2006年12月博多キャナルシティ

妄想・誤変換


 新年開けました。ことしは人生リセットの年でして、一人息子が独り立ち、ワタシと女房はいよいよ50の坂(下り坂?)へ。「過去に学び、過去に拘泥しない」・・・現代はヴェテランも若者も”サラリーマン受難”の時代でありまして、昔取った杵柄は役に立たない、かなり質の変化が激しいんです。ほんまの”本質”は、そう変わらないんだろうが、その本質の見極めは難物であります。ちんけなる過去の成功体験にノーミソ硬くしちゃいかんのです。

 ワタシはたいがいゴーマンなる男との自覚はあるが、毎年自分のやり方を否定変更工夫するよう気を付けているつもり。そりゃ、変わらないものもありますよ、現場重視、行動重視、音楽重視、ノン・フィックション重視、人間関係重視、固定観念に縛られない、”あれ”と”これ”の連関を発見して新たな切り口を発見する・・・でも、視点は変えます。2006年のやり方を変えます。

 ・・・で、新年は少々「妄想」を。「誤変漢賞」が選定されたそうです。で、新年早々ウソ話を少々・・・では、第壱話〜

「幻の宝石・スターアイを守れ!」

 名探偵・明智大五郎は、宿命のライヴァル”怪盗アンデス”からの挑戦を受けた。

「幻の宝石・スターアイを、明日夜12時ちょうどにいただく」と。

 展示会場では厳重なる警備体制の元、明智大五郎も「スターアイ」を守るべく、間近に待機した。

 そして・・・いよいよ12時・・・しかし、”怪盗アンデス”は現れない。

 1時、2時、じりじりと固唾を飲む明智大五郎〜その時!

 激しく点滅する照明!いよいよ”怪盗アンデス”登場か?臨戦態勢に入る警備陣。

 すると、天上から一枚の紙が・・・

「遅くなりました。怪盗アンデス」


 怪盗が遅れちゃいけないだろ?って、これは終電間近、ようやくでき上がった「回答」を上司に送ったものらしい。正しくは「回答案です」とのこと。第弐話いきます。

 

「悪魔の迷宮トイレ」

 ・・・いったいどこ迄行ったらよいのか。先ほどの売り場案内では、たしかにこちらがトイレと書いてあったはず。

 でも、その方向に進むと「右です」と、更に廊下の奥へ太い矢印が〜

 とうとう脂汗が滲み出て、歩行が内股に、歩幅が小さくなりつつある。危機は近い

 その時、薄暗い廊下の突き当たりに、「左です」との矢印が!

 今更戻ることもできず、「そういえば、この百貨店に入ったときから暗鬱な雰囲気だった」と回想しつつ、先を見やると〜

 おお!数十人も及ぶ青ざめた人々が、似たような苦悶の表情でよろよろと微速前進・・・

 それは

「お客彷徨うトイレ」


 悲惨ですね。あってはいけない悲劇だ・・・って、コレ「お客様用トイレ」でしょ。いや、んもう、最高!

 ことしもバカやっていきます。【♪ KechiKechi Classics ♪】をよろしく。

(2007年1月1日)


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written by wabisuke hayashi