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音楽日誌●再起と熟練の日々 再起と熟練の日々
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2014年4月某日/再起と熟練の日々

AspireOne A150白 Atom1.6/メモリ1gb今朝も薄ら寒い雨模様、四国では大雨だったらしい。予報では本日、こちらもかなりの量降りそうとのこと。GWの好天は夏場商戦の方向を占うものなので、明日以降の春日和を期待しましょう。自分も旅行ですし。ウォーキングはできないし、カラダが鈍っております。体調ややどんより、睡眠不如意、早朝覚醒状態也。AspireOne A150(Zorin OS Lite Remix)みたいな(10.1型)小さなマシンで連日遊んでいるのも健康的に非ず。あちこち躓きつつ、徐々に実用に仕上がっていく喜びありますよ。市場から消え、見捨てられた6年熟成”XP用”マシンが生き返るといった趣向であります。4月も本日にて終わり、オークションCDが売れないと毎日嘆いているけれど、冷静に今月落札された枚数カウントしてみたら(大物ボックス売れたし)合計135枚程になっておりました。順調な在庫削減とするべきでしょう。

これは正規CDR.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」/交響詩「ドン・ファン」〜ジョージ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1974年)・・・LPを諦め全部処分、CDに乗り換えた1990年代前半、最初期に入手した駅売海賊盤、一番お付き合いの長いR.Strauss音源かも。前々任フリッツ・ライナー圧巻の説得力に比べ、意外なほど(自分としては)印象の薄い録音となります。サイト内検索を掛けても言及ほとんどなし。音質がよろしい、といったことくらいか。世評高いのですね、オーケストラの技量の高さ、輝かしいサウンド、力強いメリハリ、音質条件〜すべて揃って、今回拝聴もワタシにはぴん!と来なかった。華麗なるサウンドが表層を流れるばかり。好みの人じゃないし、さほどに量を聴いていないから云々する資格ないのは前提、サウンドの生理的快感を求めることに徹底せぬと受け止められぬのかも。Mahler にも似たような印象を得ておりました。まだお勉強中、再度トライしてみましょう。写真は正規盤のもの。(今朝、再聴中)

TOCE-91080 オリジナルLPジャケットデザインR.Strauss 交響詩「英雄の生涯」〜ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル/ミシェル・シュヴァルベ(v)(1974年)・・・これも恥ずかしい駅売海賊盤、上記ショルティと同時期再録音(EMI)となります。LP時代のオーマンディを別とすれば、これが実質上「英雄の生涯」との出会い、これは帝王カラヤン気力体力芸術的成熟バランスの全盛期でしょう、文句なし。1959年DG録音も凄かったけれど、見得を切るような怒涛の推進力、粘着質表現、ベルリン・フィル圧巻の厚み深み迫力陰影、音質も含め、好き嫌い嗜好を超えて文句なしの説得力。写真はオリジナルLPジャケットデザイン。

R.Strauss アルプス交響曲〜ズービン・メータ/ロサンゼルス・フィル(1975年)・・・これも上記と同時期録音ですね。ブームだったのかな。当時40歳、次々と新録音を出して「ツァラ」は大ベスト・セラーであった記憶もあります。このオーケストラ在任は1962年 - 1978年の長期政権、技量人気も一気に引き上げ、メータが一番輝いていた頃でしょう。西独盤(c)1988、わずかに音質劣化を感じさせ、それは原盤要因かも知れません。この作品は「ドン・キホーテ」以上につかみ所のない〜といった印象があって、呻吟苦悩して目覚めたのはルドルフ・ケンペ/ロイヤル・フィル(1966年)であったと記憶します。メータの印象は”ロス・フィルはよう頑張っておる”、スケールとか勢いたっぷり、前記シカゴとかベルリン・フィルに及ばぬけれど、若さの輝きみたいなものをしっかり感じ取れるでしょう。語り上手であり、作品構成をわかりやすく表現して下さっておりました。

残り、歌ものを聴きたいな。では、行ってきます。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

せっかくのGW突入も雨模様にウォーキング不可、マンションのエントランス辺りで屈伸運動したのみ、本日は出勤です。体調どんより重い。昨日は夕方、一気に電話が集中して、さっさと帰るべきが少々苦戦、本日朝に持ち越し有。たった二人の祝日出勤当番、もう一人は昼から出掛けるから一人、粛々といつもの日常お仕事の山をクリアいたしましょう。昨日、主だった取引先ご担当に”木曜11時迄に連絡いただければ即答約束、それ以降は来週になります。ごめんね”メール入れました。

今朝の朝日新聞、漫画「いちえふ 福島第一原子力発電所労働記」(拝見したことはない)の竜田さんの主張は一理もニ理もある〜職人技の継承のため、原発稼働は必要。説得力あるなぁ、自分は基本原発には反対であり、じゃ代替エネルギーはどーするんだ、的論議には日本の叡智を集めるしかない、そう考えているのは前提。しかし、人類未踏の”廃炉作業”〜40年計画?この技術研究開発、そして現場で働く人々(放射能の関係で継続して働けない)の職人技の継承問題有。”原発ドンドコ推進!輸出も”とは笑止千万と思うけれど、”廃炉”そして厳然と存在する”核のゴミ”処理問題はあって、キレイごとでは済まされぬのも事実でしょう。自分の街にゴミ処理場はイヤ、みたいな論議ではこの国難は乗り切れぬ・・・歴代政権の責任は免れぬけれど。

今週は木曜昼から旅行なので、”音楽集中聴き”も中途半端。Brahms にすると交響曲はもちろん、室内楽、ピアノ曲中心になって、彼(か)の黄昏風情は春に相応しくない〜華々しく自分を鼓舞して短期決戦!はR.Straussにしましょう。どれも中途半端聴きの自覚有、反省。

artenova 74321 98496 2R.Strauss 交響詩「ドン・キホーテ」/チェロと管弦楽のためのロマンス ヘ長調(以上2003年)/13管楽器のためのセレナーデ 変ホ長調 作品7(2000年)〜デイさヴィッド・ジンマン/チューリヒ・トーンハレ管弦楽団/トーマス・グロッセンバッハー(vc)/マイケル・ロウイリー(va)・・・ノイズがある、アンサンブルが甘い、といった論評があるのには驚き。オーディオに関するこだわりはR.Straussならでは、アンサンブル云々は音楽を拝聴する上での価値基準の置き方なのでしょう。じゃクレメンス・クラウスへの感銘理由は?とか、一糸乱れぬアンサンブルであればすべて解決するのか、それは音楽の価値要因の構成要素のひとつでしょ、と思います。ワタシの耳ではアンサンブルの問題は感じなかったし。

一連の著名作品はずいぶんと長く拝聴して、少々つかみ所のない音楽との手応えでしたね。目覚めは御大カラヤンか(駅売海賊盤申し訳ない)〜語り口の上手さ、オーケストラ圧巻の実力厚みに痺れました。こちらジンマンはさっぱりとして飾りや余情の少ない表現、引き締まって爽やかな響き、どなたか”作曲者自演に似ている”とのコメントも有。(抑制床しい)チェロを主役に、変幻自在の長大変奏曲といった趣向が難解?聴き慣れるのに少々手間の掛かった作品は、細部音色ニュアンスの変化も優しく繊細、夢見るように美しい。会場奥行き、空気空間をたっぷり感じさせる音質も極上の鮮度、残り2小品も涙がでるほど可憐な名曲でありました。

他、世評高い往年の名録音を既にCD2枚分拝聴。しかし、いつもの出勤時間となりました(人様より一時間早い/祝日出勤当番でもリムズは崩さない)。

職場に留守番二人、要らぬ(自分の担当外の)電話に少々悩まされるけれど、概ね業務は順調というか、誰もいないのでノビノビしておりました。薄ら寒い雨模様も、通常業務だからなんの問題もなし、遊びに出掛けられている方は残念でした。(誰も興味ないであろうヲタク咄)AspireOne A150(Zorin OS Lite Remix)を飽きず遊んでいて、Zolinはubuntuベースに間違いなし、正確にはLubuntuなのですね。シャットダウンのところにちゃんと「Lubuntu」と出てきております。geditdでの「音楽日誌」更新は、文字コード問題にて断念。ネット検索すると「○×コマンド云々」解決策が明示されるけれど、こちら無知蒙昧なるド・シロウトは「コマンドって?」〜いったいどこにそんな呪文を書き込んだら良いのか・・・途方に暮れておりました。

なんかカンタンでエエのんないんかい!検索を進めるとLeafpadがよろしいとのこと。文字コード自動認識なんだそうです。そういえば前回挫折Linuxトライヤル(3年ほど前?)も同じ道を辿ったような?全然進歩していないような・・・今現在、これはLeafpadにて執筆、まったくフツウのエディターであり、カスタマイズはフォントの選択と大きさのみ、潔い軽快さでございます。Zolinの日本語変換はMozcが標準(但し、カスタマイズの方法がわからない)だから、先週のubuntuよりマシ、Ftpソフトは導入設定済なのでサイト更新は可能となりました。タグ打ちはめんどくさいけど。

更にHP無線プリンターへの接続の件、認識するが次に進めないといった症状。じつは画面が小さくて「戻る」「キャンセル」「次へ」の右下のボタンが出現していないらしい・・・(ネット検索の結果)10回ほどトライヤル試行錯誤して”Tabキー”+Enterキー確定移動回数を会得、無事テスト・プリントは出力されました。残る課題は”Mozc”の設定だ。趣味とはこういうことなのですね。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

どんより曇った月曜開始、明日祝日は志願の出勤日、雨模様薄ら寒いみたい。今週末からお休みいただいて、旅行です。JR切符の予約などしていないけど、大丈夫かな?木曜午前迄にいつもの定例実務作業をクリアして、あとはトラブルなきことを祈りましょう。(担当している業務の幅は広いし)ないことはあり得ぬので、カンタンにクリアできることを祈るばかり。ここ最近毎日、夕食後の胃が重く、胃薬服用連続、鋼鉄の胃袋を誇ってきたのになぁ、これも華麗なる加齢かも。昨日はビデオに録っておいた映画「舟を編む」(ジミだけどエエ映画やなぁ、しみじみ)、映画「テルマエ・ロマエ」(封切りも見た。荒唐無稽なエエ加減さ、最高)拝見、堪能。

昨日の”ハイフェッツ”再自主CD化、強行。Brahms ヴァイオリン協奏曲ニ長調〜ヤッシャ・ハイフェッツ(v)/フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1955年)・・・音質はもちろん、ソロの妙技、オーケストラの充実は快速スピード一気呵成。そりゃ現役世代は悩みますよ、60年前にこの完成度なんだから。ソロの個性前面(というか、どんな作品も彼しか聞こえない)さらさらと素っ気ない表現を嫌う方も多いらしいですね。”じつはヘタクソ、細部が弾けていない”といった論評を拝見した記憶もあるけれど、そうかなぁ、聴けば聴くほど魔法のようなテクニックに痺れ、なによりリズム感の良さ、スウィング感最高。上品でない(≒お下品)というのは一理あるかも。

NAXOS 8.555843Rodrigo コンチェルト・セレナータ/ハープと管弦楽のためのヒラルダの調べ(セビーリャ幻想曲)/アランフェス協奏曲(ハープ版)〜ヴィネス・ヴェンティンク(hp)/マキシミアーノ・バルデス/アストゥリアス交響楽団(2002年)・・・NAXOSより全10集にわたる全集出ていて、話題になってまへんなぁ、自分も知らんかった。Asturias Symphonyって、てっきりオーストリア交響楽団?そんな誤解していて、スペイン北部、歴史ある気候も風景もよさげなところみたいですね。母国の誇りある作品を、思わぬ親密なアンサンブル、美しく洗練された響きを聴かせてくださいました。全編静謐、上品なハープはエキゾチックな旋律を奏で、欧州、露西亜とは別世界の陶酔。著名なる”アランフェス”(胸潰れるほど妖しい名旋律!)は珍しいハープ版、これはこれでひとつの個性に間違いなし、但し、デリケート過ぎて、粗々しい情感の爆発、メリハリに欠けるでしょう。精神が落ち込んだ時に最適かも。若かったら全10集一気聴きするんだろうなぁ、ちょっと自信ありません。

Brahms 交響曲第1番ハ短調/ハイドンの主題による変奏曲〜ギュンター・ヘルビッヒ/ベルリン交響楽団・・・クルト・ザンデルリンクは著名かつ評価は高いけれど、同じオーケストラによるこちらの全集は詳細な録音情報さえわからない(1970年代後半らしい)。入手簡単とは言い難い全4曲3枚を揃えていて、交響曲第2番第3番への言及もしておりました。オーソドック奇を衒わぬ表現、中庸なテンポ設定、キラキラとは無縁ジミな弦主体の(かつての)典型的独墺系サウンド、しかも旧東独逸でしょ、嗚呼これこそBrahms でっせ、くすんだ世界に魅了されました。1931年生まれ、現在は台湾の国家交響楽団の芸術顧問だそうな(録音を見掛けたことはある)。

この後、Beeやん流れからBrahms 交響曲第2番ニ長調〜ヘルベルト・カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団(1955年ステレオ)ちょっぴり拝聴、今週はBrahms でいこかいな〜いや、せっかくの春の風情とBrahms は似合わないと思い直したり。世間はGW中、お仕事行ってまいります。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

世間はぼちぼちGW、自分は無為無策な週末、昨日外出したのは早朝ウォーキングのみ、昨夜も11時前には眠くなって・・・妙にリアルな夢見ました。鏡を見たらてっぺん辺りつるり禿げてショック!(自分は短髪なのに少々伸びていた)嗚呼、仕方がないなとか、みごとに太った女性より新興宗教の勧誘を受ける、とか。自主CDはぼちぼち作っては整理(音源配置を誤ったり、演奏そのものが気に喰わなったりしたものは、オークション時にオマケにつけたり)の繰り返し、今回入手の100枚ロットは”印刷面なし”処分1,200円(税送料込ノーブランド)処分品、幸い数枚試して品質的な問題なし。前々回ロットはほとんど40%ほど不良でしたから。使わぬと不良かどうかわからないから、返品もできぬ消耗品にショック、次回ロットは日本メーカー・ブランド(製造は中国でしょう)少々お高いものを入手したものです。

幸い精神的にはBeeやんが聴ける状況(≒前向き)に至ってここ一週間ほど、せっせとヘルベルト・カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団の全集を計5枚分自主CD作成しておりました(先月交響曲第3番第1番は作成拝聴済)。20世紀中に駅売海賊盤にて4枚揃え、主に音質に問題を感じて早々に処分済、これが話題の新マスター全集世間は新リマスター!「第九」ステレオ音源発見!みたいな話題らしいれど、こちら日本経済に寄与せぬKechi野郎でございます。作成費用CDR代合計75円ほど+収納袋代(人件費別)。

今週のSibelius 拝聴の合間に順繰り聴いて、現在交響曲第7番イ長調(1951年)聴きつつ執筆、これがラスト。交響曲第8番ヘ長調(1955年)のみステレオ、残りもけっしてそう悪い音質に非ず。但し、低音が弱い、音の芯が足りぬ(ド・シロウトがイメージするところの)EMI 個性であります。Beethoven 大傑作の海をまとめて云々しちゃ失礼なのは前提、カラヤンは語り口の上手さそのまま、オーケストラの清冽清潔なサウンド、粘着質な表現から遠く、40歳代壮年の颯爽エネルギー溢れ軽快、カッコ良い演奏勢揃い!

