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音楽日誌 奈良の鹿と孫
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2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

台風は昨日茨城県に上陸して西進、福井県から日本海に抜けた模様。各地では一時停電もあったようです。こちら久々の終日雨(予報は変わって昼くらいに一時上がりました)最高気温も30度Cに届かない、過ごしやすい気温でした。前日、爺友とは(暑いので)ビールをけっこう呑んでふだんは和食中心、気分を変えて高カロリー中華料理へ。これが絶品!けっこうしっかり喰って二日酔いと体重増を覚悟したけれど、幸い昨日朝時点体重を維持して体調も悪くない。意識して水分を大量に摂取した成果でしょうか。

いつも通りのストレッチと短いエアロビクス実施して、洗濯物は室内干し。先日食材は入手済だったし、どこにも出掛けずにほとんど身動きもしなかったら残念、今朝の体重は66.9kg+450g、これから鍛えて減らしましょう。スピーカー・ケーブルはちょっと整理いたしました。

営業の方に説得されて乗り換えたWifi環境。既に無事切り替わって二か月経ったけれど、一連の手続きは未だ道半ば。「他社からお乗り換え特典/解約違約金相当額還元」〜この書類一式が封入されておりませんでした。営業の方に相談してそれが届く迄一か月。これがまたまた書き方がわかりにくい、なかなか難物。じっくり読み込んで四苦八苦準備して「KDDI開通センター」に送付しました。正しく書き込めているのかは不明。AU Pay還元は契約していないので郵便為替還元を選択しました。

南米哥倫比亜の大地震では現時点で行方不明3,000人以上。熊本もタイヘンな生活が続いているけれど、哥倫比亜にも応援を出すのでしょう。その後全国あちこち台風の被害はどうでしょう。南洋には次の台風17号発生。
困ったお隣さんは、また要らん花火を打ち上げたそう。そんなカネがあったら国民にちゃんと喰わせろよ。猛暑、干ばつ、洪水、被害もひどいらしい。日本はH3ロケット9号機打ち上げ成功/日本版GPS衛星「みちびき7号機」は軌道に乗ったそう。

DG UCCG-1613Schubert ピアノ・ソナタ第16番イ短調/ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調〜マリア・ジョアン・ピリス(p)(2011年)・・・Maria Joao Pires(1944-葡萄牙)は「ピレシュ」という発音が近いらしい。2025年には舞台より引退済。若い頃からMozartの録音で日本では有名、とってもステキなお姉さまですよ。優しく、デリケート、明晰なタッチに乱暴な力みはありません。音質はクリア。スタンウェイ使用。
ピアノ・ソナタ第16番イ短調は1825年(中期)の静謐かつ劇的な作品。
第1楽章「Moderato」そっと秘めた哀しみを呟くような始まり。やがて情感が揺れ動いて、決然と足取りしっかりと行進曲風に歩みを進めて走らない。(12:39)
第2楽章「Andante poco moto」デリケートなユーモアを漂わせつつ、刻々と姿を変える静謐かつ可憐な変奏曲。(12:08)
第3楽章「Scherzo: Allegro vivace」可憐なリズムが不安に揺れるスケルツォ。(9:38)
第4楽章「Rondo: Allegro vivace」暗く不安な心情は粛々と細かい音型に、絶え間なく走り続けました。(5:27)
ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調は1828年亡くなる直前、天国的な長さの名曲。出会いはLP時代パウル・バドゥラ=スコダ(1971年旧録音)一聴その静けさ、精神が沈溺するような世界を気に入りました。YouTubeのネット広告に妖精が舞うように軽快な第3楽章が流れて、嗚呼この旋律はお気に入りだったなぁ、そんなことを思い出しました。
第1楽章「Molto moderato」深い眠りからゆっくり目覚めるような静謐、夢見心地に始まりました。いつ終わるとも知れぬ、延々と歌うような旋律は安寧にテンポは遅過ぎず停滞せず重くなく、粒の揃ったタッチが美しい。わずかなテンポ・アップに生気が漲って、流れはしっかり。(20:32)
第2楽章「Andante sostenuto」生きる望みを失って、とぼとぼと夕暮れの道を歩む〜そんな哀しみと諦めが漂う緩徐楽章。中間部はややテンポを上げ、ちょっぴり日差しが差すような希望が見えました。(9:47)
第3楽章「Scherzo: Allegro vivace con delicatezza」前楽章から一転! 可憐な躍動がユーモラスに、そっと歌うことろ。こんな美しい音楽には滅多に出会えない。中間部の陰りも佳きアクセント。(4:31)
第4楽章「Allegro ma non troppo - Presto」そっと軽快なリズムにわずかな寂寥と劇性が漂って、フィナーレに相応しい可憐な勢いを感じさせるところ。(8:43)

 CaliopeRavel ボレロ/バレエ組曲「ダフニスとクロエ」第2組曲/ラ・ヴァルス/スペイン狂詩曲〜ヴェロニカ・ドゥダロヴァ/モスクワ交響楽団(1985/89年)・・・Veronica Dudarova(1916ー2009)は旧ソヴィエット・アゼルバイジャンの出身。NAXOSに登場するMoscow Symphony Orchestraは1989年に設立されたものだから、別団体。モスクワ国立アカデミー交響楽団(Moscow State Academic Symphony Orchestra)とのことらしい。オン・マイク、ちょっとクセのある音質はそれなりに明瞭でした。
Borelo」は野太いフルートの始まりから音量はかなり大きく、あまりクレッシェンドを意識させない。各パートはパワフルに「仏蘭西のニュアンス」みたいなものとは遠く、例のシンプルな西班牙の旋律リズムは神妙に、辺りを睥睨するように重く正確。これは進撃の巨人?(見たことないけれど)露西亜軍の重戦車の侵攻(烏克蘭戦では大苦戦気味)セクシーな音色のはずのサキソフォーンだって例外じゃない強面、弦の音色も硬質。泥臭い骨太露西亜風サウンドには違和感とともに、強烈な金管は妙に期待通りの雄弁でもあります。最初っから最後迄ごりごり、無表情に突き進む異形な演奏でした。(16:07)
「Daphnis et Chloe」Suite No. 2は、爽やかに幻想的な「夜明け (Lever du jour)」フルートの長いソロが美しい「無言劇 (Pantomime)」5/5拍子のリズムに大爆発する賑やかな「全員の踊り (Danse generale)」。正確なアンサンブル、圧巻の硬質骨太パワーに色気皆無だけど、それはそれとしてタイヘンなものを聴いてしまった・・・そんな感じ。(16:19)
La Valse」は比較的ニュアンスを大切に歌って始まるけれど、どうしても金管と打楽器の爆発場面には抑制やらリミッターが効かない。そして大仰に雄弁なテンポの動きや疾走、ラストの熱狂はじつにクサくお下品でした。(12:38)
Rapsodie espagnole」は1908年初演。こんな名曲でも初演の評判はイマイチだったようですね。
「Prelude a la nuit(夜への前奏曲)」神秘的な夜の空気を表現して怪しく重苦しく、なかなか緻密な始まり。(5:06)
「Malaguena(マラゲーニャ)」西班牙のセクシーなリズムは、期待通りの硬質かつ素っ気なさ。(2:04)
「Habanera(ハバネラ)」息を潜めるような静謐は悪くない。(2:40)
「Feria(祭り)」静謐な始まりは期待を高めて、アンサンブルは正確。賑やかに晴れやかな祭りのリズムには、どうも軍隊みたいな硬さがありました。(6:16)


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

台風の影響で羽田成田では60便以上欠航とのこと。せっかくの盆に直撃も災難でしょう。逆走して大阪までやってきそう、今朝は涼しく久々、恵の雨模様。昨夜はエアコンも必要ありませんでした。南米哥倫比亜で大きな地震発生、あちらも災難続きますね。

昨日朝はいつになく涼しい感じ。いつもの時間に目覚め、朝食を摂っていたら・・・先月撃退したはずの騒音爺復活。すぐ治まるかな?と窓から眺めていたら、幾度バック入れをやり直して10回以上?全力音量でラジオを鳴らしてやかましい! 仕方がないので、短パンTシャツ着て現場へ〜「何時やと思てんねん!静かにしろ」歯抜けの禿爺はパジャマ姿、おそらく耳が遠くて大音量を認識していないのでしょう。なんとかスイッチを止めてもらいました。おそらくは運転も危うい認知症気味?30分後、警官が掛けつけて誰かが通報した?ということでもなくて、別な事件があったのでしょう。

滋賀県で大きな花火行事中止。経緯はかなり怪しく、出店予定者の被害者も出ているそうです。会場確保せず、関係自治体にもまったく申請が出ていなかったとか?チケットは返金されるでしょうか。
その件じゃないけれど、毎日拝見するブログに、長岡の花火ツァーを逃してがっかりした遣り取り〜
「来年でも遅くはない」
「来年まで生きる!」
「毎年、「来年まで生きる」と言ってたら、100才まで生きられるで」
名言やなぁ。
感動して元気いただきました。空元気じゃなくて、そんな思いを胸に日々 運動したり、節制したり、食生活に気を付けて、ていねいに生きたら、それは実現するかも。

意外と快適な気温に市立体育館を目指したら、幹線道路が空いている〜そうか、祝日だったのですね。トレーニングルームは朝一番からけっこうな来客、高校生も数人、幸い筋トレマシンはいつも通り使えました。前日じっと動かなかったので体調はしっかり整いました。帰り、スーパーに寄って食材を補充。
数日間に呑んだばかりだけど、爺友よりLINE有。被災地や大雨で苦しんでいる人々には申し訳ないけど、いつもの梅田駅前ビル地下に向かいました。夏休み、お盆時期の祝日は老若男女、家族連れに混み合って、美味しいビールと料理をたっぷりいただきました。その結果は66.45kg変わらず。本日、しっかり抑制して減らしましょう。

Pan Classics PC10179Mozart セレナード 変ホ長調 K. 375/セレナード第12番 ハ短調 K. 388/セレナード第10番 変ロ長調「グラン・パルティータ」 K. 361(K.Anh.182/管楽八重奏版)〜アンフィオン管楽八重奏団(2004年)・・・Amphion Blaseroktettは瑞西の古楽器管楽アンサンブルとのこと。メンバーは
Xenia Laser(ob)/Kerstin Kramp(ob)/Christian Leitherer(cl)/Daniel Beyer(cl)/Eckhard Lenzing(fg)/Gyorgyi Furka(fg)/Vaclav Luka(hr)/Miroslav Rovensky(hr)/Ludek Brany(cb)
音質は自然な空間に、残響と低音豊かに耳に快いもの。達者な技巧にふっくら味わいある音色、しっとり快活なアンサンブルはMozartの愉悦を文句なく表現してくださいました。
馴染みの管楽アンサンブル作品だけど、これは過去最高の完成度じゃないでしょうか。ラスト収録に驚きの発見がありました。
Serenade E-Flat K. 375(1782年)Mozartに駄作なし!これも文句なく名曲。
「Allegro maestoso」晴れやかに躍動する始まりはしっとりマイルド、素朴に奥行きのある音色は豊かに響きました。(7:30)
「Menuetto」夢見るように弾むようなメヌエット、陰影豊かに溶け合う管楽器の響き。(4:16)
「Adagio」落ち着いた風情にゆっくり響き合って、管楽器はそっと雄弁でした。ホルンのアルペジオが特に際立ちました。(6:01)
「Mennetto」3/4拍子。溌剌快活、剽軽に躍動するメヌエット。(2:36) 「Finale」晴れやかな表情のまま賑やかに追い込んでいく、快速に愉快なフィナーレ。(3:34)
Serenade C Minor K. 388 (384a)は1787年、弦楽五重奏曲ハ短調K.406に編曲しております。これも哀しみが疾走する名曲中の名曲。
「Allegro」快速、切迫する緊張感に始まるカッコ良い悲劇。わずか8人の管楽器だけど厚みはしっかり、壮麗に響いて、各パート語り合うみごとなアンサンブル。(11:06)
「Andante」笑顔と精神の安寧を感じさせる優雅な緩徐楽章。(4:05)
「Menuetto」朗々と快活なリズムだけど、暗い陰が差すメヌエット。トリオはテンポを落としたホルンが雄弁でした。(4:15)
「Allegro」このフィナーレは一番、疾走する哀しみを感じさせるところ。(3:59) 以下、これが驚き。
Divertimento in E-flat K.Anh.1821782年)オリジナルのK.361 (370a)から3曲、編成を縮小したもの。ここではコントラバスを加えて「Rondo」をフィナーレとして付け足したらしい。
「Largo Molto allegro」馴染の序奏はいつもより華やかに明るくノリノリ、小粋にスウィングいたしました。(8:53)
「Menuetto」ここも快速に晴れやか、軽めに躍動する優雅なメヌエット。陰影豊かな中間部も印象的でした。(7:21)
「Adagio」陶酔する変奏曲、ここが一番好きなところ。その魅力に変わりはありません。オリジナルからの編曲はここ迄。全然物足りない。(4:56)
「Rondo」快活に元気いっぱいなフィナーレで締め括り。(3:27)

