2003年夏休み特別企画・「KechiKechi力」?2003年7月6日付けワタシのサイトBBS〜B氏より報告有 帰りに米子市内のブックオフ2店を物色したら安いCDを見つけました。 オーマンディーとノイマンの「新世界」がそれぞれ100円。デイヴィス &RCOのハイドンが250円。 マックルーア編集によるワルターの ベト4&6、バーンスタインのラストコンサート、バレンボイム&シカゴの 春の祭典、ティントナーのBruckner3&9がそれぞれ250円でした。 侘助。師匠に相談すると「KechiKechi力」がつくんですねぇ。 それに対するワタシのお返事は「KechiKechi力」! なんか「老人力」みたい。ね、あるでしょ?BOOK・OFF出物。これは念力なんです。先に報告したが、出張〜帰省途中の苫小牧リサイクル店で偶然@100*10枚CDゲッツ!って、全部デジタル録音ですよ。有名どころの。 (「ベト4&6」という表現が気に食わない、というのはさておき)安物買い自慢が主たる目的ではない、聴くこと、音楽を楽しむことが大切である、とはいえ、いちおう報告しておきましょう。真面目に、真剣に検索すればCDは安く手に入る、ということです。一杯買ってはいるが、ちゃんと聴きなさい!という自戒も込めて。 そう、いつもいつも(反省も含めて)言っているが、たくさんCDを買うこと、所有すること、集めることと、感動は比例しない。ワタシは「音楽愛好家」であって「CD収集家」ではないのですから。
Beethoven 交響曲第3/7/8/9番(マズア/ゲヴァントハウス管弦楽団)〜3枚分。つまり300円。世評など関係なく、100円なら自らの耳でその音楽を確認できる。 Mozart ピアノ協奏曲第21/24番〜ハワード・シェリー(ピアノと指揮)/シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア TRILUDAN PRCD-1289 Carlton原盤でしょう。たしか1980年代の録音。 以下、全部Tchaikovsky バレエ音楽「白鳥の湖」 作品20(抜粋) フェドセーエフ/モスクワ放送交響楽団 TRILUDAN PRCD-1366 メロディアですか? 1985年録音。 バレエ音楽「眠れる森の美女」「くるみ割人形」(抜粋) フェドセーエフ/モスクワ放送交響楽団 TRILUDAN PRCD-1367 これもメロディア? 1990/1986年録音。
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35/憂鬱なセレナード 作品26 スタッドレル(v)/フェドセーエフ/モスクワ放送交響楽団 交響曲第6番ロ短調「悲愴」 作品74 フェドセーエフ/モスクワ放送交響楽団 TRILUDAN PRCD-1368 メロディア? 1991年録音。 交響曲第5番ホ短調 作品64/イタリア奇想曲 作品45 ロジェストヴェンスキー/ロンドン交響楽団 これはIMPか。 1987年録音 TRILUDAN PRCD-1369 ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23/アンダンテ・カンタービレ リル(p)/ジャッド/ロンドン交響楽団 1987年録音 TRILUDAN PRCD-1370 計1,000円。ふだん聴かないものもちゃんと聴け、という天の配慮でしょうか。交響曲も第4番だったら、小澤、バルビローリと、今年はじめに集中的に聴いていたけれど、第5/6番はご無沙汰で・・・・状態。はい、真面目にお付き合いしましょう。 これが6月ね。だいたい週末には必ずBOOK・OFF岡山今店をを覗くようにしていて、もう3年以上の(深い)付き合いであることは、何度もこのサイトに書きました。ふつう出物(250円)は全然まともになかったり、あっても一・二枚(でも、ちゃんとある!)というところ。でもね、年に数回〜3/4月(引越しか)、お盆、年末/正月(大掃除?)には「必ず有!」〜経験上よう熟知している。(でも、2003年8月に博多駅前BOOK・OFFに行ったけど、高過ぎ!)
最近は新譜(当然輸入物)を購入する機会が減ったので、中古屋Groovin'(ワタシの縄張りでは岡山と広島に有)で@500以下を目処に購入しております。そうだな、4ヶ月で計30枚くらいは買っているかも。残念ながらちょっとここの相場は(ワタシの感覚では少々)高い。でも、品揃えの面白さは抜群です。ずいぶんと珍しいものも手に入れました。 全部じゃないが、記憶にあるもののみ少々コメントを〜 Mahler 交響曲第10番「アダージョ」+「煉獄」、Walton 「パルティータ」、Stravinsky 組曲「火の鳥」〜セル/クリーヴランド管 SONY BRCR 2553 580円 セルを聴くときにはいつも襟を糺すこととなる。背筋も伸びる。SONY系の廉価盤も増えてきたとはいえ、由緒正しいCDの中古は狙い目。 Elgar 「エニグマ」変奏曲、威風堂々全5曲 〜ノーマン・デル・マー/ロイヤル・フィル DG 429 713-2 580円(?) Beethoven 交響曲の校訂で知られるジョナサンのお父さん。ホフナング音楽祭で有名な長老だけれど、録音が少なく、この録音は彼の神髄を知らせる数少ないもの。これほどアツいドキドキものの「威風堂々」は他に絶対ない!・・・はず。 Ravel ピアノ名曲集 モニク・アース ERATO WPCS-21081 380円 この人のフランス音楽はフツウ過ぎるとか、面白みがない、なんて言う人がいるけど、そうでしょうか?自然体で、オーソドックスで、なんか原点に返ったような気持ちになる。ちなみに、同じシリーズでDebussyの室内楽(ランパル、ラスキーヌなど)を集めたものも拾いものでしたね。 Bach イギリス組曲第2/3番 ポゴレリチ(p)1985年録音 DG F35G 20076 380円 番号から想像付くと思うけど、かつて国内盤で3500円定価のもの。演奏は怜悧で、淡々とした知的な興奮が押し寄せる。これほどの演奏がどうして話題にならないの? Nielsen 交響曲全集 オーレ・シュミット/ロンドン交響楽団 1974年録音 3枚組 1480円 いや、まったく凄い。非常に高名な名演奏であり、そういうのはどうしても縁遠くなってしまうが、こうして聴いてみると、作品に対する考えが変わります。この自信に満ちあふれた金管の叫び、打楽器の爆発はなに? ・・・・ああ、終わらない!と、いうことで続編はあらためて書きます。(2003年8月13日)
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