■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
今回の風邪はいつもと異なって咽の痛み、熱はなし。鼻水が多い〜連続早朝ウォーキング休止(寒いし)。少々の不調押して強行、症状悪化させる癖ありましたから。お仕事持ち分が増えたこと(断固として引き継がない相方の分を否応なく奪い取っております)迫る諸行事対応に退屈せぬ毎日。充実しているとかオモロいことはないけれど、エエ感じに改善されつつあります。なんとか今週の週末には体調戻したいもの。今朝、CDオークションは9枚分出品価格にて落札有(感謝)、他売れ残りは人気ないとか値付け相場ミスでしょう。(落札された)コダーイ弦楽四重奏団のHaydnひさびさ拝聴印象は、”やや大柄に過ぎる”といったものでした。他の全集入手済といった理由もありましたし。
今朝の朝日新聞。小熊英二(慶応大教授)「日本は脱原発をほぼ実現している」という寄稿には驚きの発見。電力の三割を占める原発がなくなっては生活は成り立たぬといった予想は、既に(実質)原発なしで二夏過ごして省電力は定着しました。公式に”脱原発”を掲げている独逸でも原発は多数稼働しているし、日本でこの事実を作り上げているのはまさに”世論”であると。選挙で大勝ちした自民党も最盛期の民主党に遥かに及ばず、比例区の得票は低迷のまま、しかも支持者の6-7割は”脱原発”らしい。日本らしく、責任を曖昧にしたままずるずると”実質脱原発”が進み、泥縄でもキレイに後始末されることを望む。
Brahms 交響曲第3番ヘ長調〜レオポルド・ストコフスキー/ヒューストン交響楽団(1958年)・・・録音時期、オーケストラ、レーベルが異なってもステレオで全4曲が揃うのが彼らしいところ。先日のスタインバーグの続編、これもLP時代(恐るべき劣悪音質にて)LP4枚全集を所有していて、音質改善印象顕著であります。整ったアンサンブル、意外と洗練されたゴージャス・サウンド、微細にテンポ揺れ動くエッチな演奏ですね。当時、景気がよろしかったのかなぁ、けっこう録音が残っているし、いずれ意外なほど立派な演奏であります。この演奏も入念な仕上げと味付けを前提に、どーもすぱっとした気持ちの良い爆発や切れ味に不足?独墺系中低音充実・地味渋系ばかり礼賛するつもりもないけれど、とくに終楽章に煮え切らぬ印象を残しました。
今朝、Khachaturian ピアノ協奏曲 変ニ長調〜オスカー・レヴァント(p)/ディミトリ・ミトロプーロス/ニューヨーク・フィル(1950年)・・・例の泥臭い旋律満載、そんな作品を強靭な技巧+都会的引き締まったサウンドにて仕上げたもの。第2楽章の特殊楽器(フレクサトーン)の妖しい音色登場しないのは残念、しかし音質はかなり良好です。自主CDフィル・アップはバレエ音楽「ガイーヌ」「仮面舞踏会」(抜粋)〜ファビエン・セヴィツキー/インディアナポリス交響楽団(1953年Capitol)・・・演奏者の知名度的にCD復刻は望めぬ、ネット時代ならでは拝聴機会でしょう。これも音質良好、オーケストラはかなり上手くてヴィヴィッド、サウンドは洗練されております。秘蔵の自主CD=上出来也。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
昨日、昼から俄に体調悪化を自覚、鼻水、咽がやや痛いといった症状に今朝、恒例ウォーキング休止。ありがたいことに今週ヒマなことはなくて、退屈せずに諸仕事を続けております。明日明後日と取引先との商談が続き、また三連休、そのあとは東京にて怒涛の連続3日会議出席(内職必須)、週末戻ってそのまま名古屋現地にて諸先輩とのOB会にお呼ばれ、日曜出勤の行事対応となります。ここで体調崩せないぞ!ヒマでないことはありがたいけれど、問題はお仕事の質、内容、取引先との信頼関係(充実度)なんです。そういった意味では現状まだまだ不満、ご当地配置一年目だから仕方がない。
Shostakovich 交響曲第5番ニ短調〜ローマン・コフマン/ボン・ベートーヴェン管弦楽団(2003年)・・・今年2013年8月拝聴して以来の再聴。クール整ったアンサンブルを前提として、各パートの自発性、個性、色に不足して、面白みも色気も迫力も足りない、静謐なところ(例えば第3楽章「ラルゴ」)にて”弱い”(テンションが落ちる)といった印象有・・・基本その印象は変わらず・・・でもね。こんな冷静に落ち着いた知的演奏も、この作品には良いんじゃないか。もとより苦手系作品、ごりごり馬力あるオーケストラのラッシュには耐えられぬかもしれない。もの凄くジミなオーケストラのサウンドのShostakovich〜世間ではまったく話題になっていない”優秀録音”(なんだそう)全集。売れんやろなぁ、知名度的にも。
Smetana 歌劇「売られた花嫁」〜オタカール・オストルチル/プラハ国立歌劇場管弦楽団/合唱団(1933年)・・・一枚目のみ拝聴。6-7年掛けてCDはどんどん処分していったけれど、未聴CDは数限りなく、仮に聴いていてもちゃんと集中して味わい尽くしていない。(”ミチョランマ”は死語なので恥ずかしくも使用禁止)サイト内検索すると2007年10月拝聴しておりました。太古録音を勘案すれば我慢できる音質(妙な広がり付加?)、当時としては珍しい原語上演録音だったそう。序曲から粗粗しいテンションに溢れ、賑々しい楽しさいっぱいの演奏、歌、作品旋律であります。根性入れて全曲拝聴したかったけど、さすがに歴史的音源続けて拝聴は耳に苦しい感じ。
CDオークション出品はニ巡目明日朝締め切り、入札は6枚分、値付けを誤ったか、ま、こんなものでしょう。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
不快な前週から久々の出勤、大きなトラブルはないと予想はしていたけれど、昨日はいつにも増して朝早めに出勤。前職場では鍵やセキュリティの関係で朝出る時間は自由だったし、常に”朝8時出勤”でした。現在は現状ゆるゆるのお仕事なので、ムリして早く出て一日のお仕事準備整える必要もなし、キモチの問題です。結論的に充実した一日を過ごしました。かなりの物量消化し、いくつか細かい宿題もクリアし、それでも定時退社。現職20年の大ヴェテランである相方(あと一年半/嘱託で残るのが希望だけれど・・・)はますます自分の立ち位置をなくしつつあって、悪気はないけれど、ド残業継続、たまにコッソリ休日出勤もしているらしい〜あの仕事量(の少なさ)、成果で信じられぬ!個性ではなく我流なんだろうね。ムリヤリ(一切引き継ぎなしにて)お仕事引き継いだ(取り上げた)分、さっそく地雷を踏みそうになっております。
手応えのある(それなり)充実した一日だったのに、昨夜は夢見はよろしくない。音楽にも集中できず。
Mozart 交響曲第40番ト短調〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル(1963年)・・・後年ウィーン・フィルとの録音は著名(1984年/未聴)、旧録音も初耳でした。45歳気力体力充実した時期の記録は、大きい、重い、粗い、音質がぱっとしない、といった印象。陰影は豊か、勢い、デモーニッシュな雰囲気もあるけれど、それこそ最近の古楽器の影響を受けた、軽快見通しのよろしい演奏を聴き慣れた耳にどーも座り心地よろしくない。他のMozart 交響曲を拝聴する意欲萎えました。残念。
Brahms 交響曲第4番ホ短調〜ウィリアム・スタインバーグ/ピッツバーグ交響楽団(EVEREST1959年)・・・これは米COMMAND録音(CD処分済【♪ KechiKechi Classics ♪】最初期文書が恥ずかしい)とは別物、LP時代より馴染んだ音源をようやくネット上から探し当てました。(ストコフスキー/ヒューストン交響楽団1958年の第3番と収録)怪しげライセンス盤亜米利加輸入LPは劣悪音質に悩まされた記憶有、COMMANDのCDも音質よろしくなかったはず(左右反転だっけ?)。こちらほとんど驚異的に音質良好であって、オーケストラの引き締まって硬質かつ重量感あるサウンドを堪能可能。例の如し、速めのテンポ、旋律に詠嘆を加えぬ素っ気ない表現、集中力の高いアンサンブルをたっぷり味わいました。1960年頃には、これほどの実力に至っていたオーケストラにも驚き。対向配置ですか?詳しい方、教えてください。
では、行ってきます。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
3日休んで久々の出勤日。今朝の気温は11度、そりゃ今週末には11月だから当たり前、昨日軽ジョギングしたら脚がちょっぴり痛い・・・のも情けない。鬱々とした気分を抱えても、時はどんどん過ぎ去っていくのだね。自分のすべきこと、先の課題が見えていることが救いかな、それがあまり将来の光明につながらぬようなものでも。なんせあと定年まで3年半、この職場には残りたくないし、どこかちゃんと戦力として使って下さるところをみつけなくっちゃ。どこに棲まうか、というのも大きな宿題です。目先の目標のみに向かってしまう性格、中長期的な視野はないんです。いつも出たとこ勝負。とにかく”歩み”を停めぬよう、それだけを気に掛けましょう。
2ヶ月ほどまでに(再)購入したプリンターHP Photosmart Wireless B110a早くもインク残量警告が!長く愛用して半年ほど前に逝去されたCANONiP3500は保ちがよろしかったし、互換インクも安かったなぁ。短い付き合いだった前DeskJetは”転居通知”をまとめて印刷したから、インク切れも納得だったけれど、今回は使用頻度を考慮しても早すぎじゃないの?適用機種を確認して互換インク998円をamazonに注文しておきました。
Brahms ドイツ・レクイエム〜ジュゼッペ・シノーポリ/チェコ・フィル/プラハ・フィルハーモニー合唱団/ルチア・ポップ(s)/ヴォルフガング・ブレンデル(br)(1982年)・・・珍しいような組み合わせに見えるが、シノーポリはチェコ・フィルの首席客演であったらしい。(知らんかった)作品との出会いはカール・バンベルガー(LPは安かった)、CD時代に入ってヘルムート・コッホかな?いずれ、苦手系作品と感じるようになって滅多に拝聴機会ありません。つい先日、社用車にて取引からの帰り、FMから”独鎮”途中から流れて・・・けっこう感動いたしました。人の声が重なった厚み、茫洋としたスケール〜カラヤン/ベルリン・フィル/ウィーン楽友協会合唱団(おそらくDG旧録音かと)でした。
2011年1月に拝聴記録は残っていて、曰く
(体感)かなりゆったりとしたテンポ、豊かな残響に充ちて壮大かつ悠々たる雰囲気+神経質なほどしつこく旋律を歌わせて朗々とスケールが大きい・・・が、サウンドの芯が足りないような。茫洋と不思議な感触
〜なるほどなぁ。そういえば彼のBrahms の交響曲録音って、あまり残っていないかも(イスラエル・フィルとの第2番DVD存在する)CD一枚に収まっているから、異様なテンポ設定でもないけれど、”遅い”イメージありますね。繊細、細部迄歌い込んで合唱も、オーケストラも豊かな残響に埋もれ快いサウンド、延々と続きました。当時36歳、若々しいといった印象なし。次、ヘルムート・コッホ再聴しなくては。
先日ボロカスに評価したHonegger 映画音楽「レ・ミゼラブル」(1934年)〜アドリアーノ/スロヴァキア放送交響楽団(1989年)・・・再挑戦。出足、ミステリアスな雰囲気に期待が高まったけれど、やはり途中で深い眠りに・・・起承転結のはっきりしないだらだらとしたエピソード連続、パターンは好きなんだけれど、あれはあれで計算されたものなのか、こちらほんまに脈絡のない寄せ集め、みたいな感じ。残念。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
台風去り、昨日朝雨は即止んで、久々の通院ハシゴ(ウォーキング兼ねて)。血圧(幸い正常値へ)+尿酸対策通院のお隣に眼科があって、考えてみれば岡山時代以来?そろそろ10年に迫ろうという異常指摘の詳細検査受けてまいりました。昨年一昨年?(「音楽日誌」調べてみると2年前でした)尼崎の眼科はあまりに混んでいて、検査に半日掛かり、あまりの混みように通院を止めたものです。今回の眼科はおそらく新しい医院、適度に空いていて検査は懇切丁寧+素早く、40歳前後と類推される医師の診立ても迅速、問題点を指摘。強い近視の人にはありがちな症状、進行はしていないが未だ若いから(正常値範囲ではあるが)やや高い眼圧を下げましょう、納得の診断でした。目薬処方。
昼から(やはりウォーキング兼ねて)大型温泉風施設行き。良い天気でっせ。今朝は気分を変えてちょっぴりジョギング〜左膝がよろしくないので、ジョギングは真剣にできないのが前提、様子見ながら時々織り交ぜるようにしましょう。休みも3日間あると、お仕事上のウサも忘れます。【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新出来。CDオークション出品、ニ巡目にしてよーやく入札有、嬉しいなぁ、お給料日(≒お父さんのお小遣い)のと関係?休み中、ゆっスティーヴン・クレオバリークション眺めた結果か。ありがたいことです。
Bach 無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV1011(1939年)/第6番ニ長調BWV1012(1938年)〜パブロ・カザルス(vc)・・・泣く子も黙る鉄板演奏也。SACDでの復刻は驚異的音質との噂ばかり、通常復刻ではもっとも状態がよろしかったらしいmembran盤処分後、ネット上のパブリック・ドメイン音源から自主CD化したのは4年ほど前?重苦しい、大仰に過ぎる、技術的に少々難有、それに音質が・・・不遜な考えを抱いて久々の拝聴でした。どこから見つけた?音源さえ失念、まず驚くべきほど音質は鮮明、とてもこの時代とは思えぬほど(自主CDでさえ)。これは”演歌”なのだね。旋律をとことん朗々と歌って表情濃厚、技術的云々、細部どーのこーのではない、スケール、深い説得力は(ツボにはまれば)感動の渦へ至ることでしょう。久々、というか、ほとんど初めて世評に納得いたしました。
大Bach を敬愛し、湧き出るような美しい旋律、完璧な和声を拝聴する毎日、この”カザルスのBach ”故に、無伴奏チェロ組曲はやや苦手、敬遠するようになったのでした。(立派な親父の説教風)舞曲の集まりなんだから、もっと軽快に奏されるべきと思います。今回、ちょっと別な視点に目覚めました。
懐古趣味もう一発。Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜ヨーゼフ・クリップス/ロンドン交響楽団(1960年)・・・1980年以降のディジタル録音、古楽器系溌剌軽快演奏、ベーレンライター版楽譜の普及から、”それ以前”の録音を徐々に敬遠するようになっておりました。半年ほど前拝聴していて、曰く