Multisonic 31 0106-2Beethoven ピアノ協奏曲第3番ハ短調/第4番ト長調〜エミール・ギレリス(p)/クルト・ザンデルリンク/チェコ・フィル(1958年ライヴ)・・・Emil Gilels(1916-1985烏克蘭)によるライヴ全曲録音は以前「あまりの音質にガッカリして音源ファイル廃棄した」メモが残って、久々数年ぶりに全5曲分ネットに出現、ダメもとでダウンロードしてみたもの。
ここ最近華麗なる加齢にいっそう「贅沢病」進行して、状態のよろしくない怪しい音源には集中できないことが多い。我が貧者のオーディオだって、おそらく種々ケーブルは10−30年ほど経過して、劣化はそうとう。どこかで一斉点検交換が必要だけど、ま、いちおう鳴っているから〜そのまま安易に放置しているのも手抜きと自覚しております。閑話休題(それはさておき)久々の拝聴は「廃棄を決意する」にはもったいない。管弦楽の音はそうとう厳しいけれど、ピアノの解像度はあって、その熱気をしっかり受け止めました。おそらくはこの輝かしい響きはスタンウェイ。
Piano Concerto No. 3 in C Minor, Op. 37は1803年初演。Beethovenの協奏曲中唯一の短調作品は屈指の劇性と力強さを誇る名曲。古典的二管編成+ティンパニの伴奏。
第1楽章「Allegro con brio」オーケストラの情けない響きを耐え忍んで、ものものしくもパワフルなピアノは充実して、余裕の技巧に輝かしく華やかな勢いとタッチ。カデンツァはBeethoven自作でした。(15:36)
第2楽章「Largo」しみじみ骨太に歌って絶品の緩徐楽章。この辺りに至ると音質云々は忘れるほどにさわさわ、デリケートな伴奏に聴き惚れました。(9:25)
第3楽章「Rondo: Allegro」快速テンポに完璧に流麗な技巧、ライヴならではの燃えるように重量級、輝かしいタッチ、前のめりの勢いを感じさせるフィナーレ。決然とした始まりから、柔和な表情の変化もみごとでした。(8:11/拍手有)
Piano Concerto No. 4 in G Major, Op. 58は1807年初演。二管編成だけどフルートは一本しかありません。トランペットとティンパニは終楽章のみの登場。状上機嫌に優しいBeethoveが堪能できます。
第1楽章「Allegro moderato」ここも諄々とした管弦楽の導入はかなり音質が厳しい。ピアノはていねいに明晰、硬質なタッチに輝かしく、華やかな説得力があるもの。カデンツァは珍しいBeethovenの第2を使用。(16:42)
第2楽章「Andante con moto」緊張感漂う不安な管弦楽と、寂しげに呟くピアノの対比。(4:55)
第3楽章「Rondo: Vivace」快速流麗に華やかに疾走して、きらきら熱気に充ちてパワフルな推進力。前曲もそうだけど、ギレリスは終楽章にピークを持ってきて、燃えるようなアッチェランドのフィナーレに締め括りました。(9:05/拍手有)


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

新しい一週間が始まって、女房殿は午前中早々に婆さんのところに出掛けて行きました。自分はいつも通りの時間に目覚めてストレッチと短いエアロビクス、洗濯済ませて〜なんにもやる気が起きません。午前中、静かにBachの音楽など聴きつつ居眠りをしておりました。食材残りを使い切って煮物など仕立て、この暑さに買い物に出掛ける元気なし。世間では例年以上に海水浴、水遊び被害のニュースが多いように感じます。昼頃岐阜県滋賀県愛知県辺りに地震有。岐阜の先輩にLINEしたら「居眠りしていて気付かなかった」とのこと。台風は東北、関東に接近中。

今朝の体重は66.45kg▲150g。無為無策を反省して、これからトレーニングに出掛けましょう。

「大韓航空が熊本県の被災者たちに1.5リットルのミネラルウォーター1万2000本を支援」〜有り難いことですよ。
ある日本のネットユーザーがXに「被災者ではないが、正直言って韓国産の水は飲みたくない」「水洗トイレの水くらいしか思い浮かばない」と書き込んだ〜そう。
「韓国の支援は必要ない」「賞味期限切れの在庫処分でないことを願う」「被災地の住民は必ず確認して飲んでほしい」 そんな同調意見も情けない。
こいつら何様?「クマがかわいそう」より、もっと、いっそう悪質+ケツの穴が小さい。自分はエアコンの効いた部屋でたっぷり水分取りつつ、隣国の善意を「トイレの水」扱いねぇ。国としての利害や政治的意見の違いさておき、苦しい時期に助け合う気持ちを踏みにじる最悪の所業ですよ。そんなヒマあったら自分で助けに出掛けてくれ!

「純粋な善意で送った水なのに、こんな反応を示すなんて理解できない」「地震の被害が深刻で水さえ手に入りにくい状況なのに何を言っているのか」 そんな反応もあったから、ほんの一部の心ない人なのかなぁ。自分は熊本に対してどんな行動をするのか、自戒も含めて発言に気を付けましょう。
手術最中に地震!患者を必死で守る関係者の姿、そして無事手術は完了させたとのこと。その動画に感動いたしました。もちろん、床に落ちた手術器具に三秒ルールは適用されないのでしょう。熊本城は一部石垣が崩れる様子が報道されたけれど、8月13日より営業再開とのこと。

Venezia CDVE4368Bruckner 交響曲第7番ホ長調(ハース版)〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ソヴィエット国立文化省交響楽団(1985年)・・・Gennady Rozhdestvensky(1931-2018露西亜)もとっくに亡くなって、自分が若い頃より、ずっと馴染んで聴いてきた著名な指揮者は多く彼岸を渡ってしまいました。
このオーケストラは1983年にロジェストヴェンスキーのために再編成された旧ソヴィエットの国策団体なんだそう。意欲的な録音が多く残っております。現在はロシア国立シンフォニー・カペラとして活動中とか。
肌理の粗いアクの強い硬質にメタリックなサウンドに音質の肌理も粗い。パワフルにごりごりとしたサウンド、浮き立つような熱を感じさせる推進力、大仰な表情でした。露西亜のBrucknerだったらこうあって欲しい、そんな期待そのままに隈取はっきりとしたパワフルに異形な演奏。ちょっとこの蒸し暑い季節に相応しくない、暑苦しい演奏でした。
第1楽章「Allegro molto vivace」オフ・マイクなサウンドに弦が硬質に、穏健に美しい旋律を歌う始まり。仕上げは神妙ていねいだけど、こんな金属的サウンドも滅多に経験できない、妙に個性的なサウンドであり、キレのあるスケールは異形でした。(19:50)
第2楽章「Adagio: sehr feierlich und sehr langsam」この作品の白眉、敬虔な緩徐楽章は思いっきり神妙な表情に、アクセントしっかりとした泣きの骨太表情。ホルンのイヤらしさMaxなヴィヴラート、突出するフルート、鋭く素っ気ないい金管や弦は、どこか俗っぽく煩悩たっぷりにセクシー。デリケートに安寧の旋律は各パートくっきりと分離して、泥臭いクライマックスには打楽器が入らぬ版。(21:11)
第3楽章「Scherzo: sehr schnell」Brcuknerの神髄は「スケルツォ」。ここは妙に腰が浮ついて、ティンパニが乱暴に際立ってもリズムが定まらぬ感じ。鋭く不愛想な金管はもちろん、木管がぴ〜ひゃら際立つバランスもちょっと異形でした。集中力もテンションにも、ちょっぴり足らん感じ。(10:35)
第4楽章「Finale: Bewegt, doch nicht schnell」この顔合わせとしては精一杯の誠実スムース、ていねいなアンサンブルと流れに始まるフィナーレ。力いっぱいの金管の絶叫は、どこかユーモラスに落ち着かぬ露西亜風色彩満載、これはBrucknerではないな・・・残りの全集作品をどうやって楽しもうか?ちょっと悩ましい。(12:39)

Bach カンタータ第208番「楽しき狩こそわが悦び」(1980年)/Haydn 交響曲第31番ニ長調「ホルン信号」(1986年)〜ルートヴィヒ・ギュトラー/ヴィルトゥオージ・サクソニエ/ハレンザー・マドリガリステン/Mona Spagele(s)/Claudia Kunz(s)/Robert Wo"rle(t)/Roman Trekel(b)・・・Ludwig Guttler(1943-独逸)によるモダーン楽器アンサンブルによる演奏。
Bach 「Was mir behagt, ist nur die muntre Jagd!」BWV 208 (Jagd-Kantate)は有名な作品。
楽器編成は2-corno da caccia/2-Blockflote/2-ob/Oboe da caccia/fg+弦、通奏低音。2-s/t/b。ワイマール時代1912-3年頃の世俗カンタータ。狩り好きの領主のための作曲された、もっとも最初期の世俗カンタータなんだそう。ローマ神話である狩の女神ディアナを中心にした題材とのこと。
かなり以前より馴染んでいたつもりの作品だけど「Sinfonia」BWV 1046a」/ブランデンブルク協奏曲第1番第1楽章「Allegro」が最初に配置されていたこと(初期バージョン)は初めて知りました。偶然、それが収録されない録音ばかり聴いていたのでしょう。ホルン2本が溌剌と鳴り響いて、狩りの風情が高まるうきうきとした始まり。(4:04)
以下、馴染みの旋律が続くけれど、これがどうも歌い手の表情が硬くて、生真面目な表現がいちまいちオモロない感じ。自分が昔馴染んだのはカール・フォルスター/フィッシャーディースカウ(br)/エリーザベト・クッパー(s)(1961年)辺り、大昔の録音はとっても表情豊か。こちらアンサンブルの技術もリズムも軽快、音質含めてかっちりとクリアなんやけど、幾度か聴いて作品をなかなか愉しめない・・・のは猛暑のせいか。
Recitativo「Was mir behagt, ist nur die muntre Jagd(楽しき狩こそわが悦び)」(0:37)
Aria「Jagen ist die Lust der Gotter(狩は神々の愉しみ)」(1:41)
Recitativo「Wie? schonste Gottin? wie?(何ゆえに、美しき女神よ)」(1:04)
Aria「Willst du dich nicht mehr ergetzen(汝もはや楽しまざるか)」(4:30)
Recitativo - Arioso「Ich liebe dich zwar noch(われいまだ汝を愛せども)」(2:05)
Recitativo「Ich, der ich sonst ein Gott(われただ一人の神なれど)」(0:32)
Aria「Ein Furst ist seines Landes Pan(公こそかの地のパンなり)」(2:53)
Recitativo「Soll denn der Pales Opfer hier das letzte sein(ならばこのパラスの捧げ物が)」(0:39)
Aria「Schafe konnen sicher weiden(羊は安らかに草を食み)」ここが一番有名な安らぎの旋律(3:26)
Recitativo「So stimmt mit ein(さらば共に歌わん)」(0:09)
Chorus「Lebe, Sonne dieser Erden(栄えよ、地上の太陽よ)」(2:22)
Duetto「Entzucket uns beide(われらを恍惚たらしめたまえ)」(2:14)
Aria「Weil die wollenreichen Herden(豊かなる毛並みの羊が)」(1:27)
「Ritornello」BWV 1040はオーボエ、ヴァイオリン、通奏低音によるトリオ・ソナタ。もともとアリアの後奏として差曲され、それはスムースにそのまま続きました。(1:16) Aria「Ihr Felder und Auen(野よ畑よ)」(2:46)
Chorus「Ihr lieblichste Blicke, ihr freudige Stunden(愛しき眼差しよ)」(3:53)

Haydn Sinfonie D-Dur Hob 1:31 「Mit dem Hornsignal」は1765年の作。fl/2-ob/4-hr+弦。ホルン4本が大活躍、幾度か聴いて注目していた作品でした。独奏ヴァイオリン、独奏チェロ、独奏コントラバスも登場します。ここでは大活躍するコルノ・ダ・カッチャをギュトラー自ら担当しているそう。
第1楽章「Allegro」冒頭からいきなり流麗なホルン(Corno da caccia?)が4本揃って大活躍。これはじつにスムースに軽快な疾走、マイルドな音色でした。フルートも華やかに浮き立ちます。(4:38)
第2楽章「Adagio」落ち着いたヴァイオリン・ソロから始まって延々。緩徐楽章は金管お休みなことも多いHaydnだけど、しっかりホルンの優雅な出番は用意されておりました。チェロのソロも絡んで夢見るように美しい。(8:00)
第3楽章「Menuet-Trio Menuet da capo」3/4拍子。牧歌的なリズムを刻んてホルンが華やか、スムースに掛け合います。(4:14)
第4楽章「Finale. Moderato molto-Variation 1-7 - Presto」はそっと始まって、しみじみ優雅にノンビリとした変奏曲。ホルンはもちろん主役、ここでようやくオーボエがしっかり存在を表して、ヴィオリン・ソロ、そしてフルート、コントラバス・ソロも登場いたしました。(11:12)


