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音楽日誌 ビオラとノースボール
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2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

台風接近。こちらは昨日昼から雨になりました。今朝小雨と風が続いております。洗濯物は部屋干し。
前夜はなかなか眠くらならず、いつもより遅めに就寝しても早朝覚醒は変わらない。早朝「音楽日誌」を更新すべく、ディスプレイを睨んだら妙に目がかすむ〜いよいよ眼もあかんのか・・・そう思ったら、昨年新調したばっちり度数の合った眼鏡使用、コンピューター用度数弱い昔のものと間違えておりました。よかった。

朝一番のストレッチなど終えて、市立体育館の道中も曇って涼しく、トレーニングルームは厳選常連メンバー数人、なぜか大人気のトレッドミルが誰もいない。いつものゆる筋トレメニューを消化、しっかり鍛えて帰り、食材補充にスーパーに寄りました。今朝の体重は66.65kg+450g、調子に乗ってピーナツ喰い過ぎました。
スーパーの前にある餃子専門屋に貼り紙有「店主入院のためお休みします」「しばらく持ち帰り生餃子のみの対応となります」そこには入ったことないけれど、きっと人気なんでしょう。個人経営の店はタイヘンやなぁ、大将が体調崩せば商売になりませんもんね。サラリーマンはお気楽ですよ、自分はもうお仕事引退したけれど。

夜は男子バレー仏蘭西ラウンド対塞爾維亜戦。第2セット迄危なげない戦いぶりに安心して就寝。今朝確認すると第3セットは取られたみたいだけれど3-1快勝。それにしても欧米は皆高い! 日本は緻密な技とスピードで勝っているのですね。韓国で1シーズン活躍したヴェテラン島村春世は群馬グリーンウイングスに入団とのこと。まだまだ現役で活躍してほしい。

AIは便利ですね。例えばなにか調べ物をするときに、ネット普及前は図書館で本を探してコピーなどしておりましたっけ。ネット普及後、ごく最近まで関係情報をいろいろ当たって、自分が欲しい情報を読み込んで探す必要がありました。微妙に異なる裏取りも自らの眼力必須でした。ところが・・・
Geminiって便利ですね。音楽関係の情報は一発、不足分は「なになには?」追加すればあっと云う間に出現して、自分があちこち探す作業はAIがすべて瞬時にこなしてくれるのですね。但し、もしかしてその情報は誤っているかも知れない〜安易には全部信じられない、念のための裏取りは必須でしょう。

GeminiとAngent i(Yahoo!検索)では情報収集力に大きな差があるし、速度も使い勝手もよろしくない感じ。Chat GPTは未だ使ったことはありません。あまりにカンタンに情報が得られれるので、思考停止に至ることに不安もあります。AIは隣国人民中国の得意分野なんだそう。
自分よりちょっぴり人生の先輩(女性)がじょうずにAIを活用されていることに感心いたしました。

Praga PRD250356D Shostakovich 交響曲第1番 ヘ短調(イルジー・コウト/チェコ・フィル/1967年ライヴ)/交響曲第2番 ロ長調「十月革命に捧ぐ」(イーゴリ・ブラジュコフ/レニングラード・フィル/クルプスカヤ・インスティチュート合唱団)/1965年ライヴ)/交響曲第3番 変ホ長調「メーデー」(ヴァーツラフ・スメターチェク/プラハ放送交響楽団/1974年ライヴ)(キリル・コンドラシン/モスクワ・フィル/アレクサンドル・ユルロフ/ロシア国立アカデミー合唱団/1974年ライヴ/ラスト「Moderato」のみ)・・・ Jiri Kout(1937-捷克)やIgor Blazhkov(1939-2026烏克蘭→独逸)Vaclav Smetacek(1906-1986捷克)さておき、交響曲第3番 変ホ長調ラスト「Moderato (choral finale)」のみKirill Kondrashin(1914-1981露西亜→阿蘭陀)担当と云うのがとっても怪しい。1974年プラハでのライヴ・レコーディング?モスクワ・フィルが演奏旅行に出掛ける可能性はあるけれど、合唱団迄連れて行くものでしょうか?(セッション録音は1972年/合唱団もおそらく同じ/音の感じはまったく違う/26:19トラック分けなし)それの勝手な流用か?それとも全部スメターチェクの録音なのか。ほんまの別ライヴ音源なのか。
Symphony No. 1 in F Minor, Op. 10の初演は1926年(ニコライ・マルコ)天才19歳の作品。三管編成+ピアノも印象的な才気煥発な名曲。これは1960年代(カレル・アンチェル時代のチェコ・フィル)の珍しい捷克録音。ちょっと曇って低音もやや弱い、エッヂの足りない音質だけれどまずまず。イルジー・コウトはけっこうな緊張感にチェコ・フィルをていねいに統率しておりました。
第1楽章「Allegretto - Allegro non troppo」ユーモラスに素っ頓狂、自在に躍動する始まり。(8:50)
第2楽章「Allegro」躍動するリズムにピアノも印象的に参入してカッコよく疾走するところ。神妙なフルートや木管もその対比は効果的。(5:23)
第3楽章「Lento」怪しいオーボエやチェロが歌って神妙に暗鬱な緩徐楽章の始まり。やがて無機的に安っぽい金管も呼応して高まる情感!(9:35)
第4楽章「Allegro molto - Lento - Allegro molto」アタッカに小太鼓がフィナーレへ緊張感ある橋渡し、妖しく蠢いてエネルギーを貯めつつ、緊張感ある疾走へ。やがてヴァイオリンの静かなソロが沈静化させ、フィナーレへの疾走への序奏、ティンパニがその流れを中断させ、神妙な風情にヴァイオリン・ソロ再登場、全曲を壮麗に「締め括りました。(11:06)
Symphony No.2 in B Major, Op.14 “To October”は1927年初演の政治的(十月革命を勝ち取ったレーニンを称え、ソビエト体制賛美!)作品〜なんだけど、最大27声部の前衛的ウルトラ対位法、超複雑なポリフォニー技法なんだそう。せっかくのプロパガンダ作品も演奏禁止に至ったらしい。三管編成に6種の打楽器、さらにサイレンも登場する+混声合唱による単一楽章作品。イーゴリ・ブラジュコフとは?初耳指揮者。ムラヴィンスキーの弟子、現代音楽の擁護者であったとのこと。現代の耳には旋律の筋がわかりやすいけどなぁ。音質はまずまず、オーケストラのパワーを感じさせる演奏。
Largo - Allegro molto」地底を蠢くような不気味な始まりから、狂乱する阿鼻叫喚の混沌の渦に壮大な響きが広がります。(10:34)
My shli, my prosily raboty i khleba (We marched, we asked for work and bread)」サイレンが鳴って声楽参入。言葉の意味はわからんけど、どうせ「ソビエト体制賛美!」なんでしょ?いかにも四角四面に強靭な合唱がパワフルに歌って、金管は壮麗にいかにも!風。もう100年経ったし、ゴージャスに複雑な響き(のみ)を愉しみましょう。ラストのシュプレヒコール!も決まっております。(5:41)
Symphony No.3 in E Flat Major, Op.20 “The First of May”は1930年初演(アレクサンドル・ガウク/レニングラード・フィル)これも三管編成に8種の打楽器+混声合唱による単一楽章作品。プラハ放送交響楽団は緊張感とキレのあるアンサンブルでした。音質はかなりクリア(ラスト「Moderato (Final choral)」除く)
Allegretto - Allegro」序奏から主部へ、緊張感と切迫感漲る金管の絶叫、打楽器の疾走が続きます。いかにも郵送、全力疾走にわかりやすい作風。(9:43)
Andante」ゆったりとした緩徐楽章〜と思ったら危機感たっぷり金管の絶叫や打楽器も参入。ここもけっして晦渋に非ず苦渋に蠢く低弦、不協和音を孕みつつ、静かに歩みます。(4:30)
Allegro - Largo」狂気の疾走風スケルツォ(ピッコロ)がカッコ良い。続き金管も思わぬ超絶技巧に+打楽器の大爆発が続きました。ラストは金管ソロの腕前披露合戦に落ち着きました。(8:54)
Moderato (Final choral)」さてここが問題のラスト。ほんまにコンドラシンなのか?音質はやや曇りがちに、いかにも風セミョーン・キルサーノフの詩による革命を賛美する混声合唱「メーデーの日に」登場。内容さておき、心身ともに元気ならば、その元気のよろしい、勇壮前向きな風情をたっぷり堪能できるもの。(音質もオーケストラの音色も違うしスメターチェクではない感じ)(4:23)

RCA LSC-2327Chabrier 狂詩曲「スペイン」/Bizet 劇音楽「アルルの女」第1組曲/第2組曲/Chabrier 楽しい行進曲RCA〜ジャン・モレル・コヴェントガーデン・ロイヤル・オペラハウス管弦楽団(1958年)・・・これは有名なケネス・ウィルキンソンによる名録音。Jean Morel(1903-1975仏蘭西→亜米利加?)は主にオペラ畑に活躍し、教育者としても著名だったとのこと。オペラハウスのオーケストラは通常の管弦楽コンサートは行わないそうだけど、どんな経緯の録音だったのでしょうか。けっこうかっちりと、落ち着いたアンサンブルでした。
誰でも知っている名曲「Espana Rapsodie」は、ヴィヴィッドに元気一杯!というより、ワクワクとした盛り上がりも小粋に肩の力が抜けたバランス演奏でした。(6:37)
オリジナルの劇(音楽)初演は1872年(演奏者26人/大失敗)組曲「アルルの女」は二管編成だけど金管。打楽器など拡大して第1組曲を同年別途初演、大成功に至ったそう。昔(昭和)の言葉だと「通俗名曲」、夢見るように美しい旋律、瑞々しいサウンドを堪能させてくださいました。
L'Arlesienne Suite No. 1」はBizet自身の編によるもの。
劇的な物語を感じさせる「Prelude」(7:09)
哀愁がリズミカルに弾む「Minuetto」(2:50)
陶酔する弦が纏綿と歌う「Abagietto」(3:27)
ホルンのリズムが鐘を連想させて朗らかに明るい「Carillon」(4:21)

L'Arlesienne Suite No. 2」はErnest Guiraud(1837-1892仏蘭西)の編曲、作曲者の死後1879年出版。アルト・サックスが効いてますね。一番有名な「Minuetto」はフルートとハープが爽やかな旋律、これは歌劇「美しきパースの娘」より転用されたものとのこと。
「Pastorale」は優雅にゆったりとした風情と、剽軽にリズミカルな中間部の対比が美しいもの。(5:39)「Intermezzo」は深刻な事件を予見させる重厚な間奏曲。弦とホルンの掛け合いは夢見るよう(4:50)
「Minuetto」清楚なフルートと落ち着いたハープの伴奏に、そっとオーケストラの絡み合いにシアワセな情感が高まりました。(4:11)
「Farandole」とは仏蘭西南部のプロヴァンス地方の6/8拍子の舞曲とのこと。プラヴァンス太鼓がカッコ良い!深刻な導入からテンポ・アップ、やがて聴衆を興奮の渦に巻き込む熱気爆発。歌劇「カルメン」パリ版のバレエに流用されることがあって、その効果は絶大です。(3:21)

Marche Joyeuse」は大仰かつ元気いっぱい、どこか人を喰ったようなユーモラスな壮麗さが素晴らしい。(3:52)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

一か月ほど先、大学の先輩が相次いで京都、大阪へとやってきて、ぼちぼち段取りとか調整連絡が必要です。大阪の居酒屋はそれなりの土地勘などあるけれど、京都には自信はありません。しかも祇園祭(あと祭り)だから観光客はいつも以上に多い可能性も高い・・・とにかく待ち合わせ時間と集合場所のみ決めました。9月には全体OB会もあって、ここ数回自分が会場を塩梅しておりました(全体案内調整事務局は名古屋の先輩)

昨日も曇り、最高気温は28度Cとか。南洋には台風が2個接近しつつあって、今月中には九州西日本に上陸する可能性があるそう。早朝覚醒してぼんやり、それでもいつも通りのストレッチとYouTubeエアロビクスにしっかり身体を動かして、ゴミ出しも実施。食材は足りているので出掛ける用事はありません。ぼんやり過して今朝の体重は66.2kg▲150g。
一時帰宅した女房殿がフルグラを買ってきて、それは例の白黒パッケージ、こんなところにホルムズ海峡危機の影響が出ております。なかなかシックでエエ感じ。

神戸・冷凍庫から切断されたご遺体が発見された陰惨な事件は、元妻が逮捕されたそう。2012年辺りの事件だから、十数年間どんな気持ちで日々過ごしたのでしょうか。事件の経緯や要因は明らかになるのでしょうか。無職となっているから、生活の糧はどうしていたのか、資産家なのでしょうか。

本日夜男子バレー仏蘭西ラウンド初戦は対塞爾維亜戦。女子は最近苦戦連続したので油断大敵。

NIMBUS NI5270-73 Schubert 交響曲第7番ロ短調「未完成」/交響曲第5番 変ロ長調/交響曲第3番ニ長調〜ロイ・グッドマン/ハノーヴァー・バンド(1988-1990年/詳細未確認)・・・NimbusオリジナルCD単売からお世話になっている(おそらく)史上初の古楽器全集録音。The Hanover Band(英国)は1980年に活動を開始した団体、Beethovenの交響曲全集録音を心躍らせて拝聴した記憶も鮮明でした。Nimbusの残響豊かな録音も極上、その後数々登場した古楽器演奏の洗練に比べて、技術的云々の声も一部伺ったけれど、自分はその素朴にパワフルなサウンド、ストレートに飾りのない風情をずっと楽しんでまいりました。残響豊かな音質も良好。
十数年前、Schubert 交響曲第8番ハ長調へのコメントが残っております。
Symphony No. 7 in B minor, D. 759の初演は作曲者没後1865年。劇的浪漫の風情香って深淵、心揺さぶる最高の旋律。古典的二管編成+ティンパニ。
第1楽章「Allegro Moderato」テンポは中庸にアクセントが効いて、ものものしくも深刻な風情はいつになくマイルド。パワーにも不足はない。管楽器は色濃く粗野、質実に響いて夢見るような魅惑の旋律は浮き立ちます。(13:24)
第2楽章「Andante Con Moto」甘く、切なく、精神が沈静化する緩徐楽章。のびのびとした木管、ホルン、さっぱりとしたリズム感に元気良い高揚。わずかにスウィングする歩みは、やや速めに軽快でした。(9:55)
Symphony No.5 In B Flat Major, D. 485の初演は1816年(アマチュア・オーケストラ)一般初演は1841年。フルートは一本、トランペット、トロンボーンもティンパニも含まれない小編成。こんな可憐な作品には古楽器の柔らかい響きが似合います。この演奏に、安らかに無垢な名曲を初めて実感いたしました。
第1楽章「Allegro」爽やかな旋律が優しく、穏健にふんわりと歌って、フルートが際立ちました。(7:34)
第2楽章「Andante Con Moto」6/8拍子。素朴な弦、そして木管、金管がそっと静かに、時にデリケートな不安を抱えて、心穏やかに歌う絶品の緩徐楽章。ここもフルートが際立って、ホルンも深淵。(8:37)
第3楽章「Menuetto & Trio: Allegro Molto」力強いリズムを刻む劇的メヌエットもスウィングして、Mozart 交響曲第40番ト短調K.550との類似を指摘されているそう(Wikiより)フルートが自在に、ホルンも効果的な明るいトリオの対比も際立ちました。(4:26)
第4楽章「Allegro Vivace」落ち着かぬ細かい音型が上機嫌に疾走するフィナーレ。陰影と緊張感豊かに、サウンドはあくまでマイルド、ここはHaydn風とのこと(Wikiより)なるほど。小編成の古楽器オケは最後まで爽やかな響きでした。(7:37)
Symphony No.3 In D Major, D. 200の初演は1881年。Schubertの交響曲はほとんど没後にその価値を発見されているのですね。二管編成+ティパニ、トロンボーンが入りません。この作品もパワフルなオーケストラの大仰なスタイルは似合わないと思います。
第1楽章「Adagio Maestoso - Allegro Con Brio」重厚な序奏はいかにも古典派の交響曲風始まり。ここではティンパニが効果を発揮しておりました。ここもフルートが気持ち良いなぁ、主部は愉快なクラリネット先頭に木管が躍動して、元気いっぱいな疾走がやってきました。(8:51)
第2楽章「Allegretto」ここはシンプルに淡々と歩むHaydn風。古典的交響曲風習に倣ってティンパニなし、ノンビリと牧歌的な木管が上機嫌に歌います。(4:07)
第3楽章「Menuetto & Trio: Vivace」アクセントしっかり、ヴィヴィッドなメヌエット。(3:56) 第4楽章「Presto Vivace」快速にノリノリ、元気一杯リズミカルに疾走するフィナーレ。(タランテラなんだそう)(5:52)

NAXOS 8553472Franck 交響的変奏曲/交響詩「魔人」(フランソワ・ジョエル・ティオリエ(p)/1995年)/ピアノ協奏曲第2番ロ短調(マルティン・ファン・デン・フック(p)/1997年)〜ロベルト・ベンツィ/アーネム・フィル・・・Roberto Benzi(1937-仏蘭西)は未だご存命らしい。Arnhem Philharmonic Orchestra(阿蘭陀)の首席在任は1989-1998年。
Francois-Joel Thiollier(1943-仏蘭西?亜米利加)は大ヴェテラン。じつは同じNOXSにアントニオ・デ・アルメイダ/アイルランド国立交響楽団(1992年)との「交響的変奏曲」録音が存在して、なぜ再録音に至ったのかその経緯は不明。もしかして他のレーベルの音源を買い取ったものかもしれません。
Symphonic Variations」は1886年初演。切なく躊躇いがちのピアノと、決然とした管弦楽が対話して、粛々と表情や情感が動く変奏へ。ピアノはデリケートに抑制が効いたセクシー、アーネム・フィルも思わぬ清潔に、味わいある響きに音質も良好でした。ラストは明るく締め括って、音質もよろしい。
導入部(Poco allegroーPiu lento)/変奏部(Andante)/フィナーレ(Allegro non troppo)(14:53)
Les Djinns」は1885年初演。ヴィクトル・ユゴーの詩にインスパイアされたピアノ協奏風作品。暗く劇的な旋律に、ピアノはかなり技巧的な扱い、ティオリエのピアノはかなり抑制を効かせたマイルドなタッチ・・・だけど、いまいち作品の印象がはっきりしない(12:06)
Piano Concerto No. 2 in B Minor, Op. 11は作曲者が13-14歳(1835-1836年頃)の作品、生前は出版されなかったらしい。ちょっぴりMedenlssohnを連想させる浪漫風、素直に明るい秘曲でした。Martijn van den Hoek(1954-2022阿蘭陀)奥様は日本人ピアニストとのこと。粒が揃って軽く、誠実なタッチのピアノでした。
第1楽章「Allegro maestoso」ずいぶんと長い序奏は健全に前向き、晴れやかな始まり。ソロは後年を連想させる暗い陰りと、愁いと憧憬を含んだ旋律にゆったり歌って意外なるスケール、これは神童の作品でした。(15:36)
第2楽章「Adagio」緩徐楽章は沈静して落ち着いたピアノは華やかに、ゴージャスな高揚がありました。どうもオーケストラがピリッとしない。(6:46)
第3楽章「Rondo: Allegro」少々俗っぽい旋律に、愁いを含んで慌てず疾走する終楽章。やがて平明素直な大団円に爽快に締め括りました。(9:38)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

6月も後半に入って、ぼちぼち夏本番が迫ります。去年は既にとっても暑かった記憶があるけれど、ことしはさほどでもないかも。未だ油断はできません。前夜バレーボールを応援しつつ、背中の不快感が消えず女房殿に頼んでど真ん中に貼って一晩過ごして、効果はまずまずかな?朝はいつも通りのストレッチと短いYouTube体操を済ませて市立体育館を目指しました。道中は曇り空に涼しい感じ。トレーニングルームはシルバー常連メンバーほぼ揃って(含む自分)筋トレマシンはゆっくり使えました。帰宅して洗濯ものは外干し。(夕方前の小雨に苦戦)今朝の体重は66.35kg▲550g。女房殿は耳鼻科〜トレーニングルームへ、そして平日介護生活へ。

亜米利加/伊蘭協議はなかなか順調に一筋縄にはいかぬようですね。烏克蘭はドローン開発と運用が進化して、クリミア半島など露西亜占領地の兵站を遮断したり、かなり遠方奥地の露西亜領内のエネルギー施設への攻撃を進めているそう。その辺りの情報は注意深く追いかけておきましょう。白露西亜へ「ミサイル攻撃誘導用の中継局を1週間以内に撤去するよう」要求、どう応えるか注目。

24時間テレビのランナーは星野真里さん。彼女はステキな女優さんだけれど、もう24時間テレビも、酷暑の中のムリムリ・マラソン強行もオワコンと感じます。社会貢献はあるみたいだし、日本テレビ系列局総動員体制は止められないらしいけど、感動の押し売りみたいな感じ?一度も番組は見たことがありません。初代間寛平さんくらいかな?薄っすら記憶があるのは。
旭川女子高生殺害事件の判決は求刑通り懲役27年、ちょっと意外でした。控訴するのでしょうか、最高裁迄戦うのか。騒いだ人も出現したようですね。ネットのコメントは「27年は軽過ぎ」との声が多数。20年くらいで出てくるのかなぁ、中年に至ってちゃんと社会復帰は可能でしょうか。

RCA LPVaughan Williams 交響曲第7番 ホ短調「南極」/交響曲第8番ニ短調〜アンドレ・プレヴィン/ロンドン交響楽団/ヘザー・ハーパー(s)/アンブロジアン・シンガーズ/サー・ラルフ・リチャードソン(朗読)(1968年)・・・Andre Previn(1929-2019独逸→亜米利加)がロンドン交響楽団の音楽監督を務めたのは1968-1979年、この時期にオーケストラの技量を飛躍的に上げたとの評判でした。就任時はまだ30歳代だったのですね。音質はかなり良好。そして緻密なアンサンブル。
LP時代の豪華装丁(定価2,300円也)も懐かしい録音。映画「南極のスコット」(1948年)への音楽を素材にした交響曲。オリジナルは「世界最悪の旅: スコット南極探検隊」。こどもの頃に「スコットとアムンゼン」とかなんとか、南極への到着を競って英国と諾威の先陣争いの物語は読んでおりました。映画を見る機会は得なかったけれど、絶望的な書籍「世界最悪の旅」はしっかり読みましたよ。もう居たたまれなくなるくらい悲劇的な結末でした。長じて英国音楽を大好きになって、このつかみどころのない、淡いエピソード連続みたいな作品もすっかりお気に入りとなりました。日本じゃ英国音楽の人気はさっぱり、コンサートの演目に見掛けたこともほぼ皆無でしょう。
初演は1953年ジョン・バルビローリ。三管編成にチェレスタ、ピアノ、オルガン、11種の打楽器にウィンド・マシーン、ソプラノ・ソロと女声合唱(ヴォカリーズ)が入る大掛かりなもの。ここでは昔のLP通り英国往年の名優Sir Ralph Richardson(1902-1983英国)による渋いナレーターが楽章前に入りました。第3楽章第4楽章は続けて演奏される指示なので、間にナレーターが入るのは邪道なんだそう。ちなみに「交響曲第7番」というのも慣例的なもの「南極交響曲」が正しいらしい。オリジナルの映画音楽の録音も存在して、さほどにイメージは変わらなかった記憶もありました。よほどのことがない限り、どの演奏を聴いてもあまり変わらぬ感銘なのが正直なところ。
第1楽章「前奏曲(Andante maestoso)」氷の世界を表現するメインテーマ。絶望的に冷たい世界を進む重い足取りを感じさせ、金管が重厚に怜悧に鳴り渡ります。きらきらとした冷たい空気に、妖しい女声が幻想的に響き渡って、それはまるで雪女の誘いみたい。ウィンド・マシンも登場しました。(11:02)
第2楽章「Scherzo: Moderato」は氷原を移動するようすを描写したところらしい。クールだけどちょっぴり明るい、そしてダイヤモンドダスト(細かい木管音型)から強烈な金管と弦が緊張感たっぷり、時にユーモラスにカッコ良く呼応します。(5:46)
第3楽章「風景(Landscape: Lento)」静寂が支配して、浮遊する木管、静かに継続する金管は雄大、息を呑む南極の情景?!そんな容赦ない自然の威圧に人間の小ささ、無力さに息絶え絶えの歩みを感じさせる緩徐楽章。壮麗なるオルガンが絶望的な氷壁を連想させます。(10:13)
第4楽章「間奏曲(Intermezzo: Andante sostenuto)」大自然の静謐と寒さの中で、探検者は精神的に追い詰められていく・・・ほとんど動きのない、いっそう絶望深まるところ。(6:33)
第5楽章「エピローグ(Epilogue: Alla marcia, moderato ,non troppo allegro)」勇壮な金管の始まりは悲劇の結末への不安なファンファーレ。メインテーマは激しく変貌して、女声合唱は絶望的な冷たい風のよう。第1楽章冒頭が雄弁に回帰、極点への足取りはいっそう重く、金管の絶叫は生命のラストの輝き〜再びの雪女の誘いにウィンド・マシンは永遠に眠りを表現いたしまた。(9:10)
交響曲第8番ニ短調は1956年初演、二管編成だけどティンパニ以外に5人の打楽器奏者が9種(複数の鐘も)扱っている短い作品。最近、初演者であるバルビローリの1961年ライヴを聴いたばかり。こちら音質がよろしく、作品風情はわかりやすく感じたもの。金管のキレ、アンサンブルも優秀。
第1楽章「Fantasia(Variazioni senza tema/主題のない変奏曲)」きらきらと静謐に美しい始まりから、自在に闊達雄弁な変奏曲は寂しげ。ユーモラスな緊張感が続きます。(10:14)
第2楽章「Scherzo alla marcia (per stromenti a fiato/行進曲風スケルツォ/管楽器のための)」管楽器のみによるユーモラスにリズミカル、快活なスケルツォ。ロンドン交響楽団の名人芸が堪能できます。(3:44)
第3楽章「Cavatina(per stromenti ad arco/カヴァティーナ/弦楽器のための)」愁いを含んで寂しげな弦は瞑想。弦だけの演奏は前楽章との対比を狙ったものでしょう。後半に向けて旋律に動きがあって情感は高まりました。(9:24)
第4楽章「Toccata」グロッケンシュピール、シロフォン、マリンバ、チェレスタ、鐘、総出演して不思議に華やかなサウンドに朗々と賑やかに金管が鳴り響きます。バルビローリ(1961年ライヴ)とは印象がらりと変わって、多種多様な楽器のデリケートな絡み合いが堪能できました。(5:16)