幾度か言及したけど、1960−70年頃ちゃんとしたステレオ音源でも”嗚呼、聴いてらんねぇ”→そのままオークション出品直行!ここ最近、音質を気にする贅沢病亢進、歴史的音源を聴ける”耳”維持しているか自分への試練でもありました。全部快速!というワケでもなくて、交響曲第4番 変ロ長調(1953年)辺り、けっこう着実なテンポを採って走らない。緻密な仕上げというより、ざっくり流れと勢いを重視した方向、でも細部の詰めが甘いワケじゃない。オーケストラの個性もあって、重厚長大な響きより、爽やかさが先行いたしました。

Beeやんとの出会いはオーマンディ(小学生の時/進展はスタインバーグ〜中学生の頃/亜米利加勢ばかり)、なのに先日「第九」に必ずしも好ましい印象を得られなかったのも不安。嗜好の日々変化に慄(おのの)いております。”思わぬ一気聴き”となりました。

昼はご近所北側方面、坂道を上がって散歩〜まず大型文具屋にて三菱”PureMalt”ボールペン替芯(黒)入手@87。(ネットだと送料が高い)それからご近所では珍しい和食が美味しいレストランにて昼食、途中キレイ、新しいカッコ良い家が並んで眼の保養です。良い天気。

ここ最近、ネットより入手できる音源は(それなり)厳選して自主CD化しているけれど、いつから始めたんでしたっけ?「自主CDの完成度」という一文を更新したのは2012年3月、「製品としてのCDの矜持」は2011年6月、「CDの相場/価格破壊」は2010年3月・・・2009年4月の音楽日誌に既に”自主CD”という造語は登場しているから、2008年末にはこんな作業を始めて、もう6年目?最初の頃はとにかく”無料で!音源入手できる”ことが嬉しくて、例えば海外アマオケの公演記録とか、あまりよろしからぬ状態の歴史的音源とか、保存するに耐えぬものも、どんどこ日々焼いて喜んでいた記憶有。

半分は処分済?ずいぶんと捨てたり(先に書いたように)オークション送付時、無理矢理オマケにしたものもあります。(迷惑な話だ)〜こんなことに言及したのも、生き残った初期自主CDを何枚か確認していたため・・・Beethoven 交響曲第5番ハ短調/第8番ヘ長調〜ヴィクトール・デ・サバータ/ニューヨーク・フィル(1950年)・・・わざわざ求めてよろしからぬ音質を聴かなくっても・・・といったところ。久々(5年ぶり?)拝聴の結果〜引き締まった明るいサウンド、微妙に揺れる浪漫のテイスト、なかなかエエではないか。ま、たまに聴くのも悪くない・・・けど、求めて聴くべきものかなぁ、新しい、音質状態のよろしい音源たくさん待ってますよ。そうか、当時はけっこうヒストリカル音源を熱心に聴いておりました。フルトヴェングラーとかトスカニーニ、もう5-6年聴いていないかも。

1990年代初頭2,000円にて購入/処分済Beethoven ヴァイオリン協奏曲ニ長調(シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団)/Brahms ヴァイオリン協奏曲ニ長調(フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団)〜ヤッシャ・ハイフェッツ(v)(1955年)・・・最初.rarファイルの解凍方法とか、.flacファイルの扱い(再生方法、.wav変換方法)もわからず、.zipファイル、.mp3音源(ファイルサイズも小さく、ダウンロードがラクだった)ばかり狙っていたのですね。ワタシはスウィングするように快速、素っ気ないサラサラと流れる表現を愛します。しかし、当時作成した自主CD初期のものは(かなり)音質が落ちるのですね。もっとちゃんとした音質音源は入手可能となったから、再度作成するか。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

昨日、金曜はいつもユルい日であって、それは営業担当している取引先との関係?なんらかのトラブルや緊急要請ない限り休んでも良いくらい。ま、ちゃんと追加要請とか問い合わせとかいろいろありました。昨日迄にやり残した懸案事項は朝一番、他の人が出てくる前にほぼクリア出来、小さなトラブルとも呼べぬトラブルは毎日のこと。あっさりクリアして、さっさと帰宅いたしました。週末は女房殿の休暇でもあって、ご近所焼き鳥屋に数カ月ぶり訪問〜想像したよりずっと安くあがったもの。概ね週末早朝にオークションの締め切りは設定してあって、今朝は完全坊主状態。一昨日送付した大物ボックスは翌日、あっという間に千葉県中央東部に到着、喜んでいただけました。

体調は悪くない〜睡眠時間が短めなのは昼寝して充足予定+滅多にない(初体験?)便秘気味(一日のみ)なのは不思議原因不明。(この一文更新後、無事クリア)6年もの熟成AspireOne入手一週間、OSはなんど入れ替えたことでしょう。昨夜、とうとうZorin OS Lite6.2(ubunruベース)インストール出来(ubutuよりちょっぴり軽快)、菩提Linuxはカッコよさ気だったんだけどなぁ、日本語化済CDR起動はやはり途中で止まってしまって断念。基本ブラウザはChromeだから、あっという間にいつものネット閲覧環境となりました。操作雰囲気がWindowsを意識していて、ド・シロウトにはありがたいところ。FTPソフト導入してサイト更新環境も出来、geditを導入して執筆したろうか〜すると「音楽日誌」が起動不可、無理矢理Shift-JIS設定して開けても保存不可、強行すると文字化けの嵐〜って、まったく同じことを前回Linuxトライヤル時に経験しておりました。せっかく日本語変換はmozcになっているのになぁ、いくつかの(テキスト)ファイルは大丈夫だから、文字コード依存(特殊)文字を使っているのでしょう。たしか”〜”もあかんかったような?ブラウザ上で作業するブログとか、googleDocumentsだったら問題はないでしょう。

ZorinはようできたOSと思うけど、菩提のようなCool!さは見た目ないなぁ、ま、それなり、ようやく実用に至りました。どのように活用するか考えましょう。通常のネット閲覧、Webメール処理、オークションの対応、諸原稿の下書き、データダウンロード(DropBox連携させて)など、これで可能です。

TOCE-11459今週”Sibelius 拝聴シリーズ”も本日最終日。Sibelius 春の歌 作品16/ダンス・インテルメッツォ 作品45-2/森の精 (管弦楽のための音画) 作品45-1/パンとエコー 作品56a/アンダンテ・フェスティヴォ/ヴァルス・ロマンティク 作品62b/カンツォネッタ 作品62a/美しい組曲 (フルートと弦楽のための) 作品98a/田園組曲 (弦楽のための) 作品98b/ロマンス ハ長調 作品42〜チャールズ・グローヴズ/ロイヤル・リヴァプール・フィル(1975年)・・・2005年7月2日(当時在住)岡山市表町にて@504入手とのレシート有。知名度ともかく珠玉の名曲は控えめにキラキラ輝いて、懐かしい旋律ばかり、このオーケストラもどちらかと言うと非・濃厚系響き薄めと認識しておりました。ところが!この素直な、飾りの少ない表現を基調として、微妙な表情ニュアンス溢れる説得力に驚き、オーケストラの響きにコクもあります。音質もよろしい。「アンダンテ・フェスティヴォ」って作曲者自演の録音も残される、わずか4分ほどのシンプル雄弁な(何の変哲もない)弦楽合奏、これがけっこう胸を打つんです。CDとっくに廃盤、2000年に国内盤出たのみか、もったいない。

0002342CCC  16枚組 4,980円 2002年、今は亡き金沢・山蓄通販にて購入聴き残し交響曲拝聴。Sibelius 交響曲第4番イ短調(1979年)/第5番 変ホ長調(1971年)〜クルト・ザンデルリンク/ベルリン交響楽団・・・現在はベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団と呼ぶそうな。予想外、思わぬレパートリーのように見えて、けっこう世評は高いもの。この人は、どんな作品も立派な構成に仕上げる!盤石の決意と重心の低い安定を目指して、この難解つかみ所のない2作品をみごとに、わかりやすく明示いたします。オーケストラは豪快、しかしカラヤンほどの脂肪分糖分を感じさせず雄弁、しかし流暢に非ず。ほの暗い、芯の太い骨のあるサウンドにはニュアンスもあって、スケールは違和感なく大きい。終盤テンポを落としていくところなど、その効果には素直に感服いたしました。アレクサンダー・ギブソン/スコティッシュ/ナショナル管の表現サウンドがいくら理想的清涼なものだったとしても、響きの薄さに少々不満はあったんです。

この明晰、わかりやすさは出色!金管やティンパニが少々立派過ぎ、という声はあることでしょう。ホルンの深みのある音色も出色、重量級演奏は充分、北欧の寒々しい景色を感じさせてくださいました。

Sibelius はお気に入りだけど、交響曲7曲全部、一気に拝聴、なんてことはなかったもんな。今回は(例えば)マゼール/ウィーン・フィル、バーンスタイン新旧録音、ベルグルント最初の2種(ヨーロッパ室内管との録音は好きになれなかった)、他アシュケナージとかアルヴォ・ヴォルメル辺り、次回の宿題となりました。バルビローリは(言及ないけれど)聴いたんですよ。粘着質表現にちょっぴり違和感有。

いつのもように週末休み、ゆったり音楽など聴いて居眠りうつらうつら、終日ぼんやり。早朝目覚めてウォーキング+「音楽日誌」ゆっくり執筆、【♪ KechiKechi Classics ♪】 定例更新はAspireOne A150(Zorin OS Lite Remix)/googleDocumentにてメモしつつ。ネットをみるだけだったらドスタブ(Nexus7改)=タブレットPCが便利でっせ、なんせお手軽ですから。ちょっとした検索もカンタン、でも文書メモは(自分には)ちょいと厳しい感じ。AspireOne A150(Zorin OS Lite Remix)の機能(+自分の技量)ではサイト更新は難しいけれど、メモ程度だったらキーボードあるからラクラク。

Chromeが日常愛用しているものとまったく同じ、というのが嬉しい。ちょいと小さいだけ、違和感なし。ネットブックは市場から消え去ったけれど、こうして機能を割り切って使えば、生きる道はあるものですね。フツウ、自分みたいにHTMLタグを打ってサイトを更新している人はいないでしょう、これで充分じゃないか。但し、6年前熟成マシンはyoutubeの画像再生が少々苦しい・・・のは事実。逆にワタシはあまり動画は見ないので、これで充分とも言えます。

あと日常使いの用語登録してあるQtClip(クリップボード履歴保存ソフト)さえあればなぁ、これはWindows版でも既に更新されていないから、愛用者は少ないのかな?これは業務合理化にも必須です。それとプリンターの設定ができていない、無線プリンターは認識するけれど、その先の設定ボタンが出現しないんです。

フリーのネット・ストレージはあちこち出ていて、一番活用しているのがgoogleドライブ、これはなんといってもブラウザ・ベースで活用できるのが便利、他のは別途アプリケーションが必要だったりして、Linux用のが揃うとは限りませんし、マシンごとの設定もメンドーといえばメンドー。pCloud というのも便利でっせ、データ保存するだけだったら。いまどき10gbくらいのスペースは無料なんですね。(1tbが有料)一時保存とか、逆に最低限必須のデータ保存するのにも便利に活用しております。(自分の場合は職場セキュリティとか、自宅の種々ネット設定やパスワード関係)* 以上、このパラフレーズはAspireOne A150(Zorin OS Lite Remix)にて執筆しました。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

さて今週もなんとか週末に到着。油断していると2014年も1/3経過、年末急遽出勤トラブル処理〜正月北海道帰郷は遠い昔のように感じます。インフルエンザに苦しんだのは先月でしたっけ、日々快速に過ぎ去って、季節はすっかり緑萌える春に至っております。体調は悪くはないけれど、睡眠不如意(早く目覚める)+連日業務量の多さ(更に趣味)に両腕マウス腱鞘炎やや悪化+何故か?この時期左膝の古傷が痛むのは昨年も経験しておりました。運動不足を自覚しているので、週末は意識的に(もっと)歩きましょう。現職場、とにかくあと3年弱保たせんとあかんからな。

オークションCD売れ行きは絶不調、毎週締め切りに一件入札あればマシなほう。それでも昨日100枚ボックス送ったでしょ?また収納棚に余裕できて、精神的にも余裕ができたような錯覚が嬉しいもの。現在Linux化大苦戦しているAspireOne A150(3,240円)衝動買い分以上埋めましたし。昨夜、それに含まれていた音源CD2枚分+α、ネットより(かなり良好な)音源入手して自主CD化、どーしても聴きたいものはあったんです。(フリッツ・ライナーとかヤッシャ・ハイフェッツ)

6年もの熟成AspireOne A150(白)に昨日、Bodhi Linux無事CD起動成!途中で止まる、というのは非力なマシンにありがちな症状とは、ネットで知りました。非常に個性的、美しく、ムダを削ぎ落したインターフェイス(菩提という意味らしい)、問題は入手したものが英語版であったこと(日本語化の方法を読んでも、基礎知識皆無〜梵語を眺めるよう)、それとネットの電波を(何故か)認識しないというのも困りもの。ubuntuは扱いやすい、完成度高いOSに間違いなし、しかしなんとも我が激安マシンには荷が重いのが残念無念。昨夜就寝前に日本語化したLinux関連、ダウンロードしておきました。(CD起動にて試用した)LinuxBeanというのが良かったんだけどなぁ、なぜかインストールできんかった。マシンとの相性?それとも抜本的な認識理解の誤りでもあったのか。

まだ、入口辺りうろうろ、たっぷり遊べます。

CHAN6557Sibelius 交響曲第3番ハ長調/第6番ニ短調/第7番ハ長調〜アレクサンダー・ギブソン/スコティシュ・ナショナル管弦楽団(1982/83年)・・・淡彩清涼なオーケストラの響き、やや非力ではあるが北欧の雰囲気にふさわしいサウンドであり、ギブソンはアンサンブルを整えて独墺系とは基本言語の異なる個性的作品を雰囲気豊かに表現しております。”クッレルヴォ”、交響曲第1番第2番に存在した詠嘆の旋律は消え失せ、解脱しきった第3番はハ長調、って「ジュピター」「リンツ」からトンデモ離れた世界ですよ。寂しげ断片的モノローグばかり、若い頃はその魅力を発見できませんでした。第6番は解脱路線推し進めて、ほとんど宗教的な悟りと洗練を感じさせる気品ある旋律連続。第1楽章、弦の清潔な歌から一気にテンポを上げるところなど、まさに星空広がる”銀河鉄道”を連想させます。

交響曲第7番ハ長調(これもハ長調だ)至ると、どこが交響曲やねん?一気呵成の幻想曲であって、変幻自在の旋律全容を理解するのはけっこう苦戦する(ハズの)20:35。ワタシは中学生の時、ノーミソ柔軟だった頃より馴染んでおりますから。ギブソンのオーケストラは充分美しいし、録音も悪くはない〜けど、カラヤン先に聴いたでしょ?掟破りな超弩級オーケストラの厚みはSibelius に相応しいとは思えぬけれど、予想通りこちら少々貧相に聴こえる・・かも。

続けてSibelius 組曲「歴史的情景」第1番 作品25/第2番 作品66/恋人 作品14/叙情的なワルツ 作品96a〜アレクサンダー・ギブソン/スコティシュ・ナショナル管弦楽団(1984年)拝聴・・・こちらシロウト耳には、ぐっと民族的なわかりやすい、馴染みの旋律風情(「歴史的情景」計6曲)〜バルビローリ(1969年)で聴いていたのかな?CD確認してびっくり!あれって抜粋(3曲)だったんですね。しばらく考えて(我がリファレンスとしている)ネーメ・ヤルヴィ(1985年)を思い出しました。

端正ていねいな仕上げ、淡彩清涼な響きは交響曲と同印象、これはこれでひとつの完成度なのでしょう。しかし、やや”弱い”、”細い”?〜けっして独墺系重厚長大サウンドを称揚するワケじゃないけれど、そんな不満ないでもなし。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

今週も定例作業の山場超え、偶然発見した取引先発注の怪しげミス、その内容(パターン)分析裏取り見極めフォロー作業云々〜退屈もせず、適度な忙しさ(≒ヒマ)な一日。なんせ処理スピードは超快速ですから。モットーは”拙速は巧遅に優る”〜気が短いだけ。帰宅後は(音楽も聴かず)6年もの熟成3,240円マシンAspireOne A150にLinux導入作業→ボロボロ。動作軽快なるLubuntuの日本語入力不如意(というかキーボードを受け付けない)修復できず、CD起動可能なLunuxBeanのインストール不可はCDR不良かも、もう一枚焼いてみても結局結果は同じ、更にBodhi LinuxダウンロードしてCDRに焼き、CD起動させても途中で止まって画面真っ黒に・・・幾度繰り返して疲れ果てました。

結局再度Ubuntu入れました。ちゃんとフツウに入るし、動作も安定して・・・重い。Chromiumを入れ、FireFox、LibreOffice(他使わぬソフト)を削除、Lubuntuでは標準であった動作軽快な表計算ワープロソフトを導入〜にもエラく時間が掛かるのは非力マシンだからでしょう。なんや不完全燃焼やなぁ、CDR数枚ムダにしたし。ストレス解消ならぬ逆に、鬱憤溜まった感じ。しばらくこれで遊んで、再度別な道を研究しましょう。

オークションは大物をさっさと早期終了させ、早速連絡有、本日取引先に出掛けるついでに”はこBOON”送付するつもり。自家用車がないので、こんなワザも必要でっせ。ほか、あいかわらず絶不調な売れ行き不調続きます。そういえば先週送付したところは、長野県はナントカ郡云々村、いかにも山の奥!風地名、それでもCD4枚格安164円送料数日、ちゃんと届くのですね。ネット世界は文化的入手難をクリアしております。CDや書籍は典型的な事例。

LP時代のデザイン昨日朝に聴いた音楽。Sibelius ヴァイオリン協奏曲ニ短調/交響詩「タピオラ」/交響詩「フィンランディア」〜クリスチャン・フェラス(v)/ヘルベルト・カラヤン/ベルリン・フィル(1964年)・・・子供の頃、LP時代からお気に入りでした。.htm" TARGET="_blank">愛聴盤もずいぶんと久々の拝聴となりました。ああ、いかんなぁ、こんな立派な分厚い響き、カッコよいスタイリッシュな演奏聴いちゃうと、他のが貧相に感じそうなほど。LP処分して真っ先に駅売海賊盤入手して二十余年、こんなにエエ音やったっけ?驚くほどの深みと奥行き、自然な音質であります。

たっぷりとした骨太で豊満、というスタイルではないが、清楚で良く歌って、しかも過剰なるなヴィヴラートに陥らない。数年前のワタシは「神経質」「細い」との印象を持ったらしいが、ココロ澄ませて拝聴すれば、そんなことはない。抑制された情熱と官能さえ感じさせて、瑞々しいテクニックがどこまでも爽やかで若々しい
9年ほど前のコメントに揺るぎはなく、いっそうの好感を持ったものです。主役はあくまでカラヤンか。

交響詩もカッコ良い!やや難解な「タピオラ」はムーディ、「フィンランディア」のティンパニのメリハリは驚異的〜でもね。なんかSibelius ってもっと清貧というか、カラヤンはちょっと雄弁ゴージャス過ぎませんかね。写真は懐かしいLP時代のもの。

本日も無事乗り切れますように。

本日も一日、思ったとおり+αの余録にてお仕事終了。オークション落札された「協奏曲100枚組」も無事送付できました。お仕事3日目の女房殿の愚痴を伺っていると、自分の職場との”文化の臭い”(匂いに非ず)共通性に気付きます。とても静か、おとなしい、嫌味やイジメはないけど、頑として旧態のやり方を崩さない、狭い文化のなかで閉塞している・・・コンピューターでの合理化拒否、インターネット・バンキングは「昔勝手に小切手切った奴がいた」みたいな頓珍漢な理由にてアウト。請求は手書きじゃないと責任が持てない・・・そりゃ70歳超大ヴェテランだからなぁ、OAの世界は理解できんでしょ。理解できなくても”わかる人に任せる”ことができなければ、進歩はありません。

お金は大切だけど、基本、お仕事は楽しくないと。愉しまないと続きまへんって。ラクとかツラい、量が多い、とか別問題。自分だってこの一年、死ぬほど退屈、オモロないお仕事をここまでオモロく変えた、といった手応えありまっせ。職場内外にずいぶんと人脈はできたかな?と手応えあります。あまりに進歩のない職場であれば、やめたらよろしい。但し、職場で新しい知り合い、つながりができるというのは大切なことでしょう。(ここまで復活なったAspireOne A150/ubuntuにて執筆更新。ツカれ果てました。mozcはどこにいった?)


