秋〜とりとめもなく


 いつまでもけっこう暖かくて、冬物は売れないことでしょう。「景気回復傾向」といいながら、金融関係や百貨店の破綻が続き、IT関係の株価にも陰りが見られる今日この頃。サラリーマンのワタシも気が重く、営業にあちこち出張する毎日。まとまったネタもないので、バラバラといくつか近況です。

 10/25に「YAHOO」からメールをいただき「掲載内容を変更する」とのお知らせ。2000年8月1日をもってHPを引っ越したワタシには福音でしたね。資料が調べたくて、ポータル・サイトで条件を入れて検索すると、何故かワタシのHPに引っかかることもあって嬉しいのですが、これがほとんど旧のURL。ロボット型のポータル・サイトはしかたがないのですが、「YAHOO」みたいな登録型のところは自動では変わらないから心配しておりました。

 なぜか「エキサイト」では、新旧のURLが半々くらいになっていて徐々に切り替えが進んでいる様子が伺えます。ま、固定読者の方々が着々とカウントを稼いでいただいているようですが、せっかく新たに興味を持っていただいた方に「Forbidden」では不審を持たれるばかりでしょう。これで商売しているわけじゃないので、カウンターなどどうでも良いのですが、新しい出会いはありがたいもの。全国の「隠れ切支丹(クラシック・ファン)」よ、連絡待つ!


 携帯電話の話し。個人的にはあまり好きではなくて、仕事で支給されたものを仕方なく使っております。(ヤクルトのストラップ付き)機能はまったく使いこなせていなくて、受けて、かけるのみ。電話番号の登録さえありません。(すべて手帖で)JRやバスで移動中、居眠りしていると突然鳴って、安眠が妨げられるのがよろしくない。ま、ほとんどの場合、仕事のトラブルなので、良いイメージはありません。

 で、高校一年生のどら息子がどうしても欲しいという。父親にまで話しが来るときには、母親の了承済みということなのです。同級生の八割くらいが持っているのは、あながちホラではないようで、「AUの学割が出るし、半額小遣いから払っても良い」ということで、「OKしようかな」と女房に話した翌日には現物が届いておりました。最近の若者は贅沢でいかん、と、おそらく爺さん婆さんもその昔、ワタシを見てそう思っていたことでしょう。

 基本料金は持ってあげることにして、通話料は小遣いで払うことにしました。学割開始が11/1〜なので、メール(EZWEB)ばかり使ってますね。(安いんでしょ?)ウワサには聞いていたけれど、こりゃ新しい文化かも知れない。Eメールは便利だけど、PCを立ち上げなきゃ行けないし(専用端末も存在するが)、いちいち電話回線につないだり、そのまえにモデムやTAの設定があったり、プロバイダとの契約があったり、とメンドー臭い。

 でも、携帯電話のメールはいきなり使えて、しかもEメール完全互換。女房やワタシが職場から息子の携帯電話にEメールを送ることができる。夕方、いつまでも帰ってこない息子に「飯時じゃ、早よ帰ってこい!」とのメールを送っても電話代の10円のみ。PCにはキーボードが使えることが条件でしたが、これからは携帯のテン・キーで日本語が打てなくてはいけないらしい。


 真面目に音楽の話し。大物評論家のUさんが「繰り返しは必要なし」と断定されているが、ワタシはやはり「繰り返し」は欲しい。ガラリと曲のイメージが変わります。小学校6年生のクリスマスに、初めて自分の小遣いでLPを買っていて、オーマンディの「運命」「合唱」の2枚組(SONY2,500円)でした。ワタシはとても感動し、一気にクラシック音楽への道を広げてくれた録音です。

 ところが、その2年後くらいに「キング世界の名曲1000シリーズ」で、スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団の「運命」「田園」(凄い詰め込み)を聴いたら、「運命」の姿が違う。第1楽章提示部と、終楽章にも繰り返しがされていて、その部分感動が2度味わえる。(もちろん、緊張感ある演奏も良かった)その後、「新世界」や「ジュピター」でも同じ経験をしました。

 専門家には学問的な裏付けとか、主張があるのでしょうが、ワタシはとにかくたくさん聴きたいだけです。そんなことを思い出したのは、マーク/パドヴァ・エ・デル・ヴェネトー管によるMozart 交響曲第40・41番(ARTS 47363-2 1996年録音 500円で購入)を久々に聴いたからなんです。オーケストラの力量を越えた、胸に突き刺さるような新鮮な感動。(HP原稿にまとめなくちゃ→メール情報をいただき、マーク盤は終楽章の繰り返しをしていないとのこと。そうでしたか、ちゃんと聴かないと)

 これが、ちゃんと繰り返してくれていて、最高なんですよ。ただ、繰り返しを実行していればOK、というような単純なものではないかも知れませんが、良い演奏で、しかも価格が安ければ言うことなし。この曲に関していえば、史上初の「全集」録音であるラインスドルフ盤(旧全集による)が、明らかに収録の関係でいっさい繰り返しをしていないのが念頭にありました。

 Beethoven の交響曲購入は、さすがに最近抑制がかかっているが(ヨッフムのも買っていない)、Mozart は抑制がかかりません。安いものを見かければ買う、という衝動。交響曲第40・41番は、いったい何種類手元にあるのでしょうか。一度調べてHPに掲載したいものです。(そんなに珍しいものはありません)


 「本で聴く音楽」は、なかなか更新が進みません。何度も言いますが、たいへんなんです。ネタはある。たとえば「インターネットは『情報ユーピア』を作るか?」(野口悠紀雄さん著)に、「フェルマー定理、ベートーヴェン、聖アントニウス」という章があって、後期弦楽四重奏曲との関係が出ているのには興味津々。だけれど、なかなかCDを取り出して本の内容とすり合わせて、というのは苦しい手間。

 でも、なんとか更新します。頑張ります。趣味ですので。これ、きっと精神的余裕がなくなっているんでしょう。(2000年10月27日更新)

 その後、11/3に無事更新しました。


以前の「近況」→2000年10月2000年9月 2000年8月(その2) 2000年8月  2000年7月 2000年5月  2000年4月 1999年12月 1999年11月 1999年11月(2) 1999年10月 1999年9月 1999年8月 独言 ♪ Classic Music Air Check Collection & Jacket Collection


【♪ KechiKechi Classics ♪】外伝へ ありがたきお言葉のメールはこちらへ迄メール宛先  「本で聴く音楽」


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
▲To Top Page.▲
written by wabisuke hayashi