2026年7月某日/●引退生活。アラ古希の壁に抗う日々
7月に入って昨日は朝からどんより曇って、今朝はジャジャ降り。台風接近中なんだそう。またまた大増水警戒が必要なんだそう。
このところ鼻詰まり痰の絡みに苦しんで睡眠不如意連続、前夜久々に抗アレルギー剤服用(数か月前に処方いただいて、副反応=とっても気分が悪くなって使用断念して残ったもの)これがけっこう効いて、よく眠れました。朝はしっかりストレッチ、YouTube体操実施。朝からポテトサラダなど作って、食材はそれなり足りているので、買い物に出掛ける必要も意欲もありません。体調は悪くないけれど、ノーミソぼんやり、音楽にはあまり集中できません。終日ゆっくり引き隠りました。今朝の体重は66.5kg+100g。これから市立体育館へ出掛ける日だけれど、外出にはかなりの根性が必要です。
毎月のことだけど、またまた種々値上げが続いているそう。円安と原材料高、さらに石油ショック?が圧力となって、若い人の初任給や大手ははお給料上がっているところも多いようだけど、我ら年金世代は収入は増えないし、零細企業は経営もタイヘンでしょう。ま、自分は日々質素な節約生活に+時々気軽に激安居酒屋に出掛けたり、未だ余裕はあるほうなんでしょう。いずれ日々鍛えて健康維持が一番なのは今更云う迄もありません。
「三日でキーウ陥落」のはずが露西亜の烏克蘭侵攻はもう4年以上継続中、第1次世界大戦の期間を超えたそう。日々関連情報を追って、現代戦争の変遷を目の当たりにしております。圧倒的な物量と火力(戦車や銃器、ミサイル)で押し切るのがかつての戦争、現在は情報戦、安価なドローンを駆使した偵察、ピン・ポイント攻撃、相手の兵站を断つのが戦略。露西亜は民間の住民に嫌がらせ(いじめ/見せしめ)を続けているけれど、烏克蘭は燃料施設やパイプライン、橋梁、港湾、鉄道、電力施設、防空施設、兵器製造工場、電子機器工場を攻撃、兵站通路を遮断して孤立させ、大苦戦に追い込んでいるとのこと。占領していたクリミア半島はほぼ閉鎖状態に至って危機的孤立、サンクトペテルブルグ、モスクワ近郊迄ドローンは飛んで攻撃、全露西亜的に燃料不足が続いているそう。露西亜は産油国ですよ。そろそろ戦争末期の様相、潮時なのでしょう。前線の兵士は欧州を襲う熱波に苦しんでいるそう。
ま、場末の引退爺が思い悩んでも何の足しにもならんけど。そういえば露西亜製のミサイルの不発弾を分解したら日本製の部品が多く出てきたそう。第3国経由で民用品が流用されているのでしょう。
昼前、お隣の棟にパトカーと救急車到着、なにか事件でもあったのか。
Bruckner 交響曲第9番ニ短調〜若杉 弘/ザールブリュッケン放送交響楽団(1994年)・・・
以前の失礼なコメントが残って、十数年ぶりの再聴。1903年初演。終楽章は未完の神々しい名曲は三管編成、ホルンは8本(4本はワグナーチューバ持ち替え)+強烈なティンパニ。「愛する神に捧ぐ」(Dem lieben Gott)との宣伝文句はちょっと遣り過ぎ。
若杉 弘さん(1935- 2009東京)は欧州に盛んに活躍して、国内ではMahlerもBrucknerも交響曲全曲録音を果たしております。それとは別の独逸録音(現Deutsche Radio Philharmonie Saarbrucken Kaiserslautern)。懐かしいARTE-NOVAは現在SONYに吸収され、いくつか音源を見掛けることもありました。高音の伸びも低音も、いまいち伸びは足りないけれど、まずまずの音質でしょう。
第1楽章「Feierlich, misterioso(荘重に、神秘的に)」オーケストラのサウンド印象もあるのか、強靭なメリハリや個性を表出させることのない、オーソドックスに粛々とした歩み。凄みとか熱狂、興奮、疾走を求めるのなら。これはややおとなし過ぎる演奏と感じられることでしょう。それでも充分なパワーとバランスに感銘をしっかり受け止めました。(24:55)
第2楽章「Scherzo. Bewegt, lebhaft - Trio. Schnell(軽く、快活に - トリオ、急速に)」ここは法華の太鼓を連想させる熱血リズム。金管も木管も牧歌的な音色に、ティンパニの連打も正確なアクセント、精一杯の絶叫も一歩引いてイン・テンポが基調。煽りとか詠嘆とは無縁、トリオの優しい風情も絶品でした。(11:06)
