2004年2月広島原爆ドーム

近況


なんやらバタバタと、寒いような、後半暖かくなったような(そりゃ当たり前か)、借りているサイトの調子悪かったり、体調も悪いような、ま、前月よりマシ、みたいな、お仕事に追われたような、酒席も多かったみたいな、いっぱい音楽聴いたような、不思議な一ヶ月でした。そういえばポータブルCDプレーヤーを買い替えたり、パソコンのディスプレイを交換したり、ああ、そもそもOS入れ替えしたのも先月じゃない。「年末年始いっぱいCD買っちゃったから2月は自粛じゃ」と思っていたら、終盤もう一気に、怒濤のように購入しちゃって、こういう時は心身共に充実している証拠なんです・・・(と、自分で自分に言い訳してみたい年頃。そろそろ誕生日だ・・・少々憂鬱)

でもね、自分には経済的なバランス感覚があるみたいで、「使い過ぎちゃった」「お小遣いが足りなくなって困った」経験ってあまりない。(競馬競輪競艇パチンコ宝くじ、以上一切経験なし。飲みだして止まらなくて、とことん、みたいな経験もなし)「ワタシなりのCD時代」となって、そろそろ15年くらいと思うけど、使っている金額は毎月変わらない〜むしろLP時代最終盤より減っていると思います。そのくらいCDの単価相場は下がっていて、廉価盤を探すのに苦労はなくなりました。ま、湯水の如くCDは買っていて、当然、全部は聴けないのは恥ずかしい。

(以前にも書いたが)そのメカニズム〜ある日新しい(安い)CDを購入・・・ああ、そういえばこの曲(または演奏家、類する作品など)別なCDで持っていたよね・・・と棚を探すとちゃんと出てきます。まず、それから確認。ほえぇ、けっこう良いじゃん、なんて、そういえば●×もあったはず・・・なんてやっていると、肝心の新規に購入したCDの存在はいつの間にやら忘却の彼方へ・・・でもね、いつの日にかちゃんと聴きます。たいていちゃんと聴いている・・・はず。真面目にコメントも付けているでしょ?「音楽日誌」やら、CLASSIC ちょろ聴きとか、もちろん本文とか。

ワタシはCDをこだわりなど持たず、ひたすら「価格基準」で購入している(いろいろ偏らず聴いてますよ)し、先入観は持たないで(予想はします)聴いております。一度だけ聴いて「ダメ」とは判断しません。あとで考え方やら好みは変わりますから。逆に「おお、良いじゃないの、なかなか」なんて思っていたが、その後ある日聴いてみたらサッパリ、ということだって有。で、ようやく「近況」へ。

● 最近、「歴史的録音」がやや苦手となった〜これは「Historyレーベル」の(類の)買い過ぎかな?安いし、先人の個性的な表現には学ぶべきものも多いんだけど、復刻が良心的でないものもけっこうあるし、そもそも表現的に「?」かな、というものも希にあります。クロアチアVIRTUOSOの「アーベントロート」(3セット分12枚)なんか、けっこう聴いていてツラい。大好きなはずのシューリヒト(History 205639 10枚組 2,290円)かなりの比率で楽しめません。もちろん、ココロ奪われるようなセットもたくさんあるけれど。(ワルター、メンゲルベルク、辺りはとてもよかった)

● 録音状態が気になる〜上記と裏返しの関係かな?「音質など我関知せず!」と豪語していた頃が懐かしい。例えば、BBSでも話題となった「幻想」〜C.デイヴィス/コンセルトヘボウ(1974年)とか、Ravel 「ダフニス」全曲〜ハイティンク/ボストン響(1989年・・・ああ、PHILIPSばかりだ)などの、中低音が豊かで、ホールトーンの奥行きが生かされている暖色系の音が、じつにキモチがよろしい。EMIの奥行きのない、低音が薄い録音が恨めしい・・・このことはずいぶんと以前から言及していましたね。もちろん、歴史的録音の範疇でもちゃんと聞きやすい音ってあるんですけどね。(Qdiscのベイヌム11枚組などが代表例・・・って、これは結局コンセルトヘボウというホールの音響が好きだ、というかな?ワルター/ウィーン・フィル1952年の「大地の歌」なんつう別格すっごいのもあったね)

● かつて楽しんできた新興Brucknerに対して少々動揺が・・・〜これは主にティントナー(NAXOS)のことです。このサイト開設(1998年)時期に、なんとなくブームになっていて(いまでも彼のCD売れてますよね)けっこう一生懸命聴いたけど、いまや「あの感動よ、何処へ?」状態。オケのテンションが気になります。バルビローリ盤も正直再聴が怖い。ま、ティントナーとは意味合いは違うが、レーグナーやらスクロヴァチェフスキのも最近聴いておりません。インバルとか、ヨッフムとかは聴いていて、そしてやはり「歴史的録音」は少々敬遠気味・・・です。正直。

● やってきましたBeethoven ブーム再来!〜数年来、Beeやんが聴けなくてずいぶんと悩みました。自分のサイトを振り返ると、1999年頃、ジンマン交響曲全集の出現とともに「Beethoven マイ・ブーム」がやってきているんですね。ところが、やがて数年間に渡る大スランプへ・・・これは、やはり歴史的録音ばかり聴いてきたからかな?(でも、ケンペとかも聴いているし不思議)で、ことし始めにセルを聴いたのがキッカケですか?数日前、クリュイタンス/ベルリン・フィルの第5番(1958年)、ジンマン/トーンハレ管の第7番(1997年。あの自由勝手気儘なオーボエの節回し!許せますか)にすっかり感心。(その前に、シューリヒト/フランス国立放送管「英雄」〜1963年の峻厳さっぱり演奏にも出会っていたっけ)それ以来、苦もなく「聴ける」ようになりました。

「聴ける」とは、自分なりの考えを持って、批判も含めて「楽しめる」ということなんです。ヘロ演奏なんかもね。(ワタシにとってMozart が代表例)出張にクリュイタンス全集を持ち出してじっくり聴きました。このバランス感覚と、厚みのあるオケの魅力が理解できないなんて!(録音にはいろいろ不満有〜とくに弦が美しく響かない)BBSで挑発されて、しかたがなく購入したロイヤル・フィル全集(数人の指揮者による。RPO 203320 205297〜9-305 6枚組1,280円)だって、テンション高いアンサンブルと集中力にココロ奪われました。(鮮明なる録音が売り、らしいが、ワタシ個人的には各楽器の定位が明確でないのが少々気になる〜贅沢な!)

ようはするに、精神的なテンションが一定高まらないとBeethoven は聴けないよ、ということなのかな?先日、苦手Shostakovichだって、ペーテル・ヤブロンスキー(第1番1991年録音)クリスティーナ・オルティス(第2番1989年録音)で、ピアノ協奏曲の魅力には目覚めちゃいましたね。

こうして春とともに音楽に目覚めていくのか・・・さて、カラダをもっと鍛えなくっちゃ。

(2004年3月1日)

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written by wabisuke hayashi