Ravel クープランの墓/Debussy 小組曲(フリッツ・ライナー/NBC交響楽団)


パブリック・ドメインにてネットよりダウンロード Ravel

クープランの墓

Debussy/BUSS"ER編

小組曲

フリッツ・ライナー/NBC交響楽団

1952年ライヴ(らしい)パブリック・ドメインにてネットよりダウンロード(CDでも入手可能

 この一文執筆に当たり、出所を探したが忘却の彼方・・・記憶を辿ってようやく在処を探し当てたところ。記憶ではライナーの仏蘭西ものって「海」くらいじゃないか、残っているのは、と思います。(後述;ウソ。Ravel 作品集がステレオで残されておりました)結論的に、この録音は自主CD化し、座右に置いて日常聴くに相応しい価値あるものとの感想でした。まず音質がかなり良好、ちょっと驚くほど。

 フリッツ・ライナーそのものが強面だし、NBC交響楽団と言えばトスカニーニのオケ・・・どう考えても仏蘭西ものとは縁がなさそうな感じ。

 「クープランの墓」って、冒頭「プレリュード」オーボエがくるくる旋律を巡らせて一気!夢見心地にして下さる素敵なメルヘン。硬質強靱なサウンドちゃうんか?と予想して聴き始めたら、なんと繊細、緻密、そして明晰なサウンド、そしてアンサンブルでしょうか。テンポは中庸〜やや速め、颯爽と流れよく爽やか。目を閉じて聴けば亜米利加のオケ(しかも黄金の50's)とは思えぬ、粋な風情が漂います。「メヌエット」には涙が出るほどニュアンスに溢れました。トッカータのリズムも溌剌として、余裕有。

 「小組曲」はちょっとテンポを落として悠々、優雅雄弁に歌い出します(小舟にて)。間を充分にとって、時にテンポを落とし、静謐な名残惜しさを醸し出しておりました。「行列」に滲み出る愉悦は筆舌に尽くし難い。ラスト思いっきりのタメと爆発さえ、洗練を失わない。ちょっぴりもの哀しく切ない「メヌエット」を経て、ウキウキ「バレエ」へ。

 フリッツ・ライナーだと、さぞやきびきび溌剌でしょうと類推〜その通りなんだが、もっと表情が優しい。そして洗練されているんです。テンポは颯爽として表情はヴィヴィッド、暖かいリズムに溢れて素敵なひとときでした。

 リンク先の写真は「真夏の夜の夢」のLPだから間違いかな?昔の25cmLPって、このくらいの収録ってありましたよね。若い頃は貧しかったから「きちきち詰め込んでくれ!」と願ったものだが、現在ならこのくらいの長さが集中力的にちょうどよろしい。ま、ビンボー症は一生治らんから自主CDはギリギリ79分に接近させて、いろいろ収録いたしましたが。お粗末。

(2011年12月2日)


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written by wabisuke hayashi