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

台風15号は明日、東北地方に上陸とか。勢力は維持したままなのでしょうか。大きな被害にならぬことを祈ります。熊本地震の家屋被害は弐萬棟を超えるそう。

毎日毎日モウレツな高温多湿が続いて、なんとか元気にやり過ごしております。こちらにはエアコン完備ですから。いつもの早朝に目覚めてストレッチと短いエアロビクス済ませて市立体育館へ。途中しっかりゴミ拾いして、運動公園周りは地元町内会が清掃活動中、ゴミを抱えている自分に「ご苦労様」の声をいただきました。到着したら、なにかの運動企画があったみたいで若い人たちで満員、トレーニングルームは土日常連にけっこう混んで、幸い筋トレマシンは順不同に全部消化できて、いつものメニューをこなしました。帰宅したら女房殿が洗濯完了してくれておりました。

前夜、婆友とたこ焼きパーティー(+ノンアルコール飲料)だった女房殿は恒例居酒屋メニューが喰いたいとのこと。昼くらいのにコミュティバスに乗って梅田に出ました。夏休み盆時期の梅田駅前ビル地下はけっこう混んでいて、馴染みの寿司屋に入ったら寿司も冷たいビールも美味かったけれど残念、若者の集まりが五月蠅過ぎ、会話もできず早々に退散いたしました。もう一軒、静かなところに入ってそこは以前一度入ったことがある店。6-7品ほどビールとともにいただいたけれど、どれも絶品!いつもは夕方5時くらいのオープン、土日は12時から開いておりました。(おそらく)東南亜細亜系の留学生が頑張って働いておりました。いつも通り充分安い。贅沢したのも、女房殿の平日介護生活の慰労のため。帰り、最寄りの駅で買い物してコミュニティバスにて帰宅いたしました。シュークリームを入手して、熱い珈琲とともに喫して、たまにはそれも味わい深いもの。今朝の体重は66.6kg+100g、調子に乗って呑み、喰い過ぎたことを反省いたしましょう。
その後予報外、いかにも夏らしい激しい夕立有。ちょっとは気温は下がったのでしょうか。本日婆さんの許へ息子一家来訪、曾孫の顔を見せにやってきます。

Virgin VBD 5 61412 2Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜スティーヴン・ハフ(p)/アンドルー・デイヴィス/BBC交響楽団(1991年)・・・作曲者24歳1857年の立派なスケールの作品。1859年の初演時、聴衆の反応は冷淡だったそう。二管編成+ティンパニ。ホルンは4本、トランペットは2本だけど、とっても重厚に大きく響くBrahmsのマジックを堪能いたしました。音質は悪くないけれど、さほど特筆するほどの鮮度や深みには感じない。
名手Stephen Hough(1961-英国)はデリケートに余裕の技巧、使用楽器は不明だけど、スタンウエイ?にしてはちょっと華やかな厚みに非ず、軽みを感じさせるのは彼の奏法故か。Andrew Davis(1944-2024英国)が既に亡くなっているとは不思議な気分、80歳だったのか。BBC交響楽団の首席指揮者在任は1989−2000年。
第1楽章「Maestoso」録音の加減か、冒頭オーケストラ圧巻の押し出しには濁りが気になります。ピアノはごりごりとした重量感にスケールを強調するものに非ず、クリアな音色に推進力を感じさせてクール。(22:28)
第2楽章「Adagio」憧憬と祈りの情感高まる緩徐楽章。力んだ詠嘆表現皆無、抑制され、デリケートな風情に味わい深い感銘が静かに流れました。(14:20)
第3楽章「Rondo: Allegro non troppo」蒸気機関車の疾走のようなフィナーレは威圧感とは無縁、流麗な技巧、可憐に淡々としたタッチに疾走するもの。ここのオーケストラの響きの薄さにもちょっと不満を覚えます。全体としてBrahmsの威容より、親密さを感じさせる演奏でした。(11:58)

London SLC2008Tchaikovsky 交響曲第6番ロ短調「悲愴」(1964年)/幻想序曲「ロメオとジュリエット」(1965年)〜ロリン・マゼール/ウィーン・フィル・・・Lorin Maazel(1930-2014亜米利加)による若き日の交響曲全曲録音より。誰も知っている「悲愴」は名曲中の名曲。1893年初演のラスト作品。三管編成+ティンパニ/シンバル/大太鼓/タムタムが効果的でした。

34歳にして古豪ウィーン・フィルを自在に操って、雄弁な節回しに泥臭い露西亜風表現皆無、美しくも颯爽とカッコ良い風情に勢い充分。自分はこのような都会的に洗練されたTchaikovskyが好き
これは2022年のコメント。久々の拝聴したらリアルな英DECCA録音、ウィーン・フィルの艶のあるサウンドを充分に捉えて上々。我が貧者のオーディオと往年のマルチマイク録音は相性がよろしい。
第1楽章「Adagio - Allegro non troppo」若造が古豪ウィーン・フィルを颯爽と雄弁に煽って、鼻持ちならぬくらいにイヤらしくカッコく良響き渡って雄弁でした。「悲劇的」とか「悲愴」とは無縁の元気な体力を感じさせる始まり。(17:30)
第2楽章「Allegro con gracia」優雅な5/4拍子。流れるように洗練されたリズムはスムースかつ甘く、けっこう濃厚。(6:59)
第3楽章「Allegro molto vivace」細かい音型は正確なアンサンブル、明るくウキウキ弾むようににノリノリ、前のめりにアツくパワフル。最終盤に向けて金管も打楽器も乱舞、若きエネルギー満載。(8:32)
第4楽章「Finale: Adagio lamentoso」「悲惨」「お涙」に遠く、美しくスムースに雄弁なフィナーレ。うねるような勢いは馴染の作品イメージとは遠い、洗練され流暢、圧巻の高揚へ。これは好悪を分かつ表現でしょう。ウィーン・フィルのパワーをたっぷり引き出して、圧巻の力技に乗り切るのが若さでしょう。運命の銅鑼はリアル。(10:13)
「Romeo and Juliet」Fantasy Overtureは1870年の初演。悲劇的なストーリを表すデリケートに劇的、そして甘い旋律。勢いとメリハリたっぷりに雄弁、切れ味とパワーで押し切ったカッコ良い演奏でした。ホルン先頭に金管の奥行きが素晴らしい。(19:27)


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

本日は長崎の日。ヒロシマ・ナガサキの日は猛暑と好天の印象があります。トランプさん「伊蘭との戦闘、近く終了」との言葉も何度目?誰も信じていおりません。岩手にて震度4ほどの地震発生とか、依然として不安です。

昨日土曜も相変わらずの蒸し暑い気候が続きます。台風は沖縄から中国大陸へ向かうらしい。中国でもこの間、幾度か大きな水害動画が多く出ていて、沖縄も含めて今回の被害はどうなんでしょうか。次の台風も別ルートで接近中。大きな被害を受けたところには申し訳ないけれど、こちらは一雨欲しいほどの好天が続きます。いつも通りの時間に目覚めて、食材は補充済、でもメニューを考える意欲を失っております。な〜んもやる気が起きません。朝にストレッチと短いエアロビクスは実施したけど、終日ぐったり身動きしたくない。昼からエアコンを入れて居眠りいたしました。病でもないのに、これほど身動きしなかったのは久々。今朝の体重は66.5kgほぼ変わらず。

「産経新聞、東北での発行を休止へ 11月末、コスト増で合理化」
自分はお仕事引退とともに紙媒体の新聞とはおさらばして、当初予定ではタブレットに変更予定、産経新聞は一ヶ月のみネットでお試し拝読して結局、そのまま疎遠になってしまいました。運搬や販売配達網の維持が出来なくなったんやろなぁ、早晩大手にも同じような流れになると予想しております。記憶では既に亜米利加がそんな感じだし、紙代印刷費運搬費、そして速報性と云う意味ではネットに変わっていくのでしょう。ちょっと寂しい。
大阪にフェルメール展がやってきているらしいけど、けっこう高いのと予約を取るのがタイヘンらしい。もっと気軽に、安くてふらりと出掛けられる美術展とかないものか、そもそも暑くて外に出る元気もないんだけれど。

BerlinClassics0184152BCJohann Adolf Hasse(1699-1783独逸)ミサ曲ト短調〜ルートヴィヒ・ギュトラー/ヴィルトゥオージ・サクソニエ/Axel Kohler(a)/Egbert Junghanns(b)/Dagmar Schellenberger(s)/Ralph Eschrig(t)/Thuringer Akademischer Singkreis/Andreas Lorenz(ob)/Hans-Peter Steger(fg)(1990年)・・・これは「Musik Fur Der Dresdner Hofkapelle」(Berlin Classics BC0184162/8CD)に含まれる作品。じつは現在「Ludwig Guttler Meisterwerke Edition/20CD」を順繰り、ゆっくり聴いていて、それとのダブり収録(あるのかないのかも不明)を確認しているところ。その流れにいちおう「確認した」「聴いた」といった手抜きアリバイ掲載のみ。
Ludwig Guttler(1943-独逸)はトランペット、コルノ・ダ・カッチャの名手であり指揮者。 Virtuosi Saxoniaeは1986年デビューのモダーン楽器アンサンブル。スタイルはピリオド・アプローチなんだそう。
大Bachが1685-1750だからほぼ同時代、やや後の作曲家。ドレスデンのカトリック宮廷教会に30年ほど在任、引退後も意欲的な活動を続けて、これは人生のラスト、ヴェネツィアで1783年作曲された大作らしい。彼は若きMozartの才能を見抜いていたそう(歌劇「アルバのアスカニオ」を聴いて)。編成は男女4人の声楽ソロ、混声合唱+二管編成+ティンパニ、通奏低音。
立派な作品、ヴィヴィッドな演奏だけど、なんせ作品風情に馴染んでいな。魂を揺さぶられるように陰影豊かな旋律リズムが続くBachの「受難曲」に比べると、平易に平明、素直に明るく躍動する、敬虔な旋律風情を愉しむべき作品。特別にトランペットが目立つわけでもありません。音質も良好。ちょっと珍しい作品かなぁ。まだまだお勉強中なので、これでご勘弁ください。正直なところ、あまりオモロない、もうしばらく聴くこともないことでしょう。
「Kyrie」
Kyrie Eleison(2:57) Christe Eleison(4:32) Kyrie eleison(1:45)
「Gloria」
Gloria In Excelsis Deo(3:32) Gratias Agimus Tibi(1:53) Domine Deus, Rex Caelestis(2:22) Domini Fili Unigenite(4:09) Domine Deus(2:41) Qui Tollis Peccata Mundi(7:57) Quoniam Tu Solus Santus(2:11) Cum Sancto Spritu(2:46)
「Credo」
Crdeo In Unum Deum(2:25) Et Incarnatus Est(1:04) Crucifixus Etiam Pro Nobis(2:29) Et Resurrexit Tertia Die(3:00)
「Motetto」
Ad Te Levati Animam Meam(5:28)
「Sanctus」
Sanctus「1:15」 Benedictus「3:36」 「Agnus Dei」
Hosanna In Excelsis(1:03)

新しい音楽を聴いてコメントする元気も意欲もありません。こんな気候や精神状態の時にはどんな音楽がよろしいのでしょう。
CBS MS-6411Schumann こどもの情景 作品15/トッカータ ハ長調 作品7/D.Scarlatt ソナタ ホ長調K.531(L.430)/イ長調K.322(L.483)/ト長調K.455(L.209)/Schubert 即興曲 ト長調D.899-3/Scriabin 詩曲 嬰ヘ長調(嬰ニ短調)作品32-1/練習曲 嬰ハ短調 作品2-1/練習曲 嬰ニ短調 作品8-12「悲愴」〜ウラディミール・ホロヴィッツ(p)(1962年)・・・幾度聴いているVladimir Horowitz(1903ー1989烏克蘭→亜米利加)の記録。これはもう以前聴いた印象になにも付け足すものはありません。その色気たっぷりな流れるような魔法の音色とタッチ、作品そのものの印象が一変してしまう驚きの連続。数十年前、京都の小さなレコード屋に入手した駅売海賊盤(1,200円!)爾来、あまりに馴染み過ぎてこれが刷り込み、作品配列、とろけるような音色が耳に染みついて陶然。
夢みるように優しいこどもの情景 作品15
見知らぬ国と人々について (Von fremden Landern und Menschen 1:33)-不思議なお話 (Kuriose Geschichte 1:09)-鬼ごっこ (Hasche-Mann 0:37)-おねだり (Bittendes Kind0:55)-十分に幸せ (Gluckes genug 0:48)-重大な出来事 (Wichtige Begebenheit 0:48)-トロイメライ(夢) (Traumerei 2:55)-暖炉のそばで (Am Kamin 1:08)-木馬の騎士 (Ritter vom Steckenpferd 0:40)-むきになって (Fast zu ernst 1:43)-怖がらせ (Furchtenmachen 1:43)-眠りに入るこども (Kind im Einschlummern 1:47)-詩人は語る (Der Dichter spricht 2:07)
生気爆発!なトッカータ ハ長調 作品7(6:24)
しっとり瑞々しいD.Scarlattiのソナタ集
ホ長調ソナタK.531(3:15)イ長調ソナタK.322(3:32)ト長調ソナタK.455(3:11)
名残惜しいSchubert 即興曲 ト長調D.899-3(5:49)
哀愁たっぷりなScriabin 練習曲 嬰ハ短調、劇的な練習曲 嬰ニ短調(3:03-3:07-2:09)


