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音楽日誌 蓮の花
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2026年9月某日/ 引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

東海関東甲信地方は大雨の予報、こちらは終日小雨程度。幾度続いて南洋より台風接近中。ことしはヘンな当たり年になっております。全国あちこち水不足は解消されたのでしょうか。今朝はちょっと寒いくらい。

昨日朝、やはり朝一番は右腰に若干の違和感は残るけれど、著しい快復を自覚しつつ100%の力の入れ具合にストレッチ実施して何処にも違和感ははありません。三分ほどのカンタンなエアロビクスでは物足りないので、6分ほど腰を振り続けるものを追加してから市立体育館を目指しました。隔日筋トレは二回休んで復活、月間定期を更新してトレーニングルームに入りました。とっても空いていていつも通り、順繰りマシンを使って、負荷をとくに落とさなくても大丈夫でした。ほぼ一週間弱ぶりの鍛錬なのでエアロバイク15分は省略。ま、往復4kmのウォーキングでも有酸素運動は充分ですから。シャワーを使って気分は爽快。

夕方、整骨院にてマッサージ実施。夕方時点、右腰にまったく痛みはありません。今朝の体重は66.9kg+500。あきらかに夜喰い過ぎました。今朝これより歯科医へ歯の治療(おそらくこれで完了)回数券使い切って今回ラスト整骨院経由、爺友との昼酒の約束有。体調がよろしくなければ、酒も美味くないのは当たり前。

国が健康寿命の指標のひとつとする「日常生活動作が自立している期間の平均」2024年の長野県の男性が80.9年、女性は85.0年となり、ともに全国1位だったそう。指標は国民健康保険中央会(東京)が要介護度認定状況を基に算出。全国平均は男性が79.7年、女性が84.1年とのこと。長野県、優秀ですね。
これは厚労省データである「健康寿命」男性が72.57歳、女性が75.45歳 とどう違うのでしょうか。どちらがリアルなのか、自分は寿命よりこちらを気にして人生設計しているつもりだけれど、いずれ「平均値」。職場の知り合いは60歳定年前年(退職金をもらう直前)に、大学の一番親しかった先輩は66歳で亡くなって、 自分の現在の年齢と逆転してしまいました。
平均寿命は女性が87.33歳、男性が81.35歳 。身体の自由がまったく効かなかったら人生オモロないし、惚けたりしたら周りに迷惑掛けてしまう。まず元気で、できるだけ自分のことは自分で・・・そう思って日々努力しているつもりだけれど、人生はなかなか思うようにならぬものです。

PHILIPS 442 050-2Mahler 交響曲第8番 変ホ長調〜ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団/アムステルダム・トーンクンスト合唱団/デ・ステム・デス・フォルクス/コレギウム・ムジクム・アムステルダメンセ/聖ウィリブロルド教会&聖ピウス10世教会児童合唱団/罪深き女-イレアナ・コトルバシュ(s)/贖罪の女-グレートヒェン-ヘザー・ハーパー(s)/栄光の聖母-ハネケ・ファン・ボルク(s)/サマリアの女-ビルギット・フィニレ(a)/エジプトのマリア-マリアンネ・ディーレマン(a)/マリア崇拝の博士-ウィリアム・コクラン(t)/法悦の神父-ヘルマン・プライ(br)/瞑想の神父-ハンス・セティン(b)(1971年)・・・Bernard Haitink(1929-2021阿蘭陀)による、おそらくこの作品唯一の録音。当時42歳ですよ。未だ世間的には巨匠と認知されず、同年の録音であるジョージ・ショルティのデーハーにパワフルなな英DECCA録音に比べて、こちらずいぶんとマイルドに、ジミなバランス演奏と感じます。合唱がちょっと遠く感じる〜というか、巨大なる演奏空間をしっかり伝えるもの。響きは団子にならず、混迷に濁りはありません。
初演は1910年、熱狂的な大成功だったとのこと。四管編成に多種多様な打楽器、オルガン、声楽陣揃えて千人を超えるのは宣伝文句だけじゃないとのこと。若い頃、FMから流れたバーンスタインの演奏(1966年)は、阿鼻叫喚混沌混迷状態に作品全容を理解できず、その美しい旋律と、陶酔を堪能できるようになったのはずっと後年でした。
正直なところ、トラック分けがどうもよくわからない。ちょっと頓珍漢になっているかも。大好きなMahlerだけど、大曲に集中して聴いていくのはタイヘンな根性が必要でした。
第1部 賛歌「来れ、創造主なる聖霊」オルガンと合唱、管弦楽の力強い響きは充実した始まり、大仰な詠嘆表現に過ぎず、ストレートに誠実素直な勢いと厚みに充たされたもの。名手を揃えて声楽ソロの掛け合いも表情豊か。
(1) "Veni, creator spiritus" (来れ、創造主なる聖霊)(1:24)
(2) "Imple superna gratia" (天の恵みで満たしたまえ)(3:01)
(3) "Infirma nostri corporis" (我らの肉体の弱きを)(3:37)
(4) "Accende lumen sensibus" (我らの五感に光を掲げ)(2:51)激しい間奏から児童合唱参入、合唱が最大パワーに炸裂!
(5) "Veni, creator spiritus" (来れ、創造主なる聖霊/ 再現部)(2:29)冒頭のパワフルな主題が回帰。
(6) "Gloria sit Patri Domino" (父なる神に栄光あれ)(3:23)歓喜の頂点へ。

第2部 ゲーテの「ファウスト」(Goetheの戯曲による)
(7) 序奏(Poco adagio)静かに瞑想的な管弦楽は緩徐楽章のはじまり。アクセントしっかりとして厚みのある響き。(5:05-3:00)
(8) "Waldung, sie schwankt heran" (森がざわめき寄り集まる/ 聖なる隠者たちの合唱)男声合唱の弱音による神秘的な森。(3:23)
(9) "Ewiger Wonnebrand" (永遠の歓喜の炎/ 法悦の神父)ヘルマン・プライ(br)の甘美なソロ。(1:23)
(10) "Wie Felsenabgrund mir zu Fusen" (岩の深淵が我が足元に/ 瞑想の神父)ハンス・セティン(b)は重厚かつ堂々とした雄弁に貫禄たっぷり。管弦楽の有機的なフォローも印象的。(4:35)
(11) "Gerettet ist das edle Glied" (気高き霊のひとつの魂が救われた/天使たちの合唱)可憐な女性合唱と児童合唱による、ファウストの魂の救済。(1:04)
(12) "Uns bleibt ein Erdenrest" (地上の名残が我らには残る/より完全な天使たち)(2:14)
(13) "Ich spur' soeben" (たった今感じる/ 昇天した少年たちの合唱)(1:52)
(14) "Hier ist die Aussicht frei" (ここからの見晴らしは開けている/マリア崇拝の博士)ウィリアム・コクラン(t)による清潔明朗前向きなソロ。
(15) "Hochste Herrscherin world!" (世界の最高位の女王よ!)引き続き感極まったテナーと、静かな合唱の絡み合い。(5:45)
(16) "Dir, der Unberuhrbaren" (けがれなき君なれば /栄光の聖母の降臨)静謐な管弦楽団に始まり、弱音の男声合唱から女声合唱へ。ハネケ・ファン・ボルク(s)はまるで天上の声。(3:34)
(17) "Bei der Liebe, die den Fusen" (足元に愛を注いだ/ 罪深き女たちの三重唱)女性ソロ三人による美しいハーモニー。
(18) "Neige, neige, du Ohnegleiche" (傾けたまえ、類なき君よ/贖罪の女/グレートヒェン)ヘザー・ハーパーによる落ち着いて気品ある祈り。(6:00)
(19) "Er uberwachst uns schon" (彼はすでに我らを超えて育っていく/ 昇天した少年たち)無垢な少年合唱の声へ。そして貫禄のヘザー・ハーパーが絡みます。(4:25)
(20) "Komm! hebe dich zu hohern Spharen!" (来なさい、より高き天へ登りなさい/ 栄光の聖母)「すべての悔いを知る心優しき者よ」マリア崇敬の博士が感極まって歌う。極限デリケートな弱音から〜(5:45)
(21) "Alles Vergangliche ist nur ein Gleichnis" (すべて無常のものは単なる比喩にすぎない / 神秘の合唱) 最弱音から慎重に、ていねいに声楽全員が絡み合って荘厳に敬虔。やがて全団員がそっと参入して、もりもりと高揚感を高めて大爆発しても響きは濁らず、力みも感じさせない。オルガンも打楽器も金管も突出せず、感動的なクライマックスを迎えました。(5:07)

Aleksandr Orlov(1873-1948露西亜)Sarasate ツィゴイネルワイゼン〜レオニード・コーガン(v)/アレクサンドル・オルロフ/全ソヴィエット放送大交響楽団(1946年)・・・Aleksandr Orlov(1873-1948露西亜)の珍しい、貴重な音源を露西亜の怪しいサイトよりダウンロードしたけれど、文字化けして作品演奏家ともなかなか特定が難しい。
誰でも知っている1878年「ジプシー(ロマ)の旋律」とってもクサく濃厚濃密な超絶技巧作品。ハイフェッツを先頭に腕利きヴァイオリニストには必須の名曲でしょう。再生したら作品はすぐにわかったけれど、誰の演奏なのか?貧しい音質の中から胸のすくような美しい音色に、端正に正確な歌、陰影表情豊かなヴァイオリンにすっかり魅せられました・・・やがてそれはLeonid Kogan(1924-1982烏克蘭)であることがわかって納得。ラスト「チャールダッシュ/フリスカ」は爽快に駆け抜けました。Moderato-Lento a capriccio-Un peu plus lent-Allegro molto vivace(8:28)


2026年9月某日/ 引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日午前中は曇り、前日夜涼しく、久々に途中覚醒なくしっかり眠れました。朝、寝起きに右腰の鈍い痛みは微妙に残って(昨日書いたように)ストレッチのいくつか、70%ほど実施してみて様子見、膝の可動域は充分、座位から両脚を引き寄せての前倒し腰屈伸はぎりぎり、ちょっぴり額が床に着きました。未だ腰の鈍い痛みに10秒間維持はムリ。股関節回しや両脚横倒しもいつもの半分、両脚を上げ下げする腹筋も同様に控えめ、膝抱え込みは大丈夫。そしてプランク30秒にて久々のストレッチ完了。3分ほどの軽いエアロビクスも実施(ちょっぴりスクワット有)我流鍛錬だけど、昼頃整骨院のお兄さんにマッサージお願いして、結果夕方痛みはほぼ消えました。本日よりそっとゆる筋トレも復活、負荷を抑えて再開しましょう。施術回数券は本日含め、あと2回残っております。

夕方より本格的な雨模様。今朝は上がっております。今朝の体重は66.4kg▲150g。

今回軽度のぎっくり腰を経験して、いろいろ反省点がありました。短いエアロビクス、ゆる筋トレさておき、毎日のストレッチは欠かさず肩腰膝など関節可動域を確保をしていたつもり 〜だけどここ半年?一年くらい微妙な腰の痛みは継続して、とうとうぎっくり腰へ至る・・・なにごともシロウト我流はあかんのですね。YouTube動画をじっくり拝見して、動きや所作を変えてみましょう。内臓脂肪を減らす努力もいろいろ検討しないとなぁ、体重は66kg台を行ったり来たり、停滞しております。

中村ゆりさん逝去。44歳はあまりに若い。美しい女優さんでしたよ。「佳人薄命」〜なんとも云えぬ寂しい気持ちになりました。ドラマ「今夜はコの字で」はTVerで取り上げられないでしょうか。
もちろん彼岸に渡ったご高齢の方にも感慨はあります。懐かしい三原綱木さん(80歳)も亡くなりました。合掌。

BBC BBCL 4023-2Mussorgsky/Ravel編 組曲「展覧会の絵」/Tchaikovsky 交響曲 第6番ロ短調「悲愴」〜カルロ・マリア・ジュリーニ/フィルハーモニア管弦楽団(1961年ライヴ/モノラル)・・・のちのセッション録音をイメージすると時代相応より音質はちょっと苦しいけれど、これはこれでかなりの解像度。ライヴとは思えぬ緻密な完成度にいくつかのネットには高い評価が並んでおります。敬愛するCarlo Maria Giulini(1914-2005伊太利)がロンドンを中心に盛んに活躍して、録音していた頃の記録。4年ほど前にちょろ聴きした記録が残っておりました。
Pictures at an Exhibition (arr.Ravel for orchestra) 初演は1922年(クーセヴィツキー/巴里)野趣に富んだ原曲にRavelが極色彩の管弦楽化を施した稀代の人気作品。速めのテンポにオーケストラの技量に優れ、緻密なアンサンブルに要所をしっかり歌う立派な演奏。自分にとっては1976年シカゴ交響楽団とのストイックに辛口な集中力が刷り込み、悪くないけど〜そんなイメージの違いを感じて、いまひとつ愉しめませんでした。最近拝聴したシャルル・デュトワの色彩感も懐かしく思い出しておりました。
「Promenade」(1:41) 「Gnomus」(2:22) 「Promenade」(1:02) 「Vecchio Castello」(4:15) 「Promenade」(0:33) 「Tuileries」(1:13) 「Bydlo」(2:24) 「Promenade」(0:42) 「Ballet Des Petits Poussins Dans Leurs Coques」(1:18) 「Samuel Goldenberg und Schmuyle」(2:14) 「Limoges ? Le Marche」(1:18) 「Catacombae: Sepulcrum Romanum」(1:54) 「Con Mortuis In Lingua Mortua」(1:57) 「La Cabane Sur Des Pattes de Poule (Baba-Yaga)」(3:16) 「La Grande Porte de Kiev」(4:55)
Symphony No. 6 in B Minor, Op. 74, "Pathetique"「悲愴」には1959年のセッション録音がありました。こちらのライヴのほうが表情豊かに上出来との声有。こちらも「展覧会の絵」と同様の手応え、立派な演奏に音質も悪くないけれど、どうも印象と手応えがはっきりしません。どこかで再挑戦いたしましょう。申し訳ない。
第1楽章「Adagio - Allegro Non Troppo」(18:50) 第2楽章「Allegro Con Grazia」(7:05) 第3楽章「Allegro Molto Vivace」(8:46) 第4楽章「Finale. Adagio Lamentoso ? Andante」(9:55)

CBS LPデザインde Falla バレエ音楽「恋は魔術師」/Wagner 楽劇「トリスタンとイゾルデ」より第2幕第3幕より「愛の音楽」(ストコフスキーによる管弦楽版)〜レオポルド・ストコフスキー/フィラデルフィア管弦楽団/シャーリー・ヴァーレット(ms)(1960年)・・・幾度も拝聴している音源。音質は良好。Leopold Stokowski(1882-1977英国)とは久々の顔合わせであったフィラデルフィア管弦楽団もゴージャスな響きは絶好調でしょう。
「El amor brujo」の初演は1915年(小規模な八重奏)これは1925年改訂の2管編成、チューブラーベルやピアノが印象的でした。
Shirley Verrett(1931-2010亜米利加)は地声も多用して迫力の歌声*。「火祭りの歌」が一番人気。西班牙情緒たっぷりなリズムと熱気溢れて馴染みの旋律を愉しく、ヴィヴィッドに聴かせてくだいました。
「導入部と情景 (Introduccion y escena)」(0:32) 「洞窟の中で(夜) (En la cueva - La noche)」(2:16) 「苦悩の恋の歌 (Cancion del amor dolido) 」*(1:35) 「亡霊 (El aparecido)」(0:15) 「恐怖の踊り(Danza del terror)」(2:00) 「魔法の輪(漁師の物語) (El circulo magico - Romance del pescador)」(2:29) 「真夜中(呪文) (A media noche - Los sortilegios)」(0:32) 「火祭りの踊り (Danza ritual del fuego)」(3:20) 「情景 (Escena)」(2:18) 「鬼火の歌 (Cancion del fuego fatuo)」*(1:52) 「パントマイム (Pantomima)」(1:32) 「恋の戯れの踊り (Danza del juego de amor)」(6:44) 「終曲:夜明けの鐘 (Final - Las campanas del amanecer)」*(1:19)
Wagner「Tristan und Isolde - Love Music from Acts II and II」はありきたりな「前奏曲」と「愛の死」に非ず、「夜の愛の二重唱」から第3幕の有名な「愛の死(イゾルデの愛の死)」へと至る濃厚濃密な旋律を延々と再構成。色彩豊かに厚みのあるオーケストラの技量を活かして、たっぷり甘美な官能の世界を堪能いたしました。(26:08)


2026年9月某日/ 引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

軽度ぎっくり腰継続中。朝起きた時がちょっと腰が辛いですね。「回復期の運動は」と検索しても、可能なものは限られて、もちろん筋トレは不可。安易な素人ストレッチも危うくて、プランクくらいかなぁ大丈夫なのは。自分は幸い軽度だったので、歩くのはけっこう平気、洗顔や入浴もも大丈夫でした。ウォーキングはOKなんだそう。トレーニングルームに通えないと生活のリズムにはメリハリが足りません。
昨日は11時からの整骨院へ、毎日コミュニティバスにお世話になっております。帰り、ぎりぎり一分時間に遅れて間に合わず、しっかりウォーキングとなったのも佳き運動でしょう。それでも4,000歩程度。運動不足を自覚して、ちょっぴり重い腰も、動き出せば症状軽快の手応えはあります。今朝、ストレッチのいくつか実施してみて、いつ軽い筋トレを再開するか逡巡中。今朝の体重は66.55kg▲200g。

