスティン・フラグスタート(s))/フィルハーモニア管弦楽団(1952年)/夜明けとジークフリートラインへの旅立ち/イタリア放送ローマ交響楽団(1952年)〜ウィルヘルム・フルトヴェングラー・・・偉大なるWilhelm Furtwangler(1886ー1954独逸)の107枚組BOXより94枚目。今更こんな大きな買い物するはずもなく、ネットより一部拝聴したもの。あまりに敬愛される往年の巨匠の音源は時に”蚊の泣くような”情けない劣悪音質もあり得て、それが歴史的音源を遠ざける所以。ここでは1930年代の音源含め、かなり”聴ける”水準に驚きました。往年の名歌手は骨太に存在感もの凄く、フルトヴェングラーの表現は魔法のように自在に多彩であって情熱的な説得力でした。Kirsten Flagstad(1895ー1962諾威)の気品と貫禄ある表現最高、伊太利亜のオケのちょっぴり毛色の違う散漫さも理解できて、しっかりCD一枚分堪能できました。

0013872BCMozart ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.495/第17番ト長調K.453〜クリスティアーネ・ショルンスハイム(fp)/ブルクハルト・グレッツナー/ライプツィヒ新バッハ・コレギウム・ムジクム(1989-91年)・・・もう20年以上前、新星堂から出た1,000円CDシリーズは狂喜して買い集めましたよ。とくに旧東独逸系古楽器によるMozartピアノ協奏曲集は衝撃!自分の古楽器嗜好の源泉のひとつとなりました。フォルテピアノと云っても一律に非ず種々個性があって、これはかなり”鳴る”楽器、素朴に柔らかい風情はモダーン楽器とは趣は違っても、音色に芯があってChristine Schornsheim (1959-独逸)は明朗闊達でした。バックのオケも充分なサポート。この2作品は春の浮き立つような風情を感じさせる名曲でした。

LP時代のデザインBeethoven ピアノ協奏曲第4番ト長調〜ウィルヘルム・ケンプ(p)/パウル・ファン・ケンペン/ベルリン・フィル(1953年)・・・2020年はBeeやんイヤーらしくて、演奏会は悲惨なことになっちまったけれど、ピアノ協奏曲5曲分はやたらと出ております。これは往年の著名な音源、Wilhelm Kempff(1895ー1991独逸)のステレオ新録音も好きだけど、こちら壮年の燃えるような勢いが素晴らしい。カデンツァは自作、これがかつて聴いたことないほど魅惑の旋律、Paul van Kempen(1893ー1955阿蘭陀→独逸)率いるベルリン・フィルも充実して硬派なサウンド。音質云々(モノラルとしては優秀)乗り越えて感銘深く、優しく穏健、晴れやかな作品を堪能いたしました。

クアドロマニア 222125-444Debussy 牧神の午後への前奏曲/交響的素描 「海」(海上の夜明けから正午まで/波の戯れ/風と海との対話)/管弦楽のための映像(ジーグ/イベリア/春のロンド)〜ルイ・ド・フロマン/ルクセンブルク放送管弦楽団(1972年)・・・懐かしいVOX音源(←馴染みのユルいコメント有)これは激安クアドロマニア再入手、ケースが壊れてしまって昨年秋に処分できなかったCDでした。

Louis de Froment(1921ー1994仏蘭西)はこのオケ在任1958-1980年(現ルクセンブルク・フィル)かつて廉価盤に多く登場して自分にとっては馴染みの存在。まず音質に驚き。最近ディジタルの解像度高い鮮度にもちろん非ず、それでも雰囲気たっぷり、作った感のない自然なもの。コシのない頼りなさげな淡彩サウンドは小粋、これがいかにもアンニュイな風情に似合う”牧神”。天才の革新的な和声に馴染むのに時間が掛かった、著名だけどある意味難解な”海”だってこれがほとんど刷り込み、明晰から遠い曖昧デリケートなもの。”映像”のリズムの面白さ、響きの薄さ、Debussyに強靭強烈濃厚は必要ないと確信いたしました。