2014年4月某日/再起と熟練の日々

青空が広がる朝、空気は適度に冷たいと感じます。女房殿お仕事2日通って、84歳ヨイヨイの社長、70歳過ぎの経理を取り仕切る女性幹部(社長運転手兼任)はせっかくのシステムを使いこなせず、というか触らせず(もったいない)旧態とした手書き(大福帳?)を強要しているらしい。なぜ後期中年の女房殿が採用されたかというと、若い人が耐え切れず辞めていくからなんですね。別にカネに切羽詰まって働いるワケじゃなし、職場の人達と愉しくやっていけそうだったら、お仕事の改善の芽が見えるのだったら続ければ、ということです。

同じ人がずっと仕切る、しかも高齢の方が、というのはいずれよろしくない。若い人の育成、将来未来につながりませんよ。こちら後期中年ダンナのほうは相変わらず退屈せぬ程度の小さな(内外要因)トラブル連続、基本取引先にご迷惑を掛けない内部(フォローすればなんとかなる)問題は気にしない(程度はあるけど)、外部との関係は”謝って済むミスはミスに非ず”といった哲学でやっております。なんせ歴代担当の2.5倍のお仕事量+幅こなしておりますから。文句あるか。毎日お勉強中。

動きぴたり!止まっていたオークションはとうとう大物「協奏曲100枚」入札有。ひと通り聴いたし、ほぼパブリック・ドメイン音源だからネットより調達できるものもある(希少音源ないでもないけど)から、といった出品でした。大苦戦なAspireOne A150(Lubuntu導入)は、動作は軽快!しかしブラウザにて文字入力不可状態、ネットにてそれらしい記事を見つけ、ご指導通り改善を試み(たつもり)てもアウト。なんせ人生K(勘)D(度胸)D(出たとこ勝負)にて乗り切ってきて、怜悧な理論構成には弱いんです。別なの入れてみるか、LunuxBeanをダウンロード、エエ感じに立ち上がってデスクトップ画面のインストール・アイコンをクリックするが、ぴくりとも動かん・・・

人生思うように、カンタンにはいきまへんなぁ。しばらく遊べまっせ。ubuntuは安定していたけれど、6年もの熟成3,240円マシンには少々重すぎます。

BISSibelius クッレルヴォ 作品7〜オスモ・ヴァンスカ/ラハティ交響楽団/リッリ・パーシキヴィ (ms)/ ライモ・ラウッカ (br)/ヘルシンキ大学男声合唱団(2000年)・・・ 連想したのは数日前の「ゴシック」。Sibelius 中、知名度、演奏機会に於いてもマイナーな存在、大柄長大声楽を伴う大作(80分を超える)、こちらのほうが旋律のわかりやすさローカルな魅力に溢れていると感じます。冒頭第1楽章「導入部 Johdanto (Allegro moderato)」辺り、ほとんどNHK大河ドラマ!勇壮、わかりやすい、カッコよい旋律続きました。声楽登場楽章(第3/第4楽章)も同様、題材は母国の伝説?「カレワラ」から採られた悲恋物語らしいけど、ま、雰囲気だけ味わいました。

ラハティ交響楽団は整ったアンサンブルに驚かされる実力(但し、実演を聴いた人の報告ではヘロヘロとのこと)。但し、全体に線が細いというか、静かなところでテンション下がり気味か、といったところ。洗練されても、迫力大爆発はもうちょっと欲しいところ。声楽には文句ありません。いずれ交響曲第1番より更に前、Sibelius の凝縮した個性は姿を見せません。名曲。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

ようやく雨もやんで、春が戻ってくる予報は最高気温20度C。公園の鉄棒も湿ったまま、朝の空気は澄んでおります。やはり短いながら、ウォーキングは毎日実行するのが気分転換、昨夜もそれなりにちゃんと眠れた自覚有。昨夜、商品納品トラブル対応のケータイ連絡有+夢のなかでお仕事の手順漏れ思い出して、今朝からぎりぎり修正間に合うかな、そんなことを考えておりました。昨夜は”Lubuntu”三昧、これがどーも上手くいかない。ChromeやFTPの設定そのまま引き継がれたのはエエけど、ブラウザ起動時に日本語入力不可(原因不明)、それにキーボードがなぜかUSAになっております(直し方がわからない)。テキスト・エディターだとちゃんと日本語入力できるんですよ。数日前宿題とした”LunuxでもAtok風入力を!”との願いは”Mozc”導入すると可能(数年前も入れていた)ことを思い出して、ダウンロード実行しても何故か?設定に登場しない・・・せっかく軽くて良さ気なOSなんだけどなぁ、また一からクリーンで入れてみるか。オープン・オフィスじゃない、動作が軽い表計算、ワープロ・ソフトにも好感を持ちました。

こんな不具合もシュミの愉しみのうちでございます。お仕事は本日明日が週次作業の山、なのに本日昼からしょーもない取引先定例会議(月一回/前回はトラブル理由に抜けました)有。2時間半ほどのロスが恨めしい。

LP時代の画像昨夜の音楽。Sibelius 交響曲第1番ホ短調/第2番ニ長調〜アンソニー・コリンズ/ロンドン交響楽団(1952年)・・・このところ太古歴史的音源やら、ステレオ時代を迎えた1960−70年頃の音源にも以前ほどの感銘を受けられぬようになっている自覚あって、それは音質問題?それとも演奏スタイルや自分の嗜好の変化なのか。少々考えこんでおりました(結果、どんどこオークション処分することに)。これはもちろんパブリック・ドメイン、自主CD作成初期?.mp3からの音源、やや響きが軽量なのはおそらくそのせいでしょう。モノラルながら英DECCAの録音は驚異的な鮮度を誇って、21世紀に現役として鳴り響きました。燃えるように速いテンポ、金管の咆哮、テンションの高さ、アツさ、それはとくに第1番ホ短調に顕著な個性でしょう。当時のロンドン交響楽団はけっして万全な体制ではないと思われる戦後から7年ほどの記録、信じられぬほど絶好調であります。世評高いことにも納得。

しかし、完成度は著名なる第2番のほうが上じゃないの?基本路線は第1番と同じ、たしかに尋常非ざる爆発はやや抑制気味、それでもメリハリの強烈さ、美しい旋律のスッキリとした歌い口、終楽章への盛り上げ方の上手さ、数多い競合盤に負けぬ魅力たっぷり。

・・・と、いうことで今週は”Sibelius 一気聴き”。自分なり宿題をいっぱい抱えたまま、ここしばらく拝聴機会は減っておりました。かつて胸震わせて聴いたバルビローリ(ハレ管)とかベルグルント(ボーンマス交響楽団)はどんなふうに聴こえるるのか・・・少々怖い感じ。ここ最近のリファレンスはネーメ・ヤルヴィ(旧録音)なんです。

では、元気で行ってきます。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

さて、久々の出勤、新しい一週間の開始にウォーキングをしっかり、と思ったら雨に烟(けぶ)る朝に実行不可。昨日も終日薄ら寒く、本日も同様に15度C迄しか気温は上がらないとか、予報は雨90%。女房殿は大阪より戻って、本日よりお仕事出勤開始。ぼんやり無為無策な(自主的)連休、音楽聴いて、読みやすい新書一冊消化(内容薄かったな)、あとは音楽三昧+AspireOne A150(ubuntu)(3,240円也)で遊んだり・・・メモリ1gbというのもなぁ、と思って裏を開けてみたら、形状が204pinで先日ノートに増強したものと違うのですね。それに高い(2gb/2,600円ほど?希望限度980円)、やはり自分なり過去の記憶と比べて高止まりしていると思います。本体価格に近いメモリ増強は諦めました。

ミニノートAcer Aspire One AOA150-Bb 青/処分済一般にパソコン周辺のハード系って、スペック機能デザインとも変遷が激しいものだけど、これはデザイン。センスの旧さを感じさせません。前回「青」入手は2008年8月、送料込50,300円(+振込料)前機種工人舎SA1F00Aどんな使い勝手だったか?処分理由も記憶なし2007年11月入手/前機種小さいVAIOの電源部分壊れて入手したはず=当時は日常必需品でした)は30,500円処分って、もう6年前か。そりゃスペック現役なハズはないか。サイト内検索すると処分は2011年7月、Chrome導入も同時期でした。ASUS EeePC 4Gとのいうのも同時期に処分していて、2010年9月入手(14,000円ほど、処分は壱万円?)これはPuppyLinux練習用と記憶するけど、画面小さすぎてキーボードも異様に使いにくかった記憶有。この辺りから無線LAN内蔵というのが常識になったのですね。

6年ねぇ、こういったコンピューター関係は変遷激しいけど、ソフトはほとんど変わっていない。ネット世界の運用はどんどん変わっております。

SRCR-1504Beethoven 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団/モルモン・タバナクル合唱団/ルシーヌ・アマーラ(s)/リリー・チューカシアン(a)/ジョン・アレクサンダー(t)/ジョン・マカーディ(b)(1964年)・・・小学校6年のクリスマス、自分で小遣いはたいて購入した2枚組(2,500円也。フィル・アップは「運命」)。全集CDで出ていたのですね。ここ数年、音楽に対する嗜好?それとも単なる華麗なる加齢か、どんどん変化して、かつての感動が蘇らんのです。1995年発売のオリジナル音源問題?音質がいまひとつ潤いに不足して、明るく厚みのある優雅なサウンドを感じ取れません。テンポやや早めな基本オーソドックス、メリハリもあるし、アッチェレランドの盛り上げも自然、声楽もそれなり充実して・・・最後迄しっかり拝聴しても、子供の頃の感銘は帰ってこない。すっかり古楽器系に耳慣れてしまったのか。記憶ではインマゼール(2007年)も不満だった記憶はあるけど”不満の意味合い”、そもそものステージが違ったみたい。あかんなぁ。

他、コンスタンティン・シルヴェストリの「シェヘラザード」(1966年)等拝聴。昔の録音は全部ダメ、というのでもない。12年前のコメント前面書き換え必要なほど感銘有・・・(時間切れ)

朝一番に出勤、小さな失敗やトラブルなどありつつ、基本淡々とフツウな一日。いくつか宿題も無事クリアいたしました。終日雨はしとしと、肌寒い日々は4月下旬とは思えぬほど。昼休みにLinux関係の検索をして、やはりAtom1.6mh/メモリ1gbのマシンにubuntuはキツいかな、もっとカルいのを入れるべきかと思い至りました。OSを入れ替えたり設定を変えたり、はノーミソ活性化ストレス発散に最適なんです。Linuxはオープンであり、フリー(無料、自由)であるが故に多くの派閥?宗派?が出現してしまう〜これがド・シロウトには馴染み(わかり)にくいところ。良し悪し別としてWindows、Mac、Andoroidも”コレ”と既製服が決まっているじゃないっすか、皆唯々諾々として従うしかない・・・考えなくても、選ばなくても良いのがラクかも。閑話休題(それはさておき)、いろいろ考えてLubuntuを選択してみました。

軽快さと使いやすさのバランス考慮の結果。帰宅してデータ・ダンロード〜CDRに焼いて、現在”Ubuntuからのアップデート”実施中。音楽聴きながら、というのも愉しいもの。さて、どーなるか。

ROYAL CLASSICS ROY6426 このCDは処分済今朝の時間切れの続き。Mussorgsky 交響詩「禿山の一夜」/Borodin 交響詩「中央アジアの高原にて」(以上1967年)/Glinka 歌劇「ルスランとリュドミュラ」序曲(フィルハーモニア管弦楽団1959年)/Rimsky-Korsakov交響組曲「シェヘラザード」作品35(1966年)〜コンスタンティン・シルヴェストリ/ボーンマス交響楽団/ジェラルド・ジャーヴィス(v)・・・写真のCDは処分済、Disky Communications BX 707482 10枚組(4,980円涙)再購入中の一枚。現在なら15枚EMI音源全部入ったものが入手可能です。

最近、1960-70年辺りの音源久々の再会が怖くって〜若い頃の無垢な感動が無残に崩れる・・・こともしばしば。これは幸い印象はいや増して好転いたしました。少なくともボーンマス交響楽団との録音はかなり鮮明、かなり激しい”爆演”ぶりをリアルに堪能可能。冒頭「禿山」(改訂版)絶品の大爆発、ボーンマス交響楽団(とくに金管)は荒々しくパワフルに鳴りきって、泥臭さ満開。その勢いのまま「シェヘラザード」に傾(なだ)れ込んで、大仰な表情、アツく、クサい詠嘆が纏綿と続いてパワフルであります。聴き手のテンション、体調整えて堪能すべき見事な演奏!

今週はこのまま露西亜?とも決めかねて、夜はSibelius などしっかり拝聴しております。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

昨夜も熟睡出来。朝、10分ほどのウォーキング(+ストレッチ)では運動不足、睡眠不如意は日常短い通勤時間、座りっ放しなお仕事がいけないのでしょうか。昨日は歩いて15分ほどの(ご当地名物立派な)喫茶店(珈琲+小倉トースト)〜更に20分ほど歩いて100円ショップへ(自主CD用収納不織布付袋入手)、本日にて閉店するパソコンショップ冷やかして、帰りは偶然バスが到着したので自宅ご近所迄無事戻ってきました。半年ぶり?iPod活用、イヤホン、自宅コンポ各々音源相性というものがあって、前者は芯が足りぬほど豊かな残業、茫洋とした音源もしっかり細部拝聴可能。

Hyperion CDA67971Brian 交響曲第1番ニ短調「ゴシック」〜マーティン・ブラビンズ/BBCコンサート管弦楽団/BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団/合唱団/他合唱団声楽ソロ多数(2011年7月17日プロムス・ライヴ)・・・ロイヤル・アルバート・ホールは”茫洋として芯が足らぬ”音質であります。奏者800人以上、演奏時間110分を超え、演奏至難、ギネス級の交響曲!といった要らぬ知識ばかり、じゃ、実際はどんな音楽なの?以前よりオンドレイ・レナルト盤(1989年)には興味はあっても、買う勇気は失せておりました。プロ初演1966年エイドリアン・ボウルトのも出ているらしい。1919年〜1927年作曲、初演は1961年、時代は既にStravinskyとかハードな新ウィーン楽派でっせ、やはり大編成なMahler の交響曲第8番の初演は1910年に済んでおりました。

結論から先にいうと、わかりやすい穏健派の旋律はけっして難解に非ず。但し、これほどの大編成演奏者人数や長さを必要とする作品なのか?あちこち美しい旋律サウンドは連続するけど、例えばMahler に於ける人懐こい旋律、胸を締め付けるような詠嘆、大地を揺るがすほどの大音響、計算され尽くした構成〜に非ず。こちらやはり英国なのだな、情感の起伏の少ない含羞と矜持を基本として、けっこうカッコよいサウンドなんだけど、耳目を驚かせるような変化に乏しい全5楽章。なんせ長いし、編成バカでかいし、なんやワケわからん・・・Mahler の交響曲第8番変ホ長調だって、慣れるまでけっこう時間かかって、最初は阿鼻叫喚混沌混迷の渦としか思えませんでしたもの。ClassicMusicには少々の慣れと根性、お勉強が必要なのは当たり前。バングラディシュ・コンサートにてラヴィ・シャンカールも似たようなことを言っていた・・・はず)

第1楽章「Allegro assai」〜冒険活劇映画風不安な出足、すぐ優しいヴァイオリン・ソロに導かれて静謐なサウンドが延々と続きました。美しく幻想的なサウンドは安易といえば安易なわかりやすい大衆的なもの。華々しい金管+打楽器を伴って、幾度か盛り上がり、緊張感もあり・・・結局、それは大爆発やら破壊には至らない、多くの楽器が登場するのにハデな色彩に至らないのはいかにも英国音楽でしょう。約12分。第2楽章「Lento espressivo e solenne」は葬送行進曲。耳あたりよろしい荘厳な旋律に厚みと不気味さ有。ややヒステリックに音量は上がって、金管に不協和音も出現、やはり英国の矜持と抑制を感じさせ、美しいが有為転変というか、変化には乏しいかも。Vaughan Williamsをちょっぴり思い出します。ここも約12分。