昨日よりVaio-Tap起動したらA JavaScript error〜云々アラート出現。ヘンなウィルスでも拾った?不安になってそのスクリーンショットを検索に掛けたら、Windows Updateに伴う不備なんだそう。なんだか不安です。
男子バレーが一段落して、次は女子バレー亜細亜大会。9月18日(金)よりスタート。不本意な前大会の捲土重来を期待しましょう。

自分はここ数年、夕方以降外に出ることはほとんどない健全な箱入り爺な生活中。数日前、京都でのOB会を早々に切り上げて京阪より京橋経由、JR東西線にて最寄り駅迄到着したのは夜9時半過ぎでした。絶賛ぎっくり腰真っ最中、さんざん歩いて、ほんまはタクシーに乗りたかったけどなかなかこの時間は捕まらない。スマホの電池も切れました。そこで夜道を2kmほど歩くことにして、ご近所夜の情景は滅多に経験できないもの。チェーン店やコンビニ、営業中のスーパーは昼間と変わらないけれど、居酒屋とかスナックとか灯りが点いているのは珍しい景色。寂れた看板だけ、もう営業はしていないやろなぁ、そんな想像をしていた「スナック凸凹」はちゃんと開店して、きっと地域のオアシスになっているのでしょう。それも大切な街の構成要素ですよ。

驚いたのは、こんな時間に女性が精力的にジョギングして、すれ違ったのは二人。この辺りの治安の良さを物語っておりました。現状身動きが不自由な自分には、健全なるナイトランナーを眩しく感じたもの。

Archipel ARPC 0093Scho"nberg モノドラマ「期待」/Sibelius ヴァイオリン協奏曲ニ短調〜ディミトリ・ミトロプーロス/ニューヨーク・フィル/ドロシー・ドウ(s)/ヤッシャ・ハイフェッツ(v)(1951年ライヴ)・・・Dimitri Mitropoulos(1986-1960希臘)によるライヴ音源はまずまずの音質でしょう。
Erwartung」は1924年初演(ツェムリンスキー)意外にも好評だったそう。無調の旋律にひとりの女声が延々と悪夢のような幻想を歌う、無調の作品。ソロと管弦楽も相当の難曲なんだそう。Dorothy Dow(1920-2005亜米利加)による強靭な声、嵐のように絶叫する緻密なオーケストラの迫力、「管弦楽のための5つの小品」を連想させる破壊的な緊張感が続きました。当時も今も、こんな作品でお客は呼べたのでしょうか。(27:43/拍手は収録されない)
Violin Concerto In D Minor Op.47は1904年初演(初稿)現在演奏されるのは1905年の改訂稿。たっぷり浪漫旋律色濃い作品はJascha Heifetz(1901-立陶宛→亜米利加)の十八番でしょう。1959年のステレオ録音は音質良好だけど、あくまでソロ中心、ワルター・ヘンドルの伴奏は添え物だった記憶がありました。こちらミトロプーロスの充実したオーケストラが、ハイフェッツと丁々発止の緊迫した遣り取りが記録されておりました。タイミングははほとんど変わらないけど、テンポは速く感じない。
第1楽章「Allegro Moderato」ラプソディックに濃厚浪漫な旋律は例の如くキレッキレのテクニックに疾走、ミトロプーロスのオーケストトラと濃密に絡み合って高揚いたしました。(13:36)
第2楽章「Adagio Di Molto」懐かしい爽やかな北欧の旅情を感じさせる旋律も、いつもどおりのちょっぴり前のめりな詠嘆に、たっぷり表情豊かにクサく歌うところ。(6:43)
第3楽章「Allegro Ma Non Troppo」快速なフィナーレは軽妙に、涼やかな表情のまま切れ味あるテクニックに疾走して、一気呵成。ニューヨーク・フィルは厚みのあるサウンドにパワフル、自在なソロと対等平等に息を合わせて熱を加えました。(6:30/大喝采有)

英Virgin ClassicsTchaikovsky 幻想序曲「ロメオとジュリエット」/交響曲第6番ロ短調「悲愴」〜アンドルー・リットン/ボーンマス交響楽団(1990年)・・・Andrew Litton(1959-亜米利加)がボーンマス交響楽団の首席を務めたのが1988-1994年、その時期にTchaikovksyの交響曲全曲を録音しておりました。英Virginの録音は高音が伸びず、いまいちジミな印象、オーケストラのちょぴり粗い、粗削りなサウンドを味わうことは可能でした。
Romeo and Juliet Fantasy Overtureは1870年。評判はよろしくなくて、その後2回改訂したそう。二管編成をベースにピッコロを加え、ホルン4本、トロンボーン3本、トランペット2本、チューバ、ティンパニ、大太鼓、シンバルも加えて厚みのある響きを実現しております。
穏やかな序奏部(ロランス神父)から緊張感漂う「モンタギュー家とキャピュレット家の争い」、甘い「ロメオとジュリエットの愛」を経、それが激しく絡み合う展開部へ。激しいクライマックスからラスト「永遠の愛」を暗示して静かに終わる名曲。劇的に甘い旋律を質実に中庸のテンポ、手堅い表現にまとめた演奏でした。(20:09)
交響曲第6番ロ短調「悲愴」は1893年のラスト作品。二管編成、前曲とほとんど同じ+銅鑼が入りました。以下、いろいろ難癖付けたけれど、けっこうしっかり作品を堪能できる佳き演奏でした。
第1楽章「Adagio - Allegro non troppo」ファゴットの重苦しい序奏から、甘美な第2主題へ。中盤は劇的な爆発があって、実直なな表現にパワーは充分だけど音質印象か、響きの洗練に足りぬような印象もありました。(18:53)
第2楽章「Allegro con grazia」優雅な5/4拍子に弦が甘く歌う魅惑の楽章。ここも蠱惑な音色や節回しを強調しない穏健な表現に、色気は足りないかも。これがボーンマス交響楽団のサウンドでしょうか。(7:43)
第3楽章「Allegro molto vivace」呟くような軽快ユーモラスなスケルツォの始まり。それはやがて決然とした行進曲へ熱を高めて〜ここのティンパニや金管の精一杯の爆発も努力賞もの。大太鼓の重低音にダメ押しのシンバルが登場して、アンサンブルは誠実に爽快に盛り上げるけれど、度肝を抜くような迫力には至らない。ラスト過熱するテンポ・アップには説得力がありました。(9:01)
第4楽章「Adagio lamentoso」たっぷり嘆きの弦に哀しいフルートが絡む始まり。ここもウェットな泣きを強調しない、淡々とていねいな流れが続きました。過去の懐かしい思い出を振り返るような甘美な旋律は、粛々と高揚し詠嘆するけれど、弦の響きにはいまいち洗練が足りない。そして絶望的な銅鑼は残念〜いまいち響かない。そして力尽き、息絶えるように全曲を閉じました。(11:15)


2026年9月某日/ 引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日はけっこう暑さが戻りました。東北、北陸方面では幾度繰り返し激しい雨が予想されているそう。

月曜を迎えて勝手に快復期と考えているけれど、右腰に鈍い痛みは残って、座ったり寝ている状態からの起き上がりには困難が伴います。今更なんやけど、数か月前右腰奥の鈍い痛み(背中の不快感も)を思い出して、それは内臓の病と類推(健康診断の結果は無罪放免)じつはぎっくり腰の前兆だったと現在ならそう理解できます。前夜は遅くに就寝したのに、恒例途中覚醒は同じ、二度寝して寝坊いたしました。ストレッチもエアロビクスも、もちろん筋トレも叶わぬ身上であります。日曜の整骨院は混んでいるらしく、夕方5時からの施術となりました。7回分の高〜い回数券を購入してあるので使い切るまえの全快を目指しましょう。

今週木曜には奥歯の再生完了予定なので、その辺り迄にはストレッチや筋トレは再開できないでしょうか。総歩数は4,000歩程度、今朝の体重は66.7kg▲350g。

前日夜の大学OB会は体調もなんとか大丈夫、結果としてとっても愉しかった。あたりまえだけど、こうしてわざわざ全国各地より京都会場に参加できるということは、体調良好+経済的にも余裕があるということ。昨日書いたけれど、今回は諸先輩の体調不良やドクターストップが目立つのも世代故でしょう。

皆引退年齢に至って、現役で働いている人もけっこういて、一番出世は京都有名私学の大学教授(三期下/女性)早めにリタイアして社会保険労務士の個人事務所を開いた後輩は、学生時代同じアパートに住んでおりました。二か月前にも京都で呑んだ一年先輩は英会話教室を開いております。資格や特技と努力があれば人生つぶしが効くのですね。親から受け継いだ北関東の中小企業二つの社長は一年先輩、ひとつはようやく次世代に引き継いだとのこと。お仕事引退して家業である農業に従事している人はふたり、付近の状況も含めてかなり厳しい見通しでした。ほとんど引退しているけれど、教師になった人が多くて、人員不足にフルタイム現役応援勤務している例も。

とても字のきれいな一年先輩(男性)は、いつも羨ましく思っておりました。そんな話をしたら「いえいえ、あなたのみごとな弁舌にはいつも感心してましたよ」〜結局、自分は口先だけでサラリーマン人生を乗り切って、息子を大学まで出して、現在安閑とした引退生活を送っている・・・そんなところかな?元気で過ごせたらそれだけで一番シアワセなのでしょう。

夜はバレー男子アジア選手権決勝・伊蘭戦。その前朝一番に準決勝韓国戦を録画にてじっくり全部拝見。問題は3−0という結果じゃなくて内容ですよ。韓国にまともな動きをさせず、完璧な封じ込め状態。日本チームは自由自在に遣りたい放題、連戦で疲れもあるのにミスもなく完成度高いですね。3位決定戦では濠太剌利を破ったそう。
そして決勝は3-0勝利。だけど、伊蘭は若く、高く、強力な攻撃、ブロックに左攻撃は連続して阻まれ、サーブも前日よりは決らない。なんとか要所を抑えて、西田の攻撃は有効、山本のディフェンスも冴えて、ようやく勝ったといった印象でした。これで五輪切符確定。

沖縄は現職玉城さん敗北。これも風と云うか流れかなぁ。あとは新しい知事の動きに注目いたしましょう。

GMS 500.071Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜アントン・ナヌート/リュブリャナ放送交響楽団(1980年代の録音)・・・とっても恥ずかしい昔の言及が残って「GMS 500.071」という番号で検索しても、【♪ KechiKechi Classics ♪】しか出現しません。6種以上のメーカーよりCDは発売された音源だそう。Anton Nanut(1932-2017斯洛文尼亜)は1990年代駅売りとかワゴン販売、CD付雑誌の常連でした。2009年には来日を果たしたそう。
1904年初演(作曲者/ケルン)四管編成+7種の打楽器、ハープも入る大編成。21世紀の大人気演目。
今一歩のオーケストラの厚みや、今一歩重低音の押し出しが欲しいところだけれど、予想外にオーケストラの力量を感じさせて、音質の鮮度、解像度もさほどに悪くない。どの楽章も中庸の適正なテンポに、堂々たる立派な演奏でした。
第1楽章「Trauermarsch: In gemessenem Schritt. Streng. Wie ein Kondukt(葬送行進曲)」冒頭のトランペットから牧歌的に、鋭角な切れ味とは無縁の金管の響き。葬送行進曲は狂喜と切迫に非ず、穏健に粛々とした歩みでした。(11:43)
第2楽章「Sturmisch bewegt, mit grosster Vehemenz(嵐のように激しく。いっそう激しさをもって)」表題指示通りの嵐のように激しい迫力と緊張感充分。打楽器と金管は狂気に乱舞するけれど、耳をつんざくような怒涛の圧は感じさせない。(13:13)
第3楽章「Scherzo: Kraftig, nicht zu schnell(スケルツォ)」ここはホルンのソロ(かなりの技量だけど、ややジミな感じ)が印象的に活躍するところ。舞曲としてのノリは充分、わずかにアンサンブルの乱れ、切迫感や押し出しが弱いマイルドなサウンドはこのオーケストラの個性でしょう。低音がもっと欲しいと感じるのは録音のせいなのか。ラストの追い込みは迫力充分でした。(15:30)
第4楽章「Adagietto: Sehr langsam(アダージエット)」弦楽とハープに演奏される官能的な緩徐楽章。ここは一番人気でしょう。デリケートに淡々、飾りのない弦の流れには抑制を感じさせました。(9:05)
第5楽章「Finale: Rondo: Allegro - Allegro giocoso(ロンド=フィナーレ)」冒頭のホルンもファゴットも牧歌的な響き。明るい風情、マイルドにフィナーレは始まりました。すっきり清潔な流れにテンポはやや速め、素直なフレージングも詠嘆表現とは遠く、鋭くない、前のめりに暑苦しくもない精一杯の高揚を迎えました。(13:45)

Dutton Epoch CDLX 7237近代英国音楽の秘曲〜ジョン・ウィルソン/BBCコンサート・オーケストラ(2009年)・・・作品名は初耳。ほとんど初録音らしい。BBC Concert Orchestraは国営放送唯一のポップス・オーケストラだそう(団員50名)。John Wilson(1972-英国)は珍しい英国作品を意欲的に取り上げて録音を続けているとのこと。日本ではかなり著名な英国音楽でも不人気らしくて、ましてや秘曲集なんて・・・じつにジミに落ち着いて、淡彩な作品が粛々と続きました。
Alwyn「Overture In The Form Of A Serenade(小夜曲の形式による序曲)1946年」The London Chorus/Micaela Haslam(s) 上機嫌に穏健、剽軽な風情な旋律が控えめに躍動したしました。ソプラノや合唱ののヴォカリーズは神秘かつ快活でした。(5:55)
Vaughan Williamsの秘曲である「Heroic Elegy(英雄的哀歌)」これはトロンボーン・ソロ?ですか、深淵な嘆きが延々と歩んで、雄弁に高揚します。(7:17)「Triumphal Epilogue(凱旋のエピローグ)」茫洋として静謐、デリケート、いかにもRVWらしい爽やかな情景が広がる名曲。後半に至って快活壮麗な爆発がやてきました。(1901年/1902年改訂) Roderick Elms(or)(12:46)
York Bowen(1884-1961英国)Orchestral Poem 'Eventide', Op. 69(管弦楽詩「夕暮れ」)1922年Roderick Elms(or) 深く呼吸して、小声で囁くような静謐な作品。(13:10)
Alwyn「Prelude(前奏曲)1925年」悲劇を予感させるように情感が揺れて、哀しく劇的、短い序曲。(2:11)
Blackdown」A Tone Poem From The Surrey Hills(「ブラックダウン」サリーの丘からの交響詩/1926年)」そっと静かなヴァイオリンから始まって、それに木管も加わって、遠く涼やかな薄曇りの情景が広がる、いかにも英国風情に静謐な作品。(5:00)
Peter Pan Suite(ピーター・パン組曲/1923年)映画音楽ですか?弱音ばかリ続いて、ラストにようやく動きが出てきました。
Peter Pan」は微睡むようにそっとした始まり(1:13)Tinker Bell」きらきらした妖精の浮遊(1:09)The Lost Boys In The Never-Never Land」これも寂しげに静謐(2:16)Captain Hook」怪しく勇壮なアクセントがちょっぴり。(0:46)
「Ad Infinitum」A Satire For Orchestra(「無限に」 管弦楽のための風刺画/1929年)緊張感のある金管とティンパニに始まって、ちょっと劇的、時に雄弁な旋律が広がりました。(7:02)
Parry「Hypatia」 Incidental Music(劇付随音楽「ヒュパティア」/1892年)
「Andante (Hypatia And Philammon)」 Act 3: Entr'acte とっても甘く、優しい愛の歌。(4:51)
「Allegretto (Ruth And Orestes) 」Entr'acte Before Act 2 懐かしく静謐な風情(4:05)
「Moderato Alla Marcia (Orestes' March)」 Act 4, Scene 2 勇壮な大団円風ファンファーレ。(4:08)


2026年9月某日/ 引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

前夜は連続途中覚醒。季節の変わり目に温度調節は難しく汗が出て、二度寝いたしました。就寝前に軽快の手応えも、土曜朝目覚めると右腰症状悪化へ、YouTubeにぎっくり腰症状緩和のストレッチなど検索して、そろりと身体を動かして、もちろんゆる筋トレは断念中。昼に整骨院を予約して、症状改善しなければ京都迄一時間半の工程は耐えられません。なんせ初体験なので、腰痛発症時に「ぎっくり腰」自覚はなかったし、その発症の経緯もようわからない。更にその直後の筋トレが症状悪化させておりました。YouTubeに情報を求めると、急にぎく! ばかりじゃなくて、積年の負担や不具合がある日限界を超えて〜みたいなパターンもあるとのこと。自分はそっちやな、コンピューター前のバランス・チェアにはここ半年くらい、ちゃんと座れなくなっておりました。症状は行ったりきたり、いつになったら日常鍛錬できる生活に戻れるのか。

往復コミュニティバスに通院して、自宅に一休みしてから京都午後6時からの会場に出掛けました。「京都はどんな気温か」との東京より壱年先輩のLINEに「タンクトップで!」と悪態を付いた関係もあって、今更ドタキャンもできません。幸い症状は悪化せず、往復の電車中座れて大きな問題なく参加出来。京都は相変わらずガイジンさん多数に溢れておりました。
今回は自分より先輩常連が数人、体調不良やドクターストップに欠席、代わりに後輩がけっこう来訪しました。皆引退年齢に至って、現在糖尿病治療中の先輩、ことし尿道閉塞を経験した同期もいて、加齢に伴うリスクを抱えておりました。自分だって絶賛ぎっくり腰発症中。申し訳ないけれど、50年ぶり?に会う女性数人が俄かには誰か思い出せない。後輩より「ぜんぜん変わりませんね」との声はお追従と配慮でしょう。(ここ最近急激に髪は薄くなっている)もちろん二次会は失礼して早々に大阪に戻って、最寄りの駅よりタクシーを拾える可能性は低く、30分弱歩いて夜遅くに帰宅いたしました。一日の総歩数は壱萬七仟歩を超えました。

