■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
さて、これより年越し北海道へ。セントレアへは初訪問となります。昨夜帰宅後、冷蔵庫在庫にて食事も安易に済ませ、テレビ番組も見たいものはなし、ブルーレイディスクに保存した「ダイオウイカ」のドキュメントに再び感激しておりました。洗濯、今朝のウォーキングも日常となんら変わらぬ・・・半年ぶりに杁ヶ池公園一周したら、思い出したことがひとつ。当時膝が悪化して、マンション一周の(ちょろ)ウォーキングに変えたんだっけ。昨夜、母親からの弾んだ声を聞いて、ああ、待っていてくれんるんだな、ちょっと正月気分盛り上がってきました。
ケジメですから。いまでも新しいものを買ったり、ご馳走を食べたり、という習慣は世間的に生きているのだろうな。ワタシは年柄年中、”正月気分”でっせ。さて準備するか、服装、とくに靴には悩みます。
今朝、胃腸の不快を感じていったん起きだしました。(無事快復済)Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番ニ短調〜エミール・ギレリス(p)/キリル・コンドラシン/ソヴィエット国立交響楽団(1949年)・・・たしか記憶では岡山時代、大阪に遊びに行ったついでに@300入手したもの、2006年かな?濃厚甘美な第2番ハ短調に比べ、更に技巧前面、旋律の魅力は少々落ちるかも、と考えておりました。全40分バリバリ弾き進むピアノ。最近拝聴機会は増え、その魅力に徐々に目覚めつつある今日この頃、ギレリスの強靭かつキレのよい圧巻の表現に打たれました。想像通りあまりよろしからぬ太古ソヴィエット録音(意外とマシ)、悪条件乗り越え、コンドラシンとの息もぴたり!楷書、強靭なる表現に細部曖昧さはない。1955年クリュイタンスとの録音より、こちらのほうに共感あります。
さて、バス時間迫ってまいりました。札幌のホテルにて更新可能か、備え付けパソコン状況はわかりません。更新セットを入れたUSBは持参いたしましょう。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
昨日夕方に続き、これより休日出勤連続。せっかくの年末休みが・・・みたいな嘆息は意外となくて、ま、新聞沙汰の事故対応だから、ということに非ず(なんせヴェテラン、幾度も経験済)気分的には日常延長に(よろしからぬ)ドラマが加わった、という程度。落ち着いて取引先対応しております。昨日移動中、業務用Wifi+ドスパラ・タブレット大活躍やったな、メールが全部見られるので。実質年末ラスト、自宅でのゆったりとした休みは一日消えたけれど、昨日一昨日、博多の街をたっぷり堪能したし、明日から札幌(親父のご尊顔を拝しに)、どーせ一人だし。根菜中心の(カンタン)弁当作りました。
早朝自然覚醒して、冷え込む空気の中、いつもの(ちょろ)ウォーキング+ストレッチ済。昨日雪模様に膝が冷えても、幸い痛みは出ておりません。早く出ても鍵は開いていないので、定時出勤開始ギリギリ迄たっぷり音楽拝聴いたしましょう。CDオークションは昨夜、大物落札され本日昼休み送付してきましょう。
博多iPodたっぷり音楽拝聴。11月東京出張以来収納データの更新なし、同じものの再聴となります。、Liszt ピアノ協奏曲第2番イ長調/Schubert 交響曲第9番ハ長調〜アレクサンダー・ギブソン/ダゲナム音楽祭管弦楽団(Dagenheim Festival Orchestra)/レナード・ペナリオ(p)・・・Dagenheim Festivalって、ネットを探しても不明なロンドン周辺の音楽祭?(音源出典はここ RP 064 )たまたま、前回拝聴の残、そのまま継続して聴いたもの。所謂オーディオ的優秀録音とは違うけれど、会場ノイズも含めリアルな臨場感たっぷり。ペナリオの技巧は明るく流麗であり、オーケストラは技量に優れ(フツウの)素直なサウンドに表現はオーソドックス、テンポ中庸+ライヴの熱気有。
Mahler 交響曲第5番 嬰ハ短調〜ガリー・ベルティーニ/ケルン放送交響楽団(1990年)・・・2年半前に拝聴記録有。
激情熱狂系に非ず、明晰、緻密、洗練され、響きは明るく神経質ではない。テンポの揺れも恣意的ではない、自然さに溢れます。どんな旋律も安易に扱わない集中力有、技術的に優れ、迫力たっぷり朗々と鳴り切っておりました。
なるほど。端正なるテンションの高さ、というべきか。第4楽章「アダージエット」にエッチな風情は望めぬけれど、全体としてどのパートも文句なし美しい歌に溢れ、細部描き込み、しかし恣意的な揺れ、怪しさに非ず(それも悪くないけれど)。ちょっと息苦しいほどの豪華明朗なる集中力は、ひとつの完成形でしょう。時代はバブルやったな。
Stravinsky バレエ音楽「春の祭典」/「ペトルーシュカ」(1911年版)〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団(1957年)・・・お気に入りStravinskyは自演全集含め、数多く収集拝聴し、処分もほとんどしておりません。2009年1月8枚組3,800円贅沢入手、彼は同時代の証言者の一人ですから。つい先日、ヨエル・レヴィ/フランダース放送管弦楽団の「火の鳥」拝聴して、録音とアンサンブル、サウンド・リズムの洗練に驚いたものです。古典派の作品ともかく、近現代管弦楽の精華みたいな作品は、21世紀の技術深化の影響甚大でしょう。おそらくは1968年ピエール・ブーレーズの「春の祭典」以降、アンセルメの演奏は標準から遠方に・・・1980年代、往年の大御所評論家は「色彩的であり、アンサンブルはしっかりとしている」とのコメント〜信じられない!色彩ともかく、縦の線バラバラ、リズムは崩壊し、各パートはあちこち弾けていない、薄く散漫な響き・・・それを前提に、なんとも味わい演奏を堪能いたしました。音質もずいぶんと草臥れました。
もう処分してもよいのかな?往年の演奏スタイルを愉しむのなら、更に前のモノラル録音も棚中にありますし。
さて、ぼちぼち出掛けましょう。明日、朝一番にてセントレアへ。ちゃんと飛行機は飛んで下さるのか。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
人生いろいろ。
昨日ゆったり、ぼんやり午前中職場にて時間つぶし、昼から(女房殿切符忘れてバス一台乗り遅れる事件有)、博多にて旧友としこたま美味いモン喰って呑んで、ホテルも素晴らしい(もちろん温泉風大浴場付)。今朝午前中、雪中太宰府天満宮公式参拝(取材なし)〜十数年前居住していた辺りを散策して博多駅迄到着。やはり、ご当地は強烈に食材が豊富、そして安い。混み合う新幹線にて駅到着、即、もう空気というか、肌合いがぴたり!フィットしていつもと違うんです。
好っきやなぁ、博多。名古屋も悪くないし、最近えっこうエエもん喰うてるけど、やはり博多の比じゃない・・・って、ごめんなさい!交通費他、近来稀にみる贅沢大散財しました。老後はここやな、博多ラーメン2回も喰っちまったぜ。
ホテルの共用パソコンは立派だったけれどネットワーク設定の関係?FTPを受け付けませんでした。デジカメ、太宰府天満宮途中で電池切れました。不覚。帰り、女房殿大阪にて下車、京都通過した辺り、業務用ケータイに緊急クライシス警報有、そのまま職場へ直行、明日も出勤となりました。最悪っす・・・どーせ一人だし、ろくなテレビ番組もなし。ド残業+連続休日出勤也。
道中音楽の件は、明日。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
昨日実質上2013年職場業務終了、自分は本日半日出勤(昼から博多に遊びに行きます)、気分的には既にお休み。早朝覚醒して、ネットダウンロードした音源保存DVD確認したり、自主CD作成したり、ふたたびちょっと眠なくって30分ほど布団に戻ってうとうと・・・6時にはいつものウォーキングへ。気温0度C、昨朝ぬかるんでいた公園鉄棒辺り、地面は固く凍っておりました。予報では昼から雪、日本海側は豪雪予想。朝日新聞熟読して考えたこといくつか・・・沖縄知事の県内基地容認の反響〜事実現実として、じゃ米軍基地どこに?という問題はあるけれど、やはり地元民は裏切られた印象は強いのでしょう。首相の靖国参拝について、米欧露のコメントがあって、隣国の外交は極めて厳しい状況に自ら追い込んだという論調でした。産経新聞辺り読んでみたいですね、もしかして”安倍ちゃん、ようやった!”みたいなことになっているかも。日本人は良くも悪くもバランス感覚抜群だから、そろそろ一人勝ち自民党にお灸を据えなくっちゃ、みたいなことにならんでしょうか。受け皿がないか、いまのところ。
昨夜、(滅多に見ない時代劇)「剣客商売」拝見。秋山小兵衛は北大路欣也、原作から鑑みてエエ男すぎ、体格も立派過ぎ。しかし重厚な演技や殺陣はお見事なんだな。おはるはブス・メイクの貫地谷しほりが可愛らしい〜けど、これももっと体格の良い大女、つまり蚤の夫婦イメージから大きく外れております。ま、こんなゆったりとした時代劇も年末に相応しい。斎藤工の大二郎、佐々木三冬の杏はイメージにぴたり!融通の効かぬ硬派・堅物ぶりは似合っておりますね。
Borodin 弦楽四重奏曲第1番イ長調/第2番ニ長調〜ハイドン弦楽四重奏団(ハンガリー/1993年)・・・第2番ばかり(とくに「夜想曲」)有名、第1番は意外と録音は少なく初耳でした。Borodinは甘美かつローカルなワン・パターン旋律が魅力、第1番イ長調は4楽章36分に及んで、その魅力は著名なる第2番ニ長調(30分ほど)に負けぬもの。やや甘さ控えめ、端正な旋律は平明わかりやすい。1993年といえばNAXOS比較的初期の録音、CDは入手可能、amazonのレビューが興味深いですね。多種多様な音源との比較可能な第2番は、いかにも淡々として個性表現としては素直、おとなしいかも。ワタシは作品をしっかり堪能できて満足、”Borodin QuartetのCD(EMI)あたりと比較すると「えっ?これ同じ曲なの?」と感じられる”というコメントには一理あるでしょう。
しかし、音楽の聴き方、愉しみ方としては少々ナニかな?各々、個性を堪能すればよろしいかと。では、行ってきます。博多ホテルのパソコン設備不明なので、更新できるのかわかりません。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
夜半の雨は上がって、濡れた道をウォーキング済、体感寒くはないがネット情報によると5度C、明日はもっと冷えるともこと。月初、結石にて苦しんだ以外は風邪もひかず、ウォーキング継続できたことを喜びましょう。本日、実際上年内職場はラスト。自分は明日、鍵開けセキュリティ当番〜昼から博多へ。昨日の商談やら、他取引先の遣り取り(ケータイに追っかけられたのも久々)、明らかに”お仕事上り調子”、しかしねぇ、達成感のない2013年やなぁ。人生こんなもんでっせ、いつもいつも刺激に充ちた心躍るようなことは連続するはずもなし。ほんま”変化と雌伏の日々”、環境と状況の変化に、どうやって自分なり折り合いをつけるか、新しい道をみつけるか、ということでっせ。服に身体を合わせる、ということ。
