ご近所・長久手の春2014年4月。この花を教えて下さい

復活の春


 業務上の大きなトラブル処理継続して、けっこう長く、苦しく、そして充実した一ヶ月。ご当地名古屋・長久手に転居異動して丸一年、ようやく水や空気に馴染んできた、周りのようすが見えてきた春、といったところでしょうか。女房殿は無事再就職を果たし、お友達もいない孤独な一年から社会的なつながりを回復しております。たしか1999年、岡山に転居した時も似たような状況だった?そんな記憶有。ぐずぐず愚痴ばかりな日々、なにごとも最低一年は耐えてガマン、ということですね。昨日、昨年2013年3月迄5年に渡って親しくご担当させていただいた、金沢の取引先幹部5人、お土産持って訪ねてくださいました。うれしいですね。徐々に現在の担当取引先とも厚い信頼関係を築いていければ、そう願います。ちょっとずつエエ感じに接近中。

 インフルエンザに苦しんだ3月、先月はぼちぼちの体調でした(途中やや風邪気味であった)。規則正しい生活、酒席もほとんどなし、毎朝の(ちょろ)ウォーキングも欠かさないのが体調維持には大切、あとは毎日愉しくお仕事できれば言うことはありません。マネージャーから降りているので、自分だけの都合でGW休み調整勝手にいたしました。一昨年迄まず若い人優先、自分は運がよけりゃ、みたいな感じでしたから。

 AspireOne A150白 Atom1.6/メモリ1gb消費税8%になったのに、先月の贅沢は6年物AspireOne A150/3,240円入手、すったもんだして結局Zorin OS Lite Remix導入に落ち着きました。特別な意志に非ずubuntuは旧態マシンには少々重くて、ネット検索して比較的カルそうなLinuxをいくつかダウンロード、ちゃんと入れること叶って、安定したのはこれのみ、というのが正直なところ。世の中は”XP”からの切り替え慌ただしく、なんせ息の長かった名OS、その間に時代はスマホやタブレットPCになっちまって、OSなど意識しないといった時代に至ってますから。お蔭で、こんな安価に”遊べるマシン”が中古数多く出回っております。スペックはいかんともし難いけれど、見た目充分美しい。筐体の割れヒビなどもなく、わずかに傷がある程度、本体+ACケーブルのみのジャンク品はOSさえなんとかすれば、充分使えます。普段使いのWindows(7/8)とまったく異なるロジックに馴染むこと、しかも自分で案配(四苦八苦試行錯誤)する、というのがノーミソ鍛錬であり、趣味でもあります。

 花粉が少ないらしく、症状をほとんど感じなかったのもありがたいもの。昨年は転居異動のストレスもあったのか、それとも毎日のヨーグルト(とくにカスピ海ヨーグルトがお気に入り)が効いているのか。本日より旅行に出掛けます。贅沢三昧。

 一週間単位の集中聴きも3ヶ月目。音質を気にする贅沢病、亢進中。先月のヴェリ・ベストを振り返りましょう。けっこうボリュームたっぷり聴いております。

VIRGIN 72435 6206823  5枚組1,300円也(税込)●Bach ミサ曲ロ短調 BWV232〜アンドルー・パロット/タヴァナー・コンソート/プレイヤーズ/エマ・カークビー(s)/エミリー・ヴァン・エヴェラ(s)/パニート・イコノムー(ボーイ・アルト)/ロジャーズ・カーヴィー=クランプ(t)/デイヴィッド・トーマス(b)(1984年)・・・ジョシュア・リフキンが「一パート一人」斬新極まりない研究成果を録音したのが1981-2年、初めてFMから流れた音楽に衝撃を受けた記憶も鮮明。久々、それを拝聴確認しようと思って、そういえばリフキン版をベースにしたパロット盤があったじゃないか、2005年3月8日BOOK・OFF高知インター店にて5枚組1,300円(税込)入手のレシート封入されておりました。こちら、時に声楽人数が増えるけれど、基本「一パート一人」躍動するリズム、スリム見通しのよろしいサウンド、歌い手に著名なところを揃えて、リフキン盤の足並み統一より自由闊達な表現が聴かれます。エマ・カークビーの清楚かつ暖かい歌、最高!

ロ短調ミサって、物凄く巨大な作品!そんなイメージあるけれど、こちら手のひらサイズ的親密を感じます。トランペットの質実ジミなサウンドも好み、既に30年前の記録となって、21世紀古楽器演奏はもっと技術的に洗礼され、切れ味に不足感じぬでもないけど、モダーン楽器+大人数合唱=大仰な世界よりずっと好み。”ロ短調”、”ミサ”なんちゃって、実際はヴィヴィッドな明るい活力に溢れた作品を堪能いたしました。音質は素朴というか、つくったところのない自然なもの。ほんま、愉しい。

●Grieg 抒情小曲集 作品第5巻 作品54/第6巻 作品57/第7巻 作品62〜エヴァ・クナルダール(p)(1977年)・・・クナルダールはノルウェイのヴェテランだそう(1927-)。(かねてより愛聴している)アイナル・ステーン・ノックレベルグとまったく同じ収録であって(NAXOS 8.553395)「ノルウェイの農民行進曲」辺り、管弦楽版ならだれでも知っている懐かしい旋律也。どれも数分、儚くも哀しい、暖かい旋律が呟きます。はっきり云って誰でのでもよろしいのか、それとも偶然、素晴らしい演奏ばかりに出会っているのか。