昼食をしっかり喰って、夜かなり呑んで喰った結果は67.05kg+700g。自業自得。あまり身体を動かせないのがつらいもの。

結果しか見ていないけれど男子バレー対韓国戦準決勝。相手は根性入ってるだろうから油断禁物、結果3-0勝利、スコアも一方的。今夜決勝は強豪・伊蘭だけど、夕方より整骨院の施術が入って、ぎりぎり間に合うと思います。

Tafelmusik Media TMK1034Beethoven 交響曲第6番ヘ長調「田園」〜ブルーノ・ヴァイル/ターフェル・ムジーク(2004年)・・・スワロフスキー門下Bruno Weil(1949-独逸)が加奈陀の古楽器アンサンブルを率いて録音した交響曲全集より。ベーレンライター版。世評は割れて、一部ネットに検索できる「オケは物足りなく、深い感動が表現されていない。全体的に不完全燃焼」「大編成に負けないオケの表現力を身につけて欲しい」との声は、重厚長大大仰な表現に耳慣れた方の受け止め方なのでしょう。音楽は嗜好品、人それぞれ。
Symphony no. 6 in F Major, op. 68 "Pastoral"初演は1808年。二管編成にティンパニだけど、嵐の情景描写にトロンボーンとピッコロが追加されて効果を上げております。若い頃はBeethovenの威圧感を嫌ったけれど、やがて幾度聴いて飽きさせぬ作品の魅力に目覚めました。
この時点、古楽器演奏の技術は熟練して、そのさっぱりとした表現、淡い音色、素朴に粗野な響きを好感を以て受け止めました。ノン・ヴィヴラートの弦、特異なアクセントなど強調しておりません。音質は良好。
第1楽章「Allegro ma non troppo」やや速めのテンポに、軽快なリズムはさっくりさらりとして爽やかな始まり。提示部繰り返し。素朴な管楽器の響きが際立つバランスに「田舎に到着したときの愉快な気分」は充分伝わりました。(11:30)
第2楽章「Andante molto moto」小川の情景に小鳥(木管)が啼き交わすところ。落ち着いた淡い色彩が自然の描写に相応しい。この緩徐楽章も弦は控えめのバランス、せせらぎは静かに、心安らかに粛々楚々と流れ、木管の響きは清潔に響きました。華麗なる加齢に、こんな緩徐楽章が胸に染みるように至りました。(12:29)
第3楽章「Allegro」は愉快な村祭りの情景。ホルンの粗野な音色も魅惑に、素朴な喜びに溢れるリズムに乗っておりました。(5:08)
第4楽章「Allegro」は雷雨、嵐。ティンパニや金管の粗野な迫力は充分と感じるけれど、近現代モダーン楽器大編成の音量に慣れていらっしゃる方には物足りないのかも。これが「オリジナル」(初演当時の響きの再現へのアプローチ)ですから。(3:47)
第5楽章「Allegretto」は、嵐のあとの喜びと感謝の念を纏綿にたっぷり歌う、そんな風情に非ず。ここもシンプルな表現に響きは薄め、素朴な田舎の村人たちの情景が淡々と表現されて気持ちは充たされました。(9:39)

EMIHaydn チェロ協奏曲ニ長調(ジョン・バルビローリ/ロンドン交響楽団/1967年)/チェロ協奏曲ハ長調(ダニエル・バレンボイム/イギリス室内管弦楽団/1967年)/Monn(Scho"hberg編)チェロ協奏曲ト短調(ジョン・バルビローリ/ロンドン交響楽団/1968年)〜ジャクリーヌ・デュ・プレ(vc)・・・病に苦しんで若くして引退したJacqueline Du Pre(1945-1987英国)の記録。十数年ぶりの拝聴。ここ10年位、Haydnは古楽器系の演奏を多く聴いていて、このチェロ協奏曲のマイルドに大仰、表情豊かな浪漫の風情、演奏スタイルの変遷に驚かされました。音質はまずまず。
Joseph Haydn Cello Concerto in D, Hob.VIIb2は1783年の作品。優雅に甘い旋律が魅力でした。これは大御所バルビローリの意向に従ったものか、最近滅多に聴けぬ悠々とノンビリ、ゆったりとしたテンポの演奏。
第1楽章「Allegro moderato」ソロも管弦楽もそっと抑制して慌てず、穏健静謐な始まり。(16:47)
第2楽章「Adagio」ここもたっぷりとしたヴィヴラートにウェットな風情たっぷり。切々とチェロが歌いました。(7:09)
第3楽章「Rondo: Allegro」優しく懐かしい6/8拍子。ここも囁くようにそっと流れるようなフィナーレでした。(5:57)
Cello Concerto No. 1 in C, Hob.VIIb1は1765ー1767年頃の作品。闊達に弾むような明るい作品。こちらのほうが若きバレンボイムの力んだバックがヴィヴィッド、活力を感じさせるもの。但し、これも最近のスタイルから考えると、かなり大仰にたっぷり歌う立派な演奏。
第1楽章「Moderato」リズミカルに晴れやかな始まり。(9:25)
第2楽章「Adagio」優雅にしっとり、穏健に切々と歌う緩徐楽章。(9:39)
第3楽章「Allegro molto」闊達にスピーディな躍動とデリケートな表情が疾走します。熱気に充ちて素晴らしく流麗快速なチェロの技巧でした。(6:44)
Monn - Cello Concerto in G minor。初期古典派Matthias Georg Monn(1717ー1750維納)の作品をScho"nbergが1932ー1933年にカザルスのために編曲したそう。ステキな作品と思うけど、他の録音はあるのかな?記憶はありません。
第1楽章「Allegro」原曲はバロック風?ぽいけど大仰な表情に大柄、魅惑の濃厚な哀愁が漂いました。(7:37)
第2楽章「Adagio」穏健優雅、陰影たっぷり、しみじみ歌う美しい緩徐楽章。(8:59)
第3楽章「Allegro non tanto」ここも原曲は典雅な?舞曲をアクセントしっかり、劇的な風情に変貌させたもの。哀愁の旋律をしっかり歌わせるチェロは骨太、重量級でした。(6:16)


2026年9月某日/ 引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

ぎっくり腰(右腰)は初体験、女房殿は一年に一度ほど発症して腰のコルセットも準備して、寝込むのは目撃しておりました。現状日常生活はほぼOK、30分ほどは通常速度に歩けるし、昨日朝一番フロの残り湯をバケツに汲み出しての洗濯も大丈夫(そのあとの浴槽洗いがちょっと苦しい)前かがみの洗顔も大丈夫。但し、椅子とか、朝寝床から起き出しす時がちょっと苦しい。痛みで前屈伸に手が床に届きません。トイレ掃除、ゴミ出しはいつも通り。腰の可動域を確保するストレッチは不可(当面やらんほうが良いらしい)本日は隔日筋トレの日だけど、整骨院の施術師のお兄さんには止められております。昨日昼にマッサージしてもらって、夕方にはそれなりに軽快傾向に至ったけれど、今朝はまた痛み復活。これから再々度マッサージ・ストレッチを受けてから、京都OB会に出掛けます。ドタキャンはできんのです。なんとか無事に乗り切れるか危ういところ。

今朝の体重は66.35kg▲450g。整骨院へは往復コミュニティバス使用、歩数は稼げません。平日介護より帰還した女房殿に夕食調理は任せました。

前日の繰り返しだけれど、ここ半年くらい腰奥の鈍い痛み(当初は内臓疾患?と思っていた)それが収まったら背中の微妙な不快感継続、左足先から体側左側に続く経路に鈍い痛みと痺れ、冷え(坐骨神経か?)はずっとあって、鍛えて治す!ストレッチや、ゆる筋トレでなんとかしようと努力してきたつもり。今回は骨盤の位置がどうとやら指摘されたし、華麗なる加齢にあちこち身体全体のバランスが崩れていたのでしょう。少々カネが掛かっても健康には替えられない。整骨院にしばらく通って、体調をしっかり整えましょう。

AI検索によると「軽いぎっくり腰の時は、痛みが少ない範囲で普段通りの生活を維持し、寝たままできる軽いストレッチや短時間の歩行を行うのが回復への近道」とのこと。膝抱えストレッチ、骨盤傾斜運動、ゆっくりした歩行が効果的のこと。寝たきりの安静はかえってよろしくないらしい。回復初期の筋トレは自重して「腰を動かさない」体幹キープならOK(早速プランクなど実施)回復期は低負荷よりスタート〜さて、どれくらい様子を見るか逡巡中。体感じっとしているより、歩いたりしたほうが腰はラクな感じ。

男子バレー対印度戦。危なげなく3−0勝利したけれど、印度もけっこうパワフルにねばり強いチーム、亜細亜各国は実力を付けてきました。高橋藍のサーブが凄いですね。その前に韓国が予想外に中国に3−1勝利。本日準決勝で当たります。決勝では中国か伊蘭に当たると思っていたのに意外な結果でした。今夜はテレビ放送は見られません。女子バレーSAGAスプリングスと泰友好試合も見られないのが残念。あとでYouTubeを拝見いたしましょう。

NAXOS 8550266Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」/交響的変奏曲/スティーヴン・ガンゼンハウザー/スロヴァキア・フィル(1989年)・・・Stephen Gunzenhauser(1942-亜米利加)はLancaster Symphony Orchestraの音楽監督を40年務めて、2020年に退任しているそう。初期NAXOSに多く録音を残しております。
10年ほど前の印象は

ずいぶんとジミな響き、スケール小さく”歌”が足りない・・・こぢんまりとした演奏であります。湧き上がる新世界への憧憬(または新世界より故郷への郷愁)がさっぱり感じられない・・・音質もイマイチ
と、散々。たしか当時はビットレートの低い音源を聴いていたはず、今回はちゃんとした音源から拝聴してちょっぴり印象は変わりました。
Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178, "From the New World"は初演は1893年(アントン・ザイドル/ニューヨーク・フィル)フルートは二本、金管が強化されたほぼ三管編成なんだそう。親しみやすい旋律に溢れた一番人気作品。音質もオーケストラの響きもジミにおとなしく薄めだけれど、誠実なアンサンブル、それなりの優秀録音。Slovenska filharmoniaはオンドレイ・レナールト時代でした。
第1楽章「Adagio - Allegro molto」提示部繰り返し有。鬱蒼と夜が明けていく風情にティンパニのアクセントも充分。弦も管もローカルな響きに素朴、あまりテンポは動かさず、意外とメリハリがあって熱気が感じられる始まりでした。(11:36)
第2楽章「Largo」は遠い金管の和音とティンパニから始まる、懐かしくも爽やかな「家路」。イングリッシュホルンのソロもシミジミ美しい。清涼な風情に薄味のサウンド、クライマックス部分での迫力には足りない。(11:58) 第3楽章「Molto vivace」トライアングルが鳴り響き、ティンパニのアクセント、金管が叫ぶユーモラスなスケルツォ。トリオの優雅なダンスとの対比も決まっているけれど、強奏での響きの濁りや、厚みの不足はちょっぴり気になりました。(8:07)
第4楽章「Allegro con fuoco」冒頭不気味な低弦の序奏には力感が不足気味、続く決然たる金管の第1主題はかなり頑張って、緊張感を高めました。全体にパワー不足に軽い感じもあるけれど、ローカルに鄙びた響きには味わいと郷愁が感じられるフィナーレでした。(11:10)
Symphonic Variations, Op. 78, B. 70の初演は1877年。「ブラームスの『ハイドンの主題による変奏曲』に匹敵する、19世紀後半のオーケストラ変奏曲の傑作として高く評価されています」とネット検索に出現するけれど、人気と知名度は天と地ほど違う。自作の合唱作品「私はバイオリン弾き」の旋律が27回変奏され、ラストは壮大なフーガに締め括る名曲。こちらはスケールが小さく、変奏曲ごとの表情の変化、メリハリにちょっと弱く、迫力と説得力に足りない感じ。(22:06)

Orfeo C932182ARo'zsa ヴァイオリン協奏曲/Bernstein 交響的舞曲「ウェスト・サイド・ストーリー」〜バイバ・スクリデ(v)/サントゥ=マティアス・ロウヴァリ/タンペレ・フィル(2018年)・・・現役の売れっ子Baiba Skride(1981-良都美野)とSanttu-Matias Rouvali(1985-芬蘭)の録音。彼は芬蘭のTampere Filharmoniaの首席を2013-2023年在任しておりました。リアルな臨場感のある優秀録音、オーケストラの響きは薄く、パワー不足に感じました。
Miklos Ro'zsa(1907-1995洪牙利)によるViolin Concerto, Op. 24は1956年ハイフェッツ初演。その録音が滅茶苦茶カッコよい!野趣に富んだその作品イメージで聴くと、こちらずいぶんと洗練され、すっきり響きます。
第1楽章「Allegro non troppo ma passionato」アクの強い情熱的な始まりは洗練され、しっとりスムースなヴァイオリンに印象一変!テクニックに優れても、彼(か)の泥臭い風情は何処?(13:21)
第2楽章「Lento cantabile」たっぷりと美しい歌は静謐に甘美、粛々と雄弁な映画音楽風、雰囲気たっぷりな緩徐楽章。(9:41)
第3楽章「Allegro vivace」パワフルに、賑やかに躍動する洪牙利風フィナーレは細かい音型がカッコよく、大衆的冒険活劇風に疾走します。ソロのテクニックも万全のテクニック進むけれど、今一歩熱狂的な入れ込みがや踏み込みが欲しいところ。(8:54)
著名なミュージカルから編曲された「West Side Story」Symphonic Dancesの初演は1961年(ルーカス・フォス)。当たり前だけど、イメージはバーンスタインの躍動する、荒っぽいエネルギー。ロウヴァリ率いるタンペレ・フィルは今どきの世代の統率、端正なアンサンブルに洗練され、オシャレな旋律とリズムは軽快に弾むけれど、パワーと熱に足りない。Ro'zsaもそうだけど、作品に求めるもの?自分の勝手な思い込みとイメージが違って、どうも御物足りない感じ。
「Prologue」カッコ良い変拍子のリズムにノリが足りない。(4:37) 「Somewhere」憧れの優しい旋律が歌う(4:47) 「Scherzo」小粋にユーモラス(1:33) 「Mambo」熱狂的な打楽器がヴィヴィッド、団員の「Manbo!」の掛け声も決まって、賑やかな爆発には今一歩(2:35) 「Cha-cha」ノンビリと澄ました風情がステキ(1:04) 「Meeting Scene」そっとデリケートに愛の出会いの場面(0:56) 「Cool - VIII. Fugue」有名な変拍子のところ(3:53) 「Rumble」激しい暴力的な場面(2:04) 「Finale」響きが薄く、弱音に過ぎて、濃密な感情が伝わらない。(3:46)


2026年9月某日/ 引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

早朝はちょっぴり降っているけれど、これから雨はあがるそう。関東地方は雷雨みたい。
右腰奥の痛み継続中。朝のストレッチはいつも通りのつもり・・・腰の痛みに前屈して額を地面に付けることはできません。他、両脚をを左右に20回倒す所作がかなり苦しい。キレイなお姉さんに励まされてなんとか5分の有酸素ダンス完了。横にひねる運動が腰に響きます。

朝一番は好天、いつも通り市立体育館を目指して、ゴミ拾いもいつも通り。歩行速度はいつも通りのつもりだけど、右腰をかばって不自然な姿勢になっているのでしょう、左膝に痛みが来ました。トレーニングルームは何故か?がらがら、マシンの負荷はいつもどおりだけど、一部の所作は腰に鈍い痛みが走りました。幸い背筋を鍛えるハイプーリーに肩の不快感はありません。エアロバイクもいつも通り。身体を動かしているうちに体調は軽快の手応え有、帰り激安美容院へ。10時からのヘアカラー・タイムサービスの前に入れば待ち人数は一人、すぐに短くカットしていただきました。ちょっぴり食材を買い足していつもの運動量をこなしました。

昼に至って症状は一進一退、不安なのでネットに調べて最寄りの駅側整骨院に予約、夕方に診てもらいました。整骨院は初めて?いえいえ20年ほど前尼崎でずっと通ってましたっけ、膝痛の関係で。結果的に「鍛えて治す!」昭和の発想はまったくの誤り、どうやら軽いぎっくり腰、若い施術師は「できれば安静にして欲しかった」とのこと。結果むしろ、ずっと気になっていた左半身のほうがずっと硬いそう。じつは腰に対する不快な自覚症状はここ半年くらいずっとあって、おそらくは背中の不快感もその流れだったのでしょう。食卓でもコンピューター前でも「バランスチェア」を数十年愛用してるけれど、最近それが苦しかった。初診料込み4,200円也、帰り絶品ラーメンを喰ってから、歩くのには不便はないので30分ほど掛けて帰りました。本日も通います。
明日は夜、京都にて大学OB会。先輩二人が相次いでドクターストップでキャンセル。京都に出掛ける前にゆる筋トレ!に非ず、整骨院通いだなぁ。けっこうカネは掛かるけれど、仕方がない。今朝の体重は66.8kg+100g。

堀江謙一さんが来春2027年、88歳で太平洋横断挑戦を表明いたしました。感服。無事成功することを祈ります。
本日夜は男子バレー対印度戦。愉しみにしてTV観戦いたしましょう。

