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音楽日誌 奈良の鹿と孫
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2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

南洋より台風接近、明日くらいより沖縄方面では大雨や大荒れの天候が心配になってきました。こちらは青空が広がって相変わらずの猛暑続き、被災地もしっかり気温は上がっているようですね。
被災地に「火事場泥棒」が発生しているそう。人々が苦しんで、大混乱な弱みに付け込んで窃盗とは最低の所業。自衛隊の迷彩服に似たものを着用したり、SNSで勝手に他人様の家の様子をネットに上げていることもあるらしい。心ない日本人、そして(云いたくないけれど)質のよろしくない、災害時には皆助け合う文化と伝統を理解しない外国の方かも知れない〜という類推はなんの裏付けもありません。こんな時期だから、被害の実態はわかりにくく、また捜査も難しいことでしょう。こうして日本の佳きところが徐々に失われていくことを哀しく思います。(そういえば梨5,000個の被害はその後捜査が進んでいるのでしょうか)

「倒壊した家から不法に持ち去る人間に対しては、天罰が下ってほしい」そんなネットの声もありました。同感。他人様の不幸で自分のシアワセは得られない。朝のニュースに震災とともに生まれてきた赤ちゃん、生まれたばかりの乳児をを助ける(無料沐浴とか)産婦人科の報道があって、ちょっぴり心が温かくなりました。熊本旅行キャンセルは九憶五千万圓類推とか。せっかくの夏休み、観光業は大打撃でしょう。

前夜、抗アレルギー剤を服用しないと洟水痰が絡んで眠りが浅く、不快な朝を迎えました。それでも朝のストレッチ、エアロビクス済ませて市立体育館へ。途中の運動公園メイン・グラウンドでは炎天下、ご高齢グランド・ゴルフの集いしっかり実施。市立体育館トレーニングルームは良く冷えて夏枯れ状態、少数精鋭の顔見知りばかりでした。膝腰背中微妙に調子はよろしくないけれど、いつものメニューしっかりこなして+往復4kmのウォーキング完了。帰宅して洗濯実施。今朝の体重は66.45kg+550g、信じられない。なにが原因か?思い当たりません。
本日、女房殿は明石迄出掛けて孫の御守、婆さんは弟宅に預け、いつもより一日早く一週間の介護生活終わりとのこと。

Deutsche Grammophon 413 688-1 題して「Ave Maria」。こう暑いと心身ともにテンションを維持するのはタイヘン。季節外れだけど、心を虚ろにして静かな音楽を聴きましょう。ほとんど馴染みの旋律ばかリ。録音年は調べておりません。どれも1960年辺りのステレオ音源でしょう。音質は概ね良好。
Bach/Gounod 「アヴェ・マリア」(リザ・オットー(s)/ギュンター・アルント/ベルリン放送交響楽団/3:19)・・・Lisa Otto(1919-2013独逸)は往年のコロラトゥーラ・ソプラノだそう。Gunther Arndt(1907-1976独逸)は著名な合唱指揮者らしい。例の平均律クラヴィア曲集のアルペジオに乗せて、敬虔なソプラノがほんわかと歌います。ちょっぴり昔風。誰の管弦楽編曲かは不明。
Bach ミサ曲ロ短調BWV232より「Et Incarnatus Est」(3:43)/クリスマス・オラトリオBWV248より「Hirtenmusik (Sinfonia)」(カール・リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団/合唱団/7:17)・・・誰でも知っているKarl Richter(1926-1981独逸)の代表的録音。云わずと知れた厳しい集中力、これは思わず全曲を聴きたくなるもの。音質も極上。
Pergolesi 「スターバト・マーテル」より「Sancta Mater Istud Agas」(テレサ・ベルガンサ(ms)/ミレルラ・フレーニ(s)/エットレ・グラティス/ナポリ・スカルラッティ管弦楽団/5:17)・・・1736年Giovanni Battista Pergolesi(1710ー36伊太利)のラスト作品にして最高の名曲。名歌手女声二人+弦と通奏低音のみ、シンプルな編成に、静かな哀しみが押し寄せます。これは有名な演奏でした。
Bruckner 「アヴェ・マリア」(ギュンター・アルント/ベルリン・ヘンデル合唱団/4:07)・・・Brucknerの一連の合唱作品はどれも静謐、無垢な精神に胸を打つ透明な世界。
Dvora’k 「スターバト・マーテル(悲しみの聖母)」より「Virgo Virginum Praeclara」(ラファエル・クーベリック/バイエルン放送交響楽団/合唱団/6:32)・・・御大Rafael Kubelik(1914-1996)登場。知名度はさほどに高くない作品と思うけれど、これはCD廉価盤時代、マルコ・ムーニ/リューブリャーナ放送交響楽団の演奏を愛聴して、その誇り高い風情を堪能しておりました。これも全曲が聴きたい!
Bach マニフィカトBWV243より「Magnificat」(3:01)「Et Exsultavit Spiritus Meus」(ヘルタ・テッパー(s)/カール・リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団/合唱団/2:49)・・・こうして続けて聴くとカール・リヒターのヴィヴィッドな躍動は一歩際立った感銘がありました。作品も大好き。
Brahms「マリアの歌」作品22(ギュンター・アルント/合唱団/3:47)・・・初耳。文句なくデリケートに端正な敬虔だけど、Brahmsの声楽小品は求めて拝聴する機会はなかなかありません。
Mozart 「アヴェ・マリア」ヘ長調K.554(リタ・シュトライヒ(s)/クルト・ゲーベル/レーゲンスブルク大聖堂合唱団/3:55)・・・Rita Streich(1920-1987独逸)の声は夢見るよう。Kurt Gaebelの詳細情報は探せない。4声のカノン?は迂闊にも初耳!?わずか24小節の清潔な響き。
Schubert 「アヴェ・マリア」(リザ・オットー(s)/ギュンター・アルント/ベルリン・ヘンデル合唱団/5:18)・・・おそらくギュンター・アルントの演奏を集めたオリジナル・アルバムが存在するのでしょう。「アヴェ・マリア」と云えばこれ、というくらい有名な、心擽る甘い旋律。このソプラノはほんまにほんわかしております。
Alessandro Stradella「クリスマス・カンタータ」より「Sinfonia」(アウグスト・ヴェンツィンガー/バーゼル・スコラ・カントルーム/2:45)・・・これは器楽作品。初めて聴く作品。懐かしいAugust Wenzinger(1905-1996独逸)。この人は古楽器の復興者。なんと心安らかに響く音楽でしょう。
Mozart 「エクスルターテ・ユビラーテ」KV.165 (158a) より第3曲「Tu virginum corona(乙女らの冠よ)(マリア・シュターダー(s)/フェレンツ・フリッチャイ/ベルリン放送交響楽団/8:51)・・・途中から収録というのが悔やまれるほどに高貴にしっとりとしたMaria Stader(1911-1999瑞西)の声。Ferenc Fricsay(1912-1961洪牙利)の入念かつ軽快な伴奏も完成度高く。全曲音源を持っていたっけ?これから探しましょう。

