仲良きことは、美しき哉。東京のスーパーにて

楽しい趣味には労苦厭わず!


 【♪ KechiKechi Classics ♪】は、純粋なる趣味で続けているものです。趣味とは端からどう見えようと、他人(ひと)がどう言おうと、少々の散財労苦睡眠不足眼精疲労辞さず、それでも楽しみ!ノーミソ奥からドーパミン出てまっせ!的愉悦であります。正確には”愉悦(のハズ)”でして、ここ数年、サイト更新が少々苦痛であって、毎週更新は綱渡り状態連続。いつもいつも”原稿在庫払底状態”が続いております。

 女房は、またパソコンやってる、なんて曰(のたま)っているが、パソコンはあくまで器(うつわ)であって、中身(コンテンツ)ではありません。ま、器(=パソコン)も好きですけどね。(ヘンな意味じゃなく”大人のおもちゃ”だ)お仕事だって、いつもパソコンを使っているが、出会った頃の畏敬の念みたいなものはなくなっちゃったな、これだけ日常生活に溶け込んで、しかも価格もこなれてくると。これはCDも同じですか?閑話休題(それはさておき)

 ”サイト更新用原稿が執筆できない”主たる要因は、音楽を楽しく聴けていない、ということでしょうか。いえいえ、そんなことはなくて、ほぼ毎日「音楽日誌」は執筆して(これもちゃんとした”更新”なんだろうが)、その(音楽に対する)結論はほとんど”嗚呼、楽しい”程度ということです。新たな切り口で、日々新鮮なる発見を求めているはずが、いつの間にやら安易で怠惰な姿勢に陥っているのか・・・反省。

 やっぱり疲れているのかな。集中力を失っているのか。”書く”ことは、”聴く”ことをいっそう深める、増幅させる意味合いがあったはずなのに、これはココロの問題(病/やまい方面?)でして、気の持ち方、とは違うんです。”書く”という作業が年々キツくなっている自覚有。しがない一文でも、けっこう調査事項はあるし、それも少々メンドー臭い。疲れはどうやったら取れますか。思い切って【♪ KechiKechi Classics ♪】止めるか?それは、(自分にとって)思い惑う対象がなくなるだけであって、おそらくは喪失感が増幅するだけに違いない。それじゃ元も子もないじゃないの。

 別に学術的な、深い意義あるサイトでもないわけだし。リキんだり、唸ったりしなくてもエエじゃないか。

 なぜ”廉価盤”か、というと「贅沢はキリがない」ということですね。自らにリミッターを掛けておく、というのが楽しみのコツであって、他意はありません。「知名度の低い演奏家CDは価格が安い」という大原則は、21世紀には崩れてしまいましたし。だいたい「知名度」というのも怪しい時代になってしまって、既に世代は交代しております。岩城宏之さんが亡くなったのは(自分の中では)象徴的な、哀しい出来事だったですよ。

 自宅のオーディオ・セットも安物、出張中の楽しみであるポータブルCDプレーヤーはようやく「国産メーカー品」(PANASONIC)にしたが、イヤホンは980円(税込)の耳内(やや)密着型イヤホンであり、高音が伸びない、ぼんやりとした音質なんです。だから、エエ加減に聴いているんだろうし、世評の録音評価と大きく異なるのも仕方がない。でも、それがワタシの身分相応です・・・タンノイのスピーカーを欲しいと思ったことはない。

 だって、オーディオとは”部屋を鳴らすこと”と考えておりますから。所詮、ありきたりのマンションの一室ですから。聴き手の耳の出来も、ちょうどエエ加減だし。

 先月、思い立って手持ち在庫CDかなりの量、オークションに出しちゃいました。@500未満、音楽ファンに聴いていただくに相応しい内容のCD。でも、その作品を聴く頻度とか、単発を処分して全集買おうかとか、そんな見通しで一ヶ月ほど落札状況を楽しみました。結果として、全国の音楽ファンとちょっと(取引を介して)お話しできたような気分になったものです。CDは合成樹脂やら、刻み込まれたディジタル・データに価値があるのではなく、鳴り響く音楽に価値がある・・・しかも、その感じ方は人それぞれ、好みは様々・・・だからこそオモロい。「捨てるCDあれば、拾うCD有」との先人の、ありがたい言葉もあるじゃないですか。(ないか)

 お仕事は、ずっとずっと苦戦中であって、梅雨時に相応しい蒸し暑い日々が続いております。ここ数日、1kgほどの体重増加の自覚も有・・・精神的にもう少し引き締めて、なんとか心身共に元気で夏を乗り切りたいものです。そういえば、大病から2年経ちました

(2006年7月1日)


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written by wabisuke hayashi