英DECCATchaikovsky バレエ音楽「白鳥の湖」(抜粋)〜アナトール・フィストラーリ/コンセルトヘボウ管弦楽団/Steven Staryk(v)/Tibor De Machula(vc)/Phia Berghout(hp)/Haakon Stotijn(ob)(1961年)・・・Levedinoye ozero Op.20は1877年初演。これは歴史的失敗だったそう。シンプルなバレエの伴奏音楽から芸術的な価値を高めた傑作は、作曲者の死後1895年に蘇演されて世界的評価を得たそう。現在では誰でも知っている甘いメルヘンたっぷり、ステキな旋律ばかり。
Anatole Fistoulari(1907-1995烏克蘭→英国)によるおそらくレコードのための録音、コンセルトヘボウ管弦楽団がバレエ上演のピットに入るとは考えられませんから。当時は歴史的名人がゴロゴロして、魅惑のサウンドに豊かな厚みにしっとり格調高い、美しい演奏が堪能できます。ケネス・ウィルキンソンの名録音は60数年経って現役鮮度(Phase4ですか?)。たしかフィストラーリには1952年旧録音があったはず(ロンドン交響楽団)
「Introduction」 楚々としたオーボエから寂しげな始まり。弦な切なく歌って、金管が劇的に叫びました。(2:59)
「Scene (No. 1)」ワクワクするような躍動。魅惑の金管は分厚く響きました。(2:17)
「Valse (No. 2)」ピチカートから始まる、有名な華やかなワルツ。(4:28)
「Danse Des Coupes (No. 8)」 ゴージャスに賑やかなポロネーズのリズム。(3:44)
Act II
「Scene (No. 10)」 誰でも知っているさざ波のような切ない旋律。名手ハーコン・ストゥティンのオーボエ(2:51)
「Scene (No. 11)」 分厚い弦の響き。(4:36)
「Danses Des Petits Cygnes (Allegro Moderato) (No. 13.IV)」木管がそっと躍動して始まる、可憐に清楚な「4羽の白鳥の踊り」(1:20)
「Danses Des Cygnes (Andante) (No. 13)」メルヘンのようなはプに導かれて、ヴァイオリンとチェロが切なく濃密に会話するところ(6:14)
Act III
「Danse Hongroise - Czardas (No. 20)」ここも荘厳にステキな旋律から熱狂的にテンポを上げるところ(2:46)
「Pas De Deux (No. 5.II)」再びスティーヴン・スターリクが懐かしく登場(2:56)
「Scene (No. 24)」有名な「情景」旋律が激高して再現されます(2:15)
Act IV
「Danses Des Petits Cygnes (Moderato) (No.27)」木管が静かに歌う哀愁の「小さな白鳥の踊り」(3:40)
「Scene Finale (No. 29)」 勇壮にゴージャスなフィナーレは素晴らしいホルンの厚み。そして劇的な「情景」旋律がパワフルに、輝かしく鳴り響きました。(6:01)

Aurophon 71822Mahler 交響曲第1番 ニ長調〜アルパド・ヨー/アムステルダム・フィル(1984年)・・・1889年初稿初演(ブダペスト)青春の胸の痛みや自然が響く爽やかな名曲。「花の章」なし。大規模な四管編成、ホルンは7本以上、ティンパニは二人+更に4種の打楽器、ハープ。Arpad Joo(1948-2014洪牙利)がネーデルランド・フィルへの吸収合併直前のオーケストラを振った録音。コンセルトヘボウでの録音は万全だし、知名度の薄い指揮者だけど、オーケストラも明るい響き、技術的にも優れたクリアな演奏でした。 音質良好。
第1楽章「Langsam, schleppend/Im Anfang sehr gemachlich, naturlaut」提示部繰り返し有。金管も鋭い鳴りっぷりに、集中力と緊張感の高いアンサンブル、飾りのないさっぱりとしたフレージングに高揚するな爽やかなサウンドでした。(15:21)
第2楽章「Kraftig bewegt, doch nicht zu schnell」アクセントしっかり、ヴィヴィッドにキレのあるリズムを刻んで、アツいスケルツォ。トリオのレントラーはさっぱり味でした。(7:47)
第3楽章「Feierlich und gemessen, nicht schleppend」アンサンブルはていねいだけど、あまり神妙に、粘着質にならぬスムース、やや淡々とした軽めな葬送行進曲。(10:17)
第4楽章「Sturmisch bewegt」予想外に、迫力たっぷり打楽器も金管も爽快に炸裂する始まり、清明な響きに洗練され、威圧感は覚えさせぬ高らかな響き。基本イン・テンポをベースに慌てず、フレージングの動きにキレを感じさせる爽やかなフィナーレでした。(20:34)


2026年9月某日/ 引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

全国各地広い範囲に豪雨とのこと。大阪府にも一時一部警報などが出て、こちらも大雨の予報だったけれど、昨日午前中は小雨程度でした。食材入手に買い物でも・・・そんなことを考えていたら、いつになく右腰にかなりの痛み。いつものストレッチしたら肩辺りにも鈍い痛み、全身倦怠感有。こんな体調は初めて、原因不明。マッサージなどお願いしたいところだけど、そんな贅沢したことはありません。Dr.Strechのお試し参仟圓を一度試しただけ。どこか悪いところでもあるのか。季節の変わり目にうっかり薄着継続して風邪をひいたのかも、巷に流行っているインフルエンザは大丈夫か?いまのところ熱も頭痛もありません。降ったり止んだりで結果、どこにも出掛けず、引き隠リ状態へ。今朝も症状継続中、これから「少々の不調は鍛えて治す!」昭和の発想で鍛えて乗り切りましょう。

今朝の体重は66.7kg+200g。朝時点雨は上がって、昼からまた雨模様らしい。
中道革新連合は正式に分裂消滅へ。短い生命に、だれも驚かないけれど、借金返済と財産(負債)整理にタイヘンみたいですね。小川さんも貧乏くじを引いたものです。

亜米利加ではプロテインの価格が上昇中との情報拝見。ま、なんに限らず日本とは桁違いに値上がっているらしいけど、その理由が肥満の蔓延(日本のほぼ10倍/30%ほど)に「やせ薬」服用が増加(どんなものかは詳細知らない) すると筋肉が落ちるからプロテインが必要になるんだそう。また聞き情報だから、裏付けはまったくないけれど「やせ薬」「プロテイン」を買える経済力があって、肥満を気にされる富裕層の話題でしょうか。

勝手な、日本の外野から、ド・シロウトの野次だけど、アホちゃうかと思いますよ。不健康な体重増はまず食生活の改善が第一歩、それは社会環境なんやろなぁ、日本だったらコンビニでも手軽に健康な食材は得られますもの(少々お高いけど)。安い定食屋もあります。亜米利加では「サラダ」が贅沢品と伺いました。日本にはサラダを美味しくいただけるドレッシングが無限に品揃え、あれはわが国だけの現象だそう。
それと運動でしょ。亜米利加は完全なクルマ社会、日本は歩く機会はそれなりに多い。定期的な運動習慣があって、ジムなどに継続的に通う人は8%らしいからさほど多くないけれど、国民全員ラジオ体操を知っているし、健康意識は高いのでしょう。いまのところ医療費は「病気一発=家計破綻」ということもない。

ま、日本人も「云々に効く!」健康食品大好きだからCMは頻繁、だけど「やせ薬」に追い「プロテイン」みたいな話題は聞いたことはない。他人様の話題さておき、自分も日々それなりの運動を継続して、左半身の鈍い痺れ、痛み(おそらく坐骨神経痛)もストレッチを工夫して、なんとか日々乗り切りましょう。

Boris Gutnikov(1931-1986白露西亜) Brahms ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ボリス・グートニコフ(v)/アルヴィッド・ヤンソンス/レニングラード交響楽団(1962年ライヴ)・・・Boris Gutnikov(1931-1986白露西亜)による珍しいライヴ。旧ソヴィエット時代の怪しい音源はオフ・マイクっぽいモノラルにノイズもあるけれど、低音も効いてそれなりの解像度でした。大音量でリミッターが掛かるのもちょっと残念。これは保存するに足る水準でしょう。
初演は1879年(ヨーゼフ・ヨアヒム)偉大なる先人であるBeethovenのヴァイオリン協奏曲とともに演奏され、ソロと管弦楽は対等平等の響きと、難物なテクニックは賛否両論だったそう。二管編成(ホルンは4本)+ティンパニは例の如く立派な分厚い響き、カッコ良く雄弁重厚な旋律、現在では屈指の人気作品でしょう。
第1楽章「Allegro non troppo」から前のめりに燃えるように濃厚、骨太なヴァイオリンは余裕、表情豊かに変化して、スケール大きく悠々と歌います。父ヤンソンスのオーケストラも充実してなかなかのスケールと説得力。カデンツァはヨアヒムのものらしい。例の露西亜風ホルンの魅惑のたっぷりヴィヴラートも健在。
第2楽章「Larghetto」期待の冒頭のオーボエ・ソロは上手くないけれど、ヴァイオリンはたっぷり濃密な甘い音色に、切々と歌いました。
第3楽章「Rondo: Allegro」重音のテクニックも余裕の始まり、気品を感じさせるソロは洪牙利風リズムに乗って堂々たる重量級、熱気に充ちて突き進みました。(36:43/拍手有)

DG 459 497-2Mozart 歌劇「魔笛」K.620〜フェレンツ・フリッチャイ/RIAS管弦楽団/室内合唱団/マリア・シュターダー(パミーナ)/ヨゼフ・グラインドル(ザラストロ)/エルンスト・ヘフリガー(タミーノ)/リタ・シュトライヒ(夜の女王)/フィッシャー・ディースカウ(パパゲーノ)/リーザ・オットー(パパゲーナ)(1955年)・・・1791年のジングシュピール(歌芝居)台詞入り、独逸語。王子によるお姫様の救出劇は、途中で善玉と悪玉が入れ替わるお伽噺。「魔笛」との先人の訳はいまいち「魔法の笛」が似合うと思う。
セリフは別の俳優担当。モノラルだけど、声楽中心の音録りは悪くない感じ。Ferenc Fricsay(1914-1963洪牙利)の統率は引き締まって、序曲から引き締まったアンサンブルにみごとなアンサンブルでした。
20年前のコメントに

「夜の女王のアリア」(リタ・シュトライヒ)の目眩くコロラトゥーラ・ソプラノがやはり白眉
端正といえば、タミーノ役のヘフリガーにその賛辞がもっとも相応しい
それはその通り。30歳前の若いフィッシャー・ディースカウは道化役のパパゲーノには似合わぬ貫禄がありました。あとはよく聴き知った旋律や歌を最後迄堪能して、いちおう全曲聴いた、そんなアリバイでした。
Overture カッコ良い堂々とした序曲(6:44) Act I: Zu Hilfe! Zu Hilfe!(6:39) Arie: Der Vogelfanger bin ich ja(5:55) Arie: Dies Bildnis ist bezaubernd schon 有名なタミーノのアリア「なんと美しい絵姿」(4:42) Rezitativ und Arie: O zitt're nicht, mein lieber Sohn!(恐れるな、愛する我が息子よ!)夜の女王のアリア(5:01) Wir haben die geflohene Pamina(6:09) Dialog: Mutter, Mutter!(3:04) Duett: Bei Mannern, welche Liebe fuhlen(2:31) Finale: Zum Ziele fuhrt dich diese Bahn(10:41) Wie stark ist nicht dein Zauberton!(3:14) Schnelle Fusse, rascher Mut(3:56) Es lebe Sarastro, Sarastro lebe!(7:07)
Act II: der Priester(5:15) Arie und Chor: O Isis und Osiris(5:45) Duett: Bewahret euch vor Weibertucken(1:08) Dialogue: Tamino! Dein standhaft mannliches Betragen(3:34) O Weh! Da ist die Konigin der nacht(1:57) Dialog: Morden soll ich?「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」これが著名な夜の女王のアリア(4:03) Arie: In diesen heil'gen Hallen(6:53) Terzett: Seid uns zum zweiten Mal willkommen(2:53) Ach! Ich fuhl's, es ist verschwunden(4:04) O Isis und Osiris(4:03) Terzett: Soll ich dich, Teurer, nicht mehr sehn?(3:37) Arie: Ein Madchen oder Weibchen wunscht Papageno sich!(4:52) Finale: Bald prangt, den Morgen zu verkunden(5:27) Adagio: Der, welcher wandert diese Strasse voll Beschwerden(4:41) Andante: Tamino mein!(6:41) Papagena, Weibchen, Taubchen (Papageno)(7:13) Moderato: Nur stille, stille, stille, stille(2:34) Rezitativ. Andante. Allegro - Die Strahlen der Sonne vertreiben die Nacht(2:49)


2026年9月某日/ 引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

こちらまだ被害云々はないようだけどけっこう降りました。本日これから午前中かなり降るらしい。関東方面は連続災難でしょう。名古屋在住の先輩より状況報告有、動画などではよく知った千種駅辺りの冠水がかなり、河川の水量も怒涛のよう。都会なのにクルマ通勤が多いところ、地下鉄やバスも一時運転見合わせがあったようです。被害はいかがでしょうか。

昨日最高気温は30度C、もうエアコンなしで過ごせる気温だけど、湿度はモウレツに高く、けっこう不快。やや湿り気が残る前日の洗濯物は布団乾燥機と一緒に追加乾燥させました。朝一番にゴミ出しして、ストレッチ、短いエアロビクスこなして市立体育館へ。膝腰背中の鈍い痛みや不快感が続いて、いろいろ動画を見て体操など対策検討中です。トレーニングルームは珍しく、ハードなバーベルチーム不在、筋トレマシンはゆっくり使えて、しっかり鍛えました。帰り、かなり雨脚は強まる中、スーパーに寄って基本食材を補充いたしました。よく知った品目が微妙に値上がっております。今朝の体重は66.5kg▲150g。思ったより減らない。

パワハラ横浜市長は辞めたそうですね。なんでそんなことになるかね。福岡県議長もそう、たしかに責任重大な職責だけど、立派なエラい人、やりたい放題と思い込んでいるのでしょうか。信じられない。昭和じゃあるまいし。沖縄県知事選は現職・玉城さん苦戦とか、そうやろなぁ、いろいろ逆風やら世間の流れもありりますし。誹謗中傷のほとんどが県外?との情報はほんまでしょうか。どちらが勝っても問題はそのあとですよ。
品川徹さん逝去(90歳)出演するだけで場面の雰囲気が変わる、唯一無二の個性的バイ・プレーヤーを失いました。残念。ワリと最近迄ドラマに出ていたような気もするけれど、御歳が御歳だし、立派に現役全うした俳優人生だったのでしょう。ここ数年、新作二時間ドラマはほとんど作成されず、再放送再々放送ばかり、ワイド画面以前のものも多くて、ヴェテラン俳優さんが妙に若かったり、かなり以前に逝去された名優が登場するのはいつものこと。そしていくつか眺めた新作ドラマはほとんど、ため息が出るほどつまらない。

夜は男子バレー対濠太剌利戦。お相手は二戦連続全セット勝利中だから油断禁物、スタートメンバーは全員2m超え。パワーもあるけれど、サーブミスが多い。高橋藍の連続サービスエースやら、的確な守り、攻撃ブロックも機能して第1第2セットは危なげなく取って、第3セット攻撃陣営を変えてきた濠太剌利に攻め込まれ、一時追いつかれるなど苦戦気味、相手のエースはロレンゾ・ポープだっけ?面白いように決められ、辛勝いたしました。結果は3-0。決勝トーナメント初戦は明後日(相手は未定)

TELARC CD80180R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」/4つの最後の歌〜アンドレ・プレヴィン/ウィーン・フィル/ライナー・キュッヒル(v)/アーリン・オジェー(s)(1988年)・・・1899年初演、巨大にデーハーな四管編成、オーケストラの力量が物を云う文句なし名曲中の名曲。
某ネットの論評の一部に「プレヴィンの無作為とWPOのくすんだ灰色のサウンドがシュトラウスが書いた豪奢な音楽の足を引っ張っている。これではシュトラウスを聴く楽しみはまったくない」〜との声もあって、これはそのまま誉め言葉に変わり得る”作品に求めるもの”の違いを表現しておりました。例えばカラヤン辺りギラギラするようなオーケストラのパワーや輝きを求めるならば(そんな演奏も好きだけど)「シュトラウスを聴く楽しみはまったくない」ことになるのでしょう。
音楽は嗜好品。TELARCの優秀録音は我が激安オーディオでは万全に再生できないと自覚しております。Andre Previn(1929-2019亜米利加?)による肩の力が抜けた余裕の表現はあざとい雄弁や激昂に遠く、ウィーン・フィルのマイルドに茫洋としたサウンドは耳に優しく、過不足なく美しく、全曲カッコよい勇壮な旋律を快く堪能できました。
「英雄(Der Held)」(4:23) 「英雄の敵(Des Helden Widersacher)」(3:38) 「英雄の伴侶(Des Helden Gefahrtin)」(13:09) 「英雄の戦場(Des Helden Walstatt」(7:18) 「英雄の平和の業(Des Helden Friedenswerke)」(6:12) 「英雄の隠遁と完成(Des Helden Weltflucht und Vollendung)」(11:29)
Arleen Auger(1939-1993亜米利加)は早く亡くなったんやなぁ。なんと気品のある声なのでしょう。これ声楽作品中、屈指のお気に入り。「Im Abendrot(夕映えに)」が始まったら部屋が茜色に染まって心も黄昏ました。Rainer Ku"chl(1950-墺太利)の艶のあるヴァイオリンも最高。
「Fruhling」(3:35) 「September」(4:38) 「Beim Schlafengehen」(5:28) 「Im Abendrot」(8:22)

