2005年10月北海道

6ヶ月


  今年は残暑厳しいが、さすがにちょっと涼しくなってまいりました。

 89歳での大往生とはいえ、義父の逝去が最大の出来事でした。義母が心身ともに調子を崩してしまい、女房は介護葬式と続いて実家に通い詰、というか、ほ とんど行ったきり。でも、今年実家の近くに異動になるなんて巡り合わせでしょう。息子も大阪に(偶然)就職、良い人生勉強になったと思います。主婦が消えると、生活がガタガタになるのが中年オトコの情けないところ・・・体調維持に気を付けなければ。単身赴任の経験はないけれど、ワタシはすっかり生活意欲をなくしてしまいました。家事はできないことはないが、既にやる気を完全に失って部屋は荒れ放題であります。

 自宅では好き放題の気儘なる生活だけれど、リズムもメリハリもなくなって、ついには何もしなくなる・・・テレビも見ない、フロもシャワーのみ、飯も最低限(昨夜など冷蔵庫を開けたら”女房土産たこ焼き”のみにて夕食)・・・酒を飲みに外に出る気力もなし、買い物にさえ行かない。音楽への集中力も失いがち。先月3回の東京出張/休日出勤/その合間に通夜葬式・・・と落ち着かない秋となりました。相変わらず疲れているなぁ。お仕事上では(見た目)元気でして、さまざまトラブルをなんとか土俵際(徳俵?)で食い止めている感じでしょうか。ま、それなりかなり落ち着いてきたのかな?

 地下鉄とJRの定期券が切れました。つまり転居「6ヶ月経過」・・・早いような、ずいぶん昔のような・・・不思議な感覚。大阪(尼崎)での生活のリズムはかなり確立してきたが、この状況は「更年期」なのでしょうか。先日読んだ一冊には思い当たる節がたくさんありました。悪慣れして、そろそろ新しい環境に飽きとか緩みが出る頃か。猛暑が続いたので外出が億劫になったり、クルマがないから生活範囲が狭くなっちゃうこともあるのでしょう。CD購入は通販とかオークションで継続しているから頻度は落ちていないが、東京出張も含め「機会があれば目を皿のようにして探す!」意欲は失せております。新しいパソコンとか、パーツ増強にも興味なく「ま、動いているからエエか」みたいな状態。

 ああ、読書はけっこう継続してますね。推理小説が増えたり、時代劇を好むようになっているのはノーミソの劣化/老化の証拠ですか?

 オークションはぼちぼち継続しております。処分と購入はほぼ均衡していて、これは金額のことより在庫スペース問題+聴き手の集中力問題。落札は「数枚まとめて」というのが多くて、これは送料と振り込み料の節約です。結果的にダブったり、気に喰わない単品は更に出品・・・を繰り返しております。オーマンディばかり数枚購入したが「小品集」が期待ほどではない、と感じたため2枚処分、アーノンクールが届いたら「Artist Portrait」(2枚組)が(部分楽章)寄せ集めだったのでオークションに出したり・・・もちろん良心価格(150円〜300円/しかもメール便80円)でっせ。

 音楽は嗜好品だから、求めている人は存在するんです。商売じゃないので、最低価格で入札あれば満足。

 クルト・マズアのBruckner 交響曲全集はそれなり(一ヶ月間)愉しませていただいたけれど、そろそろオークション出品時かな、とも考えております。Stravinsky(自演中心に)、アーノンクール(LP時代以来昔年の課題であった録音)・・・と音楽聴取の幅は広がっていると感じます。でも、煮詰まり感があるのは”生演奏”に行っていないから。猛暑だったり、体調今ひとつだったり、お仕事入ったり、で。

 反省しましょう。”生”こそ音楽の基本ですから。音楽をしっかり味わうべき季節がやってまいりました。

 

(2007年10月1日)


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written by wabisuke hayashi