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

台風は沖縄へ。被害はいかがでしょうか。そして別な大型台風が東日本に接近しているそう。こちらは今のところ好天と熱気が続いております。電気も水もない被災地は悲惨やろなぁ、想像を絶しますよ。二次災害と類推される事例も出ているそう。高市さんの動画はなんか評判悪いっすねぇ、なかなか難しい時代になりました。それを批判した立憲の議員さんも炎上気味らしい。なんか論点とか、話題がずれているような気がする。

「東京いちごベリー」が韓国の有名百貨店で発売され、それは「東京バナ奈」の外装デザインとクリソツ(日本語)〜そんな話題を拝見。どうせパクるなら「面白い恋人」水準迄ユーモラスに徹底して欲しい。とっても中途半端なスケベ根性「ソウルいちごベリー」にしてデザインもハングルをベースに別個性に〜じゃ、話題にならんし、売れないから?いちど話のネタに喰ってみたいなと思っていたら残念、韓国内外ネットに叩かれて、もう入手困難らしい。一流百貨店のバイヤーもお粗末な結末。 サッカーとか米大リーグとか、なんかお隣さんは、ちょっと情けなく調子よろしくないですね。

寿美花代さん(94歳)逝去。うちの婆さんが96歳だから同世代なんやなぁ、華やかな宝塚のスターから芸能界髄一のおしどり夫婦へ、息子二人立派な俳優さんに育って栄光の人生でした。誘拐事件とか、鬱病になった旦那の介護とかいろいろタイヘンなこともあったけれど、人生には必ず終わりがやってきます。合掌。

寝苦しくて途中覚醒、スマホ充電して再度床に就いたら警告音に目覚めました。それは80%充電完了の報告音でした。ストレッチ、短いエアロビクス済ませ、市立体育館へ出掛けました。トレーニング・ルームのご常連との挨拶は「暑いですねぇ」自分が概ねゆる筋トレを終えて、エアロバイク15分実施中につぎつぎと来場者は増えました。帰宅したら、女房殿ご帰還済。気持ちよく洗濯を済ませました。今朝の体重は66.45kgほぼ変わらず。昼夜かなりしっかり喰って体重維持できたことに驚きました。

Mediaphon 72 167Bizet/Schedrin バレエ音楽「カルメン」/Satie ジムノペディ(管弦楽版)〜デニス=ラッセル・デイヴィス/シュトゥットガルト室内管弦楽団(1996年)・・・Dennis Russell Davies(1944-亜米利加)はかなりご高齢だけれど、MDR交響楽団の首席を務めているそう。これは1995-2006年首席在任したStuttgarter Kammerorchester(カール・ミュンヒンガーが1945年創立)との録音。この時期にHaydnの交響曲全曲録音を果たしておりました。
この作品は1968年初演(ロジェストヴェンスキー)著名な歌劇「カルメン」を素材に、弦楽合奏、ティンパニ+4グループの多彩な打楽器(計5名の打楽器奏者)管楽器なし編成。作曲者の妻である伝説のバレリーナ、マヤ・プリセツカヤのための作品なんだそう。これはできるだけ状態のよろしい音質で聴きたい、キレのある複雑なリズムがカッコ良い作品。管楽器はなくても充分色彩的、打楽器は多種多様にけっこう不気味に効果的。音質はかなり鮮明に打楽器は浮き立ちました。D.R.デイヴィスのリズム感、オーケストラの技術はかなり優秀。オリジナルも、こちらも大好きな作品ですよ。
「Einleitung / Introduction(序奏)」静かな夜明けのような鐘(チューブラーベル)から始まって、馴染の西班牙のリズムが賑やかに打楽器乱入して強烈。(1:17)
「Tanz/Dance(ダンス)」シロフォンとティンパニが衝撃的。(2:17)
「Erstes Intermezzo /First Intermezzo(第1間奏曲)」大太鼓は強烈な迫力。(1:07)
「Wachablosung /Changing of the Guard(衛兵の交替)」のんびり馴染みの旋律は、変拍子に打楽器合の手が入ります。(2:01)
「Carmen-Auftritt und Habanera / Carmen:s Entrance and Habanera(カルメンの登場とハヴァネラ )」劇的に妖しくセクシーな歌がノーミソに木霊します。そしてそれを切り裂くような打楽器のアクセント。(2:58)
「Szene / Scene(情景)」切迫する弦に、多種多様に連打する打楽器が追い立てて緊張感はたっぷり。(6:28)
「Zweites Intermezzo /Second Intermezzo(第2間奏曲)」なんと美しい旋律でしょう。弦とピチカートのみ、ここはほぼ打楽器なし。(2:05)
「Bolero(ボレロ)」これは「ファランドール」ですね。バレエの入る仏蘭西には登場して、躍動する打楽器はノリノリにパワーを加えて最高。(1:26)
「Torero(闘牛士)」ここは颯爽と闘牛士が登場するところ〜だけど、妙に腰折れ風に打楽器が茶々を入れる風情がオモロく、そして決然。賑やかな打楽器は痺れるほどカッコ良い。(3:01)
「Torero und/and Carmen(闘牛士とカルメン)」ゆったり、そっとした始まりから、同じ音型を繰り返してテンポ・アップも高揚も〜しない。(3:46)
「Adagio(アダージョ)」悲劇的結末に向けて高まる危機的風情、大仰な打楽器のアクセントはいっそう効果的。そしてドン・ホセの優しい愛の歌が静かに、切なく流れました。ここはある意味、情感のクライマックスでしょう。(5:18)
「Wahrsagung / Prophecy(占い)」銅鑼の響きも荘厳に怪しく、タロット占いに「死」が予言される深刻な場面。(4:04)
「Finale(フィナーレ)」速いテンポ、妙に軽妙にシニカルな響きは皮肉っぽい。やがてドン・ホセの乱入、打楽器の激昂〜冒頭の夜明けのような鐘が回帰して、静かに収束いたしました。(6:01)
GymnopediesはSatieの一番人気作品、Debussyの管弦楽編曲は第2番抜け。それはRenaud Gagneux(1947-2018仏蘭西)編曲を加えて3曲録音してくださいました。原曲の深く沈溺する官能にくらべて、その色彩の付加はちょっと蛇足に感じました。
「Nr.1 (Arr.Debussy)」ホルンのアクセントが印象的(4:11)
「Nr.2 (Arr.Gagneux)」主役はフルート(3:09)
「Nr.3 (Arr.Debussy)」オーボエとフルートが主旋律を担います。(2:51)

独BASF HM 3511Beethoven 交響曲第3番変ホ長調「英雄」〜コレギウム・アウレウム/フランツヨゼフ・マイアー(コンマス)(1976年)・・・LP復刻音源を拝聴。当時の収録では第2楽章途中で盤をひっくり返す興醒め、ここではA面第1楽章のみ、第2楽章からあとはB面に配置する配慮〜んなこと云ったって、若い世代にはなんのとやら?状態でしょう。当時古楽器演奏の嚆矢として注目された録音だけど、現在の耳にはかなり草臥れに音質に響きました。楽器的にも奏法的にも、そして技術的にも中途半端だったとのこと。サウンドはかなりマイルド、リズムはのんびり穏健に中庸のテンポ、特別に鋭く薄い響きとは感じさせない。重厚長大表現が主流だった時代に、きっと新鮮に受け止められたのでしょう。
第1楽章「Allegro con brio」冒頭の変ホ長調和音ぶちかましも抑制気味、提示部繰り返し。特別に最近の古楽器風快速、キレのあるリズムに非ず、朗々としてホルンの響きにも深みを感じさせました。写真を見る限りナチュラル・ホルンみたい。(18:33)
第2楽章「Marcia funebre: Adagio assai」かなり神妙に落ち着いた「葬送行進曲」。響きは柔らかく、強面じゃないけれど、堂々と高揚して劇的スケールもありました。(14:08)
第3楽章「Scherzo: Allegro vivace」軽快なスケルツォの始まり。ノリノリの熱気もパワーも充分、ホルン重奏は粗野に響きました。(5:56)
第4楽章「Finale: Allegro molto」穏健な表現に適度なバランス、激高しない流れの良さ、充分な響きの厚み。スケールも充分な変奏曲に各パートはマイルドに響きました。全体として悪くないけど、これはちょっと過去に至った中途半端な個性かな?不遜にもそんな印象を受けました。(11:34)


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日は「ヒロシマの日」だったのか、うっかりしておりました。エネルギー・インフラを攻撃され切羽詰まって打つ手なくなった露西亜は、首都キーウに在庫ミサイルを撃ち込んで一般市民に嫌がらせ継続中、烏克蘭には残念迎撃ミサイルがない。やつらは核兵器に手を出すでしょうか。「ヒロシマ・ナガサキ」以来80年余、実際の戦争には使われていない最終兵器。使ったらお仕舞いなことは敵味方皆理解して、脅しや抑制の存在に至っております。使うも使わぬも怖くて地獄。

被災地にも近い天草(お嫁さんの実家)よりステキな水産加工物のお中元到来。いまどきはネット手配だから?それとも地震の影響を受けずに無事こちらに届いたのか、もしかして地震の前に手配したのかも。女房殿がお礼の電話を入れたら、直接被害はないけれど幾度揺れて不安なんだそう。
日本製紙八代工場にて煙突が倒壊して9人の悲惨な犠牲者、社長が東京と八代で謝罪会見。この件については、「地震の規模を思えば、工場側にのみ責を負わせられない」との声、その誠実な姿勢と対応が評価されているよう。工場が老朽化してもそうカンタンには建て替えられない、地域の雇用問題もあります。イオン熊本テナントの責任逃れ、隠蔽っぽい対応とは真反対の反応になっておりました。

昨日もこちらは文句なしの青空、この猛暑は未だ1−2ヶ月続きそう。前日は残り少ない抗アレルギー剤を服用、眠くなる副作用含めてよく眠れました。ストレッチや短いエアロビクスを済ませて、ご近所スーパーへ往復2.5kmのウォーキング、女房殿が夜、明石(孫のお守)から戻ってくるので食材を補充に出掛けました。自分だけだったら一日くらいなんとでもするけどね。(結局戻らず、再び婆さんのところへ)膝腰背中の微妙な違和感は身体を動かすと軽減されます。この季節に入ってからアイスコーヒーの消費量は激増、麦茶も頻繁に作り足して、あとは静かに過しました。恒例、牛乳1パック分の自家製ヨーグルトも仕込みました。今朝の体重は66.5kg微増、これから鍛えて減らしましょう。

DG DGM 18152Dvora’k 弦楽四重奏曲第12番ヘ長調「アメリカ」/Bruckner 弦楽五重奏曲ヘ長調〜 ケッケルト弦楽四重奏団/ゲオルク・シュミット(va)(1953年)・・・Koeckert Quartet(活動期間1939-1982)はバイエルン放送交響楽団のメンバー。Rudolf Koeckert (1913-2005独逸)はバンベルク交響楽団、バイエルン放送交響楽団のコンサートマスターでした。モノラル時期の音質は意外と良好、ほとんど不満を覚えません。
Dvora’k 弦楽四重奏曲第12番ヘ長調の初演は1894年(ボストン)。声楽と室内楽の拝聴機会は少ないけれど、「アメリカ」は中学校時代音楽の時間に(第2楽章「Lento」)出会って、その懐かしい旋律に打ちのめされ、すぐに17cmLPを贖(あがな)ったものです。(ドロルツ弦楽四重奏団/1963年)以来室内楽では数少ないお気に入り作品。短い演奏時間もド・シロウトにはありがたい。
第1楽章「Allegro ma non troppo」しみじみ懐かしくわかりやすい、いかにもDvora'kらしい語り掛けるような旋律。やがて暗転して、陰影と情感たっぷりに歌って颯爽と始まりました。(6:34)
第2楽章「Lento」絶品の緩徐楽章、哀愁の旋律がヴァイオリン、そしてチェロに引き継がれて切々。その節回しは意外とさっぱりとして、心持ち前のめり、速めのテンポに情感は高まります。(6:25)
第3楽章「Molto vivace」躍動して小粋に、泥臭く揺れる軽妙、ちょっぴり泣きもあるスケルツォ。(3:46)
第4楽章「Finale: Vivace ma non troppo」リズミカルにノリノリ、快速優雅に疾走するフィナーレ。名残惜しく寂しげなトリオもアクセントになっておりました。(5:01)
Bruckner 弦楽五重奏曲ヘ長調の公開初演は1885年(ウィーン)評価は分かれたそう。編成は2-v/2-va/vc。この作品を聴く度に交響曲と風情一緒じゃん(長いし)そんな感慨に至ります。世間では人気ないなぁ、自分は太古プリスカ弦楽四重奏団の録音(1937年)を聴いて以来目覚めた作品。(その音源は今何処?)
第1楽章「Gemassigt」印象的に遣る瀬ない始まりから、朗々悠々と歌う旋律はスケール大きく、まるで管や打楽器のない交響曲を思わせるところ。暗鬱に内省的な風情が続きます。(13:06)
第2楽章「Scherzo: Schnell - Trio: Langsamer」ちょっぴり寂しく、ユーモラスに躍動、しっかり歩み出すスケルツォの始まり。トリオはちょっと停滞した風情に、大きな間もあって立ち止まりそうな感じ。(7:51)
第3楽章「Adagio」以前にも感じたけれど、交響曲第8番ハ短調「Adaigio(荘厳に、しかし引きずらずに)」を連想させて纏綿と落ち着いた心情を歌って、深淵にスケール大きな緩徐楽章。粛々と力感を加えて、情感は高まります。ヴィオラ2本配置と云う中音域の充実が効果を上げて、やがて心安らかに収束いたしました。(14:30)
第4楽章「Finale: Lebhaft bewegt」沸き立つような細かい音型から始まって、落ち着いた旋律に歩み出すフィナーレ。以前に交響曲第4番 変ホ長調「Finale. Bewegt, nicht zu schnell」に似ていると感じたけれど、なるほどなぁ。やがて第1楽章の序奏が回帰、堂々たる構成に高揚して締め括りました。(8:38)