ERMITAGR  ERM144-2Beethoven ピアノ協奏曲第4番ト長調/Franck 交響曲ニ短調〜フリードリヒ・グルダ(p)/アンドレ・クリュイタンス/スイス・イタリア語放送管弦楽団(1965年ルガノ・ライヴ)・・・Friedrich Gulda(1930-2000墺太利)とAndre Cluytens(1905-1967白耳義)貴重な顔合わせのライヴ音源。十数年前のほとんど内容のないコメント有。久々の拝聴印象は音質は濁って素っ気ないけれど、まずまずの解像度。クリュイタンス率いるOrchestra della Svizzera Italianaのサウンドには、さほどの不満を覚えませんでした。伴奏はフルート一本の二管編成、トランペットとティンパニは終楽章にしか登場しないのが意外。ここでの使用楽器は華やかなスタンウェイらしい。カデンツァはBeethoven自身のもの。
Beethoven Piano Concerto No. 4 in G major, op. 58は1807年に初演された、上機嫌に穏健な風情な作品。
第1楽章「Allegro moderato」そっと囁くようなソロから、優しくそっとオーケストラが唱和して情感が高まる始まり。諄々と説得するような穏健なピアノは優しく落ち着いて、流れるようなタッチでした。(18:53)
第2楽章「Andante con moto」沈思黙考するソロと弦楽のみによる静謐な対話から、やがて幻想的なピアノがきらきら。(4:54)
第3楽章「Rondo: Vivace」爽やかな目覚めのように輝かしく、力みのない軽快なソロの疾走、ティンパニとトランペットも入って躍動するフィナーレ。鮮やかに流麗なテクニックを堪能して、熱を加え華やかに終了いたしました。(10:31/大喝采有)
Franck Symphony in D minorの初演は1889年(不評だったらしい)二管編成をベースにイングリッシュホルンやバスクラリネット、コルネットなどを拡大した厚みのあるもの。クリュイタンスにはたしか、フランス国立放送管弦楽団との1953年録音がありました。
第1楽章「Lento. Allegro」怪しくも鬱陶しい始まりから、半音階と転調が連続します。クリュイタンスの統率は颯爽としてカッコよく高揚を続けます。サウンドに腰の足りない軽い響き、音質の薄さや濁りはやや気になりました。(16:58)
第2楽章「Allegretto」寂しげなハープの伴奏に乗ってイングリッシュホルンが切なく歌って、ここも脱力して鬱陶しい内省を感じさせる緩徐楽章。それはホルンや弦に引き継がれ、色彩や心情はどんどん変化するFranckのマジック。ホルンの音色がオモロくない。ここも弱音が多いので、音質には不満がありました。(10:00)
第3楽章「Allegro non troppo」闊達にエネルギッシュな始まり。循環主題がつぎつぎと登場して、例の魔法のような転調も続いて魅惑の旋律が続きました。クリュイタンスの統率は流麗だけど、管楽器の響きのヤワいこと!響きも濁りがちだけど、それでもフィナーレへの高揚は優雅に雄弁でした。(10:31/拍手有)


2026年9月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

新しい月曜は小雨模様、降ったり止んだり状態。関東や東北地方はタイヘンな大雨みたいですね。女房殿は不機嫌なまま平日介護生活に戻りました。朝一番の洗濯はフロの残り湯を使って室内干し(今朝、未だ湿っぽい?)ストレッチ後ちょっとゆっくりして、予約していた歯医者迄ウォーキング往復は3kmほど、左上の奥歯のかぶせを外して本格的な治療が始まりました。型取りして次回は10日後、別に痛みがあったワケじゃないので、しばらく噛み合わせが不快なだけ、日常生活に不便はありません。今朝の体重は66.65kg▲200g。しばらく小雨模様は続きそう。気温はすっかり秋の風情となりました。

男子バレーTV放送は連続視聴率10%とか、人気高いですね。熱心過ぎるファンは出待ちとかホテル迄押しかけるらしい。今晩は1セットも失っていない濠太剌利戦、引き締めていきましょう。
先の亜細亜選手権で泰に敗北した日本女子チームを巡って、吉田コーチが「日本の情報を持ち出した」みたいな事実無根・ケツの穴の小さい誹謗中傷を受けた件。

自身高校時代まで強豪校にてバレー経験のある鍼灸整体師・水上さんのYouTubeにご本人が登場しておりました。バレーの動画はけっこう見るけれど、ほとんど無内容、題名には釣り、事実とまったく異なることが多くて、これが唯一の”見るべき/正しい”存在と感じます。
嬉しいのは泰のバレーファンが多くコメントしていること(読めんけど)なんでほんの一部のアホが、せっかくの良好な日泰関係をぶち壊すようなことをするかね。スポーツマンシップの風上にも置けない。ため息が出ますよ。泰を初五輪に導いた立派なコーチのひとり(アナリスト)ですから。
もちろん、吉田コーチも不快な思いをしたことでしょう。泰のコーチになったら泰の勝利のために全力を尽くすのは当たり前のこと。10月より、イタリア・セリエA女子のブスト・アルシーツィオでアシスタント・コーチを務めるそう。関や和田、秋元が所属するチームですよ。きっとロス五輪に向けて、あちこち移っていくのでしょうね。

Brilliant BRL-96102Handel ハープ協奏曲 変ロ長調 HWV.294(シャルロッテ・バルツェライト(hp)/ニコル・マット/シュトゥットガルト室内管弦楽団/2004年)/Mozart フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299(マルク・グローウェルス(fl)/ギゼレ・ヘルベルト(hp)/ベルナール・ラバディ/レ・ヴィオロン・デュ・ロワ/1989年)/Boieldieu ハープ協奏曲ハ長調(ユッタ・ツォフ(hp)/ジークフリート・クルツ/シュターツカペレ・ドレスデン/1981年)・・・これはBrilliantによる「ハープ協奏曲集」ボックスの一枚目、寄せ集め音源だけど、音質含めあまり違和感はありません。正直なところド・シロウトには、ハープ奏者の個性を見極めるのは難しい感じ。どれもステキですよ。
Handel Harp Concerto in B-Flat Major, HWV 294は1736年史上初のハープ協奏曲とされるものらしい。のちにオルガン協奏曲集 作品4-6として出版された作品と同じ旋律。オルガン協奏曲全集録音の流れで録音されたものでしょう。Charlotte Balzereit(1980-独逸)はウィーン・フィルのメンバーらしい。
第1楽章「Allegro moderato」は夢見るようにそっと美しいデリケートな旋律。(4:19)
第2楽章「Larghetto」しっとりちょっと泣けるように床しい緩徐楽章。(5:31)
第3楽章「Allegro non troppo」晴れやかな表情に典雅なフィナーレ。(2:41)
Mozart Concerto for Flute and Harp in C Major, K. 299は1778年巴里滞在時の優雅な名曲。協奏曲としてこのソロ組み合わせは他、ほとんど見当たらないそう。これは別途、かつて聴いていた音源。Giselle Herbert(1950年代?-独逸)Marc Grauwels(1954-白耳義)をソロに据え、Bernard Labadie(1963-加奈陀)率いるLes Violons du Roy(加奈陀)はモダーン楽器にピリオド・アプローチを加えたスタイルらしい。素朴な響きのアンサンブルは軽い響き、ソロが浮き立つアンサンブルでした。
第1楽章「Allegro」華やかに優雅な躍動に充ちて軽快。軽やかに明るいフルートと、上品なハープの対話が夢見るように続きます。(9:36)
第2楽章「Andantino」落ち着いた風情に清潔なフルートが自在に歌い、ハープがそっとデリケートにそれを受け止める緩徐楽章。(10:59)
第3楽章「Rondo: Allegro」野に駆け出すような愉悦に充ちて、シアワセが弾むように流れるような疾走。(9:39)
Boieldieu Harp Concerto in C Majorは1800-1801年頃の成立。初めて聴いた作品かも。Jutta Zoff(1928-2019独逸)はシュターツカペレ・ドレスデンの首席。Siegfried Kurz(1930-2023独逸)は長年ドレスデンやベルリンの歌劇場の首席を務めた人。これははBerlin Classics辺りの音源でしょう。古典的二管編成のオーケストラには厚みを感じさせました。
第1楽章「Allegro」ハ長調らしい開放的なスケールのオーケストラはホルンが際立ちます。ハープはしっかりとした重心の低い旋律に前2曲より力強い歩み。(10:59)
第2楽章「Andante lento」ハ短調に深刻な風情の緩徐楽章。この辺りの深い哀しみは、ちょっと重く雄弁。(4:08)
第3楽章「Rondeau: Allegro agitato」緩徐楽章のハ短調を引き継いで魅惑の哀愁の始まりから、管弦楽も劇的。やがて明るく闊達に表情を変えつつ、多彩な情感の揺れとスケールは、Beethovenの時代に進んだことを実感させました。(7:03)

PHILIPSDvora'k 交響曲第9番 ホ短調「新世界より」〜ネヴィル・マリナー/ミネソタ管弦楽団(1984年)・・・Neville Marriner(1924-2016英国)がミネソタ管弦管弦楽団の首席を務めたのは1979-1986年。次代はエド・デ・ワールト、大植英次と続きました。もう40年以上前なのだなぁ、Classic Musicは保ちが良くて、息長く聴けますよ。
おそらくは世間で一番人気の交響曲初演は1893年(アントン・ザイドル/ニューヨーク・フィル)フルートは二本だけど、金管が強化された三管編成に近いものだそう。ティンパニ、シンバル、トライアングル。懐かしく、シンプルな音型が繰り返されてわかりやすくリズミカル、ウキウキするような希望に溢れた作品。PHILIPS録音は中低音が充実してバランスのよろしいもの。これはオーソドックスな流れの良い表現に、適正なテンポを感じさせる爽やかな演奏でした。オーケストラの実力も充分。
第1楽章「Adagio - Allegro molto」静かに夜が明けていくような始まりから、雰囲気たっぷり。主部の推進力たっぷりに熱気と緊張感に充ちて、提示部繰り返し有。郷愁に充ちた魅惑の旋律はたっぷりのタメと動きを以て歌われ、すっきりとしたオーケストラのサウンドも重くない。
第2楽章「Largo」さわさわと涼やかな弦に乗って、荘厳に壮麗な緩徐楽章はていねいな仕上げでした。イングリッシュホルンがしみじみと懐かしい「家路」旋律。中間部のフルートも哀し気にデリケート、壮麗に黄昏るように爆発する場面も文句なし。
第3楽章「Molto vivace」パワフルなリズムと金管が躍動してリズミカル、ティンパニのアクセントしっかりとしたスケルツォ。ミネソタ管弦楽団の技量を実感できる熱気溢れて、トリオの泥臭いリズムの対比も魅惑でした。
第4楽章「Allegro con fuoco」トランペットとホルンが圧巻の威力に始まる終楽章。響きは明るく軽快、重過ぎず、爽快な熱気を感じさせてラスト迄疾走いたしました。(合計43:01)


2026年9月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日日曜朝から爽やかな秋の天気、昼から雨の予報、風も強まったけれど、なかなか降り出しません。東海より東は「滝のような雨」とのこと。全国各地順繰りだけど、大きな被害にならぬように祈っております。関東地方では臨時休校も出ているそう。
せっかくの涼しい夜も途中覚醒、二度寝して前日抜いたストレッチ入念に復活、短いエアロビクスを済ませて市立体育館を目指しました。日曜のトレーニングルームには若いメンバーも参加して、けっこう混んでいたけれど、無事いつものメニューをこなして鍛えました。帰り道、名残り蝉が寂しく啼いておりました。帰宅して、ぼちぼちシーズン終わりの素麺を昼食に使い切りました。昼からは睡眠不如意を補うべく昼寝少々、夕食も在庫食材ムダなくしっかり調理しました。今朝の体重は66.85kg+400g、どうして?
本日はこれから歯医者にガタが来ている左上奥歯の治療です。

夜は亜細亜選手権男子バレー対巴林戦。第3セットにちょっと追いつかれそうになったけれど、危なげなく事3-0勝利。西田も膝の調子は大丈夫だったらしくスタートから出場しておりました。高橋藍のサービスエースも連続して凄いけれど、小川の美しい守備が完璧! 巴林は想像よりパワーがあって粘り強く、油断するとけっこう攻め込まれます。明日の濠太剌利戦も引き締めていきましょう。会場は女性ファンで一杯、女子はTVerだったけれど、男子は地上波放送扱いだから人気に差があります。それでも、ネットの扱いはいずれあまり大きくないのが残念。

PayPay Card(旧Yahoo!Card)の件。以前ヤフオク出品など熱心だった頃にはけっこう使っていたけれど、お仕事引退とともに某カード一本化、女房殿もそれの家族カードにして、こちらはもうずいぶん使っていない。最近、頻繁にPayPayアプリに連携させろとのメールがうるさいので解約を検討しておりました。
ネットに「PayPay Card の解約方法は」と問い合わせると「アプリから解約せよ」つまり、どうしてもアプリを入れんとあかんということか。仕方がないので苦手なスマホからアプリを〜四苦八苦して、自分の老化したノーミソではどうしてもアプリが入れられず、途中断念。相談窓口に電話を入れてみたら有料、しかも混み合って5分待てとのこと、冗談じゃない!いくら掛かるのか。

いろいろ悩んでいたら、なんのことはない、コンピューターで明細を確認できるサイトにログ・インできて、ちゃんと解約のところにたどり着きました。途中「ほんまに止めるんですか、こんなお得な特典がありますよ」「一時停止と云う手もあります」〜しつこい引き留めを振り切って、契約は無事解除になりました。また身辺整理がひとつ終わった感じ。

二週間後くらいにご近所サーティホールにて大阪交響楽団によるBrahms「ドイツ・レクイエム」(山下和史)無料公開練習有。作品も大好きだし、これは行ってみたい〜そう考えたけれど、夜なんだよなぁ、最近は早々に就寝して早朝覚醒という生活リズムなので、それはちょっと苦しい感じ。

Maxim Emelyanychev(1988-露西亜)Mozart 交響曲第20番ニ長調K.133/ホルン協奏曲第3番 変ホ長調K.447/交響曲第39番 変ホ長調K.543〜マキシム・エメリャニチェフ/イル・ポモドーロ/ヨハネス・ヒンターホルツァー(hr)(白耳義ブルージュ/コンツェルトゲバウト2026年ライヴ/ネットより演奏会音源)・・・Maxim Emelyanychev(1988-露西亜)率いるIl Pomo d'Oro(黄金の林檎)は2012年創立、旬の伊太利の古楽器アンサンブル。音質も極上に躍動するヴィヴィッドな古楽器アンサンブルが堪能できます。こんな刺激的な演奏を聴いてしまうと、オーソドックスにフツウなモダーン楽器アンサンブルでは物足りなく感じるもの。彼のピアノも含めて既にMozart録音や、スコットランド室内管弦楽団とのライヴを聴いておりました。
Symphony in D K.133は1772年ザルツブルグ時代の作品。二管編成、フルートは一本、ないはずのティンパニがここで存在感を発揮しております。これは「楽譜が紛失しただけ」との考えによるもの。
第1楽章「Allegro」トランペット、ホルンが印象的に活躍して華やかに、ヴィヴィッドに進行する始まり。ティンパニのアクセントは強烈に賑やか。(7:19)
第2楽章「Andante」フルートが爽やかに活躍する牧歌的な緩徐楽章。金管とティンパニはお休み。(5:10)
第3楽章「Menuetto - Trio」シンプルだけどティンパニをアクセントに、いつになく賑やかなメヌエット。優雅なトリオも印象的でした。(3:46)
第4楽章「(Allegro)」快速にノリノリ、上機嫌に細かい音型が走り抜けるフィナーレ。(5:29/拍手有)
Concerto for horn and orchestra in E flat K.447は1787年頃ウィーン時代の作品。管楽器は2-cl/2-hrという特異なもの。Johannes Hinterholzer(1974-墺太利)はカメラータ・ザルツブルグの首席。ここでは古楽器を使って粗野にパワフル、第1楽章から野太い音色が迫力充分でした。「中音域で音程の取りにくい音(B?3)が度々使われ、ナチュラルホルンのハンドストッピング奏法の点では高い技術が要求されている」(Wikiより)そう。ヒンターホルツァーは難なく朗々と演奏しているけれど、おそらく超絶技巧なんでしょう。第2楽章「Romance」の優雅な旋律が有名でした。最終楽章は細かい音型のコントロールも完璧な躍動。
第1楽章「Allegro」(6:45)第2楽章「Romance. Larghetto」(3:51)第3楽章「Allegro」(3:51/大喝采有)
Symphony in E flat K.543は1788年の作品。これも二管編成にフルートは一本。オーボエは抜けて、クラリネットとティンパニ大活躍!今更な名曲中の名曲。
第1楽章「Adagio - Allegro」快速強烈なアクセントを刻む冒頭ティンパニに乗って、楽譜の読みはどうなっているの?ちょっと考え込むくらいの劇的序奏に始まりました。主部は晴れやかな表情に緊張感たっぷりなアクセントやタメしっかり、熱気とスケール大きい始まり。提示部繰り返し有。(9:46)
第2楽章「Andante con moto」速めのテンポ、付点のリズムに揺れて弾む優雅な弦が歌う緩徐楽章。途中の暗転も印象的でした。(8:03)
第3楽章「Menuetto. Allegretto - Trio」有名な「白鳥の歌」。いつもの牧歌的なイメージ一新!かつてないヴィヴィッドに快活なリズムのメヌエット。ティンパニのキレとアクセントも迫力抜群。クラリネットには装飾音が入ります。(4:22)
第4楽章「Finale. Allegro」快速にキレッキレの疾走。ティンパニは乱打!熱狂的な乱舞のフィナーレでした。(7:46/長い喝采有)