London POCL9894 Johann Strauss II ワルツ「美しく青きドナウ」/ワルツ「ウィーンの森の物語」/ワルツ「春の声」/ワルツ「芸術家の生活」/ワルツ「酒、女、歌」(アンタル・ドラティ/ロンドン・フィル/1966年)/ワルツ「南国のバラ」(アーサー・フィードラー/ボストン・ポップス管弦楽団/1975年)・・・あれほどいつも熱心に聴いていたウィンナ・ワルツにはちょっぴり疎遠になっております。これはDorati Antal(1906ー1988洪牙利→亜米利加)が珍しくロンドン・フィルを振った往年のPhase4録音。(フィルハーモニカ・フンガリカ/ミネアポリス交響楽団の1957-8年録音もありましたっけ)売れ筋著名作品揃えてオーケストラはパワフル。どれも几帳面なリズムを刻んで、曖昧な雰囲気や揺れを許さぬ、かっちりとした表現でした。
An der schonen, blauen Donau」優雅なはずのウィンナ・ワルツもフレージングはさっぱり、ちょっぴり早足、颯爽として素っ気ないほどの明晰。(10:54)
Geschichten aus dem Wienerwald」冒頭分厚い金管は印象的、ちゃんとツィター使用は必須でしょう。これも颯爽としてスタイリッシュに雄弁、速めのテンポに繰り返し有。維納風優雅なタメはほとんどありません。(14:16)
Fruhlingsstimmen」晴れやかなワルツは「ズンチャッチャ」の四角四面に元気よろしいリズム。これはこれでカッコ良いかも。(6:31)
Kunstlerleben」これもお気に入りの小粋なワルツ。これもきちんとしたリズムを刻んで妙に堅苦しい。(9:10)
Wein, Weib und Gesang!」ゴージャスに粋な風情の名曲も、ちょっと立派過ぎて重い感じ。ま、それでも名曲は名曲。(11:37)
Rosen aus dem Suden」アーサー・フィードラーの演奏が1曲混じっているのもご愛敬。雰囲気たっぷりにテンポを動かして、こちらのほうが聴かせ上手なバランスを感じました。(8:26)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

週末天気予報は雨だったけれど、昨日朝時点雨は上がって曇り予報に変わっておりました。朝に例のストレッチなど済ませて業務スーパーに出掛ける頃にはすっかり晴れて青空が広がっても、風はけっこう強い。味噌醤油など基本的な食材調味料たっぷり入手して往復3.5kmほど、一の日の運動量はほぼクリアして、だらだらとした散歩に非ず、足取りしっかり速足にちょっぴり息が弾むくらいのウォーキングを意識しております。けっこう汗も出ましたよ。今朝の体重は66.9kg+350g。あかんなぁ。
父の日ということで孫より「爺、元気?」の動画が届きました。

以色列がまた黎巴嫩攻撃。その関連で伊蘭はまたホルムズ海峡閉鎖とか、まだまだ事態はカンタンに終わりそうにありません。以色列は世界の嫌われ者になりつつあるみたい。

ワールドカップは突尼斯に4−0勝利。サッカーは放送も多いし、ネットのレポートも詳細、人気高いですよ。
夜は女子バレー世界一の伊太利戦。前日ぼろ負け、せめて1セットでも取って欲しい願い空しく0-3完敗。伊太利はとっても怖いエゴヌとかヴェテラン抜き、若い人ばかり揃えても強烈、日本はサーブもブロックもなかなか決まらない。皆頑張ったけど、実力差は歴然でした。次は男子、仏蘭西にて試合となります。

10日前に「表示違反」ドライヤーの返金処理連絡、その後音沙汰なく「どうなっているのか」連絡を入れたら「既に返金作業は終わっております」とのこと。その7分後に「注文キャンセル」案内到着。これは偶然なのか、それとも出前の「今出ました」対応の類なのか。

こんなことがあるでしょうか。朝一番より興味深い音楽音源をセレクトして・・・
 このデザインは英DECCA SX6095Sibelius 交響曲第4番イ短調(スイス・ロマンド管弦楽団1963年) /Rachmninov 交響詩「死の島」(パリ音楽院管弦楽団/1954年 )〜珍しいレパートリーにエルネスト・アンセルメを拝聴したら、暗鬱な作品をそのたっぷりとした語り口に思わぬ感銘が・・・世評はどうだっけ?検索するとなんと【♪ KechiKechi Classics ♪】出現! 記憶が消えていることに愕然(涙)

気を取り直して、続けて
LP時代のデザイン Prokofiev 交響曲第1番ニ長調「古典」/交響曲第5番 変ロ長調〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/コロンヌ管弦楽団(1955年)を発掘。Jascha Horenstein(1898ー1973烏克蘭→亜米利加)がConcerts Colonne(1873年創設)を指揮した露西亜ものだったらぜひ聴いてみたいもの。 音源情報をネットに確認すると再び【♪ KechiKechi Classics ♪】出現
これも記憶雲散霧消済(涙)いずれも6年ほど前のコメント、自分の趣味趣向はどんどこ変わっていると自覚するけれど、あまり変わっていなかったんやなぁ。モノラルなのに音場に広がりが感じられて、肌理は粗いけどまずまず我慢できる程度の音質でした。

Brilliant BC96502Mozart 6つのメヌエット K. 599/4つのメヌエット K. 601/2つのメヌエット K. 604/6つのドイツ舞曲 K. 600/4つのドイツ舞曲 K. 602/3つのドイツ舞曲 K. 605ほか〜タラス・クリサ/ジリナ・スロヴァキア・シンフォニエッタ (2002年)・・・ Slovak Sinfonietta, Zilinaはジリナ州立室内管弦楽団が海外に活動するときの団体名とのこと。
Taras Krysa(生年不明)は烏克蘭出身、亜米利加を中心に活躍する現役指揮者らしい。かなり以前に類似の作品集に言及がありました。
これは処分後生き残った数少ないCDより拝聴。モダーン楽器による素直に淡々とした演奏が延々と続いて・・・眠くなりそう。音質もよろしいし、力んで眉間にシワ状態に集中して拝聴するような作品に非ず、淡々と続くノンビリお気軽な舞曲集は、けっこう多彩な旋律にメリハリもあって優雅そのもの、こんなMozartの裾野作品もちゃんと聴けるような時代に至ったことをシアワセに感じます。これは一応”聴いた”というメモのみ。
6 Minuets, K. 599は1791年(以下同様)宮廷での舞踏会のための作品。編成は 2-fl(picc)/2-ob (cl)/2-fg/2-hr/2-tp/timp+弦。ティンパニとトランペットも適度なアクセントでした。
No. 1 in C Major(2:50) No. 2 in G Major(2:49) No. 3 un E-Flat Major(2:54) No. 4 in B-Flat Major(3:04) No. 5 in F Major(2:35) No. 6 in D Major(2:57)57)
4 Minuets, K. 601の編成は 2-fl(picc)/2-ob (cl)/2-fg/2-hr/2-tp/leyer(hurdy gurdy)/timp+弦だけど、ここに特殊楽器であるライエル(hurdy gurdy)登場*。
No. 1 in A Major(2:27) No. 2 in C Major*(2:49) No. 3 in D Major(2:17) No. 4 in G Major(2:27)
2 Minuets, K. 604は2-fl/2-cl/2-fg/2-hr/2- tp/timp+弦。
No. 1 in B-Flat Major(2:34) No. 2 in E-Flat Major(2:27)
6 German Dances, K. 600(6つのドイツ舞曲)は2-fl (picc)/2-ob (cl)/2-fg/2-hr/2-tp/timp+弦。
No. 1 in C Major(2:16) No. 2 in F Major(2:19) No. 3. in B-Flat Major(2:12) No. 4 in E-Flat Major(2:02) No. 5 in G Major(1:43) No. 6 in D Major(2:22)
4 German Dances, K. 602。編成は 2-fl(picc)/2-ob (cl)/2-fg/2-hr/2-tp/leyer(hurdy gurdy)/timp+弦。*素朴なライエル登場。
No. 1 in B-Flat Major(1:54) No. 2 in F Major(2:25) No. 3 in C Major「ライエル弾き」*(2:14) No. 4 in A Major(1:53)
3 German Dances, K. 605。 2-fl(picc)/2-ob/2 -fg/2-hr/2-tp/timp/5-bells+弦。これはけっこう有名でしょう(「そり乗り」)ティンパニは決然として、鈴も愉快に朗々としたトランペットが優雅に歌います。
No. 1 in D Major(2:14) No. 2 in G Major(2:11) No. 3 in C Major, "Die Schlittenfahrt" (Sleigh Ride)(3:24)
Der Sieg vom Helden Coburg, K. 587(田園舞曲 「英雄コーブルクの勝利」)は1789年。颯爽として劇的陰影のある作品。(1:19)
Contredance, K. 610(田園舞曲 「意地悪娘たち」)は1782〜84年の作品。表題の由来は不明。ホルンが優雅でした。(1:32)
Gavotte, K. 300は1778年巴里での作品。バレエ音楽「レ・プティ・リアン」(K.Anh.10/299b) のための作品だったそう。これは珍しい作品でした。(1:36)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

南洋に台風7号接近中、来週は大雨らしい。週末、こちらいかにも梅雨時らしいしとしと雨が続いております。前日昼酒呑って、あまり量は過ぎていないはずだけれど体調はどんより、眠りが浅いのはいつものこと。湿度も異常に高い。洟水痰の絡みはずっと継続中です。前夜女子バレーを最後迄応援しても早朝覚醒は変わらない。根性入れてストレッチ、YouTube鍛錬もいつも通り、傘をさして市立体育館を目指しました。天気がよろしくないから自転車来訪組はお休み、トレーニングルームは空いて、ゆっくりいつものゆる筋トレメニューとエアロバイク15分消化して体調を整えました。シャワーを浴びて気分も爽快、雨は続くらしいから帰宅して洗濯ものを室内に干しました。今朝迄に完全に乾いておりません。今朝の体重は66.55kg▲100g。

女子バレーは土弥尼加共和国戦。キャプテン石川を控えに回して若手北窓先発メンバー、第1セットを危なげなく取って、睡魔に負けて安心して眠ったら・・・今朝結果を確認すると1-3まさかの敗北! 油断はあかんなぁ、ガッカリ。第1セットの土弥尼加共和国チーム印象は荒削りな感じだったけど、パワーはありそうでした。今夜の伊太利戦は世界一のチーム、苦戦が予想されます。

「こまつドーム(石川県)解体へ」との報道拝見。知っている方は少ないと思うけれど、北陸新幹線沿いにその姿は見られるはず。じつはお仕事現役時代5年ほど北陸方面に営業に出掛けて(メインのドームじゃないけれど)その関連施設は幾度も利用して、訪問しておりました。大きさが中途半端で使いにくいとのこと、正式の野球場にしては小さいのかな?老朽化も進んで雨漏り連続、本格改修予算は確保できないそう。1997年の施設だからさほどに時間は経っておりません。小松駅前の「小松製作所」本社?だっけ、もう撤退しているし、百貨店もなくなりました。もう十数年行ってないけれど、なんか寂しい。

「中国の一部の国有旅行会社、日本への団体旅行の募集再開」〜例の政策は日本には少々の影響、中国の旅行業界には大打撃だったらしい。オーバーツーリズムや民泊問題トラブルも続いて、今更ムリして来なくても良いんじゃないの?そんな空気が日本にはありそう。自分は排外主義じゃないので、難しいお隣さんともなんとか仲良くしたいけど、でもねぇ・・・と、思っていたら急遽中止との続報。やはり政治的圧力でしょうか。(そもそも当局の顔色を伺う観測気球であった可能性との声有)

SONYBartok 管弦楽のための協奏曲(ニューヨーク・フィル/1972年)/弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽(BBC交響楽団/1967年)〜ピエール・ブーレーズ・・・2024年にいちど拝聴。ここ最近壮年ブーレーズと骨太なニューヨーク・フィルとの組み合わせを気に入っております。(音楽監督在任1971ー1977年)Pierre Boulez(1925-2016仏蘭西)47歳の記録。SQ4チャンネル録音をムリムリ2チャンネルに戻した音源のはず。やや茫洋として定位が不自然?だけれど、音質はかなりクリアに良好〜というのはおそらく評価甘過ぎなのでしょう。
初演は1944年(依頼者であるセルゲイ・クーセヴィツキー/ボストン交響楽団)三管編成+ティンパニのほかに2名の打楽器奏者が必要(銅鑼もあります)ハープは2台の大規模なもの。
Introduzione(序章)」バーンスタイン時代のニューヨーク・フィルを思い出せば、パワフルに明るく、骨太サウンドのまま、かなり緻密に集中したアンサンブル。知的だけど、意外なる熱気と勢い、若さを感じさせます。(9:38)
Presentando le coppie(対の提示)」冒頭の小太鼓からファゴットへ、その剽軽な旋律は正確明晰なリズムはヴィヴィッド、表情豊かでした。ここもアンサンブルの集中力とバランスが素晴らしい。(6:27)
Elegia(悲歌)」不気味に冷たく静謐な始まりから、激昂してキレのある爆発が交互に出現して嘆きは深まります。ここも圧巻のスケールと高揚。(7:07)
Intermezzo interrotto(中断された間奏曲)」ユーモラスにシニカル、優雅な間奏曲。Shostakovichの引用と嘲笑のの出現は有名です。強弱、表情の変化、対比の強行、けっこう煽った表現でした。(4:47)
Finale(終曲)」は息も付かせぬ前のめりの快速とノリ、ニューヨーク・フィルはやや苦戦気味っぽい。燃えるようなラストへの追い込み、表情は変幻自在に、最初から最後まで民俗的泥臭さとは無縁のモダーンな風情でした。(8:36)
弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽」初演は1937年現代音楽の擁護者パウル・ザッハー。音質やや落ち、オーケストラの響きにも艶が足りないけど、ブーレーズの統率に文句はありません。この切迫感に聴き惚れているるうちに気にならなくなる。首席指揮者在任は1971-1975年、就任前の録音だったのですね。異様にテンションの高い演奏だけど、音質印象のせいかBBC交響楽団のサウンドはややヤワくジミな感じ、でもブーレーズはオーケストラを選ばない。これはこの作品ヴェリ・ベスト。
静謐にとても妖しい緊張感と狂気、不気味な美しさを湛えた第1楽章「Andante tranquillo」(7:58)
第2楽章「Allegro」の疾走と色彩感、リズムの切迫感もおみごと。緻密だけど野蛮。(7:29)
第3楽章「Adagio」の拍子木は日本の幕間を連想させ、不気味なテンションが続いて恐ろしく、この辺り打楽器とチェレスタ、ピアノの掛け合いのリアルなこと!最高。これはもの凄い切迫感とテンション。(7:46)
第4楽章「Allegro molto」は野蛮な舞曲。打楽器の乱舞が続きました。妖しさマックス、モウレツなテンションの過熱に圧倒されました。(6:47)

Accord 4761076Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲/高雅で感傷的なワルツ〜マニュエル・ロザンタール/パリ・オペラ座管弦楽団/フランス国立放送合唱団(1959年)・・・Manuel Rosenthal(1904-2003仏蘭西)はRavelに直接教えを受けた直系なんだそう。あまり知名度的には高くないかも知れないけれど、仏Addeにまとまった音源を残してくださいました。これは数年前に聴いたばかり。でも記憶からすっかり消えておりました。 曇りがちの音質、パリのオペラハウスのオーケストラはヴィヴラートたっぷりのセクシーなホルン、腰のない管楽器群、なんともユルい、頼りないアンサンブル〜それがなんとも雰囲気たっぷりに揺れて、華やかにけっこう疾走します。合唱の絡みも際立って、緻密なRavelの世界を、なんともセクシーに表現されて陶然と聴き惚れました。
ここ最近、こんな昔のものばっかり〜どこかで目の覚めるようなクリアな音質、精緻に正確、知的なアンサンブルを聴いて耳のリハビリをしなくっちゃ。
Part-1
Introduction(3:45) Danse Religieuse(6:13) Danse Generale(4:01) Danse Grotesque De Dorcon(2:13) Danse Gracieuse Et Legere De Daphnis(5:09) Danse De Lyceion(1:39) Entree Des Pirates(1:54) Nocturne(ウィンドマシーンはかなり不自然に際立ちます/6:10)
Part-2
Introduction(3:23) Danse Guerriere(3:34) Bryaxis Ordonne(0:51) Danse Suppliante De Chloe(3:51) Soudain L'atmosphere(2:12)
Part-3
Lever Du Jour(5:45) Pantomime(5:34) Danse Generale(4:31)
以前聴いたCDには「ラ・ヴァルス」が収録されていたけれど(モノラル録音)Valses nobles et sentimentales、こちら同じ1959年録音?それにしてはかなり音質はよろしくない。大仰に揺れて、表情豊かな演奏でした。(17:15)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

午前10時には自宅を出てJRもより駅迄ウオーキング、11時集合のお誘いに間に合うように出掛けました。それ迄にストレッチ、トイレ掃除、洗濯を済ませました。もちろんYouTube体操も。集合場所は自分の縄張りに合わせていただいたけれど、午前中に開いている店を事前に目星をつけても、なかなか選定は難しいもの。なんとか昼食に混み合う前に入れました。20年ぶりかなぁ(十数年ぶりだそう)前回におお会いしてから。62歳、お仕事は既に引退して奥様の実家である名古屋に居住されているとのこと。全国あちこち転勤され、そんな思い出話しを伺いました。あちこち人脈も出来て、充実した人生がうらやましい。

時間も時間、いつものルートに最寄りの駅に戻ったら、ちょうどコミュニティ・バスが到着いたしました。曇り空だけど、けっこう蒸し暑い。いちおう一日分の運動量はクリアできました。今朝の体重は66.65kgほぼ変わらない。

昼寝もたっぷり摂って夜は女子バレー対捷克戦応援。セッターはヴェテラン栄、若い井上がスタメン起用されました。前回やや不調だった佐藤淑乃大爆発! 福留のスーパーレシーブ連続! 石川も和田も好調でした。捷克は平均で10cm高く、パワーもあって先行される場面は幾度もあったけれど3-0快勝。第3セットは一度奪われたところでチャレンジ、試合は再開され27-25で逆転いたしました。これで6連勝。比律賓では日本チームの人気は高いようですね。

東海道新幹線は人身事故で3時間ほど止まったそう。週末時期、利用者は多かったでしょうね。観光客も迷惑でしたね。車両に閉じ込められた乗客もいらっしゃったそう。
麻薬取締法違反(所持)の罪で起訴された元バレーボール男子日本代表の佐藤駿一郎被告(26)保釈金200万圓で釈放とのこと。毎度同じことを思うけれど、もうSVリーグには戻れない、せっかくの才能をどこで発揮するのか。まったく別な職を探すのか、無事更生できるのか、生活困窮して悪の道に行ってしまうのか。犯罪を犯してしまった人の「その後」はなかなか報道されません。ご本人のプライバシーもあることでしょう。未だ20歳代だけど、世間を知らぬスポーツ・エリートの人生設計はなかなか難物です。

米大リーグは10年続ければ年金満額出るそう。ところが大多数の選手は8年くらい迄が限界とのこと。日米問わずスポーツの世界はなかなか厳しいものですね。

DHM BVCD-34043Mozart ディヴェルティメント第2番ニ長調 K.131/行進曲 ニ長調 K. 290/ディヴェルティメント第7番 ニ長調 K.205 (167A)/ディヴェルティメント第11番 ニ長調 K.251〜アルフレード・ベルナルディーニ/アンサンブル・ゼフィーロ(2006年)・・・古楽器アンサンブルによるスムースに親密なMozart。メンバーはAlberto Grazzi(fg)/Roberto Sensi(cb)/Marcello Gatti(fl)/Brunello Gorla/Dileno Baldin/Francesco Meucci/Gabriele Rocchetti(hr)/Alfredo Bernardini(ob)/Cecilia Bernardini/Stefano Rossi(v)
Alfredo Bernardini(1961-伊太利)は阿蘭陀に学んだオーボエ奏者、1989年Zefiroを創設したそう。著名な古楽器アンサンブルに参加しております。若きMozartの管楽器入りディヴェルティメントは音質もクリアにヴィヴィッドでした。編成にある bsはファゴットが担当しているようです。
ディヴェルティメント第2番ニ長調 K.131は1772年ザルツブルグ時代の作品。楽器編成はfl/ob/fg/4-hr/2-v/2-va/bs。
Allegro」全編分厚いホルン躍動!堂々たる推進力にフルートもファゴットも優雅に応えて闊達なな始まり。(4:52)
Adagio」ヴァイオリン・ソロがしっとりと静かに歌う始まり、ヴィオラが印象的に絡む緩徐楽章。ここは管楽器はお休み。(6:56)
Menuetto」優雅にノンビリとした弦の三拍子に始まって、4本のホルンは壮大な効果抜群に参入いたします。フルートも華やかに、時に陰りを含んで歌いました。(4:55)
Allegretto」フルートが軽快にリズムを刻んでノンビリ歌います。ホルンはお休み。(3:29)
Menuetto」豪快なホルンのアンサンブルから、フルートも優雅に三拍子を刻みます。(3:16)
Adagio-Allegro molto」朗々と粗野に荘厳なホルンの合奏から始まってフルートも軽やか、テンポと熱を上げて締め括りました。木製フルートのマイルドに円い音色に魅せられました。(5:51)
行進曲 ニ長調 K. 290は1773年の作。K.205のためのノンビリとした楽隊入場行進曲。(4;34)
ディヴェルティメント第7番 ニ長調 K.205(167A)の編成は2-hr/v/va/bs。オーボエは入りません。ホルンの本数も減って前曲からぐっと小ぶりな印象でした。
Largo - Allegro」しっとりとした弦による序奏から爽快にホルンのスケールが大きい、闊達な主部に入って優雅に躍動します。(4:41)
Menuetto - Trio」のんびりと牧歌的に揺れる三拍子。(2:32)
Adagio」ホルンはお休み、優雅に粛々と弦が歌い続けました。(5:01)
Menuetto - Trio」これは粗野な狩りの情景、ホルンが躍動します。(2:20)
Finale, Presto」快速軽快自在にホルンが疾走するフィナーレ。(3:18)
ディヴェルティメント第11番 ニ長調 K.251は1776年未だザルツブルグ時代の作品。編成はob/2-hr/2-v/va/bs。オーボエの華やかな効果を実感いたしました。
Molto Allegro」颯爽とワクワクした疾走には陰影もあります。(4:20)
Menuetto - Trio」典雅に華やかな三拍子。(3:25)
Andantino - Allegretto」悠々と優しい、憧憬に充ちた緩徐楽章(3:46)
Menuetto, Tema Con Variazioni」アクセントしっかりとした歩みに、ヴァイオリンが活躍する変奏曲(4:03)
Rondeau. Allegro Assai」細かい音型にそっと走り出すフィナーレ。途中、ぐっとテンポを落としてオーボエが哀しく歌うのもアクセントに、優雅な幕切れでした。(4:58)
Marcia Alla Francese」これは退場行進曲ですか?(2:08)

