例年のごとく2002年の正月は北海道で


 毎度でワンパターンだけれど、正月はふるさとの北海道で過ごしました。元旦の飛行機が一万円で安いんですよ。(帰りはしょうがないが)両親がだんだん年齢(とし)をとっていくし、一人息子が高校生にもなってまだお付き合いしてくれるから、これはワタシにとっての大切な年中行事なんです。

 幸い両親は健在で、白老の温泉付き住宅で、いつもと変わりなくガンコに暮らしておりました。ま、北海道でも太平洋側(西方面)は雪が少なくて温暖なんです。とはいっても岡山より寒いに決まっているが、温泉で床暖房をするとずっと快適です。猫のチビは相変わらず、外で元気に暮らしておりました。

 こんな家。隣までの余裕ある距離に注目。かなりの頻度で空家。バブル少し前に開発された地域で、その後はご存じのような経済状況で、あまり家が建っておりません。引退して余生を過ごしている年寄りが多くて、親父はよくケンカしているらしい。「ガンコにも正しいガンコと、誤ったガンコがある」との主張だけれど、お隣の爺さんとは親友付き合いで、楽しんでいるみたい。

 少々不便なところで、クルマが必須です。親父が運転できなくなったら、両親は札幌に戻らざるを得ないんでしょうね。親父の愚痴をじっくりきいてあげるのが、不肖であっても息子の役目。


 1月3日に札幌に出ました。白老→札幌の特急は満員で、今年は例のWTC事件の流れで観光旅行者がいっそう多いらしい。ま、北海道の不況の回復に少しでも役立てば嬉しいもの。昨年と同じメンバー(高校時代の同級生二人+息子)ですすきのに飲みに行ったんです。(当然、息子はウーロン茶で)

 札幌のイルミネーションと息子ま、例のごとしで北海道の海の幸や、「クマコロリ」なんていう酒を飲んだりで大いに盛り上がりました。自覚はないが「おまえは髪の長い女が好きだった」〜なんて指摘されて、息子も大喜び。そのあとKento'sへ行って50'sを楽しみましたよ。(息子はナマバンドを見たのは初めてかも)


   翌日は、女房と息子のリクエストで小樽へ。札幌から近いし、小樽運河(都はるみの名曲が忘れられない)、そして北一硝子をじっくり見物(これは主に女房が)。カニなんかの店頭販売を写真に撮っていたら、野太い声でおじさんに叱られました。(買いもせずに)お昼は観光客らしく、お寿司など。

 今回はCASIO QV3000EXが大活躍しましたね。少々型遅れで、インターネットで検索していたら「デザインの悪さに思わず引いた」と、若い女性らしき人のコメントがあったが、3.3mピクセルの機能には満足。(このサイトでは縮小して掲載しているが)小樽築港マイカルの観覧車(幻想的)


 朝里川温泉に宿泊。ここは札幌からも小樽からも近いし、ワタシは数年前に左膝じん帯を一本切っているのでできないが、立派なスキー場もありました。ペンションみたいのに泊まったが、ま、食事はまぁまぁ、というか、岡山に住んでいることを思えばなんでもガマンできる。

 千歳から大阪に戻ったが、女房息子はそのまま新幹線で岡山へ帰着。ワタシは「バッハのカンタータを聞く」の葛の葉氏と初対面。あのサイトは、ワタシの変名と思っている読者がいるみたいだけれど、ちゃんと執筆者がいるんです。(ワタシは原稿をもらって掲載しているのみ)ヘロヘロになるまで飲んで、バカ話(音楽の話しほとんどせず)しました。こうして飲んだくれつつ2002年も始まっていく。(2002年1月17日)


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written by wabisuke hayashi