PHILIPS UCCP 9075Prokofiev バレエ音楽「ロメオとジュリエット」 作品64(抜粋)〜エド・デ・ワールト/ロッテルダム・フィル(1972年)・・・既に引退したEdo de Waart(1941-阿蘭陀)はオーケストラ・ビルダーとして有名でありロッテルダム・フィルには1973-1985年音楽監督在任。未だ若手31歳の記録。1938年初演(ブルノ/大成功)金管が豊かに響く三管編成、テナー・サキソフォーンが印象的、チェレスタやピアノ、オルガンも使われております。Stravinskyほど過激に前衛的破壊的ではなく、パワフルに濃厚な旋律とリズムがたっぷり楽しめる作品。この時期ロッテルダム・フィルの技量はそうとうに高いと感じました。オーソドックスなバランス演奏に、PHILIPSの音質も中低音充実して、ハデさのない充実したもの。
「モンターギュー家とキャピュレット家(Montagues and Capulets)」カッコ良く破壊的幻想的な不協和音。そして壮絶な弦の歌が印象的に、悲劇を予感させます。(5:38)
「少女ジュリエット(The girl Juliet)」希望と笑顔に充ちた、軽快に躍動する若い娘の風情でしょうか。うっとりと夢見るように、甘いサキソフォーンやフルートも響きました。(4:14)
「仮面(Masks)」いかにもProkofievの個性に充ちて、そっとユーモラスにリズミカル。(2:01)
「メヌエット(Minuet)」賑やかな舞曲風。途中マイルドに金管も歌いました。(2:52)
「僧ローレンス(Father Lawrence)」優しく、落ち着いた歌に溢れるところ(2:59)
「踊り(Dance)」細かい音型にそっと踊っている〜どんな場面ですか?(2:07)
「百合の花を手にした娘たちの踊り(Dance of the maids)」しっとりと寂しげに抑制した踊り。(2:34)
「情景(A scene)」ファゴットが印象的にユーモラスにのんびり、デリケート。(1:38)
「ティボルトの死(Tybalt's death)」変拍子が躍動して、疾走する興味深いところ(4:44)
「別れの前のロメオとジュリエット(Romeo and Juliet before parting)」静かな木管が延々と続いて、やがて情感の高まりは濃厚に金管が表現いたしました。(8:56)
「ジュリエットの墓の前のロメオ(Romeo at Juliet's tomb)」壮麗な金管が哀しみを朗々と歌いました。(7:29)


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

多摩動物公園にてライオンが三頭、熱中症で亡くなったとのこと。動物も生きられぬ気温なのか、とっても可哀想。しばらくこの熱波は続きそう。

日々拝見するブログに「我が国の避難所は収容所だ」〜10年経っても改善されないのか。地震は天変地異だから、仕方がないじゃん、高市さんのせいでもないでしょ、そんなことを云ったら女房殿は「高いミサイル買う前に災害対策やろ!」激怒しておりました。利権の絡まぬ近代防衛設備の整備、陰湿ないじめや差別のない、規律ある自衛隊の組織作りは必要と思うけど、ま、必ず発生する災害に対する対策は進歩していないのは事実かも。明日は我が身、他人ごとじゃありません。

日本人は我慢強いけど、これだけ幾度大震災が続いて、避難環境が整わないのはちょっと困りもの。せっかく小学校の体育館に避難しても冷房もないそう。トイレはどうなのかなぁ、日本のトイレの清潔さ、機能は世界一だけど、被災地はいかがでしょうか。きっと、間違いなく悲惨でしょう。避難所に一週間で7,500人、もちろん自宅に苦しい生活を強いられたり、車中避難されている方もいらっしゃることでしょう。

自分は安閑のエアコンの効いた部屋に涼んで、いつも通りの生活。ストレッチと短いエアロビクスを済ませても、膝腰背中微妙に不快感が続きます。平日介護生活に向かった女房殿はリビング・テレビ前のSurface Goを持って行ってしまったので、 VAIO Tap 20 vaio-tap20.jpgVaio Tap 20を運んで据えてみました。なんと購入来4年初めての移動、机は埃だらけ、ちょうどよい掃除になりました。HDDをSSDに変更して立派にWindows11が走って稼働は快調だけど、なぜ不人気であまり売れなかったかよく理解できる・・・移動するには大き過ぎ、重過ぎ、固定卓上以外の使用は考えらず、タッチパネルの意味もない。ま、安かったし、ずっと問題なく順調だから文句はありません。

毎朝喫する濃厚野菜ジュースが切れて、ご近所スーパーに往復1.5kmウォーキング。ここは少々高級路線なので滅多に出掛けません。セルフ・レジにけっこう苦戦して店員さんに助けていただきました。朝一番は曇り空に30度Cに届かないから、ちょっぴりマシ。昼くらいにはしっかり気温は上がってきました。被災地には申し訳ないけれど、気力体力的にまったく気分は盛り上がらず終日怠惰に過ごしました。ヘルパーさんが体調不良でお休み、女房殿がつきっきりでタイヘン! そんなLINE到着。今朝の体重は65.9kg▲400g。

