ようやく冬らしい季節になってきて、ことしは「新型インフルエンザ」が恐ろしいそうです。ワタシはいまのところセーフ！例年この時期はいつも風邪ばかりひいているのに、スポーツ・クラブ通いの成果でしょうか。それとも暖冬のお陰か。お仕事は相変わらずだけれど、これは世間のサラリーマンの常だから少々の愚痴は許して下さいね。心身症に苦しむ職場の仲間も複数存在するし、まず自分が、家族が（それなりに）健康であること、毎日働けることを感謝しないと。景気回復傾向、とは言いながら、まだまだ厳しい、むしろ悪化か、という実感は肌で感じる毎日。

　昨年11月の「近況」を読み返すと、新潟地震の件に言及しており、その後、福岡でも被害があったのは周知の通り。相変わらず毎日毎日残虐な事件（幼いこどもを殺める・・・）は後を絶たないが、「耐震強度偽造」には驚きました。実際に建築物が崩壊する前に事態が明らかになったのは未だ（ほんのちょっぴり）マシかも知れないが、マンション購入なんて一生もんでしょう。住民にいったいなんの瑕疵（かし）があったというのか。人生には「心掛け」とか「努力」だけではどうにもならない、不条理なる遭遇があるものです。（ワタシのような持たざる者は幸いである・・・）

　これもJR西日本の悲劇的な事故と（おそらくは）同根であって、行き過ぎた（というのも正確ではない〜誤った、有り得べからざる水準の）”コスト・ダウン”要望から、ついには”しきい値”を越えてしまう、ということでしょう。本来機能維持すべき”ぎりぎりの限界”を科学的、人道的、本能的に見極められない。それと、もうひとつ〜あくまでワタシの主観に過ぎないが、関係者の何人かは（テレビで見る限り、最初っからの印象だけれど）「人相が卑しい」・・・どうも怪しい。むしろ事件の発端である姉歯氏の気弱さが際立ちましたね。そして、とうとう関係者に自殺者まで・・・真の犯人・原因はなんなのか。表に出ない”偽造”はまだまだ存在するのではないか。

　そして、おそらくこの業界（建設関係か）に深刻なる再編成を及ぼすことになるでしょう。マンション購入熱は一気に冷えちゃう。ここ数年話題になった「産地偽装」食品などを見ても、コンプライアンス（法令遵守）などムズかしいことを言わぬでも、「正直であれ」という当たり前のことが大切だ、という結論でしょう。目先の利益を浅ましく追いかけて、すべてを失う。この国はどうなってしまったのか。

　先月”煮詰まった”話題に触れたが、この「近況」、「音楽日誌」、【♪ KechiKechi Classics ♪】、いえいえワタシの生き方そのものがワン・パターンかマンネリか、そもそも・・・何も考えてはいないのか。ワタシは、まず走り出すほうだし、走りながら考える、いや、走ったあとに考える・・・ちがうね。走ったあとにだって、やっぱり何も考えていない。学んでいない。これは自己卑下でもなくて、じゃ、どれだけ考えているやつがいるんだ、と毒づいてみたくもなる。そもそも”考える”とはなにか、という根本問題もあります。とにかくワタシは走り続けた、ということです。ちょっと疲れた。

　2005年は大殺界の真っ最中だったそう（女房見立てによる・・・怪しいもんだけれど）で、いや、まさにその通り、鬱々と苦しく、楽しく、笑いと怒りと汗、空回りと言い訳、酒と対話に充ちた毎日〜そんな一年もあっという間に過ぎ去るものです。ネタは尽きており、アイデアは枯渇しております。これぞ”煮詰まる”状態か。お仕事も、サイトも年賀状（執筆準備）も、ぜ〜んぶそんな状態。（そういえば今年はいつになく知人に「喪中」が多い。これは”世代”ですな）人間は慣れてしまうものであり、ワタシは特に生来の飽き性であります。元祖・三日坊主か。

　ことしもいろいろあった。たくさん（安い）CDを買ったし、音楽も聴いた。時間的に不如意だと、廉価盤を苦労して探す手間を惜しむようになることに反省。ワタシは休まず仕事に通い、サイトを更新し続け、スポーツクラブへ通い、元祖・三日坊主は、いつのまにか中年の坂を転がり落ちつつあります。「ワン・パターンかマンネリ」な毎日に間違いないが、季節は移ろい、また新しい年がやってくる〜自分はなにも変わらないかも知れないが、月日と環境はすべて一新させ、新鮮な空気と希望を（きっと）胸に充たすことができるんです。

　あと一ヶ月、残された2005年を愛おしんで、音楽でも聴きつつゆるゆる過ごしましょう。シリを人ごとにせず、文句ばかり言うまい。体調なんとか維持して新しい年を迎えたいものです。（性に合わん真面目なことを書いてしもた）

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