ERATO  WPCS-21066Debussy 神聖な舞曲と世俗的な舞曲/フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ/チェロ・ソナタ/ヴァイオリン・ソナタ〜リリー・ラスキーヌ(hp)/ジャン・ピエール・ランパル(fl)/ピエール・パスキエ(va)/ポ−ル・トルトゥリエ(vc)/シャルル・シルルニク(v)/ジャン・ユボー(p)/ジャン・フランソワ・パイヤール/パイヤール室内管弦楽団(1962年)・・・20年以上前に聴いて記憶鮮明、お気に入り作品であり演奏。この季節にぴったりな涼やかな旋律サウンドが続きます。
Jean-Pierre Rampal(1922-2000)によるフルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタは先日旧録音(1951年)を拝聴する機会があって、これを思い出しました。往年の仏蘭西の名手を集めたステレオ録音は(皆鬼籍に入ったなぁ)音質まずまず? ちょっとアンティークな風情連続でした。
Lily Laskine(1893-1988仏蘭西)はハープの第一人者でしょう。オーケストラの添え物扱いだった作品を華やかな独奏楽器に押し上げた「女王」だったとのこと。Jean-Francois Paillard(1928-2013仏蘭西)もすっかり話題に上らなくなったけれど、1960-70年代は日本でもたいへんな人気でした。
Danse sacree et Danse profaneは1904年初演。プレイエル社のクロマティック(半音階)ハープと弦楽のための作品〜んなこと云われてもさっぱりわからんけど、この楽器は廃れてしまったそう。古風な舞曲と、厳かに優雅なワルツが続けて演奏される、上品な作品でした。(9:04)
Sonata for Flute, Viola and Harpの初演は1916年(ボストン)。Pierre Pasquier(1902-1986仏蘭西)も伝説的なヴィオリストだったそう。幽玄な風情にまるで能を連想させるような怜悧に神秘、落ち着いて躍動する官能風情でした。旧録音も極上の雰囲気だったけれど、こちら音質は極めてクリア、各パートの動きは細部鮮明、華やかに際立ちました。
「牧歌(Pastorale)」(6:58)「間奏曲(Intermede)」(5:52)「終曲(Finale)」(4:32)
Sonate pour violoncelle et pianoは1916年初演。Paul Tortelier(1914-1990仏蘭西)も往年の懐かしい名前でした。重厚濃厚雄弁に非ず、切ない旋律がなんとも自在、不安に内省的な旋律が続きます。
「プロローグ(Prologue)Lent(ゆっくりと)」(4:14)「セレナード(Serenade)Moderement anime(中位の速さで活気をもって)」(3:19)「終曲(Finale)Anime(活気をもって)」(3:26)
Sonate pour violon et pianoの初演は1917年。Charles Cyroulnik(1923- 2003仏蘭西)は病のため40歳を前にして引退したそう。これは引退直前の記録だったのですね。Jean Hubeau(1917-1992仏蘭西)も往年の名手、録音が多く残っておりました。こちらも心がざわついて旋律が囁くように小粋。
「Allegro vivo(快速に、活発に)」(4:27)「Intermede: Fantasque et leger(間奏曲:気まぐれに、軽やかに)」(4:07)「Finale: Tres anime(フィナーレ:とても活発に)」(3:52)


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

南洋より台風接近、明日くらいより沖縄方面では大雨や大荒れの天候が心配になってきました。こちらは青空が広がって相変わらずの猛暑続き、被災地もしっかり気温は上がっているようですね。
被災地に「火事場泥棒」が発生しているそう。人々が苦しんで、大混乱な弱みに付け込んで窃盗とは最低の所業。自衛隊の迷彩服に似たものを着用したり、SNSで勝手に他人様の家の様子をネットに上げていることもあるらしい。心ない日本人、そして(云いたくないけれど)質のよろしくない、災害時には皆助け合う文化と伝統を理解しない外国の方かも知れない〜という類推はなんの裏付けもありません。こんな時期だから、被害の実態はわかりにくく、また捜査も難しいことでしょう。こうして日本の佳きところが徐々に失われていくことを哀しく思います。(そういえば梨5,000個の被害はその後捜査が進んでいるのでしょうか)

「倒壊した家から不法に持ち去る人間に対しては、天罰が下ってほしい」そんなネットの声もありました。同感。他人様の不幸で自分のシアワセは得られない。朝のニュースに震災とともに生まれてきた赤ちゃん、生まれたばかりの乳児をを助ける(無料沐浴とか)産婦人科の報道があって、ちょっぴり心が温かくなりました。熊本旅行キャンセルは九憶五千万圓類推とか。せっかくの夏休み、観光業は大打撃でしょう。

前夜、抗アレルギー剤を服用しないと洟水痰が絡んで眠りが浅く、不快な朝を迎えました。それでも朝のストレッチ、エアロビクス済ませて市立体育館へ。途中の運動公園メイン・グラウンドでは炎天下、ご高齢グランド・ゴルフの集いしっかり実施。市立体育館トレーニングルームは良く冷えて夏枯れ状態、少数精鋭の顔見知りばかりでした。膝腰背中微妙に調子はよろしくないけれど、いつものメニューしっかりこなして+往復4kmのウォーキング完了。帰宅して洗濯実施。今朝の体重は66.45kg+550g、信じられない。なにが原因か?思い当たりません。
本日、女房殿は明石迄出掛けて孫の御守、婆さんは弟宅に預け、いつもより一日早く一週間の介護生活終わりとのこと。

Deutsche Grammophon 413 688-1 題して「Ave Maria」。こう暑いと心身ともにテンションを維持するのはタイヘン。季節外れだけど、心を虚ろにして静かな音楽を聴きましょう。ほとんど馴染みの旋律ばかリ。録音年は調べておりません。どれも1960年辺りのステレオ音源でしょう。音質は概ね良好。
Bach/Gounod 「アヴェ・マリア」(リザ・オットー(s)/ギュンター・アルント/ベルリン放送交響楽団/3:19)・・・Lisa Otto(1919-2013独逸)は往年のコロラトゥーラ・ソプラノだそう。Gunther Arndt(1907-1976独逸)は著名な合唱指揮者らしい。例の平均律クラヴィア曲集のアルペジオに乗せて、敬虔なソプラノがほんわかと歌います。ちょっぴり昔風。誰の管弦楽編曲かは不明。
Bach ミサ曲ロ短調BWV232より「Et Incarnatus Est」(3:43)/クリスマス・オラトリオBWV248より「Hirtenmusik (Sinfonia)」(カール・リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団/合唱団/7:17)・・・誰でも知っているKarl Richter(1926-1981独逸)の代表的録音。云わずと知れた厳しい集中力、これは思わず全曲を聴きたくなるもの。音質も極上。
Pergolesi 「スターバト・マーテル」より「Sancta Mater Istud Agas」(テレサ・ベルガンサ(ms)/ミレルラ・フレーニ(s)/エットレ・グラティス/ナポリ・スカルラッティ管弦楽団/5:17)・・・1736年Giovanni Battista Pergolesi(1710ー36伊太利)のラスト作品にして最高の名曲。名歌手女声二人+弦と通奏低音のみ、シンプルな編成に、静かな哀しみが押し寄せます。これは有名な演奏でした。
Bruckner 「アヴェ・マリア」(ギュンター・アルント/ベルリン・ヘンデル合唱団/4:07)・・・Brucknerの一連の合唱作品はどれも静謐、無垢な精神に胸を打つ透明な世界。
Dvora’k 「スターバト・マーテル(悲しみの聖母)」より「Virgo Virginum Praeclara」(ラファエル・クーベリック/バイエルン放送交響楽団/合唱団/6:32)・・・御大Rafael Kubelik(1914-1996)登場。知名度はさほどに高くない作品と思うけれど、これはCD廉価盤時代、マルコ・ムーニ/リューブリャーナ放送交響楽団の演奏を愛聴して、その誇り高い風情を堪能しておりました。これも全曲が聴きたい!
Bach マニフィカトBWV243より「Magnificat」(3:01)「Et Exsultavit Spiritus Meus」(ヘルタ・テッパー(s)/カール・リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団/合唱団/2:49)・・・こうして続けて聴くとカール・リヒターのヴィヴィッドな躍動は一歩際立った感銘がありました。作品も大好き。
Brahms「マリアの歌」作品22(ギュンター・アルント/合唱団/3:47)・・・初耳。文句なくデリケートに端正な敬虔だけど、Brahmsの声楽小品は求めて拝聴する機会はなかなかありません。
Mozart 「アヴェ・マリア」ヘ長調K.554(リタ・シュトライヒ(s)/クルト・ゲーベル/レーゲンスブルク大聖堂合唱団/3:55)・・・Rita Streich(1920-1987独逸)の声は夢見るよう。Kurt Gaebelの詳細情報は探せない。4声のカノン?は迂闊にも初耳!?わずか24小節の清潔な響き。
Schubert 「アヴェ・マリア」(リザ・オットー(s)/ギュンター・アルント/ベルリン・ヘンデル合唱団/5:18)・・・おそらくギュンター・アルントの演奏を集めたオリジナル・アルバムが存在するのでしょう。「アヴェ・マリア」と云えばこれ、というくらい有名な、心擽る甘い旋律。このソプラノはほんまにほんわかしております。
Alessandro Stradella「クリスマス・カンタータ」より「Sinfonia」(アウグスト・ヴェンツィンガー/バーゼル・スコラ・カントルーム/2:45)・・・これは器楽作品。初めて聴く作品。懐かしいAugust Wenzinger(1905-1996独逸)。この人は古楽器の復興者。なんと心安らかに響く音楽でしょう。
Mozart 「エクスルターテ・ユビラーテ」KV.165 (158a) より第3曲「Tu virginum corona(乙女らの冠よ)(マリア・シュターダー(s)/フェレンツ・フリッチャイ/ベルリン放送交響楽団/8:51)・・・途中から収録というのが悔やまれるほどに高貴にしっとりとしたMaria Stader(1911-1999瑞西)の声。Ferenc Fricsay(1912-1961洪牙利)の入念かつ軽快な伴奏も完成度高く。全曲音源を持っていたっけ?これから探しましょう。

PHILIPS UCCP 9075Prokofiev バレエ音楽「ロメオとジュリエット」 作品64(抜粋)〜エド・デ・ワールト/ロッテルダム・フィル(1972年)・・・既に引退したEdo de Waart(1941-阿蘭陀)はオーケストラ・ビルダーとして有名でありロッテルダム・フィルには1973-1985年音楽監督在任。未だ若手31歳の記録。1938年初演(ブルノ/大成功)金管が豊かに響く三管編成、テナー・サキソフォーンが印象的、チェレスタやピアノ、オルガンも使われております。Stravinskyほど過激に前衛的破壊的ではなく、パワフルに濃厚な旋律とリズムがたっぷり楽しめる作品。この時期ロッテルダム・フィルの技量はそうとうに高いと感じました。オーソドックスなバランス演奏に、PHILIPSの音質も中低音充実して、ハデさのない充実したもの。
「モンターギュー家とキャピュレット家(Montagues and Capulets)」カッコ良く破壊的幻想的な不協和音。そして壮絶な弦の歌が印象的に、悲劇を予感させます。(5:38)
「少女ジュリエット(The girl Juliet)」希望と笑顔に充ちた、軽快に躍動する若い娘の風情でしょうか。うっとりと夢見るように、甘いサキソフォーンやフルートも響きました。(4:14)
「仮面(Masks)」いかにもProkofievの個性に充ちて、そっとユーモラスにリズミカル。(2:01)
「メヌエット(Minuet)」賑やかな舞曲風。途中マイルドに金管も歌いました。(2:52)
「僧ローレンス(Father Lawrence)」優しく、落ち着いた歌に溢れるところ(2:59)
「踊り(Dance)」細かい音型にそっと踊っている〜どんな場面ですか?(2:07)
「百合の花を手にした娘たちの踊り(Dance of the maids)」しっとりと寂しげに抑制した踊り。(2:34)
「情景(A scene)」ファゴットが印象的にユーモラスにのんびり、デリケート。(1:38)
「ティボルトの死(Tybalt's death)」変拍子が躍動して、疾走する興味深いところ(4:44)
「別れの前のロメオとジュリエット(Romeo and Juliet before parting)」静かな木管が延々と続いて、やがて情感の高まりは濃厚に金管が表現いたしました。(8:56)
「ジュリエットの墓の前のロメオ(Romeo at Juliet's tomb)」壮麗な金管が哀しみを朗々と歌いました。(7:29)