DECCA 4780279/33枚組 5,990円 Wagner 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ/バイロイト音楽祭管弦楽団/合唱団/カール・リッダーブッシュ(ザックス)/ハンス・ソーティン(ポーグナー)/クラウス・ヒルテ(ベックメッサー)/ゲルト・ニーンシュテット(コートナー)/ジーン・コックス(ヴァルター)/ハンネローレ・ボーデ(エヴァ)他(1974年ライヴ)・・・夏だし、爽快なるスケールの「前奏曲」が聴きたくなって、これを取り出しました。Silvio Varviso(1924-2006瑞西)はオペラ畑を中心に活躍して、バイロイトにも幾度登場した職人的名指揮者だったそう。これは代表的録音でしょう。CD時代にバイロイトの33枚組CDを一生懸命聴いたものですよ。この作品のサワリは20年以上前寄せ集め廉価盤CDを愛聴、旋律に馴染んだ記憶も鮮明。なんせ根性なしなド・シロウト(=ワシ)には4時間全部集中するのは至難の業(暑いし)そこから一歩も前進も成長もしていない。
勇壮にカッコ良い第1幕前奏曲の旋律のみ馴染んで、演奏会用終結に非ず、そのまま合唱に突入するのが正しいと感じるのはその刷り込みでした。中世独逸、職人の質実な世界というのは雰囲気のみ理解できる。世評ではカラヤン/ドレスデン(1970年)が圧倒的だそうな。
Karl Ridderbusch(1932-1997独逸)は世界でもっとも美しいバスと評されたそう。他の歌い手もきっと往年の名手を揃えているのでしょう。自分にはどれも立派に聴こえて、なんともコメントのしようもありません。バイロイトは音響的には難物と伺っていて、このライヴも会場の雰囲気たっぷりだけど、条件の整ったセッション録音には及ばぬ音質でしょう。第1ヴァイオリンが右側に配置?ヴァルヴィーゾは重厚の強調と云うより、かなりクリアに明晰な響きが爽やかなテンションでした・・・CD一枚目だけ拝聴して、鬱蒼とした南独逸のサウンドを堪能して力尽きました。お粗末。

DG 415378Paganini ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調/ヴァイオリン協奏曲第2番 ロ短調〜サルヴァトーレ・アッカルド(v)/シャルル・デュトワ/ロンドン・フィル(1975年)・・・幾度か録音をしているSalvatore Accardo(1941-伊太利)の代表的録音。Charles Dutoit(1936-瑞西)も未だ著名になる前でした。あまり小難しい屁理屈抜き、ひたすらヴァイオリンの華やかに壮絶なテクニックと屈託のない歌を堪能すべき名曲。ご存じのように伴奏はほんの付け足し〜だけど、デュトワはけっこうきっちりと明快な存在感でした。半世紀を経ても音質は現役でしょう。
クリアに洗練された美音、細部曖昧さのない余裕のテクニック、自在な音色の変化、豪快さよりむしろデリケートにクール、暑苦しさを感じさせぬ繊細なソロでした。どの作品楽章も大仰に、かなりクサく、あざとい旋律が決って、詳細云々は不可能、というかどれも皆いっしょ、とっても楽しい。
Violin Concerto No. 1 in D Major, Op. 6は1819年初演。カデンツァはEmile Sauret(1852-1920仏蘭西)作をベースにアッカルドが手を加えたものなんだそう。伴奏に比べソロが浮き立つよう「からくり」が隠されているんだそう。各種とっても凄い!(らしい)テクニックの詳細は理解しておりません。
「Allegro maestoso」(22:01) 「Adagio」(5:59) 「Allegro spirituoso」(9:40)
Violin Concerto No. 2 in B Minor, Op. 7は1827年初演。カデンツァはアッカルドによるもの。終楽章に著名な「ラ・カンパネルラ」の旋律が入ります。嗚呼、凄いな、爽快なテクニックのキレやなぁ、わかりやすい旋律もステキ〜そんな感慨しか出てきません。
「Allegro maestoso」(14:56) 「Adagio」(7:06) 「Rondo: Andantino - Allegro moderato, "La campanella"」(8:57)


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

厳しい熱波が続きます。岩手県でも北上川が大増水している報道を拝見いたしました。南洋では大型台風が沖縄方面に接近中、関東とか東北とか遠いところにも影響を与えているよう。

抗アレルギー剤が減ってきたので前夜服用せずに早めに就寝、けっこうよく眠れました。こちら被災地とは違って電気はしっかり通って、ま、電気代さておき幸いエアコンがしっかり使えますから。朝一番のストレッチ、短い体操済ませて意を決して市立体育館へ。道中日差しきつく足取りも重く、なんとか市立体育館に到着。いつも通る数年前に倒産したフナイ電気本社の看板建物はそのまま、だけど周りの庭木など草ぼうぼう、蝉は変わらず賑やかに啼いておりました。未だ営業している時には、定期的にキレイに剪定されていたことを思い出して、諸行無常な気分に至りました。産業大学は夏休み、学生の姿は少ない。平日の朝一番、市立体育館に到着したら顔馴染みのシルバー常連が揃って、しっかりいつもの鍛錬メニューをこなしました。今朝の体重は66.3kg▲150g。

帰宅したら女房殿は既に平日介護に出掛けて不在。午前11時、蝉はぴたりと活動停止。洗濯物はけっこう大量に溜まって、ぎゅう詰めに根性入れて洗って干したら、この熱気+エアコンの室外機の放熱にすぐ乾きました。夕方曇ってちょっと雨が降りました。