SUPRAPHON COCO-7812→15 Dvora'k スラヴ舞曲集全曲〜ヴァーツラフ・ノイマン/チェコ・フィル(1985年)・・・このあと1993年録音が存在して、こちらSupraphon録音。短い舞曲集だから、交響曲録音の穴埋めとか、アンコールに1曲のみ使われて全曲演奏会は珍しいかもしれません。魅惑の懐かしい旋律はヴィヴィッドに変化に富んで、人気作品に間違いなし。二時間ドラマの音楽にも登場しておりました。概ね二管編成+舞曲らしい打楽器も入って続けて聴いて飽きさせぬ愉しさいっぱい、魅惑の作品集。なんせ長い付き合いなので細部旋律隅々迄馴染んで、作品との出会いは数曲カラヤンやライナー、駅売海賊盤時代にはラファエル・クーベリック(1973-4年)を愛聴しておりました。
誰の演奏でもかまわないけれど、ネットの評価を探るとVaclav Neumann(1920-1995捷克)の旧録音の評判はあまりよろしくない・・・写真は昔所有していた全集もの、記憶では音質もリズムもマイルドに過ぎてオモロないというか、いまいちメリハリが足りない印象がありましたっけ。
久々の拝聴は音質改善顕著、各声部の旋律は際立ちます。チェコ・フィルのローカルなサウンドはマイルド、鳴り響く金管も刺激的ではない、打楽器を強調せず、リズムのメリハリにもバランスを感じさせます。単発作品ならもっと迫力を!たっぷりお涙頂戴!表現もよろしいけど、全16曲続けて聴くならこんな抑制がちょうどよろしく、慌てず力まず、楷書の表現は耳に優しい。それにしても・・・Dvora'kって、ほんまステキなメロディ・メーカーですね。尽きせぬ郷愁と躍動を堪能いたしました。
Slavonic Dances, Series 1, Op. 46, B. 83
No. 1 in C Major(4:02) No. 2 in E Minor(4:51) No. 3 in AFlat Major(4:35) No. 4 in F Major(6:45) No. 5 in A Major(3:15) No. 6 in D Major(6:05) No. 7 in C Minor(3:37) No. 8 in G Minor この元気のよろしい舞曲がアンコールに一番多く出現している感じ(4:35)
Slavonic Dances, Series 2, Op. 72, B. 147
No. 1 in B Major(4:16)No. 2 in E Minor この哀愁の旋律は二時間ドラマに登場する(5:46) No. 3 in F Major(3:58) No. 4 in DFlat Major(5:26) No. 5 in BFlat Minor(2:56) No. 6 in BFlat Major(3:54) No. 7 in C Major(3:24) No. 8 in AFlat Major(7:05)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

な〜んもせん無為無策な一週間は過ぎて週末を迎えました。毎朝のストレッチと短いYouTube体操は欠かしません。関東地方は雨らしいけど、こちら終日曇り空、食材在庫は充分、買い物も通院の予定もないから、ゆっくり過ごしました。

本日は20数年来の音楽関係ネットの知り合いが来阪して久々の(昼)酒の誘い、なんと午前11時からの約束も引退生活の醍醐味。いつも通りなら市立体育館の日、朝一番に出掛けて帰宅してすぐ出掛ければ待ち合わせ時間に間に合うけれど、ぎりぎりとか、もしかして?とか、気分的に焦るのは性格的に許せない。鍛錬はお休みして、これからゴミ出しして、トイレ掃除して、洗濯して余裕を以て出掛けましょう。

連日だけど、昨日昼間ゆっくり身体を休めて、夕方トレーニングルームを目指しました。ちょうど大学生や高校生が帰る頃、いつもと景色が違います。部活の学生が走り込んでいたり、途中の運動公園グラウンドのソフトボールは剛速球!ホームラン!いつも目撃するシルバーチームとは迫力もスピードも違いました。学生サークルかな?モルックにも男女若者が集まっておりました。

トレーニングルームに入ると現役世代女性数人、夕食前の鍛錬でしょうか。マッチョなタンクトップ・プロテイン野郎がハイプーリー独占!困ったなぁと思ったら、幸い、いくつかマシンをこなしているうちに空けてくださいました。そして学生が続々来訪、自分はエアロバイクをサボってシャワーを使って、気分も爽やかに帰宅いたしました。
今朝の体重は66.7kg+400g原因不明。10年前だったら職場の呑み会に付き合ったあとにスポーツクラブに出掛けたりしましたっけ。もうそんな(無謀な)元気はありません。

夜は女子バレー対捷克戦を応援したい。前日の女子バレー対塞爾維亜は全編動画がYouTubeに上がって(なんの解説も、得点の推移もない)しっかり全部拝見いたしました。観客がスマホで撮影したのかな?

「条例による民泊「実質禁止」を容認 観光庁が6月中に通知へ」との報道。周りの住民への迷惑行為も目に余るようですね。オーバーツーリズムへのひとつの対策なのでしょう。ヤミ営業+白タクみたいなものもあるようですね。自分の居住地は準工場地帯なので、あまり観光とは関係ないけれど、ご近所大学にはたくさん東南亜細亜の留学生を見掛けます。外国人との付き合いには微妙なバランスが必要なのでしょう。危ない交通事故も連日報道されております。

Geoffrey Toye(1889-1942英国)Delius 音詩「春初めてのカッコウを聞いて」/幻想曲「夏の庭園にて」(ロンドン交響楽団/1928年)/「河の上の夏の夜」(新交響楽団/1929年/以上ジェフリー・トイ)/夜明け前の歌(新交響楽団/1929年)/ふたつの水彩画(ハレ管弦楽団/以上ジョン・バルビローリ/1948年)/Toya コンサート・ワルツ「呪われた舞踏会場」(シドニー・トーチ/彼の管弦楽団/1947年)・・・驚異のSP復刻。Geoffrey Toye(1889-1942英国)は往年の指揮者、作曲家だそう。オペラ畑に活躍して、RVWの「ロンドン交響曲」初演(1914年)は彼の指揮だったそう。
英国音楽一般にそうだけど、Frederick Delius(1862-1934英国)も同様、淡い水彩画のような作風は日本じゃまったく人気はありません。
春初めてのカッコウを聞いて」は1913年初演。フルートは一本、金管楽器はホルンしかない小編成。清涼な空気に寂しげなカッコウが遠くに、そっと控えめに啼いている(クラリネット)最高の作品。トイの表現も淡くデリケートに揺れます。(6:15)
夏の庭園にて」は1908年初演、三管編成+三種の打楽器、ハープも入る大規模なもの。前曲より響きは厚めに闊達に旋律が動くけれど、やはり寂しく淡い情感が流れて穏健な空気を感じさせる名曲。この時期既にロンドン交響楽団は上質なアンサンブルを聴かせてくださいます。音質も驚くほど上質。(13:24)
河の上の夏の夜」は「春初めての〜」とセットになっている作品、二管編成に金管はホルンのみと云うのも同じ。音質は(サウンドも)変わってややオンマイクだけれど、これも悪くはない。これはノンビリ居眠りして過ごす夏休みの自然の情景でしょう。儚い夢のような時間が流れます。チェロもホルンも控えめに歌います。(5:45)
次はJohn Barbirolli(1899-1970英国)登場。表情はぐっと優雅に濃厚、ヴィヴィッドになりました。「夜明け前の歌」は1923年初演、前曲と同じ小編成。これもユーモラスな風情の中に、切ない情感が高まって気持ちが動きます。(4:58)
ふたつの水彩画」はもともと合唱曲だったものをEric Fenbyは1938年弦楽合奏に編曲したもの。泣けるように懐かしい、いかにもバルビローリにぴったりの郷愁の旋律でした。(3:57)
ラストToya作曲によるワルツ「呪われた舞踏会場」はたっぷり甘く、優雅な風情がたっぷり歌い、踊るもの。上品な映画音楽みたい。Sidney Torch(1908-1990英国)はライトミュージックに活躍した人だそう。(4:46)

EMI Classics  TOCE-16107Chausson ヴァイオリン、ピアノ、弦楽四重奏のためのコンセール ニ長調/弦楽四重奏ハ短調(未完)〜オーギュスタン・デュメイ(v)/ジャン=フィリップ・コラール(p)/ミュイール弦楽四重奏団(1985年)・・・もう40年以上前の録音かぁ・・・Augustin Dumay(1949-仏蘭西)もJean-Philippe Collard(1948ー仏蘭西)もご存命らしいけど、これは脂の乗り切った時期の録音でしょう。ミュイール弦楽四重奏団は詳細情報探せません。
Concerto For Violin, Piano, And String Quartet In D Major, Op. 21の初演は1892年。室内楽より合奏協奏曲の色合いが強いのだそう。美しい切ない旋律が続いて、若い頃からのお気に入り作品は正直、誰の演奏でもかまわない。音源をネットに見掛けると必ず聴いております。余談だけれど(昔聴いていた)ヤッシャ・ハイフェッツの音源をしばらく探索中。
音質は中低音の伸びも臨場感も少々足りぬ(勝手にイメージする)EMIっぽいもの。さほどに不満は感じさせません。
第1楽章「Decide (Calm - Anime)」露西亜風決然とした旋律の始まりから、ヴァイオリンもピアノも思いっきり雄弁に朗々、甘い旋律を切なくも華やかに歌ってゴージャス。(14:12)
第2楽章「Sicilienne」6/8拍子のリズムに揺れる哀しくもデリケートな「シシリエンヌ」。初めて出会って一聴その魅力に打ちのめされた記憶も鮮明でした。速くなく(Pas vite)との指示通り、儚げに寂しげに、囁くように優雅な対話が続きます。(4:29)
第3楽章「Grave」ハ短調の陰々滅々とした内省的な緩徐楽章。ピアノによる沈み込むようなアルペジオに、高音に浮遊するヴァイオリンの嘆きがそっと寄り添い、やがてその哀しみは最高潮に至ります。ここも絶品。(9:32)
第4楽章「Finale. Tres Anime」悲劇的に緊張感に充ちたカッコ良い疾走の始まり。躍動する雄弁なピアノに、しっとり歌うピアノが絡んで熱を加えて、爽快な締め括りとなりました。(11:09)
String Quartet In C Minor, Op. 35 "Unfinished" は事故で作曲者が急逝、第3楽章が未完に終わった遺作なんだそう。(Vincent d'Indyが補筆完成)1900年初演。初耳作品でした。
第1楽章「Grave」うら寂しく、小粋に浮遊するような風情は激情に高まりを見せて、けっこう切ない。(11:24)
第2楽章「Tres Calme」愁いと安寧に揺れる緩徐楽章。(6:30)
第3楽章「Gaiement Et Pas Trop Vite」疾走して揺れ動く哀しく、寂し気なスタッカート。(8:02)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日当初は一時雨の予報も、雨予報は消えてまずまずの好天気でした。連日眠り浅く、早朝覚醒が続いてもさほどに体調は悪くない。いつも通りのストレッチなど済ませて、市立体育館に向かう生活も変わらない。途中しっかりゴミを拾って到着したトレーニングルームは厳選少数常連のみに空いて、順繰りいつものゆる筋トレなど消化して早々に帰宅しました。食材は足りているので買い物は必要ありません。今朝の体重は66.3kg▲600g、昼夜けっこう喰ったのにけっこう減ってくれました。

夜はネーションズ・リーグ女子バレー比律賓ラウンド対塞爾維亜戦応援。夕方珈琲など喫して万全の体制に夜9時より応援いたしました。塞爾維亜は高い! ミドルの攻撃が強く、サーブも上手い、粘り強いディフェンスに第1セット取られて悪い流れ、荒木が足を負傷して途中交代も不安でした。第2セットもリードを許してこれはあかん! しかし、相手のセット・ポイント後ラストぎりぎり辛くも逆転。日本も佐藤を北窓に、セッターを中川に替えたりして流れを変えようとするけれど、第3セットもあっけなく取られて土俵際〜もう半分あきらめて、ここで力尽きて就寝いたしました。
ところが・・・今朝起きて確認すると第4セット(32-30/マッチポイントからの逆転だったそう)第5セット(15-7)連取して驚異の逆転劇、ムリムリ起きて目撃したかったなぁ。石川も和田も大活躍とのこと。3-2で初戦勝利いたしました。よくやった。(短い動画確認。ヴェテラン島村が大活躍だったのですね)次は捷克戦。

ウィーン国立歌劇場が27歳以下限定公演」ステキな記事拝見。
先日「クラシック音楽の緩慢な衰退」を嘆いたけれど、こんな取り組みが未来へつながっていく希望なのでしょう。演目Bizet 歌劇「カルメン」の主役はエミナ・ハサン(26歳)若いということは未来への可能性です。目先のカネに目がくらんで安易な犯罪に手を出して、その可能性をつぶしてはいけない。

WestminsterBach 音楽の捧げもの BWV1079(Roger Vuataz編)〜ヘルマン・シェルヘン/イングリッシュ・バロック管弦楽団/カミロ・ワナウセク(fl)/フリードリヒ・ヴェヒター(ob)/ヨゼフ・ノブリンガー(eh)/フランツ・キリンガー(fg) /グスタフ・スウォボダ(v)/アロイス・ボーク(v)/アルトゥール・クライネル(va)/ヴィクトル・ゴルリッヒ(vc)/クルト・ラップ(cem)(1951年)・・・器楽アンサンブルのネーミング由来は不明。クレジットされたソロは、ほとんどウィーン交響楽団のメンバーでした。
Hermann Scherchen(1891-1966独逸)は現代音楽の擁護者として知られ、Bachや古典派の録音も多く残しました。これはモノラルだけど驚異的に鮮明な音質でした。これはRoger Vuataz(1898-1988瑞西)が1935年に編曲した室内管弦楽版、最近の古楽器系を聴きなれた耳にはやや浪漫的に、しっとり響くけれど、Webernほどの不気味に怪しい再創造に非ず、朗々と雄弁、フリードリヒ大王から提示された「主題」を縦横無尽に展開させ、その知的な構成と旋律の展開は神々しい魅力を放って飽きさせません。Bachはどんな編曲であれ、使用楽器であれ、その骨格は微塵も揺らがない。
三声のリチェルカーレ」オーボエから始まって、イングリッシュホルン、ファゴットが絡み合う色彩豊かに、鬱蒼として雄大な旋律の始まり。聴き馴染んだチェンバロのみの演奏とはまったく印象が変わります。(6:23)
Canones
「王の主題による無限カノン」 弦楽ソロの掛け合い(0:58)
「二声のカノン」これも弦による闊達な動き(0:29)
「三声のカノン」チェロとフルート、ヴァイオリン(1:16)
「反行カノン」イングリッシュ・ホルンと弦による(1:10)
「転調によるカノン」オーボエと弦の細かい動き(2:11)
「カノン的フーガ」チェンバロ(懐かしいメタリックな音色)とフルートによる(2:26)
「二声のカノン」イングリッシュ・ホルンとファゴット(0:59)
「二声のカノン」ファゴットのユーモラスな動きから、イングリッシュ・ホルン登場、(1:01)
「拡大と反行形によるカノン」オーボエとヴァイオリン、チェロのしっとりとした掛け合い(1:42)
「無限カノン」フルートと通奏低音の弾むリズム(1:03)
「四声のカノン」イングリッシュ・ホルンの朗々たるソロからファゴットが追い掛けて、やがてヴァイオリン、チェロが参入(2:49)
トリオ・ソナタ
ここがあらゆる音楽のうち、もっともお気に入り。心擽る哀愁の旋律をたっぷり歌わせて感動的に躍動末うところ。テンポは遅めにグスタフ・スウォボダ(v)もカミロ・ワナウセク(fl)も痺れるほど美しい、しっとりと美しい浪漫表現でした。
「Largo」(5:44)「Allegro」(6:12)「Andante」(3:10)「Allegro」(3:02)
六声のリチェルカーレ」はイングリッシュホルンが大王の主題を提示、それをヴァイオリンが受けて、チェロ、ヴィオラ、オーボエ、ファゴット参入して有機的な絡み合い、壮大なる発展、広がり。聴き手を感動の渦に巻き込みました。(7:51)

NAXOS 8.550193 Holst 組曲「惑星」/バレエ組曲 作品10 〜エイドリアン・リーパー/チェコスロヴァキア放送(CSR)交響楽団/スタジオ合唱団/ヴィクトル・シムチスコ(v)(1988年)・・・Adrian Leaper(1953ー英国)の「惑星」は数年前に拝聴したばり。音質はまずまず。以下、いろいろ書いたけれど作品を知る上には充分な存在でしょう。「惑星」音源はかなり集めたけれど、懐かしさだけでセレクトした音源。ブラティスラヴァのオーケストラは初期NAXOSに大活躍でした。
火星 - 戦争の神」ここは激しいリズムを刻むところ。「リズムの緊張感推進力が緩く、金管が遠慮気味に、鳴っていないのも残念」との前回印象は変わらない。なんとも非力かつ鄙びたサウンドでした(7:46)
金星 - 平和の神」甘いヴィヴラートのホルンは魅惑。静かに落ち着いた部分ではオーケストラのパワー不足はあまり気にならない。しっとりとしたヴァイオリン・ソロや木管も上出来でした。(8:10)
水星 - 翼の神」剽軽なスケルツォ。微妙にリズムのノリがユルく、サウンドの芯は甘い感じ。(4:38)
木星 - 快楽の神」壮麗な広がりを感じさせる一番人気。冒頭のホルンからスケールは小さめ、腰が軽いサウンド、迫力や重量感、メリハリに足りない。誠実だけどね。(8:00)
土星 - 老年の神」作曲者がもっと気に入っていたらしい深淵なところ。弱音部分にテンションを維持するのは難しいもの、荘厳な風情に金管の歩みも悪くないけれど、精一杯の高揚も今一歩弱いというか、薄い印象がありました。(9:02)
天王星 - 魔術の神」これもスケルツォ。重厚な金管とヴィヴィッドな打楽器炸裂!カッコ良いはじまりから「魔法使いの弟子」風ユーモラスな歩みはけっこう闊達でした。(5:45)
海王星 - 神秘の神」冒頭の金管は意外な迫力、宇宙の果て、静謐な「海王星」は意外と木管を強演させてクリアな響きだけれど、神秘に足りない。妖しい女声合唱も存在感、浮き立ち過ぎ、ここだけ収録音量レベルが高いような感じでした。(7:09)
初期NAXOSには必ず秘曲が抱き合わせるのが通例、バレエ組曲 作品10は珍しい存在でしょう。1899年作曲1904年初演、三管編成+5種の打楽器とハープ。いかにも穏健な英国音楽でした。
ノンビリユーモラス、快活な「田舎の踊り(Danse rustique)(2:36)
華麗にゴージャスな「ワルツ(Valse)(3:45)
美しくも切ないヴァイオリンソロが歌う「夜の情景(Scene de nuit)(6:30)
優雅に迫力たっぷり元気の良い「謝肉祭(Carnival)(5:34)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日も曇り空、本日以降ぼちぼち雨模様が続くようです。いつも通り早朝覚醒して静かに音楽など聴いてからゴミ出し、ストレッチやYouTubeエアロビクスなど済ませてから、ご近所スーパー迄ウォーキングに出掛けました。お気に入りののど飴入手にお隣ドラッグストアに寄ったら・・・スマホの楽天PAYバーコードがなかなか表示されない・・・電波状態がよろしくないのか。仕方がないのでカード決済に変更いたしました。一日分の運動量目標をクリアしても今朝の体重は66.9kg+250g。これから鍛えて減らしましょう。

世間ほどに興味を持てないワールドカップだけれど・・・サッカー大国西班牙が初出場(国名も初耳)阿弗利加の小国カーボベルデ(人口55万人?)と0-0ドロー。これは快挙ですよ。前日の日本対阿蘭陀戦のあと、サポーターが恒例ゴミ拾いの話題、佳き風習が定着したと思います。(中国のネット民辺りが難癖付けているらしいけど、外野からの文句の前に自分の国をキレイにしろよ〜ちょっと文句言いたくなりました。)
本日夜は女子バレー塞爾維亜戦です。夜9時からの試合は生活リズム的にちょっと苦しい。

東京・港区「みなトクPAY」のポイント40萬圓分詐取の疑いで15歳の少年を逮捕との報道。やはり「その後」の言及がないのは残念、未成年の犯罪への配慮か。まず、その40萬圓は本来渡るべき人に戻るのか、15歳少年の扱いは?少年院行きなのか、傷害事件じゃないから、さほどに重くない扱いのか。そしてご両親の心痛や、高級焼肉やi-Phoneに使ってしまった分の弁済はどうするのか。そもそも、そんな豪遊やら高価な買い物に気付かなかったのか・・・闇はもっと深い。これから高校、大学?そして無事社会人として更生できるでしょうか。模倣犯も心配です。

凶悪事件犯人逮捕のニュースは多いけれど、罪を償って社会に戻ってきたあとが問題。そんなことはもちろん、ほとんど話題になりません。

Decca LXT 2816Ravel 左手のためのピアノ協奏曲ニ長調/ピアノ協奏曲ト長調(1953年)/バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲(1960年)/Saint-Sae”ns 交響詩「死の舞踏」(1952年)〜ジャクリーヌ・ブランカール(p)/エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団・・・Piano Concerto for the Left Handは1931年初演の「重い」作品。Jacqueline Blancard(1909-1994仏蘭西→瑞西)はこの「左手」協奏曲の初録音(1938年)をした人らしい。音質は期待ほどでもない水準、ピアノは器用な表現に非ず、かなりゆったりと、落ち着いたテンポに入念慎重な表現、オーケストラも上質なアンサンブルから遠く、危うくセクシーな風情は他では味わえぬものでしょう。
「Lento - Piu lento - Andante」(9:27)「Allegro」(4:55)「Lento - Cadenza - Allegro」(6:07)
ピアノ協奏曲ト長調は1931年の初演。剽軽軽妙な風情に愉し気な作品。これがまたオーケストラはガタガタ。
Allegramente」ピアノは確信犯的に流麗流暢な流れを目指していないようで、けっして急がず、慌てず、とつとつと噛み締めるよう感じ。未だ40歳代だから技術的に衰えるような時期じゃないでしょう。若手のキレのある演奏を聴きなれていると、イライラするほどになかなか前に進みません。デリケートな旋律をていねいに、柔らかなタッチに確認するような演奏でした。(8:40)
眠くなるような「Adagio assai」は絶品。(9:08)
Presto」フィナーレはまずまずの勢いに乗り切ったけれど、なんかとっても危ない。(4:24)
Daphnis et Chloe」は1965年に全曲録音があるけれど、こちら第2組曲のみ、合唱抜きの旧録音。淡く、華やかに腰のないサウンドは雰囲気たっぷり、低音もしっかり効いてステレオの効果は絶大でした。こちらはオーケストラの技量云々はあまり感じさせぬもの。
「Lever du jour」(6:06)「Pantomime」(6:43)「Danse generale」(3:49)
Danse macabre」は旧モノラル録音。これは前月に聴いておりました。(7:27)