第3楽章「Vivace」。静かにフクザツに蠢く開始。金管も打楽器も囁くように遠い。やがて弦の詠嘆が開始され、声高に絶叫してもそれは長く続かず、静謐な囁きに戻ります。そして再びの弦+管の叫びが戻って・・・やはりそれはすぐに収束していく。途中、打楽器大活躍!な嵐の場面有(ここキモでっせ)。わかりやすい旋律エピソードが繰り返される風情の12分間。ここまで計36分ほど?美しくわかりやすいけど、決め手に欠ける?大編成に相応しい大爆発も見られぬ感じ。どんなに盛り上がっても耳に不快なサウンドに至らず。アタッカで次楽章へ

第4楽章「Te Deum laudamus: Allegro moderato」。冒頭ア・カペラの声楽はグレゴリオ聖歌を連想させ、それを多彩に発展させたような、美しい瞬間であります。わずか1分少々、この際5分位延々とこの路線で行って欲しいのに、即俗っぽい金管のシンプルな旋律に引き継がれます。そして喜ばしい、大洋のうねりのような合唱が絡んで華やかに盛り上がります。この辺り、Vaughan Williamsの海の交響曲を連想、というかよう似てませんか?この楽章、好きやなぁ。途中、無伴奏に至ってあくまで合唱主体、デリケート繊細な各声部の絡み合いに陶然とするのは、マーティン・ブラビンズの薫陶の成果でしょうか。18分。

第5楽章「Judex:Adagio molto solenne e religioso」。女声合唱の幻想的な開始に、男声も呼応して不協和音は抜群に効果的。声楽ソロも出現して伴奏抜きア・カペラは延々静かに盛り上がります。女声ソロはグレゴリオ聖歌風でもあり、Vaughan Williams「南極交響曲」の雪女の呼び声風でもある。これが5分続いて(ここまで全曲中の白眉でしょう。最高傑作部分)、ありがちなトランペットのファンファーレ(「復活」終楽章を連想)〜冒険活劇風大衆的旋律が金管+打楽器の迫力で対比される・・・けど、さっきの神秘的な声楽とは別世界の俗っぽさでっせ。9分過ぎに声楽回帰しても基本は冒険活劇路線。オーケストラには優しい風情も復活して打楽器参加、いかにも明るく盛り上がって〜風かと思ったら、ラスト部分近く男声の不安な陰り有〜そのままクライマックスへ。16分。なかなかエエじゃないの、この楽章。

第6楽章「Te ergo quaesumus: Moderato e molto sostenuto」終楽章36分、これが長い。さっきの楽章で終わっても良いじゃないの。オーボエ・ダ・モーレ〜テナーの甘美な歌より開始。これが朗々と盛り上がって金管の爆発へ引き継がれ、即収束して静かな木管、弦、テナーのソロに回帰する〜大爆発が続かぬのはBrianのパターンかも。この部分もわずか5分ほど、やがて少年合唱が爽やかに参入、喜ばしげなソプラノ・ソロへ(言語意味不明)〜分厚い合唱とオーケストラが参入して、この阿鼻叫喚混沌混迷な響きこそ終楽章に相応しいほんまの大爆発であります(10分辺り/でもすぐ終わる)。やがて声楽のみとなり、これってやはりグレゴリオ聖歌風?3分ほど後、徐々にオーケストラが参入して女声は海を表すようなヴォカリーズへ。14分過ぎにオルガンやオーケストラも全面参入、合唱と対等に渡り合う・・・

各パートの響きは多彩・・・問題は構成感なのでしょう。美しい(かなり俗っぽい)エピソードが羅列される、といったことなのだな。ド・シロウトに有機的なつながりは見えません。せっかくの大編成もその必然性より、演奏機会を減らすことにしかなっていない・・・Stravinskyならいくらでも縮小編成改訂版を作るでしょう。Mahler だって「嘆きの歌」1楽章分ばっさり切って改定してますし。冒頭書いたように、やや残響過多、芯の甘い音質はライヴ+大編成だから仕方がない。ブラビンズの統率力、完成度はライヴとは思えぬでしょう(編集していあるのかも)。合唱の水準(ヴォカリーズ部分での説得力抜群)、艶やかなオーケストラも立派。

ラスト、大音響(幻想交響曲風打楽器も凄い+合唱渾身の発声!)に至っても必ず静かに収束するのも英国か。特異な大編成問題、長大な作品ということでイロモノ扱いされているけど、ちゃんとした作品でっせ。2011年のプロムスはたいへんな話題となってチケット・ソールドアウトだったそう。8分に渡る拍手も収録。どこか業績の良い企業がスポンサーとなって、アマチュアでも集めて日本初演!してくれんか。(ところでこの一文、ちょろっと聴いた、意外と良かったですよ、みたいな言及のつもりが朝から全曲再聴、まじめにコメントしちゃいました。別途【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新に転載いたしましょう)


2014年4月某日/再起と熟練の日々

熟睡できていつも時間に自然覚醒〜サボりたい気持ちを鼓舞して、爽やかな朝にウォーキング実施。AspireOne A150(ubuntu)”大人のおもちゃ”は引き隠りを助長させる、参阡圓某の細(ささ)やかな愉悦であります。6年経ってもハードの旧さはそう感じさせない。オークションにもけっこう出てますね仕舞ってあった外付けDVDも無事活躍の場を再び得ました。昨夜は数年前CDRに保存した数代前「ubuntu」から最新版にアップ・デート、2時間ほど?クリーンで入れたほうが速かった?当たり前に無線LANへの自動接続へと改善し(おそらく設定がマズかっただけ)、(標準搭載)オープン・オフィスの会社が変わっているのは記憶にありました。このマシンはけっこう発熱して、夏場は鬱陶しいかも。体感やや遅く感じたのは、もともと非力マシンだからでしょう。使い勝手は華麗なる加齢を迎えつつある自分にはディスプレイが小さ過ぎ(画面鮮明)、マウス腱鞘炎な自分にはキーボード小さ過ぎ、いずれ”Chromeさえあれば・・・”(ここではChromium)ネット生活は他と変わらぬ状態でしょう。こんな小さなマシンで、バリバリ日常業務するワきゃなし。

馴染んだWindowsから、ちょっと異なった世界を体験するというのもノーミソ活性化になります。もとより【♪ KechiKechi ♪】な安物好き、四半世紀前の”98ノート”って30万円では買えなかったような?その時はインターネットはなかったし、機能もワープロ表計算(一太郎+ロータス1-2-3)だけでしたっけ。懐かしいなぁ。それが参阡圓でっせ、1/100以下、不思議な感慨有。イオンとかヨドバシでしたっけ、格安スマホ発売(台数限定)始まってますね。もっと相場が下がっていくことを予測しましょう、日本は料金高過ぎなんです。オークションは(馴染みの知り合い)1件(2枚組)のみ落札有、衝動買い浪費分くらいになってくれんか。

DECCA 475 7798/5,019円今週の集中聴きシリーズもラスト。Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)/バレエ音楽「春の祭典」〜ピエール・モントゥー/パリ音楽院管弦楽団(1956年)・・・6年前再コメントしたことは記憶の彼方、その印象とほとんど変わらない。「春の祭典」に於ける打楽器の存在感はさすが英DECCA!そこだけ見ればスクロヴァチェフスキーより迫力、雰囲気ありますよ。演奏はさすが初演者、ツボを抑えて、現代の水準に及ばぬオーケストラ(サウンドは薄く、色気有)を叱咤激励し、けっこうリズムは揃えている感じ。アンセルメ(1957年)のようなへろへろに非ず、いずれ音楽は”一糸乱れぬ〜”ことがすべてではないけれど、LP以来愛聴してきた音源、もうエエかな、と。いつまでも自分が生まれる前の時代の録音を後生大事に拝聴するより、若いドゥダメル辺りを優先して聴くべきか、みたいな感慨に至りました。(ちょいとイマイチな印象だった小澤征爾の「火の鳥」ともども)ボックスものをオークションに出してしまいました。(売れるかどうかは別)

パブリック・ドメインだから、その気になればいつでも聴けるけど、もう拝聴機会はないかも。あまりり広がりのない”Stravinsky拝聴ウィーク”だったけれど、馴染みの三大バレエをまとめて拝聴したことにも意味はあったのでしょう。

ONYX 4074Tchaikovsky 交響曲第2番ハ短調「ウクライナ」/Mussorgsky 交響詩「禿山の一夜」(原典版)/(Ravel 編曲)組曲「展覧会の絵」〜キリル・カラビッツ/ボーンマス交響楽団(2011年)・・・1976年生まれ、未だ40歳に届いていない。先月だっけ?ベルグルント時代(1972-79在任)のボーンマス交響楽団を久々聴いて、オーケストラの粗さにちょっぴり驚き、40年後びっくりするほどアンサンブルは洗練されました。時代なんかなぁ、それとも精進潔斎の成果か。オルソップがエラかったのか(2002-2008在任)そのさらに前任のリットンとかバルシャイ辺りの育成かも。前回拝聴は昨年2013年8月、上手いけど全然ツマらんといった印象でした(iPodにて)。現在悲惨な話題のウクライナ出身、Tchaikovskyは緻密冷静、慎重クール着実な表現、オーケストラのコントロールも見事。しかし華々しく鳴っているワリにテンションというか、前半ノリがいまいちな感じ〜第3楽章「スケルツォ」辺り、ようやくエンジンが温まってきました。かつての”ソヴィエット風”(露西亜というと叱られる)先入観(ドロ臭い爆演!)に非ず。

「禿山」「展覧会の絵」のほうはとても良いと思います。前者原典版は(馴染みの)改訂版よりずっと粗野ハードな作風が素敵。競合盤多過ぎな後者は色気とか艶、大仰なる語り口に不足しても、オーケストラの技量を前面に発揮して入念なる細部描き込み、壮大な盛り上がりを見せておりました。なんせ音質が極上なんです。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

ちょっとした経緯もあって本日休み。5月GW中の祝日出勤の代休のつもりだったのに、既に2日分お仕事予定、もう一日分決済されず、じゃ(処理上)有給休暇に、といったところ。定例の血圧尿酸値のヤク(コントロール出来)をいただきに通院予定、せっかくの休みは小雨模様(ウォーキング休止)+肌寒い?ってネット表示では14度Cでっせ。北側のパソコン/オーディオ部屋は寒いんです。連続坊主状態に慄(おのの)いたオークション、一枚物計4枚まとめて落札してして下さった方有、ありがたいですね。某歴史的コンピレーションCD3枚は20年ほど前@1,500!入手、けっこう愉しんだものです。@100落札、どこかにもらわれていくというのも、我がMusicLife整理のひとつ、ケジメ。

AspireOne A150(ubuntu/3,240円)という”大人のおもちゃ”を得、深夜迄遊んでおりました。ネットブックはタブレットPCやスマホに代わられたけれど、感慨あるなぁいろいろ。Chromium入れて同期させると、ネット閲覧環境は他と同じになる・・・Windowsと異なって使い慣れていないubuntu、それでも閲覧だけだったら(タブレットPC同様)なんの痛痒もなし。画面やらキーボードの小ささ(マウスはエルゴノミクス無線を使っていた)はキツいけれど、カンタンな文書執筆やら表計算ファイル閲覧(ちょろっと加筆)程度なら、こちら有利。バッテリーが(公称)3時間しか保たんというは少々ツラいですね。

eMachines E732Z(7)みたいにディスプレイ、キーボード外付すれば”小ささ”問題は解決、残り課題、日本語変換はなんとか”Atok風”にならんもんか。(なりそうな気もする)残課題(未着手)は当面、HPの無線プリンタの設定となります。パソコンってほんま、いろいろ遊べますよ。あ、そういえばこれで3台めとなったノートはすべてAcer製品、ACケーブルはすべて同じ。

DG POCG-10239 オークションにて総経費480円ほど?Stravinsky 管楽器のためのサンフォニー/詩編交響曲/三楽章の交響曲〜ピエール・ブーレーズ/ベルリン・フィル/ベルリン放送合唱団(1996年)・・・(ここで中断)じつはここから先、AspireOne A150(ubuntu)にいつものディスプレイ+キーボード・マウスをつないで更新せん、そんな準備を始めて驚愕!時代は既にHDMI接続だったのですね。6年前の(時代遅れ)ネット・ブックにはアナログ接続しかない・・・ケーブルを探したけれど捨てたみたい。職場の(無用の長物に至った)アナログ用ケーブルを業務上横領するしかないのか・・・閑話休題(ヲタク咄さておき)

前回拝聴2008年12月、6年前か。ブーレーズとベルリン・フィルの組み合わせは特異なる化学反応有、クール怜悧緻密、脂っこい厚みは失せ、得も言われぬ官能が漂います。どの作品も”解脱しきった”かつてない洗練された響きに、ひんやりとした感銘続きます。熱気とかノリ、やる気!みたいなもの皆無、淡々として知的、リズムは的確、これぞ行き着く先、結論として完成されたStravinskyと確信いたします。

「詩篇交響曲」は声明(しょうみょう)を連想させる荘厳なる作品、しかしブーレーズの手に掛かると抹香臭さは一掃され、ほとんど別な作品に至りました。合唱の技量も凄い。苦手系「三楽章の交響曲」も混沌とした世界から細部迄透き通るような響き、すっかり感服したものです。(ここはubuntu執筆/フリーズ一回有)

美しい花(芝桜?)風景いつでも速攻に診て下さる佳き医院まで散歩がてら+美しい花(芝桜?)風景途中撮影など。女房殿は大阪へ出発、せっかくの連休を独り堪能いたしましょう。AspireOne A150(ubuntu)はHPの無線プリンタをあっという間に自動認識、無事印刷に成功。たいしたもんでっせ。昨夜、そして前回ubuntu挑戦時、あれほど苦しんだgeditでのサイト執筆文字コード問題、最初に文字コード選定をShift-JISにしておけばまったく問題なし、フツウのエディターとして機能します。HTMLのタグ挿入エディターは、Windowsだって”EditHTML”以上に使い勝手の良いものは見つけられぬから、ubuntuでも期待しておりません。日常使いじゃないし、フクザツな機能は必要なし。

ここのところ出張や旅先では共有パソコン探して、USBメモリに仕込んだエディター、FTPソフト+Chromeにて更新作業しておりました。そんな便利なパソコン設置されていないホテルもけっこうあるし、USBを殺してあることも〜そうなるとアウト。ドスタブ(改Nexsus7仕様)は軽く、閲覧には便利、しかしフリーの回線必要だし、自分の技量ではサイトの更新不可(ブログだったら可能)でしょう。久々、AspireOne A150(ubuntu)持ちだしてみるか、但しACケーブルがデカいんだよなぁ、けっこう。そこが弱点也。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

熟睡感なく、しかも5時には覚醒、海外の音楽ダウンロードサイトを眺めておりました。そういえば日本語一筋、ガイコク語には縁の薄い人生を送ってきたけれど、若い頃から輸入盤を苦にしなかったなぁ、解説を真剣に読むといった性癖がなかったからか。概ね国内盤より安かったしね。ネット時代に至ると、自動翻訳といったワザも使えぬこともなし。たいていの音楽情報に不自由しません。定例週次のお仕事山場をなんとかクリアし、ちょっぴりずつお仕事習熟を実感する日々、本日は昼から取引先へドライブとなります。いろいろ小さな?トラブル続いているけど、なんとかクリア中。寝不足っぽいけど、体調も悪くなく(ちょろ)ウォーキング(ストレッチ主体)いつも通り実施。

海外より旧知の方よりメール有、同世代は体調を崩されているのですね。自分の課題は体重減、人生いろいろあるけどまず健康はすべての前提でしょう。女房殿、転居一年にしてとうとう就職叶う!来週月曜より出勤、なんせ経歴資格(実力も)華麗だからね、ワシと違って。今週末、大阪の母親(独り暮らし)のところに定例訪問、先月はワタシのインフルエンザ騒動にて中止、概ね2ヶ月に3度大阪訪問のサイクルとなります。そんな出費を気にしていた(気にすることないのに)し、続けられそうな職場であれば、自家用車やらスマホの導入も考えましょう。(別にいまでも即導入できんこともないけど、いちおうケジメとして)来年2015年3月のNTT回線解約を目指して、次期ネット環境の研究をしているけどラ・クーポンWifiっていかがなもんでしょうか、ご当地は圏内に入っているけど。一部、ボロカスに書いている人もいて、いまいちその意味が理解できん・・・ケータイやらデータ通信事情には疎いんです。