震災直後にパーティを強行開催した福岡県議団会長は、会長辞任とのこと。議員辞職はしないのか。

「やることは山ほど」「なにかと忙しい」
毎日拝見するブログは同世代が多いけれど、前向きに活動していらっしゃる方が多くて、そんな文言を眩しく感じました。自分は性格的に先行きあれこれ思い悩むことが多くて、お仕事現役時代、日曜の夜は憂鬱だったもの。ぎりぎりまで休みを愉しむことができませんでした。だから、明日差し迫った用事がないことが有り難い「ヒマ」なことがシアワセ。油断すると怠惰な生活に漫然と過ごしてしまうので、例えば隔日に同じ時間 市立体育館に通って、同じ鍛錬メニューを消化するとか、生活リズムは大切にしているつもり。
お忙しいご高齢者は体調もそれなり、充実した生活を過ごされているのでしょう。大学院に新しい研究テーマを掲げて学ぶ方、自ら合唱団を運営されたり、種々社会的な活動に意欲的に参画されている方、日常生活を細部ていねいに仕上げていらっしゃる方、いずれ自分の無為無策とは大違いの行動力に驚かされます。

先日出掛けた女房殿は婆友連とゼッテリアにて談笑。ちょっとお高いパフェが食べたくて、そのうちの一人がスマホを駆使して半額クーポンを入手したとのこと。凄いなぁ、その知識、行動力、スマホのスキル。自分もなんとかしないと。

暑いから音楽になかなか集中できません。エアコンを入れると居眠りしてしまう・・・
Ars Produktion ARS38061Haydn 交響曲第96番ニ長調「奇跡」/第95番ハ短調/第93番ニ長調〜ブルーノ・ヴァイル/カペラ・コロニエンシス(2008年)・・・かなりパワフルに厚みのある古楽器演奏、ティパニの適度なアクセント、けっこう骨太な響きでした。Bruno Weil(1949-独逸)はオペラ畑に活躍して、古楽器アンサンブルにも意欲的に取り組んでおりました。Cappella Coloniensisは1954年創設、古楽器演奏の草分け的存在とのこと。トランペットとホルンが目立たない、けっこう分厚い木質サウンドでした。いずれもまだ編成は二管編成にティンパニ。クラリネットは入らないのですね。音質も極上。いずれも1791年ロンドンでの作品。
Symphony No. 96 in D Major "The Miracle"(この表題に意味はないそう)
第1楽章「Adagio - Allegro」のびのびと爽やかな序奏には、ちょっぴり陰も差す始まり。粗野に素朴な響きに、厚みも感じさせる主部はマイルドに躍動してユーモラスにヴィヴィッドでした。フルートは意外と骨太に豊かな音色でした。(9:22)
第2楽章「Andante」笑顔の散歩のような緩徐楽章。フルートも小鳥のように爽やかに呼応して、ティンパニのアクセントも快く、途中意外とパワフルな高揚もあって力強いもの。(5:49)
第3楽章「Menuetto: Allegretto」沸き立つような3/4拍子はいきいきと勢いに充ちた舞曲。ここも粗野なティンパニのアクセントが印象的でした。(4:31)
第4楽章「Finale: Vivace assai」落ち着かぬフルートの細かい音型にそっと始まって、快速颯爽としたフィナーレを駆け抜けました。(3:44)
Symphony No. 95 in C Minorはフルート一本。
第1楽章「Allegro moderato」序奏なし。いつになく落ち着いたスケールを感じさせて、劇的に表情豊か、堂々たる始まり。ここもティンパニの存在感が際立ちます。(6:24)
第2楽章「Andante」静かな変奏曲。細かい音型に淡々とした緩徐楽章。チェロのソロが珍しいかも。(4:48)
第3楽章「Menuetto」ティンパニがしっかりパワフルなリズムを刻んで、暗い情熱を感じさせる舞曲。トリオはハ長調、ここにはチェロのちょっと難物なソロがユーモラスに登場しました。(4:30)
第4楽章「Finale: Vivace」フルートからそっと始まって、上機嫌な高揚に迫力に劇的な広がりも見せる明るいフィナーレでした。相変わらずティンパニ大活躍。(4:09)
Symphony No. 93 in D Major
第1楽章「Adagio - Allegro assai」ティンパニを伴う堂々たる序奏からその存在感はしっかり、3/4拍子のリズムを刻んで明るく優雅に、やがて緊張感を高めました。(6:51)
第2楽章「Largo cantabile」リズムはしっかりとして力強い、ある時は優しい変奏曲。ラストに一発ファゴットの低音が響きました。(4:32)
第3楽章「Menuetto: Allegro」速めのテンポに堂々と前向き、いきいきとパワフルなメヌエット。(3:42)
第4楽章「Finale: Presto ma non troppo」そっと軽快に始まって、ユーモアたっぷりに走り出すフィナーレ。(4:50)

London LPデザイン Brcukenr 交響曲第5番 変ロ長調(1896年ドブリンガー出版/F. シャルク改訂版)〜ハンス・クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル(1956年)・・・2024年にしっかり拝聴した記録が残っておりました。ステレオ初期録音は音質的にはかなり厳しいけれど、ちゃんと壮大壮麗な風情は伝わるもの。以下、以前に書いたコメントそのまま。印象はまったく変わりませんでした。
第1楽章「Introduktion: Adagio - Allegro」予想外にテンポは遅くなく、冒頭漆黒への地下への階段を降りて、そこには見上げるような障壁が立ち塞がる!始まり。期待通りのスケールとパワー、重量感。濃い表情と入念な節回し、ワクワクするような巨大なる高揚感。自信に充ちていささかの逡巡ののない推進力、音質云々は忘れるほど魅惑の金管は奥深いもの。(18:50)
第2楽章「Adagio. Sehr langsam」緩徐楽章も素朴な風情に充ちて、ここもテンポは淡々と意外と早足に進みます。それでも濃い金管の絶叫は胸を打って説得力は充分。(13:23)
第3楽章「Scherzo. Molt vivace, Schnell - Trio. Im gleichen Tempo」カットがあるから、ヴィヴィッドなスケルツォがずいぶんと短い。ここも太く力強い緊張感切迫感たっぷりにテンポは意外と遅くない、トリオの素朴な風情との対比はみごと、ムダを削ぎ落としてわかりやすい。(9:36)例えばかなりテンポの速いオイゲン・ヨッフム(1958年)は12:35。
第4楽章「Finale. Adagio - Allegro moderato」第1楽章が回帰して、やはりテンポは遅くなく、圧巻の重量感と熱気を帯びて勢い増してテンポ・アップ。茫洋としたホルンには痺れますよ。最終盤のデーハーな金管としつこいほどのシンバル追加もなかなか決まっておりました。(18:50)ちなみにオイゲン・ヨッフム(1958年)の最終楽章は24:05。
Bruckner作品中一番好きな作品だけど、版のことはさておき、大掴みに巨魁な演奏はヴェリ・ベストの手応え。