DECCARespighi バレエ音楽「風変わりな店」/Dcukas 交響詩「魔法使いの弟子」〜ジョージ・ショルティ/イスラエル・フィル(1957年)・・・「La boutique fantasque」はRespighiがRossini晩年の作品集「老いの過ち」中心に管弦楽に編曲して、バレエ音楽に仕上げたもの。1919年初演、2-fl/1-piccoの三管編成、9種の打楽器にチェレスタ、ハープ迄入るゴージャスな編成。離れ離れになったお人形さんを救い出すお伽噺風、とっても楽しいバレエ音楽。「くるみ割り人形」を連想いたします。
これは英DECCAステレオ初期録音、音質はまずまずでした。イスラエル・フィルがまだまだローカルな存在であった頃、Georg Solti(1912-1997洪牙利→英国)客演の記録。アンサンブルは例の如しかっちりとして硬質、オーケトラの弱さ云々を感じさせぬパワフルにヴィヴィッドな演奏でした。
Overture」ピチカートから始まって、辺りの様子を伺うようにユーモラスな始まり。やがて優しいメルヘンに弦が歌って、快活に疾走します。(6:11)
Tarantella」快速リズムに緊張感漂って、ちょっぴり不安な疾走。トランペットとピッコロが活躍します。(2:47)
Mazurka」ちょっと大仰なリズムを刻むところ。この前のめりに元気よろしい風情は、まさにショルティらしい表現でしょう。途中から大仰な金管から木管が剽軽に落ち着きなく歌いました。(5:24)
Cossack Dance」ごりごりとしたリズムを刻んで、大仰な表情に舞曲が躍動します。途中優しい表情から、優雅なワルツに変貌。(4:51)
Cancan」そっと息を潜めながら「Cancan(ひだ飾りのついたスカートのすそをまくり,足を高くけり上げて踊るフランスの踊り)」の始まり、やがて元気よろしく疾走して素っ頓狂な和音もユーモラスにノリノリ。ここも落ち着いてしっとりした歌が途中から木管に歌われ、静かに収束してそのまま・・・(5:48)
Valse lente」優雅なワルツがそっと始まりました。やがて細かいピチカートが落ち着かぬ風情に登場して、場面は変わったようです。(5:47)
Nocturne」チェロやホルンが静かに流れて、やがて甘い弦が落ち着いた風情にしっとり歌います。(3:54) 「Galop」快活な細かい音型が疾走して高まる緊張感と明るい表情。いかにもフィナーレに相応しい華やかなところ。オーケストラを強引に引率するショルティの様子が眼前に見えるよう。(5:00)
L'apprenti sorcier」これも前のめりに強面の、いかにもショルティらしいかっちりとした演奏でした。(9:51)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

新しい一週間の始まりは曇りがち、涼しい気候でした。亜米利加/伊蘭戦争は終結とか、こんどこそほんまですか?しみじみ平和を願う。NY原油急落とか。次は烏克蘭ですよ。露西亜が占領しているクリミア半島は物流閉鎖に近い状態らしい。繰り返される首都キーウ爆撃、露西亜は軍事施設など関係なし、一般市民狙い(ただのいやがらせ)だから悪質ですよ。

いつも通りのストレッチ、YouTube体操は済ませたけれど、前夜来左半身の鈍い痛み、背中の不快感が続いておりました。朝一番に市立体育館を目指して、トレーニングルームは常連メンバーのみ、空いておりました。いつもと同じ負荷なのにハイプーリー(背筋)は妙に軽く感じたもの、不思議です。気温は高くないけれど、湿度があるせいか汗は大量に流れました。シャワーを使って気分は爽快。帰宅して洗濯を済ませました。今朝の体重は66.65kg▲500g、ちゃんと喰ったのにけっこう減りました。
自分はあまり興味のないサッカーW杯は初戦阿蘭陀戦2−2引き分け。いまだにオフサイドを理解できません。バレーボール女子は比律賓ラウンド、明日塞爾維亜戦。

我が家のテレビはSHARPのAQUOS32型。かつて一世を風靡した「世界の亀山」製。15年ほど経って現役、画像の劣化や不具合はないけれど唯一音質がいまいち、別途外付けのスピーカーを付けておりました。もっとうんとデカいのが欲しいところだけど、日常とくに不満はありません。最近、テレビ番組自体ほとんど見ないようになってしまいました。

ビデオデッキはSONYのブルーレイ対応+1BTのHDD、ここ最近調子がよろしくないし、テレビ番組を録画する機会もなくなって、もちろん再生することもほぼありません。ブルーレイも短命やったなぁ、この際取り外して廃棄することにしました。
根がビンボー症なので1BTのHDD がもったいない・・・分解して取り出してみたけれど、冷静に考えるとデスクトップのコンピューターとは十数年前に縁を切ったし、段ボールのどこかに眠っているUSB変換機器は端末形状が違う=使えない。残念。ヤフオクで売るという手はあるけどね。でも、もう面倒くさい。

さて、ビデオデッキ本体の処分はどうするか。市の大型ゴミに出せるのか。悩んでいたら昨日「動かない電気製品回収します」軽トラック巡回のおじさんに無事回収いただきました。また一歩身辺整理成った感じ。

Zefir RecordsMahler 交響曲「大地の歌」(江靖波(Paul Ching-Po Chiang)編室内楽版)〜江靖波/樂興之時管絃樂團/王典(t)/鄭海芸(a)(2018-2022年ライヴ)・・・江靖波(1970-台湾)は亜米利加に学び欧米に活躍する指揮者。これは台湾の演奏陣による自らの室内楽版。解説を読み込んでも編成は出てきません。2-v/ob/fl/cl/hrと類推。時に打楽器やなんらかの鍵盤/ピアノ(?)が入ります(「美について」「告別」など)。魅惑のオリエンタルな旋律連続!器楽は各声部浮き立って技量も高い、声楽とのバランスもよろしく、しっとりとした東洋の情緒が清涼に漂う演奏に仕上がりました。テナーの王典には声量と余裕が足りず、落ち着いたスケールに不足します。アルトの鄭海芸はかなり説得力のある落ち着いた声、全曲のクライマックスである「告別」は絶品でした。各楽章バラバラの演奏会(会場も別)収録らしいけど、音質もリアルに鮮明なもの。(拍手なし)
「Das Trinklied vom Jammer der Erde(大地の哀愁に寄せる酒の歌)」(2022/8:22)
「Der Einsamme im Herbst(秋に寂しき者)」(2018/9:13)
「Von der Jugend(青春について)」(2019/3:00)
「Von der Schonheit(美について)」(2018/6:24)
「Der trunkene im Furhling(春に酔える者)」(2019/3:59)
「Der Abschied(告別)」(2019/27:56)

EMI TOGE12091Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」〜アンドレ・クリュイタンス/パリ音楽院管弦楽団/ルネ・デュクロ合唱団(1962年)・・・1912年初演、声楽入りの全曲が望ましい。この微細にデリケートな旋律音型、緻密な構成を誇る華やかな作品には技術的に優れた正確性、鮮明な音質が必須でしょう。シャルル・デュトワとか、ピエール・ブーレーズ辺り、そんな条件に相応しいと思います。それでも往年のシャルル・ミュンシュ、ピエール・モントゥー、エルネスト・アンセルメ辺りのステレオ録音には未だに心奪われ、そしてこのAndre Cluytens(1905-1967白耳義)の代表的録音を久々に拝聴して、陶酔至福の時間をいただきました。
例の芯が少々甘いEMI録音だけど、雰囲気はたっぷり。各パート、とくに管楽器の腰のないセクシーな音色や節回し最高、ホルンやフルートの劇甘ヴィヴラートに痺れて、合唱のヴォカリーズの絡み合いも有機的に溶け合います。大音量部分の追い込みや、語り口も上手いもの。爽快壮麗な景色が広がる第3部「夜明け」〜ラストへのクライマックスには、いまひとつのクリアな解像度を望みたいところ・・・だけど圧巻のラッシュ。自信たっぷりなデリケートかつ曖昧なサウンド、精緻とは疎遠に小粋な風情が靄のように立ち込めて全曲飽きさせない。これは忘れられぬ記録でしょう。
Part-1
「Introduction」(2:25)「Danse religieuse」(5:32)「Scene」(1:57)「Danse generale」(0:47)「Scene」(0:38)「Danse grotesque de Dorcon」(1:55)「Danse legere et gracieuse de Daphnis」(4:31)「Danse de Lyceion」(3:18)「Nocturne」(1:45)「Danse lente et mysterieuse」(3:06)「Interlude」(2:13)
Part-2
「Introduction」(0:11)「Anime et tres rude」(4:36)「Danse suppliante de Chloe」(5:27)
Part-3
「Introduction」(0:22)「Lever du jour」(5:16)「Le vieux berger Lammon」(6:22)「Danse generale」(4:41)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日日曜は終日曇って蒸し暑い。前日さほどに呑んだわけでもないのに体調はいまいち、睡眠時間は稼げたけれど眠りは浅い自覚、例の学生時代に戻って〜悪夢にうなされました。楽しい学生時代、ぎりぎりちゃんと卒業して立派な卒業証書もいただいたのに、こんな夢はいつまで続くのでしょうか。朝はいつもの時間に起きだして、ストレッチやYouTube体操はいつもどおり、あとはじっとして引き隠りました。昼からけっこうな雨模様。女房殿が体育館に行くついで、新しい短パンを買ってくれました。今朝の体重はとうとう67.15kg+550g最悪。これから鍛えて減らしましょう。

アンタル・ドラティのモノラル音源に関連して「ちゃんとした音源がありますよ」そんなメールを海外(ご本人)よりいただきました。自分のええ加減な日本語サイトを翻訳して読んでいただいているようで、以前にも連絡をいただいた記憶があります。ありがたいですね。別な海外ブログ(既に消滅)情報に「これは間違っているんじゃないのかな」そんなことを書いたら、わざわざそのことに感謝のメールをいただいたこともありました。

Yahoo!の記事はぼんやり眺めるのにはなかなかよろしい・・・けど最近なんかようすがおかしい。「セキュリティ設定により、サイトが読み込めない問題が報告されています 」かなりの頻度でそんな感じ。AD Blockを外せとのこと、誰がそんなことするか。
自分には必殺「Brave」があるから大丈夫、これだと問題なくすべての記事は読めます。専門的なことはわからんけど、広告を抑制するのではなくて、仕組み的にそもそもの広告を読みに行かいないんだそう。
時々、某海外サイトより音源ファイルをダウンロードするけれど、Chromeだったら異様な量のポップ・アップ広告攻撃に耐え抜かないとそれは叶いません。ところが、Braveだったらそんな苦労はありません。日常メインに使っていないけれど、危うそうだったらそれに変えて乗り切っております。

大谷は一試合のみ休んで復活ホームラン、山本由伸は快投。
そして夜はネーションズ・リーグ男子バレーは対斯洛文尼亜戦。ここも強敵です。第1セットを接戦の挙句取られた時点で力尽きて就寝。幸い残り3セット取って4連勝したようです。男女とも絶好調ですね。

Classics for Pleasure CZS3441232Surrivan/Mackerras編 バレエ音楽「パイナップル・ボール」組曲(サドラーズ・ウェルズ・オペラ管弦楽団/1951年)/Delives バレエ音楽「泉」より第2幕「ディヴェルティメント」(コヴェントガーデン・ロイヤル・オペラハウス管弦楽団/1956年)/Copland 「エル・サロン・メヒコ」(フィルハーモニア管弦楽団/1956年)〜チャールズ・マッケラス・・・「A Knight at the Ballet」と題された2枚組の1枚目。Charles Mackerras(1925-2010濠太剌利)が若い頃に指揮者としてデビューした辺りの録音、もっとも初期のものでしょう。
Pineapple Poll Suite」はArthur Sullivan(1842-1900英国)のオペレッタの中からバレエ曲だけを集めてまとめた楽しい曲集とのこと。後年ロイヤル・フィルとの再録音もあります(収録曲数が少ない)。どれも屈託ないと云うか、底抜けに明るく愉快、ノーテンキに元気な旋律が続いて音質はまずまず。墺太利辺りのオペレッタに比べて、ちょっと真面目と云うか雰囲気が違うもの。
「Opening Dance」(3:41)「Poll's Solo - Pas de Deux」(3:27)「Belaye's Solo」(3:10)「Pas de Trois」(3:14) 「Poll's Solo」(3:27)「Jasper's Solo」(3:13)「Belaye's Solo - Sailor's Dance」(3:27)「Poll's Solo」(4:11) 「Reconciliation」(2:54)「Grand Finale」(5:51)
La Source Act 2. Divertissemen」以降は初期ステレオ録音。 バレエ音楽「泉」は1866年初演、Leon Minkus(1826-1917墺太利)との共作なんだそう。「コッペリア」「シルヴィア」底抜けに愉しいリズムには馴染んでいるけれど、これは聴き逃しておりましたっけ?こちら流石お仏蘭西の小粋に自在な動きが優雅な作品でした。
「Pas de voiles」(2:38)「Andante」(2:03)「Variation」(1:10)「Final. Danse circassienne」(3:09)「Scene」(3:28)「Pas de Naila」(2:14)「Scene et Pas d'action」(4:04)「Mazurka」(2:23)「Scene」(2:06)「Marche dansee et Final」(2:55) Coplandの「El salon Mexico」は1937年初演。これはノリノリの変拍子にフィルハーモニア管弦楽団の技術は素晴らしく、打楽器大活躍してユーモラス、有名な作品、2-fl/1-piccの三管編成、11種ほどの打楽器にはギロ、テンプル・ブロック、プロヴァンス太鼓が含まれ、ピアノも入りました。(11:23)

CCC 0002172CCC-6Beethoven 交響曲第1番ハ長調(1959年)/交響曲第2番ニ長調(1960年)/バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲(1959年)〜フランツ・コンヴィチュニー/ゲヴァントハウス交響楽団・・・なんと四半世紀ぶりの拝聴。Franz Konwitschny(1901-1962独逸)はあまりに懐かしい指揮者だけど、ふた昔前の巨匠は皆短命だったのですね。彼は呑み過ぎだったという噂はほんまですか?これはPHILIPSのチームとの共同制作らしい。音質はかなり良質。まずまず現役でしょう。
この青春の溌剌とした交響曲2曲との出会いは中学生、この1,200円の廉価盤LPでした。その後900円盤、1,000円盤と幾度も再発、まさか半世紀以上経ってデータ拝聴するようになるとは・・・久々の拝聴は驚異の音質鮮度、配置は低弦が右側にあるもの。最近のネルソンスのBrucknerを聴いて、ゲヴァンハウスってこんなに洗練された音でしたっけ?そんなことを思い出して昔の音源を再確認したもの。
驚きの充実サウンド。かつての古式床しく頑迷?!ぼんやりとした音質〜そんな記憶はなんだったのか。穏やかに、飾りも力みもない立派なアンサンブルでした。青春のBeeやん作品は大好き。
Symphony No. 1 in C Major, Op. 21は1800年初演。古典的な二管編成+ティンパニ(トロンボーンなし)
第1楽章「Adagio molto - Allegro con brio」辺りを伺うように始まる優雅な序奏。最初っから弦、管のバランスは理想的、主部への加速にも力みは感じさせぬもの。刺激とは皆無の渋いサウンドは魅惑、ムリのない質実な流れが続きます。以下、金管が際立たぬ、いかにも独欧系サウンドが続きます。(9:00)
第2楽章「Andante cantabile con moto」中庸のテンポ、付点のリズムに歩む緩徐楽章にも素朴な風情が漂いました。(8:05)
第3楽章「Menuetto - Allegro molto e vivace」旧来の「メヌエット」とはかなり風情が異なって、躍動する勢いに慌てぬ表現。(3:37)
第4楽章「Finale: Adagio - Allegro molto e vivace」前のめりに慌てぬ、力みなく疾走するフィナーレ。重心の低いサウンドは鈍重に非ず、優雅なバランスを感じさせて、木管のジミな音色は魅惑でした。(5:44)
Symphony No. 2 in D Major, Op. 36は1803年初演。これも二管編成。両曲ともクラリネットが入っているのは時代でしょう。
第1楽章「Adagio molto - Allegro con brio」堂々たる序奏は質実に重過ぎない。主部は勢いに乗って、ここでもテンポは中庸。今様に颯爽とはしていないけれど、アクセントしっかり重心の低い、楷書の表現でした。ここも木管の音色が際立ちました。(13:19)
第2楽章「Larghetto」Beethovenによるもっとも美しい旋律のひとつ、優しく、穏健、安寧の緩徐楽章。シミに質実素朴なサウンドは続きます。(10:46)
第3楽章「Scherzo: Allegro」ここではついに「Menuetto」ならぬ、躍動するスケルツォ登場。ちょっぴり剽軽な風情に、ここも重心が低く落ち着いております。(3:45)
第4楽章「Allegro molto」前楽章の剽軽な躍動を受け継いで、テンポはちょっぴりアップしても、相変わらず今風に軽妙颯爽な勢いに非ず、ややもっさりとしているけれど重量級のフィナーレでした。(6:05)
The Creatures of Prometheus, Op. 43「Overture」 初演は1801年。編成は同じ二管編成。パワフルに堂々とした始まり、荘厳な歩みから重量級に疾走いたしました。(4:46)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

皮膚科眼科歯科連続メディカル・ウィークを終えて好天続き、次週はぼちぼち時々雨みたいです。昨日朝もいつも通りの早朝覚醒、いつものストレッチや短いYouTubeエアロビクス終えて市立体育館へ、女房殿は週末の掃除をしてくれました。週末の体育館はバトミントン教室?美しいロングヘアの高校生が数多く集合。トレーニングルームは週末メンバーそれなりに結集して、幸い筋トレマシンは順繰り使えて、しっかり鍛えて体調を整えました。
女房殿の平日介護慰労+(数日後)誕生日のため、恒例梅田の激安居酒屋に出掛けました。昼から開いている安く美味い店に入ってビール一杯と好きな総菜を選んで、味も上々。土曜の昼は女性もたくさんいらっしゃいましたよ。帰り、銭湯に寄って電気風呂に痺れてきました。今朝の体重は66.6kg+300g。

夜はネーションズ・リーグ男子バレーは対中国戦、完全アウェイ状態3-1勝利。テレビ放映は観ておりません。なんかひどい観客マナーだったらしい。スポーツなのにね。

ガッツ石松さん逝去(76歳)若い頃あれだけ鍛えても長生きできないものなのですね。けっして知性に溢れた人ではないけれど、その飾らない誠実な人柄は多くの人々に愛されました。生まれたての赤ちゃんに「ガッツ石松みたい」というのは定番ネタ、失礼だけど愛がこもってますよ。
よく二時間ドラマにも出演して、再放送を眺めていても、その愚直なキャラクターが活かされた立派な演技に驚いたものです。惜しい人を亡くしました。残念。
中村玉緒さんも逝去。86歳。ここしばらく活動していなかったけど認知症だったらしい。自分がこどもの頃から馴染みだった芸能人が次々と彼岸を渡るのは寂しいものです。

PentaTone PTC5186363Berg 3つの小品/5つのアルテンベルク歌曲/7つの初期のリート/J.Strauss II/Berg編 ワルツ「酒、女、歌」〜マルク・アルブレヒト/ストラスブール・フィル/クリスティアーネ・イヴェン(s)(2007-8年)・・・日本でもお馴染みMarc Albrecht(1964-独逸)はオペラ畑に活躍して、2008-2011年l'Orchestre philharmonique de Strasbourgの音楽監督。実演に接した方の評によるとパワフルな音楽を演る人らしい。Christiane Iven(1965-独逸)は既に舞台より引退して、現在は教育者とのこと。これはPentaToneの優秀録音。演奏歌唱云々の判断は付かないけれど、整った迫力アンサンブルを堪能できました。
Three pieces for orchestra, Op. 6は巨大な(拡大された)四管編成、もちろん多種多様な打楽器必須。1923年初演(「Marsch」は演奏不可とされたらしい)全曲初演は1930年とのこと。現在では録音や頻繁に演奏会に取り上げられる人気作品に至りました。
「前奏曲(Praludium)」怪しく重く巨魁、そして凶暴的に静謐。(4:51)
「輪舞(Reigen)」ここも神秘に蠢く巨大な風情。混沌とした中にワルツが垣間見えます。(5:38)
「行進曲(Marsch)」地面を這いずるような・・・どこが行進曲?絶叫する金管(まるで「運命の動機」?)激しい打楽器の乱舞、不気味に激昂する混沌も爽快な大爆発と感じます。のちの「ヴォツェック」に一脈通じているそう。響きはクリアに濁らず、オーケストラの実力を発揮しておりました。(10:02)
Altenberg Lieder, Op. 4の一部初演は1913年(Scho"nberg/男声ソロ)警察沙汰裁判沙汰になるほどの大騒動だったとのこと。全曲初演はずっと後年1952年(ヤッシャ・ホーレンシュタイン)三管編成+6種の打楽器にチェレスタ、ピアノ、ハーモニウム、グロッケンシュピール、シロフォン、もちろんハープも入る大掛かりな編成。クリスティアーネ・イヴェンの声質はしっとりとしたメゾ・ソプラノ。短い知的な旋律が妖しく続いて不安、大管弦楽は静謐透明デリケートな響きに支えます。
「心よ、おまえは吹雪のあとではさらに美しく(Seele, wie bist du schoner)」(2:42) 「きみは夕立のあとの森を見たか?(Sahst du nach dem Gewitterregen den Wald)」(1:24) 「きみは宇宙の果てを瞑想し(Uber die Grenzen des All)」(1:33) 「わたしの心に訪ねるものはなく(Nichts ist gekommen)」(1:29) 「ここには安らぎがある(Hier ist Friede)」(4:07)
Seven early songsは1905-1908年の作品を1928年管弦楽伴奏に編曲したもの。全曲初演は1931年、既に「ヴォツッェク」の成功によりBergの評価は上がっていて、大好評だったとのこと。二管編成+6種の打楽器。こちらは後期浪漫の甘い残滓たっぷりにわかりやすい旋律、R.Straussを連想いたしました。のびのびとした女声ソロは優雅そのもの。
「夜/Nacht (Carl Hauptmann)」(3:54) 「葦の歌/Schilflied (Nikolaus Lenau)」(2:11) 「夜の歌/Die Nachtigall (Theodor Storm)」(2:16) 「夢のひととき/Traumgekront (Rainer Maria Rilke)」(2:52) 「部屋の中で/Im Zimmer (Johannes Schlaf)」(1:14) 「愛の讃歌/Liebesode (Otto Erich Hartleben)」(1:52) 「夏の日/Sommertage (Paul Hohenberg)」(1:49)
Johann Strauss Jr.「Wein, Weib und Gesang」は客寄せのため1921年「ウィーン私的演奏協会」用編曲。弦楽四重奏+ピアノとハルモニウムの編曲。もともとの素朴なウィンナ・ワルツの風情に戻て、優雅に親し気でした。(11:43)