テレビにて映画「麒麟の翼」拝見。サイト内検索すると2012年1月封切り上映に行っておりますね。十重二十重、複雑に組み立てられた深遠シリアスなストーリーに感銘深いもの。首相の靖国参拝は、隣国を配慮して云々、とか、安倍ちゃん増長しているんじゃないか、的論議じゃなくて、もっと国民的な本質論議が必要なのでしょう。故人を大切にする日本人の美徳と、侵略戦争賛美が綯い交ぜになって混迷を深めていると思います。「百度」(バイドゥ)日本語変換の情報送信問題、これはちょっと不快。女房殿のノートから早速(別モンに)入れ替えました。自分の「ドスパラ・タブレット」用Shimejiは、他のアンドロイド用IMEを入れるのにGooglePlay導入が必要(以前入れたけれど、OSのアップデート?だっけ、その時全部設定消えた)、手順をネットで眺めつつ途中断念。ESファイルエクスプローラーを最新アップデートしたら、説明通りの設定が出てきません。仕切り直し。
昨日、ちょっぴり言及してじつは途中であったMahler 交響曲第1番ニ長調〜オトマール・スウィトナー/シュターツカペレ・ドレスデン(1962年)・・・フィル・アップのR.Strauss メタモルフォーゼン(1966年)も含め、ぜんぶ、ちゃんと拝聴。華々しい、輝かしい迫力、爆発、絶叫に非ず、こういった柔らかいしみじみ木目の質感サウンドに心奪われます。じつはアダム・フィッシャーの新しいMozart を聴いて、もうスウィトナーの演奏は処分してよいかも〜不遜な考えちらり、ボックスを開けたら一枚目に出現したCDでした。こどもの頃、初めて出会った”青春の胸の痛み”みたいものを淡く、思い出させる優しい響き。エキセントリックな表現皆無、旧懐ばかり半世紀前の音源を聴いても仕方ないじゃないか、とは思いつつ、この魅力には抗しがたいもの有。
今朝、Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜レオポルド・ストコフスキー/ロンドン交響楽団(1974年)・・・未聴?念のため確認したら、今年2013年6月ちゃんと聴いておりますね。
”92歳・・・音楽は溌剌として老いの影は微塵も見えない・・・プレヴィン時代のロンドン響でしょ?輝かしい響き、意外とオーソドックスな表現”
なるほど。その通り。朝一番より、一気呵成に全曲堪能いたしました。前回は音質の不自然さに言及有、今回はさほどに気にならず。
ほかSchubert の「岩の上の羊飼い」、Mozart の交響曲など・・・本日、一年を(実質上)美しく締めくくりたい。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
最低気温3度、寒いですね。1-3月も気温低いとのこと。本日昼から取引先へ、年内ラストの外出。いよいよ年明けよりヴェテラン・パートさん引退迫って、その詳細作業マニュアル作り上げを狙わなくては。基本作業(これはほぼ理解)+本来我ら営業がなすべきこと、または改善すべきこと、やらんでよろしい手順の合理化(既に、試しに引き継いだ小さな2件、あっという間に手抜き脚抜き大幅合理化完了)でも考えましょう。明日明後日は超ヒマ(後述;そうでもなかった)、というか、いや増すやる気のなさ、状態へ。
昨夜、小田和正の恒例「クリスマスの約束」半分拝見(深夜故、残りはビデオ録音済)。よしだたくろうは病も癒え、顔色もよろしかったけれど、やはり年齢を感じさせました。ほとんど歌(詩)は知っているという我ら「たくろう世代」、中年世代聴衆もいっしょに歌っていて、皆顔をやや上気させておりましたね。ミスチル桜井和寿の「365日」って、壮大なるスケールを誇る名曲!これも女性が涙を浮かべつつ、口ずさんでいる姿が感動的。
今朝、CDオークション出品、ずっと売れ残りが不思議だった某ボックスものついに落札される!再出品3度目?2ヶ月に渡って粘った甲斐がありました。入手10年、幾度聴いて世評ほど好きになれなかった・・・音楽は嗜好品だから、これを求める人はいるでしょう、そう信じておりました。ちょっぴり在庫整理な達成感有。
Handel オラトリオ「メサイヤ」HWV 56〜ジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団/シェフィールド・フィルハーモニック合唱団/エリザベス・ハーウッド(s)/マジョリー・トーマス(cont)/ジェラルド・イングリッシュ(t)/キム・ボルグ(b)(1964年マンチェスター・ライヴ)拝聴中・・・今朝のうちに聴了できるでしょう。版のことはさっぱり理解できず(以前はしっかり調べておりました)、少なくともグーセンス版みたいなきんきらきんド派手なものに非ず。シェフィールド・フィルハーモニック合唱団は充実して、あくまで声楽主体、弦を中心とした響き(ちょっとオフ・マイクな音質印象も有)は清潔、メリハリと緊張感に溢れるアンサンブルであります。最近の古楽器系、ヴィヴラート少ない透明な合唱とは異なるけれど、こんな祝祭的雰囲気溢れた明るい作品にはふさわしく感じました。
ゆったりとした朗唱部分でのバルビローリ節はしっとり健在、ライヴならではのアツい高揚もみごと。後半に向かうほど例の粘着質表現強まるようでした。ハレ管も充実しておりますね。音質問題故日常聴きすべき音源に非ず。それなり自然な、会場雰囲気感じ取ることは可能です。
昨夜久々の拝聴はMahler 交響曲第1番ニ長調〜オトマール・スウィトナー/シュターツカペレ・ドレスデン(1962年)・・・入手10年のボックスもの、作品そのものを聴く気が減っておりました。音質やや曇りがちだけど、なんせオーケストラのマイルドな深いサウンドは桁違いの魅力。スウィトナーの表現は”詠嘆に揺れる”みたいな方向とは異なって、作品旋律を無理なく歌うもの。ちょっと痺れました。写真は現役盤(0032532BC)。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
エエ感じの仕事量=なんとかクリア可能なトラブル処理、あともう少々工夫すれば先が見える日常業務など。寒さ募る年末、朝のウォーキング+ストレッチは継続して、体調もそう悪くありません。本日昼休み、8年選手の辣腕スタッフ社員産休にて休職お別れ(壮行)会有。職場の庶務伝票営業バックヤード関係一手に引き受けていたけれど、結婚10年目ようやくこどもができて人生が変わった、とのこと。お仕事中断は残念、しかしこれはこれで少々嬉しいできごとなのでしょう。どんどん職場メンバーチェンジが進みます。
昨日言及のユジャ・ワン(p)の件、偶然彼女に言及しているサイトを拝見、カネと契約のためいやいや大嫌いな日本に来て演奏しているのではないか、との言及に辟易。13億中国人民がすべて”反日”に凝り固まった一枚岩のハズないじゃないの。日本側も一部、”嫌中”、”嫌韓”〜相手がそうならこちらも、的、安易な反応は不快ですね。韓流ブームが冷却しつつあるのは、隣国関係問題もあるけれど、ありがちな芸能流行り廃れ+円安問題でしょう。中華料理店が急激に客足減った、という話題も聞きません。もっとクールに、実態を見据えて落ち着きたいもの。
ましてや若い世代の女性になんの責任があるのか。音楽は音楽として虚心に聴いてあげぬと。
年末なので少々贅沢拝聴。Mozart 交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」/交響曲第39番 変ホ長調K.543〜アダム・フィッシャー/デンマーク・ナショナル室内管弦楽団(2012年)・・・ぴかぴかの新録音全集也。Danish National Chamber Orchestraって、国立室内管の訳でOKですか?DR放送交響楽団(デンマーク放送交響楽団 or デンマーク国立交響楽団)のメンバー?なかなか溌剌、みごとなアンサンブルを聴かせて下さいます。演奏は21世紀古楽器演奏の成果を受けた表現。現代楽器使用、ヴィヴィヴィッドに躍動する快速、ノリノリなテンポ、叩きつけるような激しいリズム(ティンパニ大活躍)、ヴィヴラート少なめ、スッキリさっぱりとした旋律処理〜アーノンクールを初めて聴いた驚きを思い出しました。こちら、ずっと素直、こんな表現方向はすっかり板についてエキセントリックと感じません。ウキウキするような楽しい演奏です。
カール・ベームとかブルーノ・ワルター、昔馴染んだ演奏から、ずいぶん遠くにたどり着いた感慨有。
今朝よりネットより拝借した放送音源?Handel オラトリオ「メサイヤ」HWV 56〜ジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団/シェフィールド・フィルハーモニック合唱団/エリザベス・ハーウッド(s)/マジョリー・トーマス(cont)/ジェラルド・イングリッシュ(t)/キム・ボルグ(b)(1964年マンチェスター・ライヴ)拝聴開始・・・こういった音源は音質がキモ、わりと素直なモノラル録音は鑑賞に差し支えない程度。英国の代表的に指揮者に「メサイヤ」の録音がないことを不思議に思っておりました。(ここで時間切れ)
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
さて2013年ラストお仕事週は火曜開始の「クリスマス・イヴ」(オジサンには関係ない世界)、土曜に鍵開けセキュリティ解除当番に当たって(いちおう)出勤となります。昼で帰っちゃうけどね。体調なんとか維持。お仕事上の小さなトラブルは継続しているけど、さて、大きなのが出るのか?メールもケータイもチェックしておりません。連休三日目はとにかく寒くて、出掛ける意欲もなく、辛くも夕方ご近所ショッピングセンターの回転寿司+お買い物に外出したのみ。年末のテレビも興味あるものは少なくて(せいぜい”実録!警察なんとか”、くらいか)録り貯めたビデオいくつか(コタツにこもって)眺めておりました。
CDオークション出品は久々、いくつか入札有。大物ともかく、安くしている一枚物がもっと動いて下さること期待しましょう。北側のパソコン・オーディオ(を配置している)部屋の寒さは厳しくて、ホットカーペット+ハロゲンヒーター使っても一時間位が限界、音楽鑑賞にはなかなか厳しい環境です。サッシの交換を待っているところ(冷たい空気が入ってくる)+ネット上の表示によると前任大阪より最低気温▲3度Cほど、やはり寒いのですね。
若手の録音を聴く機会有。Stravinsky 「ペトルーシュカ」からの3楽章/D.Scarlatti ソナタ ニ長調 K.380/ヘ短調 K.466/Brahms パガニーニの主題による変奏曲 作品35/Ravel ラ・ヴァルス〜ユジャ・ワン(p)(2010年)・・・1987年北京生まれ。若く美しくスタイルもテクニックも抜群。スタインウエイの切れ味たっぷりな音色、いかにも難曲続きの作品、細部鮮やかに、強靭に、キラキラと弾きこなすのは当たり前。ウキウキ華やかな雰囲気は、才能をたっぷり期待させるもの。”難曲をいともたやすく、さらさらと〜”に非ず、”難曲はいかにもい難曲らしく”しっかり描き込んで、ニュアンスに不足はない。響きは濁らず、音色は美しい。「ペトルーシュカ」の鮮烈さはポリーニ(1971年)以来?の感銘有。途中にScarlattiを挟んで、シンプル落ち着いた旋律表現にも不足はないことを証明しております。「パガニーニ変奏曲」の繊細な表現に文句なし、「ラ・ヴァルス」は怪しい雰囲気にあふれても、往年の名手による粋なテイスト表現はムリでしょう。