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

多摩動物公園にてライオンが三頭、熱中症で亡くなったとのこと。動物も生きられぬ気温なのか、とっても可哀想。しばらくこの熱波は続きそう。

日々拝見するブログに「我が国の避難所は収容所だ」〜10年経っても改善されないのか。地震は天変地異だから、仕方がないじゃん、高市さんのせいでもないでしょ、そんなことを云ったら女房殿は「高いミサイル買う前に災害対策やろ!」激怒しておりました。利権の絡まぬ近代防衛設備の整備、陰湿ないじめや差別のない、規律ある自衛隊の組織作りは必要と思うけど、ま、必ず発生する災害に対する対策は進歩していないのは事実かも。明日は我が身、他人ごとじゃありません。

日本人は我慢強いけど、これだけ幾度大震災が続いて、避難環境が整わないのはちょっと困りもの。せっかく小学校の体育館に避難しても冷房もないそう。トイレはどうなのかなぁ、日本のトイレの清潔さ、機能は世界一だけど、被災地はいかがでしょうか。きっと、間違いなく悲惨でしょう。避難所に一週間で7,500人、もちろん自宅に苦しい生活を強いられたり、車中避難されている方もいらっしゃることでしょう。

自分は安閑のエアコンの効いた部屋に涼んで、いつも通りの生活。ストレッチと短いエアロビクスを済ませても、膝腰背中微妙に不快感が続きます。平日介護生活に向かった女房殿はリビング・テレビ前のSurface Goを持って行ってしまったので、 VAIO Tap 20 vaio-tap20.jpgVaio Tap 20を運んで据えてみました。なんと購入来4年初めての移動、机は埃だらけ、ちょうどよい掃除になりました。HDDをSSDに変更して立派にWindows11が走って稼働は快調だけど、なぜ不人気であまり売れなかったかよく理解できる・・・移動するには大き過ぎ、重過ぎ、固定卓上以外の使用は考えらず、タッチパネルの意味もない。ま、安かったし、ずっと問題なく順調だから文句はありません。

毎朝喫する濃厚野菜ジュースが切れて、ご近所スーパーに往復1.5kmウォーキング。ここは少々高級路線なので滅多に出掛けません。セルフ・レジにけっこう苦戦して店員さんに助けていただきました。朝一番は曇り空に30度Cに届かないから、ちょっぴりマシ。昼くらいにはしっかり気温は上がってきました。被災地には申し訳ないけれど、気力体力的にまったく気分は盛り上がらず終日怠惰に過ごしました。ヘルパーさんが体調不良でお休み、女房殿がつきっきりでタイヘン! そんなLINE到着。今朝の体重は65.9kg▲400g。

DECCA 4780279/33枚組 5,990円 Wagner 楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」〜シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ/バイロイト音楽祭管弦楽団/合唱団/カール・リッダーブッシュ(ザックス)/ハンス・ソーティン(ポーグナー)/クラウス・ヒルテ(ベックメッサー)/ゲルト・ニーンシュテット(コートナー)/ジーン・コックス(ヴァルター)/ハンネローレ・ボーデ(エヴァ)他(1974年ライヴ)・・・夏だし、爽快なるスケールの「前奏曲」が聴きたくなって、これを取り出しました。Silvio Varviso(1924-2006瑞西)はオペラ畑を中心に活躍して、バイロイトにも幾度登場した職人的名指揮者だったそう。これは代表的録音でしょう。CD時代にバイロイトの33枚組CDを一生懸命聴いたものですよ。この作品のサワリは20年以上前寄せ集め廉価盤CDを愛聴、旋律に馴染んだ記憶も鮮明。なんせ根性なしなド・シロウト(=ワシ)には4時間全部集中するのは至難の業(暑いし)そこから一歩も前進も成長もしていない。
勇壮にカッコ良い第1幕前奏曲の旋律のみ馴染んで、演奏会用終結に非ず、そのまま合唱に突入するのが正しいと感じるのはその刷り込みでした。中世独逸、職人の質実な世界というのは雰囲気のみ理解できる。世評ではカラヤン/ドレスデン(1970年)が圧倒的だそうな。
Karl Ridderbusch(1932-1997独逸)は世界でもっとも美しいバスと評されたそう。他の歌い手もきっと往年の名手を揃えているのでしょう。自分にはどれも立派に聴こえて、なんともコメントのしようもありません。バイロイトは音響的には難物と伺っていて、このライヴも会場の雰囲気たっぷりだけど、条件の整ったセッション録音には及ばぬ音質でしょう。第1ヴァイオリンが右側に配置?ヴァルヴィーゾは重厚の強調と云うより、かなりクリアに明晰な響きが爽やかなテンションでした・・・CD一枚目だけ拝聴して、鬱蒼とした南独逸のサウンドを堪能して力尽きました。お粗末。

DG 415378Paganini ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調/ヴァイオリン協奏曲第2番 ロ短調〜サルヴァトーレ・アッカルド(v)/シャルル・デュトワ/ロンドン・フィル(1975年)・・・幾度か録音をしているSalvatore Accardo(1941-伊太利)の代表的録音。Charles Dutoit(1936-瑞西)も未だ著名になる前でした。あまり小難しい屁理屈抜き、ひたすらヴァイオリンの華やかに壮絶なテクニックと屈託のない歌を堪能すべき名曲。ご存じのように伴奏はほんの付け足し〜だけど、デュトワはけっこうきっちりと明快な存在感でした。半世紀を経ても音質は現役でしょう。
クリアに洗練された美音、細部曖昧さのない余裕のテクニック、自在な音色の変化、豪快さよりむしろデリケートにクール、暑苦しさを感じさせぬ繊細なソロでした。どの作品楽章も大仰に、かなりクサく、あざとい旋律が決って、詳細云々は不可能、というかどれも皆いっしょ、とっても楽しい。
Violin Concerto No. 1 in D Major, Op. 6は1819年初演。カデンツァはEmile Sauret(1852-1920仏蘭西)作をベースにアッカルドが手を加えたものなんだそう。伴奏に比べソロが浮き立つよう「からくり」が隠されているんだそう。各種とっても凄い!(らしい)テクニックの詳細は理解しておりません。
「Allegro maestoso」(22:01) 「Adagio」(5:59) 「Allegro spirituoso」(9:40)
Violin Concerto No. 2 in B Minor, Op. 7は1827年初演。カデンツァはアッカルドによるもの。終楽章に著名な「ラ・カンパネルラ」の旋律が入ります。嗚呼、凄いな、爽快なテクニックのキレやなぁ、わかりやすい旋律もステキ〜そんな感慨しか出てきません。
「Allegro maestoso」(14:56) 「Adagio」(7:06) 「Rondo: Andantino - Allegro moderato, "La campanella"」(8:57)


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

厳しい熱波が続きます。岩手県でも北上川が大増水している報道を拝見いたしました。南洋では大型台風が沖縄方面に接近中、関東とか東北とか遠いところにも影響を与えているよう。

抗アレルギー剤が減ってきたので前夜服用せずに早めに就寝、けっこうよく眠れました。こちら被災地とは違って電気はしっかり通って、ま、電気代さておき幸いエアコンがしっかり使えますから。朝一番のストレッチ、短い体操済ませて意を決して市立体育館へ。道中日差しきつく足取りも重く、なんとか市立体育館に到着。いつも通る数年前に倒産したフナイ電気本社の看板建物はそのまま、だけど周りの庭木など草ぼうぼう、蝉は変わらず賑やかに啼いておりました。未だ営業している時には、定期的にキレイに剪定されていたことを思い出して、諸行無常な気分に至りました。産業大学は夏休み、学生の姿は少ない。平日の朝一番、市立体育館に到着したら顔馴染みのシルバー常連が揃って、しっかりいつもの鍛錬メニューをこなしました。今朝の体重は66.3kg▲150g。

帰宅したら女房殿は既に平日介護に出掛けて不在。午前11時、蝉はぴたりと活動停止。洗濯物はけっこう大量に溜まって、ぎゅう詰めに根性入れて洗って干したら、この熱気+エアコンの室外機の放熱にすぐ乾きました。夕方曇ってちょっと雨が降りました。

震災直後にパーティを強行開催した福岡県議団会長は、会長辞任とのこと。議員辞職はしないのか。

「やることは山ほど」「なにかと忙しい」
毎日拝見するブログは同世代が多いけれど、前向きに活動していらっしゃる方が多くて、そんな文言を眩しく感じました。自分は性格的に先行きあれこれ思い悩むことが多くて、お仕事現役時代、日曜の夜は憂鬱だったもの。ぎりぎりまで休みを愉しむことができませんでした。だから、明日差し迫った用事がないことが有り難い「ヒマ」なことがシアワセ。油断すると怠惰な生活に漫然と過ごしてしまうので、例えば隔日に同じ時間 市立体育館に通って、同じ鍛錬メニューを消化するとか、生活リズムは大切にしているつもり。
お忙しいご高齢者は体調もそれなり、充実した生活を過ごされているのでしょう。大学院に新しい研究テーマを掲げて学ぶ方、自ら合唱団を運営されたり、種々社会的な活動に意欲的に参画されている方、日常生活を細部ていねいに仕上げていらっしゃる方、いずれ自分の無為無策とは大違いの行動力に驚かされます。

先日出掛けた女房殿は婆友連とゼッテリアにて談笑。ちょっとお高いパフェが食べたくて、そのうちの一人がスマホを駆使して半額クーポンを入手したとのこと。凄いなぁ、その知識、行動力、スマホのスキル。自分もなんとかしないと。

暑いから音楽になかなか集中できません。エアコンを入れると居眠りしてしまう・・・
Ars Produktion ARS38061Haydn 交響曲第96番ニ長調「奇跡」/第95番ハ短調/第93番ニ長調〜ブルーノ・ヴァイル/カペラ・コロニエンシス(2008年)・・・かなりパワフルに厚みのある古楽器演奏、ティパニの適度なアクセント、けっこう骨太な響きでした。Bruno Weil(1949-独逸)はオペラ畑に活躍して、古楽器アンサンブルにも意欲的に取り組んでおりました。Cappella Coloniensisは1954年創設、古楽器演奏の草分け的存在とのこと。トランペットとホルンが目立たない、けっこう分厚い木質サウンドでした。いずれもまだ編成は二管編成にティンパニ。クラリネットは入らないのですね。音質も極上。いずれも1791年ロンドンでの作品。
Symphony No. 96 in D Major "The Miracle"(この表題に意味はないそう)
第1楽章「Adagio - Allegro」のびのびと爽やかな序奏には、ちょっぴり陰も差す始まり。粗野に素朴な響きに、厚みも感じさせる主部はマイルドに躍動してユーモラスにヴィヴィッドでした。フルートは意外と骨太に豊かな音色でした。(9:22)
第2楽章「Andante」笑顔の散歩のような緩徐楽章。フルートも小鳥のように爽やかに呼応して、ティンパニのアクセントも快く、途中意外とパワフルな高揚もあって力強いもの。(5:49)
第3楽章「Menuetto: Allegretto」沸き立つような3/4拍子はいきいきと勢いに充ちた舞曲。ここも粗野なティンパニのアクセントが印象的でした。(4:31)
第4楽章「Finale: Vivace assai」落ち着かぬフルートの細かい音型にそっと始まって、快速颯爽としたフィナーレを駆け抜けました。(3:44)
Symphony No. 95 in C Minorはフルート一本。
第1楽章「Allegro moderato」序奏なし。いつになく落ち着いたスケールを感じさせて、劇的に表情豊か、堂々たる始まり。ここもティンパニの存在感が際立ちます。(6:24)
第2楽章「Andante」静かな変奏曲。細かい音型に淡々とした緩徐楽章。チェロのソロが珍しいかも。(4:48)
第3楽章「Menuetto」ティンパニがしっかりパワフルなリズムを刻んで、暗い情熱を感じさせる舞曲。トリオはハ長調、ここにはチェロのちょっと難物なソロがユーモラスに登場しました。(4:30)
第4楽章「Finale: Vivace」フルートからそっと始まって、上機嫌な高揚に迫力に劇的な広がりも見せる明るいフィナーレでした。相変わらずティンパニ大活躍。(4:09)
Symphony No. 93 in D Major
第1楽章「Adagio - Allegro assai」ティンパニを伴う堂々たる序奏からその存在感はしっかり、3/4拍子のリズムを刻んで明るく優雅に、やがて緊張感を高めました。(6:51)
第2楽章「Largo cantabile」リズムはしっかりとして力強い、ある時は優しい変奏曲。ラストに一発ファゴットの低音が響きました。(4:32)
第3楽章「Menuetto: Allegro」速めのテンポに堂々と前向き、いきいきとパワフルなメヌエット。(3:42)
第4楽章「Finale: Presto ma non troppo」そっと軽快に始まって、ユーモアたっぷりに走り出すフィナーレ。(4:50)