Decca 4819963Mozart 交響曲第35番ニ長調 K.385「ハフナー」/交響曲第36番ハ長調「リンツ」K.425 〜ギュンター・ヴァント/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(1961年)・・・Gunter Wand(1912-2002)は1946-1974年迄ケルン市の音楽総監督。1960年前後モノラルからステレオの経過時期にMusidisc Franceに録音された一連の音源より。これはステレオ、ちょっぴり曇りがちだけどまずまずの臨場感でした。中庸のテンポに筋肉質、ケルンのオペラハウスのオーケストラも重心は低く、しっとり質実な響きでした。両曲とも楷書の表現にイン・テンポを基調として、大仰に大柄な詠嘆とは無縁でした。
交響曲第35番ニ長調 K.385「ハフナー」は1783年初演。華やかに、希望が湧き上がるような作品。二管編成だけどフルートとクラリネットは両端楽章のみ。原曲は前年作曲したセレナーデだったそう(消失)。几帳面なリズム感に肩の力が抜けた、快いフレージングが続きました。
第1楽章「Allegro con spirito」(5:34) 第2楽章「Andante」(4:14) 第3楽章「Menuetto」(3:11) 第4楽章「Finale: Presto」(4:12)
交響曲第36番ハ長調「リンツ」K.425の初演は1783年(リンツにて)。フルートを欠いた2-ob/2-fg/2-tp/2-hr+弦+ティンパニ。堂々たる古典的威容を誇る闊達な作品でした。これもかっちりとして慌てず、走らず、重くならず、清潔なフレージング、中庸のテンポにのびのびとした余裕を感じさせました。
第1楽章「Adagio - Allegro spiritoso」(7:58) 第2楽章「Poco adagio」(7:55) 第3楽章「Menuetto」(3:49) 第4楽章「Presto」(5:54)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日朝には亜米利加軍は伊蘭攻撃再開を嘆いたけれど、昼前歯科クリニックの待合いのテレビでは「停戦合意は近い」の報道有。株も上がっているとのこと。いったいなにが真実なのでしょう。

週末を迎えて昨日も好天続き、東日本はけっこう荒れたらしい。なんのアレルギーか知らんけどずっと洟水痰の絡みが気になったので、前夜しばらく前に処方された抗アレルギー剤を服用して就寝いたしました。これは自分との相性よろしくなく「眠くなりますよ」との医師の注意とは違って、ただただ気分が悪くなるだけ、数日で服用を中止していたもの。結果は洟水痰の絡みはやや軽快したけれど、不快感は以前の通り。背中の違和感はせんべい布団のせい?数年間薄めの安いマットレスを使っているけれど、試しに女房殿用と二枚重ねて、結果さほどに症状は変わりません。いつものストレッチなど、トイレ掃除、洗濯済ませてスーパーを目指しました。

お気に入りの菓子パンは2週間に一度の販売、それと前週の茄子の品質がよろしくなくて、加熱しても硬いまま〜その料理のリベンジを狙ったもの。歯科医通いの前にほぼ一日分の運動量を確保しておきました。昼夜しっかり喰って今朝の体重は66.3kg微増中。

そして午前中に歯の治療へ。20年ものブリッジを取り外して大がかりな処置を覚悟して、患部を再撮影の結果、その部分はセーフとのこと。お隣の左下奥歯に虫歯、左上犬歯の欠けは埋めてもらってあっという間に処置終了して2,080圓也。歯ぎしりが相当の負担になっているらしくて、マウスピース着用しての就寝を勧められました。
自宅に戻ったらKDDIよりお手紙有。ようやくの支払い手続き案内、これで一連の新ネット契約は完了。あとは義理の抱き合わせ契約とやら二か月解約、NUROひかり解約手数料の請求、そして値引き期間が終わったら再び乗り換え・・・未だ道半ば。

世間ではサッカー・ワールドカップが話題だけど、自分はネーションズ・リーグ男子バレー応援中。実力世界1の波蘭戦、但し、第1セット取ったところで睡魔に負けて・・・今朝確認すると3−2勝利!17年ぶりなんだそう。関田を欠いて、キャプテン石川を温存、大塚頑張りました。短い動画しか見られないのは残念。(動画を確認して情報を得たら、波蘭は主力温存半数以上知らぬ選手だったそう。層が厚いですね)今夜は因縁深い中国戦です。

週四日婆さん宅に泊まっている女房殿のヘア・ドライヤーが壊れたそう。数日通販サイトを眺めて悩んで四千圓某を注文、一週間後くらいに届いたら・・・「折り畳み式」となっているのに折り畳めない、保証書がない、静音となっているけれどそうでもない、ちょっぴり傷もある、嘆いておりました。一応自分名義なので「表示違反じゃないのか」「保証書がないのは言語道断」と連絡したら・・・
「誤って出庫しました。返品するか、壱千圓引きで対応お願い」との詫び到着。
「返品方法を指示願う。着払いでよろしいか、専用引き取り便を出してくれるのか」そう連絡したら

「返品はよろしいので、返金いたします」とのこと。「急ぎ対応お願いします」〜現在処理待ちです。女房殿が嘆いた気に喰わぬヘア・ドライヤーはそのまま手許に残ることになりました。少々気に喰わぬ安物でも(おそらく人民中国製)タダやったら文句はないことでしょう。

NAXOS 8.554128 1996年録音Bruckner 交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」(ハース版1878/80年)〜ゲオルグ・ティントナー/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(1996年)・・・Georg Tintner(1917ー1999墺太利)は20世紀後半、NAXOSのBruckner交響曲全集録音に一躍注目を集め、それも一段落したようです。当時熱心な廉価盤CDフリークだった自分も毎月の新発売を心待ちにして購入したもの。現在では他種々往年の定評ある録音も日常拝聴できる環境が整って、しばらく疎遠になっておりました。20年ぶり?の再確認。詳細理解していないけれど、これは通常聴かれる第2版でしょうか。
Royal Scottish National Orchestraはヴァルター・ヴェラー時代、オーケストラの技量は充分、音質もジミだけど悪くない。なによりティントナーの表現がほとんど脱力系?重量級パワーで押し切るようなものとは無縁のバランス。フレージングにエッジを立てず、中庸のイン・テンポを基調にアッチェランドに走らない、虚勢を張らぬ等身大。これはこれで聴き疲れしない、落ち着いた風情に味わいがありました。音質は作為を感じさせぬ自然、かなり良好なもの。
第1楽章「Bewegt, nicht zu schnell」冒頭のホルンから伸びやかに素直な音色に囁くよう、すっきりと優しい爽やかな流れに始まります。金管の響きもバランスよろしい余裕、アクセントやテンションをを強調しない。パワーに足りぬと感じられる方も多いことでしょう。(21:33)
第2楽章「Andante quasi allegretto」ちょっぴり憂鬱なチェロに始まる緩徐楽章。響きは上品に洗練され、足取りは弱々しく、そっと呟くように静謐な歩みが続きました。渾身の高揚も抑制が効いて自己主張は弱め、眠くなるほど。(16:20)
第3楽章「Scherzo: Bewegt」金管の細かい音型とリズムは爽やかな狩りの情景。肩の力が抜けて、淡々とした風情に自ずと感興と熱が高まるような・・・金管は洗練された響き、アンサンブルも優秀。先日初稿を聴いたけれど、慣れているせいかこちらのほうがずっとステキな旋律に感じます。(12:05)
第4楽章「Finale: Bewegt, doch nicht zu schnell」金管は鳴り切ってオーケストラの技量を発揮する終楽章、ここもヒステリックな力みやアクセント、大仰な詠嘆とは無縁、前のめりに疾走しないバランスを感じさせました。ほとんど枯れて淡々とした風情から、渾身の入魂クライマックスに持ち込みました。(23:10)

Angel S-1-3574Faure レクイエム 〜アンドレ・クリュイタンス/ヴィクトリア・デ・ロス・アンへレス(s)/ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(br)/エリザベト・ブラッスール合唱団/パリ音楽院管弦楽団/アンリエット・ピュイグ=ロジェ(org)(1962年)・・・管弦楽伴奏1900年版(第3稿)による演奏。声楽ソロ2人+混声合唱、二管編成、ハープと弦、各パートは歌曲分散されて演奏されます。カトリックのミサに必須であった「Dies irae(怒りの日)」を欠くため、実際の典礼には使えないとされたそう。敬虔な気分に充ちて清楚に美しく、Faureの甘い旋律が粛々と胸に染みる天国のような名曲中の名曲。恥ずかしながら初めてこの録音を拝聴いたしました。特別なものでもない、おそらくはLP復刻音源。
これは昔より高く評価され、一方で、これだけは受け付けないという声も多く伺いました。批判点は概ね
音質に鮮明さを欠く
合唱がなっていない

フィッシャー・ディースカウがFaureの清潔清純な風情とは違和感あり過ぎ
聖ロッシュ教会(Eglise Saint-Roche/Paris)での録音は豊かな残響に充たされ、この余韻の中でアンサンブルを整えていくのは至難の技でしょう。逆に「豊かな残響百難隠す」のも真也、神秘な雰囲気をいっそう深めているように感じました。音質については高品質CDが発売され、改善著しいとのコメント有。そこには解像度が上がった分、合唱の技術的限界がはっきりした、との声もありました。
音楽は嗜好品、合唱の好みはWebern辺りの集中した超絶技巧、薄い響きの絶叫タイプだけはカンベンしてほしいもの(大昔のBach作品に時々出会う)。ここでのElisabeth Brasseur Choirは専門筋の方には厳しい評価を受ける水準なのでしょうか。たしかに器用に正確なアンサンブルではない(ユルい?粗い)ような気もするけれど、夢見るような雰囲気は抜群。「Libera me」辺りフィッシャー・ディースカウの歌が上手過ぎて、思いっきり説教臭い歌にはちょっと違和感がありました。「Pie Jesu」はオルガンの静かな伴奏に乗って、清楚極まりないソプラノが天上の世界を連想させました。
いずれAndre Cluytens(1905-1967白耳義)の優しい、デリケートな統率のもと、陶酔の響きを心安らかに堪能いたしました。あまりにセクシー過ぎて、透明な清楚感に欠けるというというご批判も一理あると思います。
「Introit - Kyrie」(8:09)「Offertoire」(9:10)「Sanctus」(3:19)「Pie Jesu」(3:19)「Agnus Dei」(6:48) 「Libera me」(5:21)「In paradisum」(3:48)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

南洋の台風はどうなったのか。気持ちの良い好天が続きます。いつもの朝の鍛錬を終えて市立体育館への道中も気持ちよろしく、コンビニ袋をさっそく拾ったので、ゴミ拾いもしっかりトレーニングルームに到着。少数の常連メンバーのみ、ずいぶんと空いておりました。月間定期更新して(シルバー割引1,500圓也)帰りシャワーを使ったときに、お気に入りの短パンが危ういことに気付きました。4-5着使いまわしているけど、お気に入りの一着はもうぼちぼち10年選手?お尻の辺りが薄くなっている・・・爺の透けパンは絵にならんなぁ、買いに行くか。今朝、66.25kgほぼ変わらない。
夕方無事に契約解除したNUROひかりの機器回収されました。本日これから歯の治療に臨みます。何回通うのかな。治療費に文句は付けません。

3月【新名神6人死亡事故】ながらスマホで「TikTokを見ていた」女性運転手が認めるとの報道。幾度も書いているけれど、信号待ちに停車している運転手にいつも見掛けるし、取り締まりが厳しくなった自転車も「ながらスマホ」はいくらでもあります。筋トレマシン最中に、ずっとスマホを見ている若い人は多いですよ。もう中毒なんかなぁ、ほとんど。スマホの登場からほぼ20年、一般に普及したのは10年ほど?物心ついた頃よりスマホ生活が前提になっていたのでしょうか。これからAIがますます普及して(自分だって便利に使っている)これから「ディジタル・デトックス」が重要になることでしょう。

前夜の男子バレー対烏克蘭戦は3-0勝利だったけど、あちこち報道や動画を追いかけたら、自分が睡魔に負けて断念した直後に宮浦と永露の二枚替えが成功して、突き放したのですね。今夜は強豪・波蘭戦、大苦戦を予想しております。石川祐希がリザーブに回って、どこか調子がよろしくないのか。心配です。

亜米利加は伊蘭攻撃再開、この悪影響は続きそうです。

Mercury MRL 2002Respighi 交響詩「ローマの祭り」/交響的印象「教会のステンドグラス」〜アンタル・ドラティ/ミネアポリス交響楽団(1954年)・・・以前、ローマ三部作のうち"あれ?「祭り」がない・・・それは「教会のステンドグラス」と並んで1954年モノラル録音だった"と書きました。ドラティのモノラル音源はHDDお釈迦事件に残念、全部失っておりました。この度、LP復刻音源入手成って再聴できました。驚異の臨場感!低音もしっかり、響きに濁りなき鮮度に間違いないけれど、自分が入手した音源は音量水準レベルが低いの難点でした。勢いに任せぬ、正確なアンサンブルとリズムに驚きました。
Feste Romane」初演は1929年(トスカニーニ/ニューヨーク・フィル)三管編成に最低9人の打楽器奏者、タヴォレッタ?ってなんですか。オルガン、ブッキナ(古代ローマの自然ラッパ)ピアノ(四手)マンドリン迄入る大掛かりなもの。
「チルチェンセス(Circenses)」トランペット先頭にカッコよい圧巻の金管乱舞、打楽器の迫力も爽快なほど、この時期既にミネアポリス交響楽団の実力はほんまもんです。(4:44)
「五十年祭(Il Giubileo)」劇的に盛り上がって華やかに高揚するオーケストラの迫力。(6:31)

「十月祭(L’Ottobrata)」勇壮なホルンとトランペット?が滅茶苦茶カッコ良く、打楽器のアクセントも決まります。そして静謐荘厳な風情へ。(6:45)
「主顕祭(La Befana)」は圧巻の金管狂乱躍動して、遊園地の大喧騒に興奮Max!オーディオ効果も驚異的。(5:30)
Vetrate di chiesa」は1927年初演(セルゲイ・クーセヴィツキー/ボストン交響楽団)もともとピアノ作品3曲に「偉大なる聖グレゴリウス」をプラスして管弦楽化したものだそう。三管編成、大中小の銅鑼など打楽器やらハープ、チェレスタ、オルガン、ピアノなど相変わらずの大編成でした。
「エジプトへの逃避(The Flight Into Egypt)」は華やかな金管と打楽器爆発+題名通り教会オルガンの荘厳な響きがいっそう壮麗。(9:24)
「大天使ミカエル(St. Michael The Archangel)」には楚々とした敬虔な祈りの風情も漂いました。(5:02)
「聖クララの朝の祈り(The Matins Of Santa Chiara)」堂々たる風情にトランペット・ソロも神々しく、銅鑼が鳴り響いて衝撃(6:35)
「偉大なる聖グレゴリウス(St. Gregory The Great)」静謐な呟きから荘厳に、敬虔な祈りのオルガンが響いて神々しくも壮麗なるクライマックスを迎えました。(5:28)

Angelicum STA 9007Beethoven ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調「春」/第6番イ長調〜フランコ・グッリ(v)/エンリカ・カヴァッロ(p)(1967年)・・・Franco Gulli(1926-2001伊太利)の音色は明るく、歯切れよろしく輝かしい。彼の音源をネットに見掛けたら必ず入手拝して、聴するに心掛けております。たしか一時イ・ムジチにも在籍していたはず。Enrica Cavallo(1921-2007伊太利)は奥様とのこと、息が合った親密なピアノでした。これはAngelicumへの全集録音からのLP復刻、音質もヴァイオリンの艶やかな音色も絶品、かなり状態のよろしいもの。
ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調「春」は1800-1801年の作品。「自身のヴァイオリン演奏は技術的に稚拙」(Wikiより)だったらしいけど、彼はその楽器を駆使して、しみじみ美しい名曲を多く残しました。
第1楽章「Allegro」晴れやかな平和、シアワセな気分に溢れて、浮き立つようにテンポは速め。
第2楽章「Adagio molto espressivo」シンプルなアルペジオを刻む平穏な緩徐楽章。主役はピアノでしょうか。わずかな暗転にも深みを感じさせました。
第3楽章「Scherzo: Allegro molto」元気よろしく、付点のリズムに躍動するスケルツォはユーモラス。
第4楽章「Rondo: Allegro ma non troppo」優雅に上機嫌な歌に溢れたフィナーレ。(22:47)
ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調は1802年の作品。
第1楽章「Allegro」こちらも晴れやかな表情に闊達、爽やかな名曲の始まり。
第2楽章「Adagio molto espressivo」ちょっぴり懐かしい陰影に揺れる緩徐楽章。
第3楽章「Allegretto con variazioni」自在に心情を変えて、闊達ヴィヴィッドな変奏曲に締め括りました(22:24)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日は朝から快晴、でも気持ちが晴れないのは、相次ぐ幼児虐待の報道。ひとりは学齢前の女の子がコンビニにやってきて放置発覚、もう一件は乳児の顔にケーキを押し付けて、それをSNSに上げてそれを見た人が児相に報告したそう。表に出ない事件はこの何十倍あるのでしょう。抵抗できない児童虐待、心に深い傷を与える最悪の行為を憎みます。
天橋立にクマ出没! 日本中そんな物騒な話題が続きます。

夢見もよろしくなく早朝覚醒して、いつもの朝のストレッチやYouTube体操済ませて、ぼさぼさになった髪が気になりました。9時間営業開始に合わせていつもの激安美容院を目指したら、ちょっぴり出遅れて7番札、30分しっかり待たされた挙句、愛想のよろしい美容師さんの腕はいまいち、ま、少々ヘンな髪型でも誰も気にする人もいない、短く刈ってもらって気分転換になりました。今朝の体重は66.2kg+100g。
本日解約したNUROひかりの機器回収、朝一番に体育館に行くけれど、大丈夫でしょうか。何時回収か時間がわかりません。

夜9時よりネーションズ・リーグ男子中国ラウンド。途中まで観戦して力尽きて眠りました。初戦は対烏克蘭。メンバーもここ2年あまり変わっていない。昨年休んだ西田が復活しております。 不祥事もあったしなんと関田が不在。昨年も関田不在に大宅と永露が司令塔を務めて苦戦したけれど、後継者が育っていないと感じます。女子代表も「世界最小最強セッター」竹下引退後しばらく低迷しましたっけ。ヴェテラン深津でなんとか乗り切って欲しい・・・観客はガラガラ状態、中国ではバレーの人気は薄いのか、それとも日本烏克蘭とも応援する気もないのか、情けない。お相手の高さにブロックされ、強烈なサービスエース連続、危うい場面連続に冷や冷や。今朝、結果を確認すると3-0勝利、各セット接戦をものにしたようです。次は波蘭、そしてご当地・中国、斯洛文尼亜と強豪との対戦が続きます。

VOX録音 Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/プロ・ムジカ管弦楽団(ウィーン交響楽団)(1953年)・・・印象いまいちだった「英雄」の前に、昔馴染みの音源を久々に拝聴しておりました。数年前の印象は

テンポは慌てず入念深淵な細部描き込み、浪漫の香りたっぷり充ちて、テンポは有機的に動いて表情はたっぷり陰影濃いもの。オーケストラは機能的には上手くないかもしれないけれど、ホルンや木管の音色、弦の昔風ポルタメントさえなんとも味わい深い濃密、恣意的作為的なものを感じさせぬ説得力
Jascha Horenstein(1898ー1973烏克蘭→亜米利加)は1969年録音(ロンドン交響楽団)が有名だけどこちらも悪くない。かつての記憶より音質はずっと状態はよろしく解像度は意外と高く、雰囲気あるモノラル録音でした。
1899年現在の版を出版。四管編成、ティンパニは二人、5種の打楽器には銅鑼も入る大掛かりな編成、青春の胸の痛みを感じさせるステキな旋律溢れる名曲。
第1楽章「Langsam, schleppend」冒頭の弱音に曖昧さはなくて、ホルンも茫洋と響いて、木管もデリケート、打楽器の低音もまずまず。憧憬に充ちた旋律をしみじみ歌って入念、パワフルな高揚に至ります。提示部繰り返し有。テンポの揺れも自然に急ぎ足に走らない。(16:48)
第2楽章「Kraftig bewegt, doch nicht zu schnell」力みよりスウィング感が際立つスケルツォ。ヴィヴィッドな表情に躍動してアクセントしっかり。アツいアッチェランも決まって、トリオの優雅なレントラーとの対比も上々でした。(8:13)
第3楽章「Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen」コントラバス・ソロの上手過ぎぬのも良い感じ。哀愁の旋律に神妙な葬送行進曲は流さず、アクセントも足取りもしっかり。中間部の「彼女の青い眼が」旋律は夢見るようにデリケートでした。最終盤の途中テンポ・アップは抑制気味。(11:35)
第4楽章「Sturmisch bewegt」風雲急を告げる緊張感漲る終楽章の始まり。ここも慌てず前のめりにならず、しっかり噛み締めるようなアクセントに堂々たる迫力でした。やがて嵐は収まって、優雅な旋律が甘くしっとり歌う、その対比も熟練の技、そしてやわいサウンドのオーケストラは渾身のクライマックスへ。しっかりタメと、さっぱりとした推進力両立させて颯爽としてカッコ良い、大きな締め括りでした。(20:54)

ついでに・・・Bruckner 交響曲第9番ニ短調〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/ウィーン交響楽団(1953年)・・・も聴いておきました。1903年初演。終楽章が未完だけど、第3楽章「Adagio」で立派に完結している名曲。これもけっこう濃厚な立派な演奏でした。TUXEDO MUSIC	MNCD-22005年のコメント有。 奥行きとやや広がりを感じさせて解像度もあります。崇高なるBrucknerラスト交響曲をしっかり堪能させてくださいました。音質はモノラルでもさほどに不満を感じさせず、オーケストラも好調でした。以下、その後聴いた印象をほぼそのまま「音楽日誌」より再掲。
第1楽章「Feierlich, misterioso(荘重に、神秘的に)」寄せては返すさざ波のような開始から表情豊か、陰影あるスケール表現はいつも通り。テンポは心持速めに勢いと激しい爆発と緊張感、途中テンポ・アップするアツい表情に不自然さはありません。決然としてカッコ良い入魂演奏。(21:42)
第2楽章「Scherzo. Bewegt, lebhaft - Trio. Schnell(軽く、快活に - トリオ、急速に)」ピチカートの緊張感、ティンパニ前面に熱狂的な法華の太鼓、さすがにここは響きの濁りが少々喧しく感じました。(9:55)
第3楽章「Adagio. Langsam, feierlich(遅く、荘重に)」は神々しい緩徐楽章。万感胸に迫る金管のコラールや乱舞にはもう少しクリアな響きが欲しかったところ。それでも深々とした弦と金管の呼応は充分にパワフル、決然としたテンポ・アップも感動的でしょう。慣れの問題と思うけれど、この楽章で充分完結している満足感有。(20:52)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日朝には雨は上がって曇り空。ルーティーンの朝鍛錬済ませて市立体育館を目指しました。連続してコンビニのビニール袋を拾ったのでしっかりゴミ拾いしながらトレーニングルーム到着。常連メンバーもかなり休んでがらがら、筋トレマシンにゆっくり鍛えてさっさと帰宅して、コミュニティバスの時間に間に合わせました。眼科は予約時間通り到着しても一時間待ちは覚悟、それに毎度の検査は3−4種、けっこう費用も高い。いちおう現状維持のお墨付きをいただいて、点眼薬を処方いただきました。ここの薬局がなかなか待たせるんですよ。やっと支払い済ませて、帰りのコミュニティバスにちょうど間に合いました。当たり前にあちこち紫陽花が咲いておりました。今朝の体重66.1kg▲150g。
薬局にて自分の前になった女性が女房殿にクリソツ、背格好体格も服装も髪型も眼鏡の感じもよう似て+マスクでしょ?驚きました。後ろ姿だったらほとんど見分けがつかぬほど。

大騒ぎになって学校も休みになった宇都宮のクマは無事、麻酔銃にて捕獲されたとのこと。また、あちこち出るのかな、心配の種は尽きません。
旭川の陰惨な少女殺人事件、主犯のひとりの女性に懲役27年の求刑。死刑にせよ!とか、もっと重い刑にすべきとのコメントも多く、その心情も理解できるけれど、これがリアルな量刑相場でしょう。あと10日ほどで判決、求刑より短い懲役判決が出ることでしょう。控訴するのか、刑が確定するのかわからないけれど、実際には十数年で仮釈放されると類推いたします。その頃には事件も風化していることでしょう。

若い被告も出てくるときにはすっかり中年、その間社会経験を積まずに実社会に復帰するはタイヘンでしょう。地道な職に就いて細々と生活の糧を得ることは可能でしょうか。若気の至りでは済まされぬ、人生の過ちを償うのは出所してからが本番。毎日報道される若者の刹那的な犯罪に暗澹とした気分になります。

