2007年問題のことについて先月書いたら、政府統計発表では予測より2年早く2005年上期で「3万人人口が減った」とのこと。小さめな市がひとつなくなった計算か。事実は、安易な見込みより切実に進行しておるみたい。ワタシはせっかちで短気だけれど、それを乗り越えて事実は事実として冷酷に、素早く進行します。いやはや、困ったもんだ。
このサイトには”音楽日誌”という曖昧なコーナーがあって、そこには音楽だけではなく、日常のお仕事、体調、ココロの動きを、(誰にもわからないような)具体的事実関係ではなく、かといって、ほんまにワケわからん状態でもなく、そこはかとなく雰囲気伝わるように言及しております。ま、ストレス解消(のつもり)です。正直、先月8月は、ほんまに体調悪く、なによりお仕事やる気がまったく起きなかった。サラリーマンだから、そんなことも当然有。
お仕事って”種まき”が大切でして、昨年度後半は刈り取り(目先の数値を、当面なんとか塩梅することに傾注)ばかりで、案の定2005年上期は厳しかった。だから、ここ数ヶ月いろいろ地味に”種まき”してました。収穫には未だ早いが、んなこと誰もわかってくれない。当然、数値も付いていかない。サラリーマンは数値達成でなんぼ、ですもんね。こりゃ苦しい。毎日鬱々。
挙げ句、「右アキレス腱付け根炎症」(現在も完治せず)でしょ。せっかくの夏休みもほとんど”寝たきり”でした。どこにも行けない。歩けない。情けない。煮詰まっちゃって(いや、既に煮詰まっていたのか)、音楽だってまともに聴く気起きませんよ。精神的な緊張の糸が緩んでしまったのか。でも、休み明けとともに少し歩けるようになって、お仕事始めたら”種まき”の成果がちょろり出てきましたね。倦まず弛まず、一喜一憂しつつ、自分の信じた道を行くしかない。
●
嗚呼、おもろくないぜ!探し方が悪いんだろうが、あちこち音楽関係のサイトを拝見しても、ほんまにツマらない。ちょっと興味があるな、と思ってチェックしていたサイト(いくつか)が、いつのまにか更新頻度が著しく落ちたり、なんとか更新してあっても、独りよがりの表現がやや鼻に付くようになったり、ありきたりにコメント繰り返しになっちゃったりで、”煮詰まって”いるのが手に取るようにわかります。躍動するサイト!なんてほんま少ない・・・あくまでワタシが拝見した範囲で。(まず自戒します!ごめんなさい)
だから千度言ったじゃない。「ホームページ」でも「ブログ」でも、それは媒体であり、手段であって、内容ではない。素晴らしき”情報発信”の場ではあるけど、それなりに継続するには根性要りまっせ。「情報発信すべき情熱、思い」維持が必要なんです。ワタシが毎日チェックしたいサイトはほんまにごく少数・・・自らのサイトがその価値ある範疇に入るのかは定かではないが、少なくともそうありたいな。でもさぁ、右足不如意で動けない・・・状態で、パソコンいじり放題、音楽聴きべき時間たっぷり、なのに、ちっとも楽しくない。もちろん、サイト更新用の原稿もちっとも進まない。
音楽を楽しむべき集中力を失っております。久々、本はたくさん読みましたね。岡本綺堂「半七捕物帖」(光文社時代小説文庫全6巻)は、江戸時代末期の不安な世相を描いて楽しく、文書表現は粋。松本清張「古代探求」は分厚く、読み応えある内容ズシリとノーミソ刺激してくださいました。あとはアホテレビ番組ばかり見てました(途中で飽きたけど)あっという間に夏休みは終了して、足取り重く(文字通り)お仕事再開・・・体重増えたな、カラダ動かせないから。
ま、右足はぼちぼち回復しているようであります。少なくとも、歩けないことはない。右足が痛くなれば、右足の存在の大切さを実感し、例えば胃の調子が悪くなれば胃のカタチが自覚される・・・なにごともなく、すべて存在を自覚できないのが一番良好な状態〜そよ風のように飄々とした毎日でありたい。盆明けはさすがに真夏強烈光線もやや弱まったようでもあり、残暑厳しい日もあるかも知れない・・・音楽の楽しみも、サイトの更新も、読書だって切ないサラリーマン日常生活の狭間でこそのものでしょうか。
(2005年9月1日)