音質はちょっと厳しい感じ・・・穏健、柔らかくていねいにフレージングを処理するが彼の身上・・・オーケストラのアンサンブルは微妙に緻密さが足りぬ感じ。この時期のロンドン交響楽団は”上手いオーケストラ”に非ず
なんという不遜な!転居直前、落ち着かぬ日々の反映だったのでしょうか。6月スピーカー変更の成果もあり、音質印象かなり改善(EVEREST録音前提として、期待より落ちる)柔らかい穏健表現、各パート声部のバランス感覚抜群、ムリのない美しい演奏と感じました。脳裏には先日の”爆演”シェルヘン、嗜好は人それぞれ、本人でさえ内外の環境によって印象は左右されることを痛感したものです。
新しい発見(というのも恥ずかしい)Bach カンタータ「いざ、勇ましきラッパの嚠喨(りゅうりょう)たる調べよ」BWV.207a/「忍びよれ、たわむれる波よ」BWV.206〜ルート・ツィーザク(s)/マイケル・チャンス(ct)/クリストフ・プレガルディエン(t)/ペーター・コーイ(bs)/フリーダー・ベルニウス/シュトゥットガルト室内合唱団/コンチェルト・ケルン(1990年)・・・嚠喨(りゅうりょう)たる、ってすごい訳でんな(フツウ読めんがな)。朗々たるでも意味通じるんじゃないの。「鳴り交わす絃の相和せる競いよ」BWV207とほとんど同じ、つまりブランデンブルク協奏曲第1番ヘ長調(第1曲/第5曲)からの引用が含まれ、ヴィヴィッドな古楽器アンサンブルに馴染みの旋律パートの一部は声楽に置き換わって新鮮そのもの。最高っす。
両親より電話有。体調悪かった当の親父より、目眩はノーミソ内の不調と自覚、滑舌しっかり、転んだ時に肋骨を傷め、おそらくそれが要因にて吐き気などがあった模様。ま、当面大事に至らぬということらしい。母親は12月初旬に友人と京都に出掛けるとのこと、ホテルを取ってあげました。その後、妹が眠る金沢の寺を案内せよ、とのお達し。そして名古屋(長久手)へ。勝手知ったる金沢(5年間通い詰めた)訪問も悪くないでしょう。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
台風余波による雨かなり、ウォーキング断念。健康診断の結果到着。ビミョーな数値それなり、但し、右眼(だっけ)云々は数年前にも指摘され、(大人気)眼科に数度通ってあまりの待ち時間の長さ(半日以上潰れる)に逃げ出した記憶有、また同じような検査せねばならぬのか。今朝の朝日新聞土曜版に相次ぐ「バイト・テロ」(上手いことを言う)関連、ネットとの付き合い方、情報の発信の仕方掲載有〜こんなこと書かなあかんほど皆、無知(想像力の欠如)なのかね(そうなのでしょう)。ネットは世界につながって、無限に広がっているというのは当たり前、SNSもブログもホームページもメールもいっしょ、脅迫電話や振り込め詐欺が横行するから電話禁止、とはならぬでしょうが。バランス感覚なんだろうね、3年付き合った元上司は毎日facebook投稿をしていて、例えばいっしょに食した初体験”富山ブラックラーメン”に愕然としても、絶対に悪口を書きませんでした。それは、自分の顔名前を晒しているから。政府の機密保護法、そして改憲の動きはなんとも真意が見えぬ、国民をシアワセにするものなのか、それこそビミョーな動きであります。
昨夜、件(くだん)のfacebook(熱心に使っていない/時々眺めるのみ)に九州時代の盟友よりメール有、便利なものでっせ。こちらサラリーマンの黄昏どきを迎え名古屋に異動転居報告(ハガキは出していたはず)、先方は”余命7ヶ月”〜そうか、60歳誕生日で定年なのだな。博多での3年が楽しかったのはお互い、こどもも小さくて、若く元気だったからでしょう。嗚呼、九州に行きたい!老後はそこで過ごしたいくらい。札幌育ちのワタシ、好きな街は京都、博多、高知(住んだことはない)辺りか。
昨日はご近所Lusiccaのモーニング・サービス(9時より)初体験。小さくておしゃれな店、ゆっくり雰囲気を愉しんだということ。夕食には(珍しく自ら調理)大根と豚バラ肉の煮物を作って、美味しくいただきました。な〜んのネタも事件もないので、導入一週間の「Windows8.1」のことなど。MacOSも同様、次期バージョンから”OSはすべて無料”になっていくのではないか、との予想・流れです。ACER Aspire AS5750(2011年モデル)はもともと「7」、タッチパネルでもなし「8」にする必要もなかったけれど、キャンペーンで安かったし、世間の進歩(?)に付いていくためのお勉強のつもりにて「8」導入したのは今年2013年初め。結論的に「8.1」は安定していて、以前「7マシンにムリムリ”8”載せた」風違和感(時に落ちたり)はなくなりました。
Windowsユーザーには馴染みの左下「スタート・ボタン」復活って、前のと全然ちゃうじゃん!みたいな批判もネット上にて見掛けたけれど、これは大きいですよ。困ったときの「スタート・ボタン」頼みという安心感有(右クリックにて種々操作可能)。ほか、エクスプローラー(って今呼ぶの?)=ファイラーの概念も改善されていると思います。使いやすくなりました。スカイドライブも標準なんですね(officeの最新版標準保存先はそこになるとのこと)。もう一台AspireRevo(非力Atomマシン/7の32bit版)は前回報告通りまる4年を経、(遅いけれど)安定しております。
Arriaga (1806-1826)弦楽四重奏曲第1番ニ短調/第2番イ長調/第3番 変ホ長調〜カメラータ・ボッケリーニ(2003年)・・・キャッチ・フレーズは「西班牙のMozart 」(誕生日は同じ )19歳にて夭折。あながち看板に偽りはなくて、”短調哀愁のMozart ”風情なる濃密甘美な作風(もちろん半生記時代差有)に心奪われます。って、旋律に馴染みがあるのはおそらく、FMエア・チェック・カセットにて若い頃に聴いていたせいでしょう。古楽器?(perform on authentic Italian instruments≒イタリアの歴史あるエエ楽器使うているよ、という意味?)ほんまか、そのわりにヴィヴラートあるけれど。軽快なリズム感、清潔な浪漫(時に西班牙らしいリズムも)香る、情感豊か魅惑の旋律溢れて延々連続、これが二十歳前の青年の作とは俄に信じがたい完成度、68分夢のように過ぎ去ります。名前から類推してイタリア人主体のメンバー(Massimo Spadano, Mauro Rossi (v), David Quiggle (va), Luigi Piovano (vc))はよく歌って、歯切れのよいリズム感、美しい音色を満喫させて下さいました。
古楽器といえば、Schubert 弦楽五重奏曲ハ長調D.956〜ヴェラ・ベス/ジョディ・ガトウッド/リサ・ラウテンバーグ(v)/スティーヴイン・ダン(va)/ケネス・スロウィック/アンナー・ビルスマ(vc)(1991年)・・・ヴェーグ/カザルス(1961年)に対する敬意はいささかも揺るがぬ・・・けれど30年後一世代回って、こちら古楽器による溌剌とした躍動を拝聴すると、時代は遷ったことを痛感いたします。天国のように美しい旋律、泉のように湧き出る風情、ノン・ヴィヴラートによる軽快清潔、ニュアンス豊かな陰影表現をたっぷり堪能いたしました。こちらすっきりバランスよろしく、チェロが突出しない。カザルス盤はさすがに少々重いかと。
たった今、北海道の母親より電話有。小さいころ可愛がってもらった親父の親友逝去、92歳。サッカーの愛好家(実践のほう)でした。(数日前元気だった)88歳の親父も昨日来調子を崩しているそう。ちょっと心配です。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
「Spec」劇場版の上映が迫っていて、もともとさほど興味もなかったワタシ。深夜にまとめて再放送され、偶然それをビデオに収録、気に入りました。さらに「Spec零」もしっかり拝見。戸田恵梨香は可愛いけれど、セクシーとかフェロモンとは無縁、とくにどーのとは思っていなかったのに、サバサバがさつな役回りにすっかりファンとなりました。荒唐無稽な超能力もの、しかし微細なジョーク連発がツボ(予知能力者・冷泉俊明の呪文が”魔法のマコちゃん”であるとか、若手イケメン刑事が広島弁ネイティヴであるとか)、名古屋風餃子(?)多食毎回登場、当麻紗綾が作る味噌煮込みうどんが不味く、文句を言った瀬文の顔を突っ込むとか。おとぼけ野々村係長(竜雷太)の若い彼女が”あまちゃん”の若き春子さんだったりというのも発見。当時のクサい流行り言葉(数年前でも恥ずかしい)ワザと連ねるのも妙。
映画に行ってみたいけれど、前居住地・尼崎みたいに”電車でひと駅隣”(朝思いついてチケットをネット予約して即出掛ける)みたいな地理じゃないのが不便っす。すっかり出不精になっちまいました。
せっかくのお休み、お仕事絡みのことは忘れたいけど、昨日の不快なことは引きずって睡眠不如意。かつてOKだったものが状況一変!時代遅れどころか弊害に至っていることを感じております。先ほど、偶然ネットを眺めていて「輸入盤CDを全面規制」(2004年これは法律的には成立)「CCCD」(消滅済)とか、パラダイムが転換してしまったことってありますよね。じつは自らを省みて少々反省もして、ここ5年ほど2-3人職場から追い出してしまった人がいたなぁ、懐かしく思い出しました。そしてロートルに至った自ら押し出されて現在に至る・・・煩悩は捨てましょう。(中座)
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台風接近、どんより生温い曇り空の元、ちょっぴりウォーキング実施。いつもより一時間遅いので散歩や通勤の人は多いですね。睡眠時間わずか4時間弱、それでも体調良好です。
Gershwin ラプソディ・イン・ブルー〜ジークフリート・シュテッキヒト(p)/クルト・マズア/ゲヴァントハウス管弦楽団(1975年)・・・おそらく最大のお気に入り作品のひとつ、何故か2種もCD棚中現役。バーンスタイン(1982年)やレヴァイン(1990年)の登場迄、DGは自前(廉価盤用)音源を持っていなかったのですね。思い入れたっぷりアンドレ・プレヴィン(最初の録音)別格として、これは愛聴盤・・・といってもひさびさ拝聴。かつて謙虚に”演奏云々の前にまず作品”、”音質は気にしない、文句言わない”鉄則だったはずが、すっかり傲慢なる音楽愛好家に成り果てましたよ。
大好きな作品だから、どれを聴いてもシアワセに〜できればカットなしで。生粋独逸(しかも旧東)の顔ぶれ、Mendelssohn もみごとな演奏でした。もちろんカットなし、サウンドあくまで渋く、ソロは細部きっちり描き込んで密度+集中力たっぷり、”作品を以って語らせる”点はみごと。分厚い響きも悪くない。しかしなぁ、少々強面、愉悦とか遊びとかスウィングとかその辺りは・・・渋いGershwinというもなぁ、懐かしいから好きだけど。
Schubert ピアノ五重奏曲イ長調D.667「鱒」〜ナッシュ・アンサンブル・・・録音年不明(p)1987。CRDにて現役だけど、ワタシのは英IMP(30367 01822)盤です。あまりに著名過ぎて真面目に聴かない(「死と乙女」も同様)代表作、2008年5月28日(金沢BOOK・OFFにて@250)入手とのメモ有。「嗚呼、この作品CD持っていなかったじゃないか」入手後帰宅したら、アマティ室内アンサンブル(1996年)棚中より出現して驚いた記憶も鮮やか、細部迄旋律暗記していて、親密な暖かい旋律、笑顔の対話が眼前に浮かぶような名曲であります。大掛かり(華やか)な作品ばかりありがたがるのは、よろしくない姿勢でしょう。ココロは癒やされました。
他、データにて音楽拝聴の件。CD化されるロリン・マゼール/フィルハーモニア管弦楽団のMahler サイクル(2011年ライヴ)・・・まさにブート・レグ、おそらくは会場座席にて収録したおそるべきオフ・マイク音質ノイズけっこう有音源、数年前にネットより入手分拝聴。あまりに自然といえば自然、リアルといえばリアル、遠い奥行きに閉口して放置、「リュッケルト」「大地の歌」拝聴。(歌い手不明、というか未調査)じつはDVDにそのまま.mp3音源が焼いてあって、セットしたら自動再生した、というのが事実経過なんです。
大昔、FM(演奏会ライヴ音源)を一生懸命聴いていた頃を思い出しました。手慣れたというか、入念な描き込み+オーケストラの清涼な響きを堪能いたしました。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
数週間にわたって風邪気味症状行ったり来たり、昨夜微熱や咽に違和感あっていよいよ?覚悟していたけれど、キウイ(ビタミンC)を食したり、首筋への膏薬効果あって、今朝意外と体調良好です。お仕事がラク(過ぎ)なこと、ほとんど外の人混みに出掛けぬこともあるのでしょう。今朝は雨は上がって17度、それでもまた降るらしいから傘持参必須でしょう。
Rex-Link2S(製造終了なんですね)にて音楽拝聴復活。これはふんだんに出現しているyoutube音源を拝聴したりするのにもよろしい感じ、DVDに大量保存してある圧縮ファイル音源をLhazにて(解凍せず)”閲覧”、そのまま確認することも可能です。もちろん、ちゃんとHDDに解凍して拝聴(終われば削除)という手も有。弱点はなんというのかな?ひとつのまとまりとして、ではなく”ちょろ聴き”っぽく、しっかり集中できないのは長年の習慣なのでしょう。あくまで”確認”といったイメージから抜け出せない、本格的な拝聴にたどり着かぬ感じ。
永田宏「貧乏人は医者にかかるな!医師不足が招く医療崩壊」(集英社新書)・・・先月拝読、本田宏「誰が日本の医療を殺すのか〜「医療崩壊」の知られざる真実」(洋泉社新書)同時に入手、同じく拝読に(ウンウン悩みつつ)一ヶ月も掛かって拝読したもの。2007年発行、5年経過して事態はいっそう悪化しておりますか?医師不足は現実のものとなって顕在しても、仮にたった今政策を改めて医学部定数を増やしても状況改善に30年掛かる、”医者は余っている”という誤った建前を崩さないと状況改善されません。本田さんは現役の医師としての悲惨な現状をリアルに描写したけれど、永田さんは医療関係者(医師に非ず)として統計を駆使し、世界各国の実態と比較してクールな現状分析、”打開の道”を探ります。現在居住している長久手市は平均年齢37.7歳、おそらく全国でももっとも若い街、小児科とか小児専門歯科とかけっこう多いけれど、産科はどうなんでしょうか。都会でも”受け入れ制限”続いているようだけれど。(少子化対策って、この辺りどーなっとんのか。出産にカネ掛かるのもたいへん)
もしかして政府は財政危機前提として、”団塊の世代”後期高齢化を見捨てる算段=それを乗り越えれば高齢人口は減るとの考えかも。それこそ30年スパンで。景気は上向き?安倍さんけっこう人気らしいけど、事態はちっとも改善されず、あいかわらず土建屋国家っぽい政策ばかり、原発問題もそのままだし。