PILZ 160144Cherbini(1760-1842伊太利)レクイエム ニ短調〜マルコ・ムニー/リューブリヤナ放送交響楽団/合唱団(録音情報不明)・・・1991年ソヴィエット崩壊の波に政治経済的に混乱に陥った東欧。その時期にNAXOSは録音を意欲的に進め、PILZは放送音源などを買い叩いて(一部名義変更も勝手にでっち上げて)廉価盤CDを多く発売いたしました。1990年代にはずいぶんお世話になりましたよ。この音源も懐かしく、久々にネットより入手いたしました。Marko Munih(1936-斯洛文尼亜)はマタチッチの弟子なんだそう。リューブリヤナ(スロヴェニア)放送交響楽団はAnton Nanut(1932ー2017斯洛文尼亜/音楽監督在任1981-1998)時代の録音が多く出回りました。これは管弦楽、合唱とも立派な演奏と聴いたけれど、正直なところようわからない・・レクイエム ハ短調のほうは、かなり以前に聴いた記録がありました。
1817年初演。ルイ18世の依頼によるものなんだそう。声楽ソロはなく、混声合唱のみ、器楽編成にはフルートを欠いて、2-ob/2-cl/2-fg/2-hr/2-tb/ティンパニ/銅鑼+弦。同時代であるBeethovenが高く評価した作品なんだそう。Mozartよりぐっと辛口、生真面目な旋律に感じます。聴き馴染みのない作品だし、宗教的素養も知識もないのでなんとも中途半端な印象でした。
「入祭唱 (Introitus)」静かな祈りに充ちた弦、男声合唱が荘厳。(6:12)
「昇階唱 (Graduale)」管弦楽はヴィオラ以下の低弦のみ、哀しみに充ちた合唱は静謐。(1:31)
「怒りの日(Dies irae)」金管の荘厳な絶叫から銅鑼が鳴り響いて、劇的な合唱は迫力たっぷりの疾走。後半はゆったりとした「怒りの日」旋律なんだそう。(9:38)
「奉納唱(Offertorium)」出足は晴れやかに「神の栄光」が歌われ、やがて哀しみに暗転しつつ雄弁な合唱が続きました。やがて女声による優しい旋律から、管弦楽と合唱による緊張した遣り取りがヴィヴィッドに疾走しました。後半はがらりと雰囲気は落ち着いて静謐、やがて堂々朗々たる盛り上がり(フーガ?)に至るスケールの大きなところ。(15:13) 「聖なるかな(Sanctus)」スタッカートのリズムに前向きな風情。(1:22)
「慈しみ深いイエスよ(Pie Jesu)」クラリネットに乗せて弱音の合唱が、しみじみ優しく、哀しく歌いました。(3:17)
「神の小羊(Agnus Dei)」弱々しい弦から悲痛な合唱が、寄せては返す波のようなうねりのように終わりました。(6:47)

|CBS Masterworks 35 850Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜ラーザリ・ベルマン(p)/エーリヒ・ラインスドルフ/シカゴ交響楽団(1979年)・・・Erich Leinsdorf(1912ー1993墺太利→亜米利加)はこの時期ベルリン放送交響楽団(西)の首席を務めておりました。最初期のディジタル録音はクリアな音質。
1859年初演。二管編成+ティンパニという古典的なもの、それでも作品は堂々として大柄に響き渡ります。
第1楽章「Maestoso」Lazar Berman(1930-2005露西亜)はその風貌と、露西亜のピアニストという先入観から粗暴かつ荒々しいピアノ!みたいなコメントを見掛けるけれど、威圧感よりむしろ抑制気味に落ち着いて、パワフルだけどしみじみ滋味深いタッチでした。ピアノはベーゼンドルファーらしい。オーケストラにはムダのないバランスに充実してクール、ごりごりの威圧感を覚えさせぬもの。(20:50)
第2楽章「Adagio」瞑想する静謐な緩徐楽章。オーケストラもピアノも息を潜めて、囁くようにデリケートな対話が続きます。情感が高揚する場面に至ってもピアノはそっと力みなく、オーケストラの洗練された響きが広がりました。(11:24)
第3楽章「Rondo: Allegro Non Troppo」バロック風の冒頭のピアノはいくらでも強靭に表現できそうなところ、ここもマイルドなピアノタッチに緊張感を煽らない。パワフルに豪快、流麗なピアノだけど、強靭な打鍵を強調しない、充分な緊張感が続きました。(11:36)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

比律賓にてM8.2の大地震、日本にも津波が到着したようです。現地の被害はいかがでしょうか。報道画像に見る限り、建物崩壊するほどの凄い揺れでした。予報通り夜半より雨。奄美には警報が出ております。
昨日月曜は曇り空、気温はそれなりに上がりました。朝いつものストレッチ、洗濯などルーティンワーク済ませて、クスリが切れそうだったので皮膚科へウォーキング、平日の朝一番はまずまず空いていて、ちょっぴり食材を補給して往復3.5kmほど消化いたしました。帰宅してから点眼薬が切れそうな眼科も予約、本日トレーニング後午前中予約をしました。華麗なる加齢にあちこち微妙に不具合はあって、だましだまし過ごすしかない。今朝の体重は66.25kg▲200g。

ネーションズリーグ女子バレー加奈陀ラウンドはご当地加奈陀戦。クリニック待ち時間中ネットに推移を確認して第4セットぎりぎりで取られて2-2、あかんかなぁと不安に感じていたら無事第5セット勝ち切って4連勝。夜からのBS放送は途中迄観戦(力尽きて寝ました)加奈陀は高く、強烈、グレイってカッコ良いですね。第1セットは薄氷のぎりぎり勝利、石川、佐藤はもちろん和田が大活躍! リベロの福留も相変わらず超絶美技。セッターは関、最終セットは中川つかさ(レッドロケッツ川崎)が登場。さあ、明後日より男子、残念な事件の影響はあるでしょうか。昨年の世界大会もあっけなく負けたからなぁ。心配です。中国開催だし。

VAIO Tap 20 vaio-tap20.jpg2022年8月お仕事引退して転居した年に購入したVAIO Tap 20(SVJ20217CJW)(モニター一体型/メモリ8gb/SSD480gb/Windows11/タッチパネル対応 )中古中古参萬圓也(送料税込) 前機は5年使って、Windows11対応できなかったのであきらめたと記憶します。爾来ほぼ4年使い込んでまったく不具合なし。画像処理時に若干のストレスを感じるくらい。SSDのお陰か処理速度に不満を抱いたこともありません。据え置いてキ−ボードを愛用しているから「タッチパネル」に意味はありません。世間ではスマホ愛好者が圧倒的だからそれは必須な機能なのかも、でも大き過ぎて重いし机上据え置き以外の用途はあまり考えられないでしょう。

これはVAIOが未だSONY傘下であった頃の日本産、調べてみると2012年の発売、もう14年目、SSDに変更して日々4年間激しく使い倒して故障もなく、この安定した使い勝手はたいしたものです。不具合に悩んだことは一度もありません。電気製品には当たり外れがあって、まことしやかな噂では「一定の時間が経過すれば壊れるように作ってある」とのこと。それは言い過ぎとしても電子機器の基盤は劣化して寿命は来るのでしょう。ありがたいことです。
ちなみに同時購入したSurface Go(中古)も4年間なんのトラブルもなし。次のWindowsはどうなるのか、Winows11の保証期間迄は保って欲しい。サブスクになるのだけはご勘弁。別にLinuxでも良いけれど、どうしてもWindowsじゃないと動かない愛用ソフトが3−4個あるんです。

幾度も自慢しているけれど我が日立の電子(オーブン)レンジは1984年下期製造、42年使い込んで幾度転居とともに日々生活をともにして現役!息子が生まれる前ですよ。電子蚊取りマットも似たようなもの、マットはもう売っていないので在庫は確保してあるけれど、もう殺虫成分は薄まっているかも。若い人は見たことない代物かも。

FUGA LIBERA FUG 491Franck 前奏曲、コラールとフーガ(Pierne編/ピエール・ブルーズ/2021年)/交響曲ニ短調(クリスティアン・アルミンク/2012年)〜リエージュ王立フィル・・・白耳義が誇るFranckの管弦楽作品を集めた4枚組より。Philharmonique Royal De Liegeも拝聴機会は少なくて、以前に(CD1枚目)ピアノ協奏的作品を聴いていたことはすっかり失念しておりました。
Prelude, choral et fugue」は1885年に初演された著名なピアノ作品。これをGabriel Pierne(1863-1937仏蘭西)が1915年に大掛かりな管弦楽編曲したもの(三管編成)。Bachにインスパイアされた荘厳な作風だけど、いかにもFranckらしい鬱陶しくも内省的かつ官能的な名曲。珍しい編曲作品だけど、かなり以前よりギュンター・ノイホルトの演奏を聴いておりました Pierre Bleuse(1977-仏蘭西)はもともとヴァイオリニストとして活躍していた人らしい。原曲の落ち着いた風情を気に入っているけれど、こちら荘厳壮大な響きに、重くならぬリエージュ・フィルのサウンドも上々、ピアノ作品とは別の個性とした愉しめました。(19:14)
Symphonie en re mineurは1889年初演。二管編成にハープ、ティンパニ。演奏機会も多い人気作品だけど、自分はちょっと例の「内省的かつ官能的」風情を苦手としておりました。日本でもお馴染みChristian Arming(1971-墺太利)は魔法のような転調、テンポの揺れも有機的にデリケート、オーケストラの響きは淡く軽く、のびのびとして分厚く、重くならない。颯爽と流れのよろしいヴィヴィッドな演奏。久々に拝聴して作品に好感を抱いたものです。
第1楽章「Lento - Allegro non troppo」(18:00) 第2楽章「Allegretto」(10:16) 第3楽章「Allegro non troppo」(10:59)

PHILIPS 28CD-3196Saint-Sae”ns 「動物の謝肉祭」〜Martha Argerich (p)/Nelson Freire(p)/Gidon Kremer(v)/Isabelle van Keulen(v)/Tabea Zimmermann(va)/Mischa Maisky(vc)/Georg Maximilian Hortnagel(cb)/Eduard Brunner(cl)/Irena Grafenauer(fl)/Edith Salmen-Weber(glockenspiel)/Markus Steckeler(xylophone)(1985年)・・・ノリノリのアルゲリッチやフレイレを先頭に錚々たるメンバーによる室内楽版「動物の謝肉祭」は、ヴィヴィッドに遊び心いっぱい。オーケストラ版のゴージャスな響きも好きだけど、室内楽版の親密な風情も大好き。ナレーターはないほうが音楽に集中できます。ド・ヘタな練習曲を繰り返す「ピアニスト」のハチャメチャな引き崩し最高!白鳥のマイスキーとか「象」に於けるゲオルク・ヘルトナーゲル(1927-2020独逸/ミュンヘンで活躍した人)とか、皆愉しんで弾いておりました。きっと親しい人たちが集まったコンサートがあったのでしょう。最高。
「序奏と獅子王の行進曲(Introduction et marche royale du lion)」(2:25) 「雌鶏と雄鶏(Poules et coqs)」(0:42) 「騾馬(Hemiones/animaux veloces)」(0:33) 「亀(Tortues)」(2:56) 「象(L'elephant)」(1:35) 「カンガルー(Kangourous)」(1:03) 「水族館(Aquarium)」(2:35) 「耳の長い登場人物(Personnages a longues oreilles)」(0:49) 「森の奥のカッコウ(Le coucou au fond des bois)」(2:18) 「大きな鳥籠(Voliere)」(1:15) 「ピアニスト(Pianistes)」(1:26) 「化石(Fossiles)」(1:16) 「白鳥(Le cygne)(3:10) 「フィナーレ(Finale)」(1:52)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日日曜は朝からうすら寒い雨模様、梅雨らしい天気が続きます。風もけっこうありました。桜島にてドカ灰とか、いつになく噴火は大きいのでしょうか。新しい一週間が始まった今朝は雨も風も収まって曇り。夜半から雨らしい。
いつもの早朝覚醒、ちょっとノーミソぼんやりしてもストレッチとYouTube体操済ませて市立体育館へ。こども柔道大会に混み合って、きっとお父さんも経験者かな?体格立派な方を多く見掛けました。トレーニングルームはバーベルチームは器具を埋めていたけれど、雨で自転車で通う方断念?クルマの方も駐車場満杯のせいか、いつもの常連は少数、ゆっくり筋トレマシンを使って鍛えました。背中の微妙な不快感もクリアできました。冷蔵庫食材在庫使い果たして昼夕食調理いたしました。今朝の体重は66.45kg▲150g。

ネーションズリーグ女子バレー加奈陀ラウンドは対独逸戦。昼時点3-0勝利は知っておりました。BSの放送は夜8時からだから、こんどはしっかり応援しましたよ。新代表・山口真季(アクアフェアリーズ富山)大活躍!盤石の石川、技が冴える佐藤淑乃ちゃんも凄いけど、和田のパワー爆発。最終楽章はさきにセットポイントに迫られてからの逆転がチームの実力です。これより加奈陀ラウンド最終戦ご当地加奈陀戦、完全アウェイの中での結果は?

幾度言及している誤った健康対策に勤しんでいる66歳孤高を守る爺友。こんどは誤った節約対策の話題は野次馬根性で申し訳ない、他人様のカネだから傍から云々することもないけど・・・
親から受け継いだ一軒家をリフォームして暮らしているから家賃分は浮いていることでしょう。年金+企業年金、さらに親からの相続もある独り暮らしはさほどに切迫しているとは思えない。ま、引退後新車買って(高級車に非ずHV)伊太利旅行して、自費出版にのべ四百萬圓費やして・・・誰に迷惑掛けているわけでもなし、 それも自由。自分のカネですから。
ところが最近ちょっと経済的に苦しく感じて、クルマをなるべく使わぬようにしているそう。それって?自家用車は維持費が掛かるし、どうしても日常生活に必要なら有効活用して、使い倒したらよろしいのに。使用頻度少なく、維持費のみ掛かる〜これじゃ所有している意味がない。使わぬのなら処分したらよいのになぁ。ま、クルマがある、という暮らしが当たり前の前提なのでしょう。考え方はいろいろです。

自分は引退後こちらに越してきたのは、女房殿の母親の介護のため。クルマが必要だったら買うよ、そう話してあったけれど、必要な時には弟が手伝ってくれるから大丈夫とのこと、自家用車は準備しませんでした。都度、病院に行くためにはタクシーを使ったほうが経済的との判断もありました。
女房殿の移動は日常自転車(電動ではない)自分は健康のためウォーキングが基本。最寄りの駅迄はコミュニティバスをよく使うし、なんだったら歩いても25分ほどで到着します。お仕事引退後まる4年運転しなかったし、昨今高齢者の哀しい事故連続の報道も鑑みて、今年の誕生日更新時迄に免許返上いたしました。これから先、もう運転することもありません。

MPS 188042-5Bach 平均律クラヴィーア曲集第1巻 〜フルードリヒ・グルダ(p)(1972年)・・・几帳面な規則に従った鍵盤作品には知的な魅力が溢れます。根性なしなので途中迄拝聴。Friedrich Gulda(1930-2000墺太利)はベーゼンドルファー使用、独逸MPS Records録音、その後PHILIPSより発売。たいへんにこだわった録音とのことだけれど、自分が聴いた音源、そして激安オーディオでは再生が難しいのかも。テンポは落ち着いてそっと沈静化した風情、デリケートに抑制されたタッチと頻繁な装飾音が美しい。几帳面なくらいのリズムに曖昧さのないフーガは内省的に、噛み締めるよう。こんな表現、ジミめの(ベーゼンドルファー特有の安っぽい?)音色も嫌う方のコメントも伺いました。こんな寂寥に淡々としたBachもなかなかの味わいでしょう。各曲ごとの性格の描き分けもおみごと。
BWV 846 前奏曲 - 4声のフーガ ハ長調(2:08-3:08) BWV 847 前奏曲 - 3声のフーガ ハ短調(2:16-2:11) BWV 848 前奏曲 - 3声のフーガ 嬰ハ長調(1:14-2:18) BWV 849 前奏曲 - 5声のフーガ 嬰ハ短調(1:57-3:53) BWV 850 前奏曲 - 4声のフーガ ニ長調(1:11-:200) BWV 851 前奏曲 - 3声のフーガ ニ短調(1:21-2:13) BWV 852 前奏曲 - 3声のフーガ 変ホ長調(3:37-1:41) BWV 853 前奏曲 変ホ短調 - 3声のフーガ 嬰ニ短調(4:32-6:02) BWV 854 前奏曲 - 3声のフーガ ホ長調(1:27-1:04) BWV 855 前奏曲 - 2声のフーガ ホ短調(2:19-1:03) BWV 856 前奏曲 - 3声のフーガ ヘ長調(0:59-1:13) BWV 857 前奏曲 - 4声のフーガ ヘ短調(1:40-5:20) BWV 858 前奏曲 - 3声のフーガ 嬰ヘ長調(1:45-2:25) BWV 859 前奏曲 - 4声のフーガ 嬰ヘ短調(0:54-4:29) BWV 860 前奏曲 - 3声のフーガ ト長調(0:55-2:34)

独CBS S77698/9 Bach 平均律クラヴィーア曲集第1巻 〜グレン・グールド(p)(1962/1963年/1965年)・・・第1巻の残りはGlenn Gould(1932ー1982加奈陀)を拝聴。使用楽器はスタンウェイとのこと。こちらのほうがピアノのタッチは豊かに、リアルに響きました。噂ではSACDはとっても豊かな響いて、以前聴いたものと同じとは思えぬ、との声有。とつとつとしたタッチに表情はヴィヴィッドにリズミカル、変幻自在。次の前奏曲が登場するのを心待ちにして、ウキウキとした演奏でした。それにしても凄い名曲揃い。延々と聴き続けて陶然としておりました。
BWV 858 前奏曲 - 3声のフーガ 嬰ヘ長調(2:17-2:15) BWV 859 前奏曲 - 4声のフーガ 嬰ヘ短調(1:03-3:49) BWV 860 前奏曲 - 3声のフーガ ト長調(0:46-2:19) BWV 861 前奏曲 - 4声のフーガ ト短調(2:34-2:15) BWV 862 前奏曲 - 4声のフーガ 変イ長調(1:47-1:02) BWV 863 前奏曲 - 4声のフーガ 嬰ト短調(2:22-1:15) BWV 864 前奏曲 - 3声のフーガ イ長調(1:02-2:22) BWV 865 前奏曲 - 4声のフーガ イ短調(1:15-3:23) BWV 866 前奏曲 - 3声のフーガ 変ロ長調(1:13-1:23) BWV 867 前奏曲 - 5声のフーガ 変ロ短調(4:00-5:07) BWV 868 前奏曲 - 4声のフーガ ロ長調(1:04-1:34) BWV 869 前奏曲 - 4声のフーガ ロ短調(2:17-3:46)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

台風は南海に接近してるらしいけれど、昨日土曜こちらは好天。宮崎に線状降水帯予報が出ていて心配です。わりとよく眠れて朝はいつものストレッチなどルーティンワーク、女房殿は一週間分の掃除しっかり、自分はたまごなど食材が切れていたので、ご近所スーパーに出掛けて買い物兼ウォーキング、歩数は一日の目標にちょっぴり足りない。洗濯槽クリーナーを使ったり、自家製ヨーグルトを仕込んだり、平々凡々な生活は続きます。夕食は市販の「中華料理の素」みたいなものを使って、手順さえ間違わなければおいしくできあがりました。今朝の体重は66.6kg▲300g。

バレーボール・ネーションズ・リーグ女子第2戦は対烏克蘭戦。露西亜侵攻では烏克蘭を応援しているけれどスポーツは別。既に3-1勝利を確認しておりました。夜9時からのBS放送は録画、しっかり観戦するつもりだったけれど、どうしても眠くて応援は断念いたしました。短いYouTube抜粋を眺めたのみ。他国の試合はいくつかフルで動画拝聴できるのにTBSは協会との関係か?なんかケチ臭い感じ。
ミドルブロッカーには島村に代えて山田二千華、リベロには福留から小島真奈美へ。第1セットは粘り強く勝ち切って、第2セットは相手の高さに押され16-25 。第3セットはセッターを関からヴェテラン栄絵里香(SAGAスプリングス)へ交代。攻撃パターンを変えて、第4セット連続で奪取して勝利いたしました。石川、佐藤、和田の攻撃陣は好調のようです。

拝見した記事に関連して「クラシック音楽の緩慢な衰退」を考えていたしまいました。世界的にネット情報が普及して、例えば日本の音楽や文化が広く世界に広がっていくことは嬉しいけれど、嗜好が多様化していくことは避けられない。所謂「国民的ヒット曲」というのも昭和の死語に至ったかもしれません。

自分は小学生以来のクラシック音楽ファン〜だけど「クラシック音楽」というジャンルを狙って好きになったわけでもなくて、当時はグループサウンズとかフィーク・ブームもあったし、ほんの小さい頃から「洋楽」も大好き。小学校低学年でプロコルハルムの「青い影」をとても気に入っておりました。おそらく親しい大人から、そんな音楽を経験する機会があったのでしょう。
お茶の間に大きなステレオ・セットがあって、そんなにマニアじゃなくっても著名なクラシック音楽のサワリくらいは聴いている〜そんな家庭環境は消えてしまって、ピアノを習う人も減っているかも(孫はなにか鍵盤楽器を習っているけど)ピアノを置く場所やら、騒音問題もあることでしょう。

最近は演奏会に出掛けるのも一年に一回くらい、観客の8割くらいは高齢者?あと10年ほど経ったら演奏会には通えぬ体力かも知れません。吹奏楽は盛んなようだし、アマオケもあちこち頑張っているけれど、嗜好はますます多様化、短くて、刺激的な音楽が好まれる風潮もあるから、クラシック音楽の緩慢な衰退は進んでいるように見えます。自分は偶然こんな音楽をこどもの頃から聴いて、LP→CD→データ拝聴と姿を変えても、それは老後の趣味に至りました。

若い世代にも細々とそんな音楽は聴かれ、残っていくのでしょうか。それとももう風前の灯火なのでしょうか。

BRILLIANT 6515Mompou 「歌と踊り」/「キューバの子守歌」/「魔法の歌」/「マドリードの風景」〜フェデリコ・モンポウ(p)・・・Federico Mompou(1893-1987西班牙)はカタルーニャ地方の作曲家。彼のピアノ作品を集めたCD3枚組の2枚目。所謂馴染みの西班牙の情熱のリズム!風情に非ず、どの作品もほとんど弱音。寂しげな空気を湛えて静謐に透明、素朴に暖かく、枯れ切ったタッチはとつとつ、心洗われる旋律に癒されました。俗っぽい表現だけど”西班牙のChopin”みたい。音質も作為のない自然な響き、使用楽器は明記されないけれど、スタンウェイのような華やかな響きではない感じ。
1992-3年放映された旅番組「旅に夢中」に熊本マリさん(1961-東京/大阪芸大教授)が出演され、そのテーマ音楽が「歌と踊り」(第6曲変ホ短調)でした(記憶では管弦楽伴奏付?たしかCDも出ていたはず)それ以来その哀愁の旋律はお気に入りでした。(アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリがアンコールに好んで演奏したそう/Wikiより)とくにその第6曲変ホ短調と第8曲ト短調がお気に入り。
歌と踊り(Cancons i danses/1921-1962)」前奏曲とフーガみたいに各々「歌と踊り」が続きます。調性は「歌」のみ記載したけど、明示されないものも有、第13−15曲も存在するそう(別楽器?とか)
I 嬰ヘ長調(1921/3:02) IIト短調(1918-1924/3:14)III(1926/4:03)IV(1928/4:06)V嬰ハ短調(1942/4:14)VI変ホ短調(1942/ 3:40)VIIイ長調(1944/3:04)VIIIト短調(1946/3:35)IX変ホ長調(1948/4:43)X(1953/3:28)XIニ短調(1961/3:45)XII嬰ヘ短調(1962/3:50)