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日日曜もセミが元気に啼いて猛烈な日差し。風がちょっぴりあるのがマシでしょうか。力及ばず亜米利加に惜敗したバレーボール準決勝の翌朝、寝覚めもよろしくなく音楽にも集中できません。ストレッチと短いエアロビクスはなんとか実施して、朝一番往復の3km業務スーパーに切れていた食用油やパンなど必要なものを買い足しにウォーキングいたしました。バス停前の花壇をお向かいさんの爺さん(元教師)が手入れして「おはようございます!」元気にご挨拶いただきました。今朝の体重は66.45kg変わらず、昼夜けっこう喰ったんですけどね。

京都より岡山県に帰省していた2歳の孫が行方不明だった件、無事近所の山の中で発見されたとのこと。悲惨な事故や事件ばかりの中、一筋の光が差したような気分にほっといたしました。
被災地熊本では車中に休んでいた方が熱中症で亡くなったとの報道。断水、停電、この猛暑の中エアコンはもちろん、シャワーも風呂も入れない生活が続きます。余震は幾度続いているそう。秋田県では豪雨が続いたそう。テレビで拝見すると河川の増水が凄い。

夕方よりは男子バレー銅メダルを掛けた斯洛文尼亜戦はもちろん強豪。日本は連戦で疲れもあったことでしょう。3-1ほぼ完敗、メダル獲得ならず、残念。男女とも未だ、世界の壁は高い。

日本はなんとなく停滞感があるけれど、2027年は仏蘭西大統領選。マクロンさんは人気がなくて、親子二代「右」で頑張ってきたルペンさんが人気らしい。「右」への流れは世界的潮流なのか、生活が苦しくなれば外敵に視野を向けるのが洋の東西を問わぬ流れなのでしょう。さて、我らが日本の先行きはどうなるのでしょう。

ONYX4139Prokofiev 交響曲第2番ニ短調/シンフォニエッタ イ長調 作品5-48/交響曲第1番ニ長調「古典」/交響的スケッチ「秋」〜キリル・カラビツ/ボーンマス交響楽団(2014年)・・・Sergey Prokofiev(1891-1953露西亜)はとても気になる作曲家だし、主要な作品は聴いているつもりだけど、微妙に馴染んでおりません。ほぼ同世代のIgor Stravinsky(1882-1971露西亜?)は、かなりマイナーな作品でも耳を通すように心掛けているつもりだけど、こちら片手で数えられるくらいしか聴いていない。この一枚も馴染みは「古典」のみ。
Kirill Karabits(1976-烏克蘭)はボーンマス交響楽団2009-2024年まで首席指揮者在任。OnyxにPorokofievの交響曲を全曲録音しておりました。このオーケストラは1960年代のシルヴェストリとか、その後のベルグルントやバルシャイの録音が懐かしい。立派なアンサンブル、ちょっぴり硬質なパワフルサウンドでした。音質は極上。
Symphony No. 2 in D Minor, Op. 40の初演は1925年(クーセヴィツキー)大不評に作曲者本人も自信を失ったそう。三管編成にイングリッシュホルン、バスクラリネット、コントラファゴットという低音特殊管楽器揃えて、打楽器はティンパニ先頭に7種、打楽器的な扱いがされるピアノも登場して「鉄と鋼」サウンドの強烈な作品。大スキャンダルとなった「春の祭典」初演は1913年だし、新ウィーン楽派の連中がぼちぼち問題作を発表していた時期、この破壊的サウンドがどうして賛同を得られなかったのでしょうか。
第1楽章「Allegro ben articolato」金管と打楽器にヒステリックな怒りを感じさせて、強靭なリズムを刻む前のめりの推進力。破壊的な不協和音はカッコ良いと思うけどなぁ。ボーンマス交響楽団には今一歩の重量感と厚み、色気が欲しいけれど立派なアンサンブル、迫力充分なキレ味でしょう。ラスト打楽器のダメ押しに終了。(11:54)
第2楽章「Theme & Variations(主題と6つの変奏)」は哀愁のオーボエから始まって、静謐な弦が幻想的に、やがて不気味に、ヒステリックに高揚し、幻想的に瞑想しました。この怪しく自由自在な暴力性は魅力的作品。でも演奏機会は少ないかも。(1:55-2:23-2:57-2:24-4:49-2:41-6:24)
Sinfonietta, D Op. 48は1909年在学中に原曲ができあがって、二度改定され出版された作品とのこと。最終改訂版初演は1930年。二管編成(ホルンは4本)ティンパニなしの小編成。初耳作品でした。多彩にオモロい傑作でした。
第1楽章「Allegro giocoso」上機嫌に牧歌的、優雅な始まり。金管の響きも爽快に自在にテンポが変わります。(5:35)
第2楽章「Andante」ファゴットの暗鬱な呟きから始まって、管楽器が不安に絡み合って、ちょっと気が抜けたような緩徐楽章。(5:07)
第3楽章「Vivace」軽妙に爽やかにスキップするような躍動。やがて金管が華やかに叫びました。(2:56)
第4楽章「Intermezzo」せわしないピチカートと木管がざわつく間奏曲。(2:56)
第5楽章「Allegro giocoso」ここも牧歌的にノンビリとした風情が優雅な始まり。ヴィヴィッドに明るく躍動してリズムは変幻、やがて唐突に消えるように終わりました。(4:59)
著名なSymphony No. 1 in D Major, Op. 25, "Classical"の初演は1918年、大成功。編成は古典的二管編成+ティンパニ。
第1楽章「Allegro」古典的衣装にカッコよい、変幻自在な躍動が感じられる颯爽とした始まり。(4:35)
第2楽章「Larghetto」優雅だけれどリズミカルな緩徐楽章。(4:12)
第3楽章「Gavotte: Non troppo allegro」大仰な表情に揺れて、古風かつユーモラスな「ガヴォット」。(1:37)
第4楽章「Finale: Molto vivace」快速上機嫌にフィナーレは、颯爽としてデリケート、細かい音型に疾走しました。(4:24)
Autumnal Sketch, Op. 8の第1稿初演は1911年(1916年改訂)。二管編成(ホルンは4本)ティンパニ。穏やかに優しく、不安げな叫びもある作品でした。(7:31)