Elgar 行進曲集/戴冠式行進曲/葬送行進曲(劇音楽「グラニアとディアミド」より)/行進曲集「威風堂々」第1番-第5番/カンタータ「カラクタクス」より凱旋行進曲/宮廷仮面劇「インドの王冠」よりモガル土侯たちの行進曲/イギリス帝国行進曲/交響的前奏曲「ポローニア」〜ジェイムズ・ジャッド/ニュージーランド交響楽団(2003年)・・・おお、評価ボロボロではないか。たしかにノーマン・デル・マーの「威風堂々」(ロイヤル・フィル1975年DG)は最高っすよ、でもね。中途半端英国音楽ファンとしては、本国遠く離れた英国連邦オセアニアのオーケストラも頑張っているじゃないか、音質もよろしいし、楽しく拝聴しました。著名な「威風堂々」には少々テンポの揺れなどわざとらしいけれど、拝聴機会の少ない珍しい作品もあって、折りにふれ一曲ずつたしかめるのも一興と思います。
ほか、Vaughan Williams ピアノ協奏曲ハ長調〜アシュリー・ウェイス(p)/ジェームズ・ジャッド/ロイヤル・リヴァプール・フィル(2009年)など。名曲との手応え充分、しかし未だ身に付かず、もう少々聴き込み必要でしょう。
では、行ってきます。
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きょうも一日、ま、フツウに過ごして夕方、職場内でとても不快なこと発生。自分のせいではないので、さっさとキモチの整理を付けましょう。明日、先に控えている休日出勤に備えて先に代休、体調はまぁまぁ。明日朝締め切りのCDオークション二巡目も”坊主状態”継続、かなり”ウォッチリスト”入っていたのに雲散霧消。
エリック・サティでも聴いて、深呼吸。気分を落ち着かせましょう。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
今朝も昨日同様どんより湿っぽい曇の朝、台風はどないなっとんのか。この辺りは”時々雨”状態らしい。昨夜は一昨日の睡眠不如意を受けて、さすがにちゃんと眠れたけれど、夢見よろしくありません。毎朝の(ちょろ)ウォーキング+ストレッチ継続ともかく、運動不足というか終日座って、外出も会議も少ないというのがストレスになっております。昨日よりお仕事分担、新しい分野(資料一個のみメールにて渡され、一切会話なし)担当開始、二人で分担する取引先7割自分へ。それでもヒマに変わりなし(相方は不思議にド残業変わりなし)。ヴェテラン辣腕パートさん引退迄実質4ヶ月、その作業内容実務習熟が課題、年末イレギュラー対応など”年に一回”しか経験できぬものもあって心配。ほんまビョーキになりそうな、既になっているような?そんな毎日続きます。
昨日は月一回の某取引先訪問、実際上用事はメールにて足りるけれど、状況要望伺い、ガス抜きが主眼です。それに一度外出してしまえば、あちこち”途中見学”(≒息抜き)可能ですし。(月2回はBOOK・OFFに寄ります)
Shostakovich 交響曲第5番ニ短調 作品47「革命」〜レオポルド・ストコフスキー/ニューヨーク・スタジアム交響楽団(1958年)・・・LP時代コロムビア・ダイヤモンド1000シリーズ懐かしい音源。苦手系極北の作品もストコフスキーだったら聴いてみたい、パブリック・ドメインだからネットにあるはず、探し続けてようやく発見いたしました。(途中ワルシャワ・フィルとの音源?入手。ほんまか/未聴)記憶通り音質良好(EVEREST録音)、オーソドックスなバランス感覚演奏であって、金管やら打楽器が突出しません。緊張感は充分、テンポは慌てず、走らず、オーケストラの厚みたっぷりの貫禄、ちょうどバーンスタイン時代に入った辺りの(実態)ニューヨーク・フィルはゴージャスな響きに艶と余裕がありました。世間様のレビューも好意的、懐かしさだけではない、(当時)現代現役の作品をわかりやすく、スケール大きく聴かせて下さる姿勢に、感謝。
これはデータをパソコンからオーディオに飛ばして拝聴。自主CD化より作業工程が少ない分、音質はよろしいかも。
Brahms ピアノ・トリオ第1番 変ロ長調 作品8〜アルトゥール・ルービンシュタイン(p)/ヘンリク・シェリング(v)/ピエール・フルニエ(vc)(1972年)・・・ルービンシュタイン当時85歳、美しいピアノやなぁ。昨日、久々北海道に電話したら親父が出て88歳、声の張りに驚きました。精進すれば高齢に至っても元気でいられる、ということですね。憧憬に充ちた第1楽章「Allegro con brio」素敵な、交響曲の構えを連想させる気分壮大なる作品、大好きです。ピアノの暖かいタッチ、フルニエの気品溢れる音色、控えめなシェリング、ほとんど絶品。やはり最近緩徐楽章への嗜好強まって第3楽章「Adagio」静かに深呼吸するようなところ、特に気に入りました。
さて、本日もなんとか乗り切りましょう。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
どんより曇り空の朝は20度、何故か睡眠不如意、ぼんやりしたノーミソ抱えてウォーキング実施。週末に向け、また台風来襲とのこと、困ったものです。週末に天候が崩れる、というのはよろしくないですね。日銀の支店長会議では景気について前向きな評価をしているようだけれど、果たしてそうなんでしょうか。消費増税に向けて、マンションなどの駆け込み需要はあるらしいけど、来春の反動は見えておりますもの。CD処分のオークション出品なんて、2週目に入ってもピクリとも動かず、坊主状態は初めてじゃないか。本日、昼から取引先へ。ちょうど眠くなる頃に運転も気をつけましょう。ここ一ヶ月いろいろご迷惑をお掛けしたお詫びしなくっちゃ。
少々旧聞(先月)の話題。「山形県、OpenOfficeからMicrosoft Officeに逆移行」〜世間はMS一本槍、その文書書類が送られてくれば、それで対応せざるを得ない。「互換性」を理解すればほぼクリアできると思うけれど、職員教育のほうがたいへんかも。「これまでOpenOfficeで作っていた書類はどうなるんだろう」って、保存時に「.xls」「.doc」形式にしておけば問題は出なかったでしょう。ジャストシステムの発祥の地・徳島県庁では「OpenOfficeからLibreOfficeへの移行」との記事有。やはり”運用指導”がキモ、日常業務はうまくいっているのでしょうか。お役所はこの際、ぜんぶLinuxに変更というのがよろしいかと。(仏蘭西の例有)
我が職場では(OSとともに)Excelのバージョンが上がることが準備されていて、そうすればマクロは動きまへん。昨日も元職場より取り寄せた書式がアウトでした。我が先行テストマシンには現行の旧Excelも入っているからなんとかなるけど、来年度の混乱が目に見えるようです。ご近所の人には警告済。
Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調〜ムーラ・リンパニー(p)/アンソニー・コリンズ/ロンドン新交響楽団(1952年)・・・往年の英国女流ムーラ・リンパニー(1916〜2005)の英DECCA録音。1992年に来日しているらしいけれど、まったく話題にならず。ステレオ録音も存在するけれど、現役ではないと思います。驚異的テクニックの切れ味と温かいタッチが共存していて、空虚になりがちの作品に魂を与えて価値有。音質も良好、コリンズのバックも上々です。これは1990年代円高の頃に個人輸入したCDとなります。それこそ、パブリック・ドメインなんだからどこかまとまってネット上に音源出現せぬものか。
Ravel バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲)〜シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団/ニュー・イングランド音楽院合唱団/OB合唱団(1955年)・・・旧録音。テクノロジーの進歩とはいったいなんなのか?疑念に感じるほどみごとなステレオ録音。前向きの情熱に溢れ、明るく、アツく、溌剌、輝かしく、眩くも美しい演奏です。「ダフニス」はわかりやすい作品とは思わぬけれど、スケール大きなメルヘンに心奪われる全50数分間はあっという間。棚中種々CD取り揃えているけれど、これは自主CDです。.mp3からのムリヤリ変換でも充分音質水準を堪能可能、流行りの高品質CD云々ならもっと凄いのでしょう。
行ってきます。なんとか一日乗り切りましょう。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
2日ぶりのウォーキングといってもほんの数分、むしろストレッチ主眼、基本は気分転換朝日を浴びる、ということです。女房殿はどうやら起きだしました。昨夜、見るべきテレビ番組もなくてNHK「病の起源第3集 うつ病 〜防衛本能がもたらす宿命〜」拝見。安易な結論、手っ取り早いノウハウばかり求められる最近の風潮、こうした根源に迫る”大きな視野”こそ重要なのでしょう。佐野眞一「目と耳と足を鍛える技術〜初心者からプロまで役に立つノンフィクション入門」(ちくまプリマー新書)・・・題名は編集者が”売れるため”に工夫していて”ノウハウ”風、内容実態は1947年生まれヴェテラン・ライターの興味対象、矜持、基本姿勢の伝達であります。読者レビューに”「著者自作ブックリスト」以上の価値はない”というのはある意味その通り、題名からカンチガイしてノウハウ求めるからそんなコメントになる。興味対象から厳選して取材、予想や期待を裏切られる結果をもたらす、ということが大切らしい。いずれ、安易な先入観やら、型にはまった見方は禁止ということでしょう。自戒しなければ。
ここしばらくの自主CD作成/CDR不良連続は、ここ数ヶ月、あまりのヒマに音源ダウンロード集め過ぎ(DVD−Rに保存)、どーせちゃんと聴けもしないのに〜というビンボー神の啓示・・・扱い慣れているからCDRという円盤は(≒CD類似)情報整理保存、常備、取り出しに便利なんです。しかし、データにて音楽を聴く〜そのためのパソコンからオーディオに飛ばす機器まで揃えたのに、そのことをすっかり失念しておりました。通勤時間短すぎたり、滅多に出張がなくなったりでiPod死蔵状態という理由(ワケ)も有。レコードもカセットもMD、DAT、CDもすべて”固定物体”という点では同じ、データという得体の知れぬもの(かたちのないもの)にて音楽拝聴ということに、カラダが慣れていないのだな。
ここ7年ほど掛けてCD在庫ほぼ半分に減らしてきたけど、まだまだ日常聴きに不足なし、どころか+自主CDごっそり増えたでしょ?”モノを集める”というのはビンボー症の裏返し、多く所有すること=シアワセに非ず。こどもの頃より半世紀弱集めてきた音源すべて処分して、究極”NML”一本というのが潔い生活かも。このことはなんども言及いたしました。少なくとも本日以降、いったんデータにてしっかり拝聴、保存すべきものと見極めを付けてから自主CDといたしましょう。
余談。昨年一年ほどiPodを利用しておりました。あの音源聴きたいな、CD棚中を探すとことが時々あります。印象はっきり記憶していて、しかしそのデータは既にiPodから削除整理済、ところが”固定物体”という慣習から抜け出せない。
今朝、Bach さまざまな楽器による協奏曲集U/ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048/2台のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043/管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066/オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調BWV1060a〜カフェ・ツィンマーマン(2002年)・・・この6枚は最高!現代に於けるBach 器楽アンサンブルのリファレンスと感じます。快速軽妙、切れ味たっぷりなリズム技巧に重厚、鈍重の欠片もなし。よく歌ってノリノリ、響きは濁らぬ粋に溢れました。作品収録の順列組み合わせも配慮され、まるで演奏会みたい。メンバー名に知った名前はなくて、仏蘭西収録だけど、仏蘭西人らしき名前はほとんどないみたい。
他、ジョージ・セルの「英雄」など。これは帰宅してから言及予定。
朝から気分爽快。佳き一週間になることを祈りましょう。
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休み中に(それなり)大きなトラブル有、朝一番より次善の策を練って取引先連絡を取りました。あっけないほど了解となって、あとはいつものダルい、ユルいお仕事終日、本日から新体制になって自分の持ち分類も増えたのに、な〜んの変化もなし。いちおう資料はいただいたけれど・・・そんなに忙しいの?そんなはずないやろ。ほんまツマらん毎日に気も緩んでぼんやり、内容未保存のファイルを取引先に送ってしまって、ヴェテラン・パートさんに叱られました。あわててやり直し。
Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ジョージ・セル/クリーヴランド管弦楽団(1957年)・・・以前CDを持っていたし、峻厳に引き締まった集中力の記憶も鮮明、パブリック・ドメイン音源に至っているし、ぼちぼち再聴しようかな〜なんてある日、棚中自主CD「Beethoven 」分類より出現いたしました。すっかり失念していて、ビックリ!この週末しっかり拝聴いたしました。フィリップ・ヘレヴェッヘの軽やかなスタイルを気に入ったけれど、セルは別格!いつも、ほぼどの録音を拝聴しても贅肉のない筋肉質サウンド、厳しい孤高の背筋に打たれるばかり、旧態なるスタイル云々とか新しい楽譜とか論議の外、参りました!ひたすら頭を垂れるしかない。
問題は音質。オリジナルは鮮明上質との噂、ワタシの自主CD音源出典は記憶にないけれど、おそらく.mp3でしょう。良質音質の片鱗は伺えるけれど、痩せて劣化顕著。以前だったら”どーせタダやし”と割り切って音楽に集中できたもの、ここ最近贅沢病極まって「.flacファイルで再度挑戦しよかいな」と不遜な考えも浮かびました。お粗末。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
日曜。気温も下がって朝、ウォーキングに出掛けるのが億劫になりがちの朝、根性奮ってドアを開けると激しい雨。こりゃアカン。昨日は悲喜こもごも、人生いろいろ(小さいこと)有〜旧プリンターインクなし(ちょっとだけ使った安物)オークション500円出品910円落札され、送料バカらしいから取りに来てね、そんな事前告知をしていたのに沖縄の方でした。送付したあとに「プリンターは無知でした。純正インクは本体より高いのですね」とのコメント有。なんか後味悪い感じ。「はこBOONで送ってね」との指定、なんせこちらエコ生活自家用車なし、バスにて最寄りの駅まで(7kgの箱抱えて)ファミリーマートへ、ところが「16桁」番号は「12桁」しかメモしていない大ボケ状態、あわてて端末に設置されている電話サービスに相談、結果本人確認できてクリアしたが、電話番号登録を間違っていた!ワシってノーミソ大丈夫?