London LPデザイン Brcukenr 交響曲第5番 変ロ長調(1896年ドブリンガー出版/F. シャルク改訂版)〜ハンス・クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル(1956年)・・・2024年にしっかり拝聴した記録が残っておりました。ステレオ初期録音は音質的にはかなり厳しいけれど、ちゃんと壮大壮麗な風情は伝わるもの。以下、以前に書いたコメントそのまま。印象はまったく変わりませんでした。
第1楽章「Introduktion: Adagio - Allegro」予想外にテンポは遅くなく、冒頭漆黒への地下への階段を降りて、そこには見上げるような障壁が立ち塞がる!始まり。期待通りのスケールとパワー、重量感。濃い表情と入念な節回し、ワクワクするような巨大なる高揚感。自信に充ちていささかの逡巡ののない推進力、音質云々は忘れるほど魅惑の金管は奥深いもの。(18:50)
第2楽章「Adagio. Sehr langsam」緩徐楽章も素朴な風情に充ちて、ここもテンポは淡々と意外と早足に進みます。それでも濃い金管の絶叫は胸を打って説得力は充分。(13:23)
第3楽章「Scherzo. Molt vivace, Schnell - Trio. Im gleichen Tempo」カットがあるから、ヴィヴィッドなスケルツォがずいぶんと短い。ここも太く力強い緊張感切迫感たっぷりにテンポは意外と遅くない、トリオの素朴な風情との対比はみごと、ムダを削ぎ落としてわかりやすい。(9:36)例えばかなりテンポの速いオイゲン・ヨッフム(1958年)は12:35。
第4楽章「Finale. Adagio - Allegro moderato」第1楽章が回帰して、やはりテンポは遅くなく、圧巻の重量感と熱気を帯びて勢い増してテンポ・アップ。茫洋としたホルンには痺れますよ。最終盤のデーハーな金管としつこいほどのシンバル追加もなかなか決まっておりました。(18:50)ちなみにオイゲン・ヨッフム(1958年)の最終楽章は24:05。
Bruckner作品中一番好きな作品だけど、版のことはさておき、大掴みに巨魁な演奏はヴェリ・ベストの手応え。


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

昨日日曜もセミが元気に啼いて猛烈な日差し。風がちょっぴりあるのがマシでしょうか。力及ばず亜米利加に惜敗したバレーボール準決勝の翌朝、寝覚めもよろしくなく音楽にも集中できません。ストレッチと短いエアロビクスはなんとか実施して、朝一番往復の3km業務スーパーに切れていた食用油やパンなど必要なものを買い足しにウォーキングいたしました。バス停前の花壇をお向かいさんの爺さん(元教師)が手入れして「おはようございます!」元気にご挨拶いただきました。今朝の体重は66.45kg変わらず、昼夜けっこう喰ったんですけどね。

京都より岡山県に帰省していた2歳の孫が行方不明だった件、無事近所の山の中で発見されたとのこと。悲惨な事故や事件ばかりの中、一筋の光が差したような気分にほっといたしました。
被災地熊本では車中に休んでいた方が熱中症で亡くなったとの報道。断水、停電、この猛暑の中エアコンはもちろん、シャワーも風呂も入れない生活が続きます。余震は幾度続いているそう。秋田県では豪雨が続いたそう。テレビで拝見すると河川の増水が凄い。

夕方よりは男子バレー銅メダルを掛けた斯洛文尼亜戦はもちろん強豪。日本は連戦で疲れもあったことでしょう。3-1ほぼ完敗、メダル獲得ならず、残念。男女とも未だ、世界の壁は高い。

日本はなんとなく停滞感があるけれど、2027年は仏蘭西大統領選。マクロンさんは人気がなくて、親子二代「右」で頑張ってきたルペンさんが人気らしい。「右」への流れは世界的潮流なのか、生活が苦しくなれば外敵に視野を向けるのが洋の東西を問わぬ流れなのでしょう。さて、我らが日本の先行きはどうなるのでしょう。

ONYX4139Prokofiev 交響曲第2番ニ短調/シンフォニエッタ イ長調 作品5-48/交響曲第1番ニ長調「古典」/交響的スケッチ「秋」〜キリル・カラビツ/ボーンマス交響楽団(2014年)・・・Sergey Prokofiev(1891-1953露西亜)はとても気になる作曲家だし、主要な作品は聴いているつもりだけど、微妙に馴染んでおりません。ほぼ同世代のIgor Stravinsky(1882-1971露西亜?)は、かなりマイナーな作品でも耳を通すように心掛けているつもりだけど、こちら片手で数えられるくらいしか聴いていない。この一枚も馴染みは「古典」のみ。
Kirill Karabits(1976-烏克蘭)はボーンマス交響楽団2009-2024年まで首席指揮者在任。OnyxにPorokofievの交響曲を全曲録音しておりました。このオーケストラは1960年代のシルヴェストリとか、その後のベルグルントやバルシャイの録音が懐かしい。立派なアンサンブル、ちょっぴり硬質なパワフルサウンドでした。音質は極上。
Symphony No. 2 in D Minor, Op. 40の初演は1925年(クーセヴィツキー)大不評に作曲者本人も自信を失ったそう。三管編成にイングリッシュホルン、バスクラリネット、コントラファゴットという低音特殊管楽器揃えて、打楽器はティンパニ先頭に7種、打楽器的な扱いがされるピアノも登場して「鉄と鋼」サウンドの強烈な作品。大スキャンダルとなった「春の祭典」初演は1913年だし、新ウィーン楽派の連中がぼちぼち問題作を発表していた時期、この破壊的サウンドがどうして賛同を得られなかったのでしょうか。
第1楽章「Allegro ben articolato」金管と打楽器にヒステリックな怒りを感じさせて、強靭なリズムを刻む前のめりの推進力。破壊的な不協和音はカッコ良いと思うけどなぁ。ボーンマス交響楽団には今一歩の重量感と厚み、色気が欲しいけれど立派なアンサンブル、迫力充分なキレ味でしょう。ラスト打楽器のダメ押しに終了。(11:54)
第2楽章「Theme & Variations(主題と6つの変奏)」は哀愁のオーボエから始まって、静謐な弦が幻想的に、やがて不気味に、ヒステリックに高揚し、幻想的に瞑想しました。この怪しく自由自在な暴力性は魅力的作品。でも演奏機会は少ないかも。(1:55-2:23-2:57-2:24-4:49-2:41-6:24)
Sinfonietta, D Op. 48は1909年在学中に原曲ができあがって、二度改定され出版された作品とのこと。最終改訂版初演は1930年。二管編成(ホルンは4本)ティンパニなしの小編成。初耳作品でした。多彩にオモロい傑作でした。
第1楽章「Allegro giocoso」上機嫌に牧歌的、優雅な始まり。金管の響きも爽快に自在にテンポが変わります。(5:35)
第2楽章「Andante」ファゴットの暗鬱な呟きから始まって、管楽器が不安に絡み合って、ちょっと気が抜けたような緩徐楽章。(5:07)
第3楽章「Vivace」軽妙に爽やかにスキップするような躍動。やがて金管が華やかに叫びました。(2:56)
第4楽章「Intermezzo」せわしないピチカートと木管がざわつく間奏曲。(2:56)
第5楽章「Allegro giocoso」ここも牧歌的にノンビリとした風情が優雅な始まり。ヴィヴィッドに明るく躍動してリズムは変幻、やがて唐突に消えるように終わりました。(4:59)
著名なSymphony No. 1 in D Major, Op. 25, "Classical"の初演は1918年、大成功。編成は古典的二管編成+ティンパニ。
第1楽章「Allegro」古典的衣装にカッコよい、変幻自在な躍動が感じられる颯爽とした始まり。(4:35)
第2楽章「Larghetto」優雅だけれどリズミカルな緩徐楽章。(4:12)
第3楽章「Gavotte: Non troppo allegro」大仰な表情に揺れて、古風かつユーモラスな「ガヴォット」。(1:37)
第4楽章「Finale: Molto vivace」快速上機嫌にフィナーレは、颯爽としてデリケート、細かい音型に疾走しました。(4:24)
Autumnal Sketch, Op. 8の第1稿初演は1911年(1916年改訂)。二管編成(ホルンは4本)ティンパニ。穏やかに優しく、不安げな叫びもある作品でした。(7:31)

Martha Argerich(1941-亜爾然丁)Tchaikovsky ピアノ協奏曲ロ短調〜マルタ・アルゲリッチ(p)/シャルル・デュトワ/ハンブルク交響楽団(2019年ライヴ)・・・Martha Argerich(1941-亜爾然丁)はこの作品、いったい幾度録音しているのか。この時点78歳、技巧の衰えをまったく感じさせぬ熱気たっぷり。Hamburger Symphonikerは現在シルヴァン・カンブルランが首席、2018-2019年とアルゲリッチ・フェスティヴァルが開催され、そのライヴ音源が出ておりました。独逸にはあまり多くないコンサート専門のオーケストラはけっこうな実力と感じました。Charles Dutoit(1936-瑞西)も83歳、力みのないバランスに矍鑠としたフォローですよ。かつては条件を整えたセッション録音が中心、最近のライヴ一発録り+編集(そしてちょっとビットレートの低い音源入手)は音質的にはやや不満だけれど、臨場感は充分に堪能できました。
第1楽章「Allegro non troppo e molto maestoso」冒頭のホルンから意外と端正な音色とアンサンブル、デュトワの統率はオーケストラが変わっても、その優雅な仕上げはあまり変わらない。アルゲリッチの華やかな勢いと余裕、高揚し、疾走する情熱に呼応して、燃えるような勢いを感じさせました。(20:23)
第2楽章「Andantino semplice」落ち着いた優しい風情。(6:53)
第3楽章「Allegro con fuoco」前のめりのアツい推進力に、技術や情熱、体力の衰えをまったく感じさせぬもの。(7:05/拍手はカット)


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

東北北海道方面にて最大震度5ほどの地震とか。被害は出ていないのでしょうか。
8月に入っていや増す高温と湿度、「極めて危険」との予報が続きます。前夜はけっこう眠れて朝、いつも通りのストレッチ、短いエアロビクス済ませて、市立体育館を目指しました。この猛暑に土曜の運動公園メイングラウンドは誰も使っておりません。市立体育館はなにか、こどものイヴェントを実施していたけれど、あまりお客は来ていない。トレーニングルームは土日常連、ゲーハーな男性中心にけっこう混んでいて、次、自分が使いたいマシンは先に使われておりました。幸い長時間占有する困った爺はいない、意外とスムースにメニューをこなしました。帰り道、先日目撃した工場解体現場を通りかかって、ファン付きベストを着用している作業員はすべて東南亜細亜系の青年であることに気付きました。帰宅して洗濯、この季節はすぐに乾きます。

自分はこの間幾度冷たいビールを喫しているけれど、介護生活に疲れ、不機嫌な女房殿の慰労が必要です。昼前のコミュニティ・バスを待ったら、その近くにあった例の放置軽バンは一週間ほど?ようやく撤去されておりました。いつものJR北新地迄電車一本、冷たいビールに絶品居酒屋メニューを堪能いたしました(自宅では再現できない味)。ご近所にある激安下着屋にパンツなど求めたけれど、そのお隣は新しい居酒屋に姿を変えておりました。帰り最寄りの駅迄戻ってバスの待ち時間、フルーツとシュークリームなど入手、帰宅して久々熱い、濃い珈琲を淹れて一緒に喫したもの。今朝の体重は66.45kg▲600g、けっこう減るもんですなぁ。

夜は男子バレー亜米利加戦。苦戦を予想しておりました。強力なサーブ、高さ、パワー、スピード、ブロック、粘り強いディフェンスに第1セットから押され気味。高橋藍が対策され抑えられました。それでも第2・第3セットは日本が取って、一気に奪取と思ったら、第4・第5セットを取られて逆転負け。自分は第4セット途中睡魔に負け、夢の中では日本は勝っていたけれど残念、朝確認すると敗北しておりました。ガッカリ。今夜斯洛文尼亜との第3位決定戦に臨みます。

