JR神戸線立花駅まん前/ナント2007年6月くらいまで食堂やってました!大震災ぎりぎり生き残り・・・ってワタシの現状みたい

どんな人生にも雨の日もある


 まるでバブルのようであった岡山での2006年度生活(2007年3月迄)を終え、そのバブルが崩壊した2007年度大阪生活でした。すぐにお仕事に慣れて、諄々ゆるゆるの日常生活が戻るか?と思ったが、とうとうアウトで先月は大ちょんぼ発覚!つくづく自分の至らなさを実感・・・”どんな人生にも雨の日もある”〜好きな言葉ですね。いつか一条の光が〜そう夢見ておきましょう。数日前、上司や同僚から「過剰任務」「オーバーワーク」と声を掛けていただき(配慮だとしても)、ちょっと救われた気持ちになりましたね。

 ま、ド残業なんかしていませんよ。但し、都合良くこき使われる(「即!」)というのがほんまの仕事とは思えないだけ。スケジュール管理が自在でないのもストレスだけれど、これが一般常識のサラリーマンでしょう。経済的な不如意もない、健康も維持、息子も無事就職したし、なんの文句があるのか。でも、気持ちよく音楽が聴けません。休日は疲弊して音楽会に行く意欲も起きない。読書への集中力もダウン気味。

 今年の「近況」をしみじみ読み返していたけど、どんどん苦境の色が濃くなっていくなぁ、情けない。急速に事態/状況は変化しないでしょう。解決方法は(おそらく)”枠組みのリセット”なんじゃないか。自分のお仕事範疇、職場環境(人事異動/周りも含め)の転換でしょうか。それまで、なんとかしぶとく生き残るしかない。堪え忍ぶしかない。苦い2007年でした。

 数ヶ月前女房の親父が亡くなったが、これは大往生だし、順番だから仕方がないとしても、息子の保育所時代の母親仲間や、ネット友人が相次いで逝去されたのには少々コタえました。”生命(いのち)あるからこそ、悩む”ということでしょう。そういえば、かつての職場の知人(女房と親しかった)が若くして亡くなったのも今年でした。別れの年でもあったのか。

 中古屋で掘り出し物を見つけたり、通販で新しいCDを注文するときの”ときめき”はどこに消えたのでしょう。ご近所にBOOK・OFFがないこと、東京出張時に(必ず)寄っていた新橋・キムラヤが輸入盤販売より撤退、定宿側五反田BOOK・OFFに出張時寄る時間が取れない・・・むしろYahoo!オークション出品常連として、入札があったら(つまり在庫が減ること)ほっとした気持ちに〜が現状です。

 2007年11月オークションにて入札/6枚計(諸経費すべて込)2,300円某CD(LPでもどんな音源でも一緒だけれど)は、”買う”こと(=所有すること)が主眼ではなくて、”聴く”ことこそ重要〜なのは自明の理。CDに対する愛情は深いから、「嗚呼、これはもう聴かないかも」と思ったものが音楽愛好家に引き取られていくのは、嬉しいものです。もちろん金儲けではありません。「購入した分だけ処分する」ことを(いちおう)旨として、購入頻度の落ちたCDではあるけど、棚に余裕を持たせることを目指しております。

 小学生以来、筋金入りの”クラシック・フリーク”故、目利きは確かですよ。オークションでは滅多に入札しないが、先月は「ヴァーツラフ・ノイマンまとめて!送料込」を落札・・・した直後に少々後悔(失敗したかな?と)したが、いざ届いてみると、6枚計(諸経費すべて込)2,300円某はいかにも(結果的に)安かったことに気づきました。含羞と抑制に溢れたチェコ・フィルの床しい響き。極上の自然な音質・・・20年前@3,300だったCDは、ワタシのもとで再び花開いたのでしょう。

 「第九」「メサイヤ」「クリスマス・オラトリオ」の季節がやってきております。ストレスやトラブルを楽しめる心境に至れば、音楽会に行くことができるのでしょうか。いずれ、なんとか【♪ KechiKechi Classics ♪】は(あと一ヶ月で、更に)一年継続クリアできそうです。(やっとこさ、執筆) 

(2007年12月1日)


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written by wabisuke hayashi