はこBOONの決済はTポイントにて出来、沖縄の人には申し訳ないけれど、先月(再)購入したHP Photosmart Wireless B110a分埋まりました。そのまま床屋行き、さらにお買い物をして、偶然通り掛かった「鉢屋」へ。先週の「富山の味」の店に続き大当たり!惣菜種類の多彩、繊細薄味、刺身の鮮度も極上、価格も良心的・・・但し、普通酒がないのはどーいうこと?全部ブランド酒ばかり(けっこう高い)ま、最近ちょっぴりしか呑まぬので問題ないけど。もう一軒ほどみつけたいですね、この水準で。
昨日(中座)したきりの続き。Tippet 交響曲第2番〜リチャード・ヒコックス/ボーンマス交響楽団(1994年)・・・穏健なサウンドが多い英国音楽中、出色のハードな響きを誇るSir Michael Kemp Tippett(1905-1998)はかなり以前より(20世紀中にCD入手)拝聴しておりました。自演の交響曲第2/4番(BBC交響楽団1993年)、交響曲第3番(レイモンド・レパード/BBC交響楽団1976年)、「コレルリの主題によるファンタジア・コンチェルタンテ」なんて名曲でっせ・・・閑話休題(それはさておき)
1958年我らがエイドリアン・ボウルト初演。着実硬派リズムな歩みにヒステリックな弦呼応、安寧なる木管が諌める第1楽章「Allegro vigoroso」(相当カッコ良い!)、第2楽章「Adagio molto e tranquillo」は静謐なるトランペットに幻想的なピアノが絡んで「惑星」風(幻想的であり叙情的に美しい)。剽軽楽しげな木管が自由軽快に踊る第3楽章「Presto veloce」はスケルツォ楽章ですね。終楽章「Allegro moderato」ごりごりと低弦がうごめいてティンパニ大活躍!金管かなりハード粗野な旋律・・・全36分ほど、調性は示されないし、それなり不協和音も出現してリズムも時にハードなのに、けっして暴力的な印象に至らないのは英国としての矜持か。ヒコックスは作曲者自演よりマイルドな表現と感じます。
Vaughan Williams プロセルピナの庭(ソプラノ、合唱と管弦楽のための)〜デイヴィッド・ヒル/ジェーン・アーウィン(ms)/ボーンマス交響楽団/ジョイフル・カンパニー合唱団(1994年ライヴ)・・・このコメントもすっ飛ばしておりました。同じボーンマス交響楽団による新しい録音は存在するけれど、意外と拝聴機会の少ない作品、この音源もCDになっていないと思われます。これが例の如し、安寧静謐スケール大きな田園風景広がる25分。合唱の掛け合いは相当劇的勇壮であります。プロセルピナとは、ローマ神話に登場する春の女神らしいけれど、どんな筋書きかまったく理解できぬ、こちら日本語一筋五拾余年生活、壮大な気運をサウンドとして堪能いたしました。ジェーン・アーウィン(ms)は雄弁そのもの、デイヴィッド・ヒルの声楽扱いの上手さ、バランス感覚に文句ありません。オーケストラの床しいサウンドも極上。
他、ネットより掟破り音源。Stravinsky バレエ組曲「プルチネルラ」/ミューズの神を率いるアポロ〜シャルル・デュトワ/イギリス室内管弦楽団・・・「兵士の物語」同様1970年頃の録音?CDになっていないどころか、その存在さえ初めて知ったLP板起こしネット音源也。「プルチネルラ」は声楽なし組曲版。ERATOは(当時の)若手デュトワにStravinskyの比較的著名でない、小さな編成の作品を担当させていたのですね。これが練り上げられた精緻なアンサンブル、軽妙軽快なるリズム感、まったくお見事。おそらく実演でも成果を上げていたのでしょう、このあとDGに「ペトルーシュカ」(1975年ロンドン交響楽団)録音へ至る・・・掟破り音源に間違いないけど、CDになっていないみたいだから許してください。
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終日薄ら寒い雨模様にて引き隠り、女房殿が体調を崩して寝込んでおりました。昨日は同じものを喰っていたはずだから(おそらく)食あたりに非ず、風邪かな?
いつも通りの引き隠り休日、【♪ KechiKechi Classics ♪】 のべ数百のファイルを「秀丸エディター」のGrep機能にて、いっせいテキスト置き替えを実施、誰もわからない微細な修正多数、完全に自己満足世界也。自主CDはここ数日連日アウト失敗、不良率20-30%どころか成功するのが20%ほど、どうやら完全に不良品ロットに当たったみたい。自主CDできあがって終盤エラーはショック。同じ音源再度焼いて、再度同じ症状にエエ加減にしろ!状態。残り30枚(/100枚)ほど、明日職場に業務用としてプレゼントしましょう。amazonより既に三菱ブランドのものを注文、届いております。掟破り音源を全世界から違法入手したから、天罰が下っているのだな。どーせちゃんと、熱心に聴かぬくせに、と。(どこの神様か、ビンボー神か)
Mozart 交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」〜ヨーゼフ・クリップス/イスラエル・フィルハーモニー(1958年録音)・・・CDは既に処分済。ロンドン交響楽団との第39番(1951年)/40番(1953年)ともどもパブリック・ドメイン音源を自主CD化。例の如し、とことん力みのない、優しくも上品な表現を堪能しつつラスト終楽章、感動的な「フーガ」に至ってノイズが入りまくってストップ、泣けましたね。ええい!もう一度と、CDR焼いて同じ症状に至って再度泣けました。感動一転!情けなくて。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
”一日、無事”乗りきれず。昨日予想通り、朝から徐々に右腰奥の痛みは強まって、午前11時半頃MAX!到達、昼で帰りました。というか、帰らざるをえない症状に・・・がばがば水飲んで石排出を狙っておりました。帰宅してしばらくすると治まったけれど、カルシウムの石に非ず、尿酸製と類推、数度の発症経験では”排出した”といった手応えは(いつも)ないんです。お陰様で本日の出勤当番も免除となりました。なんせ勤続年数長く+お仕事ユルいし、たっぷりある有休消化いたしましょう。夜半に女房殿大阪よりご帰還。
せっかく浮いた時間利用してノートパソコンに”Windows8.1”アップグレード。(見た目少々以外)なにがどー変わっておるのか、ド・シロウトにはちっとも理解できまへんで。いくつか作業用ソフト(例えば日常多用するHTMLエディター)何故か?パネルから消えておりました(即復活出来)。そういえば日本語変換標準が勝手にMS-IMEに戻ってしまって、ムリヤリ削除(Google日本語入力を標準使用)。全体に安定性は増したのでしょうか。ブラウザは(OS上では正式認証されぬ?)Iron(アイロン=Chrome派生)愛用なので、IE云々は関係なし。プリンターも印刷できなくなって、いろいろいじったけれど解決策はわからない。結局ドライバ一旦削除して再度ダウンロード、再開できたのは深夜でした。
こちら4年ものAspireRevo(非力Atomマシン)はWindows7(32bit版Home/S1)〜安定してまっせ。「7」は販売中止なんですってね。そういえばネットワーク相性やら、互換インク問題で買い替えたプリンタ(HP Deskjet 3520)中古インクなし500円にてオークションに出したら、入札ありました。もともと安いものだし、送料もったいなから取りにきてね、と出品、金額の多寡ではなく”使えるものはムダなく”、ゴミにならなかったことが嬉しい。というか唯一の落札、他CD関係みごとに全滅全敗でした。残念。
かつての”OS変更の興奮”って、なんだったのでしょう。名作OS「XP」(職場では本年度いっぱい現役)でお仕舞いかな?大失敗OS=Vistaはほとんど一瞬しか使わず、「7」は「XP」以来9年経って潮時もありました。「XPユーザーはまだまだ多い」みたいな記事を拝見したけれど、既にOSを意識しない時代なのでしょう。なんといってもスマホやらタブレットですから、主流は。ワタシも日本語コード問題やらHTMLエディターの使い勝手クリアされれば、いつでもLinuxに替えたいくらい。ブラウザはChromeがあるし、ネット音源変換はちゃんとソフトが存在することでしょう。
Brahms 交響曲第1番ハ短調〜ダニエル・バレンボイム/シカゴ交響楽団(1993/4年)・・・”第1番だけは出来アカン”といった世評に興味有、天邪鬼性格故ぜひ拝聴したかったもの。パリ管弦楽団(1975-89)、シカゴ交響楽団(1991-2006)シェフを勤め、バイロイト、ミラノ・スカラ座の常連、現代を代表する指揮者ピアニストなのに、妙に、どこか決定打がない印象有(さほど熱心に聴いていないけど)。テンポはゆったり目?揺れ動くテンポはやや恣意的かも。全体的に落ち着いた味わい、悠然たるスケール(そういう風に見せようとしている?)もあり、金管や打楽器が前面に出ないサウンドも悪くないと感じました。但し、シカゴ交響楽団の輝かしい個性、機能満開!から考えたら(嗜好別として)まったく不満(金管もっとエグく爆発せんかい)フツウの水準。他のオーケストラでも良いじゃん、もっと個性ある演奏はたくさんありまっせ、音質いまいちかも?
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以上、早朝覚醒の成果。再度眠くなって二度寝、ウォーキングはサボり、ちょっぴり小雨模様のせいもありました。(虚しい言い訳)右腰ほんのちょっぴり痛みはあって、完全に”石”放出されたのかビミョーです。そろそろ床屋さんに行かぬと、髪ぼさぼさなんだよな。テレビにて状況伺った伊豆大島の被害は壮絶、そこに同様のルートたどるかも知れぬ台風27号接近中。
やや違法っぽい英国音源ネットより入手備忘録。Vaughan Williams グリーンスリーヴズによる幻想曲/Holst エグドン・ヒース/Vaughan Williams プロセルピナの庭(ソプラノ、合唱と管弦楽のための)〜デイヴィッド・ヒル/ジェーン・アーウィン(ms)/ボーンマス交響楽団/ジョイフル・カンパニー合唱団(Dorchester Abbey, Oxfordshire1994?ライヴ)+Tippet 交響曲第2番〜リチャード・ヒコックス/ボーンマス交響楽団(1994年)・・・前者は今年2013年1月に拝聴コメントあることを検索にて発見(自覚なし)。後者はChandosから同年録音のCD出ていて、もしかして演奏会の成果としてセッションを組んだのかも。ここ数日独墺BBばかり聴いていたので、本来の嗜好である英国音楽に回帰いたしました。
David Hill (1957-ワタシと同世代)は合唱を得意とする英国の指揮者、馴染みの「グリーンスリーヴズ」はさっぱりかつ親密な風情、残響豊かな雰囲気あります。「エグドン・ヒース」は英国南西部の荒涼殺伐とした地域名らしく、Thomas Hardyの詩から霊感を得た〜というのはあちこちネット検索つぎはぎ合わせ俄仕込み。「惑星」ばかり有名なHolst、「金星」「土星」辺りの静謐内省的な雰囲気を更にジミにしたようなテイスト、出足は気分的にDeliusを聴いているかのような・・・やがて暗い歩みは高まりを見せ、やがて寂寥の淵に沈むといった13分。後半のリズム感はHolstですね。(中座)
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
曇り空の週末、マンション一周のウォーキングは公園鉄棒のストレッチにて終了、それが冷たく感じて、そろそろ手袋など必要です。明日、土曜当番は昼から代休取得予定。昨夜くらいから怪しかった(おそらく)”結石”排出(2個目)、たったいま腰奥に(右かなぁ)鈍い不快感徐々に増幅していて、事態は動きつつあるようです。これが激しい痛みに至れば、否応なくお仕事中止して帰るしかない。七転八倒の姿を人様に見せられませんから。一昨日みたいに素直に、投降降伏していただきたい。早よ、出てこい!