昨夜、今朝、二度拝聴して痺れました。こんな若い才能を消耗させぬことを祈ります。ミハエラ・ウルスレエサは早逝したけれど、ユリアンナ・アヴデーエワなど、楽しみな若手が出てきたものです。指揮者と異なって、各々の個性が発揮しやすいのかも。
では、行ってきます。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
三連休はほんまに休んだ、といった手応えたっぷり。前年迄はお仕事消化に前後四苦八苦したものだけれど、現状のお仕事質量ならそんな労苦もあり得ません。連日寒いけれど意外と日差しも暖かかく、昨日当初狙い通り「大型浴場施設」(温泉風)へ〜往路、徒歩(散歩、ウォーキング?)約30分、復路コミュニティバスの運行時間を測って(なんせ2時間に一本)マンション前迄戻ってまいりました。こりゃエエ感じやな。転居前は徒歩十数分、毎週末連日”やや大型銭湯”に通うのが愉しみでした。元旦朝から通ったっけ。そういえば帰りによく”餃子の王将”(料理人やまちゃんの腕がよろしかった)に寄りました。社長謎の射殺事件、なんやテレビ・ドラマみたい。追悼餃子のお客にて店は賑わっているらしい。ご近所”王将”はなぜか美味しくないので、もう半年行っておりません。
CDオークション出品に追加しておいたけれど、もう坊主状態常態化して、期待しておりません。限界かな?物事には流行り廃れ、盛者必衰の理(ことわり)あって、いつの間にかステージから消えていくのだな。400年超えて現役!Bach の音楽というのはほんまに凄い。数百年を経、生き残ってきた、ということですよね。
今朝から(ネットのフリー音源より)Bach 平均律クラヴィア曲集第2巻より数曲BWV888-893〜クリス・ブリーマー(p)(born in 1952 in Rotterdamとのこと)他・・・拝聴しております。”無料音源”というだけで嬉しく、とにかく自主CDを量産したのも数年前、考えてみればリヒテルやらグールドやら聴き応えたっぷりなCDは棚中に有、やがて不遜にも廃棄したり、オークション処分CDに勝手に封入したり〜これは偶然残ったもの、というか、フィル・アップ音源が貴重だったので保存したものでしょう。淡々とした日常風演奏であり、音質も悪くない。(このサイトは音質ばらつき有)最初の音が鳴り出したら、もうその魅力の虜、偉大なる音楽に魅せられるばかり。
Bach 管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068〜ニコラス・クラーマー/ヴィンタートゥーア・コレギウム・ムジクム(1995年)・・・ムジークコレギウム・ヴィンタートゥーアと呼ぶのが正しいのか。昔懐かしいウィンタートゥール交響楽団のことらしい。少々探しにくいけれど、じつは未だに良質なる音源無料入手可能。この人(1945-英国)は永世客演指揮者、このオーケストラのバロック関係を一手に引き受けている?風音源目白押し。もちろん現代楽器、しかし現代の古楽器研究の成果を受けた軽妙かつ切れ味あるリズム、たっぷり聴かせて下さいます。序曲におけるティンパニの三連符、第2楽章「アリア」の低弦はピツィカートになっていないとか、往年のすごく立派な、構えの大きな表現から一線を画して絶妙であります。
Beethoven ロマンス 第2番ヘ長調〜ウィリー・ツィンマーマン(v)/ヤーノシュ・フュルスト/ヴィンタートゥーア・コレギウム・ムジクム(1994年)・・・フュルストはハンガリー出身のヴェテラン(1935-2007)、Willi Zimmermannはコンマスとのこと。知名度からは信じられぬほど整ったアンサンブルと美しい弦がウリのオーケストラであります。歴代ウェルザー・メスト、ハイリヒ・シフなど著名な指揮者がシェフを歴任、現在はダグラス・ボイドである由。
他、(最近こればっか!)Franck ピアノ五重奏曲ニ短調 作品45〜ヤッシャ・ハイフェッツ(v)(1961年)など・・・ちょっと疲れたので休止。
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Franck ピアノ五重奏曲ニ短調 作品45〜ヤッシャ・ハイフェッツ(v)/レナード・ベナリオ(p)/イスラエル・ベイカー(v)/ウィリアム・プリムローズ(va)/グレゴール・ピアティゴルスキー(vc)(1961年)・・・やれワン・パターン、ほんまは上手くない、アンサンブルは彼のヴァイオリンひとり目立っちまう、あの音色を美しいとは思えぬ〜いろいろ声は聞くけれど、ワタシは彼の支持派です。以前からお気に入りだったけれど、半年ほど前、Mozart のヴァイオリン協奏曲のCDを幾つか、処分する時に棚中在庫聴き比べたら、彼のがダントツでリズム感がノリノリ、ヴィヴィッド。
これは作品が作品故、さらさら、淡々と表現されても効果的とは思えぬし、ペナリオは名手に間違いはないけれど、仏蘭西ものよりRachmaninov 、Prokofiev、BartokやGershwinなどに適正あったと伺っております。各々名手達も憂愁官能の海に沈む・・・といった風情とは個性は異なるでしょう。しかし、こういった明晰、明るい表現はかえって作品個性を浮き立たせて、意外と効果的と感じました。ま、彼ばかり目立つ、というのはいつも通り。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
昨夜、帰宅途中入手(安い)赤ワインなど喫しつつ、チーズ・フォンデュなど。主に根菜類を少量の水、ざるに入れて圧力鍋にて加熱、なかなか美味でした。今朝も早朝自然覚醒、ウォーキング後、昨日のBach カンタータ反省を受け、現在別演奏(ペーター・ヤン・リューシンク盤)を拝聴中。未だ一枚全部聴き終わらぬ(一部繰り返し拝聴も有)ため、コメント後ほど。
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寒いですね。最高気温が10度に届かないそう。好天です。ほんまは徒歩弐拾数分、大型温泉風浴場に行きたいけれど、帰りに風邪ひきそう。行きは歩いても良いから、帰りはバス時間狙ってなんとか検討したいところ。
Bach カンタータ「キリストは死の縄目につき給えり」BWV4/「平和、汝とともにあれ」 BWV158/「主よ、深き淵よりわれは汝を呼ぶ」BWV131/「目覚めよ、祈れ、祈れ、目覚めよ」BWV70〜ピーター・ヤン・リューシンク/オランダ・バッハ・コレギウム/オランダ少年合唱団/ルース・ホルトン(s)/シツェ・ブヴァルダ(ct)/ニコ・ファン・デル・メール(t)/バス・ラムゼラール(b)(2000年)・・・BRILLIANTがBach 全集を出すに当たり、アーノンクール/レオンハルト全集音源借用を断られて、一気に自前録音した旨、そんな記事を拝見した記憶有。つまり急ごしらえだった、ということですね。少年合唱団特有の不安定さ、声楽陣に少々クセもあって、古楽器技量も万全とは言いがたい・・・クソミソボロカス論評ネットにて幾度拝見致しました。
でもね。例えばHaydnの交響曲全集、Bach のカンタータ全集、市井場末のサラリーマンが棚中常備して、日常愉しむ、というのは夢だったんです。21世紀に入り、ちょっとお小遣い奮発すればCD入手できる!という感激さえ、わずか十年ほどで雲散霧消(パラダイムは変換!)した現在、音楽に対する謙虚な心構えを忘れぬようにしなければ。「キリストは死の縄目につき給えり」BWV4はBCJのほうがずっと完成度高く、こちら素朴さ粗さが目立つ演奏でしょう。合唱の透明な集中力、古楽器アンサンブルの技量、リズムの緊張感、そんな不満言い出せばキリはない。録音の良さ、旋律サウンドの美しさ、古楽器の古雅な味わい深い響き、バスとソプラノの掛け合い(「平和、汝とともにあれ」 BWV158〜Welt, ade, ich bin dein mude)は、オルガンとヴァイオリンの優しい伴奏に支えられ、こんな素敵な安寧世界があるのか!といった発見有。声楽陣ではバス・ラムゼラールが安定していると感じました。「主よ、深き淵よりわれは汝を呼ぶ」BWV131第2曲「So du willst, Herr, Sunde zurechnen」も同様、こちらオーボエのオブリガートが味わい深い。
数々、胸を打つ瞬間は連続いたしました。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
いつも朝は早いけれど、休日はいつにも増して早朝自然覚醒〜はこどもの頃からの性癖です。気分的なもの?体調も悪くない証拠でしょう。寒く暗い中、ちゃんとウォーキング実施。小雨模様、加湿器を入れ、部屋干し洗濯もの、それでも鼻水症状の所以はなんでしょう。昨日、オークションにて入手、メモリースティック函館より無事到着、じつは落札直後に大失敗自覚していて”容量8mb*2枚”〜道理で競合なかったワケやね。昔懐かしいFDが1.44mb、その5枚分ほど?今時使い物にならぬ代物、落札時にちゃんと確認しなかった自分の責任也。女房殿の10年もの熟成ガラケーには相性もピタリ、スロットに収まって認識いたしました。ま、メンドーやけど写真数枚ずつコピー/移動したらいいじゃん、と考えていたら・・・
”全部入った”と女房殿の報告有。そうか、太古機種故カメラの画素数が小さいのだな。(眠っていたマルチカード・リーダー大活躍)パソコンにて確認すると種々サイズがあって、おそらくは撮影時の設定があるのでしょう(意識しないで使っている)。本年生まれた甥のところの赤ちゃん(大阪婆さんにとっては曾孫)の豊かな表情はSDカードにコピーされ、婆さんにプレゼントするディジタル・フォトフレームに収納されました。めでたい。当初の狙いクリア、達成感有。落札したメモリースティックはムダにならんかった!これで”スマホへの道”第一歩開始へ。
行方不明になった大阪婆さんの年賀状(印刷依頼)、名簿のみ再到着、無事裏表印刷完了。部数は少ないからね。当初いろいろあったプリンターHP B110a、北海道爺さんの大量年賀状+我が家の年賀状に続いて、未だ(互換)インクは切れていない。けっこう日常使い(自主CDの情報印刷)しているのにね。一時、インク詰まりで悩んでいたのがウソのように快調です。悩みはここ一ヶ月、一番使用機会の多いノートパソコン(ACER Aspire AS5750/OS8.1)の無線LAN受信かなり不安定、印刷中断も発生、理由がわかりません。別部屋稼働の初代AspireRevo(7/32bit)は転居以来電波受信が弱くて難儀していたけれど、ここ最近順調です。これは内蔵受信部のドライバ更新の成果か。そうか、ノートでも実施してみるか。(どーも無線プリンターとの相性らしい/売り飛ばした前機種と類似の現象)
Bach クリスマス・オラトリオ BWV.248〜ジョン・エリオット・ガーディナー/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ/モンテヴェルディ合唱団(1987年)・・・後半第3夜〜最後迄拝聴。どれもお気に入りの作品旋律ばかり、第6部 「主顕節用」に至って、とくにトランペット大活躍!祝祭的雰囲気いや増して、ラストのコラール「今や汝らの神の報復はいみじくも遂げられたり」〜は「マタイ」にてお馴染み「おお、頭は血潮にまみれ」と同旋律。しかし胸を締め付ける悲劇に非ず、喜ばしくもウキウキ表情に姿を変えております。古楽器嗜好、溌剌としたリズム、声楽の充実に賞賛を惜しまぬのは前提として、ヴェリ・ベストとは言い切れぬ、どこかしら疎遠な印象をわずかに受ける・・・他の演奏を確認する精神的余裕は残っておりません。
