身辺整理/左足首不調/モニターがアウト
つい先日正月だったはずなのに、ずいぶん昔のようが気がする・・・ほぼ毎週のように金沢に訪問し、ひどい風邪をひき、正月前後から連続させたスポーツ・クラブのムリが祟って(左膝不調に加え)左足首に激痛が!ま、それはほぼ2週間で快復できました。十数年愛用したトランジスタ・アンプ(DENON PMA390-U)と真空管アンプをオークションにて処分、極ミニサイズのディジタル・アンプ(TOPPING デジタルアンプM1)に交換いたしました。
わずか5,000円(税送料込)というのが問題ではなく、オーディオ周りが整理された、というのが主眼です。昨年、5年間愛用したデスクトップ・マシンがイカれ(やや非力だけれど小さい)AspireRevoに買い換済、その時モニターは引き継いんだんです。それもわずか3年弱でアウト。即日ネット通販で注文いたしました。(翌々日午前には到着)日常周辺の機器は寿命があるとはいえ、部屋の景色はつぎつぎと変化していくものです。諸行無常。おお、そういえば扇風機型ハロゲンヒーター(おそらく5年もの)もダメになって、買い換えましたっけ。
2年9ヶ月お付き合いした上司が異動しました。結果的に、サラリーマン人生で一番長い付き合いになったんじゃないか。団塊世代の残党として、責任から逃げまくったりして閉口したが、ラスト辺りはすべてのお仕事を任せて下さいましたね。さて、次期上司との関係はいかがなものでしょうか。昔馴染みではあるが。いずれ、この年齢(とし)なのに、最前線でお仕事させて下さることに、感謝。少々(心身ともに)キツい毎日だけれど。呑み過ぎ(自業自得)もあるんだけれど。
演奏会にも行っていないし、音楽にも集中出来ていない。【♪ KechiKechi Classics ♪】毎週金曜2本定例更新も、青息吐息(やっとこさ、辛くも)状態となって何年経ったことでしょう。ぼんやり油断しつつ、安易に音楽を聴いているからだね。反省ばかりの毎日であります。今週、地域間異動が発表されるはず〜自分は埒外と信じております。別に引っ越してもかまわないが、北海道(寒い!)と東京(職住遠い)だけはご勘弁を。
● 懲りもせず、飽きもせず、先月の”ヴェリ・ベスト”。そんなのあったっけ?
●知恩院初詣
おお!そうだ。ウチは浄土宗だったはず。立派な山門は華頂山との看板が〜華頂短期大学って知恩院絡みの学校だったんですね。知らんかった。寺社仏閣はこどもの頃から好きだけれど、初訪問〜というか、金閣寺の側に棲んでいたのに一度も学生時代はそこに行ったことがなかった・・・朝、デジカメの置き場所を失念して持参しなかったことを後悔するほどの、荘厳壮麗なる建築物の連続、本殿の列に並んでちゃんとお参りいたしました。信心はないが、宗教的なるものへの畏敬の念だけは失っておりませぬ。ありがたい読経サウンド(数種打楽器入/残響豊か)に包まれ、灯明というのか、ろうそくを購入して供えて参りました。
●Bach 「音楽の捧げもの」BWV1079〜アストン・マグナ(1995年)・・・ワタシのもっともお気に入りの作品のひとつ。とくにトリオ・ソナタの哀愁の旋律(と、感じてしまう)に痺れます。現代楽器による演奏でも全然かまわないが、ジョン・ギボンズのフォルテ・ピアノには、チェンバロより芯を感じさせ、リズムが際立って得意なる魅力を感じます。クリストファー・クルーガー(fl)はノン・ヴィヴラートで無垢な響きを実現、とは以前の感想だけれど、たった今聴いても、その鮮度はぴかぴかに維持されておりました。音質も極上。
●Zelenka(1679〜 1745年)7声の協奏曲「ヒポコンドリア」イ長調 ZWV187/8声の協奏曲ト短調 ZWV186/8声のシンフォニア イ短調 ZWV189/PISENDEL(1687〜1755年)ヴァイオリン、2つのオーボエ、2つのホルン、弦楽合奏と通奏低音の為の協奏曲ニ長調/2つのオーボエ、弦楽合奏と通奏低音の為のソナタ ハ短調〜ゴッドフリート・フォン・ゴルツ(v)/フライブルク・バロック・オーケストラ(1994年)・・・久々DHM50枚BOX(追加発売されたらしい)より。大Bach が1685年生まれだからほぼ同世代ですね。ともにドレスデンで活躍した人らしいが、PISENDEL(ピゼンデル)は初耳。Bach のスタイルに良く似て、しかも変化に富んで多彩、溌剌とした躍動を感じさせるのは、音楽の魅力そのもの+演奏の力量の反映もあるのでしょう。もちろん古楽器だけれど、かなり硬派できっちりオーソドックスな表現であり、大見得とかテンポの激しい揺れ動きを伴わない。リズムを盤石に刻んで、しかも推進力+躍動に欠けない。ソロの技量にも文句ありません。イタリア系とはまた異なった”色気”、”艶”がちゃんとありました。
●Wagner 楽劇「ニーベルンクの指環」より「ワルハラ城への神々の入場」(ラインの黄金)/「ヴァルキューレの騎行」/「魔の炎の音楽」(ヴァルキューレ)/「夜明けとジークフリートのラインへの旅立ち」/「ジークフリートの葬送行進曲」(神々の黄昏)〜ズービン・メータ/ニューヨーク・フィルハーモニック(1981/82年)・・・Syuzo師匠が下さったもので、クナッパーツブッシュ礼賛!本場もん一筋!の方々には笑止千万なる演奏なのかも。まず録音が鮮明リアルであること、オーケストラが明るく骨太肉厚、推進力があってわかりやすい〜ワタシはとても気に入りました。金管の高らかな響きなど明らかに独墺系とは異なった世界であって、「ありゃ、吹奏楽の世界」と認めない人も多いことでしょう。エエのんもらっちゃった。
NMLにCheskyレーベル登場!待っておりました。たしか、英DECCAのチームが録音を担当してましたよね。早速(どーしても聴きたかった)●Sibelius 交響曲第2番ニ長調〜ジョン・バルビローリ/ロイヤル・フィル(1962年)を拝聴。TESTAMENT盤を購入しようかな?と考えていたところ。ハレ管との新旧録音も大好きだけれど、なんせこちらオーケストラが上手い。サウンドの切れ味、リズム感の鋭さが違います。ハレ管も好きですよ。特別なマジック発生していることは間違いないんだけれど、改めて再聴比較したらなんとも牧歌的な”緩さ”(あながち悪くもないが)を感じさせて、技量、テンションの差は一目瞭然。
音質印象の差もあるのでしょう。ゆるゆると横流れの叙情〜的バルビローリの印象とはひと味違って、雄弁な歌とクールに引き締まったサウンドは特別な魅力でした。満足。
(2010年2月1日)
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