Stravinsky サーカス・ポルカ(若い象のための)/「ペトルーシュカ」からの三章〜ペーター・レーゼル(p)(1978年)・・・レーゼルはジミな印象、けっしてキレのある技量を前面に表する人ではないけれど、ここでの存在感は尋常に非ず。アクロバティックではなく、重心の低い着実なタッチを以って壮絶な技巧を実感させる演奏。Schubert 「軍隊行進曲」滅茶苦茶引用しているユーモラスな「サーカスポルカ」は、生真面目きっちり細部を奏してこそオモロさ際立つ!といったところか。「ペトルーシュカ」に至っては”コレ、どうやって弾いているの?”訝るほど凄い。しかも、テンション高いまま”疾走”ではない”着実”な手応えしっかり。いくらでも上手い、若い人はいるけど”重心の低い着実なタッチ”こそ希少価値でしょう。

両作品とも、管弦楽版よりピアノのほうがずっと好き。作品の真髄がストレートに伝わりませんか。

SRCR-2704Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(1911年版)/バレエ音楽「カルタ遊び」〜エサ・ペッカ・サロネン/フィルハーモニア管弦楽団(1988年)・・・ネット検索してみると、意外なほど不遇な音源也(在庫有)、Stravinsky6枚組にも収録されず、それさえ廃盤?ファンには申し訳ない小澤盤に少々不満有、こちらサロネン30歳の記録は鮮度も迫力も充分、メリハリたっぷり、音楽の姿はとてもわかりやすい・・・(時間切れ)

本日はトラブルもなく、昨日までの諸実務はクリアしているし、適度にヒマな一日。ちょいと取引先に行くついでに皮膚科に寄ったり、お気楽なもんでっせ。その取引先行きの帰り、いままで一度も行ったことのないHARD・OFFに立ち寄り(眠気解消ひとやすみ)。そこで衝動買い!(ムダ遣い)

既に3年以上前、ブーム去って市場から消えた”ネット・ブック”AcerAspireOne A150/Atom/1gbメモリ白/3,240円(税込)也(発売もう6年前2008年)

・・・って、コレ2011年に処分したマシンじゃん(青)。五萬圓某にて入手、三萬圓強にてオークション処分した記憶有。そこに”ジャンク品3,000円”眼前に出現!思わず緩む財布の口・・・ってWindowsXP処分の余波なんでしょうね。状態かなり良好、底のゴム足が取れているのみ、起動させてみるとクリーンな”XP”製品初期状態にしてありました。帰宅して早速(3年ぶり)ubuntuセット・アップ。

”XP”が危ういのならubuntuがあるじゃないの。Windowsの新しいOSはハードもメモリも要求しますから。標準のFireFox嫌って、Chromium入れたらもう個人設定完了済、見るだけなら同じ、少々小さい画面だけど。記憶では、サイト更新は日本語コード問題がクリアできず文字化けに苦しんだはず。他、歴代小さいマシンが好きで出張に持参していたけど、マウス腱鞘炎になっちまって諦めた、みたいな記憶も蘇りました。

ネットとの接続設定保存ができないのは、なんか手順忘れた?いずれ、慣れたWindows以外の環境はノーミソ刺激のため〜3,000円+税8%は許される範囲の出費でしょう。

・・・これはAspireOne A150/ubuntuマシンにて更新。geditの文字コード設定と日本語変換問題に四苦八苦!ようやく、なんや知らんうちに文字化けより復活しておりました。以上、ヲタク咄終了。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

昼の気温予測、本日25度C、明日26度C、朝は11度C、ウォーキングはちょっぴり肌寒い程度、ごくごく狭い範囲、社会的つながりはお仕事関係のみといった(情けない)日々続きます。大苦戦の一昨日一変、緊張して臨んだ昨日は順調でした。眼前のトラブル諸課題(宿題)クリア+撒き餌をあちこちしていて、本日その成果の刈り取り必要です。昨日、職場を出る時点でいくつか佳き返答ありました。昨日も業務用端末落ち、一度もなし。やや睡眠不如意不如意気味、それでも先週のような不規則なことはありません。体調ほぼ順調也。今年は花粉の裏年らしく(鼻水等)症状も弱いのはありがたい。

ふだん買い物らしい買い物をしない自分にはぴん!ときていない”消費増税”の件、世間の売上影響はいかがでしょうか。個人取引は課税なし、宣伝強めている”ヤフオク”、自分の出品は動き鈍いですねぇ、知り合いが義理風に1件入札あるのみ。

8.557499今週の”Stravinsky集中聴き”昨夜、思わぬ躓きが・・・Stravinsky 歌劇「エディプス王」〜ロバート・クラフト/フィルハーモニア管弦楽団/サイモン・ジョリー男声合唱団/エドワード・フォックス(語り)/アリソン・ウェルズ(s)/スーザン・ビックリー(ms)/ジェニファー・レーン(ms)/マーティン・ヒル(t)/ジョゼフ・コーンウェル(t)/デーヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(br)/アンドルー・グリーナン(b)(2001年)・・・どうしても拝聴比率”声楽もの”少なくなりがち、意識的に拝聴機会を作るようにしております。これが全然ツマらない、わずか52分聴了するのが少々苦痛なほど。サイト内検索すると同じ演奏を2度ほど、ほか作曲家自演カラヤン/イタリア放送ローマ交響楽団/合唱団(1952年)を聴いていて、ほぼ同じ”どこがエエのか?”的大苦戦しておりました。Stravinskyって作曲年代、知名度問わず、たいてい嗜好にフィットするのに、この作品はあかんのですね。お勉強や修行が足らんのか。仕切り直し、どこかで必要でしょう。

フィル・アップはバレエ音楽/舞踊カンタータ「結婚」〜ロバート・クラフト/サイモン・ジョリー合唱団/スーザン・ビックリー(ms)/アリソン・ウェルズ(s)/マーティン・ヒル(t)/アラン・ユーイング(バッソ・プロフォンド=重く厳かな表現に適した声質のバス)/インターナショナル・ピアノ四重奏団/トリスタン・フライ・パーカッション・アンサンブル(2001年)・・・こちら最高!色彩抜き、リズムと声楽による「春の祭典」風(もっとオモロいかも)激しい、ノリノリ・ハードな音楽。わずか24分、どきどきの連続でございます。クラフトのクール、余情を加えぬ怜悧なリズム感、洗練された響き、最高。

この件に関連してひとつ(しょうもない)発見有。NAXOSから出ているロバート・クラフトによるStravinskyは、あちこち音源買い取り新装再発売が多いのですね。「春の祭典」など新(再)録音もあります。ヴァイオリン協奏曲もそうかな?この「結婚」は以前に聴いていて(いつもながらユルいコメントさておき)、自分のノーミソ中では”ダブリ”認識でありました。久々棚中より取り出すと、そもそも録音年はもっと前のようだし、合唱担当はグレッグ・スミス合唱団、サイモン・ジョリー合唱団も現代ものを得意とする超絶技巧、記憶がごっちゃになっておりました。10年ぶりに再聴しなくては。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

お仕事大苦戦中。昨日は午前中ノンビリしていたのに、昼から取引先に定期商談に伺って戻る途中辺りから、俄に同時多発種々トラブル、これがけっこう難物、カンタンにクリアできぬもの、諸実務処理伴うもの多数、珍しく少々残業となって、お詫びと対策に追われました。しかも残課題多数、就寝後、夢の中で思い出したものもあって、起きだして自分の業務用メールに一報しました。できるだけお仕事一気に快速処理してケジメを心掛けているけれど、間に合うのなら一日置いたほうが冷静に事態を俯瞰できるもの。先週、自分が起こした伝票処理ミス(自覚有、方策を考えていた)も昨日、無事クリア出来。そして今週火水曜山場がやってきております。昨日宿題もゴッソリ有、落ち着いて乗り切りましょう。

きっと過ぎてしまえば、すべて思い出になる・・・はず。ご当地転居一年、知り合いもなく、せっかくの技量を活かすべく求職にも苦戦する女房殿に比べれば・・・屁みたいなもんでっせ。そういえば職場マシン、昨日は一回も落ちなかったな。佳きことも悪いことも繰り返す日々。

上記小一時間ほど起きてから二度寝。これは不眠とは言わぬでしょう。今週は”Stravinsky集中聴き”、昨日は社用車にて取引先往復有、但し高速+窓も開けるからあまり音は聴こえないのが残念。タイホされるかも知れぬ(商売してませんって)掟破り音源連続刻盤刻話よりStravinsky バレエ組曲「プルチネルラ」/ミューズの神を率いるアポロ〜シャルル・デュトワ/イギリス室内管弦楽団・・・1970年頃の録音?おそらく未CD化でしょう。録音当時30歳代でっせ、将来を期待される若手の録音は、マイルド穏健派、旋律リズムの仕上げはていねい、バランス感覚抜群、オーケストラの扱いもじつにムリなく上手いもの。自宅にて再聴するとLP板起こし音源は、ノイズともかく暖かく、聴きやすいものです。声楽入らない「プルチネルラ」は最近、古楽器系の若手がハツラツとリズムを強調するものも見掛けるけど、こういった優しく洗練されたサウンドも良いものです。

アルカイックに妖しい「アポロ」は神秘的・不思議な魅力に溢れる作品。こうしてみるとデュトワって、オーケストラ問わず緻密なバランスを実現するのですね。イギリス室内管弦楽団の弦がこんなに、雰囲気ニュアンスたっぷりに鳴るのも初体験。

Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」〜小澤征爾/パリ管弦楽団(1910年版/1972年)・・・2002年1月入手とのレシート有、サイト内検索に言及なし?LP時代からお気に入りでした。当時37歳、これも若手の記録也。久々の拝聴は、神経質なほど細部描き込み、緻密な集中力、オーケストラの多彩な響きは記憶通り、しかし、全体に響きが薄い?軽量?メルヘンより神経質を感じさせて、やや窮屈な印象もありました。嫌いな演奏じゃありませんよ。しかし、これより前のヴィヴィッドな勢いは徐々に削がれつつある経過のようにも思えました。音質は鮮明、EMIらしく低音不足っぽい。

RCA BVCC-37344お気に入りだし、Bach 辺りと異なって短めな作品ばかり、どんどこ枚数稼げます。再聴も苦にならない。Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)〜ジェームズ・レヴァイン/シカゴ交響楽団/メアリー・サウアー(p)(1977年)・・・これも若手34歳の記録也。レヴァインは怪我(病?)から復活したんでしたっけ。オーケストラの圧巻なる技量を活かして、表現としては素っ気なくドライ、淡々と仕上げて、陰影あるメルヘンを意識させるもの非ず。しかし、オーケストラのコントルールの上手さ(やはり)バランス感覚も有。迫力、切れ味も抜群、明るく健全、聴き映えのする演奏になっております。けっこう好きやなぁ、こんな演奏。

この辺りの音楽になると、オーケストラの技量必須!なのか。そうなると著名なるアンセルメ(ほとんどパブリック・ドメインとなった)とか、ラハバリ/BRTフィル。ステファン・ザンデルリンク/ボーンマス・シンフォニエッタとか、再度確認したくなる・・・

では、行ってきます。なんとか昨日のトラブルを美しくクリアいたしましょう。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

大阪(尼崎)時代、親しくメールをいただき、2013年3月名古屋への転居を残念がっていただいた方が逝去されておりました。幾度か演奏会にお誘いしたのですが、当時、お母様の介護で身動きできず、とうとうお逢いする機会を得ませんでした。しばらくウカツにもブログを拝見していなかった、ラスト更新の2014/1/11分は見た記憶はあって、わずか数日後に彼岸に渡られるとは・・・哀しいなぁ。切ないなぁ。儚いなぁ。

新しい一週間の始まり、ウォーキング朝の澄んだ空気はネット表示10度C、実際はもっと寒く感じます。ご当地は環境よく静か、前居住地の最大の違いはそこでしょう。少々こ汚くて、猥雑な喧騒+親密な昔ながらの商店街至近、というのも悪くなかったけれど。昨日午前、いつもと異なる初ルートを辿って最寄り駅を目指したら途中、ちょっぴり大衆的なレストランとか、理髪店もありました。ご近所に親しまれた、昔ながらの初老ご夫婦営業、奥さんの声が大きくて閉口気味・・・久々、満足いく”短さ”に至ってほとんど坊主状態は爽やか。

ETERNA 825060 これはLPの画像Bruckner 交響曲第7番ホ長調(ハース版)〜フランツ・コンヴィチュニー/ゲヴァントハウス管弦楽団(1958年)・・・10枚組ボックス2セット分は処分してしまいました。世評高い彼のBeethoven はとうとう好きになれなかったし、世代的にかなりパブリック・ドメインに至って、ネット音源入手可能となって、これも思い立ってダウンロードしたもの。1970年頃のステレオ録音でも、気に喰わぬ音源有と数日前書いたような気もするけど、年代の問題に非ず、個別音源の個性なのか、ステレオにぎりぎり間に合わなかった1958年音源は意外と状態もよろしく、好感を以って拝聴いたしました。中庸なテンポ、ジミなサウンドを基調として、ゴツゴツした無骨さを強調せず(彼としては)流麗に仕上げて安定しております。弦主体の響き、安定してオーソドックス、特別濃厚な個性発揮はしていない〜例えば第2楽章「“Sehr feierlich und sehr langsam”(非常に荘厳に、そして非常にゆっくりと)」はいくらでも詠嘆に揺れる表現は可能だし、第3楽章「“Sehr Schnell”(非常に速く)」スケルツォ楽章だって、切迫感強調してもっと煽ることは可能でしょう。

そういった”見せ場”はないけれど、全曲聴き通して満足感は高い演奏也。Brucknerは難物ですね。亜米利加のオーケストラは全部似合わぬとは思わぬ(ショルティ/シカゴには意外な感銘有)が、オーケストラは選ぶと思います。金管を強調しないのも一興。

安易な”ちょろ聴き摘み聴き”を反省して、開始した”今週の集中聴き”一週間お休み。途中ちょっぴり浮気も悪くないけど、本流を決めて集中拝聴するのは大切と思います。一昨日拝聴したスクロヴァチェフスキーに思わぬ感銘有、今週は大好きなStravinskyいこかいな、と。

これはUCCD-5134。聴いたのはDCI81986Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団(1984年)・・・かつて黄金のサウンドを聴かせたオーケストラ在任は1977-2002年、ユニオンとのトラブルにより辞任?いずれ2度と聴けぬコンビの美しい成果であります。リズムがユルいわけじゃないが、先鋭なる強調に非ず、作品のバーバリズム(野蛮/未開性)から遠く、洗練され細部迄クリアに見通しのよろしい、耳あたりのよい演奏です。文書だけみるとブーレーズみたい?実際はかなり異なって、あちらもっと知的興奮とか分析に優れ、ある意味ハード、こちらもっと実践的に響きの洗練(快感)を求めた、といった印象か。

オーケストラのサウンドはマイルド、上手いオーケストラですねぇ。迫力不足とか”弱い”といった演奏に非ず、英DECCAの録音最高!あとは作品になにを求めるか、永く日常聴きするに相応しい完成度と確信するか、強烈な個性という意味で、忘れがちになる可能性有。

では、行ってきます。5月連休迄(気分的に)あと3週サイクル分の定例お仕事をクリアいたしましょう。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

体調微妙、というか、11時半ころ就寝して覚醒〜2時半頃?確認したらナント12時半、結局、音量低く難解なる現代オペラCD一枚分(途中)拝聴して、再度眠くなるのを待って(なんとか)二度寝、いつもの睡眠5時間を稼いでやや寝坊、ウォーキングはサボり、のちほど最寄りの駅前まで(徒歩)床屋さんに行くつもり。昨夜、パソコン・オーディオ部屋のベージュ色(安物)カーペット半年ぶりに洗濯、朝には乾いておりました。びっくりするくらいキレイに、明るくなって、これも気分転換のひとつ。

小さいディジタルアンプ。プレーヤーは中古DVDプレーヤー800円也昨日朝、懸案だったボックスもの無事オークション落札有、マニア垂涎の現在入手難、そこそこの価格は絶対に売れると考えておりました。例の如し、主に音質問題を気にする贅沢病、歴史的モノラル録音がすべてアカン、というのでもなし、1960-70年辺りステレオ録音でも、妙に気に入らぬものはあるんです。一枚物CDは(安くても)ますます売れなくなっていて、時代はボックスもの激安時代を迎えております。じつは音質云々の評価はいかにも怪しい(恥ずかしい)オーディオ・マニア無縁な激安オーディオ風景公開。

職場のシン・クライアント・マシン不調の話題。毎朝職場一番出勤、朝の小一時間の段取りが一日の合理的な作業を決定づけて・・・ところが朝は5分毎にフリーズして・・・再起動。5回位再起動して繰り返してよーやく(ほぼ)通常に〜この症状ワタシだけなんです。ACCESSを多用するから?と端末メモリ割り当てを通常の倍に配慮いただいてもダメ。一昨日、ほぼ原因究明出来〜最新のウルトラ・ブックには有線LANの穴もなくて、USBにて接続、これが不良品だったみたい。つまり温まるまで接続やや不良、ほんまは有線が切れても無線が自動で適用されるはずなのに、そういえば「無線不良、この手順を踏んでクリアしてください」そんな連絡一週間ほど前にありましたっけ(無視していた)。東京本丸専門部局に新しいUSB接続機器送っていただくと同時に、無線LAN修復も行いました。苦しんだ一週間はなんだったのか。