DG 4775349Offenbach バレエ音楽「パリの喜び」(抜粋)/J.StraussーDesormier編「青きドナウ」/Berlioz 序曲「海賊」/Auber 歌劇「フラ・ディアボロ」序曲/Dvorak 序曲「謝肉祭」〜ポール・シュトラウス/ベルリン放送交響楽団(1958-1960年)・・・かなり以前?先月辺り聴いたもののコメント忘れ。Paul Strauss(1922-?亜米利加)は主に白耳義にて活躍した往年の指揮者。おカタいDGレパートリーの穴を埋めるような意外なる音源があったのですね。オケの組み合わせも珍しいもの、フレンツ・フリッチャイ時代かな?どんな偶然が重なったかワカランけど、驚異的Hifi録音!デーハーに愉しく賑々しい作品にオケも絶好調、滅多矢鱈に楽しくウキウキする一枚!知名度ないから売れないCDだろうけど、これは見落とすにはあまりにもったいない。

ArgoVaughan Williams 古い詩篇第100篇の旋律(合唱版)/未知の世界/味わい、見よ/手を打ち鳴らせ/誉れ高き人々をたたえよう/祝福の祈り/Walton 戴冠式行進曲 「宝玉と王杖」*/汝の心に封印をするように/全地よ、主に向かって歓声を/連祷 - 涙はゆるやかに流れ/ テ・デウムーエリザベス2世の戴冠式〜デイヴィド・ヒル/インフリート・シンガーズ/ウィンチェスター大聖堂聖歌隊/ボーンマス交響楽団/ティム・バイラム=ウィグフィールド(or)(1991年)・・・プロムスの定番「宝玉と王杖」*これのみ管弦楽作品さておき、他はすべて初耳音楽、しかも英語声楽作品は日本に生まれ育った自分にとっては意味不如意、それでも出会い頭より湧き上がるような圧巻の感銘に包まれるのも珍しい体験でした。管弦楽+合唱+オルガン、豊かな残響に包まれスケール大きな豊穣の世界、荘厳敬虔な気分はしっかりと理解できる。WlatonはRVWに比べて大衆的、リズムがスウィングしてこれもまた別な個性の魅力であります。David Hill (1957-英国)は合唱、オルガンの名手とのこと。

EMIBeethoven 交響曲第2番ニ長調(1957年)/第7番イ長調(1959年)〜トマス・ビーチャム/ロイヤル・フィル・・・Thomas Beecham(1879ー1961英国)は世代のワリに録音に恵まれ、どれもグラマラスな演奏ばかり。このBeeやんは存在は知りつつ初耳、とくに第7番はかなりの立派なステレオ録音でした。財力に物を言わせて名手を揃えて、この時期既に金管の迫力たっぷり、燃えるようなヴィヴィッドな演奏でした。Brahmsはたしか第2番のみ、両者の交響曲全集録音を残してくださらなかったことは残念でした。

SONY SICC-1176R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」(1992年ライヴ)/ホルン協奏曲第2番 変ホ長調(1994年)〜ズービン・メータ/ベルリン・フィル/ノルベルト・ハウプトマン(hr)・・・Zubin Mehta(1936-印度)も大ヴェテラン、ロサンゼルス時代の若々しい魅力(在任1962-1978年)に比して、その後はあかんようになった、みたいな声が多いようだけど、その豊満なサウンドは魅力でっせ。オペラ畑に多く活躍し、1977年以来音楽監督を務めたイスラエル・フィルとは昨年秋に退任したらしい。閑話休題(それはさておき)この作品は彼の十八番(おはこ)アバド時代のベルリン・フィルの響きは分厚く、艷やかに華やか。デーハーな作品をたっぷり、余すところなく魅惑的に響かせて文句ありません。

この一枚の真の主役はNorbert Hauptmann(1942-独逸)でしょう。カラヤン時代を支えて1967ーより首席、2008年引退、ザイフェルトの剛直な響きとは異なる柔らかい音色、スムースな超絶技巧にほとんど仰け反りました。もうぼちぼち30年前の録音かぁ、光陰矢の如し。

(2020年6月1日)

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written by wabisuke hayashi