第3楽章「Adagio. Langsam, feierlich(遅く、荘重に)」冒頭の弦、弦の陶酔も抑制が効いて徐々に高まる情感から、感動的な金管のコラールには今一歩のパワーと激情、厳しさ、厚みが欲しいところ。それは威圧感ある絶叫に非ず、常にバランスを感じさせて響きは濁らない。金管の各パートは分離よろしく、その旋律の動きはリアルに素朴でした。しみじみとした弦も素直に、色気にはちょいと足りない。先入観かも知れないけれど、これは日本人らしい清潔に落ち着いた、感銘深い完成度でしょう。(25:14)
題して「Revival」〜マグダ・タリアフェロ (p)・・・戦前戦中、そして戦後も華やかな活動を繰り広げた才色兼備なMagda Tagliaferro (1893-1986伯剌西爾?仏蘭西?)の人生は波乱万丈。再婚した旦那が投資に失敗して無一文どころか、膨大な借金を抱えてその返済のために懸命に働くことになった・・・とかなんとか、まるで週刊誌のゴシップネタ風。驚くべきスケールと雄弁かつ自然な浪漫に色気を感じさせて、正確かつ無機的にならぬテクニック、デリケートな息吹を感じさせるタッチに魅了されました。
西班牙音楽を集めた最初の5曲は音質良好なセッション録音。絶妙なリズム感とノリ、タメと揺れも時代を感じさせぬ小粋な風情に溢れておりました。
de Falla 歌劇「はかなき人生」〜スペン舞曲(2:59)
Gradados 組曲「ゴイェスカス」〜 第4曲「嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす」(5:27)
スペイン舞曲集 作品37〜第2曲「東洋風」(5:10)
スペイン組曲 作品47〜第3曲「セビーリャ」(4:11)
組曲「イベリア」〜第1曲「エヴォカシオン」(4:26/以上1960年)
次は仏蘭西もの中心、音質はちょっぴり落ちるライヴ。
Franck 「前奏曲、コラールとフーガ」切なくも遣る瀬ない表情豊か。素晴らしい名曲。(18:47/拍手有)
Faure 「即興曲第2番 ヘ短調 作品31」激しい音型の動きに一気呵成なテクニックが華やかでした。(3:23/拍手有)
Monpou 「庭の乙女たち」例の儚い風情が静かに、寂しげに囁きます。(2:26/拍手有/以上1965年ライヴ)
Ravel 道化師の朝の歌」ざっくりと躍動するノリノリのリズム!(6:23/拍手有/1955年)
Debussy 映像より「金色の魚」気紛れな細かい音型に、思わぬ重心の低さ、ヴィヴィッドな熱気(4:08/拍手有/以上1965年ライヴ)
妖しくセクシーな「月の光」(4:38/拍手有/1955年)正確かつ表情豊かな「トッカータ」(3:52/拍手有/1965年/ライヴ)
ラストは戦前のSP復刻?音質はちょっぴり落ちるけれど、沸き立つような雰囲気は伝わりました。
Poulenc 「パストラーレ」(2:16/拍手有)「トッカータ」(2:13/拍手有/1940年)
2026年7月某日/●引退生活。アラ古希の壁に抗う日々
2026年も半分過ぎて7月に入りました。大雨が過ぎてここ二日、かなり気温は上がっております。
前日調子に乗ってかなり呑んだけれど幸い、さほどに体調は悪くない。それでも呑んだ夜はいっそう睡眠は浅く、途中覚醒もありました。朝いつも通りの時間に目覚めて、報道番組やYouTubeをちょっぴり眺めてゴミ出しなどしていたら、時間調整をミスってストレッチは手抜き、なんとかYouTubeエアロビクスは実施してから市立体育館へ。トレーニングルームは空いて、ゆっくりマシンを使って汗をたっぷり出しました。シャワーを使って気分爽快、急ぎ帰宅して洗濯実施。一日分の運動目標をクリアいたしました。今朝の体重は66.4kg▲750g。別に苦しくもなし、減るもんですなぁ、一日で。
前日夕方梅田より戻って、スマホをリュックより取り出すのを失念。朝、そのまま運動靴、着替えやサポーターを入れて出掛けたら・・・途中電池切れ、それはあとで気付きました。自分は現役世代とは違って生活にスマホ依存はほぼなし、寸分も不便、不安、問題を感じない。女房殿のお古、かなり草臥れているスマホだけど、これで充分と自覚しております。体育館から戻るとき、運動靴がそうとうにぼろぼろ、靴底もすり減っていることを自覚して交換いたしました。
ワールドカップ決勝リーグ初戦日本は2-1伯剌西爾に敗退は残念。でも日本中、誰もが代表選手や監督へのねぎらい、奮闘努力への称賛を惜しみませんよ。韓国代表が帰国した空港では野次怒号が飛び交ったとのこと。「牢屋に入れ!」とか、なんでそうなるのかね。恥ずかしい。皆委縮しますよ。サッカーを愉しめない。