キューバの子守歌(Cancion de cuna/1951)」 これもとっても寂しげに哀しい。(5:18)
魔法の歌(Cants magics/1917-1919)」こちらも儚く短い嘆きが続いて、きらきらとデリケート。
Energic(力強く/1:46)Obscur(闇/1:35)Profond-lent(深く、そしてゆっくりと/2:16)「Misterios」(神秘/1:58)「Calma」(安らかに/2:10)*「Glorieux」は含まれない。
マドリードの風景(Union Musical Espanola. Madrid Paisajes /1942-1960)は神秘な哀しみ漂って、気紛れに自在なつぶやきでした。
「La fuente y la campana(噴水と鐘)」(1942/3:38)「El lage(湖)」(1947/4:12)「Carros de Galicia (ガリシアの荷車)/1960/4:37)

London GT 9198Faure 組曲「ペレアスとメリサンド」/組曲「マスクとベルガマスク」/歌劇「ペネロープ」序曲〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団(1961年)・・・駅売海賊盤を大切に聴いて、この作品との出会ったのは20年以上前。ずいぶん遠い昔のようでもあり、つい最近のようにも感じます。Faureの甘く、優しく、切ない旋律はいつ聴いても遣る瀬ない気分に至ります。音質は時にちょっぴり濁りは感じられても上質。Faureはかっちり緻密に演っても仕方がないでしょ。
劇音楽「Pelleas et Melisande」からの組曲版には1901年初演。「Sicilienne」(おそらく一番人気)は入らなかったそう。二管編成にハープ、ティンパニ。
第1曲「前奏曲(Prelude/Quasi adagio)」例の腰のない、淡いサウンドが寂しげ、ため息のように始まりました。この遣る瀬ない風情は、現代ではなかなか出せないもの。(5:46)
第2曲「糸を紡ぐ女(La Fileuse/Andantino quasi allegretto)」弦の動きが糸車なんでしょう。ここも噎せ返るような色気のあるサウンドに、しっとり歌うところ。(3:08)
第3曲「シシリエンヌ(Sicilienne/Allegretto molto moderato)」6/8拍子。ハープに乗って絶品のフルートが切なく、哀しく歌う魅惑の旋律。中間部はちょっぴり弱い光が差すような気分でした。ホルンも印象的。(3:47)
第4曲「メリサンドの死(La mort de Melisande/Molto adagio)」メリザンドの死を予告する葬送の音楽(Wikiより)デリケートな寂寥のまま音量は上がって、かっちりとしないアクセントが仏蘭西音楽であり、アンセルメの個性でしょう。(4:11)
Masques et Bergamasques」も舞台音楽。1919年に組曲版が初演されたそう。二管編成にハープ、ティンパニは同じ。
「Ouverture: Allegro molto vivo」静謐だけど軽妙にスムース、前向きに明るい始まり。(3:31)
「Menuet: Tempo di minuetto - Allegretto moderato」牧歌的な風情に、これも囁くよう。弦の優雅な響き、ティンパニのアクセントも効果的でした。(2:42)
「Gavotte: Allegro vivo」カッコよい決然としたリズムは古典的風情。オーケストラの響きにはほんまに腰がない。(3:11)
「Pastorale: Andantino tranquillo」淡いパステル画のようにデリケート、夢見るように透明な囁きのうちに終了いたしました。(4:11)
歌劇「Penelope」は1913年初演。ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」を題材にしたものだそう。序曲は三管編成の大掛かりなもの。ホルンやトランペットが印象的に荘厳な風情をたっぷり感じさせるセクシーな作品でした。(7:57)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

週末に至って曇り空、涼しく快い気温になっております。西日本は既に梅雨入り、ことしは早くないですか。そしてまた台風の素が南洋に発生して日本に接近中、ことしは当たり年でしょうか。カラカラ天気に水不足も困るけれど、じゃじゃぶり連続も難物、農業の方はビニールハウスが飛ばされても、例のナフサ不足に修繕や再構築が難しいのだそう。

なんのアレルギーか知らんけど、洟水痰の絡みが続いて睡眠不如意が続きます。それでも起床時間はいつも同じ、ストレッチも短いYouTubeエアロビクスもいつも通り、微妙な背中の不快感も変わらない。朝一番に市立体育館のトレーニングルームに到着したら、顔見知りのシルバー常連ばかり、ゆる筋トレとエアロバイクも同じ、いつものメニューを消化して一日の運動量目標をクリアできました。早々に帰宅して洗濯も外干し。食材は前日入手済。野菜の質がよろしくなかったのか?思ったような柔らかさに仕上がらない。今朝の体重は66.9kg+550gなんでこんなに増えるのか原因不明。

日本じゃまったく話題にも上らぬ沿ドニエストル共和国旅行の動画が上がりました。摩爾多瓦(モルドバ)と分離した親露西亜・未承認国家は烏克蘭と国境を接しております。露西亜の駐留軍とか武器庫があって、烏克蘭侵攻とかEUとの関係で一触即発な危うそうな国だけど、ちゃんと入国できるのですね。台湾も未承認国家だけど、問題なく入れるから、そんなもんなんでしょうか。烏克蘭情報を追いかけて、この辺りの国には興味がありました。

経済封鎖?経済はかなり厳しいらしいけど、なんということもない人懐こい住民の日常生活がありました。スーパーの品揃えも悪くない。 ホテルもそれなり、治安はよろしく、日本車があり、日本語で合気道教室の看板もあるのは驚き。もちろんレーニン像は定番。Temuの看板はあるけれど、全世界どこにでもいる中国人は皆無、亜細亜人は珍しいらしく、撮影者は若い別嬪女性に声を掛けられておりました。レストランもけっこうあって、食事も美味いらしい。地元の人に奢ってもらったりしておりました。旧ソヴィエット・レストランは日本の「昭和食堂」みたいなものか、ぼったくり価格だったそうです。
無事出国したから、こうして動画がアップできるのですね。

Victor SLS2039Tchaikovsky 大序曲「1812年」/Ravel ボレロ〜モートン・グールド/彼の管弦楽団(1959年)・・・Morton Gould(1913-1996亜米利加)は作曲家、ピアニスト、指揮者として多彩な活躍をされた方。この時期のRCA/Liveing Stereoは驚異的な解像度、それがどうして1970年代には・・・みたいな印象がありました。ニューヨーク・マンハッタンセンターでの録音、当時契約関係が厳しかった紐育の著名管弦楽団のメンバーによるものでしょう。解像度のよろしい音質から、各パートの素晴らしい、パワフルな技量がクリアに浮かび上がります。
大序曲「1812年」の初演は1882年。静かな露西亜正教会の聖歌「神よ、汝の民を救い」から始まって、仏蘭西軍は「ラ・マルセイエーズ」、露西亜民謡の引用、ラストは露西亜国家が雄弁に歌われて勝利!大砲と鐘が華々しく鳴り響く〜はずが、肝心の「大砲と鐘」が入らないのは別録りした音源を失ったからなんだそう。とっても残念だけど、それはそれとして各パートの旋律はリアルに浮き立って、作品の高揚をたっぷり堪能できる、素晴らしい演奏でした。その辺りの経緯は山本さんのブログに詳しい。(15:31)
ボレロ」は1928年の初演。現代でもバレエの演目に上って、映画化もされました。正確なリズム、旋律を担当する各パートは色気や個性的をあまり表出させず、余裕の技巧に粛々とパワフルな熱を加えました。録音のマジックなのか、小太鼓のクレッシェンドは効果的な存在感、圧巻のクライマックスを迎えました。(14:26)

LP時代のデザイン復刻。HMV ASD 428Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調〜ラファエル・クーベリック/ウィーン・フィル(1960年)・・・ 三管編成、憂愁な旋律を誇る名曲。1888年の初演は散々の評価だったそう。
Rafael Kubelik(1914-1996捷克→英国?)46歳壮年時代の記録。失意のシカゴ時代(1950−1953年)を経、バイエルン放送交響楽団に就任する前の記録。露西亜風粘着質表現に遠く、知的に抑制され、慌てず走らず、熱狂とは無縁に落ち着いた演奏でした。この方向性が一部の酷評を呼んだと類推します。自分が拝聴した音源はLP復刻?やや曇っているけれど、まずまずの解像度。高品質CDが出ているから、おそらくオリジナルはもっと鮮明な音質なのでしょう。
第1楽章「Andante - Allegro con anima」冒頭「運命の主題」からクールに激昂せぬ颯爽と誠実。厚みのある金管は余裕のパワーと清潔なフレージング、弦も魅惑の洗練に響きます。これはこれで充分な説得力と感じます。(14:19)
第2楽章「Andante cantabile con alcuna licenza」鬱蒼と静謐な弦から浮かび上がるホルン・ソロはこの作品の白眉、茫洋として奥深い(あまりスムースではない)ウィンナ・ホルンの音色は聴きどころでしょう。ウィーン・フィルの甘いサウンドは極上だけど、それに頼らぬ意外にさっぱりとした筋肉質に流れのよろしい表現でした。(自分が入手した音源は高音の伸びがあまりよろしくない)(12:14)
第3楽章「Valse: Allegro moderato」スケルツォに非ず、甘いワルツの旋律が優雅に歌うところ。甘さ控えめにしっとり、ていねい、さっくりと知的な風情を湛えて落ち着いておりました。ファゴットが茫洋として不器用な感じがステキ。(6:18)
第4楽章「Finale: Andante maestoso - Allegro vivace」「運命の主題」は達観して冷静な始まり。粛々と情感は高まっても着実な歩みに余裕、テンポはかなり動いても熱狂的ではない。燃えるような爆発や勝利!や絶叫に非ず、一歩引いて堂々たるフィナーレを迎えました。(13:02)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日連続睡眠不如意、早々に床に就いたけれど、夜中に目覚めてしまってどうにも眠れない。しばらくYouTubeの映画など眺めてからちょっぴり二度寝して朝起きる時間はほぼ一緒、ノーミソはぼんやりしているけれど体調は悪くない。毎度のヘルシー朝食、ストレッチ、YouTube体操済ませて業務スーパー迄往復3.5kmウォーキングに出掛けました。天気は曇って涼しく、ほぼ一日分の運動量目標をクリアいたしました。米を買ったので大量出費、価格はかなり下がっております。女房殿は本日平日介護生活を終えて戻ってくるので、ちゃんと料理を考えて材料を揃えました。夜半からの雨との予報に布団を短時間外干し。今朝の体重は66.35kgほぼ変わらず。

夜のネーションズ・リーグ女子加奈陀ラウンド第1戦は対仏蘭西。夜の放送はしっかり拝見したけれど、それは録画。既に早朝に試合は始まっていて、3-1快勝したことは知っておりました。第1セットは途中迄快調、ところが仏蘭西の高いブロックに阻まれ、ぎりぎり逆転された時にはどうなることか、肝を冷やしましたよ。第2セットはミドルの荒木(ディグでも大活躍)島村(ブロード攻撃)を多用して快勝、北窓の連続サーブ大活躍、第3セットからようやく和田も覚醒して接戦を制して、第4セットも楽勝。幸先の良い第1戦となりました。司令塔の関、石川、佐藤、リベロの福留とも好調です。ンジャイエってドレッド・ヘアがカッコ良いですね。

先日の定期検査の時に指摘された(やや怪しい)箇所を治療すべく予約の電話を入れたら、なんと10日後!混んでますねぇ、人気があるのか。歯科医院はコンビニより店舗数が多いとか、前居住地のすぐ裏はいつでも空いていて、行けば速攻で治療してくれる・・・きっと評判イマイチだったのでしょう。当時はお仕事現役だったので、土日祝日でも診てくれるところに通ったものです。

4年前に転居してから通っているのは、定期的に買い物に出かける業務スーパーのお隣り、おそらく自宅より三番目に近いところでした。概ね3か月に一回定期的に点検+歯石除去をしてもらって、今回異常を指摘されました。あまり自覚症状はないけれど、残念。右下のブリッジはもう20年以上前のもの、こちら華麗なる華麗にかなり使い込んでいるから、ちょっと大掛かりな治療になることでしょう。

いつも呑みに行く66歳孤高を守っている爺友は、ちょっと浮世離れして毎度オモロい話題を提供してくれます。前にも書いたと思うけど、十数年決まった歯科医に月一回通って、そこは現在の自宅からは遠いところ。「三か月に一回くらいで良いんじゃないの?」との助言も聞き入れず頑迷に「月一回」のペースを守って・・・挙句

昨年だっけ?虫歯悪化して抜歯、インプラントにするとかしないとか、そういえば結果は訊き損ねました。なんのためにカネ掛けて「月一回」検診だったのか。抜歯したところは別な歯科医院だったらしい。爾来、長年通ったところとは決別したそう。歯科医も腕の差が出るのかなぁ、自分は素直に診立てに従って治療を受けましょう。歯の健康は体調管理の基本ですから。「自覚症状はない」そう書いたけれど、予約したとたん、なんとなくそこが痛いような気がしてきました。

LP RCA LM-2678Rachmaninov パガニーニの主題による狂詩曲/Franck 交響的変奏曲/Litolff 交響的協奏曲第4番ニ短調 第2楽章「Scherzo」〜レナード・ペナリオ(p)/アーサー・フィードラー/ボストン・ポップス管弦楽団(1963年)・・・Leonard Pennario(1924-2008亜米利加)による素晴らしい記録。大昔ウソ表示駅売海賊盤(アール・ワイルド名義)を愛聴しておりましたっけ。音質はまずまずでしょう。ピアノもオーケストラも楽天的に明るく、達者な技術が光りました。
Rachmaninov「パガニーニの主題による狂詩曲」は1934年初演(作曲者/ストコフスキ−)。Paganiniの「カプリース」の主題を素材に「怒りの日」旋律も登場、例のゴージャスに甘く濃密な旋律は纏綿〜そんな魅惑の作品は、憂愁な陰影に非ず「」一辺倒にノーテンキなほど、冴えたテクニックにパワフル、逡巡なき明快な疾走!例の切ない第18変奏「Andante cantabile」などまさにハリウッド映画音楽風。亜米利加が豊かさを享受して、シアワセだった時代の空気を感じさせました。(22:30)
Franck 交響的変奏曲は1885年の作品。伴奏は二管編成にティンパニ。例の鬱陶しい重い旋律が自在に多彩に変容して、ペナリオの明晰に元気のよろしいピアノはいかにもアメリカンに爽快。いつものFranckとはずいぶんと風情が異なるもの。(15:14)
Henry Litolff(1818-1891英国)の「Scherzo」は1960年代には人気があって、クリフォード・カーゾンとかジョン・オグドンにも録音がありました。1951-52年頃の交響的協奏曲は4楽章制だけど、これ以外は聴いたことはありません。緊張感ある細かい音型に躍動、疾走する剽軽かつちょっぴり困り顔のような魅惑の旋律は一気呵成。ペナリオの技巧の冴えは文句なしでしょう。(7:10)

Hyperion CDS44061/3Debussy ベルガマスク組曲/ピアノのために/版画/こどもの領分〜リーヴィア・レーフ(p)(1995年)・・・Livia Rev(1916-2018洪牙利→仏蘭西)による79歳!の記録。スピード感、明晰正確なタッチとリズム、技術的な危うさや衰えは寸分も感じさせない驚異の演奏でした。独逸に教育を受けたとのことらしいけど、力みのないデリケート、落ち着いて淡いタッチは仏蘭西音楽に相応しい、味わい深いピアノを堪能いたしました。CD3枚分の録音からの一枚目。音質も雰囲気たっぷり。
Suite Bergamasque」は1890年頃作曲された初期作品とのこと。先人の影響があるらしいけれど、これは気紛れに剽軽、そっと甘い風情に揺れる魅惑の作品集。ちょっぴり切なく濃密な「月の光(Clair de Lune)」がもっとも有名でしょう。
「Prelude」(4:10)「Menuet」(3:44)「Clair de Lune」(4:32)「Passepied」(3:35)
Pour Le Piano」の初演は1902年。表題はバロック風だけどDebussyの個性前面、大胆な躍動に充ちて華やかに疾走する「Prelude」から始まって(4:04)寂しげに消えそうな「Sarabande」にはRavelによる色彩豊かな管弦楽編曲が存在します(5:33)目まぐるしく細かい音型が疾走して流麗な「Toccata」は淡々としたテイストに揺れました。(4:15)。この作品はLP時代、ウェルナー・ハースによる明快な演奏の記憶も鮮明、こちらには沈思黙考するような落ち着きがありました。
Estampes」初演は1904年。
Pagodes(塔)」ガムラン音楽の影響を受けて、ペンタトニック・スケール(五音階)なんだそう。この辺り、Debussyの唯一無二の天才、神秘に妖しい風情を堪能できます。(4:54)
La Soiree Dans Grenade(グラナダの夕べ)」は西班牙情緒たっぷり揺れて、息を潜めてそっと呟くところ。(4:45)
Jardins Sous La Pluie(雨の庭)」これは仏蘭西の庭園に降りしきる雨の描写なんだそう。(3:56)
Children's Corner」は1908年、3歳の娘のための、愛に充ちて微笑ましいユーモラスな作品。ゆったり目のテンポにアクセントしっかり。
「Doctor Gradus Ad Parnassum(グラドゥス・アド・パルナッスム博士)」これはつまらない練習曲のパロディらしい。夢見るような風情に変貌しております。(2:13)
「Jimbo's Lullaby(象の子守歌)」五音階にゆったりとした歩み。(3:16)
「Serenade For The Doll(人形のセレナード)」これも五音階?こちらは可愛らしい躍動。(2:39)
「The Snow Is Dancing(雪は踊っている)」窓の外に音もなく大粒の雪がふわふわ。(2:40)
「The Little Shepherd(小さな羊飼い)」ちょっぴり不安にデリケートに揺れる、呟き(2:14)
「Golliwogg's Cake-walk(ゴリウォーグのケークウォーク)」絵本のキャラクターによる楽し気な踊りは、ゆったりと躍動しておりました。(3:06)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

前日はなかなか眠れず、でも朝起きだすのはいつも通りの時間、凄い風の音に目覚めました。昨日朝書いたように「体育館行きはムリかな」そんなことを考えつついつもの朝食を済ませて、ストレッチしていたら風は収まって、雨も弱まってきました。短いYouTube体操済ませた頃には完全に上がって、市立体育館を目指しました。傘は持参したけれど、結局往復必要なし。トレーニングルームは常連少人数・・・と思ったら雨でグランドが使えないのかな?学生さんが大挙して来訪、尋常じゃないスピードにトレッドミルを使っておりました。自分はいつも通りの鍛錬を終えてスッキリ、帰宅するころには、洗濯ものを外干しできるくらい陽が射してきました。睡眠不足は昼寝で補えるのが引退爺のありがたいところ。今朝の体重は66.4kg▲300g。

台風や豪雨は多くの被害を発生させ、地盤も緩んでこれからも油断できないし、豪雨に避難され怖い思いをされた方もいらっしゃることでしょう。けれど、これは天の恵み。途中あちこち小川は珍しく流れはたくさん! 淀んだ空気も一掃されました。
たつの市の例の殺人事件の容疑者?は水死体で発見とのこと(身元も確認正式に確認されました)。カネもないのに、なかなか見つからなかったから、こんな結末は予想しておりました。残念。事件の全貌は解明できない。

午前中女房殿介護より一時ご帰還。Surface Goは予想通り以前のWifiルーターのパスワードは生きていたけれど、女房殿スマホの設定を眺めて愕然! なんとWifi接続がアウトになっている・・・最近楽天モバイルの料金はずっと高かったのはそのせいだったのか。女房殿は「知らん!」と強弁したけど、自動でOFFになるわけないじゃん。きっといじったんやろね、無意識に。

DYN CDS7950Beethoven 交響曲第1番ハ長調/交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ズービン・メータ/フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団(2021-22年ライヴ)・・・Zubin Mehta(1936-印度)によるBeethoven交響曲全集録音。前回拝聴は2023年

遅めのテンポに落ち着いて豊満な風情はコアなファンの支持を得るのかも知れないけれど、オーケストラの技量問題、散漫なサウンド(ややオフ・マイクな音質印象も)どーもユルく怠く感じて元気が足りない、全面賛同はできぬ
・・・との印象でした。
世評では「オケの弦楽器群のよく目の詰んだ清涼な響きが気持ちよい」「輪郭のハッキリした録音も好ましい」そんな声有。音楽は嗜好品だし、他人様のことは云々できんけど、へぇ〜といった感じ。
若い頃の前のめりのマッチョな感じは後退し、テンポはさらに落ち着き、リズムは強く刻みながらもおおらかなベートーヴェンを聞くことができる」との評価が正鵠を射ているように受け止めました。以下、聴いてみて悪くないけど、ちょっと疲れたのが正直なところ。
交響曲第1番ハ長調は1800年初演。古典的二管編成+ティンパニ、端正に躍動する爽やかな古典的交響曲。ノンビリとして素朴なテイスト、テンポはあわて走らず落ち着いて優雅、噛み締めるようなアクセントに枯れた風情さえ感じさせるサウンドでした。流行りの快速古楽器系表現とは無縁、こんな(ユルい?)表現も人気はあるのかも。
第1楽章「Adagio molto - Allegro con brio」(10:20)第2楽章「Andante cantabile con moto」(6:39) 第3楽章「Menuetto: Allegro molto e vivace」(3:50) 第4楽章「Finale: Adagio - Allegro molto e vivace」(6:33/拍手入り)
交響曲第3番 変ホ長調「英雄」は浪漫派の幕開けを告げる大曲。公開初演は1805年。二管編成をベースにホルンを三本に増強しているとのこと。これも同様、素朴なテイストに重量級のアクセント、慌てず騒がずスケール大きな歩みは味わい系。力みない表現、生気不足にもっさりして年寄臭いと云えばその通り、オーケストラは響き薄く、さほどの技量とは思えない。それでも作ったところのない音質含めて、この方向には支持が多いのでしょう。
第1楽章「Allegro con brio」提示部繰り返しなし。重心低くまったり、質実な落ち着きからムリなく高揚していくメータの手腕。こんな素朴に牧歌的なホルンも久々に聴きました。(8:15)
第2楽章「Marcia funebre: Adagio assai」アクセントしっかり刻んで、ずしりと足取り重苦しい葬送行進曲。華やかさのない木管も個性でしょう。クライマックスの金管も鋭い響きとは無縁にスケールが大きいもの。(10:01)
第3楽章「Scherzo: Allegro vivace」ゆったりと力みを感じさせぬスケルツォ。ここも噛み締めるようにアクセントしっかり、中間部のホルンの素朴な音色は悪くない。(5:43)
第4楽章「Finale: Allegro molto」巨魁な始まりからユーモラスな主題による変奏曲にも余裕を感じさせるもの。たっぷりのタメにアクセントは悠々として優雅に重い。颯爽とは無縁に慌てぬ、落ち着いた歩みが続いてスケールは大きいフィナーレでした。(10:15/拍手入り)

