お仕事上の愚痴ばかりです。ま、世間並みのサラリーマンということでしょう。お仕事が不如意な方も多いから文句ばかり言ってないで、前向きに考えないと・・・(気持ちの持ち方次第、という言い方は嫌い)先月もかつて経験したことのない台風の被害連続、新幹線も止まって、ワタシも出張先の広島に動けなくなりました。「一週間連続あちこち出張」終えて帰宅寸前、「新潟で大地震発生!」とのこと。
ワタシは1995年に阪神大震災を、お隣の大阪で経験しております。地震発生一週間後、六甲アイランドに借りた冷凍倉庫点検に、電車で行けるところまで行って、あとは徒歩で灘の街を抜けたものです。倒壊した家々の衝撃。(ビルだって倒れた)辺りに漂う清酒の匂い。地割れした道路、段差。避難所では水、電気、ガス、すべて使えず、フロはもちろんだけれど、トイレが流せない。6,000人亡くなったんですからね。家を買って、明日引越しという寸前に地震があって倒壊、ローンだけが残った・・・みたいな事件も数限りない。
神戸在住の職場の仲間もいたし、そんなこんなでワタシは(玉突きで)博多に異動になりました。今回の新潟でも多くの人々が苦しんでいて、他人事とは思えません。ワタシは「生命(いのち)あってのものだね」という、少々古臭い言葉を思い出しました。当時もそれをカラダで感じました。元気であったらなんとかなる。生きてこそ、ということ・・・そんなことを思い起こしました。
新潟の地震は、また都市型とは異なる苦しみもあるようで被害は一様ではありません。「阪神大震災とは共通するところもあり、また、状況がずいぶんと異なることも多いようです。クルマで寝泊りしていた女性が『エコノミー症候群で亡くなった』というのは、ココロ痛む話ではあります。今現在の衣食住、これからさきの生活の見込み、不安なことばかりでしょう。ワタシもささやかながら募金をさせていただきました。
しかし、(地理感覚がないからしかたがないが)被害の様子の概要というか、全貌というか、大づかみの様子がわかりません。テレビではどうしても一番悲惨なところや、せめてもの明るい話題である『こどもが奇跡的に助かった!』的話題に終始しがちです。
(読者である)Bさんのところは、かなり回復しつつあるみたいだし、一方で『村全滅』みたいなところもあるでしょ。じつはワタシのお仕事で扱っている商品が相当被災地方面に工場があって、連絡が付かなかったり、工場再開のメドとかいろいろたいへんなんです。
それと地震で台風の被害が忘れ去られているのも要注意。やはり、兵庫県で商品の手配がつかなくなっている工場もあって被害甚大なんです。日本人の特質か(自分も含めて)全容をデフォルメしてしまう癖があるようでして、目配りというか、気配りも必要と思います」(ワタシのサイトBBSからの書き込みより)〜毎日の報道を見ながら感じたことです。
寒さが日々深まる季節、被災した方々へのお見舞いと、一日も早い復旧を願います。
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「生命(いのち)あってのものだね」〜元気が一番ということだろうが、職場ではメンタル・ヘルスが問題になっております。ストレスで片耳が聞こえない人も出てまして、アンケートを事前提出してカウンセラー来訪。ワタシは「鬱の可能性 0%」〜しかし、いろいろとエネルギッシュに抱え込みすぎて「燃え尽き症候群」の可能性高い、との診断。(食欲落ちてませんか?〜いえ、全然、と回答)もっとサボらなきゃ、一生懸命ツメてお仕事するのは似合わない、ということだね。最近、(おそらくキモチ的に)忙しすぎてサボるヒマがない(ような気もします)。
やれ、お仕事で不満がある、出先でチンピラに絡まれる、愛用のノートパソコンが4年目でダメになる〜みんな末梢瑣末なこと。種々様々雑多些事ばかりでココロの余裕がなくて(休みもあまりなくて)ゆったり音楽を楽しめる状況にありません。「衣食足りて音楽を識る」のは前提だけれど、ワタシなぞ充分過ぎるほど「食」過剰で肥満が進むが、音楽を聴く意欲が上がらないのはどういうことだ?贅沢もの!罰当たりめ!(>ワタシ)
あっという間の秋〜冬到来、一年は瞬間で過ぎ去ろうとしております。音楽を聴く楽しみ、新たなCDを購入する悦び、かつて出会ったことのない新たな感動を探さなくっちゃ。知的好奇心、初めての経験への探究心〜そんなものが減退しては”ボケ”の始まりです。失敗したこと、起こってしまったことは、過ぎてしまったこと。反省するが後悔しない。次善の策を考えないと。
さて、音楽を聴きましょう。
(2004年11月1日)