もっと美しいBeethoven を!Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ハインリヒ・シフ/ドイツ・カンマーフィル(1994年)・・・ブレーメン本拠、1980年に学生中心に創立されたとのことだから、当時の若者もすっかりヴェテランになったことでしょう。このオーケストラは10年以上前から注目しておりました。スピード感と切れ味ある技巧がウリか。現在の音楽監督はパーヴォ・ヤルヴィ、Beethoven 録音しておりますね。放送音源入手済〜聴いておりません。
”怒濤の攻撃性溢れる特攻隊的演奏・・・燃えるような情熱とスピード、ノリ、舌を巻くほど完璧なアンサンブル”
これが当時の感想であって、久々の拝聴も基本印象変わらず。アーノンクールの全集が1990年ライヴでしたっけ(未だ拝聴機会を得ない)、ジョン・エリオット・ガーディナーの全集が1991-1994年、そしてデイヴィッド・ジンマンが1997-1998年、それ以降は怒涛の如く新時代演奏が出現して、その一連の流れに位置する演奏か。そうか、それ以来”歴史的録音はちょっとキツいなぁ”(音質的にも演奏スタイル的にも)と感じるようになったっけ。スポーティな躍動を堪能しつつ、あちこち寄り道した聴き手は”オーケストラのサウンドにもう少々色気があっても・・・”贅沢なるコメントを付けたくなりました。音質問題もあるのか。
もう一発。Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜フィリップ・ヘレヴェッヘ/ロイヤル・フランダース・フィル(2007年)・・・古楽器じゃないけれどそんなスタイル、速めのテンポ、旋律や柄を大仰に膨らませない(末尾ストンと切れる)、スケールは大きくも重くもなく、響きは先鋭にならずマイルド・・・第1楽章のオーボエ装飾音付加はなんじゃい〜オモロいやないか!(ジンマンが似たようなことをやっておりましたね)楽譜原典にはまったく縁のない生活なので、これで良し。親密、さらりと肩のこらない演奏です。オーケストラの技量云々の声もちょっぴり聞くけれど、いえいえコレで充分でございます。”巨匠時代が懐かしい!”という人が多数派かも知れぬが、嗜好は人それぞれですから。
本日、無事一日乗り切れますように。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
昨夜はお隣のトラブル処理にお付き合いして珍しく残業、”お役に立てる”というのは嬉しいものです。その結果「相棒」が半分見られず、ビデオも予約していなかったのは残念。伊豆大島の土石流は悲惨な被害、町側の対応の不備、遅れ、というのが報道の主流、しかしヒステリックな論議は避けなければ。大震災、津波、原発事故、この間の豪雨被害になにを学んで自らの地域に活かすか、ということでしょう。こちら、昨日朝の出勤から傘の必要もないほど天候回復いたしました。すっかり秋の風情(当たり前)朝の(ちょっぴり)ウォーキングはスウェット・スーツとなりました。
秋の健康診断に合わせて”結石”発覚〜症状出、というのも凄いタイミング、昨日未明からの腰奥に微妙な不快感(痛みに非ず)〜”いかにもこれから・・・”的予感的中。痛みはないけれど、石は少なくとも一個は動いたらしい。午前中トイレに行ってビックリ!安物赤ワイン(風)放出。昼からもう色はなかった(白ワイン風)ので、いったん事態は収集したのでしょう。”カランと石放出”みたいな経験はなくて、ほんまに脱出されたのか膀胱前あたりに滞在されているのか不明です。体調はまったくフツウに。風邪症状も悪化しておりません。
昨夜はぼんやりして音楽拝聴せず。今朝、Brahms 交響曲第3番ヘ長調〜ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウ管弦楽団(1970年)・・・そういえば待望のBeethoven ロンドン・フィル全集出るそうですね。これは最初の録音。ここ最近連続再発され、二度目ボストン交響楽団との録音は不遇のよう(廃盤のまま)です。ハイティンク既に84歳、これは41歳の記録、なんというか衒(てら)いもムリもない、作り物めいた大仰なる所作皆無、中庸なテンポ、バランスよろしく、オーケストラの響き深くマイルド〜良質なるフツウの演奏也。第3楽章「ポコ・アレグレット」Brahms の生み出したもっとも甘美な世界も、当たり前のように淡々と過ぎ去って、こんなのが息長く愛され、聴かれる演奏なのだろうな。
相変わらずBeeやんには苦戦中やけど、Brahms だっからかなり聴けるように〜ハイティンクのロンドン交響楽団との全集も第2番(2003年)聴いたっきり、オーソドックなスタイルのまま、メリハリとかオーケストラ・コントロールを強化して聴き応えたっぷり!だったような記憶が・・・行ってきます。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
予報通り台風来る。寒いですね。現在暴風雨中当然ウォーキング不可(・・・晴れてきました)。東日本に進んでいるから昼から晴れるらしいけど、あちこち被害が出るのでしょう。困ったものです。ほんま台風の当たり年でっせ、今年は。昨日秋の人間ドック、体重は半年前より▲1kg(誤差の範囲内)、血圧は正常値へ。顕著な血尿が出ていて+腹部エコーに左右腎臓中(小さな)結石一個づつ発見、やはり数日前の「背中奥鈍い痛み」は石が動いていたのですね。10年ぶり、あのときは眠れず、飯も喰えぬほどの不快な痛みに数日苦しみ抜きました。気分的な問題か今朝、3時頃腰奥に微妙な不快感(痛みに非ず)にて覚醒、”いかにもこれから・・・”的予感もあります。おそらくは尿酸性の結石、尿酸値が高いのは体質、数ヶ月ほとんど酒なし健全生活でも投薬をサボっていたのが要因かも。ジョーダン抜きで、減量して健康を維持するのが最大課題でっせ。
2時間半ほどの人間ドック、最初の採尿、途中の血液検査結果はラスト診察時にはもう数値出ているんですね。ハードは進歩しているが、医師不足医療危機は深化している・・・
昨日、上司に大改革(実質上一人切る→来年度別な人に差し替える)を具申し、ほぼ同意を得て、ワタシの実務仕事は来年度2−3倍(というか現状3人でこなしていたことを一人で)になります。作業整理合理化標準化して”だれでもできる”お仕事に仕上げるのが課題。既に現担当1/3そうなっておりますから。本来そのくらいの売上規模なんです。大きな商品トラブルは継続中、不安な(しかし現状ヒマな)日々続きます。この取引先担当でサラリーマン生活ラストかもなぁ、オモロないなぁ。ひたすら合理化平準化のみかよ。
Beethoven 交響曲第5番ハ短調〜ヘルマン・シェルヘン/スイス・イタリア語放送管弦楽団(ルガノ/1965年ライヴ)・・・全集は処分してしまって、DOCUMENTSの「Great Conductors」10枚組に収録されるものが残りました。練習風景付き(興味ない)シェルヘンの気合入り、賛否別れる強烈メリハリにアツい演奏也。オーケストラは上手くなく、さらにライヴ故の荒削りアンサンブル乱れまくり、所謂代表的”爆演”也。時にこんなのも悪くないと思うけれど、ワタシはもっと美しい演奏、音質を聴きたい。「運命」33分(第1楽章提示部繰り返し有)疲れ果てました。頭痛耳鳴り増幅。
Bruckner 交響曲第8番ハ短調(ハース版)〜ハインツ・レーグナー/ベルリン放送交響楽団(1985年)・・・11年ぶりの拝聴コメント(途中何度か聴いていたけれど)、先日のシューリヒトも快速軽快美しい演奏だったけれど、こちらもテンポでは負けていないわずか75分。オーケストラがウィーン・フィルならぬ旧東独逸のオーケストラ、艶々とは無縁、ややジミ質実なサウンドにて飾り少なく、リズミカルに疾走してくださるのも、作品的に充分似合っていると思います。こちらだったら全曲、あっという間に過ぎ去ります。この時期、旧態に重々しい大曲!的風情から脱却して新しい時代を感じさせたのでしょう。
本日より、女房殿恒例大阪行き。今週は土曜出勤当番です。せっかくのオークション出品復活は相変わらずピクリとも動きません。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
台風接近、明日がピークらしくって、今朝はどんより曇り空が薄ら寒い。本日の降水確率80%、傘が必要ですね。風邪気味やや頭痛有、健康診断のため朝食抜き、名古屋市内専門医院行き開始時間中途半端にてゆっくりということもあって一時間、布団の中で粘ってウォーキングをサボりました。10月に入ったのに、上着なしワイシャツ腕まくりというのがおかしかったんですね。この連休、歯応えのある書籍何冊か拝読しております。
山田真一「オーケストラ大国アメリカ」(集英社新書)・・・近代オーケストラの成り立ち時期、高い水準とも欧州に引けを取らなかったという事実。19世紀前半には音楽は盛んになっており、オペラ・カンパニーが全米を巡業して人気があったとのこと。19世紀にはオーケストラが文化の担い手となり大都市に次々オーケストラが創設され、セオドア・トーマスやグスタフ・マーラーは近代オーケストラのあり方、演奏スタイルの確立に大きな功績があった・・・というのはお勉強、知識(ほとんど神話)の世界。20世紀に入るとトスカニーニ(ニューヨーク・フィル)、ストコフスキー(フィラデルフィア管弦楽団)が登場、この辺りは残された音源によってその片鱗を確認できるでしょう。ストコフスキーの人気、オーディオ普及に掛ける意気込み、映像への進出(映画「オーケストラの少女」そして「ファンタジア」)。やがてフリッツ・ライナー、ジョージ・セル、レナード・バーンスタイン、ジョージ・ショルティ登場に至って、完全に我ら極東のCD音楽愛好家の日常とリンクいたしました。世界最高水準のオーケストラが現在迄居並びます。
なんとなく知っている知識は、体系的に整理されたという感じか。亜米利加のメジャー・オーケストラは完全に世代交代し、新しい商業用録音が出にくい時代、新進気鋭の若手に馴染みにくくなっていることに少々危機感を深めております。早晩現在70歳代の馴染みの指揮者は消えていって、ますます懐古的になることを恐れます。地元オーケストラを応援するということかな、これから。=地元を愛するということですよね。現状はヤバい状態やな。
Tchaikovsky バレエ音楽「白鳥の湖」(短縮版)〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団(1959年)・・・これもパブリック・ドメイン、かなり良好な音質にて自主CD作成(フツウはiPod拝聴)可能。今は昔、ロンドン・レコードの豪華装幀LPは憧れ、貧しい家庭のこどもには手が届かぬ夢のような存在でした。なぜアンセルメがあちこちカットだらけの「短縮版」を録音したのか?不明。閑話休題(それはさておき)、美しくも甘い旋律連続、オーケストラは(こうして久々拝聴してみると)あまり上手くなくて、細部少々曖昧、しかしメルヘンな雰囲気満載、心安らかに堪能いたしました。
バレエの実演は数回しか拝見していないけれど、若く鍛えあげられたバレリーナ大勢+数少ない男性の”高いジャンプ”に感心いたします。けっこう好き。
では、行ってきます。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
すっかり風邪症状、鼻水盛大+いただきもののチーズ多食により、吹き出物連続(喰い意地が張っている)。ウォーキング休止。昨夜から商品大トラブルにて断続的にケータイにメール飛んでおります。明日、出勤後はエラいことになりそう。ヤフオクにそれなり出品しておいたけれど、全然動きなし、ビクともせん感じ。前回夏枯れ時期に意外と好調だったので、期待したけれど消費増税を前に不況感は強まっているのか、それとも日々CDは衰退していっているのか。出品商品中、惜別の意味の含め、一本【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新。
最近、テンション落ち気味なる”自主CD”作成は、不良CDR連続〜MediaPlayer焼きこみ速度遅くしてみたり、世評高い(安定している)ライティング・ソフト導入して、しかも速度を一番遅く、慎重に作成してもアウト。これは包装不良品100枚1,500円入手したCDRがアカンのでしょう。amazonのPBが1,380円→一気に2,000円超えてから、1,680円の最安値商品さがして(おそらくそれ以来同じメーカーのもの)利用しているけれど、”最終版再生不能=不良”状況事象多発しております。焼きこみ技術的に現在より稚拙だったはずの数年前、未だ50枚980円(国内メーカー/製造は東南亜細亜)使用していた頃はこんなことはなかったと記憶します。不良率体感20%ほど、昨夜は2枚連続焼いたら2枚ともアウト〜エエ加減、こんな行為やめておけよ!神の啓示か(無神論者だけど)。
無為無策な連休(+風邪にてダウン)は秋のテレビドラマ第1回目試し拝見、「クロコーチ」「安堂ロイド」いずれも全然アウト。お話になりまへんな。「クロコーチ」に於ける剛力彩芽(意外とファン)の”ワザと不細工メイク”には感心しました。「世にも不思議な・・・」は五分五分か。現在一番のお気に入りは「にっぽん縦断こころ旅」です。「孤独のグルメ」もそうだけど、淡々として起承転結のないエピソード連続は好きやなぁ、音楽嗜好とほとんど同じ。
Stravinsky バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」(ロンドン交響楽団)/「アゴン」(聖ルカ管弦楽団)/「オルフェウス」(ロンドン交響楽団)〜ロバート・クラフト(1995年)・・・”淡々として起承転結のないエピソード連続”〜まさにこれがそう。「アポロ」は相対的に有名(カラヤンも録音している)、「アゴン」は作曲者自演をFMにて(エア・チェックして)拝聴した若い頃からのお気に入りです。NAXOSから出た(再発含む)クラフトの録音はほとんど聴いていて、精緻かつ余計な夾雑物やら余韻を加えぬクールな表現は、ひとつの規範と感じます。とくに聖ルカ管弦楽団の突き抜けた、乾いたサウンドが好み。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
おそらくは早朝、夢うつつに背中奥鈍い痛み発症、反射的に毎朝実施している両膝抱え込みゆらゆら(腰のストレッチ)実施、即収まりました。胆嚢は9年前に切除しているので、尿路結石の発作かも、これも10年ほど発症しておりません。ま、尿酸性の結石(尿酸値が高い)でして、カルシウムに非ず、一昨日久々に呑んだのが要因?明後日健康診断なのに。寒いので本日ウォーキング休止、あとで歩いで(名古屋名物)モーニング・サービスに行ってみようと。”Yahoo!カードを作るとヤフオク・プレミアム会員一年間無料!”との宣伝文句に負け、カード申し込み、別にカードは一枚あれば充分。年会費無料のはずがJCBからの案内には千円某の明細があって、但し契約内容によっては云々但し書き有、ちょっと心配です。
8月休止してわずか一ヶ月半、ヤフオク再開。狙いはネットワーク相性+互換インク失敗のプリンタ処分(場所取り)+久々に拝聴して愕然としたCDの引き続く処分であります。別に月300円ほどをケチるワケじゃないが、自分なりのケジメというか(気分的)節約+身辺整理は趣味ですから。贅沢とムダ遣いは別モンでっせ。