●Bach マタイ受難曲〜スティーヴン・クレオベリー/ケンブリッジ・キングス・カレッジ聖歌隊/ブランデンブルク・コンソート/ロジャー・コーヴィー=クランプ((t)福音史家)/マイケル・ジョージ((b)イエス)/エマ・カークビー(s)/マイケル・チャンス(ct)/マーティン・ヒル(t)/デイヴィッド・トーマス(b)(1994年)・・・お気に入り作品・旋律+軽快な古楽器サウンド+清潔な声楽陣+音質条件も整って、風邪症状中でも全曲拝聴に苦痛はありません。ほんまの女声は唯一カークビーのみ、あとはカウンター・テナー(マイケル・チャンス)+少年合唱団が担っておりました。この二人が出色の声楽ソロ屈指の完成度、清潔な合唱+軽快な古楽器リズムに酔いしれる「マタイ」。「主よ、あわれみ給え」に於ける甘美ヴァイオリン・オブリガートって(ハノーヴァー・バンドにてお馴染み)ロイ・グッドマンでしょうか。メンゲルメルクの演奏がどれだけ説得力があっても、彼(か)の重さ、味付け入念な濃さにはそうそう日常聴き不可。こちら等身大、ニュアンスに充ちたさっぱり風情こそ、現代のスタイルなのでしょう。

ほんまは途中詳細経過(筋立て)を確認しつつ、集中して聴くべき作品、残念ながら体調いまいち、途中馴染みの美しい旋律を堪能しつつ、ラスト「われらは涙流してひざまずき」に至って万感胸に迫りました。劇的なる思いは、劇的に表現されるべきに非ず、そっと抑制され控えめに語られてこその効果であります。

CDVE04285●Shostakovich ロマンス「春よ、春よ」 作品128(ネステレンコ(b)/文化省交響楽団1985年)/イギリスとアメリカの8つの民謡(イヴァノノヴァ(s)文化省交響楽団1989年)/ジャズ・バンドのための組曲第1番(ソリスト・アンサンブル1985年)/「Big Lightning」(未完のコミック・オペラ)から9曲(歌手多数/文化省交響楽団/室内合唱団1984年)/(以下編曲)D.スカルラッティの2つの小品 作品17から「パストラーレ」/D.スカルラッティの2つの小品 作品17から「カプリチオ」/ベートーヴェンの「のみの歌」(以上ソリスト・アンサンブル1979年)/J.シュトラウスIIのポルカ「楽しい列車」(モスクワ・フィル1979年)/リムスキ=コルサコフの「私はほら穴で君を待っていた」(アブラベルデヤエヴァ(s)国立交響楽団1979年)/V.ユーマンズの「2人でお茶を」 作品16(レニングラード・フィル・フィル1979年)〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー・・・管弦楽作品+声楽作品ばかり集めた5枚組から5枚目、とくにこの一枚にはよく聴き知った旋律(編曲もの)も多く、カバレットの(安っぽい)音楽を連想させる「ジャズ組曲第1番」は大好き、初耳「Big Lightning」もユーモラス剽軽な雰囲気満載!馴染みの民謡風旋律頻出!ファンの方には申し訳ないけれど、シリアスな交響曲よりずっと明るくて愉しい。音質抜群、寄せ集め音源のワリにバラつきもありません。ロジェストヴェンスキーはヴィヴィッドな躍動に溢れて、最高っす。アクが強くて、洗練されていないところが素晴らしい。2009年5月1,500円某にて入手とメモ有、もともとこの類は大好きだったことを思い出しました。後半戦著名な作品編曲の(小馬鹿にしたような風情が)ビミョーなこと!

BVCC-34147●Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調〜ギュンター・ヴァント/ベルリン・フィル(1996年ライヴ)・・・圧巻の世評+世界一のオケ+超優秀録音(らしい)云々別として、彼(か)の違和感はなんだったのか?自分なりの決着を付けるため。ようやくツボみたいなものは見えて、なんやかんや言いつつゲオルグ・ティントナーのあまりに素朴な世界との対比に耳馴染まなかっただけ?煽ったり、走ったり、といった方向に非ず、盤石に構成されて揺るぎない世界、オケの音色、微に入り細部を穿つニュアンスは千変万化し、輝かしく、厚みのある迫力サウンドに酔いしれる77分。84歳のご老人とは思えぬ壮絶テンションの高さ、ラスト迄継続に驚かされるばかり。第1楽章「Adagio; Allegro」漆黒の地下階段を降りたら、巨大な壁が立ちはだかる、といった風情〜終楽章「Adagio; Allegro Moderato」その圧巻の回帰が大好きな作品、この演奏に第3楽章「scherzo: Molto Vivace (Schnell); Trio: Im Gleichen Tempo」の切迫感と優しい風情、絶妙な対比に目覚めました。

ようやく世評に納得!(音質も)を前提に、オケが上手過ぎ、洗練され過ぎ、艶々易々と音が出過ぎるんやな、カラヤン逝去7年を経、砂糖甘ユルいサウンドからかなり変貌して硬質。嗜好としてはケルンとか北ドイツ放送交響楽団とか、ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)との録音に相性を感じたものです。

(2014年5月1日)


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written by wabisuke hayashi