自宅マシンは快調〜唯一、コタツにて活用しているノートACER Aspire AS5750(8.1/メモリ6gb)の無線がときどき認識しなくなる〜頻度的には無線プリンタの使用後かな?そういえばMS-OFFICEのバージョンがあまりに旧く(OfficeXP辺り)、互換性を考えてOpenOfficeを入れたが、使い勝手の悪さに閉口!KingSoftを導入済み〜これは本家とほとんど使い勝手、見た目(リボン)もあまり変わらない、みごとなものです。人民中国の会社(金山軟件有限公司)でしたっけ?

eMachines E732Z(7)ついでなので、2014年1月入手(4年3ヶ月稼働AspireRevo代替)eMachines E732Z(7/メモリ4gb)情景公開。キーボード、マウスは腱鞘炎対策(職場のキーボード=持ち込みはもっと大仰)、外付けディスプレイは意味ないんじゃないか、とのお声は、もともともっと小さなノート入手予定だった(前機種AspireRevo流れ)ため。ま、少しでも大きな画面が欲しいということもありますし。サイトの執筆は主にこちらとなります。いつもピカピカ、職場では毎日除菌ティシュ使用。ちなみに椅子も腰痛対策のもの(腰はなんともないけど、若い頃からの習慣)。

以上、ヲタク咄でした。

VOXBOX CDX3016Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」/Prokofiev スキタイ組曲(アラとロリー)作品20〜スタニスワフ・スクロヴァチェフスキー/ミネソタ管弦楽団(1977/78年)・・・(p)(c)1992のCDは1990年代前半入手、3枚組2,090円当時激安!もう20年も拝聴すれば充分な価値(最近聴いていなかったけれど)というべきでしょう。Wikiを検索していたら作曲者が「アラとロリー」スケッチをディアギレフに提示したら「”春の祭典”二番煎じやないかい」との意見に「スキタイ組曲」が成立したとのこと、ちゃんと配慮ある組み合わせだったんですね。久々の拝聴はまず音質に驚き、打楽器の重低音大爆発を強調しないから気付きにくいけど(事実自分もずっと認識薄かった)細部クリア、会場空気感、各パート定位鮮明、バランス抜群の音質でありました。

ミネソタ管弦楽団(旧ミネアポリス交響楽団)って(整っていても)いまいちサウンドに腰がない、音色の個性に欠けると思ってきたけど、そんなことはない。集中力+迫力、すべてムダなく鳴り渡って、そのアンサンブルは驚異的な完成度。粗野野蛮な音楽は知的な抑制を以って表現され、迫力、色彩にも不足なし。拝聴機会少ない「スキタイ」(勉強中)ともかく「春の祭典」のヴェリ・ベストと言いたいほど。

Wergo KDC5042先日のロジェストヴェンスキーに続いてネットより音源不正入手(偶然発見)〜拝聴の件、カミング・アウト(タイホされるかも)。(Bernd Alois)Zimmermann 歌劇「兵士たち(Die Soldaten)」(4幕)〜ミヒャエル・ギーレン/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団(1965年2月21-22日、3月2-3日、WDR Grosser Sendesaal)/ゾルタン・ケレメン(b:ヴェーゼナー)/エディット・ギャブリー(s:マリー)/ヘルガ・イェンケル(ms:シャルロッテ)/マウラ・モレイラ(a:ヴェーゼナーの老母)/クラウディオ・ニコライ(br:シュトルツィウス)/エリザベート・シェルテル(a:シュトルツィウスの母)/リアーネ・シネク(ms:ド・ラ・ロッシュ伯爵夫人)/ヴィッリ・ブロックマイアー(t:若い伯爵・伯爵夫人の息子)/アントン・デ・リッター(t:デポルト)/エーリヒ・ヴィンケルマン(bs:フォン・シュパンハイム伯爵、大佐)/アルベルト・ヴァイケンマイアー(t:ピルツェル)/ハイナー・ホルン(br:アイゼンハルト)/ゲルト・ニーンシュテット(b:オーディ)/カミッロ・メゴール(br:マリ)/ノルマン・パイゲ、フーベルト・メーラー、ヘリベルト・シュタインバッハ(t:若き将校)・・・1965年初演、作曲者は1970年に自裁したとのこと。筋書きはBergの「ルル」にやや類似?した悲惨なもの。基本無調、甘美安易な旋律皆無、しかし冒頭金管の華々しい破壊サウンド、第2幕のBach 引用や多彩な打楽器サウンド、電子音楽、ジャズ・バンド、変拍子、歌い手の完成度により約2時間、けっこう愉しめました(映像があればもっとわかりやすいのかも)。

これって、なぜかモノラル(音質そのものは良好)なんですよね(現在廃盤)。昨夜眠れずに自主CD一枚分聴いていたのがこれ。今朝、残りラスト拝聴、ちょろ聴き回避しました。不思議な(不快に非ず)悲痛な感銘押し寄せます。+フィル・アップはVilla-Lobos ヴァイオリン・ソナタ第3番(レオニード・ハンブロ(p)1952年)/Bach シャコンヌ(1952年)〜リカルド・オドノポゾフ(v)


2014年4月某日/再起と熟練の日々

いろいろ苦しいことも(おそらく世間の人並みサラリーマン風に)あって、一週間終了。火水曜の山場を抜けたらラスト2日、腑抜けのようにヒマ(余裕)でした。胸痛むようなトラブル処理一巡して、このまま平穏に行ってくださるのか、それともこの先、なにか待っているのか。お仕事早々に終え、そのまま眼科へ定期検診、眼圧コントロールは順調だそう。女房殿と待ち合わせて、温泉風大型浴場施設〜自家製野菜農園経営レストラン(以前より注目していた)〜パスタ料理というのはちょいと幅が狭いような気もするが、上々の味也。但し、オリーブ・オイル(身体には佳いそうな)とラストのデザート(パンナコッタ)+香り高いエスプレッソ珈琲が少々重い・・・美味しかったけどね。一晩開けても胃に疲れが残っております。

昨日早朝ウォーキングはサボったけれど、眼科〜大浴場〜農園レストラン〜自宅とけっこう歩いた計算となりました。

BVCC-34147昨日一楽章のみ中断のBruckner 交響曲第5番 変ロ長調〜ギュンター・ヴァント/ベルリン・フィル(1996年ライヴ)再拝聴しております。圧巻の世評+世界一のオーケストラ+超優秀録音(らしい)云々別として、彼(か)の違和感はなんだったのか?自分なりの決着を付けるため。ようやくツボみたいなものは見えて、なんやかんや言いつつゲオルグ・ティントナーのあまりに素朴な世界との対比に耳馴染まなかっただけ?煽ったり、走ったり、といった方向に非ず、盤石に構成されて揺るぎない世界、オーケストラの音色、微に入り細部を穿つニュアンスは千変万化し、輝かしく、厚みのある迫力サウンドに酔いしれる77分。84歳のご老人とは思えぬ壮絶テンションの高さ、ラスト迄継続に驚かされるばかり。第1楽章「Adagio; Allegro」漆黒の地下階段を降りたら、巨大な壁が立ちはだかる、といった風情〜終楽章「Adagio; Allegro Moderato」その圧巻の回帰が大好きな作品、この演奏に第3楽章「scherzo: Molto Vivace (Schnell); Trio: Im Gleichen Tempo」の切迫感と優しい風情、絶妙な対比に目覚めました。

ようやく世評に納得!(音質も)を前提に、オーケストラが上手過ぎ、洗練され過ぎ、艶々易々と音が出過ぎるんやな、カラヤン逝去7年を経、砂糖甘ユルいサウンドからかなり変貌して硬質。嗜好としてはケルンとか北ドイツ放送交響楽団とか、ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)との録音に相性を感じたものです。

早寝〜早朝覚醒を受けて、上記執筆後、体調優れず二度寝。起きだしたら週末オークション終了〜坊主状態な不況を嘆いていたら、2巡目某大物落札有、しかも既に送付先メール届いておりました。ありがたいですね。早速、ウォーキング兼用郵便局迄行ってきましょう。ぼんやり朝食をいただきつつ、昨夜のNHK「団塊スタイル」のビデオ収録拝見、特集は「保険・資産」(風吹ジュンさんって、とても素敵)

必要以上の保険の見直し、自家用車の廃止、子供が出て行って無用に広くなった自宅を手放し、便利なマンションへ〜さらにそれを処分して賃貸へ・・・んなこと我が家じゃとっくにやってまっせ。転勤族だったので若い頃入手したマンションを手放したっきり、というのが正直なところ。どんどこ身辺整理して、残る課題はNTT専用回線+ネット環境の見直しのみ。先日、UR賃貸を無印良品がプロデュースしたテレビ番組を見たけど、そりゃオシャレでしたよ。人口がどんどん減るから、全般に不動産は下がっていくんじゃないか、そう予測しております。持ち家に拘る必要もないかな、とくに我らみたいに先祖代々の資産継承云々まったく無関係なものには。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

昨夜、松本清張原作精緻に組み立てられたニ時間ドラマ(内野聖陽主演)しっかり堪能後、いざ就寝したら、全然寝付けず。小一時間ほど起きだして小さい音量にて音楽拝聴、床に就くけど、やはりアウト。起きだして深夜テレビ(実際は朝方)ちょっと見て、結局眠ったのは二時間弱。どこが悪い、といったワケでもないのに妙な体調にウォーキング(珍しく)中止、いつもは野菜ジュース+ヨーグルトのみの朝食に、しっかりパンも食してみました。これからダンベルでもするか。

昨日は予想通りヒマだったけど、それなりに取引先からの相談があったり、特別な商品手配やら新たな伝票処理発生、基礎資料関係の整備や作業マニュアルの改変など、それはそれで順調な一日でした。季節の変わり目に体調リズムが乱れておるのか。

昨日言及、久々のゲオルグ・ティントナーに”ほとんどヘロヘロ・・・あちこちテンションが続かない”〜芳しくない印象を得たけれど、じゃもっとツヨいオーケストラで!ギュンター・ヴァント/ベルリン・フィル(1996年ライヴ)にて同曲拝聴、これも全然ぴん!とこなくて第1楽章のみにて中断。こういった”ちょろ聴き”が一番あきまへん。前回、Bruckner全曲一気聴きでも第5番は不調であって、一番のお気に入りとの巡り合わせもよろしからぬ感じ。

79639 KRBizet/Shcedrin編 バレエ音楽「カルメン」組曲〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ボリショイ劇場管弦楽団(1967年)・・・著作隣接権(日本では)違反なLP音源ネットより入手、CDになっているようですね。(Venezia CDVE-04243)この作品は著名な旋律をデフォルメして、弦楽+打楽器のみ、エキサイティングに仕上げて最高!もともと大好きな作品アーサー・フィードラーの録音は意外な名演+鮮明な音質だった記憶が・・・こちら針音もするLP板起こし、それでもかなり良好な音質+例の如しヴィヴィッドな躍動+変化多彩陰影豊か+イヤらしい表現を堪能できました。LP時代のジャケットって素晴らしいですよね。(自主CDフィル・アップは言及したくないほどツマらん演奏/大失敗)

8.553387Grieg 抒情小曲集/劇音楽「ペール・ギュント」第2組曲〜バラーシュ・ショコライ(p)(1989年)・・・NAXOSはのちにアイナル・ステーン・ノックレベルク(p)による系統的全集を発売したので、こちら日陰者に至った録音数枚、選集ばらばら配置が気に喰わず+一部ダブり収録が許せず7年ほど前?3枚ほど処分した記憶有。久々の再拝聴は・・・エヴァ・クナルダール別格として、ノックレベルクよりこちらのほうが華やか、技巧のキレ、細部ていねいな仕上げ、きらきら輝くようなタッチが素晴らしい!知名度的な問題、それこそばらばら収録(そんなことが許されるのはリヒテルくらい)、現在はNMLにて拝聴するしかないかも。はっきり云って「ペール・ギュント」はピアノ版のほうがずっと愉しい。

では、行ってきます。一週間終了しました。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

未だ気の抜けない大きなトラブル処理続き、それでも週次作業の山場を超え、本日明日に回すハズだった(けっこうフクザツ+大量)伝票処理も一気に終わらせて、本日明日は余裕(のハズ)休んでも良いくらい。数ヶ月懸案だった某商品過剰在庫処分もとうとう成功、キレイにクリアできました。ミス失敗とか避けようのないトラブルとか、いろいろあっても着実に、ひとつひとつ苦しみながら処理して乗り越えていくと、やがて新しい地平は見えてくる・・・そんな手応えあります。ちょっと肩が凝っているけど、体調は上々也。桜は残り花、もうほとんど終わって、春になりました。

崩壊した今週のテーマ集中聴き。二度全集処分した音源、拝聴する機会有。聴き手の印象はどう変わったのか興味があってBruckner 交響曲第5番 変ロ長調〜ゲオルグ・ティントナー/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(1996年)・・・5年ぶり。音質やらオーケストラの技量やら、そんなことを気にするようになった傲慢堕落音楽愛好家へ、かつては限られた財源の中、できるだけ安く、数多くの音楽を集中して聴きましょう、といった気概もあありました。時代はすっかり”いつでもどこでも廉価盤””ネットにて音源入手可”に至りました。1990年代、心時めかせてティントナーの新譜を追いかけていた、無垢な精神はどこにいったのでしょう。12年前、既に彼(か)の演奏に対する逡巡が見て取れました。

世評高いというか、けっこう現在でも人気はあるみたい。久々の正直な印象は・・・
(かつての印象)「録音最高」なんて言っていたけれど、そうでもないかな?→作ったところのない、すっぴん音質。油断するとスカに聞こえるかも。
自然体がよろしい〜・・・ティントナーの演奏って、なんかモサっとしたところもあるし、ま、「自然体」といえばそうかもしれないし、こりゃなんじゃ?→この辺り、今回拝聴でもほとんど揺るぎなし。

スコティシュ・ナショナル管弦楽団って、ギブソンとかヤルヴィとか、けっこう充実したアンサンブルだった記憶有。ティントナー79歳、しかも病を得ていたそうだし、アンサンブルの表面を整えようといった意思はもうなかったのかも。ほとんどヘロヘロ、滋味深い、味わい有といえばその通り、しかし、あちこちテンションが続かない。最終楽章、渾身の大爆発が待っていてちょっと感心するのだけど、かつての感動(若かったからか、聴き手が)に届かぬ〜そんなところかなぁ。悪くないけど、求めてこれを聴こう!といった気分になれません。

では、行ってきます。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

今朝7度C、ウォーキング時肌寒く、ラスト公園鉄棒のストレッチが冷たい(手袋はもうやめている)けれど、昼には23度C迄上がる予報。お仕事は連続しているトラブル(処理)+膨大なる諸作業+自分の度重なる処理ミス(フォロー)が複合的に絡み合って、大苦戦な日々。それでもほぼ残業なし、猛スピード集中力にて(だから実務処理ミス伴う?)にてほぼ残業なしの段取りを組んでおります。さっさと帰って音楽聴きたいっすから。本人の努力工夫は前提、基本お仕事は仕組み段取りと思っていて、その修正構築に日々工夫しております。今朝の朝日新聞、塩野誠さん(かつてライブドアに参加し、現在経営コンサルタント)が「お金ではなく、プロの実務家であることに忠誠を誓うこと」という言葉、ちっぽけな自分とは全然置かれた環境も(おそらく意味も)異なって、もとより”お金”に縁もなし、しかし、妙に元気づけられました。大苦戦でも逃げない、一歩も引かない。

小保方さんの件、物事(発生事象)の切り口は種々様々、日本はどーも表層を撫でるような画一的な報道ばかり、週刊誌が勝手に有罪判決しちゃうこともありますもんね。小野昌弘さん(免疫学者・医師)が、年配の教授は最新のデータを理解できず、若い研究者は奴隷的な長時間労働で使い捨てられる。「責任を引き受ける気がないひとはまっさきに逃げ、末端が責任をとらされて終わる」とのこと。常識で考えてみてよ、あんな大きな、画期的な研究成果に伴うトラブル発生、すべて30歳若い女性研究者一人の責任なワケないじゃん。マスコミは”とことん持ち上げ、徹底的に叩く!”(しかも下衆の勘ぐり)最低。

他、レーガン政権で財務長官国務長官を務めたシュルツさん(93歳)共和党穏健派の世界に於ける米中の位置関係、日本重視の冷静な分析に驚かされました。NTTのケータイ料金値下げ発表は予ての予想通り、日本のケータイはまだまだ料金バカ高いし、体系フクザツ過ぎ。名古屋版では「濃い珈琲も名古屋めしの一種」との分析〜今朝はオモロい朝刊やったなぁ、新聞記事に興味を持てるウチは精神的に大丈夫でしょう。

同朋社出版 9  AUROPHON原盤  中古166円で購入”今週の集中聴き”崩壊状態。ま、こんな週もあって良いでしょう。なんせ所詮趣味ですし。昨夜の音楽もカルく流した感じ(精神的に疲れているのか)Grieg ピアノ協奏曲イ短調 作品16(ドゥブラフカ・トムシック(p)/アントン・ナヌート/リュブリャナ放送交響楽団)/劇付随音楽「ペール・ギュント」第1組曲 作品46/「ペール・ギュント」第2組曲 作品55〜リボル・ペシェク/スロヴァキア・フィルハーモニー・・・(同朋社出版9/AUROPHON原盤/中古166円で購入)。モーリス・アブラヴァネルの2枚組(VOX)を取り出したら妙に重い・・・このCDがプラケースに封入されておりました。13年ほど前に(いつもながら)薄く、ユルいコメント有。Dubravka Tomsicはスロヴェニア出身の女流、ゆったりとしたテンポ設定、劇的強靭!なタッチに非ず、オーケストラもやや響きは薄いけれど(ド・シロウトが期待するところの”北欧の旅情”風)雰囲気ともども、味わい深い演奏に仕上がっております。音の状態も悪くはない(先日リヒテルのEMI盤に少々ガッカリしたのと好対照)。同じメンバーによるSchumannも良かったような・・・棚中どこかに眠っていないか。