いろいろ不幸な巡り合わせと思うけれど、イオン熊本のテナントに働く従業員がいちど無事避難した後に、本部の指示により?現金の処理に店に戻って爆発に巻き込まれたとのこと。その店名は非公開、問い合わせにも応じていないそう。現場のようすもわからず、安全な場所から「現金の確保」(わずか数十万?)を指示して結果として生命を奪う無責任、無知、想像力の欠如に腹が立ちますよ。

ぜひその会社名は公表していただいて、その行動を指示した人には公開謝罪、責任を以て犠牲者に補償していただきたい。そして、この先幾度もこんな災害は起こるだろうから、行動規範の反省として欲しい。この件、事実確認(情報間違いかも知れない)続報はあるでしょうか。それこそ、オールド・メディアの矜持が問われます。(その後雑貨店の運営会社「ハビタ」の幹部2人が指示を認め、謝罪の書面を遺族に渡したそう)

阪神大震災の時、自分は当時大阪に務める若手。兵庫県にある物流センターのシャッターが開かなくなって、社会も大混乱している真っ最中、ちょうど取引先とゴルフを予定していた某幹部が「ゴルフはどうする」と関係者に問い合わせて大顰蹙を買ったことを思い出しました。それは自民党の福岡県議がパーティーを強行したことに似ております。

Mercury SR90214Smetana 交響詩「モルダウ」/Mussorgsky 交響詩「禿山の一夜」/Liszt 交響詩「前奏曲」/Sibelius「悲しきワルツ」〜アンタル・ドラティ/ロンドン交響楽団(1960年)・・・猛暑が続いてなかなか音楽に集中するのは難しい季節。昔馴染みの小品集を気軽に愉しんでおきましょう。この時期のMercury録音の臨場感は現役水準、Antal Dorati(1906-1988洪牙利→亜米利加)率いるロンドン交響楽団も分厚い響きを堪能させてくださいました。
Smetanaの一番人気 交響詩「モルダウ」は1875年初演。三管編成に4種の打楽器、そしてハープが印象的。せつなくたっぷり歌って、期待通りの情感高まるパワフルな演奏でした。1986年に「わが祖国」全曲録音があるけれど、こちらも表情豊かにメリハリがあってオーケストラの技量も充分。(14:00)
交響詩「禿山の一夜」は通常聴かれるRimski-Korsakov版(1886年)。三管編成+5種の打楽器とハープ。原曲とはかなり違う華麗な響きだけど、Mussorgskyの粗野な風情をたっぷり堪能できる人気作品。ロンドン交響楽団の金管の迫力、緊張感と追い込みはドラティの技でしょう。(11:10)
交響詩「前奏曲」はLisztを聴くほとんど唯一の作品。メリハリがあって、打楽器のアクセントと金管が鳴り響いてわかりやすい旋律はけっこう好き。学生オーケストラがよく取り上げることもあって、生演奏も幾度経験いたしました。1854年初演。三管編成+4種の打楽器とハープ。出会いはカラヤンの17cmLPでした。ドラティの表現はオーソドックスなバランスを感じさせて、打楽器をあまり強調しない。金管の迫力は充分でしょう。(15:52)
「悲しきワルツ」は劇音楽「クレオマ」中の作品。単独作品としての初演は1904年。fl/ob/2-cl/fg/2-hr+弦のみのシンプルな編成。弦の響きは荘厳に、鬱蒼として寂しい旋律はデリケートに、けっこうパワフルに盛り上げて絶品。(6:11)

PHILIPS UCCP9071Chopin ピアノ協奏曲第1番ホ短調(1970年)/アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ(1972年)/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より「奥様、お手をどうぞ」のテーマによる変奏曲(1972年)〜クラウディオ・アラウ(p)/エリアフ・インバル/ロンドン・フィル・・・巨匠Claudio Arrau(1903-1991智利)による立派なChopin演奏。Eliahu Inbal(1936-以色列)が未だhr交響楽団へ就任前、あまり売れていなかった頃の記録。重心低く堂々たるアラウとChopinにはイメージが合わぬような印象もあるけれど、かなり以前より一連の録音は気に入って聴いておりました。久々の拝聴はちょっぴり音質が草臥れたかな?(とくに管弦楽)そう感じたけれど、ピアノはしっかりリアルに響いておりました。ゴージャスに響くスタンウエイ使用。
Concerto pour piano n° 1 en mi mineur, op.11 は心奪われる魅惑の甘い旋律。1830年初演(ワルシャワ)から聴衆より支持され、熱狂的な成功を治めたそう。数十年ぶり?に拝聴して、嗚呼こんなかっちりと明晰な演奏が好みだったことを思い出しました。いささか馴染み過ぎた名曲は襟を糺して、新鮮でした。
第1楽章「Allegro maestoso」堂々たる風格に落ち着いてスケール大きく、まったりと濃厚に明晰なタッチ。楚々として甘い(はずの)Chopinは強靭なテクニックに、まるでBrahmsのように響きました。(20:44)
第2楽章「Romance: Larghetto」インバルらしいデリケートな弦の弱音に始まり、ホルンを呼び水にそっとピアノ参入。タッチは暖かく、雰囲気で弾き流しなどありえぬ、入念な旋律の歌に楷書の表現でした。(11:18)
第3楽章「Rondo: Vivace」冒頭決然としたオーケストラはちょっと弱く感じたのは音質印象でしょうか。「クラコヴィアク」のリズムをしっかり刻んで、浮き立つような甘い憧憬に非ず、噛み締めるように落ち着いたタッチ。それはリズムの躍動や流れより優先されております。(10:16)
Andante spianato et Grande Polonaise brillante en mi bemol majeur, op.22 - in E flatは1935年初演(巴里)お気に入りは管弦楽伴奏なし版だけど、インバルの控えめな伴奏は朗々と雄弁なピアノを支えて違和感はありません。前半「Andant」はそっと囁くような作品イメージから遠く、一切の曖昧さのないタッチ。後半の「Polonaise」には堂々たる確信を持った歩みに、かつてないスケールを感じさせたもの。作品イメージを一変させる異形な演奏でしょう。(15:09)
Variations en si bemol majeur sur " La ci darem la mano " extrait du Don Giovanni de Mozart, pour piano et orchestre, op.21は1829年初演(維納)Schumannが絶賛したそう。著名な二重唱「奥様、お手をどうぞ」のリズムがいささか弾み過ぎて、原曲からのイメージが変わってしまったけれど、自在な各変奏は甘い雰囲気を拒否した表現、強靭なテクニックにパワフルでした。ちょっと深刻に劇的雄弁過ぎ、だけど微に入り細を穿つ入念な表現は立派なもの。(9:18)


2026年8月某日/引退生活。アラ古希の壁に抗う日々

8月に入りました。
日々夏の熱気と湿度は増して、被災地のことを思えば文句は云えません。こちらにはいくらでも暑さを避ける手段がありますもの。イオン熊本以外の救助活動はすべて完了したそう。まだまだ苦しい避難生活は続きます。

こちら昨日もいつも通り早朝覚醒してストレッチと短いエアロビクス、トイレ掃除済ませて洗濯、リビングのカーペットがあまりに汚れているのでいっしょに洗っておきました(安物洗えるタイプ)。そして、ぼさぼさになった髪が気になって激安美容院へ。座席は三つだけど残念四番札、十数分ほど待って無事すっきり短く刈っていただきました。食材をを少々買い足して往復2kmほどのウォーキング、帰宅したら女房殿は平日介護生活を終えて戻ってきました。久々にちゃんとした夕食、そしてシャワーに非ず、湯舟にも浸かって爽快。今朝の体重は67.05kg+450g最悪。菓子をしっかり喰った自業自得。これから鍛えて減らしましょう。

元名古屋ウルフドッグスの長身ミドルブロッカー・佐藤駿一が薬物所持で逮捕され、拘禁刑1年、執行猶予3年の判決。罪は罪、もちろんそうだけど「その後」が大切、ちゃんと償ったあと、どう社会復帰するかに興味があります。弁護側によると「印度のプロバレーリーグへの移籍が決まっている」とのこと。そこがどんな水準や環境なのか、知らないけれど、どなたかの仲介で復帰の道を探っていたのでしょう。有罪執行猶予中でも国外にも出られるものなのか。いずれ、稀有なバレーの才能を活かせる場を見つけてほしいものです。

今晩は男子バレー対亜米利加戦。小野寺が抜け、石川の不調もちょっと心配です。しっかり応援いたしましょう。日本の選手層は厚いけれど、お相手は絶好調、伊太利を3-0で破っておりました。

Mestres Da Musica 15Mendelssohn 劇音楽「真夏の夜の夢」より序曲/スケルツォ/結婚行進曲(エドゥアルド・ヴァン・ルムーテル/ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団/1958年頃?)・・・Eduard van Remoortel(1926ー1977白耳義)による珍しい音源。音質はイマイチ腰が軽いステレオ、LP復刻は若干ピッチがおかしい。耳もとにそっと囁くような「序曲」から意外とヴィヴィッド、牧歌的な響きのオーケストラにメルヘンな気分は沸き立ちます。「スケルツォ」はノリノリにリズミカル、「結婚行進曲」は針が中心部に接近したせいか、音質やや曇ったけれど、ざっくりとした流れにタメもありました。(21:05)
Mendelssohn ヴァイオリン協奏曲ホ短調(ルッジェーロ・リッチ(v)/ラインハルト・ペータース/フィルハーモニア・フンガリカ/1975年)・・・Ruggiero Ricci(1918ー2012亜米利加)によるVOX録音は、音質も比較的よろしくReinhard Peters(1926ー2008独逸)の伴奏も貴重なもの。例の縮緬ヴィヴラートも前のめりのテンポ設定も比較的控えめ、達者なテクニックと美音が際立って、哀愁の旋律はすっきり美しい演奏でした。(昔所有していたVOX音源5CD分に収録されなかった音源)
「Allegro molto appassionato」「Andante」「Allegretto non troppo - III. Allegro molto vivace」(26:31)

CHAN8630Shostakovich 交響曲第10番ホ短調/バレエ組曲第4番〜ネーメ・ヤルヴィ/スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(1988年)・・・2022年に一度拝聴。Neeme Ja”rvi(1937-愛沙尼亜)がスコティッシュ・ナショナル管弦楽団の首席を務めたのはわずか4年(1984-1988年)だったけれど、膨大な録音を残しました。Shostakovichの交響曲は二つのレーベル、オーケストラにまたがって(エーテボリ交響楽団)全曲録音がありました。
Symphony No. 10 in E Minor, Op. 93は1953年初演(ムラヴィンスキー)三管編成+打楽器は8種。先日初演者であるムラヴィンスキーの凄い1955年ライヴを聴いたけれど、こちらもキレ味抜群、オーケストラもかなり好調、メリハリたっぷりにカッコ良い爽快な演奏でした。弱音部分もクリアに音質も良好。
第1楽章「Moderato」つかみどころのない、暗鬱に切ない静謐も語り口が上手く、クリアな響きがわかりやすい。弱音部分にオーケストラの厚み、深み、重量感にわずかな不満を覚えるけれど、それを凌駕する力強い統率による盛り上がりと集中力、緊張感を実現しております。(23:12)
第2楽章「Allegro」ごりごりと疾走するカッコ良いスケルツォは、わかりやすい迫力旋律。スカッとした打楽器のアクセント、金管や木管の絶叫もキレッキレのノリノリ。痺れました。(4:15)
第3楽章「Allegrett」緩徐楽章は脱力して虚無、とぼとぼとした歩み。ここのリズム感にもユーモラスなノリがあって、この辺り父ヤルヴィの表現はわかりやすい熟達、洗練されたもの。無機的なホルン(幾度繰り返し登場)は「大地の歌」の影響を受けたものだそう。それに応えるピチカートも浮き立って、やがてテンポ・アップするクライマックスへの導きも効果的でした。(13:30)
第4楽章「Andante - Allegro」序奏は静謐暗鬱なつぶやきに始まって、やがて軽妙にデリケート、快速旋律が始まりました。わかりやすい民謡風旋律がきらきらと洗練され、輝きながら音量と熱量を上げていく手腕のみごとなこと。そして打楽器のクリアな響き、無表情なユーモアを感じさせるファゴットから木管、弦、ホルンも疾走し、時にリズムの風向きも変えて多彩に輝かしい、爽快なフィナーレを迎えました。(12:40)
Ballet Suite No. 4は作曲者の友人?秘書?であるLevon Atovmyan(1901-1973露西亜)が1954年、過去のバレエ「明るい小川」や映画音楽よりまとめたものらしい。初耳でしたっけ?
「Introduction(Variation)」ホルンが活躍して寂しげに重厚、やがてパワフルに哀愁高まる旋律。相変わらず金管と打楽器が凄い絶叫でした。(6:03)
「Waltz」遊園地のメリーゴーランドみたいな軽いワルツは、華やかな盛り上がりを見せました。(3:26)
「Scherzo」のんびりと弾むように楽しく、やがてテンションが高まっていくスケルツォ。(3:31)

【♪ KechiKechi Classics ♪】

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