Mendelssohn 劇音楽「真夏の夜夢」抜粋/Schubert劇音楽「ロザムンデ」より4曲〜ジョージ・セル/コンセルトヘボウ管弦楽団(1957年) ・・・なんせ自分が生まれた年の太古ステレオ録音だから、音質的にはちょっと厳しい感じ。George Szell(1897-1970洪牙利→亜米利加)には後年の再録音もあるから、ムリして求めるような音源じゃないかも。しかし、かつての廉価盤フリークとして、これは見逃せぬ懐かしい存在でした。ジョージ・セルはいつも通り引き締まった表現に、ベイヌム時代のコンセルトヘボウにはマイルドな厚みがありました。
「A Midsummer Night's Dream」4曲のみ録音とは少々寂しい。音質印象か?そっと耳元にメルヘンを囁く「序曲」から、ちょぴり落ち着きと、潤いが足りないような気もするけれど、溌剌と躍動するテンションは充分。
「Overture」(11:29)「Scherzo」(4:21)「Notturno」(5:39)「Wedding March」(4:52)
「From The Incidental Music To "Rosamunde"」偶然だろうけれど、こちらのほうがちょっぴり音質状態はよろしい感じ。デリケートなアンサンブルや、マイルドなサウンドが際立ちます。
「Overture (Die Zauberharfe)」「魔法の竪琴」序曲。悲劇的な始まりから、爽やかな躍動が疾走いたしました。(10:02)
「Ballet Musik No. 2」はノンビリとして淡々、味わいあるバレエ音楽。(7:04)
「Entr'Acte No. 3」ここが一番有名、優雅に甘く、流れるような旋律はピアノ曲や弦楽四重奏にも流用されております。(どちらが先かは知らない)途中寂しげな陰影対比にうっとりいたしました。(6:37)
「Entr'Acte No. 1」引き締まった緊張感に、堂々たる変化に富んだ劇性。ここは音質の劣化が少々気になりました。(8:37)
Tchaikovsky 交響曲第5番ホ短調〜ジョージ・ショルティ/パリ音楽院管弦楽団(1956年)・・・甘く切ない旋律の名曲も1888年初演時には専門家筋の評価は厳しかったそう。二管編成?+打楽器はティンパニのみ。露西亜の憂愁旋律たっぷり堪能できる名曲です。
これはGeorg Solti(1912-1997洪牙利→英国)44歳若き日の記録、オペラ中心の活動から、そろそろコンサートでの評価を高めつつあった頃でしょう。この頃のパリ音楽院管弦楽団は仏蘭西の色気モロのサウンド、ショルティのかっちりと強引なアクセントとは相容れぬ、個性のぶつかり合いが興味深い記録でした。英DECCAによる初期ステレオ録音は不自然だけど、まずまず臨場感がありました。
第1楽章「Andante - Allegro con anima」もう期待通りの硬質に前のめりの勢い、例のほんわかとしたパリ音楽院のオーケストラのサウンドはあちこち聴こえてくるけれど(例えばホルンのヴィヴラート)甘く切ないはずの「運命の主題」はショルティの強引に鋭角な統率にテンション高く、落ち着きなく、素っ気なく叫びました。(13:40)
第2楽章「Andante cantabile con alcuna licenza」ホルン・ソロに注目。たっぷり遣る瀬ない甘美なヴィヴラートに充ちて、詠嘆の節回しにかなり動きのあるショルティの急き込んだ表現云々さておき、それだけで価値ある美しい緩徐楽章。Lucien Thevet(1914-2007仏蘭西)でしょうか。(13:12)
第3楽章「Valse: Allegro moderato」スケルツォに非ず、優雅なワルツが新機軸。ここは別に素っ気なかったり、強引でもない、弱音にかっちりとしたアンサンブルが優秀でした。(5:44)
第4楽章「Finale: Andante maestoso - Allegro vivace」決然たる行進曲はアクセント強調、ヤワいサウンドを否定して金管も隈取はっきりに導くけれど、例の金管の甘い響きは隠せない。ちょっぴりヒステリックな勢いと高揚もショルティの個性は明確、オーケストラのケツをたたいて決然たる前のめりに疾走いたしました。露西亜風ウェットな憂愁とは無縁の力感溢れる、オモロい演奏でした。(11:56)