DGBrahsm ハンガリー舞曲集 第5番ト短調/第6番ニ長調/第17番 嬰へ短調/第3番へ長調/第1番ト短調/第20番 ホ短調/第19番ロ短調/第18番ニ長調/Dvora'k スラヴ舞曲集 第1番作品46の1 ハ長調/第10番作品72の2 ホ短調/第3番 作品46の3 変イ長調/第16番 作品72の8 変イ長調/第7番 作品46の7 ハ短調〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1959年)・・・自分にとってLP時代以来の原点、手許にいつもあって当たり前の音源。それでも実際に聴いたのは数十年スパン。圧倒的な厚みのある響きに優秀録音〜そんな記憶も、さすがに音質にちょっぴり不満を覚えて、粒の粗さや濁りを感じるのも仕方がない1959年録音、好事家の方は「いえいえ、オリジナルLPなら!」そんな声もありそうです。ぼちぼち70年前だしなぁ、これはこれで充分現役でしょう。
Herbert von Karajan(1908-1989墺太利)みたいな大スターでも、こんな小品集に全力投球なのですね。圧倒的なパワーに強引な前進、たっぷりとしたタメに表情豊か、語り上手なハンガリー舞曲集。作曲者自身による編曲は第1番、第3番、第10番のみ、残りはDvora'k 他の手によるものだそう。二管編成にティンパニ/大太鼓/シンバル/トライアングルも賑やかでした。当初は当初はピアノ連弾(4手ピアノ)として出版されたそう。
知っている懐かしい旋律ばかり、21曲全曲聴き通すにはちょっと根性が足りないので、ちょうどよい収録に感じました。Brahmsは「編曲」としているので作品番号はありません。
第5番 ト短調(2:35)第6番 ニ長調(3:41)第17番 嬰へ短調(3:20)第3番 ヘ長調(2:14)第1番 ト短調(2:52)第20番 ホ短調(2:30)第19番 ロ短調(2:10)第18番 ニ長調(1:22)
スラヴ舞曲集もBrahmsと似たような二管編成と打楽器。自分とこのステキな作品の出会いはカラヤンの17cmLPでした。オリジナルはピアノ連弾。お気に入り作品なので東欧系指揮者の全曲録音をあちこち聴いてきたけれど、カラヤンはほんまに久々。こちらもヴィヴィッドな躍動に圧巻の厚みとオーケストラの機能、リズム感よろしく速めのテンポに押し切る力技。木管に名人芸に聴き惚れました。時に二時間ドラマにも登場する第10番 ホ短調は哀愁極まる甘い表現、第16番 変イ長調の陶酔、これはカラヤンの腕の見せどころでしょう。第3番 変イ長調の牧歌的風情からの爆発の対比も上手い。第7番 ハ短調も同様。
第1番 ハ長調 作品46-1(3:33)第10番 ホ短調 作品72-2(5:00)第3番 変イ長調 作品46-3(4:47)第16番 変イ長調 作品72-8(6:34)第7番 ハ短調 作品46-7(3:24)


2026年9月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日土曜は雨も上がって上天気、それでも「一雨ごとの〜」秋の風情を感じます。前夜はタオルケットのみで就寝したら寒くて途中覚醒、薄い布団を出して二度寝、いつもよりちょっと寝坊しました。朝食や洗濯などしているうちに時間調整をミスして、大切なストレッチはさぼり、短いエアロビクスを済ませて、業務スーパー往復3kmほどウォーキングして食材を補充しました。女房殿は某ボランティア活動の会議に出掛けて行きました。夕食はしっかり調理して、今朝の体重は66.45kg▲200g。
屋久島に特別警報、観測史上最大地の降雨とか、地元の方はもちろん、観光客の方もたいへんな思いをされていることでしょう。本日明日と全国的には大雨が予想されております。印度尼西亜では火山の大規模噴火、現地の被害の詳細はまだ伝わってきません。日本への影響はいかがでしょうか。

「テンション」や「テンションが高い」という言葉、自分は「位置エネルギー」みたいな意味で使っていたけれど、それは英語ではよろしからぬ意味なんだそう。ある日動画を拝見して初めて知りました。むしろテンションが低いというのがリラックスして良い意味とのこと。【♪ KechiKechi Classics ♪】は英語圏の方が英訳して拝読してくださる方が存在するようだから、この際「grep」機能で「テンション」表現をすべて、なにか別な用語にいっせい置き換えしたいくらい。「元気が良い」「精力充分」「パワーもりもり」「気分高揚」とか、少なくともこれからは「緊張感」を使わぬように気を付けましょう。(「元気一杯」「緊張感」に置き換え実施しました)

今夜は男子バレー対巴林戦。阿曼は思わぬ善戦だったし、油断はできません。西田の膝は大丈夫でしょうか。

DECCA UCCD5214 Mussorgsky 歌劇「ホヴァンシチーナ」序曲/交響的絵画「禿山の一夜」/Rimsky-Korasakov 序曲「ロシアの復活祭」/Mussorgsky/Ravel 編「展覧会の絵」〜シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団(1985年)・・・ヴェテランCharles Dutoit(1936ー瑞西)よる40年ほど前の演奏。20年前の印象は

中庸の美を誇って、叫ばず、リキまず、細部入念に仕上げが上質素直、予想通り
あまりに予定調和的であってオモロないわ!
ところが数年前にはすっかり宗旨替えして好印象へ
洗練されてアクのない風情、淡い色彩もたっぷり愉しめます
極上にデリケートな演奏・・・どれもワン・パターン〜音質含め、これは貴重な個性
露西亜とは無縁の洗練された響きとバランス、極上の英DECCA録音と解像度を堪能いたしました。我が貧者のオーディオには英DECCAのマルチマイク録音がよく似合う。
「KhovanshchinaOverture」副題は「モスクワ河の夜明け」これはほんの爽やかな小手調べ。(3:53)
「A Night on the Bare Mountain」は馴染みのRimsky-Korasakov編(1886年初演)。不気味さを強調せず、洗練された軽快明晰な響きに、低弦とティンパニ、低音金管がクリアに浮き立ちました。ラストの夜明けの場面だっけ?これほど美しく映える「禿山」は初体験でした。(11:04)
「Russian Easter Festival」1888年に初演された名曲。三管編成+7種の打楽器、ハープ、露西亜正教会「キリストは復活せり」など賛美歌の旋律が核になった作品なんだそう。静謐な祈りのような序奏部(Lento mystico)から華やかに祝祭的な主部(Allegro agitato)へと緊張感を高めて、整ったアンサンブル、軽く素直に金管が響く快いバランス演奏でした。(14:56)
色彩豊かな「Pictures at an Exhibition」の初演は1922年(編曲依頼者であるクーセヴィツキー)
「Promenade - I. The Gnome」冒頭のトランペットから軽い響きに明るく朗、、アンサンブルは絶妙なバランス。「グノーム」は低音が効いても重くならず、各パート分離と定位よろしく華やかな風情は変わらない。(4:02)
「Promenade - II. The Old Castle」トロンボーンとオーボエが明晰に浮き立つ「Promnade」。古城に佇むの吟遊詩人の歌を表現するサキソフォーンとファゴットも神妙かつセクシー。弦の響きもムーディーでした。(5:50)
「Promenade - III. Tuileries」トランペット再び。そして「遊びの後の子供たちの口げんか」とは思えぬ小粋な風情のところ。(1:34)
「IV. Bydlo - Promenade」牛車を表現するチューバはヴィヴラートたっぷりに色気があって、苦渋の重労働を感じさせない。堂々たるオーケストラの盛り上がりはカッコ良い洗練。寂しげな木管の「プロムナード」から・・・(3:26)
「V. Ballet of the Unhatched Chicks」卵の殻をつけた雛の踊りへ。木管のデリケートな響きはしっとり。(1:12)
「VI. Samuel Goldenberg and Schmuyle」副題「ふたりのユダヤ人〜太った男と痩せた男」解像度たっぷり低弦中心のパワハラ系大男と、口だけは負けていない痩せ男、ここのトランペットは超絶技巧。(2:13)
「VII. The Market Place at Limoges」市場に集う女性たちの活気と喧騒は、かっちりとしたアンサンブルに品がありました。(1:28)
「VIII. Catacombae: Sepulchrum romanum - Cum mortuis in lingua mortua」荘厳な金管による「ローマ時代の墓」のみごとなアンサンブルに響きは思いっきり明晰、銅鑼の響きも印象的。しみじみとした思いに充ちた「死せる言葉による死者への呼びかけ」はプロムナードの変型版。(3:57)
「IX. The Hut on Fowl's Legs (Baba-Yaga)」ティンパニを先頭に打楽器の響きもクリアに分離して、弦と金管の絶叫にも響きは洗練されて濁らない。威圧感もない。(3:24)
「X. The Great Gate of Kiev」「キエフ」は露西亜語読み「キーウ」が正しい。朗々とした金管のファンファーレも鋭さ皆無にマイルド、引き続き打楽器は迫力ある低音充分に明晰を維持して、どこかクールに一歩引いた堂々たるクライマックスへ。もっと粗野な暴力を!求める方はいらっしゃるだろけど、自分はこんな都会的スタイルも大好きでした。(5:46)

RCA Victor SNA 25 009-R/1-5Schubert 交響曲第7番ロ短調「未完成」〜デニス・ヴォーン/ナポリ管弦楽団(1965年発売)・・・Denis Vaughan(1926-2017濠太剌利)による全集録音より。LP復刻の音質はかなり良心的。オーケストラの実態は不明だけど、バランスもよろしい、まともなアンサンブルでした。 初演は作曲者死後約40年以上1865年。二管編成+ティンパニ。これは稀代の人気作品。
第1楽章「Allegro Moderato」神妙に深淵なロ短調3/4拍子、中庸のテンポによく歌って、緊張感は充分。悠々とオーソドックスに重過ぎない演奏。ここは心より名曲と感じます。(11:47)
第2楽章「Andante Con Moto」ホルンと弦が穏健に始まる緩徐楽章はホ長調3/8拍子、そっと微笑むように優しい旋律、そして劇的な対比。テンポ感などは前楽章に似て、アンサンブルは細部デリケート、ていねいに仕上げて高揚いたしました。(11:56)
第3楽章「Scherzo; Allegro」ロ短調3/4拍子。20小節目までが総譜、残りはピアノ・スケッチ(主部114小節)のみ残っているらしく、 復元されて演奏されました。(誰の労作かは不明) まるで初期Brcuknerみたいな素朴なリズムを刻んで、意外と素朴に明るい風情でした。 (5:34)


2026年9月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

四国九州など豪雨被害のところには申し訳ないけれど、こちらは久々のまとまった雨。気温も下がって佳き気候ですよ。昨夜はタオルケットだけでは寒いくらいでした。本日は晴れるようです。引き続きインフルエンザの感染者が増えているのが心配。

前夜、せっかくの快適な気温なのに途中覚醒は残念、二度寝して朝、ゴミ出し、トイレ掃除、洗濯(室内干し)、ストレッチや短いエアロビクス済ませて市立体育館を目指しました。傘をさしていたので途中路上のペットボトル5−6本放置したままなのは心残り。生駒山からの流れはそれなりに増水しておりました。雨模様なので自転車組が断念したのか、トレーニングルームは空いてゆっくりゆる筋トレ完了、帰りスーパーに寄って食材補充完了。左膝の調子がよろしくない。帰宅して昼食を摂っていいたら女房殿が平日介護生活を終えて帰宅いたしました。今朝の体重は66.65kg▲500g。ようやく減ってくれました。

8月の電気料金は6,517円。前月対比+2,527円はやはりエアコン多用の影響でしょう。ところが前年同月対比▲138円、これは補助が入っていましたっけ。

学生時代より親しい同期(女性)は故郷の唐津に戻って結婚、若い頃は元気印の骨太の記憶しかないけれど、ここ数年、手首や足首を相次いで骨折したのは華麗なる加齢(お互い様) 挙句、昨年大動脈解離発症して大手術、秋に唐津くんちを見学に遊びに行った時には、まずまず快復しておりました。
LINEに近況報告があって、10年前くも膜下出血に倒れて意識不明だった妹さん(学生時代に京都迄遊びに来た記憶がある)がとうとう亡くなり、お母様も老衰に逝去されたとのこと。真面目に日々過して、節制して、運動も欠かさず、清廉潔白に過ごしたとしても、自分や周りに次々不幸が起こるのも巡り合わせ、偶然よろしからぬ流れに乗ってしまうこともあることでしょう。半世紀上に渡る昔馴染みのこと、しみじみそんなことを考えてしまいました。

そして夜は男子バレー対阿曼戦。とくに日本側のミスもないけれど、阿曼は思わぬパワフルな攻撃、日本側に情報もなかったせいか、けっこう攻め込まれました。結果3-1で辛勝。永露(広島サンダーズ)に代わって代表入りしたセッター河東(Sting愛知)にも注目。175cmだからバレー選手としてはけっこう小さいのですね。途中交代で出場機会はあって、落ち着いたプレイが見られました。高橋藍のフェイクセットも、サービスエースもおみごと。西田の膝がちょっと心配です。

Brilliant BRL94386Boiccherini チェロ協奏曲第2番ニ長調 G.479/第3番ト長調 G.480/第1番ハ長調 G.477/第9番変ロ長調 G.482〜エンリコ・ブロンツィ(vc)/アカデミア・イ・フィラルモニチ・ディ・ヴェローナ(1992年)・・・Luigi Boccherini(1743-1805伊太利)は西班牙に活躍した、Haydn、Mozartと同世代の作曲家。自身チェロの名手だったらしい。シンプルに快活な作風に一般的な知名度は薄いけれど、数多くの作品が残されました。
Enrico Bronzi(1973-伊太利)率いるAccademia I Filarmonici di Veronaはピリオド・アプローチのモダーン楽器アンサンブルなんだそう。ヴィヴラート控えめに少人数、軽快軽妙に弾むようなリズムに快速、溌剌としたアンサンブルに音質極上。往年の巨匠たちの録音を思い出せば、こちらのスタイルは別作品を聴くかのよう〜実際Gru"tzmacher編はずいぶんと違うけれど。
どれも類型的な急緩急の三楽章は明るく牧歌的、チェロは高音を多用した超絶技巧に晴れやか、時に陰影があって旋律に味付けがちゃんとありました。十数曲現存するけれど、いくつかは偽作とされております。
Cello Concerto in D Major, G. 479
「Allegro」(6:57)「Adagio」(4:41)「Allegro assai」(4:35)
Cello Concerto in G Major, G. 480
「Allegro」(6:46)「Adagio」(4:03)「Allegro」(5:10)
Cello Concerto in C Major, G. 477
「Allegro」(5:10)「Largo」(3:39)「Allegro」(4:37)
Cello Concerto in B-Flat Major, G. 482 これはFriedrich Wilhelm Gru"tzmacher(1832-1903独逸)による大胆な編曲によって有名になったものの原曲。あちこち馴染の旋律が顔を出しました。
「Allegro moderato」(7:51)「Andante grazioso」(6:00)「Rondo: Allegro」(5:19)

Claves CD50-9911Verdi レクイエム〜ヴィレム・ファン・オッテルロー/ハーグ・レジデンティ管弦楽団/オランダ放送合唱団マーティナ・アーロヨ(s)/キャロル・スミス(ms)/アレクサンダー・ヤング(t)/マルッティ・タルヴェラ(b)(1970年)・・・Messa da Requiemは1874年初演。劇的華麗な作品は大好評だったけれど、当時の批評家からは「レクイエムの衣装をまとったオペラだ」〜今も昔も無責任に言いたい放題な外野は存在するもの。4人の声楽ソロ+混声合唱。大規模な四管編成、トランペット4本に舞台裏には更に4本を準備するそう。オフィクレイドは特殊楽器なのでチンバッソ(低音用のバルブトロンボーン)に代用するそう。ティンパニ+重低音の大太鼓が効果を上げております。
Verdiのオペラはほとんど聴かないけれど、大仰に壮大、雄弁劇的なるレクイエムはお気に入り。出会いはフリッツ・ライナーの巨魁な、恐ろしい演奏だっけ?(FM放送より)かつてはイヴァン・マリノフ/ソフィア歌劇場によるマニアックな演奏を聴いていたし、トゥリオ・セラフィン/ローマ歌劇場の1959年録音は今でもにお気に入り。
これはWillem van Otterloo(1907-1978阿蘭陀)によるちょっと珍しい音源。スケールはたっぷり、残響豊か音質も極上、ハーグのオーケストラは迫力充分。合唱は弱音がデリケート、声楽ソロも雄弁に個性的でした。あとは演奏個性云々するほどの知識もなし、壮麗な作品を快く堪能いたしました。
「Requiem(レクイエムとキリエ)」神秘の哀しみが静かに広がる合唱の始まり。男女順繰りソロの劇手的詠唱の迫力はまるでオペラそのもの。(8:37)
「Dies irae(怒りの日)」これがSFとかアニメの場面に使われる打楽器低音炸裂の大爆発、それに呼応する合唱もカッコ良すぎ。(2:07)
「Tuba mirum(くすしきラッパの音)」舞台外も絡むトランペットのファンファーレから絶叫する合唱、そして貫禄のバスのソロへ、急激に静謐へ至りました。(3:07)
「Liber scriptus(書き記されし書物は)」メゾ・ソプラノの知的に強靭な声にファンファーレが重厚に絡んで、やがて激昂します。(4:50)
「Quid sum miser(哀れなる我)」引き続きメゾ・ソプラノに加えてテナーが静かに嘆くところ。(3:40)
「Rex tremendae(御稜威の大王)」威厳ある男声合唱に、声楽ソロが順繰り登場して、圧巻の迫力絶叫へ。(3:50)
「Recordare(思い給え)」落ち着いた女声ソロ中心にやがて情感は高まります。(4:17)
「Ingemisco(我は嘆く)」テナーの切ない歌は切々。(3:38)
「Confutatis(判決を受けた呪われし者)」バスの朗々たる貫禄。(3:53)
「Lacrymosa(涙の日)」は「Dies irae(怒りの日)」ド迫力再来!それはすぐに収まって、メゾ・ソプラノの哀しみの声に導かれ、声楽陣全員が唱和します。尋常ならざる情感の高揚へ。(7:08)
「Offertorio(奉献唱)」穏健な風情に声楽ソロが延々、静かに絡み合います。やがて高まる気分は、まるでオペラの一場面を見るよう。(10:03)
「Sanctus(聖なるかな)」トランペットに乗って喜ばしい合唱は、颯爽とカッコ良い勝利の凱旋風(2:19)
「Agnus Dei(神の子羊)」ソプラノの可憐な声から荘厳な合唱へ。愁いを含んだ魅惑の陰りへと歩みを進めます。(4:55)
「Lux aeterna(絶えざる光を)」メゾ・ソプラノの高貴な声からバスへ、声楽ソロは雄弁な旋律から、やがて静かに収束します。(6:12)
「Libera me(我を救い給へ)」絶望的に美しく強靭なメゾ・ソプラノの声が延々、「Dies irae(怒りの日)」ド迫力復活!冒頭「Requiem」の神秘の哀しみが静かに広がる合唱が再来、壮大なる声楽による二重フーガが緊張感を高めて劇的な幕切れでした。(12:41)