Martha Argerich(1941-亜爾然丁)Tchaikovsky ピアノ協奏曲ロ短調〜マルタ・アルゲリッチ(p)/シャルル・デュトワ/ハンブルク交響楽団(2019年ライヴ)・・・Martha Argerich(1941-亜爾然丁)はこの作品、いったい幾度録音しているのか。この時点78歳、技巧の衰えをまったく感じさせぬ熱気たっぷり。Hamburger Symphonikerは現在シルヴァン・カンブルランが首席、2018-2019年とアルゲリッチ・フェスティヴァルが開催され、そのライヴ音源が出ておりました。独逸にはあまり多くないコンサート専門のオーケストラはけっこうな実力と感じました。Charles Dutoit(1936-瑞西)も83歳、力みのないバランスに矍鑠としたフォローですよ。かつては条件を整えたセッション録音が中心、最近のライヴ一発録り+編集(そしてちょっとビットレートの低い音源入手)は音質的にはやや不満だけれど、臨場感は充分に堪能できました。
第1楽章「Allegro non troppo e molto maestoso」冒頭のホルンから意外と端正な音色とアンサンブル、デュトワの統率はオーケストラが変わっても、その優雅な仕上げはあまり変わらない。アルゲリッチの華やかな勢いと余裕、高揚し、疾走する情熱に呼応して、燃えるような勢いを感じさせました。(20:23)
第2楽章「Andantino semplice」落ち着いた優しい風情。(6:53)
第3楽章「Allegro con fuoco」前のめりのアツい推進力に、技術や情熱、体力の衰えをまったく感じさせぬもの。(7:05/拍手はカット)


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

東北北海道方面にて最大震度5ほどの地震とか。被害は出ていないのでしょうか。
8月に入っていや増す高温と湿度、「極めて危険」との予報が続きます。前夜はけっこう眠れて朝、いつも通りのストレッチ、短いエアロビクス済ませて、市立体育館を目指しました。この猛暑に土曜の運動公園メイングラウンドは誰も使っておりません。市立体育館はなにか、こどものイヴェントを実施していたけれど、あまりお客は来ていない。トレーニングルームは土日常連、ゲーハーな男性中心にけっこう混んでいて、次、自分が使いたいマシンは先に使われておりました。幸い長時間占有する困った爺はいない、意外とスムースにメニューをこなしました。帰り道、先日目撃した工場解体現場を通りかかって、ファン付きベストを着用している作業員はすべて東南亜細亜系の青年であることに気付きました。帰宅して洗濯、この季節はすぐに乾きます。

自分はこの間幾度冷たいビールを喫しているけれど、介護生活に疲れ、不機嫌な女房殿の慰労が必要です。昼前のコミュニティ・バスを待ったら、その近くにあった例の放置軽バンは一週間ほど?ようやく撤去されておりました。いつものJR北新地迄電車一本、冷たいビールに絶品居酒屋メニューを堪能いたしました(自宅では再現できない味)。ご近所にある激安下着屋にパンツなど求めたけれど、そのお隣は新しい居酒屋に姿を変えておりました。帰り最寄りの駅迄戻ってバスの待ち時間、フルーツとシュークリームなど入手、帰宅して久々熱い、濃い珈琲を淹れて一緒に喫したもの。今朝の体重は66.45kg▲600g、けっこう減るもんですなぁ。

夜は男子バレー亜米利加戦。苦戦を予想しておりました。強力なサーブ、高さ、パワー、スピード、ブロック、粘り強いディフェンスに第1セットから押され気味。高橋藍が対策され抑えられました。それでも第2・第3セットは日本が取って、一気に奪取と思ったら、第4・第5セットを取られて逆転負け。自分は第4セット途中睡魔に負け、夢の中では日本は勝っていたけれど残念、朝確認すると敗北しておりました。ガッカリ。今夜斯洛文尼亜との第3位決定戦に臨みます。

いろいろ不幸な巡り合わせと思うけれど、イオン熊本のテナントに働く従業員がいちど無事避難した後に、本部の指示により?現金の処理に店に戻って爆発に巻き込まれたとのこと。その店名は非公開、問い合わせにも応じていないそう。現場のようすもわからず、安全な場所から「現金の確保」(わずか数十万?)を指示して結果として生命を奪う無責任、無知、想像力の欠如に腹が立ちますよ。

ぜひその会社名は公表していただいて、その行動を指示した人には公開謝罪、責任を以て犠牲者に補償していただきたい。そして、この先幾度もこんな災害は起こるだろうから、行動規範の反省として欲しい。この件、事実確認(情報間違いかも知れない)続報はあるでしょうか。それこそ、オールド・メディアの矜持が問われます。(その後雑貨店の運営会社「ハビタ」の幹部2人が指示を認め、謝罪の書面を遺族に渡したそう)

阪神大震災の時、自分は当時大阪に務める若手。兵庫県にある物流センターのシャッターが開かなくなって、社会も大混乱している真っ最中、ちょうど取引先とゴルフを予定していた某幹部が「ゴルフはどうする」と関係者に問い合わせて大顰蹙を買ったことを思い出しました。それは自民党の福岡県議がパーティーを強行したことに似ております。

