2007年7月尼崎市生島神社

焦らない


 どんよりした天気続き、ゆるゆるとした毎日に体調を崩し気味。空気も環境も良いところなんだけどな。お仕事は現状、担当する取引先の様子やら純実務はほぼ見切って、少しずつご担当とも意思疎通できるようになって、小さなトラブルもほぼ消滅・・・なおかつ余裕です。作業合理化、職場全体を巻き込まぬ自分だけの努力やったら、カンタン即決状態。職場全体の営業数値は悲惨であって、そろそろ上司も東京本丸からの締め付け厳しくなってきたところ、自分が担当する弱小野党的取引先はきっちり数値作りつつありますよ。一年は様子見だな。ヴェテラン・パートさん二人退職が迫っているし、やがてこの実績の中で体制変更の動きは出てくることでしょう。

 焦っても、仕方がない。人生をゆっくり愉しみましょう。ご当地ご近所居住、親しい大学先輩ともようやくちゃんと連絡をつけ、歓迎会していただきました。

 先月の動きは、スピーカーを変更したこと+(恥ずかしい)ケーブル交換。効果は絶大でした!って、前の環境が劣悪過ぎだったのだね。世の中の音楽愛好家はもっと、たっぷり潤沢にカネ掛けて、立派なオーディオ環境にて音楽聴いているんやろうなぁ。ワタシみたいな【♪ KechiKechi Classics ♪】にはこれでも充分でっせ、身の丈に似合っておりますよ。

 ご当地、演奏会初体験も忘れられない思い出になりました。立派なホールでしたよ。おいしい寿司屋にも2回行きました。生活は徐々に日常馴染んで落ち着いております。今のところクルマを買う予定はありません。な〜んのネタもない一ヶ月が過ぎ行きます。

 先月のヴェリ・ベスト。【♪ KechiKechi Classics ♪】はキモチ的に更新滞り気味。

GT9273Bartok ピアノ協奏曲第1番 BB 91/Sz. 83/ピアノ協奏曲第2番 BB 101/Sz. 95〜ゾルターン・コチシュ(p)/ジェルジ・レーヘル/ブダペスト交響楽団 (1971年)・・・19歳ねぇ、前年にデビューしてこの年ブダペスト交響楽団のアメリカ・ツァーに帯同、とのことだから、キャリア最初期の録音なのでしょう。音質極上。キラキラするような鮮度抜群、しかし若者にありがちの技巧が先に立つような”硬い”表現に非ず、ピアノを打楽器的に扱う作品(個人的には旋律よりリズム主眼であると聴いてしまう)なのに、繊細なニュアンスはしっかり感じ取れる、美しい演奏です。再録音ではベーゼンドルファーと明記されていたけれど、これはどうなんでしょうか。(詳しい方教えて下さい)完璧なメカニック、強音に響きは無機的に至らず、弱音のしっとり洗練された味わい・・・意外と種類を聴いていない作品ながら、ヴェリ・ベストの手応え充分でした。これほど作品そのものの魅力を感じたのは初めてかも。(写真はネットで拾った懐かしいLP廉価盤。ラーンキの第3番との組み合わせ)

2MM432014Gounod(グノー) 歌劇「ファウスト」よりバレエ音楽(ワルツ/ヌビイ人の踊り/クレオパトラの踊り/トロイ人の娘の踊り/ヘレネの踊り/バッカナール/第2幕のワルツ)/He'rolde(エロール) 歌劇「ザンバ」序曲/Saint-Sae"ns 歌劇「サムソンとデリラ」〜バッカナール/Thomas(トーマ) 歌劇「ミニョン」〜ガヴォット/Massenet(マスネ) 演奏会用序曲「フェードル」/Auber(オーベール) 歌劇「王冠のダイヤモンド」序曲〜ポール・パレー/デトロイト交響楽団(1960-62年)・・・かなり有名な往年のMERCURY録音。市販と収録音順番やら作品が足りないのは1990年台初頭に入手した駅売海賊盤(GX659/980円!)ですから。今となっては法外な価格ながら、こうして20年間素敵な音楽を聴いてきたことを考慮すれば”安い”のかも。音質極上、どれも淡々、速いテンポにてさっくり演奏していように見えて、ヴィヴィッドに充実した躍動と勢い、オケの明るい響き、優秀なアンサンブルに驚かされました。往年のFMファンには懐かしいテーマ曲もいくつか収録され、知名度よりずっと知られている旋律ばかり、これは名曲です。(写真はCDにて復活のもの。2曲ほど収録が多い)

DGElgar 交響曲第1番 変イ長調/威風堂々第1番/第4番〜ジュゼッペ・シノーポリ/フィルハーモニア管弦楽団(1992年)・・・英国のメジャーオケのシェフとしてこの作品をちゃんと演奏する、といった彼のレパートリーからちょっと外れた?印象の録音。これがいままで聴いた英国系の演奏とはまったく異なって、ものすごく勇壮!スケール!厚み!オケを鳴らし切って、たっぷり歌って、細部描き込み徹底して、驚くべき成果。いままで聴いた英国音楽風情じゃない・・・と思いつつ、この充実した響きに心奪われて、まるでMahler を聴くかのような手応えたっぷり感じさせていただきました。威風堂々の迫力もかつていろいろ聴いた中でもっとも威力充分、意外なる感動をいただきました。

 BIS1151Bach ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV1050〜鈴木雅明/バッハ・コレギウム・ジャパン/若松 夏美(v)/菅 きよみ(トラヴェルソ)(2000年)・・・旧録音。ピッチはa''=392。通常440、ウィーン・フィルでは446とか?こちら絶対音感に無縁なる場末のド・シロウト。しっとり柔らかくウェット、リズムのキレに不足はないけれど激しく攻撃的なものに非ず、アンサンブルは整っていて当たり前、技量に優れ、妙に生真面目、細部迄描き込んで少々窮屈なくらい・・・この基本印象は変わりません。世界最高水準の美しい古楽器バロック・アンサンブルが日本に実現しているのですね。再録音未聴、どのような意図だったんでしょうか。

Sfs 82193600012Mahler 交響曲第6番イ短調〜マイケル・ティルソン・トーマス/サンフランシスコ交響楽団(2001年ライヴ)・・・前半のみ拝聴。お気に入り作品なのに、その巨魁な迫力イメージから棚中より取り出す機会は少ない作品也。前回拝聴の印象、記憶まるでなし。第1楽章、重苦しい行進曲リズムの刻みからクリアであり、どんよりした”重さ”から解放されております。緻密であり、爽やかであり、明るい響きに作品との違和感なし。オケは恐ろしく上手く、アンサンブルの完成度も並の水準に非ず、音質だって我が人民中国製激安ディジタル・アンプもビックリするほどクリア・・・

Schubert 交響曲第9番ハ長調〜ヴォルフガング・サヴァリッシュ/シュターツカペレ・ドレスデン(1967年)・・・これはオケの質実、涼やかブルー系木目の肌理を感じさせるサウンドが魅力、ほとんどそれだけで心奪われます。穏健派であり、特別耳目を驚かせるような表現を採らぬサヴァリッシュの(特異なテンポ変化もない)バランス感覚も、作品そのもの魅力をたっぷり引き出しているでしょう。こういった路線が一番日常聴きに適しているのでしょう。久々の作品印象は”長い!”(Mahler より短いけどね)歌謡的シンプルな旋律を繰り返してしつこい!けど、子供の頃から馴染みの名曲をゆったり堪能いたしました。

(2013年7月1日)


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written by wabisuke hayashi