2026年9月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

週末に至って涼しく、朝からしとしと雨模様、一気に秋の気配が感じられます。九州では記録的大雨の厳重警戒が出ているようです。

呑んだ翌日は眠り浅く、途中覚醒みたいなことが多いけれど、前日はけっこう朝迄けっこう眠れました。朝は呑み過ぎたかな、反省するような体調だったけれど、朝食摂って、洗濯済ませて、ストレッチしたら体調は戻りました。天気予報は終日小雨?いちおう外干し(途中から室内に取り込みました/夕方より本格的な雨へ)。昼間からエアコンは必要ないけど、湿度は異常に高い。食材はほとんど切れているけれど、買い物に出掛けるの億劫、結果的に終日引き隠りみたいな生活へ。一時帰宅する女房殿に納豆だけお願いしました。食欲ないとか云いつつ、けっこう喰って身動きせずごろごろしていたら、今朝の体重は67.15kg+50g。ここから当面1kg減らしたい。

政治にはあまり関わっていないし、興味も薄いほうだけれど、れいわ新選組はいのちの党に衣替えして、抜けた人も含めて内紛絡みっぽい感じ。
中道革新連合は立憲、公明の合流断念とのこと。支持率は伸びなくて、誰も泥船に好んで乗る人はいませんから。誰が見ても急ごしらえの選挙互助会、結果的には先の衆院選は公明党が甘い汁吸って、うまく議席を伸ばしたもんですよ。
立憲民主党はもともと、2017年民主党から希望の党?とやらへの合流を目指したときに(当時前原さん代表→自滅)反原発とか護憲との思いに枝野さんがどぶ板より結成したものだったはず。その辺りの初心はすっかり抜け落ちて、宗教政党を嫌う人からも支持されなかった。

野田さんの読みはいつも壊滅的やなぁ、前回の民主党政権の崩壊、今回の公明との連携、思惑は全部外れて、前原さんもそうやけど、先の流れが読めない?運のない、持っていない人はいるものですね。国民民主党も一時の勢いが感じられない。地方政治も不祥事ばかり。リアルな物価高と世界的に広がる血生臭い戦争、そして天変地異〜打つ手ないのかな。以上、あくまで外野の勝手な野次ですんまへん。ネット記事を読んだら、あまりこの見方と変わらない感じ。誰でも似たようなことを考えるのかな。

夜は男子バレー対阿曼戦。人気高いから地上波放送なんですね。勝って当たり前だけど、内容に注目。

Mahler 交響曲「大地の歌」〜カルロ・マリア・ジュリーニ/ロサンゼルス・フィル/ペーター・ホフマン(t)/タチアナ・トロヤノス(ms)(1980年ライヴ)・・・Carlo Maria Giulini(1914-2005伊太利)がロサンゼルス・フィルの音楽監督を務めたのが1978-1984年、1990年ミラノのリコルディ前、彼とすれ違ったのが自慢です。前任のメータが取り上げなかった演目を意識的に採用して、オーケストラを鍛えたそう。歌い手も皆鬼籍に入って、これも歴史的録音?なんか遣る瀬ない気分になりますよ。
これはベルリン・フィルとのセッション録音(1984年)ウィーン・フィルとのライヴ(1987年)より前の珍しいコンサートの記録でした(FM放送エアチェックらしい)。音質はちょっと薄く、軽めだけれど、かなり明快。
Das Lied von der Erdeの初演は1911年(ブルーノ・ワルター)三管編成にマンドリン、チェレスタ、銅鑼が入って、大きな編成だけど声楽ソロを活かすため大音響は避けられているそう。五音音階(ペンタトニック)はいかにも東洋的な風情、日本人には漢詩の世界とか水墨画を連想させて、厭世と親しみを感じさせる作品。
まったりとていねいな語り口とアンサンブル、明るく瑞々しい響きにオーケストラの技量を感じさせました。世紀の二枚目ヘルデン・テノールとして人気があったPeter Hofmann(1944-2010独逸)はいかにも若々しく溌剌。男装の麗人として「ばらの騎士」のオクタヴィアンを当たり役としたTatiana Troyanos(1938-1993亜米利加)は強靭なヴィヴラート。自分の勝手なイメージだけど、この作品には必須の厭世観が不足する”ハデさ”に、ちょっぴり違和感はありました。いずれ、ジュリーニの統率に充実した緊張感たっぷり、どの楽章も立派な完成度でした。
第1楽章「大地の哀愁に寄せる酒の歌(Das Trinklied vom Jammer der Erde/悲歌行(李白)」冒頭のホルンの叫びは明るく印象的、アクセント明晰な管弦楽は迫力充分、テナーは若々しく劇的、大仰な表情でした。(8:29)
第2楽章「秋に寂しき者(Der Einsame im Herbst/愁思(銭起))」刈り込まれた管弦楽は雰囲気と陰影たっぷり、寂寥の秋の風情を歌う女声。トロヤノスの声は立派過ぎる押し出し、濃いヴィヴラートでした。(9:31)
第3楽章「青春について(Von der Jugend/宴陶家亭子(李白))」ユーモラスな東洋的音階に乗せて、朗らかに歌うテナー。(3:27)
第4楽章「美について(Von der Schonheit/採蓮曲(李白))」蓮の花を摘む乙女たちと、馬で駆け抜ける若者の風景。トロヤノスの立派な声は可憐な「乙女」ちゃうなぁ。「馬で駆け抜ける若者」はオーケストラが爽快にパワフルに爆発しました。(7:03)
第5楽章「春に酔える者(Der Trunkene im Fruhling/春日酔起言志(李白))」上気した表情に雄弁、朗々とした明るい声には少々力みが感じられました。(4:20)
第6楽章「告別(Der Abschied/送別(孟浩然・王維))」全体の半分を占める圧巻のフィナーレ。現世への別れと、永遠に再生を繰り返す「大地」への帰依を表現しているそうな。全合奏に非ず、各パートが緻密に絡み合って静謐な響きに女声を浮き立たせるところ。ジュリーニのオーケストラは清涼な響きに諦念漂う美しい仕上げ、トロヤノスの声は強靭かつ自信に溢れてパワフルに骨太な説得力でした。(27:55/この後に長い拍手とアナウンスが入る)

EMI 9072512Stravinsky ヴァイオリン協奏曲 ニ長調(マキシム・ヴェンゲーロフ(v)/ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ/ロンドン交響楽団/1999年)/管楽器のためのサンフォニー(1947年改訂版/フランツ・ヴェルザー=メスト/ロンドン・フィル)/1993年)/ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ(ミシェル・ベロフ(p)/小澤征爾/パリ管弦楽団/1971年)・・・これはEMIが「20世紀の音楽」として寄せ集めたStravisnky作品中より抜粋して聴いたもの。
Violin Concerto in Dは1931年初演(サミュエル・ドゥシュキン)各楽章バロック風の題名が付いて、かなりテクニック的に難物な「D4 - E5 - A5 - E6」パスポート・コード(重音)が冒頭に配置されるハードに前衛的な作品。演奏機会も、録音も多い近現代では屈指の人気作品。グリュミオーやオイストラフなど、前世代の美音ヴァイオリニストも録音しておりました。Maxim Vengerov(1974-露西亜→以色列)は現役最高峰、ヒステリックに非ず、たっぷりと美しい音色、瑞々しい余裕の技巧に、Stravinskyは作品イメージを変えてくださるもの。音質も極上。
第1楽章「Toccata」絶叫するソロのパスポート・コード(重音)から、ユーモラスに変幻自在な表情に、ゆったり歩む始まり。ロストロポーヴィチの伴奏がなかなか濃厚、リズムをしっかり刻んで明晰でした。(6:22)
第2楽章「Aria I」重音から始まって、ちょっぴり哀愁の旋律が自由に纏綿、表情豊かなヴァイオリンはけっこう壮絶なテクニックに躍動いたします。(4:07)
第3楽章「Aria II」嘆きの風情にしっとり静謐。落ち着いて濃厚なヴァイオリンの歌が続きます。(6:11)
第4楽章「Capriccio」壮絶な技巧のヴァイオリンは明るく躍動して、軽快なリズムはユーモラス。オーケストラの掛け合いも緊張感たっぷりに、各パートの動きは明晰に浮き立って、ソロの絡みは極めてクリアでした。(6:21)
Symphonies d'instruments a vents, in Memoriam C. A. Debussyは1921年初演(クーセヴィツキー)。素っ頓狂に華やかなファンファーレとコラールによる、緊張感たっぷりの短い作品。管楽器のみ23−4人の編成。改訂版は微妙に編成が違って(特殊管楽器の廃止など)拍子・リズムの整理がなされたそうだけど、あまりその違いは理解しておりません。これはかつてブーレーズが来日して演奏したものをFM放送から聴いて以来のお気に入り作品。(9:11)
Capriccioの初演は1929年(作曲者のピアノ/アンセルメ)三管編成に弦楽四重奏と弦(第2ヴァイオリンがない)。新古典主義時代の代表作とのこと。若き日のMichel Beroff(1950-仏蘭西)腕の故障前の録音は溌剌として素晴らしいテクニック。小澤征爾とはほかのピアノ協奏的作品も録音しておりました。もう半世紀以上前の録音だけど、音質は良好。
「Allegro」堂々として怪しい暴力的な始まり、なんとなく俗っぽい哀愁の旋律に、ピアノの扱いは極めて技巧的。若き小澤征爾のオーケストラはかっちりと正確でした。(6:32)
「Andante rapsodico」ちょっぴり遣る瀬なく、やがて自在にラプソディックな旋律が躍動。(5:00)
「Allegro capriccioso ma sempre giusto」細身の軽快、正確なリズム、ノリノリの目まぐるしく疾走するフィナーレ。(4:59)


2026年9月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日朝一番は青空が広がって、いつも通り市立体育館を目指したら、微妙に風が涼しい感じ。トレーニングルームにしっかり鍛えてシャワーを使って帰宅する時には曇って昼頃一時小雨の予報もけっきょく降らず、本日は小雨模様の予報、気温はちょっぴり落ち着くようです。さすがに9月の声にゆっくり、秋は接近しているのでしょうか。帰る途中、愛用のリュックのジッパーがとうとうアウト(息子のお下がり)以前からやや怪しくて、だましだまし約2年ほど?毎日使って力尽きました。一時使っていた別のを数年ぶりに引っ張り出したら、それはとっても使い勝手がよろしくなかったことを思い出しました。

帰宅して涼んでいたら爺友よりLINE有。先日スマホに連絡があったことに気付かず失礼したのと、誰ともお話さぬ生活もナニ、いつもの梅田駅前ビル地下激安居酒屋を目指しました。いつも通りの昼酒、馬鹿話しに花を咲かせて、居酒屋街は空いておりました。斜視の手術を受けるとかなんとか云っておったなぁ。かなり呑んで喰って夕方、最寄りの駅よりタクシーにて帰宅、ヴェテランの運転手は大きな車両なのにみごとに千円に収めてくださいました。その結末は最悪の67.1kg+450g、今朝背中の不快感もかなり、連続だけど軽くトレーニングに出掛けようかな?食欲もまったくありません。

玉村豊男さん亡くなったんやなぁ、享年80歳。若い頃彼の著作を熱心に読んで、オシャレな田舎暮らし、みたいなライフ・スタイルに憧れたものです。まさか引退後に大阪の衛星都市、準工場地帯の街に団地住まいするなんて、思いもよりませんでしたよ。なんとなく、つぎつぎ、どんどん昭和の価値観や思い出が終わってしまう寂しさを感じました。

RCA Victor SNA 25 009-R/1-5Schubert 交響曲第8番ハ長調〜デニス・ヴォーン/ナポリ管弦楽団(1965年発売)・・・Denis Vaughan(1926-2017濠太剌利)はトーマス・ビーチャムの弟子らしい。The Orchestra Of Naplesの実態は不明、放送交響楽団なのか、サン・カルロ歌劇場のオーケストラか、それとも録音用の臨時編成か、伊太利RCAにかなりの録音が残って、アンサンブルは予想外に優秀。これはLP5枚分のSchubert交響曲全曲録音より。CDにはなっていないようで、LP復刻音源を拝聴いたしました。音質はまずまず、残響豊かなステレオ録音。ものものしいスケールを強調しない親密な演奏でした。
Symphony No.8 in C "Great"の初演は1839年(Mendelssohn)。二管編成をベースにトローンボーンが3本に強化され、厚みのある巨大なる人気作品。
第1楽章「Andante; Allegro Ma Non Troppo」中庸のイン・テンポを基調に素直な表現と、スウィングするようなリズムが快い始まり。提示部繰り返しなし、冒頭2本のホルンから明るい音色、主部への突入はすっきりとした自然な流れに、整ったアンサンブルは荘厳さをあまり強調せぬものでした。(13:30)
第2楽章「Andante Con Moto」テンポはやや速め。優しい旋律は哀愁を帯びて、ここもリズミカルなノリよろしく、よく歌って、浮き立つように歌う緩徐楽章。中間部の情感の盛り上げにも力みやムリはなく、冒頭のテンポに戻る神妙な流れも作為を感じさせない。(14:50)
第3楽章「Scherzo; Allegro Vivace」躍動するリズムがヴィヴィッドに軽快、明るいスケルツォ。3/4拍子のリズムも優雅に、トリオには木管やホルンが気持ちよろしく、のどかに、民謡風に牧歌的な旋律を歌いました。(10:35)
第4楽章「Finale; Allegro Vivace」ここも繰り返しなし。ハ長調による晴れやかな付点のリズムに快速、弦の細かい音型が繰り返されえる熱狂のフィナーレ。ラストまでアンサンブルの緊張感や勢いは維持され、弦も管も意外と優秀なテクニック、明るい音色に駆け抜けました。(11:31)

Argo ZRG 936Bartok ヴァイオリン協奏曲第2番(ロ短調)〜アイオナ・ブラウン(v)/サイモン・ラトル/フィルハーモニア管弦楽団(1980年)・・・Iona Brown(1941-2004英国)はAcademy of St Martin in the Fieldsに参加して、やがてリーダー兼指揮者へ。指揮者としても活躍したけれど残念、60歳そこそこに亡くなったのは残念。Simon Rattle(1955-英国)25歳の録音。これは珍しい音源、初めてその存在を知りました。音質は上々〜偶然だけど、この作品は歴史的録音やステレオ初期の音源に接する機会が多くて、音質条件のよろしいディジタル音源はあまり経験していなかったかも。
初演は1939年(ゾルタン・セーケイ(v)/初演の録音が残っているそう)大成功だったとのこと。二管編成をベースにホルンは4本、トロンボーンは三本、打楽器は6種と多彩、チェレスタとハープが入る伴奏。
第1楽章「Allegro non troppo」怪しいハープを伴奏に切ない民俗舞踊風旋律の始まり。アイオナ・ブラウンのソロは凄みとか骨太の激しさより余裕のテクニックと緊張感に+しっとりとした美しさが際立って、時にヒステリックな管弦楽の迫力とその対比は際立ちます。若きラトルのオーケストラはメリハリしっかりとしてクリア、ソロとのバランスはカッコ良いもの。(17:24)
第2楽章「Andante tranquillo」落ち着いた風情漂う「夜の音楽」の旋律に、ヴァイオリンはしっとり神秘に浮遊するよう、オーケストラも纏綿と歌って粛々と変奏されました。ティンパニの存在感はドキドキするよう。(10:44)
第3楽章「Allegro molto」民族風の泥臭い、激しいリズムと旋律は第1楽章を変形させたものらしい。ここのヴァイオリンも美しく洗練され、晦渋さを強調しない。フィルハーモニア管弦楽団もデリケートにソロを引き立てて、朗々とした清潔な響きに、キレのある打楽器の低音もしっかり響きました。ある種粗野な暴力性が魅力のBartokは、潤いある音色と響きに、パワーと気品を感じさせました。(12:20)