Chopin チェロ・ソナタ ト短調 作品65(1968年)/Franck チェロ・ソナタ イ長調(ヴァイオリン・ソナタより編曲/1971年)〜ジャクリーヌ・デュ・プレ(vc)/ダニエル・バレンボイム(p)・・・BBCの放送音源を集めた2枚組が気に入って、17枚ボックスに買い替えたのが2010年3月25日(3,157円)との記録有。罰当たり音楽愛好家は半分聴いておりません。1971年(26歳)といえば病(多発性硬化症)の症状に気付いた辺り、デュ・プレの(とことん)よく歌う情熱的個性と、甘美な旋律が似合う演奏であります。当時夫君であったバレンボイムのニュアンスに充ちたピアノが(意外にも)印象的。Franck は作品的にオリジナルのほうがよろしい(こちら、少々重い)けれど、いずれ貴重な記録であります。後者は厳密に聴くと、少々細部技術に問題有?(先入観でしょう)SACD化されているから(写真はTOGE-12114)オリジナルはおそらく優秀録音、しかし、このボックス(聴いた範囲では)どれも音質イマイチ、そしてデザインが情けないなほど素っ気ない。安いのはありがたかったけれど。
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朝一番にて通院(血圧尿酸値対策)、薄ら寒い小雨に一番乗り、さっさと終わりました。せっかくの連休、引き籠もっていてもロクなことはない、前回半分のみ拝見した映画「劇場版Spec〜結(クローズ) 爻(コウ)ノ篇」に行ってまいりました。精神衛生上、ちゃんと街中に出掛けましょうといった趣旨。ネットにて予約、信州そば+天むすの昼食美味しくいただいて、混み合う映画館へ。結果的に、奇想天外な筋立てに親密な小ネタを仕込んだオモロさは、劇場版+二本立て大柄な作品に相応しい構想を膨らませ過ぎて、元々の”親密な小ネタ”効果消え失せました。残念。
ほんまの映画ファンというのは、出来の悪い、全編拝見した挙句、ため息が出るようなB級映画も(ちゃんと)堪能するらしい・・・こちら、思い出したように眺める程度の映画(B級水準)ファンですので。
自分の過去による”ため息が出るような”記録発見。10年ぶりに再拝聴したのは、Bach カンタータ「キリストは死の縄目につき給えりBWV4/「主よ、われ汝を求む」BWV150/「主はわれらを思う給う」BWV196〜鈴木雅明/バッハ・コレギウム・ジャパン/来栖由美子(s)/太刀川昭(ct)/片野耕喜(t)/ペーター・コーイ(b)(1995年神戸)・・・全集完成した彼らの最初の、一発目の録音也。ボーナス・トラック付きのカタログ的CDだったらしい(円高故個人輸入は安かった/処分済)。当時、庶民には手が出にくかったカンタータ全貌は、BRILLIANTよりリューシンク全集安く出て下さって”カンタータ事始め時代”でした。
技術的にもう完璧・・・録音もいい。
「楽しむ」〜愉悦感というか、弾むようなリズム〜が足りない
どうも、真面目すぎて(あたりまえか)窮屈さを感じさせて、ほんの少々違和感有
・・・なんという傲慢。自然な、作為のない音質。古楽器アンサンブル技術の洗練、合唱の充実ぶりにも(たっぷり)痺れましたよ。名曲やなぁ・・・上記コメントはウソっぱちでっせ。但し、一点納得したした言及有。
声楽陣の洗練さにやや難がある
これも傲慢極まりない(失礼な)言及恐縮、片野耕喜さんの言語処理に違和感少々・・・ごめんなさい!許して。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
やっと辿り着いた週末、昨日は職場大掃除有、その関係?くしゃみと鼻水連続、昼から運転外出商談時に少々難儀いたしました。相変わらず寒い日々続いて、今朝はウォーキング再開、風邪じゃないようです。ここ数ヶ月耳鳴り悪化して、”じ〜ん”ずっと虫が鳴いているような状態続いて、難聴症状なければ気にしないで乗り切るしかない。昨夜ドラマ「ドクターX」最終回。涼子さんカッコ良いですね。「リーガルハイ」最終回もビデオにて拝見、彼(か)のセリフ回し(ほとんどラップの世界)は超絶技巧でしょう。年末に向け、特番はほとんどオモロないから、厳選しましょう。真面目に音楽でも聴くか。
自分はどんな音楽傾向が好きなのか・・・Purcell(1659-1695) 三声のための12のソナタ Z790-801(1683年)〜ムジカ・アンフィオン/レミー・ボデ、山縣さゆり(v)/ライナー・ツィッペリング(ガンバ)/ピーター・ヤン・ベルダー(cem&or)(2007年)・・・久々に拝聴しながら、この辺りなんだろうな、そんな自覚いたしました。Vivaldiの作品1(12曲のトリオ・ソナタ)も大好き、これも同じ編成(三声のソナタ=トリオ・ソナタ)、もちろん作品個性はがらり異なってこちら、ずいぶん控えめにウェット、落ち着いて鳴り響くけれど、いずれ美しい和声の原点そのままみたいなわかりやすさ。嗜好のルーツをたどればBach の「音楽の捧げもの」に至るのでしょう。練り上げられた古楽器は鮮明な音質、豊かな空間、適度な残響を以って瑞々しく鳴り渡りました。
Brahms 交響曲第2番ニ長調〜オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管弦楽団(1956年)・・・1885年生まれはフルトヴェングラーより1歳上、長命を保って状態のよろしい音源を残して下さったことに感謝しましょう。3年ほど前中古@250入手の駅売海賊盤、盤面傷もひどいけど拝聴に支障なし、弦はやや刺激的、全体に埃っぽいけれど充分現役水準(ステレオ)です。いつも感じるのは、この人センスはモダーン、細部明晰クリアな響き、情念とか詠嘆を強調しない・・・のに、スケールは悠々と巨大な手応え有。優秀な柔軟性、清潔な響きを誇るフィルハーモニア管弦楽団との相性もよろしかったのでしょうか。Brahms といえばホルンとチェロの印象的な響き〜デニス・ブレインは存命でしたっけ?この時期。
では、行ってきます。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
冷たい雨にウォーキング断念。お仕事は先々を読めるようになりつつあり、取引先ご担当のクセや動きを見越して迅速な対応ができつつある・・・ま、たいしてオモロないことに変わりなし。世の中お仕事不如意な方も多いのに、んなこと言ったら罰当たりまっせ。職場内での(控えめな)存在価値もじょじょに出てきたかな、そんな自覚もあります。ハードなマネージャー職だった前年度から環境激変を(精神的に)受け止めるのに、少々時間が掛かったということでしょう。今年もあと少々、週末またまた3連休があって、このまま風邪などひかずに乗り切りたいもの。
CDオークションはまたまた坊主状態。いや、ほんまに売れまへんな。なんとか家庭内固定電話回線廃止、女房殿ガラケー→スマホ(できるだけ格安)変更研究の件。(まず固定電話完全廃止のため)NTTにメールしたらさすが!元・お役所体質「お電話にて直接問い合わせ下さい」との丁重なお返事をいただきました。昼休み電話にて質問、やはり光なんとか?という契約は2年になっていて違約金弐万円也、電話をやめてネット回線のみにする、といった選択肢もあるらしい。これだと2,100円の罰金くらい。Yahoo!BBのほうも電話のみストップというのは可能でしょう。そこまでやって更に一年ガマンして新たな接続を検討する、ということかな?ムリムリにスマホ導入も慌てる必要なし。ここ半年くらい、俄にいろいろな格安プラン出てきておりますし。
年末らしい音楽拝聴。Bach クリスマス・オラトリオ BWV.248〜ジョン・エリオット・ガーディナー/イングリッシュ・バロック・ソロイスツ/モンテヴェルディ合唱団/ナンシー・アージェンタ(s)/アンソニー・ロルフ・ジョンソン(t、福音史家)/アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(ms)/ハンス=ペーター・ブロホヴィッツ(t)/オラフ・ベーア(br)(1987年)・・・昨夜は前半分第1夜〜第3夜迄拝聴。すっきりクールな声楽に慣れると、旧態とした表情付けたっぷりなスタイルにもう耐えられません。古楽器演奏は弐拾余年を経、もっと技術的洗練はあるのかも知れぬが、ワタシにはなんの不満なし・・・でもね
1984年Bach 生誕300年直前のクリスマス、ワタシは入院しておりました。早朝FMから流れた「第3夜」(ハンス・マルティン・シュナイト/聖コレギウム・エメラム)に深く感銘し、あれ以上の経験は二度となし。生演奏経験の機会も得て、まずは名曲を虚心に拝聴するといた無垢な心を失いつつあります。オーベルフランク/ファイロニ室内管弦楽団盤、ラルフ・オットー/コンチェルト・ケルン盤、稚拙なコメント水準さておき、作品に対する愛は感じせたCDも既に棚中に存在しません。かつて「究極の一枚」「至高の名盤」論議が盛んだった時代、それはレコードCDが高価で、庶民にはそうそう何種も入手できるものではなかった時代の産物だったのでしょう。
やや速めとされるテンポは、既に自分にとっては標準設定。CD一枚分、美しく洗練されたサウンドを受け止めつつ、やや空虚な印象から抜けられなかったのは、聴き手責任と思われます。(写真は2013年新装デザイン。22枚ボックスはあまりにデザインがナニなので)
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
昨夜は栄辺り(名古屋ど真ん中らしい/地理関係理解できず)で忘年会は職場全員参加(パートさん含む)。さほどに高級食材に非ず(鶏肉中心)、それでも安モンかさ増しポテトフライなど出現せぬ、なかなか上品な味付けと工夫のある料理が美味しかったな。転居以来、”名古屋の味”に難癖付けてきたけれど、結局居住地辺り、若いファミリー向け、学生向け、車社会用外食チェーンばかり、もしくは、ややお洒落な主婦向けの店(+例の大きな喫茶店)しか存在し得ない、ということだけだったのでしょう。大都会だから、ちゃんと街中に出掛ければそれなり、味わうべき店は揃っておりました。逆にこちら静かな環境が価値なのでしょう。しかも、職住接近というか至近距離ですし。
年末に相応しいトラブルなど発生、クリアしたつもりが、ケータイに着信2件有、地下鉄移動中故気付きませんでした。今朝一番から、ちょっと怖い感じ。朝一番、いつものウォーキングは小雨決行、但し、ラスト公園鉄棒ストレッチは断念。睡眠不如意ながら、夢見は悪くない。昨日昼休み、現在契約中のNTT光回線とYahoo!BBの解約を調べてみたら、けっこうな解約金取られるんですね。いろいろ研究してみましょう。オークションはこれから最盛期!との情報、我が出品CDはピクリとも動きません。
