いつものGW連休旅行
ワタシが春秋の快適さを知ったのは、18歳で北海道から京都の大学に出てきたときが初めてでした。春の爽やかさには、Mozart の嬉遊曲ヘ長調K138の天衣無縫な歓びが似合います。（1994年ムーティ/ウィーン・フィルのライヴで）生命（いのち）の躍動を感じます。
もう一人息子も高校3年生で、いちおう受験生だし、「休みは必ずどこか旅行」という我が家の風習も終わりが近づいているのかも知れません。ワタシは高校3年生の夏休みにはちゃんとキャンプで山登りしていたし、「受験勉強がナンボのもんじゃい」といった発想があるが、最近の若者はケツの穴が小さくていかん。で、とにかく広島に行って来ました。
広島には毎週のように出張したり、たまに泊まったりするが、女房も息子も十数年ぶり。まだ息子が学校に上がる前じゃないのかな？宮島にはずっと行ってみたかったんですよ、久々に。4月26日（金）は山口迄出張して（帰りは広島通過）夜遅くまで飲んじゃって帰宅。翌日27日（土）岡山駅前を9:50発の高速バスで行くと、広島バスセンターには12:00に到着しちゃう。
ま、出張は新幹線を使うけど片道5,000円以上するでしょ？プライヴェートだし、回数券だと片道バスで2,000円、しかも必ず座れます。煙草を吸わないワタシはそれでOK。居眠りしているうちに到着しちゃって、紙屋町〜広島駅まで風情ある路面電車にて向かいます。この辺りで、広島は岡山と大違いの都会であることに気付くはず。
広島駅2階で「お好み焼き」を食べました。（これが第1の目標）女房も息子も基本的に大阪の人なので、こういうのは好きなんですよ。ワタシはタマに食えば良いんですけどね、いちおうせっかく広島迄来た、ということで家族には満足いただきました。粉部分が少なくて、野菜が豊富で、ソバが入ってるやつね。ソースが胸焼けしそう。やや二日酔い気味なので、ビールもすすまない。
広島駅からJRで鈍行に乗って宮島口まで。そこから更に船で宮島へ。やや曇りがちだったが、そのうちすっかり快晴で、絶好の潮干狩り日和でしたね。潮が引いていて、厳島神社の鳥居は絵的には美しくないが、たくさんのこども連れが貝を掘っておりました。（翌日の朝日新聞一面に写真が出てました）
宮島はしゃもじが名物で、そういえば十数年前にここで買ったものを今でも使っておりました。息子も一応受験なので「アンタが一番！」（「合格！」というのは、あまりにさもしいので）というしゃもじを購入。ついでに、日常使いのも縁起物なので購入。
ま、神社も五重塔も、息子にはツマらんかったでしょうなぁ。ま、一緒に行った、という記憶だけ残していただいて、寺社仏閣に興味を持つのは、もう少し年齢を経てからでもよろしいでしょう。あんまり買い食いするほうではないが（お好み焼きがハラに残っていたし）「濡れおかき」が出色の珍しさ。あの、米菓のおかきが串に刺さっていて、見た目、醤油にまみれたおかきだけれど、食感は餅かダンゴといったところ。
再び船〜JRで広島駅〜路面電車で袋町まで。広島のBOOK・OFFは、ウチのご近所と大違いで在庫が豊富なんですよ。こども服女性服も有。（女房は高い！と文句）本を数冊購入後、タクシーで舟入町の「プチ・ベネフィットホテル」へ。これ、フツウのマンションを改装したような「部屋貸し」ホテルで、いつもお馴染み・岡山空港温泉の運営を委託されているところと同じ会社だったんですね。家族3人で一部屋9,000円也。（翌朝、雑煮のサービス付〜但し、勝手に自分で食う）
夕食は、またまた電車で夷川通りまで出て、数回行ったことがある「吉四六」へ。ここ、基本的に豊後料理なんですが、手羽先とお魚がおいしい。いつも混んでいるんだけど、連休中のせいか空いていて、手羽先、もみ野菜（魚入り〜これが一番好評）、ダンゴ汁（ほんまはダゴ汁と呼ぶ）、鯛のあら炊き、しめ鯖、マグロの山掛け、鯛茶漬け、ポテトかにサラダ、それにお酒少々（息子はウーロン茶）で、おいしくいただきました。
翌朝は（いちおう）原爆ドーム前で写真を撮って、メルパルクでなかなかおいしいモーニング（ロールパン2種、ミネストローネ、コーヒー、フルーツヨーグルト、で500円）をいただいた後、9:58バスセンター発のバスで岡山に帰って参りました。ま、温泉はなかったが、ワタシは直前に湯の山温泉に行っていたし、食べ物はおいしかったし、安く上がったし、さっさと行って帰ってきたし、で満足。おみやげは当然「もみじ饅頭」です。
あと、5/3（金）4（土）5（日）6（月）の4連休が残っているが、どうしようかな？その前に、仕事で広島出張があるのも何となく情けない。（2002年5月1日）
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