TELARC CD80258Wagner 楽劇「ワルキューレ」第1幕〜ロリン・マゼール/ピッツバーグ交響楽団/スーザン・ロレット・ダン(s)/クラウス・ケーニヒ(t)/ペーター・メーフェン(b)(1990年)・・・Lorin Maazel(1930-2014亜米利加)がPittsburgh Symphony Orchestraの音楽顧問/音楽監督を務めたのは1984-1996年、意外と長期でした。この顔合わせの録音をいくつか聴いて、すべてに納得できるものではなかったと記憶するけれど、これはなかなか立派な出来かと。さすが若い頃からオペラの経験をしっかり積んでいた人、おそらく演奏会形式に実演を組んだのでしょう。 音質はクリアに臨場感たっぷり。所謂亜米利加風コンサート・オーケストラ風情をさほどに感じさせぬ ”それらしい” 重厚荘厳かつ明晰な響き、Klaus Ko"nig(1934-2025独逸)など歌手も本場の人を得て立派な出来と聴きました。
この第1幕は、嵐から逃れてフンディングの館に迷い込んだ英雄ジークムントと、館の主の人妻であるジークリンデが恋に落ちる物語(じつは双子)父から与えられるはずだった名剣「ノートゥング」を力任せにトネリコの木から引き抜いて、駆け落ちする〜とかなんとか、ネットから筋書き拾っても、基礎的素養がないからようわからない。ま、Wagnerのカッコ良い旋律、整ったアンサンブルにオーケストラの分厚い、明るいサウンド、勇壮雄弁な歌声を堪能したのみ。(最近このパターンが多い) 第1幕のみだったらCD一枚分。管弦楽作品で旋律はあちこち覚えもあるし、言葉の壁を乗り越えて、根性なしの自分でも充分に愉しめました。
Act I/Prelude(3:56)Wess' Herd diess auch sei (Siegmund, Sieglinde)(8:24)Einen Unseligen labtest du (Siegmund, Sieglinde)(3:35)Mud' am Herd fand ich den Mann (Sieglinde, Hunding, Siegmund)(4:35)Friedmund darf ich nicht heisen (Siegmund, Hunding, Sieglinde)(5:15)Die so leidig Los dir beschied (Hunding, Sieglinde, Siegmund)(3:41)
Ich weis ein wildes Geschlecht (Hunding)(629)Ein Schwert verhiess mir der Vater (Siegmund)(4:20)Schlaf'st du, Gast? (Sieglinde, Siegmund)(6:42)Wintersturme wichen dem Wonnemond (Siegmund)(2:32)Du bist der Lenz (Sieglinde)(1:58)O susseste Wonne! Seligstes Weib! (Siegmund, Sieglinde)(6:10)Siegmund heiss' ich, und Siegmund bin ich! (Siegmund, Sieglinde)(3:34)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日こちらは終日しとしと雨、新幹線は止まったようですね。夜半から今朝に掛けて凄い風、今朝早く台風は和歌山に上陸したそう。これから報道番組を確認するけれど、あちこち被害は出ているのでしょうか。本日は市立体育館行きのサイクルだけど、朝外に出るのは難しいかも。これから雨は収まるらしいから、それまで様子を眺めましょう。今朝の体重は66.7kg▲100g。
朝一番にストレッチと東南亜細亜のお姉さんが動き続けるエアロビクス済ませてからゴミ出し、冷凍庫の鴨鍋用の肉は季節外れに至ったので野菜の煮物に仕立てて、昼からの新たなネット回線契約工事を待ちました。すると・・・スマホに着信が〜正確には別室に音楽を聴いていたから、スマートウォッチに着信案内が到着、自分の安物ではそれでは通話はできないはず、操作がわからず切ってしまいました。

午後1時から3時という約束通り、午後一番にて工事の方到着。前のNUROひかりはWifiルーター一体型、新たに契約したAUひかりは自前のルーターが必要、以前のを段ボールから取り出しおくのを失念しておりました。あわててすぐに取り出したけれどAC電源がみつからず四苦八苦、箱をぶちまけて探索して無事発見! わずか30分ほどですべての作業は完了いたしました。前のルーターだからパスワードは同じ、FireStickと機種変更したスマホは新たに設定が必要だったけれど、Alexaとメインに使っているVAIOは以前登録したのが生きていて速攻つながりました。女房殿は婆さん宅より一時帰宅して不在だったのでスマホはもう一台設定必須、持って出ていたSurface Goはおそらく以前に設定が生きていることでしょう。
残る課題は支払方法(カード決済)の登録と、解約料の請求。そして義理で契約した要らん仕組み2か月無料期間終わったら解約、更に割引期間が終わったらNUROひかりに戻す(代理店の営業の方の知恵)・・・なんか悪いことをしているみたい。じっさいほんまに節約になっているのか?不安です。

以前より話題になっていたCopilot Keyboardを試しに導入してみました。数か月前、長年愛用していたGoogle日本語入力の動作が気に喰わず、MS-IMEに変えてほど不満はなかったけれど、やや長文変換に難があると感じておりました。その時点Copilot Keyboard は未だ試験運用中、いろいろ不備があるとの声もあったので導入は先延ばしにしておりました。入力方法はAtok、それはそのまま受け継がれて〜というか、設定の方法が分かりにくい。これから使い込んで使い勝手を検証いたしましょう。数日間の感想は変化にやや、心持ち時間が掛かって、これがもしかしてAI参照の影響?使い込んでいけば思うような変換出現となるのかも。例えば「ふかい」は「不快」が先に出現して「深い」があと、世の中では「不快」なことが多いのでしょう。(その後、我がWindow11の版は旧いらしく、設定にCopiletが出現しないことを発見・・・使えんことはないが・・・と云った中途半端な状態にMS-IMEに戻しました)

Sculpt Ergonomic Keyboard For Business せっかくWifi環境も変わったし(体感なにも変わらんけど)フツウの無線キーボードから気分を変えてMSスカルプト・エルゴノミック・キーボードに変更いたしました。記録によると2016年購入〜もう10年選手。正しい指運の補助になるし、手首肘にも優しい。唯一の弱点はテンキーがないこと。付属の無線のは電池切れのまま、有線USB接続を愛用しております。

DG 4837452Xiaogang ye(葉小鋼/1955-中国) ソプラノ、バリトンと管弦楽のための「大地の歌」〜ロン・ユー/上海交響楽団/チャン・リピン(s)/シェンヤン(br)(2020年)・・・Mahlerの「大地の歌」に霊感を受けて同時に録音された意欲的な現代作品。晦渋さや暴力的な大仰さは皆無、幻想的にデリケートなサウンド、所謂中華風の音階や音の動きを感じさせて、静謐が基調。俗っぽさとは無縁なオリエンタルな旋律が続きます。2005年初演。作品詳細を分析するような知識はないけれど、言葉の意味は理解できなくても、心情や雰囲気はちゃんと伝わって、余隆(1966-中国)率いる上海フィルは洗練され、丁寧なアンサンブルを聴かせてくださいました。彼は独逸に学び2009年より上海交響楽団の音楽監督とのこと。
(和訳は自動翻訳/李白、王維、孟浩然等の漢詩がベースになっているらしい)二人の声楽ソロに三管編成、ピアノ。チェレスタ、琵琶、箏。打楽器には中国伝統のものが使用されております。これは見過ごせない名曲。
Tale of Sorrowful Song(悲歌物語)」きらきらと 幻想的なサウンドに寂しげな木管。高貴なソプラノは東洋的旋律に落ち着いた情感を感じさせるところ。「月に憑かれたピエロ」の唱法がわずかに香りました。(s/7:46)
Banquet at Tao Family's Pavilion(陶家の閣での宴)」寂しげな木管から始まる細かい音型はユーモラス、デリケートな旋律。中華風打楽器の音色がエキゾチック。(s/5:11)
Imitation of Old Poem: Long Autumn Night(古詩「長秋夜」の模倣)」伝統的木管の響きも床しい静謐。しっとりとした女声が纏綿と歌って荘厳。(s/6:07)
Song of Pick Lotus(摘蓮の歌)」ここは打楽器の動きも活発、一番管弦楽の動きが激しいところ。(br/6:22)
Feelings upon Awakening from Drunkenness on a Spring Day(春の日の酔い覚めの心境)」幻想的なホルンは優秀。「春に酔える者」は剽軽な風情だったけれど、こちらはバリトンの詠嘆と爽快に躍動する金管とキラキラとしたサウンドの対比が美しい。(br/5:58)
Staying at Teacher's Mountain Retreat, Awaiting a Friend in Vain, Farewell(師の山庵での滞在、友を待ち続けるも叶わず、別れ)」壮麗に雄弁なスケール。華やかに爆発する管弦楽。ソプラノの高笑い、中国伝統の打楽器の響きも鮮烈に終了します。(s/8:23)
Mahlerのほうはこれから聴きましょう。

VOX-7816 Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/ウィーン・プロムジカ管弦楽団(1953年)・・・Jascha Horenstein(1898ー1973烏克蘭→亜米利加)のMahlerやBruckerを久々に拝聴して、演奏音質ともにかつての記憶より、ずっとよろしい印象を得たのでBeethovenも聴いてみました。十数年ぶり。オーケストラはウィーン交響楽団でしょうか。
古典的二管編成なのに巨大、初演1805年浪漫派の幕開けを告げる巨魁な交響曲。おそらくはLP復刻音源はちょっと残念、LP回転数がおかしい?遅いのか、ピッチがおかしく気持ち悪い。わずかにオフセンターっぽい音の揺れもありました。音の肌理も粗い・・・オリジナルはもっと音質状態はよろしいと類推します。
第1楽章「Allefro con brio」ズシリと重く、パワフルに重厚長大系表現の滑り出し。ティンパニの音が乱暴に響いて低音も濁ります。提示部繰り返しなし。自分の嗜好だけど、最近の古楽器系の躍動やノリに足りないと感じます。(17:03)
第2楽章「Marcia funebre: Adagio assai」いかにも重苦しく神妙、低弦アクセントしっかりに足を引きずるような「葬送行進曲」。テンションは高いけど、たっぷり大仰に詠嘆する管楽器には音色に色気が足りない。相変わらずティンパニの響きは乱暴でした。(17:28)
第3楽章「Scherzo: Allegro vivace」かなりごりごりとパワフル重量級に慌てない、噛み締めるように落ち着いたスケルツォ。トリオのホルンは期待ほどの魅力的な音色に非ず。(6:15)
第4楽章「Finale: Allegro molto」フィナーレも大仰な表情に着実な始まり。変奏曲は悠々と優雅に、しっとり歌って堂々たるイン・テンポを基調に重心低く、かなり大仰な表情でした。相変わらずティンパニの反応は鈍く感じつつ、立派な演奏・・・だけど、星の数ほどあるBeethovenの名曲に特異な地位を占めるよころまではいかぬかも。残念。(13:05)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

台風接近して前日より沖縄空港では全便欠航とか、西日本は大荒れ、こちらは夜半よりまとまった雨模様でした。本日昼から新しく契約したネット回線の工事立ち合い。

前日は相変わらず眠り浅く、夢見よろしくなく、幾度同じパターンだけど自分は50年前の出来の悪い学生に戻って、整理整頓がよろしくないから自分が出席すべき授業の一覧が見当たらない〜うなされて目覚めました。
朝一番にお世話になった重い座りソファ二つ、女房殿と所定の場所に運びました。(今朝ゴミ出し時に確認すると無事回収済)ストレッチとYouTube体操はいつも通り、朝から快晴の空に市立体育館を目指しました。途中、電動車椅子の方の散歩といっしょになって、その性能の素晴らしさと、ちょっと凸凹裏道でもそれが使える日本の道路が素晴らしい。トレーニングルームはいつもの常連メンバーとご挨拶して、いつものメニュー消化、しっかり汗を流してシャワーも爽快、そのまま帰りスーパーに寄って食材入手して帰宅いたしました。天気が崩れないうちに洗濯も済ませました。今朝の体重は66.8kg▲400g、ようやく66kgに戻ったけれどまだまだ高水準。

名古屋にてマイクロバスが赤信号中交差点突入。若い者二人をひき殺したそう。85歳、最近は大型バスの車庫入れができなかったとか、これは運転をさせた側の責任、周りが諫めて運転を辞めさせないといけないと思います。お子さんや孫はいらっしゃらないのか。長野のマイクロバス事故があったばかり、この件の詳細続報を望む。なんの瑕疵もない、未来ある若い命はほんまに痛ましく、哀し過ぎますよ。

パリ・バレーより帰国、女性に大人気のイケメン高橋慶帆がSTINGS愛知に加入とのこと。また、盛り上がるでしょうね。世界一のリベロの一人小川智大は波蘭に移籍、高橋藍とチームメイトになるそう。サンバースはムセルスキーも引退帰国したし、どんなチーム補強をするのでしょうか。

早朝から音量低く音楽を聴いて、メモなどしていたのは・・・
Jansug Kakhidze(1936-2002卓爾治亜)Berg 室内協奏曲〜ヤンスク・カヒッゼ/トスカーナ管弦楽団/アンドレア・タッチ(v)/フォルコ・ヴィチ(p)(2001年フィレンツェ)/Berg ヴァイオリン協奏曲〜トーマス・ツェートマイヤー(v)/ハインリヒ・シフ/イタリア放送交響楽団(1989年ライヴ)・・・音質もよろしいし、しっかり集中して聴いていたら、妙に馴染みがある・・・じつはあとで2026年1月にしっかり聴いていたメモ発見。妖しく、晦渋さのない作品風情をたっぷり堪能して、いざJansug Kakhidze(1936-2002卓爾治亜)の画像を保存しようとしたら、既存の同名ファイルが存在することを発見しました。Googleサイト内検索も【♪ KechiKechi Classics ♪】はあまりにマイナーな存在なのか!出現しませんでした。印象、感想は数か月前と寸分違わない・・・というか、とっても情けない記憶消失状態。

TELRAC CD80244Bruckner 交響曲第4番変ホ長調(1874年/第1稿)〜ヘスス・ロペス・コボス/シンシナティ交響楽団(1990年)・・・これはちょっと悩みながら聴いたもの。まだお勉強途中です。
Jesus Lopez-Cobos(1940-2018西班牙)は1986-2002年長期Cincinnati Symphony Orchestraの音楽監督在任。Brucknerはたしか5曲録音して、これは意欲的な1874年/第1稿録音でした。通常演奏される1878/80年稿に基づく第2稿とはまったく姿が違って、自分のように版がどーの云々もできぬ愛好家でも、素材は同じでも旋律の違いはしっかり理解可能。エリアフ・インバル辺りが最初の録音だったのかな?(1982年)21世紀に入ってこの版の録音は増えて、幾度聴いたことがあるはずが・・・まるで初耳のように響きました。
TELARCの録音印象もあるのか刺激的に尖った響き皆無、素直に洗練された暖かいサウンドが爽やかに広がりました。金管の凄みとか深み渋い響きはちょっと期待できないけれど、煽り表現は無縁。あちこち大活躍するホルンの鮮やかなテクニック、整ったアンサンブルはロペス・コボスの薫陶の結果でしょう。
第1楽章「Allegro」いろいろ細部は馴染みと違って粗野だけど、全曲通してここが一番違和感がない。(20:02)
第2楽章「Andante Quasi Allegretto」出足は旧知の旋律から、途中以降まったく馴染とは異なる旋律が粛々と、かなりしつこく歌って息長く、クライマックスも少々大仰でした。(20:06)
第3楽章「Sehr Schnell; Trio. Im Gleichen Tempo」は2/4拍子/変ロ長調(馴染の版では3/4拍子/変ホ長調)冒頭茫洋と魂が抜けたようなホルンは寂しい旋律(かなりしつこく、幾度繰り返えされる)いままではあちこち様子は違っても素材は同じだったけれど、これは記憶ののスケルツォとはまったく別もの。クリアな響きのまま緊張感を高めて疾走、中間部は優しい歌が広がりました。爽やかな草原の狩りの情景とはまったく異なる風情でした。(11:28)
第4楽章「Allegro Moderato」序奏ははまったく別物。そしていつもの素材に似た響きもあちこち散見、でもほとんど別方向に迫力の爆発を加えて、パワフルな金管はクリアに叫びました。安らぎの風情からのコラール風ファンファーレ、さらにカッコよい例のBruckner付点のリズムも登場して、高まる緊張・・・だけど、先入観のせいか印象は中途半端でした。(18:26)


2026年6月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

6月に入りました。台風は沖縄に接近しているそう。数日後、こちらにも影響は出るでしょうか。昨日日曜、女房殿は精力的に終日出掛けて夕方ご帰宅、自分はな〜んにもしたくありません。料理も食材在庫の範疇でなんとかいたしました。我流ストレッチと短いYouTubeエアロビクスを終えて、あとは昼寝などして無為無策に過ごして、ほとんど身動きしておりません。今朝の体重は67.2kg+500g。最悪。これから鍛えて減らしましょう。

ここしばらく断続的に微妙に背中に不快感もあります。ネットを探ってみると「すい臓がんの疑い」との怖い情報出現。
すい臓は腹部の奥深く、脊椎の近くに位置する臓器だ。そのため、腹部ではなく背中や腰に痛みを感じることがある。これが筋肉由来の症状と勘違いされやすい理由
1. 原因不明の体重減少(油断すればすぐ体重が増えるからそれは違うかも)
2. 慢性的な疲労感(腕や脚にずっと続く疲労感はないでもない)
3. 食欲の減退(食欲を抑制するのに日々苦戦中)
4. 黄疸(おうだん)(それとは無縁)
5. 消化機能の不調(快食快便が唯一の取り柄)
・・・ちょっと症状は違うかも。すい臓がんの要因は「血縁のある家族に膵臓がんになった人がいること、糖尿病や慢性膵炎(すいえん)、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)にかかっていること、喫煙などが、膵臓がんを発生するリスクを高めること」らしいから、発生要因とはまったく違うと信じたい。ただし、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)とやら?がなんなのかは知らんけど。

これから朝一番、十数年ぶつくさ云いつつ使居続けた座りソファ二つを大型ごみへ(邪魔臭く重い)。これが腰や背中にはよろしくなかったのかも。本日これからトレーニングルームに出掛けて鍛えてきましょう。

我が街のメインの駅であるJR住道にはスタバも、Zetteriaもコメダもセブンもあるけれど、一階の蕎麦屋は3月よりお休みのまま(店主が病らしい)。「ブックストア談/文教堂」が閉店したのは本を読む人が減ったからでしょう。さらに「フィットネスクラブ&サウナ/ルネサンス住道24」も閉店になるそう。店の流行り廃れは仕方がないけれど、次が入らないのは困る、廃墟化が始まるようで不安な感じ。少子高齢化の影響もリアルに感じます。なにか次の店入ってくれ! 以前閉店した和菓子屋さんはサーティワンアイスクリームに変わりましたっけ。

快進撃だったホワイトソックスの村上宗孝が負傷により4−6週間の休養。しっかり直して復活してほしい。7月早々に復帰できるでしょうか。

Brilliant BRL97030Dvora’k 弦楽セレナード ホ長調/森の静けさ(スタニスラフ・ヴァヴジーネク/ピョートル・ノウゾフスキー (vc)/2021年)/管楽セレナード ニ短調(ヴァハン・マルディロシアン/2022年)〜チェコ室内フィル・パルドビツェ・・・Czech Chamber Philharmonic Orchestra, Pardubiceとは初耳、チェコ共和国パルドゥビツェ州?の団体らしいけど、指揮者も含めまったく情報は探せません。意外にも端正なアンサンブルにメロディ・メーカーであるDvora'kの旋律を美しく表現してくださいました。瑞々しい音質も極上。
弦楽セレナード ホ長調の初演は1876年。懐かしく郷愁に充ちた旋律溢れ出る名曲。
第1楽章「Moderato」安らぎの楚々とした旋律。いかにも少人数に心を込めたアンサンブルは、ちょっぴりローカルに鄙びたサウンド、落ち着いてたっぷり懐かしい。(4:45)
第2楽章「Tempo di valse」哀愁のワルツ。響きはちょっと薄いけれど誠実に爽やか。(7:07)
第3楽章「Scherzo: Vivace」ウキウキと軽妙軽快、力みなくデリケートに走り出すスケルツォ。(5:54)
第4楽章「Larghetto」しっとり寂しいつぶやきは纏綿とした陶酔へ。(5:00)
第5楽章「Finale: Allegro vivace」快活な表情に爽やかな旋律は、第1楽章の回帰もちょっぴり、多彩に変化を続けて疾走いたしました。(6:11)
Silent Woods」はもともとピアノ四手のための作品。チェロと管弦楽のための編曲は1894年出版とのこと。伴奏編成は1-fl/2-cl/2-fg/1-hr+弦。息を潜めて消えそうな詠嘆に、そっと歌うチェロは大柄ではない親密、Dvora’kはメロディ・メーカーの天才です。(5:54)
管楽セレナード ニ短調は1878年の初演から好評。編成は2-ob/2-fg/2-fg/コントラファゴット/3-hr/vc/cb、Mozartの「グラン・パルティータ」K.361の影響を受けているらしい。これも名曲。のびのびとした管楽器も立派な技量でした。
第1楽章「Moderato quasi marcia」土俗的な旋律はちょっぴり暗い表情に、しっかり歩みだす行進曲。(4:20) 第2楽章「Menuetto」いつも馴染みの「メヌエット」とはリズムの風情の違う穏健な旋律はボヘミアの民謡(ソウセツカー?のリズム)なんだそう。トリオはフリアントが楽し気に躍動しました。(5:50)
第3楽章「Andante con moto」イ長調。しっとりと落ち着いた夜想曲風。「グラン・パルティータ」の「Adagio」に似ているとWikiにあるけれど、どちらも甲乙つけがたい魅惑の旋律でした。高揚する場面でのホルンやクラリネットの迫力が素晴らしい。ラスト辺りのチェロやコントラバスのソロもしみじみ。(8:39)
第4楽章「Finale」ニ短調。闊達自在に動きのあるフィナーレの始まり。やがて優雅に落ち着いて、第1楽章が回帰して懐かしく、朗々たるホルンも響いて終了いたしました。(6:04)

SONY SICC-1933Debussy 交響的素描「海」/Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲/逝ける王女のためのパヴァーヌ〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1963年)・・・George Szell(1897-1970洪牙利→亜米利加)による仏蘭西音楽の代表作録音。2020年に聴いて「ガッカリ・・・色気も素っ気もない辛口のオモロない演奏」とのMy酷評でした。久々の拝聴印象は「色気も素っ気もない辛口」に間違いないけれど、それはそれとして今回は、その正確に精緻なアンサンブルと集中力、クールな佇まいのまま熱を上げていく迫力演奏に意外な感銘を受けました。悪くない音質と思うけれど、妙に雰囲気に足りない風情なのはムダを削ぎ落としたサウンド個性なのか、ほんまに痩せた音質なのか微妙なところ。
おそらくDebussyの一番人気の管弦楽作品である「」は1905年初演(失敗)2-fl+ピッコロの三管編成、6種の打楽器、ハープ2台も入るかなりの規模。ジョージ・セルは幾度も演奏会に取り上げた得意作品とのこと。1957年のルガーノ・ライヴもありました。こちら極東のド・シロウト(=ワシ)が期待したい、お仏蘭西風曖昧模糊とした色気とかセクシーサウンドとは無縁でした。
第1楽章「海の夜明けから真昼まで(De l'aube a midi sur la mer)」つかみどころのない旋律は細部まで明晰。緻密かつ颯爽、決然としたメリハリと正確なリズムのスウィング、そしてパワフルな辛口サウンド。(8:43)
第2楽章「波の戯れ(Jeux de vagues)」息詰まるように正確無比なリズムを刻むアンサンブル、気紛れな波の動きは理路整然としてカッコよい勢いと流れ、これほどクリアな金管木管の響きはめったに経験できない。(6:24)
第3楽章「風と海の対話(Dialogue du vent et de la mer)」風雲急を告げる切迫感、冷たいトランペット先頭に金管は細身に鋭い響き。そのままヴィヴィッドにテンション高く疾走してもスリム怜悧なサウンドは継続中、速めのテンポに情感を排したような几帳面なアンサンブルのまま全曲を締め括って、オーケオーケストラは技量でした。(7:38)
Daphnis et Chloe」は1912年初演。「海」より更に大きな三管編成に12種の打楽器、混声合唱、舞台裏のバンダも入る巨大なもの。ここでは合唱が入りません。
「夜明け(Lever du jour)」星屑が広がるような木管の微粒子音型も正確に曖昧さ皆無。華やかさはないけれど、ジョージ・セルの無慈悲なほどに冷たい明晰は、Ravelの個性にいっそうに合って、作品の神髄を堪能できるもの。(5:16)
「パントマイム(Pantomime)」仏蘭西系の腰の軽い音色や、ベルリン・フィルのように極上の厚みとはまったく異なる世界だけど、これはこれで精密を極めた名人芸の木管が美しい。(6:26)
「全員の踊り(Danse generale)」ここが「クールな佇まいのまま熱を上げていく迫力」をしっかり感じさせてノリノリのリズム感と疾走、そして爆発。驚くべき曖昧さのないスリムなアンサンブルを堪能いたしました。(3:20)
Pavane pour une infante defunte」はピアノ曲から管弦楽化され1920年初演。二管編成、金管はホルンのみという簡素な編成。清楚な官能に充ちた名曲も正確かつデリケート。ホルンはマイロン・ブルーム(Myron Bloom/1926-2019亜米利加)でしょうか。彼は1977年にパリ管に転出、仏蘭西風とは違う彼の知的な迫力が求められたのでしょう。(6:23)

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