昨夜は音楽拝聴せず、この間の振り返り。Boccherini(1743-1805) 嬉遊曲集 第1番イ長調 作品16-1G461/第4番 変ホ長調 作品16-4G464/第5番イ長調 作品16-5G465/第6番ハ長調 作品16-6G466〜エッカルト・ハウプト(f)/ミー・キュン・リー、 シルヴィア・ヴァルハ(v)/ディームト・ポッペン(va)/ ルードヴィヒ・クァント、 ゲッツ・トイチュ(vc)/ エスコ・ライネ(cb)(1992年)・・・Haydnは1732-1809だから、ほとんど同時代、このディヴェルティメント集は安寧の風情に溢れて、静かな名曲揃いであります。ハウプトはシュターツカペレ・ドレスデンの首席(現役がどうか不明)、その辺りのメンバーなのでしょう。中低音に厚い編成だけれど、音楽としては大柄に非ず、Mozart の躍動愉悦を想像すると、もっと端正に整って、それこそ古典的な、しっとりとした落ち着きがありました。演奏の個性かな?現代の研ぎ澄まされた古楽器演奏だと、風合い味わいは違うのかも。
サイト内検索によると。Boccherini10枚組(CAPRICCIO 49463/廃盤済?)2,817円、2005年購入とのこと。未だに全部身についていないという罰当たり状態、当時は新しい音楽に対する意欲に溢れておりました。
他、ジャクリーヌ・デュ・プレなど・・・では、行ってきます。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
12月も中旬を過ぎてこの寒さ、本格的には1-2月にもっと気温は下がるでしょう。本日、職場忘年会。もうこんな風習止めたら良いのに、というくらい”お付き合い”雰囲気満載、誰か愉しみにしている人いるんやろか?若い頃から”宴会”は苦手でした。お仕事は退屈せぬ程度に充実してきて、年明けには引退する辣腕パートさんの実務を(いちおう)引き継ぎます。誰か新たに雇って下さるのか、いずれ激変(期待)の2014年迄もう少々。基本、どこにも出掛けないから風邪ウィルス拾っておりません。規則正しい生活ですし。このままなんとか・・・一件、小さな心配事有。
我が30年マンションは入り口セキュリティなし、オープン状態。ここ数日郵便ポスト(ダイヤル式)が連続して開いていて気になっていたけれど、大阪の婆さんが年賀状印刷依頼20枚ほど〜これが行方不明〜郵便局によるとたしかに投函した記憶有とのこと(名簿紛失が痛い〜手書きでしょうし)。そんなもの盗んでも仕方ないのになぁ、但し、クロネコメール便にて到着予定メモリースティックは困る。
Elgar 演奏会用序曲「南国にて」/交響曲第1番 変イ長調〜レナード・スラットキン/ロンドン・フィル(1988-92年)・・・旧RCA盤を所有。詳細録音データがありません(ネットでも探せない)。ロンドン・フィルの輝かしい金管を活かして、憧憬と黄昏を輝かしく実感させるエエ演奏です。いつまでも日本じゃ人気の出ない名曲、陰影とか貫禄(これはエイドリアン・ボウルト)に非ず、朗々たる明るいスケールを誇って、オーケストラの統率もみごと。数年前入手時にはオーディオとの相性問題に少々悩んだ記憶あるけれど、現在の環境では文句なし!爽快な音質を堪能いたしました。
自主CDちょっと失敗作。Dvora'k 交響曲第9番ホ短調「新世界より」〜カレル・アンチェル/ウィーン交響楽団(1958年)・・・CDはとっくに処分済、エエ加減な言及ばかり残っているけれど、懐かしさのあまり音源発見即ダウンロード。それこそ音質かなり苦しく+気持ち悪く揺れる(元LPの状態悪いんでしょうねぇ)のも気になります。演奏そのものはストレート系、悪くないけれど、オーケストラの響きが鈍いというか温微的というか、アンチェルとの相性よろしくないみたい。挙句、うっかり第1楽章を4トラック目に配置してしまって、第2楽章「ラルゴ」から始まっちゃう(のも悪くない)。なにが哀しゅうて、こんな音質で聴かなあかんねん!棚中にはぴかぴかのディジタル録音、いくつもありまっせ。
では、行ってきます。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
寒いですね。今年がとくに寒いのか、ご当地がそうなのか?ブラウザのトップページに据えている「My Yahoo!」(iGoogleが廃止になったので)名古屋と大阪の天候表示比較によると、最低気温は3度ほど低いのですね。夏暑く、冬寒い、そんな感じか。いずれ北国に比べれば知れているし、出掛ける時間もわずかなので影響はありません。2013年の出勤も今週来週2週のみとなりました。お仕事手帳は相変わらず超・整理手帳(拾余年前高価6,000円ほどでカバー入手)+フリーソフトによる自作リフィルを利用しているけど、外出時の次回商談日程のみに使用、他、お仕事締め切りスケジュール、備忘録などすべて「Googleカレンダー」に一本化できました。これは外出やら外の会議が激減したこと、ほとんど机仕事に至ったこと、詳細データ(テキスト)をコピペ可能なこと、自宅でも(どこでも)確認可能なこと。多岐に渡るフクザツなお仕事しておりませんから。仮にこの先、もう少々お仕事範囲が広がってもネット常時接続お仕事パソコン持参だろうな、きっと。
自分にとって(業務用支給)ケータイは苦痛そのもの、しかし女房殿のガラケー(SONY)は生活必需品、しかも大阪の婆さんと同時契約、これが10年を経、相当草臥れております。手放せないのは内部に残っている種々画像データ、今更メール添付送付すればトンデモ!パケット代に至るでしょう。よう調べてみるとメモリースティックの穴があるじゃないか・・・店頭じゃ見かけないなぁ、もう。amazonにはあるけど、けっこう高い。ヤフオクで2回敗退、とうとう昨夜(格安)落札出来、今週届くでしょう。サイズがいろいろあるの?ようワカりまへん。あとは、激安スマホの研究(婆さん用同時契約込)が課題でしょう。転居一年に向けて、NTT契約+Yahoo!BBのプロバイダ契約解除、つまり固定電話完全廃止を目論んでおります。なんせ2014年4月1日より消費税8%ですから。生活費3%削減を目標として節約をあれこれ考えております。
Mozart 交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」〜ブルーノ・ヴァイル/ターフェルムジーク(2006年)・・・リンク先に第4楽章ファゴット・パートへの詳細言及有(残念ながらこちらド・シロウトには理解俄に不能)、”左右両翼にヴァイオリンを配した7型(第1ヴァイオリン7人-第2ヴァイオリン6人-ヴィオラ4人-チェロ4人-コントラバス3)という当時に近い編成、正しいテンポ設定”とのこと。結論的にかなり厚く、力強い響き、ヤープ・テル・リンデン辺りの穏健かつ柔らかいサウンド(これも好み)とはイメージ一変、”強靭かつ粗野な古楽器演奏”となりました。スケールも充分大きく、現代楽器の迫力を求める方にも(おそらく)納得できる演奏でしょう。繰り返し実行もありがたい。古楽器演奏も日々深化している〜ま、実演聴いてみんと実際のところ、ワカラんが。
数日前、音質云々にて失礼な言及したその関連(でもないか)Schubert (ヨーゼフ・ヨアヒム編)交響曲ハ長調(4手ソナタハ長調 作品140D.812「グラン・デュオ」より)〜フェリックス・プロハスカ/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1951年)・・・偶然、ネットより音源入手出来自主CD化。かつては消失した(とされる)「ガスタイン交響曲」と類推され、そういった題名でレコードも出されたもの。ことの真偽さておき、これがイロモノと看過されるには惜しいほど美しい旋律連続!その後、数種新しい録音も出たようですね。ちょうどBrahms のセレナーデを連想させるようなスケールと親密さが同居して、夢見るような35分ほど。オーケストラ表記はビミョー(フォクルクス・オーパーのオーケストラである可能性も)、おそらくウィーン・フィルとほぼ同じメンバーか、音質は予想外に聴きやすく、Schubert の秘宝のような旋律をたっぷり堪能させてくださいました。針音も床しいLP板起こし、最近のディジタル録音に続けて聴いても、ちゃんと苦痛なく拝聴可能。
では、行ってきます。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
昨日は無事、年賀状の印刷(順調にプリンター稼働)終え夕方、靴やちょっとした旅行用のカバンを買いに、ご近所大型ショッピングセンターへ。ビジネスシューズはブラウン2、黒2を交互に使用しているけれど、さすがにちょっと草臥れてきて、ブラウン一足のみ購入。後者は押入れ収納奥辺りから、それなりのものは出てくる可能性有。ま、女房殿のショッピングにお付き合いといったところ。旨い蕎麦を喰って帰ってきました。帰宅後冷蔵庫に一ヶ月ほど前?(安物)赤ワインの残り少々発見、好物のチーズといっしょに喫しつつ、2時間ドラマなど(残念。イマイチであった)。引きこもらず、気分転換も出来、適度にゆったりして佳き休日でっせ。
LP復刻音源を掟破り(販売しなければ罪にならない?)自主CD化しました。Dvora'k 交響的変奏曲 作品78 B.70/弦楽セレナーデ ホ長調 作品22〜コリン・デイヴィス/ロンドン交響楽団(1968年)・・・前者はCD化成っているけれど、後者はバイエルン放送交響楽団との録音のみ現役、日の目を見ておりません。瑞々しい情感に溢れ、オーケストラも絶好調、音質良好、自然な中低音厚めのPHILIPS録音はLP板起こしでも充分堪能可能でした。Brahms の影響が強いとされる交響的変奏曲は、ダリア・アトラス/フィルハーモニア・フンガリカ盤にて出会い(棚中発見できず)、それなり知名度ある作品は棚中常備大原則なのに何故か?テオドール・クチャル/ヤナーチェク・フィル盤(2004年)も処分したらしい。細部迄旋律馴染み、記憶たしかな作品なのに?不思議、勢い余ってオークションに出しちまったのか、それとも探せば出現するのか・・・閑話休題(それはさておき)
今年2013年逝去したコリン・デイヴィス41歳。陰影の深さ、メリハリのみごとなこと、この作品を始めて”名曲”と実感させてくださいました。聴き馴染みすぎて(聴き手の)鮮度を失った「ハイ・バリ」より、こちらのほうがずっと多彩、スケール大きな演奏に感銘有。弦楽セレナーデの親密な旋律は文句なく、安寧の世界に連れて行って下さいました。
摘発覚悟カミングアウト自主CDもう一発。Dvora'k 伝説曲 作品59〜レイモンド・レパード/イギリス室内管弦楽団(1970年前後?)・・・これは存在そのものを初めて知った録音也。かつてはチェンバロ奏者、バロック専門であったレパード(1927-)も古楽器の隆盛によって宗旨替え?亜米利加に渡ったそうです。(インディアナポリス交響楽団、ルイヴィル管弦楽団など)関係が深かったイギリス室内管弦楽団の親密な演奏は、これも作品旋律の美しさを実感させて下さって、ようやく手中に治まった感じ。手許にあるイルジー・ピンカス/ブルノ国立フィル((p)1974)より、こちらのほうがアンサンブルの集中力は上でしょう。LP時代のジャケットの美しさにも感心いたします。
自主CDフィル・アップは(連関なく)Saint-Sae"ns ピアノ協奏曲第2番ト短調〜ジョナサン・オシュリー(p)/管弦楽団伴奏不明(ライヴ)・・・Jonathan Oshryって、1975年南アフリカ出身のピアニストらしいけど、話題になってへんなぁ、ネット検索しても(少なくとも日本では)【♪ KechiKechi Classics ♪】しか出現せず。良好な音質にて音源ダウンロード可能、軽快な技巧を誇って、強面な表情にはならぬ爽快な演奏です。Chopin より、この作品とかRachmaninov の協奏曲など、高度なテクニックを要求される作品ほど真価を発揮するピアニストかと。オーケストラ伴奏不明ながら、一流の洗練された響きであります。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