Mercury SR90214Smetana 交響詩「モルダウ」/Mussorgsky 交響詩「禿山の一夜」/Liszt 交響詩「前奏曲」/Sibelius「悲しきワルツ」〜アンタル・ドラティ/ロンドン交響楽団(1960年)・・・猛暑が続いてなかなか音楽に集中するのは難しい季節。昔馴染みの小品集を気軽に愉しんでおきましょう。この時期のMercury録音の臨場感は現役水準、Antal Dorati(1906-1988洪牙利→亜米利加)率いるロンドン交響楽団も分厚い響きを堪能させてくださいました。
Smetanaの一番人気 交響詩「モルダウ」は1875年初演。三管編成に4種の打楽器、そしてハープが印象的。せつなくたっぷり歌って、期待通りの情感高まるパワフルな演奏でした。1986年に「わが祖国」全曲録音があるけれど、こちらも表情豊かにメリハリがあってオーケストラの技量も充分。(14:00)
交響詩「禿山の一夜」は通常聴かれるRimski-Korsakov版(1886年)。三管編成+5種の打楽器とハープ。原曲とはかなり違う華麗な響きだけど、Mussorgskyの粗野な風情をたっぷり堪能できる人気作品。ロンドン交響楽団の金管の迫力、緊張感と追い込みはドラティの技でしょう。(11:10)
交響詩「前奏曲」はLisztを聴くほとんど唯一の作品。メリハリがあって、打楽器のアクセントと金管が鳴り響いてわかりやすい旋律はけっこう好き。学生オーケストラがよく取り上げることもあって、生演奏も幾度経験いたしました。1854年初演。三管編成+4種の打楽器とハープ。出会いはカラヤンの17cmLPでした。ドラティの表現はオーソドックスなバランスを感じさせて、打楽器をあまり強調しない。金管の迫力は充分でしょう。(15:52)
「悲しきワルツ」は劇音楽「クレオマ」中の作品。単独作品としての初演は1904年。fl/ob/2-cl/fg/2-hr+弦のみのシンプルな編成。弦の響きは荘厳に、鬱蒼として寂しい旋律はデリケートに、けっこうパワフルに盛り上げて絶品。(6:11)

PHILIPS UCCP9071Chopin ピアノ協奏曲第1番ホ短調(1970年)/アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ(1972年)/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より「奥様、お手をどうぞ」のテーマによる変奏曲(1972年)〜クラウディオ・アラウ(p)/エリアフ・インバル/ロンドン・フィル・・・巨匠Claudio Arrau(1903-1991智利)による立派なChopin演奏。Eliahu Inbal(1936-以色列)が未だhr交響楽団へ就任前、あまり売れていなかった頃の記録。重心低く堂々たるアラウとChopinにはイメージが合わぬような印象もあるけれど、かなり以前より一連の録音は気に入って聴いておりました。久々の拝聴はちょっぴり音質が草臥れたかな?(とくに管弦楽)そう感じたけれど、ピアノはしっかりリアルに響いておりました。ゴージャスに響くスタンウエイ使用。
Concerto pour piano n° 1 en mi mineur, op.11 は心奪われる魅惑の甘い旋律。1830年初演(ワルシャワ)から聴衆より支持され、熱狂的な成功を治めたそう。数十年ぶり?に拝聴して、嗚呼こんなかっちりと明晰な演奏が好みだったことを思い出しました。いささか馴染み過ぎた名曲は襟を糺して、新鮮でした。
第1楽章「Allegro maestoso」堂々たる風格に落ち着いてスケール大きく、まったりと濃厚に明晰なタッチ。楚々として甘い(はずの)Chopinは強靭なテクニックに、まるでBrahmsのように響きました。(20:44)
第2楽章「Romance: Larghetto」インバルらしいデリケートな弦の弱音に始まり、ホルンを呼び水にそっとピアノ参入。タッチは暖かく、雰囲気で弾き流しなどありえぬ、入念な旋律の歌に楷書の表現でした。(11:18)
第3楽章「Rondo: Vivace」冒頭決然としたオーケストラはちょっと弱く感じたのは音質印象でしょうか。「クラコヴィアク」のリズムをしっかり刻んで、浮き立つような甘い憧憬に非ず、噛み締めるように落ち着いたタッチ。それはリズムの躍動や流れより優先されております。(10:16)
Andante spianato et Grande Polonaise brillante en mi bemol majeur, op.22 - in E flatは1935年初演(巴里)お気に入りは管弦楽伴奏なし版だけど、インバルの控えめな伴奏は朗々と雄弁なピアノを支えて違和感はありません。前半「Andant」はそっと囁くような作品イメージから遠く、一切の曖昧さのないタッチ。後半の「Polonaise」には堂々たる確信を持った歩みに、かつてないスケールを感じさせたもの。作品イメージを一変させる異形な演奏でしょう。(15:09)
Variations en si bemol majeur sur " La ci darem la mano " extrait du Don Giovanni de Mozart, pour piano et orchestre, op.21は1829年初演(維納)Schumannが絶賛したそう。著名な二重唱「奥様、お手をどうぞ」のリズムがいささか弾み過ぎて、原曲からのイメージが変わってしまったけれど、自在な各変奏は甘い雰囲気を拒否した表現、強靭なテクニックにパワフルでした。ちょっと深刻に劇的雄弁過ぎ、だけど微に入り細を穿つ入念な表現は立派なもの。(9:18)


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

8月に入りました。
日々夏の熱気と湿度は増して、被災地のことを思えば文句は云えません。こちらにはいくらでも暑さを避ける手段がありますもの。イオン熊本以外の救助活動はすべて完了したそう。まだまだ苦しい避難生活は続きます。