Saint-Sae"ns 交響曲第3番ハ短調〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団/マイケル・マレイ(or)(1980年)・・・最晩年のTELARC音源。4度目の録音でしたっけ、久々の拝聴は自然な音場というか、空間認識のサウンドに惚れ惚れ。例の如しどこにもムリのないオーソドックな表現、豊満、明るい、瑞々しく厚みのあるなサウンドは現役、しかし既にフィラデルフィア管弦楽団はムーティ時代(1980-1992在任)へ、音質印象もあってか、わずかに渋い印象もあります。こどもの頃から馴染み「オルガン」(アンセルメが愛聴盤であった)最近敬遠気味だった名曲を、久々新鮮な気持ちで拝聴いたしました。
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モーニング・サービスに行って参りました。片道15分、程よい散歩、400円也。立派な、素敵なお店やなぁ、お客はほぼ満員、商売は成り立つんですね。2週間ほど前怪しかった風邪症状、なんとかクリアしたけれど今朝は咽が痛い・・・扁桃腺弱いですから、こどもの頃より。なんとか悪化せぬことを祈るばかり。
昨夜の音楽の続き。Stravinsky 兵士の物語(仏語版全曲)〜シャルル・デュトワ/ローザンヌ器楽アンサンブル/Gerald Carat 、Francois Berthet、Francois Simon (ナレーター)/ニコラス・チュマチェンコ (v)(1970年)・・・たしかデュトワ34歳最初の録音。なんせ43年前、それでも目の覚めるようなクリアな音質、少ない人数のアンサンブル+ナレーションのヴィヴィッドかつ表情豊かなこと!起承転結なしだらだらエピソード続く作品(細部ウィット有)は大好きでして、仏蘭西語まったく不如意でも、登場人物の表情とか乾いた情感を感じさせる旋律、サウンドがお洒落、素敵。フェルナン・ウーブラドゥ(1952年)がベストと考えてきたけれど、こちら音質が良好だし、若々しくも溌剌、粋な雰囲気はいっそう印象鮮烈でした。NMLにて拝聴可能、CDは廃盤かも。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
本日より三連休。昨夜はいつものように早々に職場を出て、ネットにて発見した「富山の味」の店へ。昨年迄この時期、富山にて行事があって二晩続けて美味しく呑んだもんでっせ。あれからもう一年かぁ、女房殿は白えびの刺し身は初めてだったそう。氷見うどんにて締め、おそらくは転居後、ご当地にてもっとも旨いモンいただきました。シアワセ。遅く迄だらだら呑む癖はないので、他のお客さんが入る前に帰宅、先週呑み残した赤ワイン追加しつつ、テレビを見ていたけれど、眠くって・・・久々の酒+蒸し暑さに深夜いったん起きだして小一時間、テレビやらネットやらぼんやり眺めて後、二度寝〜爽やかな朝を迎えました。10月とは思えぬ日差しの強さ。
昨夜偶然気づいたしょーもないこと。数日前「音楽日誌」逆向きに更新を掛けて原稿消してしまったけれど、それはバック・アップ時のノートパソコンでした。AspireRevoのほうには原本が残っておりました。【♪ KechiKechi Classics ♪】は(内容水準さておき)十数年継続、更新本数も膨大、ネット情報検索するときに自らのサイトが出現することも度々、その時に微妙な修正(誤字など)加えたり、タグの修正を掛けたりしております。「秀丸エディター」のGrep機能を使って全ファイル一斉置き換えするんです。それは2台のパソコンの同期が原則、しかし、時にヘンなことをしたらしい・・・2013年7月14日更新分、「Brahms 交響曲第1番ハ短調(エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル1972年)加筆更新」は加筆更新分ではなく、5年前2008年2月18日の旧原稿に置き換わって(戻って上書きされて)おりました。
種々検索サイトの「キャッシュ」を探すが、さすがに3ヶ月前、残ってませんねぇ。パソコン内ファイルの「復元」狙うが結果アウト。おそらく、更新時ノートパソコンに更新同期を取らぬうち、なんらかの「タグ変更ファイル一斉置き換え」実施→アップロード更新→それをAspreRevoに戻してしまった・・・と類推します。きっと他にもそんなのあるのだろうなぁ、誰も、自分も気付いていないけれど。棚中に眠っているCDは”【♪ KechiKechi Classics ♪】に更新してひと区切り”といった発想なので、その原稿が消えてしまうのはショックなんです。
Telemann 管弦楽組曲ニ短調TWV55:d2〜弦楽合奏と通奏低音(および同じパートを奏する2本のオーボエとファゴット)のための/ホ短調TWV55:e3〜2挺の独奏ヴァイオリン、2本のフルート、2本のオーボエ、ファゴット、弦楽合奏と通奏低音のための/ロ短調TWV55:h1〜2挺の独奏ヴァイオリン、2本のオーボエ、2本のファゴット、弦楽合奏と通奏低音のための〜プラトゥム・インテグルム管弦楽団(2007年)・・・露西亜の古楽器団体(“手付かずの牧草地”という意味だそう)とのこと。SACDハイブリッドなんだけど、当然こちら貧者の通常オーディオ也。Telemannは4巻7枚ほど?CDは出ているらしい(おそらく管弦楽組曲全集)けど、少なくとも日本じゃ話題になっておりません。例の如し、偶然拝聴の機会を得たけれど、リアルな音質に洗練されぬ、ややリズムや足取りが重い風情であります。技術はさておき、ノリもいまいち?暗い短調作品ばかり続くといった印象もあるでしょう。BRILLIANTのパトリック・ペイレ/コレギウム・インストゥルメンターレ・ブルーヘンスのほうが入手しやすいかな?安いし。あちらはモダーン楽器による、かなり溌剌演奏だった記憶有。
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午前中、Brahms 交響曲第1番ハ短調(エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル1972年)再更新。新旧音源両方聴いて、しっかり午前中掛けました。音質印象(しかもネットから拝借音源)もあるのか、1954年より1972年のほうが若々しく、溌剌としておりました。でも、音質はたいしたことないかも。以前の記憶よりは改善されております。
眉村卓「妻に捧げた1778話」(新潮社新書)〜2006年に読んでいたのは、先ほどサイト内検索にて発見いたしました。有名な泣ける話、余命短い妻(高校からの同級生)へ毎日捧げ続けた原稿三枚分、ストイックやなぁ、生き方が。自らのゆるゆるな日々に照らして、恥ずかしくも恐縮することしきり。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
小雨模様、資源ゴミ出しついでにちょろウォーキングは早々に切り上げました。職場の動きはいろいろとあるけれど、売上の80%を占めるメインの営業チームの労働実態が悲惨なことになっていて、(一応存在する)労働組合の集まりにて皆の深い怒りを知りました。でも単純労働でもなし、お仕事運営とマネージメント問題だと思うので労働組合に持ち込んで解決するような話じゃないと思う。(採用した派遣さん〜半年を経、嘱託採用予定〜は一週間で辞めました)来週から一人増やしますし。誰も鬱病者が出ていないのも不思議。自分は超・ヒマ、歴代これで一人前のお仕事なんて信じられぬくらい。もう一人はド・残業続きなのも信じられないけれど、歴代マネージメント放置が生み出した弊害でしょう。
さっさと帰るし、いかにもヒマそうな自分は恨まれてるのだろうなぁ。これじゃタマらんので、自分なり大改革案を上司に具申しましょう。過去の(取引先との)悪弊(悪質なもんじゃなくてムダな過剰サービス)バッサリと切り捨てるような。自分はいつでもメインのハードなところを担当する準備ありますよ。但し、年恰好的にサイドに回されているから、それはそれで与えられた立場の改革をするのは吝かに非ず。しかしなぁ、我が上司ははっきり言って現場経験薄く、無能やなぁ、悪い人柄ではなくて、淡々と(2年間の名古屋生活を)遣り過そう、といった感じ。バランス感覚でエラくなったんやなぁ、自分とはぜんぜん違う。取引先幹部と海外行ったりして、それが最優先事項なんだろうか。以上、お仕事愚痴でした。
体調悪くないけれど、蒸し暑いし、職場の雰囲気はどんよりしているし、気分的に音楽拝聴ならず。一昨日の言及だけどMendelssohn ピアノ協奏曲イ短調〜ジークフリート・シュテッキヒト(p)/ヘルベルト・ケーゲル/ライプツィヒ放送交響楽団・・・ケーゲル音楽総監督在任は1962-1977、録音情報不明ながら1970年前後?の鮮明なる音質。浪漫に傾いたMozart 風情が素敵な作品、演奏はすこぶる切れ味があってみごとなものです。BRILLIANTのライセンス盤入手10年?ようやく作品演奏の価値に気付きました。 Siegfried Stockigt(1929-2012)って、日本じゃ知名度薄いけれど往年の旧東独逸のピアニスト、Edelにいくつか録音が残され、レパートリーも広かったようです。
今朝、Bruckner 交響曲第8番ハ短調〜カール・シューリヒト/ウィーン・フィル(1963年)・・・朝に聴くべき作品に非ず、しかし、朝に相応しい爽やかな演奏。全71分、快速さっぱりした風情に溢れて軽快、あっという間に全曲終わりました。これはLP時代からお気に入りでした。c)1991の独逸盤、噂によるとその後の音質改善顕著とのこと。Brucknerはそれなり数をこなしてきて、例えば著名なるクナッパーツブッシュとか晩年チェリビダッケ微速前進演奏とか、各々個性を愛しているけど、これは別格の、別モンの価値というか、別な作品を聴くかのようなスッキリ、涼風が駆け抜けるような感慨有。
さて、元気を奮って出勤しましょう。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
今週も後2日、また連休やなぁ、本日は”特異日”であって、例外ならずエエ天気となりました。昨夜ちょっと寝付けなかったけれど、目覚めは意外と爽やかだったのは眠りが深かったから?連休明け、秋の健康診断有、諸数値改善を期待いたしましょう。身辺にな〜んもネタというか、話題もないので数少ない趣味である(大好きな)2時間ドラマの件少々〜昨夜の刑事ドラマ、主役は村上弘明の「警視庁南平班〜七人の刑事〜」チーム周辺メンバーが全部変わってしまって個性キャラが薄い、というかほとんど存在感なし。現在最高の悪役と評価したい小沢和義は別な役柄に変わっているし。これは若手抜擢やら経費節約なのか。今回は奥様(岡田奈々)も虫嫌いシーンもなし。上司である加藤剛、どうひっくり返っても”定年前”に見えぬからリアリティなし。先日、藤田まこと逝去少々前の刑事物を見たけれど、これもリアルに70歳以上老人の雰囲気出ていて、いくらフィクションとはいえ、おかしい(演技の味わいは別)。”医者にしては若すぎる”とか、”女性刑事さんが若く美しすぎる”のは納得できるけれど、設定にムリ有り過ぎ。
ま、こんな話題にてお茶濁し、というのも平和なんでしょう。本日は大小トラブル取り揃え、そのフォロー有、まず小さな身近な方から順繰りクリアいたしましょう。
Mozart セレナード第10番変ロ長調K.361(370a) 「グラン・パルティータ」〜ネヴィル・マリナー/ジ・アカデミー・オブ・セントマーティン・イン・ザ・フィールズ(1984年)・・・いったい棚中何種あるんだこのCD。10種?お気に入り中のお気に入り作品也。(サリエリが余りの美しさに楽譜を取り落とすのも納得〜映画「アマデウス」より)マリナーはディジタル以降ツマらなくなった、と勝手に思っていて、初期の意欲的な録音を懐かしく感じていたものです。レパートリー的にも古楽器が隆盛になって、演奏スタイルはオーソドックスにフツウ過ぎぬか・・・そんな不遜な考えつつここ数年、”オーソドックスにフツウ”こそ貴重なんじゃないか、聴き厭きないのかも、と思い直しております。(サイト内検索によると一年前に同じことを言っているワン・パターン)先日のアンセルメ盤も得難い個性に間違いなし、こちら(ちゃんと調べていないけれど)おそらくは英国系の腕利きを集めて、技術的集中力に優れてバランス感覚抜群、作品の美しさをたっぷり堪能させて下さる音質・・・こちらはコントラバス入っております。サウンド・バランス的にはそのほうが効果的かも。
他、Mendelssohnのピアノ協奏曲イ短調とか、歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(一枚目のみ、ハンス・ロスバウト)など・・・では、爽やかな秋の空気のなか、行ってまいりましょう。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
台風24号は九州から山陰に抜けたとのこと(テレビによると暴風雨真っ最中)。こちら夜半に雨は降ったようで、ウォーキング時地面は濡れておりました。それにしてもスッキリせん体調やなぁ、体調良好というのは”相対的にマシ”という意味になりました。とくに朝がツラい、起きられないほどでもないけれど。お仕事と地元に馴染めぬ、ということかな。ぼちぼち職場での自分の立ち位置は定まって、あといくつか引き継いで実務的に習熟すれば、それなりの道は見えてくるでしょうか。そういえばお仕事関連にて気付いたこと、ほとんど愛知県内の取引先なんだけど、一部三重県(津)があって、そこから電話があると”関西弁”なんですね(妙に懐かしい)。行政区分上は関西、しかし市場商圏上は東海、お伊勢さんで盛り上がっておりますね。もしかして、自分は行ったことはない?かも。なんども出張やら、ご近所に通っているのに。ブーム一段落したら行ってみようかな。
一昨日の関連にてRachmaninov パガニーニの主題による変奏曲〜アール・ワイルド(p)/アーサー・フィードラー/ボストン・ポップス管弦楽団・・・もう入手20年以上になる駅売海賊盤、なんの疑念もなく楽しく拝聴してきたけれど、ほんまやろうか・・・フィードラーとの録音なんて実在するのでしょうか。ネットにて日本語検索する限り【♪ KechiKechi Classics ♪】 しか出現しない。アール・ワイルドってヤッシャ・ホーレンシュタインとの協奏曲全集(ロイヤル・フィル1965年辺り)ありましたよね(未聴)。
ヴェテランは技巧のキレ抜群、ツボにはまった明るい表情はみごと。但し、陰影とか情感とか深淵とか、そんな方向に非ず、楽天的な乾いた表現となります。所謂”亜米利加的”、オーケストラも上手いし、音質も良好、細部雰囲気で流すようなことはない、明晰そのもの。けっこう好き。