週末休み。寒いですね。いつもの時間に自然覚醒、よう眠れたと思います(じつは早朝一度目覚めて二度寝)。いつもの(ちょろ)ウォーキング+ストレッチ実施。先週、金沢・墓参りにて一週サボった【♪ KechiKechi Classics ♪】 定例更新(たっぷり時間を掛けて)実施。頻度件数は減ったけれど継続しているのは、油断すると「聴き流し」ばかり、音楽との緊張関係も緩みがちになるから。
読書頻度も減ってはいるけれど、この間読了したもので印象的だったもの。歌田明弘「電子書籍の時代は本当に来るのか」(ちくま新書)・・・2010年発行、こういった話題はあっという間に旧聞に至るものだけれど、これは充分新しい(その後、ハード的には各社ブック・リーダー出揃った)。著作権問題で大論議となったGoogleは立ち消えたのか?(その後の経緯有)、自炊の時代はやってきているのか、この件、言及はなかったと思うけれど、一度ディジタル・データがネットに出回ると普及はあっという間(我が興味分野のクラシック音楽だって、その気になって世界各国のネット探せば膨大なる音源入手無料にて可能)。この10年ブック・リーダーの普及は遅々として進まなかったけれど、それは”ハード側よりのアプローチ”だったから(もちろんネットワーク普及問題も根幹にはあったでしょう)、実際に普及を担うのは”本好き”の人であって、狙った階層は現実と全然異なったらしい。ケータイ小説も瞬時にに消えたでしょう?手書きからワープロに変わると小説はダメになる!とか、笑止千万でしょ?(明治時代には毛筆からペンに替えると文章がダメになる、みたいな論議もあったらしい)手の問題主体じゃなく、あくまで主役は”本”(コンテンツっていうのか)。ほか、新聞業界の試行錯誤とか、知らなかったことをたくさん学びました。続編望む。
Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」(1959年)/Schumann「マンフレッド」序曲(1956年)〜ルドルフ・ケンペ/ベルリン・フィル・・・TESTAMENT12枚組ボックス入手したのは2006年3月13日大枚7,000円也。遅めのテンポ、恰幅の良い、重心の低い誠実な演奏、カラヤン色に染まる前のベルリン・フィル古豪なる響き。ちゃんと全曲拝聴いたしました。しかしなぁ・・・自分の堕落に呆れました。古楽器系軽妙なリズム感云々は個人の嗜好、問題は音質です。太古モノラル録音とか、1960年前後、あまりよろしからぬ初期ステレオ録音でも気にせぬことは多いから、これは”音質の個性”との相性なのでしょう。音の肌理の粗さに聴き続けるのがとてもツラい、「マンフレッド」はモノラル録音、いっそう状態は厳しくて途中で拝聴ストップ、次に収録されるDvora'k「スケルツォ・カプリチオーソ」にたどり着けませんでした。
残念。
今朝の更新関連。Haydn 交響曲第26番ニ短調「嘆き」〜アダム・フィッシャー/オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団(2000年コンマスはヴォルグガング・レディク)・・・わずか12分ほど、付点のリズムに緊張感溢れる短調の作品は個性的です。第2楽章「アダージョ」は、かつてクリスマスとの関連を連想させた安寧の旋律連続、このニュアンス表情付けの細かいこと!ロス・ポープル/ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団の素直な演奏もよろしかったけれど、表現意欲とHaydnに必須な明朗シンプル表現とのバランス絶妙でした。彼の全集は棚中眠っていることが多いけれど、機会あって拝聴する度に発見ありますね。
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今朝、拝聴音楽。Webern J.S.Bach 「音楽の捧げもの」〜「6声のリチェルカーレ」/2つの歌 作品19(百合のように白く/羊の群れが立ち去って)/5つの楽章 作品5(弦楽編)/2つの歌 作品8(あなたには言わない/あなたは私を孤独にする)/オーケストラのための5つのヴァリアント 作品10/4つの歌 作品13(公園の草地/孤独な女/見知らぬ土地で/ある冬の夕べ)/6つの歌 作品14(太陽/黄昏の地1/黄昏の地2/黄昏の地3/夜に/囚われのつぐみの歌)/5つの宗教的な歌 作品15(彼に負わされた十字架/朝の歌/神の御名において/過ぎ来たりしわが道/いざ行け、魂よ汝の神に向かって)/眼の光 作品26/オーケストラのための変奏曲 作品30/第2カンタータ 作品31〜ロバート・クラフト/21世紀古典アンサンブル/フィルハーモニア管弦楽団/サイモン・ジョリー合唱団/トニー・アーノルド(s)/クレア・ブース(s)/デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(b)(2007/8年)・・・Webernは凝縮され、ムダを削ぎ落とした透明な世界。キラキラと宝石のように輝いて、それはMessiaenのように”宝石箱をひっくり返したような”ハデなものに非ず。もっと控えめに、一粒一粒が存在個性を主張して息を呑むような緊張感に溢れます。ロバート・クラフト(1923-)はとんでもない精密な仕上げぶり、こうしてぴかぴかのディジタル録音にて残してくださったことに、感謝。(旧録音はネットで拾えるから再拝聴聴き比べしたいもの)
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
寒いですね。日本海側はすごい雪らしい。今週もようやく青息吐息状態にて週末へ。明日、出勤日に当たっているけれど、休もうかな。終日机に縛り付けられ、会議も出張もなし、月4回ほどの外出商談のみなんて、性格的に耐えられぬもの。いろいろ見えてきたなぁ、職場内での位置関係、風土。自分個人の悩みというより偶然割当たった職務に大ヴェテラン先輩がいて、この人独自(孤立)のお仕事進め方(お仕事の質量から考えてド残業は信じられぬ=職場内大問題に)が特異だったんです。なにごとも同じ人が長く継続することはあまりよろしくないモンでっせ、前職務5年というのは限界だったのかも。幸い、担当取引先7割担当させていただいて、ぼちぼち”かつての標準”止めていく流れを作りつつあります。それにしても、お仕事にドラマが不足(=オモロない)〜淡々とした毎日に精神的疲労が蓄積しております。
本日昼から、取引先へ。一旦外出してしまえば息抜き可能です。そうだ、車中用CDでも持参するか。
昨日拝聴の音楽。Bruckner 交響曲第1番ハ短調(リンツ版)〜ヴァーツラフ・ノイマン/ゲヴァントハウス管弦楽団(1965年)・・・リンツ版とかウィーン版とか、はっきり言ってようワカラんド・シロウト。世評高いっすね。Brucknerといえば第5番以降ばかり、第4番はこどもの頃聴き過ぎてやや苦手感有、初期作品は20年ほど前怪しげ輸入廉価盤入手(演奏者記憶既になし/おそらく匿名)、音質演奏ともかなり問題があったようで、作品自体に馴染むのが遅れました。これは音質かなり良好、オーケストラの思わぬクリアな響き、コクのあるサウンド、整ったアンサンブル、コンヴィチュニー時代とはかなり印象を変えて、作品そのものの価値再発見!というか、とてもわかりやすい。作品旋律はけっこう馴染みな51分ほど、愉しく拝聴いたしました。評判よろしくない「ウィーン版」(とやら)もちゃんと聴いてみましょう。ギュンター・ヴァント/ケルン放送交響楽団(1981年)がそれでしたよね。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
母無事に北海道に帰着。北側パソコン・オーディオ部屋(というほどエラソーなものに非ず)奪還!音楽三昧生活復活いたしました。そろそろ年賀状宛先印刷せんとなぁ、互換インク使用のプリンターはその後、印刷状態稼働順調です。プリンターは安くなったけれどインクは高い、息長く使用した前機種CANONは互換インク対策にて形状を変更したらしい・・・異常なインク減りの速さに閉口されている記事も拝見致しました。こちらHP B110a入手時、互換インクの存在が選択の基準のひとつでしたもの。本体は安いけれど、インク(消耗品)は高いですから。
2014年私的最大の成果であったオーディオ改善の成果、数日ぶりに拝聴。Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版/1981年)/バレエ音楽「春の祭典」(1978年)〜リッカルド・ムーティ/フィラデルフィア管弦楽団・・・偉大なる老オーマンディとの交代端境期の録音、気力体力充実40歳頃の記録也。30年余経ってシカゴ交響楽団のシェフかぁ、なんか節操ないというか、鮮度ないなぁ(一世代回っているからエエのかも)。録音思想哲学の違い?オーマンディ時代のゴージャスな響きから引き締まったサウンドに変化して、3管編成の「ペトルーシュカ」はやや”薄く”感じました。「春の祭典」含めオーケストラの上手さは圧倒的、キビキビとしたリズムのキレ、飾りや余情余韻を付け加えぬ筋肉質サウンド表現に好感を得ました。しかしなぁ、音質なんやイマイチな感じ、名曲全集風BOOK・OFF@250入手、文句言っても仕方ないか。
他、Gounot 歌劇「ファウスト」よりいくつか、デジレ・レミール・アンゲンブレシュト/(3曲)シャンゼリゼ劇場(1954年)/(舞踏組曲)ロンドン・フィル(1950年?)・・・棚中探っていたら某ボックスに封入収納していた自主CD発見。数年前、どこからこんな音源持ってきたんや・・・各々音質の方向は異なるけれど、予想外に聴きやすい水準。粋な風情を堪能いたしました。ポール・パレーの優秀録音にて再拝聴したくなる、魅惑の旋律連続。
では行ってきます。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
これより母親北海道へ帰還。〜(友人と)京都〜宝塚〜(ここより我が家へ)名古屋〜金沢〜名古屋〜といった強行軍8日間ものともせず、風邪もひかず食欲も物欲も旺盛なる82歳は旅行好き、元気なのはなによりでしょう。昨年始め、転倒して腰傷めて入院、もう復帰はムリかと思ったらちゃんと冬には大阪に出てきたものです。親父は88歳、頭脳明晰、声にもハリはあるけれど、足腰は弱ってきて、いよいよ運転は諦め=北海道地方都市での生活を精算して札幌に戻る決意をしたみたい。(現在もマンションがある)残された時間はそう長くないでしょう。正月は両親の顔(親父の様子)を見に北海道にちょっぴり帰省します。兄にも挨拶ちゃんとしておかないとな。
ほぼ”無音生活”数日、これもたまには悪くないでしょう。ここしばらく散財継続中、しかし特別欲しい物はないんです。若い頃、次のボーナスでなにを買おうか?というのも愉しみでした。わずか数年前迄、中古屋やネットにてCDを探すことに興奮したものです。2013年はとうとう一枚もCDを買っていない・・・(データ入手有)少々の不具合乗り越え、パソコン・ネットワーク関連も無事稼働中(プリンターを買い替えたのみ)・・・お仕事云々それなり、人生になんの不満があろうか?