こちら昨日もいつも通り早朝覚醒してストレッチと短いエアロビクス、トイレ掃除済ませて洗濯、リビングのカーペットがあまりに汚れているのでいっしょに洗っておきました(安物洗えるタイプ)。そして、ぼさぼさになった髪が気になって激安美容院へ。座席は三つだけど残念四番札、十数分ほど待って無事すっきり短く刈っていただきました。食材をを少々買い足して往復2kmほどのウォーキング、帰宅したら女房殿は平日介護生活を終えて戻ってきました。久々にちゃんとした夕食、そしてシャワーに非ず、湯舟にも浸かって爽快。今朝の体重は67.05kg+450g最悪。菓子をしっかり喰った自業自得。これから鍛えて減らしましょう。

元名古屋ウルフドッグスの長身ミドルブロッカー・佐藤駿一が薬物所持で逮捕され、拘禁刑1年、執行猶予3年の判決。罪は罪、もちろんそうだけど「その後」が大切、ちゃんと償ったあと、どう社会復帰するかに興味があります。弁護側によると「印度のプロバレーリーグへの移籍が決まっている」とのこと。そこがどんな水準や環境なのか、知らないけれど、どなたかの仲介で復帰の道を探っていたのでしょう。有罪執行猶予中でも国外にも出られるものなのか。いずれ、稀有なバレーの才能を活かせる場を見つけてほしいものです。

今晩は男子バレー対亜米利加戦。小野寺が抜け、石川の不調もちょっと心配です。しっかり応援いたしましょう。日本の選手層は厚いけれど、お相手は絶好調、伊太利を3-0で破っておりました。

Mestres Da Musica 15Mendelssohn 劇音楽「真夏の夜の夢」より序曲/スケルツォ/結婚行進曲(エドゥアルド・ヴァン・ルムーテル/ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団/1958年頃?)・・・Eduard van Remoortel(1926ー1977白耳義)による珍しい音源。音質はイマイチ腰が軽いステレオ、LP復刻は若干ピッチがおかしい。耳もとにそっと囁くような「序曲」から意外とヴィヴィッド、牧歌的な響きのオーケストラにメルヘンな気分は沸き立ちます。「スケルツォ」はノリノリにリズミカル、「結婚行進曲」は針が中心部に接近したせいか、音質やや曇ったけれど、ざっくりとした流れにタメもありました。(21:05)
Mendelssohn ヴァイオリン協奏曲ホ短調(ルッジェーロ・リッチ(v)/ラインハルト・ペータース/フィルハーモニア・フンガリカ/1975年)・・・Ruggiero Ricci(1918ー2012亜米利加)によるVOX録音は、音質も比較的よろしくReinhard Peters(1926ー2008独逸)の伴奏も貴重なもの。例の縮緬ヴィヴラートも前のめりのテンポ設定も比較的控えめ、達者なテクニックと美音が際立って、哀愁の旋律はすっきり美しい演奏でした。(昔所有していたVOX音源5CD分に収録されなかった音源)
「Allegro molto appassionato」「Andante」「Allegretto non troppo - III. Allegro molto vivace」(26:31)

CHAN8630Shostakovich 交響曲第10番ホ短調/バレエ組曲第4番〜ネーメ・ヤルヴィ/スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(1988年)・・・2022年に一度拝聴。Neeme Ja”rvi(1937-愛沙尼亜)がスコティッシュ・ナショナル管弦楽団の首席を務めたのはわずか4年(1984-1988年)だったけれど、膨大な録音を残しました。Shostakovichの交響曲は二つのレーベル、オーケストラにまたがって(エーテボリ交響楽団)全曲録音がありました。
Symphony No. 10 in E Minor, Op. 93は1953年初演(ムラヴィンスキー)三管編成+打楽器は8種。先日初演者であるムラヴィンスキーの凄い1955年ライヴを聴いたけれど、こちらもキレ味抜群、オーケストラもかなり好調、メリハリたっぷりにカッコ良い爽快な演奏でした。弱音部分もクリアに音質も良好。
第1楽章「Moderato」つかみどころのない、暗鬱に切ない静謐も語り口が上手く、クリアな響きがわかりやすい。弱音部分にオーケストラの厚み、深み、重量感にわずかな不満を覚えるけれど、それを凌駕する力強い統率による盛り上がりと集中力、緊張感を実現しております。(23:12)
第2楽章「Allegro」ごりごりと疾走するカッコ良いスケルツォは、わかりやすい迫力旋律。スカッとした打楽器のアクセント、金管や木管の絶叫もキレッキレのノリノリ。痺れました。(4:15)
第3楽章「Allegrett」緩徐楽章は脱力して虚無、とぼとぼとした歩み。ここのリズム感にもユーモラスなノリがあって、この辺り父ヤルヴィの表現はわかりやすい熟達、洗練されたもの。無機的なホルン(幾度繰り返し登場)は「大地の歌」の影響を受けたものだそう。それに応えるピチカートも浮き立って、やがてテンポ・アップするクライマックスへの導きも効果的でした。(13:30)
第4楽章「Andante - Allegro」序奏は静謐暗鬱なつぶやきに始まって、やがて軽妙にデリケート、快速旋律が始まりました。わかりやすい民謡風旋律がきらきらと洗練され、輝きながら音量と熱量を上げていく手腕のみごとなこと。そして打楽器のクリアな響き、無表情なユーモアを感じさせるファゴットから木管、弦、ホルンも疾走し、時にリズムの風向きも変えて多彩に輝かしい、爽快なフィナーレを迎えました。(12:40)
Ballet Suite No. 4は作曲者の友人?秘書?であるLevon Atovmyan(1901-1973露西亜)が1954年、過去のバレエ「明るい小川」や映画音楽よりまとめたものらしい。初耳でしたっけ?
「Introduction(Variation)」ホルンが活躍して寂しげに重厚、やがてパワフルに哀愁高まる旋律。相変わらず金管と打楽器が凄い絶叫でした。(6:03)
「Waltz」遊園地のメリーゴーランドみたいな軽いワルツは、華やかな盛り上がりを見せました。(3:26)
「Scherzo」のんびりと弾むように楽しく、やがてテンションが高まっていくスケルツォ。(3:31)

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