2026年9月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日は「防災の日」だったのですね。スマホに連続して訓練メールが入っておりました。明日くらいから大雨の予報が出ております。
相変わらずの好天に高温多湿が続きます。南洋には台風が控えているらしい。前夜はエアコン30度C設定では追いつかず途中覚醒、ちょっぴりYouTubeを眺めて29度C再設定、二度寝していつもより朝寝坊しました。朝ゴミ出ししたら風がわずかに爽やか?・・・気のせいでしょう。いつのまにか蝉は完全に姿を消しました。朝、いつも通りのストレッチは入念、肩膝腰関節の可動域確保、腹筋と30秒プランクで締め括り、短いエアロビクスも欠かしません。思い立ってご近所ローソン迄ATM現金引き出し、ウォーキングは往復1kmにもならんけど、やらんよりマシでしょう。こちらに転居後4年以上経って、おそらくコンビニはATM以外利用したことはないと思います。なんせ現役時代お仕事は食品畑に関連して、価格と品質には一家言あるつもり(もう時代遅れだけど)。今朝の体重は66.65kg+300g、これからしっかり身体を動かして減らしましょう。

女子バレー亜細亜選手権優勝の泰、吉田コーチにネット上の誹謗があったらしい。ふだんはおとなしく、配慮もある日本人だけど、どうしてネット上ではケツの穴の小さい、アホな過激派になってしまうのか。嗚呼、情けない。日本に勝った泰が中国と決勝戦、泰を応援するのは当たり前でしょう。その強さや指導を称賛して、日本は謙虚に学ばなくては。

90歳のボディビルダー金澤利翼さん。今回で17回目のマスターズ優勝、2度の日本選手権優勝と合わせて19度目のタイトルとのこと。記事の表題は「生きているだけで凄いのに!」インタビューでは
「人生は一度しかない。お金もないから、死ぬまでたくさんの名誉と記録をつくりたい」〜泣けるなぁ。励まされるなぁ。「93歳迄現役を続けたい」とも。素晴らしい人生ですよ。日々身体を鍛える、追い込むと云うことはノーミソも健康なんでしょう。自分は安閑と漫然、だらだらと日々過ごして情けない。

SONY 82876765862Stravinsky 「兵士の物語」〜イーゴル・ストラヴィンスキー/コロンビア室内アンサンブル/ジェレミー・アイアンズ(1961年)・・・「L'Histoire du soldat」は1918年に初演(ローザンヌ)朗読・演劇・バレエを融合させた独創的な舞台作品。第1世界大戦がようやく終わり、スペイン風邪が大流行して社会は疲労しきって財政難、小編成の作品が求められた時代背景があるらしい。
第1部「悪魔の誘惑と喪失」第2部「富への飽くなき渇望と結末」欧州版浦島太郎?魔法の本(富をもたらす本)と、悪魔に自分のヴァイオリンを交換、すべての富を手に入れた挙句の結末は・・・そんな浅はかな人間欲望の筋書きか。種々いろいろ聴いてきたつもりだけど、起承転結メリハリはっきりしない(幾度聴くとちゃんと理解できる)ウィットに小粋なエピソードがだらだらと・・・そんな風情が大好き。言語は詳細理解できないけれど、そのシニカルな内容や流れはちゃんと楽しめる。音楽的にはジャズの影響を受けたラグタイム、タンゴ、ワルツ、そしてパロディ化されたコラールが厳選された編成に浮き立って、初耳はLP時代ストコフスキー?だっけ、爾来ずっとお気に入り作品。
編成はcl/fg/tp/tb/v/cb/打楽器は一人の奏者(スネアドラム-2/フィールドドラム/バスドラム/シンバル/タンバリン/トライアングル)+ナレーター。メンバーはIsrael Baker(v)/Charles Brady(tp)/Robert Marsteller(tb)/William Kraft(Percussion)/Richard Kelly(cb)/Roy D'Antonio(cl)/Don Christlieb(fg)。皆ヴィヴィッドにノリノリな腕利き揃い。これは数々聴いてきた演奏中の決定版、最高の演奏でした。ハリウッドでの録音は極めてリアル。
これはもともと1961年組曲版の録音、さらに1967年に一部追加録音して全曲へ、さらには Jeremy Irons(1948-英国)のナレーター(これは抑制が効いて味わい深い声)を2005年に加えて完成されたアルバムとのこと。監修はロバート・クラフト。日本語版(石丸幹二)も出ております。
Histoire Du Soldat
The Soldier's March(兵士の行進)(3:13)
第1部「悪魔の誘惑と喪失」
Airs By A Stream(小川のほとりの歌)(7:34)
The Soldier's March(兵士の行進)(4:37)
Pastorale(パストラール)(7:23)
Airs By A Stream(小川のほとりの歌)(3:55)
Airs By A Stream(小川のほとりの歌)(0:45)
第2部「富への飽くなき渇望と結末」
The Soldier's March(兵士の行進)(4:00)
The Royal March(王の行進曲)(8:32)
The Little Concert(小コンサート)(3:18)
Three Dances: Tango(1:56)
Waltz(1:54)
Ragtime(2:11)
The Devil's Dance(悪魔の踊り)(1:35)
Little Chorale(小コラール)(0:36)
The Devil's Song(悪魔の歌)(0:37)
The Great Chorale(大コラール)(4:57)
Triumphal March Of The Devil(悪魔の勝利の行進曲)(2:11)

Vista VeraThe Legacy of Maria Grinberg, Volume 5Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調/Schumann ピアノ協奏曲イ短調〜マリア・グリンベルク(p)/カール・エリアスベルク/ソヴィエット国立交響楽団(1958年ライヴ)・・・Maria Grinberg(1908-1978烏克蘭?)は旧ソヴィエット時代に国内を中心に活躍したピアニスト。Karl Eliasberg(1907-1978白露西亜)は日本ではほとんど知名度がありません。もちろんモノラルだけど、予想外に解像度は良好、比較的聴きやすい音質。使用楽器は不明、スタンウェイにしてはタッチが少々硬質?
Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調は1909年初演(ニューヨーク/作曲者)ピアニストの腕が試される屈指の難曲。全曲途切れずピアノは弾き続けます。ピアノのリアルなタッチに、ライヴの熱気は充分伝わりました。昔は苦手系だったけど、ここ最近濃厚露西亜風旋律は気に入っております。
第1楽章「Allegro ma non tanto」壮絶なOssia(大カデンツァ)使用。ピアノはパワフルに硬質、テクニックにはいささかの不安もなく、落ち着いたテンポに慌てず走らず余裕、濃厚な旋律はクールな表情に揺れて情感は高まります。エリアスベルクのオーケストラとはソロと息が合っていると感じました。(16:13)
第2楽章「Intermezzo: Adagio」哀愁のオーボエに、ヴィヴラート豊かな魅惑のホルンも響いて弦もたっぷり泣く始まり。やがて雪崩のようにピアノが参入して、纏綿と表情豊かに歌いました。ここも美しさ極まって激情に揺れ、終盤の軽快なワルツ風味も魅惑の間奏曲。例のホルンもたっぷり歌います。(10:36)
第3楽章「Finale: Alla breve」そのまま沸き立つようなエネルギーを湛えて、細かい音型が疾走するフィナーレへ。ライヴでこの強靭なタッチ、パワーが持続する驚異、ニ長調に明るく上機嫌に転調した旋律を、余裕のテクニックにしっかりアツく歌わせて高揚いたします。ラストに向けての流麗なピアノはちょっと安っぽい音色?に感じるのは楽器のせいなのか、音質印象でしょうか。(14:45/大喝采有)
Schumann ピアノ協奏曲イ短調は1845年初演(クララ・シューマン)。浪漫派の人気作品であり、終楽章が「ウルトラセブン」に使われて一部のマニアには話題になっておりました。哀愁に切ない魅惑の旋律が続いて、こちらのほうが音質は比較的良好。
第1楽章「Allegro affettuoso」こちらもデリケートなタメに揺れて、濃厚な浪漫の旋律をピアノは切々と歌って力強く骨太、デリケートに躍動します。オーケストラはやや重い感じ。(15:07)
第2楽章「Intermezzo: Andantino grazioso」淡々と味わいある落ち着いた間奏曲。たっぷり甘いオーケストラとの絡み合いも切ないところ。(5:10)
第3楽章「Allegro vivace」流麗なテクニック、圧巻の力強いパワー自在、華やかな付点のリズムに躍動するフィナーレ。たっぷりワクワクするような感銘をいただきました。ラストのピアノのミスタッチや疾走はいかにもライヴっぽい。(10:52/拍手有)


2026年9月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

相変わらず厳しい猛暑続きのまま9月に入りました。気持ち的にはさっさと秋になって欲しいけれど、なかなかそうもいきません。相変わらずの途中覚醒、眠り浅く二度寝して朝、前日手抜きしたストレッチしっかり、YouTubeエアロビクス済ませて市立体育館迄の路上は日差しがきつく、厳しく感じました。月曜のトレーニングルームには常連メンバー集って、いつものメニューをしっかり消化して鍛えました。帰宅したら、女房殿は既に婆さん宅に出掛けて、せっかく前日仕立てた、ごぼうとこんにゃくの煮物を持参忘れ、冷蔵庫に残ったまま。好天に洗濯物も気持ちよく乾きます。終日高温が継続して、昼からエアコンを効かせて昼寝はいつもの生活。今朝の体重は66.35kg▲100g。ポップコーン一袋勢いで喰ってしまったワリに減ってくれました。

例のWifi変更に伴う、解約手数料バック却下の件。代理店の営業の方と連絡を取った結果、どうも契約手続きミスがあったみたい。代理店のほうで差額補填をしていただけることになりました。振込口座を教えてくれとの連絡がありました。(ほんの3,000円弱だけど)営業マンの甘言に乗って散々苦労いたしましたよ。半年の半額期間が終わったらNuroひかりに戻すつもり。どうせヒマだから、こんな手続き上の四苦八苦も佳きノーミソ鍛錬かも。(さっそく入金がありました)

東京の事件捜査や警備を担う警視庁で2026年度、4万3,619人の警察官の定員に対して3,060人の欠員が生じている。充足率は4月時点で93.0%と全国平均の97.1%を大きく下回り、最下位とのこと。
東京には若者が多いはず。でも、若者向けの就職口も多く、競合も激しいかもしれません。それに「警察」というお仕事そのものが嫌われているのかも。こんなところにもリアルに若者不足の影響が出るのですね。こればかりは外国人に補充というワケにはいかぬでしょう。

Point 2671332 これは懐かしくも怪しいPILZ音源?激安CD付録付き雑誌にも登場した音源。なかなかのマニアックな収録作品、音質、演奏とも注目すべき内容でした。
de Falla バレエ音楽「恋は魔術師」(アントン・ナヌート/リューブリヤナ放送交響楽団/エヴァ・ノヴシャク=ホウシュカ(ms))・・・1980年代の録音と類推。Anton Nanut(1932-2017斯洛文尼亜)は数多い録音に、日本の廉価盤愛好家界隈に話題となり、2009年には来日も果たした指揮者。
El Amor Brujoは1915年舞台劇「Gitaneria」として初演。それを1925年管弦楽の規模を拡大、二管編成に改定して「恋は魔術師」になったそう。(大昔1915年版/室内楽編成を聴いていたけれど、記憶は完全雲散霧消)
これは音質良好、1980年代の録音と類推。西班牙のリズムがアツく滾(たぎ)る立派な演奏でした。ピアノのリズム感が印象的なアクセントに魅惑の旋律が続きました。リューブリヤナ放送交響楽団は絶好調、意外なる隠れ名演奏。
「Introduccion y escena(序奏と情景)」Eva Novsak-Houska(1946-斯洛文尼亜)の歌は端正。期待のセクシーかつ泥臭い風情は控えめ。(4:00)
「El aparecido - Danza del terror(亡霊- 恐怖の踊り)」(2:10)
「El circulo magico」(魔法陣)(2:29)
「A media noche(真夜中)Danza ritual(火祭りの踊り)」誰も知っているノリノリの「火祭りの踊り」(4:18)
「Escena Cancion del fuego fatuo(情景ときつね火の歌)」ここにもステキに遣る瀬ないメゾ・ソプラノ登場。(3:04) 「Pantomima(パントマイム)Danza del juego de amor(愛の戯れの踊り) Final Las campanas del Amanece(暁の鐘)」ここにもエヴァ・ノヴシャク=ホウシュカがしっとり骨太に登場して全曲の締め括り。先日、ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスの声楽なしライヴを拝聴したけれど、鰻に山椒がないみたい。(8:34)

組曲「7つのスペイン民謡」(ヴァイオリンとピアノのための/ブルーノ・ツヴィッカー(v)/ディター・ゴールドマン(p))・・・Suite Populaire Espagnole for Violin and Pianoは1915年ソプラノ用に初演された歌曲を、ヴァイオリニストPawel Kochanski(1887-1934波蘭)が1925年ヴァイオリン用に編曲したもの。これは匿名演奏家の可能性が高い。音質やや草臥れて、まずまずの(おそらく)アナログ録音には雰囲気がありました。ちょいと泥臭く、時にクサく、表情たっぷりなヴァイオリンは変幻自在、時に熱狂的、西班牙の濃厚な旋律に似合ってリズミカル。
ムーア人の織物(El pano moruno)/子守歌(Nana)/カンシオン(Cancion)/ポロ (Polo)/アストゥリアス地方の歌(Asturiana)/ホタ(Jota)(11:47)
Joaquin Turina (1882-1949) ピアノ・トリオ ニ長調 作品35は珍しい作品でしょうか?トリオ・ローレンツ(Matija Lorenz/Primoz Lorenz/Tomaz Lorenz)はリューブヤナ音楽院卒業後、更に伊太利にて学んだとのこと/1954年活動開始)Trio for Violin, Violoncello and Piano, Op. 35は1927年初演(倫敦)。初耳?なかなかの名曲。1960年代の録音かなぁ。時代を勘案するとずいぶんと保守的な、わかりやすい作風でした。
「Prelude et Fugue」情熱的に悲痛な弦の不協和音が叫んで、西班牙の妖しい香り漂うピアノがそれを静かに諫めます。やがて優雅な甘い風情が漂って、晴れやかな旋律が走り出しました。(7:44)
「Thema con Variazione」夜想曲風のチェロから、遣る瀬なくピアノがフォローして、ヴァイオリンも纏綿と歌う甘い旋律から、軽妙なリズムに変奏します。(8:40)
「Sonata」ごりごりとした低弦から細かい音型が疾走して晴れやかな表情へ。優雅な歌謡的旋律が揺れるように歌って上機嫌。(6:58)

英EMI ASD3958/9Mahler 交響曲第10番 嬰ヘ長調(Cook版第3稿/第1版/1972年)〜 サイモン・ラトル/ ボーンマス交響楽団(1980年)・・・ Simon Rattle(1955-英国)これが25歳時のデビュー録音だったのですね。既にBournemouth Symphony Orchestraの副指揮者を歴任し、この年よりCity of Birmingham Symphony Orchestraの首席に就任した英国期待の新星でした。オーケストラの響きはやや硬く、色気には足らんけど、端正に引き締まったアンサンブルと、この巨大な作品の統率は完璧と感じます。音質も良好、発売当時はLP2枚組。久々にこのラスト交響曲を堪能いたしました。
未完成のとっても怪しく魅惑の作品。詳細はわからないけれど「Cook版第3稿/第1版/1972年」補筆完成とのこと、これはウィン・モリスと同じ。NMLの「Wheeler, 1966 version」というのは表示間違い。
未完成の第1楽章第3楽章(Ernst Krenek版)は1924年初演(フランツ・シャルク)実質的な全曲初演(第2稿)は1964年(ベルトルド・ゴルトシュミット/ロンドン交響楽団)四管編成+ティンパニと種々打楽器とハープ。
第1楽章「Adagio」ここはMahler生前にほぼ完成されたところ。不気味に物憂いヴィオラから始まって、弦が纏綿と濃厚に歌って悲痛に盛り上がって成長していくところ。やがてラスト方面に「9声の巨大な不協和音(クライマックス・クラスター)」が炸裂してヒステリックなトランペットが絶叫!個人的な印象としては、ほとんど新ウィーン楽派を連想いたしました。この緊張感の維持とパワー、スケールは若者とは思えぬ立派な統率でした。(24:04)
第2楽章「Scherzo I」ユーモラスに愉し気だけど、シニカルな舞曲は5/4拍子-3/4拍子-2/4拍子とつぎつぎとリズムを変えて、けっこう元気よろしくノリノリにヴィヴィッド。(11:33)
第3楽章「Purgatorio(煉獄)Allegretto moderato」ここも生前ほぼ完成されたところ。間奏曲?短く可愛らしく、軽妙に素朴だけど、不気味に重量級であり巨魁。これもイメージは新ウィーン楽派。(4:03)
第4楽章「Scherzo II」ヒステリックに悲痛な叫びから始まって、変幻自在にデリケートな舞踏。草稿の余白に「狂気が私を捉える」「人形たち、踊れ!」と絶望的な書き込みがあった通り、不安定でグロテスクな3/4拍子。(11:57)
第5楽章「Finale」前楽章ラストの衝撃的な大太鼓一撃!そのまま終楽章にも延々継続して、チューバや低音弦が絶望的に不気味な風情に続きます。これはニューヨークの殉職した消防士の葬列にインスパイアされたものだそう。やがて安らぎのフルートに導かれ、陶酔する弦の旋律が纏綿と歌って、これはMahler特有の人生の終わりに救済を感じさせる魅惑のフィナーレ(第3番「Langsam. Ruhevoll. Empfunden」第9番「Adagio. Sehr langsam und noch zuruckhaltend」にも共通するもの )でしょう。(24:29)

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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