ジャケット・スリーブがない駅売海賊盤(800円!)はトンデモ・コンピレーションでして、Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」〜ジョージ・ショルティ/シカゴ交響楽団(1974年録音)・・・おそらくオリジナルはいっそう凄い音質なのでしょう、この(著作隣接権改定前)駅売海賊盤(LP板起こし?)でも充分それは伺えます。意外なことに打楽器が喧しく前面に出ないバランスもあるのですね。久々3年ぶりの再聴は以前のコメントに赤面するばかり。前のめりの暑苦しい情熱に溢れ、テンポはめっぽう速い(全曲で30分ほど、第1部は14:47)。オーケストラの馬力を活かして強引な推進力、アンサンブルは緻密なのは前提として、流れとか勢いを重視した演奏なのですね。有名な3番トラペット落ち修復、やり直しより流れを重視したんでしょう。体育会的筋肉の躍動を愉しんだけれど、好きなタイプの演奏じゃありません。
他、Haydnなど少々。では、行ってきます。
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上記、執筆後更新アップロード、出勤迄の短い時間バックアップのノートパソコンにダウンロードしようとしたら、逆方向、元に戻してしまいました。例の如し、やや怠いお仕事早々に終えて帰宅、再更新済。こちらには台風全然接近せず、どんより曇って蒸し暑いのみ。職場では細かい実務処理のミスを連発して、ま、いろんな人からフォローを受けてなんとかやっております。新しい実務作業は慣れですし、肝心なところのロジックはいくつか不安なんです。取引先との関係はじょじょに練れてきて、もっと抜本的な”切り込み”を求めないのであれば、この路線で充分な信頼関係、旧態とした(ムダな)対応は徐々に整理していきましょう。な〜に、一年なんてあっという間でっせ。
今朝言及したRachmaninov パガニーニの主題による変奏曲〜アール・ワイルド(p)/アーサー・フィードラー/ボストン・ポップス管弦楽団の件、いかにもRCAにありそうな顔ぶれ、ずっと駅売海賊盤の表記を信じててここまで生きてきました・・・なんか不安・・・ネット検索してもヤッシャ・ホーレンシュタン/ロイヤル・フィル(1965年/Chesky〜Chandos)しか出現しませんもの。(フィードラーだったらレナード・ペナリオ(p)のがあるらしい)
まずはRachmaninov パガニーニの主題による変奏曲〜アール・ワイルド(p)/ヤッシャ・ホーレンシュタン/ロイヤル・フィル(1965年)をネットにて拝聴確認。(海賊)フィードラー盤が22:27、ホーレンシュタイン盤が20:48、誤差とは言いがたい時間の差、実際”いかにも速い!”手応え充分、アツい勢いが迸って情熱的、なかなかこれもエエじゃないか。すくなくとも(海賊)フィードラー盤とは別音源也。レナード・ペナリオと言われればそのような気もするし、リンク先情報のLPはモノラルだし(オリジナルはステレオ収録か)、我が駅売海賊盤はかなり状態のよろしいステレオ録音・・・但し、22:15という情報は誤差に治まって極めて怪しい。
更に調査を進めると、ペナリオ盤は「Debut of Leonard Pennario」(ボストン・ポップスへの。LP RCA LM-2678)それは1963年〜仮にLPの発売年だとしても充分なステレオ時期、ますます”ペナリオ説”有力になってきました。いやぁ、久々ヲタクな世界に遊びました。誰の興味も惹かぬ、自分だけの世界でっせ。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
台風接近、沖縄九州は暴風雨らしい。こちらの猛暑復活はその影響だったのだね。こちらは今のところ平穏無事、なんということもありません。体感、ずいぶんと雨は降っていないような・・・一ヶ月ほど前の豪雨以来。転居して半年、この辺りは丘陵を削って住宅街としたらしく、畑とか水田がありません。池はあるけれど、川はない。意識して緑を植えているけれど、なんとなく不足気味というか、土地は肥えていないのかも。大きなスーパーとコンビニ(+ロード・サイド・チェーン飲食店)以外、お店(所謂商店街)も見かけぬから歴史がないのだろうな。狭い範囲で毎日暮らしております。
前大阪の職場ではこの時期、大きな(というか手間の掛かる、職場総動員の)行事があって、その担当だった自分が抜け、引き継いだ盟友より断続的に問い合わせ有。こちらそんなものはないし、行事はあっても完全個人分業制、お願いすれば応援可能と思われるが、そこまでの価値がない、というか、価値観の職場共有ができておりません。なんでもそう・・・いつもの愚痴さておき・・・
Vivaldi リコーダー協奏曲集/ハ短調 RV441/ハ長調 RV444/ヘ長調「海の嵐」 RV433/ハ長調 RV443/ヘ長調 RV434/ト短調「夜」 RV439〜ダン・ラウリン(リコーダー)/ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル(1991年)・・・サイト内検索を掛けると2年ぶりの拝聴。目の覚めるようなソロとアンサンブルの技巧、ノリ、切れ味あるリズム感。前回も言及しているけれど、一件のみのレビューは否定的であって、ワタシの所有するBRILLIANTのライセンス盤(99419)印象とまったく異なります。ソロの録音バランスも悪くない、これは数ヶ月前スピーカーを交換しても同様の評価也。
Gershwin ピアノ協奏曲へ調〜アール・ワイルド(p)/ボストン・ポップス管弦楽団(1961年)・・・10年ほど前に入手したCDにはなぜか?第1楽章が収録されない!といった残念無念、パブリックドメインとなった(はず)なので、ネットより全曲入手して自主CDといたしました。オリジナル音源は驚異的に鮮明な音質のこと、おそらくはLP板起こし音源でもそれなり現役の雰囲気理解可能。当時ワイルドは40歳台中盤、脂の乗り切った技巧と(オーケストラともども)ゴージャスなテイストに溢れておりました。もともと若い頃からのお気に入り作品、50年前の録音が現役とは・・・次世代は苦労するでしょうね。若い現役世代の演奏も聴いてあげなくっちゃ。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
さて、新しい一週間の始まり。代わり映えせぬドラマのない日々、ニ週間後に迫った職場分担の変更引き継ぎは具体的にどうなるのか、楽しみです。ようやくヤクの副作用抜けて、それなりの体調にてウォーキング継続。昨日はどこにも出掛けなかったから自覚なかったけれど、最高気温30度超えとのこと。困ったもんですな、いつまでも暑いというのも。中期予報によると”突然、冬になる”そう。
八幡和郎「本当は謎がない『古代史』」(ソフトバンク新書)・・・代表的な通説とそれを反論する題目に沿って短い論説が続く、わかりやすい古代史概論。非・専門家が、それまでの論議に”一石を投じた”ということでしょう、カスタマーレビューではかなり厳しい評価も見られます。短くまとめるためか結論がやや飛躍する感じもあるけれど、古代史ファンならだれでも知っているような逸話の切り口を変えた、という点で楽しく拝読いたしました。「江戸時代の鎖国は現代の北朝鮮並み」というコメントに興味有、その関連本も入手したいなと思います(←かなりボロカス評価有)。
Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ジュゼッペ・シノーポリ/フィルハーモニア管弦楽団(1989年)・・・Bach 、Mozart 、Mahler 、Stravinsky 結局この4人にお気に入りは収斂され、CD(データ音源)収集も拝聴機会も多い。あまりに所有数が多い、とくにMahler は大曲であり、聴いても聴いても・・・状態の挙句、あまり聴いていないことになりがちです。この全集こそ、一番のお気に入りだったはず。一部でさえ前回拝聴は既に2年前、夜遅く音量小さく拝聴いたしました。清潔なオーケストラのサウンドは緻密、よく歌う表現、会場の空気が伝わるような空間認識、時にたっぷりテンポを揺らせてよく歌う、メリハリやら変化充分・・・結論的にとても怪しい、イヤらしい雰囲気満載。日常そこにあるMahler ではない、もっと特別な、出会った頃の新鮮な感触が蘇りました。こんなに感銘を受けたのは久々かも。
今朝、Schumann クライスレリアーナ 作品16/こどものための5つのヴァリアントタ 作品118〜イェルク・デムス(p)拝聴・・・2007年末13枚組にて発売された全集。交響曲だったら少々腰は引けるけれど、気まぐれな美しい旋律溢れるピアノ作品やら室内楽は大好きなんです。技術的表現的に(音質も音色も)特筆すべきことはないけれど、誠実に作品テイストを伝えて下さる演奏であります。こんな存在が音楽堪能の幅を広げて下さるもの。
では、行ってきます。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
こちらの耳鼻科の先生によると「副鼻腔炎はない」とのこと。ところがけっこう鼻水は出ることが多くて、以前いただいたヤクを服用すると・・・どんより眠かったり、どーにも倦怠感有。睡眠の質にも関わる(よう眠れる)し休日に服用したら、やはり今朝、なかなか起きだすのがツラい・・・けど、ウォーキングは強行。昨日は週末恒例、大型浴場施設行き、会員価格600円也、連日満員でっせ、かなり広い駐車場満杯状態。帰宅後久々、安い赤ワインなど入手してちょっぴり喫しました。
どんより曇って、風情はすっかり秋。10月だから当たり前でしょう。猛暑中、オーディオ部屋はエアコンなし、更に夏風邪ひどく体調崩して音楽など拝聴難儀、エエ季節に至ったのに、昨日のような”思わぬ躓き”もあるものですね。まとまった音楽を聴けておりません〜そうか【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新のため「英雄の生涯」(ネーメ・ヤルヴィ)3回も聴いたっけ。
Mozart セレナーデ第10番変ロ長調K361「グラン・パルティータ」〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団(1955年)・・・この作品は誰でのでも!というくらいのお気に入り。ここ最近、不遜にもオーケストラの上手いヘタ、音質云々するようになった罰当たり者、これは凄い技巧!に非ず、しかも時代相応のモノラル録音(ネットから拾った音源による自主CD)、それでも旋律サウンドの魅力にたっぷり陶然といたします。ヘロっと腰の軽いリズム、ヤワなサウンド。低音が弱いのは録音のせいばかりじゃなくて、コントラバスを加えていない(みたいだ)し、仏蘭西系管楽器の薄い響きを求めたものなのでしょう。スイス・ロマンド管弦楽団は各パート首席と団員の技量に大きな差がある、そんな噂を伺ったけれど、おそらく精鋭メンバーによるこの録音でも、さほどに技術に優れているとは言いがたい、時に細部曖昧な印象有。
全曲堪能いたしました。”色”があるんですよ、薄っぺらくて明るい。独墺系の分厚いサウンド、しっかりメリハリを求めるなら、スカみたいな演奏にまちがいなし。
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副作用覚悟、耳鼻科処方のヤクはとんでもない薬効であって、終日倦怠感と目眩、眠気に悩まされ、身動きできまへん。体調最悪。未だ残っているけれど使用禁止だな、次回何らかの処方必要な時に申し出ましょう。Mozart ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調K.207/第2番ニ長調K.211/第3番ト長調K.216〜エミー・ヴェルヘイ(v)/エドゥアルド・マルトゥレット/コンセルトヘボウ室内管弦楽団(1989年)・・・久々、2年ぶりの拝聴。BRILLIANTのMozart 全集は、あちこち個別過半を集めたので、さすがに購入しなおしておりません。先日、ヴァイオリン協奏曲の番外編をたっぷり拝聴して、棚中リファレンス(参照の基準)はこれであったことを思い出しました。
親密、清潔、のびのびと歌って素直、適度なヴィヴラートは飾らない個性。音質も、バックのオーケストラも悪くない。先日、フランチェスカッティ/ワルターの重さに仰け反ったり、音質問題にガッカリしたグリュミオー(旧録音)みたいなことはなくて、安心して3曲たっぷり堪能できました。聴き手の嗜好か、緩徐楽章の囁くような控えめな歌にひときわ深い感銘を受けたものです。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
今朝、どんより曇り空に雨がちょっぴり、ウォーキングはいつも通り。昨日は朝4時台の早朝覚醒、当然寝不足だったけれど、引き継いでいる種々実務作業が楽しい。お仕事流れの全貌が見えるんです。この道20年引退迫る辣腕パートさんに任せきり、基本ロジックはわかっているつもりだけれど、ポイントは実用的な実践ですから。来年度もずっと自分がそのまま全部実務作業をする、というのはあり得ぬ(ムリだ)けれど、”全部できる、お仕事作業の全容を理解している”というのは極めて重要。なんせ無責任”任せきり”体制だったので、本質的な合理化(もっと手抜き!)必要でしょう。昨日2本、いただいた手順書半分省略してやってみました。この流れを習熟して”最低限手抜き手順書”(逆にどーしても抜けない、要注意ポイントのみ強調して)完成させたい。
消防署を呼んで、救急対応研修有。上司指示にていやいや参加したけど、心臓マッサージの手順、仕方、AEDの使い方とかけっこうオモロいもんです。口移し式人工呼吸(Kiss of Life)は奨励されないとのこと(感染問題など)。大きな災害時本番、冷静な対処できるかどうか不安です。いっしょに参加した若いものにお隣メイン・グループのようすを少々伺えて、そのことも有益でした。女房殿、やや体調よろしくなく、夕食は馴染みのご近所Lusiccaにて。メニューの幅はないし、どーということもない味だけど、この辺りフツウが貴重なんです。お洒落だし、安いし、夕方空いているし。
Doctors半沢直樹あまちゃん終わって、2時間ドラマも空振りばかり、佳き季節に音楽を拝聴いたしましょう。Ravel クープランの墓/Debussy 小組曲〜フリッツ・ライナー/NBC交響楽団(1952年?)・・・ネットから入手先記事(写真も)は削除されていておりますね。これが良質のモノラル録音、緻密かつ繊細、集中力あるアンサンブルに、名曲を陶然と堪能させて下さいました。これは自主CD初期作成物であって、次の収録はMussorgsky/Ravel 組曲「展覧会の絵」〜ユージン・オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団(1953年)・・・どこから持ってきたんだか?音源也。1968年立派なステレオ録音が存在するから、入手困難かも。例の如し、オーケストラ抜群に上手く、瑞々しい豊満サウンド、要らぬ飾りの少ない横綱演奏であって、モノラルながら音質も上々です。問題は先収録のライナーに比べ、ピッチが低い?どちらか回転数がおかしいのか。おそらくは後者であって、わずかにLP復刻オフ・センターっぽく音の揺れもあります。前半、ちょっとキモチ悪い。
更にRavel 左手のためのピアノ協奏曲ニ長調〜ダニエル・ワイエンベルク(p)/エルネスト・ブール/シャンゼリゼ劇場管弦楽団(1957年)収録・・・みごとRavel 関連にて自主CD一枚完成。EMI系音源かな?CD出ておりましたね。これが一番新しいのに、音質やや落ち。マルグリット・ロン門下Daniel Wayenberg(1929-)は素晴らしい技巧のキレ+粋な雰囲気が同居しております。ブールのオーケストラが(例の如し往年仏蘭西風)エッチなサウンド満載。