さて、出掛けるか。今晩よりいつも生活に戻ります。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
朝から荒れ模様のお天気、雷も鳴っております。寒いのぉ・・・明日、婆さんは北海道に戻って、ようやくいつもの日常生活へ。女房殿も気を遣ったことでしょう。年末博多ヘ遊びに行ったり北海道に親父の顔を見に行ったり、散財続きます。両親が元気で動けるのもそう長くないはず、後悔したくないからね。ユルいなり、ツマラないなり、それなり安定した職場生活、ドラマがねぇなぁ。本日、それなりに冬のボーナスいただきました。申し訳ないほど。
ちょっとした合間のオーディオ拝聴+リビングのポータブル再生機にて音楽拝聴。Prokofiev バレエ音楽「道化師」作品21(全曲)〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/ソヴィエット国立文化省交響楽団(1985年)・・・もしくは「7人の道化師をだました道化師」というらしい。作品21b(交響組曲)のマルティノン盤が21分ほど、というのは抜粋か、通常35-37分ほど。全曲盤とどう違うのか、ちゃんと聴き比べて認識しておりません。すこぶる粗野なリズム、硬派シニカルな旋律、サウンド連続して、まさにこの辺りは嗜好のツボ。ロジェストヴェンスキーは色彩豊か、骨太、わかりやすい表現であり、鳴り物入り(当時の)国策オーケストラも絶好調でした。荒々しい極色彩Brucknerもオモロかったけれど、やはりこちらが本領か。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
写真は一昨日の金沢昼食、極上刺身定食+美しい薄味のおでん。パソコン・オーディオ部屋は婆さんに占拠され、音楽はもちろん、今朝は髭剃りをそこに置きっ放しなので、困っております。(意外と寝坊なんです)昨日、金沢戻り途中最寄りの駅で短く散髪(千円カットのみ)+無精髭(風貌よろしからぬ状態)にて出勤やむなし、かも。周辺話題少々〜オークションは予想通り(絶対好きな人がいるはず)某先週出品分CDが落札されました。今回の再開は、Yahoo!のカード契約でプレミアム会員会費一年間無料+Tポイント(5,000点だっけ?)サービスがキッカケ。かなり以前「まずは作品を聴く」ということで入手したFaureの夜想曲集2枚(ジャン・マルタン(p)NAXOS)、久々の拝聴はどーにも散漫な印象にて聴くに耐えぬ(申し訳ない)それを処分したい、といったことも主眼でした。有り難くも先週送付済。
10月より出品料免除となったので、いくらでも再出品可能、やがてぼちぼち動く、といった状態です。少しずつ棚よりCDが減っていく快感・・・徐々にデータに変遷していくのだな。いよいよNML生活に入った方もいらっしゃるようです。
【♪ KechiKechi Classics ♪】 のアクセスの件、いちおうトップページと「音楽日誌」にカウンターと解析付けているけれど、まったく見ておりません。久々に「アクセス解析」見てみたら、アクセスほとんどなし!一日1件とか0とか・・・Googleの情報収集は除いてあるらしいけど、ほんまか。かつては一日300-400あったのになぁ・・・って、きっと故障か設定タグのミスなのでしょう。なんせ時代はSNS辺りが主流、こんな時代遅れのサイトは反応薄いんです。
では行ってきます。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
金沢墓参りより帰宅。息子大阪より日帰り合流、昼食、墓参り、夕飯+美味い味噌ラーメン迄同行しました。婆さんも立派な若者に育った孫を嬉しく思ったことでしょう。馴染みの駅中で(何十回と堪能した)刺身定食〜(母親の妹が眠る)墓参りはあっという間に終え、小雨押して兼六園へ。息子は初訪問(そもそも金沢発訪問)、園内にてお茶を頂いたもの粋なもの〜更に近江町市場へ。母親は土産買いまくり(+送付)。息子日帰りの都合もあって、駅中の呑み屋にて金沢の料理三昧(婆さん喰うのが速い!)息子と美(うま)酒少々。女房殿は4−5回目か。
金沢では金時草(酢の物絶品)がお勧め、気に入った母親はぜひ入手したい、と、今朝一番に知り合いの店に駆け付け(旧交を暖めつつ)たっぷり買い物してきました。体調いまいちな毎日、”ストレス解消には環境を変えること”だそう、5年通い詰めた馴染みの金沢とはいえ、通勤五分の世界とは異なる世界、昨夜は珍しく早く、朝までよう眠れました。日曜夜はいつも憂鬱だけど、現在気分爽快です。今年もあと3週間、元気でいけそう。引き籠もって音楽ばかり、そんな生活を改めなくては。
今回の小旅行に持参したWiMax、どーやら電源入れっ放し?完全放電状態、使えず。タブレットPCはホテルが無線LAN設定なく、ただの荷物でした。挙句、サイト更新セット入ったUSBメモリも持参忘れ、ま、たまにはそんなことも良いでしょう。ホテル共用パソコンはUSBアウトでしたし。iPodも持参せず、音楽もなし。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
「特定秘密法案」可決。実運用がわかりにくい法律やなぁ、困ったもんやで。老母無事到着して、これより金沢墓参りへ。昨日のお仕事は順調であって、昼からの行事対応(お手伝い)、夜のお付き合い(名古屋駅付近)も順調でした。夜9時半頃帰宅。相方に準備すべて任せた行事だけれど、資料の体裁、サンプル到着の整理、当日会場机の番号付け、それはみごとな美しさ。ワタシはかなりエエ加減やけどね。しかし、肝心の資料の内容(美しいが肝心なポイントが抜けている)、当日段取り臨機応変な対応、なにより営業トーク(そのための集まりやろが!)反応伺って受け応え、まったく×、呆れました。後半、実際上自分が仕切って乗り切りました。
今朝、出発迄ちょっぴり音楽拝聴いたしましょう。Bach ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048〜ヤッシャ・ホーレンシュタイン/ウィーン交響楽団(1954年)・・・たしかこの作品史上初の古楽器録音、メンバーには若きアーノンクールもいたはず。良質なモノラル録音、時代が信じられぬほどの引き締まった小編成サウンド、古楽器隆盛を誇る現代の耳に違和感のない穏健派表現でした。Prokofiev 交響曲第1番ニ長調/第5番 変ロ長調(これは途中迄)〜ジャン・マルティノン/フランス国立放送管弦楽団(1971年頃?)・・・速めのテンポ、引き締まってテンション高いサウンド、変化に富む色彩感、まったく素晴らしい。古典的愉悦に溢れ、明るく平易モダーンな第1番、かっこ良く勇壮なる第5番、かつての印象一変!というか頓珍漢極まって、再コメント必要です。こちらのオーディオ環境の変化に伴う音質印象も改善されております。
金沢ホテルではたしか備え付けパソコンのUSBは殺してあったはず。さて、出掛けるか。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
「特定秘密法案」参院員会強行採決。利害というか、その結果社会がどうなるのか(政権党がどうしたいのか、国民になにを求めるのか)見えぬ感じは不安です。閑話休題(それはさておき)母は本日、友人宅・宝塚より名古屋へ。日本中、世界も一周している人だから初訪問ということはない?ま、恒例「雪のない冬」を息子宅にて過ごす、という風習です。明日、妹(ワタシにとっては叔母)が眠る金沢の墓参りへ。大阪より息子日帰りにて合流予定、ほんまか、早起き大丈夫か。パソコン・オーディオ部屋専有されるので、ここ数日音楽拝聴機会は激減でしょう。大阪時代は通勤時間音楽三昧だったけれど、それもなくなりましたし。
昨夜、数日前に切った伝票の宛先を間違ったかも、急に思いついて、夜眠れなくなりました(悩んでも、明日すべきことにブレはないのにね)。夜中3時頃、起きだして小一時間音量小さく音楽拝聴。Schubert ピアノ・ソナタ変ロ長調D960〜ウィルヘルム・ケンプ(p)(1967年)・・・浪漫派のピアノ作品は一般に、自分にとって親しみやすいもの、43分延々長大なるストーリーを静かに拝聴しておりました。淡々と昔語りを懐かしむような第1楽章「モルト・モデラート」、とぼとぼと人生黄昏の歩みを連想させる第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「スケルツォ」第4楽章「アレグロ」と表情に快活な笑顔溢れ、気を持ち直して前へ進む・・・ケンプは優しく、ニュアンスに充ちて、タッチは明快(おそらくスタインウエイ)。この味わいは”バリテク技巧派”にはないものでしょう。
Stravinsky 協奏曲「ダンバートン・オークス」/バレエ音楽「プルチネルラ」(全曲版)〜クリストファー・ホグウッド/セント・ポール室内管弦楽団/ニィッサ(ms)/オーセンドルフ(b)/ゴードン(t)(1989年)・・・このCDは既に市場から消えているから、人気ないのかも。「ダンバートン・オークス」(どこが協奏曲やねん!〜合奏協奏曲なんだそう)は新古典派時代の作品、ブランデンブルク協奏曲に影響を受けた、というのはド・シロウトには与り知らぬところ。しかし、乾いた情感、シニカル硬派なサウンドこそまさにツボ、躍動と集中、スピード感を以って一気呵成に聴かせて下さいました。「プルチネルラ」も元々の引用がバロックということもあって、ホグウッドには得意とするところ、ヴィヴィッドなアンサンブル、このオーケストラはほんまに上手い。組曲版も悪くないけど、やはり歌必須。Domenico Galloのトリオ・ソナタ ト長調、Giovanni Battista Pergolesiのトリオ・ソナタ ト短調(原曲)も収録され、配慮ある一枚でした。音質も極上。(POCL-1013)
では、行ってきます。本日昼からお取引先を呼んで行事対応(ほんまは自分が半分担当なんだけど、相棒が絶対手放さないので任せております)そのまま忘年会。せっかくの母来訪は帰宅遅くなりそうです。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
なかなか充実した、というか、エエ感じのお仕事量になっていて、月曜不覚なお休みフォローもほぼ完了です。いくつか小さな地雷っぽいものは続いていて、そのフォローも愉しんでおります。全貌やお仕事の流れが見えてくると、実務処理も悪くない。年々少なくなりつつある忘年会も、明日(ほんまのお付き合い)+職場(出たくもなし)2回のみ。”結石”はどうやら一段落、不摂生をしていないせいか、風邪もひいておりません。職場徒歩5分、そんな往復のみではウィルスを拾う機会もないか。課題は歯医者かな?左上奥歯がちょっと欠けている感じ、それに一年に一度は歯石を除去したいですし。歯磨きは熱心でっせ。
借り上げ賃貸マンションは築30年、入居前に全面改装して一見内装ぴかぴか新築風、問題は水回り〜の先、奥の排水。洗面台洗濯機置場バスルームの排水口がドブ臭いんです。ここ最近、とくに悪化甚だしく、排水口クリーナー的な薬剤を入れても、大量に(風呂の残り)水を流しても効果は一時的、即復活。問題はもっと抜本的な”その先”でしょう。マンションの構造内に澱んでいる箇所有、と類推します。本日、女房殿は管理会社に電話してみるとのこと。さて、なんとかなるのか。高圧洗浄機かなにかで対処して下さることを期待しましょう。
ここしばらく、激しい音楽、音質厳しい歴史的音源は敬遠してきました。ここ数日、室内楽の太古録音連続聴き!状態に至ったのも、室内楽って意外なほど昔のものでも聴きやすい、わかりやすいと言った発見からでした。Franck 弦楽四重奏曲ニ長調〜プロ・アルテ弦楽四重奏曲(1933年)・・・10年ほど前怒涛のごとく出現した激安10枚組Historyのシリーズは数百枚単位で処分済、数少ない生き残り「歴史的室内楽10枚組」(記憶飛んでいて、とにかく確信を以って残したはず。ネットでも探せぬ存在)中に含まれるもの。ポルタメント奏法も妖しい、甘美な雰囲気満載。昨日拝聴レーヴェングート弦楽四重奏団より遡ること更に20余年、ベルギー往年の名団体は微妙に揺れ動くテンポも絶妙、もうこんな甘美な演奏をする団体など出現せぬ時代でしょう。全47分ほど、ぬるま湯のような快感に浸っておりました。新しい録音も聴いてみたいもの。
Franck ピアノ五重奏曲ヘ短調〜ジャクリーヌ・エマール(p)/レーヴェングート四重奏団(1955年)・・・既に←リンク先より自主CD化して、それなりの音質を愉しんでおりました。フィルアップにちょっと失敗していて、別途レーヴェングート弦楽四重奏団音源入手機会に再度自主CD作成、出足”やや薄い?”と感じたものの、クリア分離の良い音質を確認できました。エマールのほんわか温かくも柔らかいピアノ、最高っす、なんか病みつきになりそうな世界。
耳直しにぴかぴかの音質。Stravinsky バレエ音楽「火の鳥」(全曲)〜ヨエル・レヴィ/フランダース放送管弦楽団(Flemish Radio Orchestra2005年)・・・そうか、かつてお世話になったアレクサンダー・ラハバリのBRTフィルなんだな、このオーケストラは。オーディオ環境の改善成果顕著、以前拝聴した時にはオフ・マイク、残響豊かに頼りないサウンドが埋もれる、的印象一変。驚異的鮮明な奥行き位置関係、繊細かつ洗練された(やや細身の)サウンド、正確スタイリッシュ+飾りやムダのないリズム感に驚かされます。一瞬、アンセルメのStravinskyボックスをオークションに出しそうになったほど(思いとどまりました)。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
10年ぶりの”石放出”、昨日朝、出勤辺りから一時間が症状のピーク(ヤバい痛み有)、幸い午前中には治まって、予定通り取引先への商談もこなしました。夜半、そして今朝無事、”放出”を確認出来(初体験)、カルシウム製ではないらしい(尿酸結石?)ので”カラン!”と音はせんのです。全部出たのか?先月の健康診断時腹部エコーでは左右各々一個発見していたけれど・・・そう願いましょう。転居して半年間ヤクをサボっていたのが要因かも。全然、酒も呑んでいなかったし、大丈夫と思ったんだけどなぁ、体質ですね。
昨夜2日ぶりのちゃんとした睡眠。本日、一日休んだ残務をクリアいたしましょう。油断していたら、【♪ KechiKechi Classics ♪】2013年勝手に各自アカデミー賞届いてしまって、いよいよ年末ムードへ。北海道の母親+友人、無事京都へ到着、との連絡有(ホテルは不肖次男坊=ワシが予約いたしました)。
昨日言及、”かつてLP時代見掛けたFranck の弦楽四重奏曲ニ長調(1955年)欲しくて叶わず、現在に至”った件、昨夜ネットをあちこち検索していて、あっけないほどカンタンに音源発見、データ・ダウンロード入手、自主CD化へ。レーヴェングート弦楽四重奏団の音源まとめて出てきました。今朝から拝聴、欧州ではPHILIPSレーベルで出ていたのですね。かつて見掛けたのはVOXレーベル?記憶違いだったのか?
