2004年8月16日 大山。空と雲が素晴らしい

うっかり・ぼんやり


基本、お気楽ラクラク・サラリーマンであると自覚しているが、お盆前後、なんやらやたらと忙しい。お仕事(移動時間・距離がやたらと長い)と、お仕事関係+プライヴェートな人間関係上の夜のお付き合い、その他もろもろで日々余裕のない生活でございます。ま、とてつもない苦境ということではなく、ちょっと欲張って先読みを(自主的に)しているだけなので、自業自得なんです。とうとうお盆休みも一日のみ。でも、東京出張ついでに京都に途中下車〜学生時代の友人と遊んだりしましたよ。

猛暑だしね!雨もずいぶん降っちゃう。でも、切腹以来体調は良好。せめて出張移動時間に音楽を・・・ということでCD数枚持参するが、なんかそれでも集中できません。で、これは自分のウッカリなんだけど、二回連続でCDを紛失しました。先々月は東京のホテルへ、今月は高知行きのバス中に。幸い両方とも発見、回収できたから良かったものの、正直かなりショックでした。

ワタシは音楽もCDも大好きだけれど、基本、音源入手は”縁”だと思っております。「この幻の音源を求めて一筋!」みたいなことはなくて、「ああ、これ安いじゃない」「試しに聴いてみましょう」みたいな姿勢です。自然体(のつもり)か。倦まず弛まずレコード屋を覗き、BOOK・OFFに通い、出張時隙間に中古屋をみつければ顔を出し・・・幾星霜。この継続こそが「廉価盤道」(日本人はなんでも”道”にしてしまう)・・・気付けば、けっこうお気に入りのCDも格安で揃っちゃう・・・こともある。

つまり出会いも、別れも”縁”ということでしょう。ワタシの目の前にレギュラー盤中古が@250で出現する、ということは「聴いてね!」と訴えていることになります。これはウチに連れて帰ってあげないと。それじゃ、どこかに行ってしまったCDには”縁”がなかったのかな、とくに先日のバス中での遺失はなかなか出てこなかった(というか、バス会社のサービスが悪かったんだけれど)ということもあって、少々ショックでしたね。

オーマンディの「悲愴」(1968年)、ハイティンクのMahler 交響曲第6/8/9番(全集より)、オルソンの第10番(フィーラー版)、ディアス(g)のギター協奏曲集・・・皆、ワタシとは縁が薄かったのかな〜少々憂鬱となりました。ほんの些細なきっかけで、音楽を聴く意欲が減退するものです。ちょうどそのころお仕事に加速が掛かる(延髄で仕事をしている〜条件反射のみで大脳は使わずに〜と言われた)時期にピタリと一致していて、ますますよろしくありません。

このたび、連続ワザでBBS変更しました。ワタシはほんの気紛れやら気分転換のつもりだけれど「このBBSは書く気がおこらない」という人もいて、気分感情というのは大事なものです。「LPとCDでは大違いだ!」という論議は、科学的にも正しいような気もするし、一方で気分的なもの(LPが貴重で贅沢であった時代の想い出か)かもしれません。でも、それはとても大切な要素なんでしょう。

「忙しい忙しい」「これ大至急!」を連発する奴ほどヒマなんです。盆最中の徳島出張といえば「阿波踊り」真っ最中だからちゃんと見物したし、火星人さんともお話しじっくりしたし、家族サービスで玉造温泉にも行きました。盆明け即東京出張したが、帰り京都途中下車でゆらさんとも初対面ながら、激論議を楽しみました。連続出張先でも、高知で防府で旨いもんたっくさん喰いました。

気持ちの持ち方です。世の中にはもっと苦しいサラリーマンなどクサるほど存在するだろうし、そもそもお仕事のない方々もたくさんいるのは周知の事実。さて、久々の土曜休みは先々のことは少々気に掛かるが、気持ちを切り替えてぼんやり音楽を楽しみましょう。今年の猛暑はMahler 三昧だったが、こんな時はやはりMozart か。(9月を目前に控えた休日に)

(2004年9月1日)

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written by wabisuke hayashi