リボル・ペシェク/スロヴァキア・フィルというのも、なかなかローカルな風情を期待させる組み合わせ。Griegの旋律はどれもわかりやすく素朴、各々短いのが特徴。カラヤンみたいにとことん雄弁に味付け、というのも立派だけど、ジミ素朴、期待通りのサウンドでありました。

では、今週定例作業の山場継続+トラブル、ミス・フォローに全力疾走してきましょう。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

今週も火水曜の週次作業山場へ。一年52週、雨が降っても風が吹いても嵐が来ても、インフルエンザに倒れようとも継続すべき作業〜誰もフォローが入らぬのがツラいところ。かなり作業習熟して、じょじょに余裕と正確に至っていると自覚します。風邪症状はもう大丈夫でしょう、右下奥歯、なんとなく浮いたような不快(先日の口中検査では虫歯に非ず)治まってきました。こんなところに妙な症状反映が出ているのかも。朝刊にて”XPいよいよサポート終了”の記事、財政難に苦しむ自治体では”このままでいきまっせ”宣言したところもあって、悪意ある人々からの格好の攻撃対象でしょう。OSそのものにもお金が掛かるけれど、マシンがそろそろ寿命だったり、より高いスペックが必要だったり、そちらにも経費必要〜個人では如何でしょうか。まさか、日常それなり使用している人が”OSなんて知らん”てなことはないでしょうが。全世界的に思わぬウイルス蔓延、被害、事件発生!を予測しましょう。

なんせ、”ウィルス対策などしたことない!”豪語する職場の知り合いおりますもの。ワタシは今回の(それなり現役スペック)マシン入れ替え(4年3ヶ月使ったマシンの”専用電池”アウト)に参萬圓▲オークション処分7,000円で済ませたけれど、知識あまりない人はメーカー言いなり高いマシンを買ったのでしょうねぇ、消費増税前に。OSは4年以上前にアップ・デートしておりました。

CDVE04285”今週の集中聴き”課題決まらぬまま、昨夜、偶然取り出したCDがオモロい!Shostakovich ロマンス「春よ、春よ」 作品128(ネステレンコ(b)/文化省交響楽団1985年)/イギリスとアメリカの8つの民謡(イヴァノノヴァ(s)文化省交響楽団1989年)/ジャズ・バンドのための組曲第1番(ソリスト・アンサンブル1985年)/「Big Lightning」(未完のコミック・オペラ)から9曲(歌手多数/文化省交響楽団/室内合唱団1984年)/(以下編曲)D.スカルラッティの2つの小品 作品17から「パストラーレ」/D.スカルラッティの2つの小品 作品17から「カプリチオ」/ベートーヴェンの「のみの歌」(以上ソリスト・アンサンブル1979年)/J.シュトラウスIIのポルカ「楽しい列車」(モスクワ・フィル1979年)/リムスキ=コルサコフの「私はほら穴で君を待っていた」(アブラベルデヤエヴァ(s)国立交響楽団1979年)/V.ユーマンズの「2人でお茶を」 作品16(レニングラード・フィル・フィル1979年)〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー・・・管弦楽作品+声楽作品ばかり集めた5枚組から5枚目、とくにこの一枚にはよく聴き知った旋律(編曲もの)も多く、カバレットの(安っぽい)音楽を連想させる「ジャズ組曲第1番」は大好き、初耳「Big Lightning」もユーモラス剽軽な雰囲気満載!馴染みの民謡風旋律頻出!ファンの方には申し訳ないけれど、シリアスな交響曲よりずっと明るくて愉しい。音質抜群、寄せ集め音源のワリにバラつきもありません。ロジェストヴェンスキーはヴィヴィッドな躍動に溢れて、最高っす。アクが強くて、洗練されていないところが素晴らしい。2009年5月1,500円某にて入手とメモ有、もともとこの類は大好きだったことを思い出しました。後半戦著名な作品編曲の(小馬鹿にしたような風情が)ビミョーなこと!

ということで昨日つながりから今週は露西亜?シリーズかな?う〜む。先月のTchaikovskyもインフルエンザにて中途半端になったしなぁ。でも、Griegにも妙に未練は残る・・・聴いたらいいじゃないの、それも。所詮趣味なんだから。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

2日空けてウォーキング再開、3度Cは寒いっすね。昼は昼で充分暖かくなるみたい。昨夜はご近所ファミレスにてしっかり肉(庶民は所詮ハンバーグ)喰うて、快復に努めました〜って、快復していたから濃厚食もいけた、というべきか。これにて当たり前の通常勤務可能、気温の高低多き時期、体調に気をつけましょう。インフルエンザ前後の諸実務はボロボロに抜け漏れがあって、現在その結末トラブル後始末中、意識朦朧とした中での日常業務(けっこう膨大)は危険でした。一工程まるまる抜けていた計算也。

愉しかった”Bach 拝聴Week”もラスト、リヒテルの平均律1/4中途半端にて、一応ひと区切り。今朝時点、今週はなにを攻めようか逡巡中。先週は四六時中ノーミソ中には「マタイ」鳴り響いておりました。昨日辺り、数日前のGrieg「抒情小曲集」〜「ノルウェイの農民行進曲」〜田園の遠景に農民たちが愉しげに語らいながら、ゆったり山を降りてくる・・・そんな風情が忘れられぬ・・・アイナル・ステーン・ノックレベルグ(表現はもっとさっぱり)とか、モーリス・アブラヴァネルの管弦楽版とかいろいろ確認しておりました。じゃ、今週はGrieg!と迄、決意できんのが迷い、一週間コレばかり!というのもなぁ、なんか違う。

BISSA1988順番からいうとBach →Mozart 。一番のお気に入りなのに、どの分野も系統的に全部通して拝聴した記憶はない。しかし、お気に入りの多さ故、一週間どこまで?みたいな範囲も決められないんじゃないか、初期交響曲をいくつか拝聴しつつ逡巡しておりました。ま、なんせ趣味嗜好のことですから。そんなこんな、別に脈絡なく今朝拝聴しているのはRachmaninov パガニーニの主題による変奏曲/交響曲第3番イ短調〜エフゲニ・スドビン(p)/ラン・シュイ/シンガポール交響楽団(2011年)・・・著名でないオーケストラ、新興のオーケストラを応援するのがかつての性向(レコードCDが安かったので)最近は評価の定まった著名オーケストラばかり、やはり上手いよね、なんて安易なリスナーに成り果てました。マレーシア・フィルは数度CDにて拝聴機会もあったけれど、このオーケストラは初耳。露西亜の若手スドビンのCDはけっこう出ていて人気あるのでしょう。その流れの録音か、キラキラしたテクニックが切れていて、いかにも若手らしい爽快、しかも情感も失わぬ演奏でした。

Rachmaninov の交響曲って、いかにも厚みのあるオーケストラ、濃厚なる表現の録音が多いと思います。水藍(ラン・シュイ)は中国期待の指揮者、来日もしてますね。Mahler の交響曲第10番(カーペンター版)のDVDを見掛けたこともあって、少々興味ありました。交響曲(ピアノ協奏曲)は全集録音になるみたいだから、得意なレパートリーなんでしょう。思わぬ整ったアンサンブル、技量的にもまったく不足を感じさせぬオーケストラ、新しい録音も迫力充分+繊細な味わいも有。例の甘美な旋律を存分に愉しませていただいて、足らぬのはアクと濃厚、強引なる迫力のみ・・・かも。

では今週も頑張って乗り切りましょう。

本日もヒマなようで、けっこう盛り沢山なお仕事消化。2週間ほど前の自分の(ビミョーな)ちょんぼ、帰り際に発覚!30分ほどその後処理に苦戦、ま、クリアできりゃエエでしょ、自分で自分を合理化しました。アカンなぁ。体調も残り風邪ほぼクリアしたみたい。今週も無事、乗り切れそうな手応えある一日でした。

”今週の集中聴き”課題をどーするか、定まらぬまま月曜に突入。思い付きで、先日オークションに出して売れ残り「クリュイタンス フランス音楽コレクション(7CD)」〜これもなにかの縁、再度ちゃんと聴いてみようかな、と。

Testament SBT7247Franck 交響的変奏曲/D'indy フランスの山人の歌による交響曲(アルド・チッコリーニ(p)/パリ音楽院管弦楽団)/Franck 交響曲二短調(フランス国立放送管弦楽団)〜アンドレ・クリュイタンス(1953年)・・・チッコリーニは以前に聴いてましたね(すっかり失念)。いまやお気に入りのピアニスト、小粋なタッチは味わい雰囲気充分、音質の旧さもそう気にならない。英DECCA系、当時の録音を聴いているとパリ音楽院管弦楽団って、アンサンブル的にヤバいけど、クリュイタンスの手に掛かると端正な響きに至ります。

問題は交響曲二短調。いえいえ、演奏云々じゃなくて、それはもう立派な構成と香気漂うようなサウンドはお見事・・・なんだけど、贅沢病に冒された自分には楽章が進むごとに粗い音質がツラく感じます。(もうこんな音質で音楽聴かんでも・・・)”モノラルですが音質条件は良好”〜と宣伝しているけど、我が貧者のオーディオとは相性よろしくないみたい・・・思い出しました。この音質問題から処分を検討したんだっけ。せっかくの佳い演奏なんだけどなぁ、再びオークションに出しました。残念。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

”耳鳴り”は体調のバロメーター、すっかり風邪症状に”きーん”といった盛大なる音に悩まされております。それでも一晩眠ったら、熱もなくやや倦怠感のみ、起き上がって音楽拝聴も可能、ウォーキングは連続不可状態。深夜、小さな地震ありましたね。本日は寒い、春の嵐到来するらしい。おとなしく引き隠って体調快復に努めましょう。

”Bach 拝聴Week”は困ったもの、例えばBeeやん交響曲だったら全9曲CD5枚くらいじゃないっすか、+αでも知れてまっせ。こちら「マタイ」だけでもCD3枚、別に苦痛でもなんともなし。但し、この愉しい決め事をどこまで継続するか、キリもない感じ。”ちょろ聴きをやめて、ちゃんと全曲聴く”といった趣旨が大切なのでしょう。

Bach マタイ受難曲〜スティーヴン・クレオバリー/ケンブリッジ・キングス・カレッジ聖歌隊/ブランデンブルク・コンソート/ロジャー・コーヴィー=クランプ((t)福音史家)/マイケル・ジョージ((b)イエス)/エマ・カークビー(s)/マイケル・チャンス(ct)/マーティン・ヒル(t)/デイヴィッド・トーマス(b)(1994年)・・・残り2枚分拝聴。お気に入り作品・旋律+軽快な古楽器サウンド+清潔な声楽陣+音質条件も整って、風邪症状中でも全曲拝聴に苦痛はありません。ほんまの女声は唯一カークビーのみ、あとはカウンター・テナー(マイケル・チャンス)+少年合唱団が担っておりました。この二人が出色の声楽ソロ屈指の完成度、清潔な合唱+軽快な古楽器リズムに酔いしれる「マタイ」。「主よ、あわれみ給え」に於ける甘美ヴァイオリン・オブリガートって(ハノーヴァー・バンドにてお馴染み)ロイ・グッドマンでしょうか。メンゲルメルクの演奏がどれだけ説得力があっても、彼(か)の重さ、味付け入念な濃さにはそうそう日常聴き不可。こちら等身大、ニュアンスに充ちたさっぱり風情こそ、現代のスタイルなのでしょう。

ほんまは途中詳細経過(筋立て)を確認しつつ、集中して聴くべき作品、残念ながら体調いまいち、途中馴染みの美しい旋律を堪能しつつ、ラスト「われらは涙流してひざまずき」に至って万感胸に迫りました。劇的なる思いは、劇的に表現されるべきに非ず、そっと抑制され控えめに語られてこその効果であります。

RCA GD 60949。永遠のベストセラー今朝よりBach 平均律クラヴィア曲集〜スヴャトスラフ・リヒテル(p)(1972/73年)拝聴開始。これCD4枚、「マタイ」上回って4時間超えまっせ。Bach の世界に入り込めば、浮気は一切許されぬ・・・浪漫の風情色濃い、強靭なる芯、変幻自在な表現は多彩、残響豊かなピアノは我が貧者のオーディオとも相性抜群。LP以来の再会盤・・・といいつつ、数年ぶりの再会となりました。ここ数年、グレン・グールドばかりやったしなぁ、この作品は。他、数種の録音が棚に並んでいるけど、残りの人生どーせそんなに聴けない・・・

リヒテルの平均律は第1巻の前半、つまりCD一枚のみ拝聴にて中断。上記早朝覚醒して執筆後、体調不快を感じて二度寝いたしました。Bach はなんとも中途半端な聴了となって、いちおう一区切りとしましょう。世俗カンタータとか協奏曲とか、全然聴けんかったなぁ、いつでも再開できるし、これでよろしいでしょう。週末定例更新は馴染みのStravinskyとしました。系統的な拝聴+気分転換も大切ですから。さて、明日からどんな(自分なり)新シリーズ始めましょうか。

LSC-2802”Miklos Rozsa Conducts Ro'zsa” シンフォニー・コンサートへの序曲 作品26a/3つのハンガリー・スケッチ 作品14/ハンガリー風夜想曲(Notturna Ungherese)作品28/主題、変奏と終曲 作品13〜ミクローシュ・ロージャ/RCAイタリア管弦楽団(LSC-2802)・・・ネットからいただいたLP音源、針音かなり音質良好。ハリウッドの映画音楽イメージの強いRo'zsaは、ヴァイオリン協奏曲(ハイフェッツ1956年)に痺れました。大衆的なBartokのテイスト、ハード硬派だけど思いっきりゴージャス、わかりやすい。この作品も初耳ばかり、それでも東欧の民謡風、土俗的なリズムに充ちた愉しい作品ばかり。今回はKADALYを連想いたしました。(ガランタ舞曲に似ている)オーケストラは臨時編成っぽいけど、意外と上手いもんです。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

二日酔い(+風邪?)。昨夜地下鉄終電に乗って、終着駅のタクシー待ちは(バブル時代を彷彿とさせる)長蛇の列、花冷えの道を40分ほど歩いて帰宅しました。そのまま就寝、今朝風呂に入ってこれより(休日)出勤です。当然ウォーキングなし。昨日朝一番にて大きなトラブル発生しまして、昨年最年末から4回目?行事対応しつつ、合間にその対応に追われました。諸先輩との酒席にはやや遅刻(事前連絡済)、わざわざ松山から所用にて来名した旧知の先輩+自分には初対面の先輩、皆エラい人達は当然のように3軒の呑み屋各々負担して下さって、自分は地下鉄往復以外一銭も使っていない・・・今朝、オークション締め切り、ありがたいことに大物2件落札有(それなり高額)しかも即連絡有というのも精神衛生上よろしい。

そんなこんなで昨夜は酒ばかり、iPodも持参せず、音楽はなし。Bach 管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067〜ヴィレム・メンゲルベルク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(1931年)・・・は「マタイ」の余白に収録されたもの。もちろん現代のスタイルとは遠いもの、しかし「マタイ」ほどの強烈な時代を感じさせず、意外とフツウに違和感なく聴けるのは管弦楽作品故か。大仰なスケールやら、もの凄い小節を利かせたスタイルに非ず、しかし濃厚濃密なテイストに間違いなし。

BRILLIANT 93102/123今朝よりBach マタイ受難曲〜スティーヴン・クレオバリー/ケンブリッジ・キングス・カレッジ聖歌隊/ブランデンブルク・コンソート/ロジャー・コーヴィー=クランプ((t)福音史家)/マイケル・ジョージ((b)イエス)/エマ・カークビー(s)/マイケル・チャンス(ct)/マーティン・ヒル(t)/デイヴィッド・トーマス(b)(1994年)・・・散々、メンゲルベルクの凄い演奏を聴いて、なおかつ「マタイ」を聴きたい!やはり時代はこちらでしょう。すっきりクリアな響き、軽快なリズム、速めのテンポ、清潔な声楽の洗練、古楽の技術的な成熟・・・体調問題もあって、今朝はここまで。(朝は1/3枚のみ)

朝一番に出勤、トラブル発生分野担当+上司とともにフォロー開始、じつは昨日酒席に出かける前、詳細メール+電話もそれなりに入れていて、本日は”アリバイ”みたいなもの、5箇所ほど電話入れてみるが通じたのは一人のみ、その他誰も電話出ません。1時間ほど待機して再度電話、状況変わらぬので辞去いたしました。帰宅してひたすらコタツに隠ってテレビドラマなど(風邪の悪化を懸念して)・・・半分以上眠っていて筋書きは理解できません。昼から、これではいかん!音楽拝聴再開いたしました。

愉しい”Bach 拝聴Week”遅々として進まず。「フーガの技法」(2種)→「音楽の捧げもの」→ミサ曲ロ短調→2台のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調→管弦楽組曲全4曲→「マタイ受難曲」〜なんせ大物多いし、繰り返し確認したいし、数が稼げまへんで。いつもの「ゴールドベルク変奏曲」「ブランデンブルク協奏曲」さえ登場しておりません。ぼちぼち延長しようかな?ちょっぴり浮気して別な作曲家少々拝聴しました。

Grieg 抒情小曲集 作品第5巻 作品54/第6巻 作品57/第7巻 作品62〜エヴァ・クナルダール(p)(1977年)・・・クナルダールはノルウェイのヴェテランだそう(1927-)。(かねてより愛聴している)アイナル・ステーン・ノックレベルグとまったく同じ収録であって(NAXOS 8.553395)「ノルウェイの農民行進曲」辺り、管弦楽版ならだれでも知っている懐かしい旋律也。どれも数分、儚くも哀しい、暖かい旋律が呟きます。はっきり云って誰でのでもよろしいのか、それとも偶然、素晴らしい演奏ばかりに出会っているのか。

Mozart 交響曲第47番ニ長調 K.97/第12番ト長調 K.110/第13番ヘ長調 K.112/第14番イ長調 K.114/メヌエット イ長調K.61g (K.114のためのものであることは、現在否定されている)/第15番ト長調 K.124〜ネヴィル・マリナー/アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(1972/3年)・・・とくに初期の作品は古楽器を聴く機会が増えました。小編成、スリムに引き締まってオーソドックスな現代楽器、フツウといえばフツウ、天才の屈託のない旋律を充分魅力的に仕上げていると聴きました。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

小雨中、朝のウォーキング強行。今週はあっという間の金曜日。昨日、やや風邪症状にて昼から帰ったろうと画策、朝からプチ・トラブル他意欲的に対策消化、特別急ぐべき宿題なし、と判断していたのに次々、種々様々案件押し寄せ、昼休み含め、猛スピード処理していたら・・・12:50頃、取引先からたっぷりファックス(作業要請)着、この時点、昼からサボり断念いたしました。ま、インフルエンザに比べたら軽症な風邪なんて、ちょいとぼんやりするくらい、な〜んともないんですよ。目が回るような処理案件、一段落ついたのは夕方4時半頃、通常テンポやったらド残業間違いなし。ようやく自慢の”快速処理”戻ってきた手応え有。これって、ノーミソの修復ですか?