昨日に続き、早朝に相応しからぬ妖しい、濃密な旋律堪能。30数分の愉悦、時代相応に良質な音質、作品そのものにあまり馴染んでいないので、もう少々聴き込みましょう。なんか、とても素敵なウェット感有。
そういえば昨日、来年度職場幹部人事発表有。トップ若返り(15歳)を受けて順当な配置でした。驚いたのは”降りた幹部”であって、巡り巡って一担当に、というのは以前からあった(自分もその例だ)けれど、そのままの部署で補助的役割に(いわば降格?)というのは始めて見ました。それと自分の現職前々担当、二年半ほど前東京単身赴任中に脳梗塞にて倒れた旧知・2歳年下?だっけ、復活叶わず退職となっておりました。残念やなぁ、哀しいなぁ。
結石如きでぶつくさ云わず、本日も元気で出勤しましょう。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
昼間は症状治まっていたのに、今朝4時頃、”どーしょーもない違和感”復活して覚醒、参りました。さすがに連続して休めぬし、本日は昼から取引先へ出掛ける用事有。10年前経験したモウレツなる痛みに食欲皆無に至ることはなくて、ひたすら違和感・不快感ばかり。これはこれでけっこうツキいっす。まともに眠れぬのもツラい。数日でなんとかクリアしてくれ!祈るばかり。
Franck ピアノ五重奏曲ヘ短調〜ジャクリーヌ・エマール(p)/レーヴェングート四重奏団(1955年)・・・レーヴェングート四重奏団は往年の仏蘭西の団体、かつてLP時代見掛けたFranck の弦楽四重奏曲ニ長調欲しくて叶わず、現在に至りました。(そんな執着既に消滅)弦は(情熱的な)男性、ピアノは(躊躇いがちの)女性を表現してモロ、といったエッチ妖艶セクシーな旋律サウンド大好きな作品です。この演奏はほぼ理想的って、エマール(1922-2008)のピアノはプレイエルじゃないっすか!音の隈取がホンワカして、暖かい風情溢れました。聴き馴染んだスタインウエイの切れ味とはまったく異なって、柔らかい脂粉が立ち込めるように香る〜自分の未熟さに大反省、既に処分済Faureのピアノ四重奏曲五重奏曲(VOXBOX CDX5073)大昔コメントに「全体に真面目でキッチリとした演奏ぶり。フランスが香るような雰囲気や、輝かしい音色は期待できません」「ピアノの安定感は抜群」って、当時、他に”フランスが香るような雰囲気”演奏なんて聴いたことはなかったはず。ギュンター・ケール(v)のイメージ先行だったのかな、現在はNMLにて拝聴可能。一時の気の迷いにて安易に処分してしまった後悔ばかり・・・(CDも入手可)
棚を探るとFaure ピアノ三重奏曲ニ短調 作品120〜ジャクリーヌ・エマール(p)/ギュンター・ケール(v)/ベルンハルト・ブラウンホルツ(v)(1971年VOXBOX CD3X 3031)出てきました。なるほどなぁ、セピア色に黄昏れる(音質印象も含め)1955年に比べ弦は背筋が伸びて(やや)生真面目なのでしょう。続けてFaure 弦楽四重奏曲ホ短調/Roussel 弦楽四重奏曲ニ長調〜レーヴェングート弦楽四重奏団(1966/65年)が収録されるのも偶然、こちら揺れ動く儚げなヴィヴラートはウエット、なんとも云えぬ甘美な世界でありました。(朝に聴くべき音楽じゃねえな、しかも結石に苦しんでいる時に)
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
さて今年もあと4週を残すのみ、新しい月曜開始に昨夜11時半頃就寝、ところが腰奥付近に異様な不快感が・・・小一時間ほど布団中、耐え切れず起きだして、様子を見ました。激しい痛みはないけれど、増幅する違和感に横になっても縦になっても居た堪れない・・・こりゃ”石”だな、先月来苦しんでいる。結石が移動しているのでしょう。まだおったのか!起きだしてネットでドラマなど(「めしばな刑事タチバナ」)眺めつつ、ようやく沈静化したのは4時頃。6時にはいつも通り起床して(ちょろ)ウォーキング強行いたしました。石が放出されるのを待つのみなので通院や投薬必要なし、但し、睡眠不足から風邪でもひいて体調崩すのが心配です。
・・・と、ここ迄執筆して、念のため業務用メールチェック(震災以降、どこでも見られる環境有)、たいして喫緊の課題なし、と判断してお休みいただきました。上司にメール済。ゆっくり体調整えましょう。せっかく充実した週末休みだったのになぁ、残念。
Debussy ファンタジー/Ravel ピアノ協奏曲ト長調〜ジャン・エフラム・バヴゼ(p)/ヤン・パスカル・トルトゥリエ/BBCフィル(2010年)拝聴しておりました(途中)。洗練され緻密、曖昧さなく、雰囲気で聴かせない。オーケストラも含めこれが現代の完成度なのでしょう。目が覚めるほど鮮明なる音質。自然な位置関係。一日おとなしくしておきましょう。
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症状さえ治まってしまえば、なんということもない、一日おとなしく過ごしました。明日午前にはお仕事修復できるでしょう。加齢なる12月スタート。ぼちぼちCD、自主CDの整理などしておりました。12月に聴きたい音楽といえば「第九」(昨日更新済)、「メサイヤ」「マタイ」「クリスマス・オラトリオ」辺りも聴きたいですね。岡山時代は生演奏堪能したものですよ。(もう9年前のこと)。CDを思い付きで処分しちゃうから、棚中どんな在庫が残っているか?とんと記憶がない。「メサイヤ」だったらスコラーズ・バロック・アンサンブル(NAXOS1992年)は古楽器の佳き演奏だったと記憶するけど棚中から消えております。【♪ KechiKechi Classics ♪】にはヨハネス・ソマリー盤(1970年)更新の記憶も鮮明・・・しかし、それ以外の記憶が飛んでお入ります。古楽器系はなかったっけ?
サイト内検索掛けてみると・・・そうか、マルコム・サージェント/ハダースフィールド合唱協会(1959年)これは合唱の充実ぶりが凄かったな。音質も良好だったはず。トマス・ビーチャムの1927年録音はラスト「アーメン・コーラス」がない!ことに驚愕。けっこう充実した演奏に感銘を以って拝聴して、ラスト愕然といたしました。ティモシー・ディーン/プロ・クリステ合唱団・管弦楽団(1986年)やジョージ・ショルティの抜粋盤は処分の記憶も鮮明です。
結論的に古楽器系音源は在庫なし。ネットから放送録音でも探すか。
■2013年12月某日/変化と雌伏の日々
昨日、そして今朝もピーカン!に良い天気。格安入手のディジタル・フォト・フレームに付属するリモコン用のボタン電池入手(目指せ100円ショップ)のため、往復3km弱?散歩いたしました。至近コンビニは290円で売っているけどね。通っている医院裏が木造の素敵な学園になっていて、その横が公園らしい・・・いつも目的を果たしてそのまま帰宅、というのもオモロない、寄り道して坂を上がってみたら一風変わった遊具揃った公園でした。小さいこどもをつれた若い夫婦たくさん遊んでおりました。景色風景最高、周りはお洒落な新興住宅街、いかにもセレブっぽいお金持ち風、外車も揃っております。デジカメ持参するんだったな。
引こもっていないで、外に出るべき、発見ありますよ。スーパーに寄って夜の食材+安い赤ワインを入手して帰宅。年賀状は先日(プリンターをなんとか修復して)親父分宛名印刷送付済(3枚印刷失敗、3枚ダブリ、一枚不足だったそう)、我が家の分裏本文を印刷、HP B110aは起動するたび「インクは他社のが使われている!」警告喧しく、途中で黒が出なくなる症状継続、その度ヘッドクリーニング必要です。(一枚印刷失敗)それでも仕上がりは充分美しい。あとは宛名点検して、一気印刷予定。
ルイ・ヴィクトル・ジュール・ヴィエルヌ(Louis Victor Jules Vierne/1870-1937)ピアノ五重奏曲 ハ短調 作品42〜ジャン・ユボー(p)/ヴィオッティ弦楽四重奏団(1983年)・・・眼が不自由だったんですね。凄いな、他種々事故とか疾病乗り越え、こんな美しい妖しい作品残したとは・・・師匠であるFranck に似て、甘美な旋律+更に苦味が走っている風情の名曲であります。第2楽章「ラルゲット」のスケール、絶望、不安感はそうとうなもの。終楽章にはSmetanaの弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生活から」の終楽章を連想いたしました。あちらは聴覚障害、こちらマエストーソの嘆きからアレグロに変化して苦しい状況と前向きに戦う勇壮を感じ取りました。
この作品の前に、Saint-Sae"ns 組曲「動物の謝肉祭」〜ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー/器楽アンサンブル/ポストニコヴァ、エッセール(p)(1990年)・・・各パート一人による室内楽編成収録されます。これはこれで親密な、楽しい作品に間違いなし。但し、VIERNEとはあまりに違和感多すぎて配慮不足でしょう。