嗜好はこちら寄りなのだな。Tchaikovskyも素敵、Beeやんも時に悪くないけれど、ココロ安らかに、素直な気持ちで拝聴できるのはRavel とかStravinskyとか・・・
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マンション住まいとか出張多いとか、いろいろ言い訳してペットなし生活幾数十年、女房殿は犬派(まさはる君の番組は欠かさない)。ワタシは猫派、ネット知人にも猫派は多くて癒やされます!弁当関係を検索していたら+賢そうな猫頻繁に登場、嗚呼可愛い。こちらの猫はちょっと知的かな?三毛猫はこどもの頃、飼っていたからひときわ愛着深い・・・BSで番組やってますよね、時々思い出したら眺めていて、猫って世界中同じなんやなぁ、と感心します。
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久々のハズレ!って、こちらに転居して半年、喰いモンでは何度も経験したけれど、久々音楽の件。誰それの云々演奏はピンとこなかったなぁ、なんて、可愛いもんでっせ。ここ10年ほど、ウンと読書量落ちたけれど、かつて毎日のように書店に通っていた頃には、背表紙見ただけで内容は判別できたものですよ。CDを店頭にて入手していた頃も似たような経験ありました。ネットでの通販、そしてデータにて音源入手するように至って、そんなカン=見立て力は退化いたしました。
Honegger 映画音楽「レ・ミゼラブル」(1934年)〜アドリアーノ/スロヴァキア放送交響楽団(1989年)・・・彼(か)のHoneggerでっせ、おそらく珍しくも斬新、ヴィヴィドな旋律、リズムであろう!と予想したが・・・全然ツマラん。58分、う〜んと唸りながら拝聴したけれど、ついに来るべき夜明けを迎えられない・・・大失敗。いやぁ、参りました。こんなことも人生にあるんですなぁ。ShostakovichとかProkofiev辺り、映画音楽ってけっこうオモロいんだけどなぁ。
明日に引きずりたくないんで、先に書いておきます。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
昨日はお仕事トラブル2件、やや大事(おおごと)だったけれど、落ち着いて対処クリアできました。数カ月前の自分のミスのようでもあり、取引先側のミスのようでもあり、いずれ、誰の責任とか云々する前に”次善の策”に動くのが鉄則。ヘンな話し、トラブルはけっこう好き〜なにが発生していて、どのような対策可能か情報収集と判断、あちこちの実務部局やらメーカーさんにお願いして丸く収める〜これを積み重ねると信頼関係は深まります。異動して半年、種々トラブル対処に苦労した(今までの信頼関係歴史とか、対処の哲学が違う)けれど、ようやく自分なりの色を出せるようになりました。そういえば2週間ほど前、祝日出勤当番時に(まったく実務に関わっていない)お隣チームのトラブル対応したなぁ、これがヴェテランのワザか。
他、次期体制のための諸実務こなしつつ遊んでいたけれど、オモロいこと!定番(というか基本)データ処理のEXCELマクロはブラックボックス化していて、バージョンが異なれば動かない。ワタシのテスト・マシンは既に新しい(来年度一斉変更見越して、システムとかドライバ不具合を見るもの)ですから。自分なりの判断では”マクロなし、カンタンな計算式でもできそう”〜いざ、データ生成して業務基本システムに取り込むと不思議なエラー出るんです。
なんとか、辛くも完了させたけれど、問題のキモは見えぬ感じ。きっと十数年前、名人が作ったマクロはシステムの親和性を考慮したものだったのでしょう。あと、作業手順の思いっきり手抜きを同時画策しているから、この件クリアでしばらく遊べそう。
Tchaikovsky 交響曲第3番ニ長調「ポーランド」〜マリス・ヤンソンス/オスロ・フィル(1984-86年)・・・カラヤン、バーンスタインともしっくり耳に馴染まず、仕切り直しはコレ。40歳頃の録音、このオーケストラとは20年以上(1979-2000)お付き合いしたのだな。(もう70歳)全集は出世作でしょう。結論的に素直な表現とサウンド、スッキリと若々しい勢い、音質も鮮明、とても気に入りました。というより、明るい舞曲に溢れた懐かしい旋律をようやく理解した、ということか。「白鳥の湖」と同時期作品とのこと、なるほど雰囲気似てますね(とくに終楽章)。2ヶ月掛かってTchaikovsky交響曲全曲聴覇!って、マンフレッドを忘れておりました。第1番第2番もちょろ聴き状態なので、カウントすべきに非ず。
Beethoven 交響曲第2番二長調〜レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック(1964年)・・・3年前拝聴の記録があって曰く
”溌剌とした推進力でオーケストラを追い立てていくが、オーケストラの反応が微妙に遅れます。やや粘着質な表現も悪くないが、ノリがよろしくない。なによりオーケストラが美しくない、とくに弦の薄さ、音色が全然ダメ”
とのこと。今回は少々印象改善しております。例の如し世評はいろいろ、ここでは好意的な声が多いけれど、音質評価は割れております。聴き手が元気であればこのアツさに共感できるのでしょう。ニューヨーク時代のバーンスタインには”粗い”、”響きが刺激的”といった先入観があって、とくに古典派の音楽には違和感かなり有・・・今回拝聴ではオーケストラの反応の悪さを感じなかったし、尋常ではない推進力・テンションに感服いたしました(とくに終楽章)。しかし、オーケストラは美しくないなぁ、いかがでしょうか。
行ってきます。あっという間に一週間過ぎました。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
いつもと変わらぬ朝、気分が違う。半年ほど鬱々と、おかしいんじゃないか、異常なんじゃないの、と思っていたことは、ほんまにその通りと認められ、本日より手直しが始まります。建前上の変更は2週間後、しかし、内部体制変更発表された途端事態は動きますから。実質上、内部実務作業のキーマンである辣腕パートさん(勤続20年以上の大ヴェテラン)本年度いっぱいにて引退を控え、実務作業の内容概要引き継ぎ、一部練習も含め既に実際作業始まっているけれど、これもブラックボックスからの開放と感じます。
先が見える、ということでっせ。方向性と宿題が明確になった、これで第一歩。なんでも全力、一生懸命やる!みたいな建前じゃなくって、費用(≒手間暇)対効果でっせ。メリハリ。コンピューター・ネット時代に旧態としたお仕事作業内容に呆れる日々からの脱却、ケジメのない残業を”なんとかしたい!”といった情熱。さっさと呑みにいきたい(現在はお友達も、呑みに行く店もないけれど)帰宅して音楽聴きたいんです。
R.Strauss 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」/「ドン・ファン」(1970年)/「英雄の生涯」(1972年)〜ルドルフ・ケンペ/シュターツカペレ・ドレスデン・・・CD9枚に及ぶ集大成ボックスの存在ともかく、個々の演奏については意外と言及評価されることの少ない、不思議な存在。音質が期待したほどに・・・といったせいか。新マスタリング出るらしいけど、昔馴染みの”クリスマス・ボックス”既に入手しておりますから(10年ほど前か)。例えばジョージ・セル、フリッツ・ライナー、カラヤン新旧種々録音等々、往年の録音から、最近のディジタル録音含め目の覚めるような音質と比べると、少々地味でしょうか。いえいえ、こちらの集中力迫力もなかなか凄い。
久々の拝聴は、オーケストラのブルー系涼やか、深みのあるサウンドに驚き、ホルンの分厚い迫力にたじろぐばかり。ムリやケレンのない表現、とくに「英雄の生涯」に於ける、静謐な部分の落ち着いた味わいは出色。作品的にギラギラ前のめりになりがちな世界に、オトナな一石を投じて聴き応え充分。但し「ティル」はベルリン・フィル(1958年)、「ドン・ファン」はロイヤル・フィル(1964年)のほうがいっそうよろしかった記憶有。棚中探索いたしましょう。記憶はあてにならぬので。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
何事も慣れ。通勤時間は歩いてわずか5分(走れば3分)、途中工場の横を抜けるのみ、取引あるメーカーさんの営業所横を通るけれど、ほんまに生活の幅が狭くて、変化もありません。月数回の外出はあるけれど、ほぼ机の前に座っているのもツラいものでっせ。横の連絡・コミュニケーションが弱い職場、というのは、じつはワタシが現在担当している部局自ら作ってきた歴史ということを理解いたしました。悪気はないのだろうな。天才は一瞬にして全貌を見ぬくのでしょう、ワタシは”なんかおかしい”真髄を見ぬくのに半年掛かります。本日はこの件で打ち合わせ有。無為無策に(帰宅しても)一日浪費いたしました。人生がもったいない。昨夜”W浅野”「抱きしめたい」スペシャル・ドラマのウソ寒さ、トレンディ・ドラマの成れの果て的ネタの甘さ不自然さ、イタい中高年の恋愛?バブル残滓たっぷり大カンチガイ企画にウンザリ、って、最後迄見るなよ、ってか。我ら世代の女性は胸時めかせたんでしょうか。女房殿は途中から寝ていたけれど。
精神が緩んでしまって、音楽全然聴けまへん。昨日昼間、帰宅したら辛口Beeやんやな!と決めていたのに、結局(色々と流れがありまして)2分ほど聴いて中断。Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ジョヴァンニ・アントニーニ/バーゼル室内管弦楽団(2006/7年)・・・今朝から再挑戦しているけれど、体調どんより早朝(ちょろ)ウォーキングやっと、状態ではほとんど集中できず。老人福祉医療復興に使うはずの増税は企業優遇に回り、労働者消費者が苦境に立てば、結局良いサイクルは生まれそうにない・・・8%消費税2014年実施(その2年後は10%かよ)。日本人は供給する側も消費する側も工夫調整するから、そのまま、すんなり増収になりまへんて。
気分入れ替えて一日、なんとか遣り過ごしましょう。
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(帰宅後)現状自分が担当しているところは、エネルギー(経費も)を掛けるべきではないと考えております。年寄りの引退向けか・・・ものには費用対効果というのがあって、現状我が職場圧倒的比率を占める取引先営業実績大苦戦+ド残業!そこに人員人材集中せよ、と主張してまいりました。本日、上司と第1次決着。我がマイナーリーグ二人(+辣腕パートさん残り半年にて引退)、現状でもワタシのほうが売り上げ多いのに思いっきりヒマ(まだまだ合理化可能)、もう一人大ヴェテランが(なぜか)ド残業→担当半分にして、こちらに回すぞ・・・OKでっせ!お仕事現状の倍でも余裕。これ以上ヒマなのには耐えられない!但し、来期の体制全面見直しを条件といたしました。過去十数年間の歴史は”ヒマだから要らぬ仕事増やした”んじゃないの。他、ちょっとずつお仕事分担動かして、メイン取引先に一人増やしました。賛成。
小人閑居して不善をなす とは言い過ぎか。この道一筋十数年、彼はショックだったのかな?いつもド残業なのに本日は5時に上がりました。
以上、しょうもない場末のサラリーマンの愚痴でした。元気があればなんでもできる!
Beethoven 交響曲第4番 変ロ長調 作品60〜カルロス・クライバー/バイエルン州立管弦楽団(1982年ライヴ)・・・これぞ鉄板中の鉄板!演奏と評されたものでしょう。もしかして20年ぶり?それもFMにて拝聴したのみ、CD入手後一度も聴いていなかったかも。現在はSACDとやら音質改善著しいのでしょうか。若い頃、たしかに肌で感じとった熱気、勢い、風がそこに存在しました。終楽章の快速だって、これでよろしいと思います。一気呵成に最後迄聴き通しました・・・でもね。音質はこんなんでしたっけ。妙に乾いて肌理が粗いのは、昔のCDだから?我が激安オーディとの相性か。世間大絶賛を敵に回して暴言すれば、オーケストラもたいしたことないじゃないの。もしかして、心身ともに体調万全、若き精力溢れた耳のみに感じられる価値なのか。罰当たりBeeやん苦手野郎の遠吠えでした。
■2013年10月某日/変化と雌伏の日々
いろいろあったような、な〜んもなかったような2013年も残すところ3ヶ月。さすがの猛暑も30度に到達することはなくなって、暑くもない寒くもない、ちょうどよろしい気候になってまいりました。微妙に風邪っぽく、熟睡感もないけれど、体調はさほどに悪くはない。たった今、この「音楽日誌」を執筆しているAspireRevo(初代R3600)は入手まる4年経過、なにごとも無事、粛々と稼働しているというのはありがたいものでっせ。オモロくもないお仕事も”ご当地名古屋にて一年慣らし運転”と思って、遣り過ごすつもり。昨日、来年3月本年度いっぱいにて引退される辣腕パートさんの諸実務全貌を伺って(純実務のワザには習熟必要→合理化しましょう)ようすは理解いたしました。年恰好、外様として赴任、立ち位置を理解して、来年に臨むつもり。お仕事品質の低さに呆れる日々からの脱却目指しましょう。
昨日、オットー・クレンペラーには考えることも多かった、Mahler 交響曲第9番ニ長調〜サイモン・ラトル/ウィーン・フィル(1993年ライヴ)拝聴・・・サイト内検索を掛けると2回拝聴。2年前は”例の如し妙に焦点の定まらない、芯が足りない?薄い?音質”、”ウィーン・フィルってこんなさっくりとした音だっけ?的感慨”・・・なるほどなぁ。今年2013年2月の印象は今回とまったく変わらない、強引前のめり、若気至ってテンポ揺れまくり、自分の色を出すためオーケストラコントロールはムリムリ、38歳の若者はこれで良いんです。例の如し演奏・音質とも世評は割れていて、これがリアルな会場サウンドなのでしょうか。”まとまりのよい演奏”というコメントには絶句。感じ方はいろいろやなぁ。
あまりに自主CD増えすぎて、ネットからの音源入手も在庫貯まり過ぎ、そろそろ自粛を〜そんな矢先に出現した、ボストン交響楽団2012-13年シーズンの音源(全部?)、データ総量(.mp3でも)4gbを超えDVD一枚分、ようやく全部確保いたしました。どーせ大多数聴けないのにね。Dutilleux メタボール/Stravinsky 三楽章の交響曲/Ravel ラ・ヴァルス〜アラン・ギルバート/ボストン交響楽団(2013年1月ライヴ)・・・音質鮮明。Tchaikovskyのヴァイオリン協奏曲はCDR収納に余りました。演目が通り一遍じゃなくて興味深いもの。思いっきり鮮烈な「メタボール」、スッキリ軽快クリアな響きの「三楽章の交響曲」は初めて〜大好きなStravinsky中数少ない苦手系作品は印象一変。”ラ・ヴァルス”は繊細緻密、しかし少々生真面目に整いすぎているかと。全体としてボストン交響楽団は洗練された響き、アンサンブルの水準を維持していると感じました。