本日、行事対応(相棒はこの準備に生命を掛けている/好きなんです)、実質上サボりみたいなもんっすよ、事前準備は完了しているし、本番力(出たとこ勝負)なら誰にも負けまへんって。そのまま取引ご担当と商談〜名古屋駅方面に出掛けて諸先輩との酒席待っております。今朝時点、体調大丈夫。

A00150L-154L”Bach 拝聴Week”もあっという間に週末、なんか歯応え全然なし、フツウの愉しい音楽生活みたい。Bach マタイ受難曲〜ヴィレム・メンゲルベルク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団/トーン・クンスト合唱団/ザンハルスト少年合唱団(1939年ライヴ録音)・・・ラスト迄。けっこうカットあるんですね。収録されていないのではない、もとより演奏されていないらしい。気分的な問題?音質問題まったく気にならぬ良好さ、数々のヒット・メロディはとことん纏綿たっぷり歌われて、その説得力や並の水準に非ず。冒頭「来たれ、娘たちよ、われとともに嘆け (Kommt, ihr Tochter, helft mir klagen)」の泣ける旋律、複数の合唱が複雑に絡み合う世界から一気に怒涛の感動に巻き込まれます。途中、馴染みの旋律も仰け反るほどのスロウテンポ+タメにたじろぐばかり。「憐れみ給え、わが神よ」(Erbarme dich) のアリア+ヴァイオリン・オブリガートは、初めて「マタイ」に出会った時から甘美哀愁の旋律にしびれました。コラール「おお、血と涙にまみれし御頭」(出典は平易な独逸の民謡だったそうな)は弱音と極限ニュアンスを以ってそっとつぶやくように歌われ、ラスト「われらは涙流してひざまずき」圧巻の大仰なる詠嘆のこぶし、節回しに魂を揺さぶられました・・・こんなんBach ちゃいまっせ!と、思いつつ、その説得力に負けました。

オーケストラと合唱のアンサンブルは驚異的、これだけテンポが揺れ動いてもびくともしない!しかもライヴでっせ、これだけ細部”造り込んで”、21世紀古楽器の時代を迎え、現代の耳に違和感やら嗜好の違いはあっても、その個性、完成度に異論なし。SchumannやShostakovich辺だったら、早くこの週を抜けだして他の音楽を聴きたい!そんなことを考えたもの、こちら”別なマタイ”を聴きたくなる・・・これが音楽の嗜好なのだな。油断すると歴史的音源は敬遠しがち、こうしてメンゲルベルクに真正面から向き合うのも一興でしょう。(写真はLP時代のもの)

本日はここまで。今夜は遅くなるやろなぁ。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

気温の寒暖差、ちょいと薄着で音楽聴きつつ居眠り〜結果やや風邪症状、昨夜(前回インフルエンザとは気付かず、耳鼻科に行った時の)薬、ネットにて薬効確認しつつ服用し、よく眠れました。ちょいと咽とアタマが痛い+胃腸の調子よろしくない感じ。右奥歯が浮いた感じも有。明日は取引先担当を呼んで行事対応+ついでに商談+大学諸先輩との呑み会有、本日はできれば休みたいくらい。午前中諸作業様子を見て、昼から帰るか。毎週火曜水曜の山場無事、順調にクリアしているし。

Chesky CD142”Bach 拝聴Week”〜力みなく、ま、お気に入り作品を多めに聴いている手応えとなります。Bach 管弦楽組曲第1番ハ長調/第2番ロ短調/第3番ニ長調/第4番ニ長調〜グナール・レツボール/アルス・アンティカ・オーストリア((p)1997)・・・かつては巨大なるスケールを以って、通常演奏会演目であった作品(歴史的時代〜カラヤン、クレンペラー、マゼール辺り)も、すっかり原点帰り、溌剌リズム古楽器小編成が当たり前となりました。トレヴァー・ピノックを聴いた時は衝撃やったなぁ・・・知名度ともかく実力派の古楽ヴァイオリン奏者であるレツボールの音源入手は3-4年前?数度聴いて、技術的なキレ、躍動する推進力、良好な音質に文句はないけれど、いつも”いまいち”な印象に至るのが不思議。それは序曲〜各舞曲の変化、描き分けに不足し、意外とワン・パターンに感じる(飽きる?)こと。最終曲、今どき大ルバートにて”この作品、以上終了!”結末はあり得ぬけれど、それにしても淡々素っ気なく終わりすぎじゃないか。

著名な第2番ロ短調を拝聴しつつ、快速、フルートのスムースなテクニック+しっとりとした情感に驚きました。(クリスティアン・グルトナー(fl)/Christian Gurtner+レツボール自身と思われるヴァイオリン・ソロ絡み合いもお見事)ほんの子供の頃、カザルス/マールボロ音楽祭(1966年/オルヌルフ・ガルブランセン(fl))揺れる詠嘆刷り込み(やや)オールド・ファンにとって、ずいぶん遠くまで来ちゃったんだな、そんな感慨深く拝聴いたしました。カザルスも再聴したいところ。

NAXOS 8.110880-82  3枚組2,080円既に昨夜より次の大物拝聴始まっております。Bach マタイ受難曲〜ヴィレム・メンゲルベルク/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団/トーン・クンスト合唱団/ザンハルスト少年合唱団/カルル・エルプ(t)/ウィレム・ラヴェッリ(b)/ジョー・ヴィンセント(a)/イローナ・ドゥリゴ(a)/ルイ・ファン・トゥルダー(t)/ヘルマン・シャイ(b)(1939年ライヴ録音)・・・泣く子も黙る、というか”大人も泣かせる”著名なる記録であります。LP時代廉価盤抜粋の劣悪音質印象から驚きの改善、声楽部分などほんまに美しい。一枚目を聴いて・・・疲れ果てました。どこをとっても劇的胸を締め付ける馴染みの旋律を、んもうこの際、とことん劇的に、揺れ動く詠嘆に充ちてテンポを変えまくり、入念な味付け徹底させます。劇的旋律は淡々と虚飾なく、クリアに奏してこそ浮き立つもの〜そんな世界とは真反対、この節回しはほとんど別作品を聴く思い。

オーケストラの上手さ、美しさ、声楽陣の充実、アンサンブルの統率、どれをとっても驚異的。これだけ恣意的なテンポ変化に動じない、それは充分な説得力を以って響き渡って、ライヴとは思えぬ完成度+ライブならではアツい感興に溢れました。いわばとことん節回しの(滅茶苦茶上手い)演歌を延々と聴かされている感じ(未だ一枚目)・・・


2014年4月某日/再起と熟練の日々

毎週定例作業のピークを迎えていて、ここをチョンボすると数週間後にエラいことになる・・・現在まさにその状態、ちょうどインフルエンザに苦しんだ前後、その作業はボロボロ+種々変更事項やら、消費増税駆け込み需要に伴う大トラブルの後始末(しばらく継続中)、クサい言い訳すればもとより割り当てられた(≒希望した?)お仕事作業膨大、次々と取引先より(前向きな)相談飛び込んで、これはこれで有り難いこと。同時に複数の諸実務を並行してこなす、クリアするのはノーミソ使いますよ。誤りやミスは隠蔽しない、基本、正直に謝って修正フォロー次善の策を講じて乗り切る、ということですよ。幸い、周囲にはミスを論(あげつら)って責める人はいませんから。誰より早く出勤して昼休みも駆使、意地でも定時に終わらせて(当面の宿題は残さない)さっさと帰宅して音楽を聴く、ということでっせ。

朝晩気温は8度Cほど、最高気温はもう20度Cになっているから、こんな時期に風邪を引いたりせぬよう気を付けなければ。一年前、半年ほどヒマに苦しんでいたのが信じられぬ〜少ないお仕事を魔法のように膨らませて、残業する異様な風潮はカンベンして欲しい。

VIRGIN 72435 6206823  5枚組1,300円也(税込)Bach ミサ曲ロ短調 BWV232〜アンドルー・パロット/タヴァナー・コンソート/プレイヤーズ/エマ・カークビー(s)/エミリー・ヴァン・エヴェラ(s)/パニート・イコノムー(ボーイ・アルト)/ロジャーズ・カーヴィー=クランプ(t)/デイヴィッド・トーマス(b)(1984年)・・・ジョシュア・リフキンが「一パート一人」斬新極まりない研究成果を録音したのが1981-2年、初めてFMから流れた音楽に衝撃を受けた記憶も鮮明。久々、それを拝聴確認しようと思って、そういえばリフキン版をベースにしたパロット盤があったじゃないか、2005年3月8日BOOK・OFF高知インター店にて5枚組1,300円(税込)入手のレシート封入されておりました。こちら、時に声楽人数が増えるけれど、基本「一パート一人」躍動するリズム、スリム見通しのよろしいサウンド、歌い手に著名なところを揃えて、リフキン盤の足並み統一より自由闊達な表現が聴かれます。エマ・カークビーの清楚かつ暖かい歌、最高!

ロ短調ミサって、物凄く巨大な作品!そんなイメージあるけれど、こちら手のひらサイズ的親密を感じます。トランペットの質実ジミなサウンドも好み、既に30年前の記録となって、21世紀古楽器演奏はもっと技術的に洗礼され、切れ味に不足感じぬでもないけど、モダーン楽器+大人数合唱=大仰な世界よりずっと好み。”ロ短調”、”ミサ”なんちゃって、実際はヴィヴィッドな明るい活力に溢れた作品を堪能いたしました。音質は素朴というか、つくったところのない自然なもの。難行苦行努力Shostakovich拝聴シリーズとは一変!ほんま、愉しい。

Bach 2台のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043(ディーター・ヴォルホルツ/ズザーネ・ラウテンバッヒャー(v)と、思う)+管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066/第2番ロ短調BWV1067〜ギュンター・ケール/マインツ室内管弦楽団/ハンス・ユルゲン・メーリング(fl)・・・2ヶ月ほど前集中拝聴していて、1960年頃?時代を勘案すれば意外とスリムなサウンド+表現に驚いた記憶有。今回はアンドルー・パロットのあとに聴いたでしょ、さすがに音質肌理の粗さ(前回拝聴時には”現役拝聴可能それなり水準”と)、大柄が気になりました。(とくにヴァイオリン協奏曲)管弦楽組曲はリズム感としては前時代的な重さに非ず、しかしやはり音質かなぁ、問題は。ちょっとお仕事疲れしているからか。


2014年4月某日/再起と熟練の日々

世間風潮が煽る、ということもあったけれど+3%増税前”駆け込み需要”は少々異常。先々月の大雪でも東京方面のコンビニ棚は空になったそうだから、心理的なものでしょうか。逆に本日以降しばらく、がっかりするほどモノは売れぬと思います(トータル・マイナスか)。さて、我が家は3%分どーやって節約するのか、現在でもかなりのムダを省いた生活、お給料も実質下がって?もう年齢(とし)ですし。昨日はインフルエンザ開け自分の諸実務漏れ発覚+取引先のミスが渾然一体となって、いろいろトラブル(+フォロー)継続中、すっきりせぬ日々続きます。昨夜、最寄りの駅付近にて異動者歓迎会、愉しかったけど(某現地著名チェーン店の)喰いもん酒のマズさに閉口気味、どんなものでも美味しくいただける体力食欲若さ元気が羨ましい。

職場より最寄りの駅まで20分ほど散歩、道中、桜は満開。風は強かったけれど、しっかり咲いておりました。そういえば、”咲”って”笑”の古字らしくって、もしかして「桜咲く」というのは、花が満面の笑みを浮かべ誇っている、という意味なのかも。非常識な深夜にケータイ緊急メール(警告音)有、予想はしていたけれど”メールの自動ウィルス警報”なんです。安眠を妨げるのはかんべんして欲しい、本日明日が一週間の膨大実務処理ピーク也。

実質上昨日から始まった”一週間連続聴き”新シリーズ、先週苦しみ抜いたShostakovichを受けて週末、Mozart Beethoven など愉しんで、結果Bach かな、と。但し、どの範囲をクリアすればそれなりのまとまりなのか、判断微妙でしょう。昨日は「フーガの技法」(ラスト作品)2種拝聴よりスタート。声楽を入れたいな。

昨夜は音楽なしだったので、その前の音楽残りコメント。これはネットから拾ったステレオLPジャケットBach 音楽の捧げもの〜クルト・レーデル(fl)/ミュンヘン・プロ・アルテ管弦楽団(1954年)・・・ネットからみつけてきたモノラル音源は昨年2013年末に入手したもの。ほんまかなぁ、1964年の前に旧録音あったのか、意外と音質良好。(写真はLP時代のステレオ録音)「フーガの技法」自主CD2枚目余白に収納したもの。弦楽+フルート+チェンバロによる編成。一時代前、チェンバロの骨太な金属的な音色、たっぷりヴィヴラートを効かせ、悠々とロマンティックに歌う弦楽器、しっとり太い音色のフルート・・・古楽器全盛の21世紀に消え去ったスタイルは、Bach だったら音楽の基本骨格は崩れない。美しい旋律、専門的なことは一切理解できぬド・シロウトも各声部の美しく、有機的なからみ合い(とくに通奏低音の魅力)に心奪われる、これはもっともお気に入りの作品のひとつ。三声のリチェルカーレ、六声のリチェルカーレはもちろん、トリオ・ソナタ ハ長調の切ない第1楽章、ほの暗く躍動する第2楽章辺りを聴いていると陶然といたします・・・

EMI 6356572シリーズとは別の音楽。Wagner 歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲/楽劇「トリスタンとイゾルデ」第1幕への前奏曲(ニュー・フィルハーモニア管弦楽団1971年)/第3幕への前奏曲(ロンドン・フィル1972年)/楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕/第3幕への前奏曲(ニュー・フィルハーモニア管弦楽団1971年)/楽劇「ラインの黄金」より「神々のヴァルハラへの入城」/楽劇「ヴァルキューレ」より「ヴァルキューレの騎行」/楽劇「ジークフリート」より「森のささやき」/楽劇「神々の黄昏」より「夜明けとジークフリートのラインへの旅立ち」「ジークフリートの葬送行進曲」(ロンドン・フィル1972/74年)〜エイドリアン・ボウルト・・・カラヤンの1987年録音を聴いた時、あまりのウィーン・フィルの美しさに驚いて

ここ最近、Wagnerの管弦楽作品はエイドリアン・ボウルト辺りを聴いていたけど、ちょっと比較が怖いほど
要らぬ心配をしたための再確認也。結果的にそれは杞憂であって、オーケストラの色気、艶ともかく、ボウルトの背筋伸びて剛直ストレートな表現に充分感銘深いもの。11枚組ボックスはWagnerを3枚に集めたため、曲順にやや不満はある(「ローエングリン」第1幕への前奏曲はこの前のCDに収録)けれど、どれも経過部などの編曲せず、オリジナルを通している(でしょうか?)のも潔い矜持でしょう。

では、行ってきます。今週出足やや苦戦気味、なんとか金曜迄走ります。

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi


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