2007年5月阪急・武庫川駅付近・ご近所公園にて

ゆるゆる教


 転居して丸2ヶ月、お仕事不如意なのは、取引先の要望に従って要望即答正確な実務が出来ていない(そりゃムリでっせ、天才でもあるまいし)こと、お仕事全貌の流れが見えていないことなのは幾度「音楽日誌」にて言及しました。転勤するたび、お仕事がキツくなるのは時代なのかなぁ。”な〜んもデケんおっさん”状態のは事実なので、仕方がない。取引先には愛されていないだろうが、出入り禁止ではないし、新しい職場にはそれなり(まったり)馴染んでいるし、なにより体調は悪くはない、音楽も楽しい・・・お仕事愚痴はもうエエでしょう。

 2007年5月26日朝日新聞朝刊(13版)に「相談室」があって、その回答が明川哲也さん〜この人は「叫ぶ詩人の会」のドリアン助川氏であり、ヴォーカリストのTETSUYAであり、ま、ともかくこの人の「回答」はいつもケッサクなんです。愚図でダメ人間なワタシも快活に毎日を送りたい〜といったお悩み回答は、「実はボクはゆるゆる教の教祖です」(信者なし)と。ジョギングしようと思ったが、即息が上がってしまって、歩くより遅くゆるゆる走るしかない〜その継続の結果、半年後には10km走れるようになった、とのこと。「普通の人の半分しか働かない。完璧を目指さない、ご飯もゆるゆる、酒もゆるゆる、各駅停車を選ぶ、人付き合い求めない、情報は追いかけない、出世は求めない・・・」

 ワタシも入信しますよ。「ゆるゆると行きましょう。確実に一歩ずつ、毎日の風景を楽しみながら。」〜エエですね。5月健康診断結果もかなり良好でした。あまり先行き成果を焦らず、ゆるゆる行けば、やがて新たな地平が見えてくるでしょうか。残り多くはないサラリーマン生活に。

 手持ちクラシック音楽CDはかなりの物量だけれど、聴き手はたった一人だし、いくらお仕事を上手く手抜きしても時間も、集中力も限られます。聴かれないCDは可哀想ですね。昨年よりぼちぼちオークション処分始めたが、ことし2007年の転居を契機に処分の速度を上げました。収納不如意状態となったため・・・幸い【♪ KechiKechi Classics ♪】読者の暖かい支援でかなり在庫の整理が進み、CDは聴かれるべき人々に届けられました。

 職場異動後出張激減で”不労所得”も激減しました。いっぽうで酒席もほとんどなくなったし、これで昼食外食代さえ節約できれば・・・結果的に5月はCD購入復活してしまって、でも、ま、廉価盤しか買いませんし・・・その「廉価盤」が問題なのだな。”苦手”と公言し、ばりばり処分しているBeethoven だって、未知なる音源も網羅したボックスが出ると聞けばココロ動きますもの。PILZ音源(かなり)集大成も、マニアとしては看過できない・・・

 ERATO B15D-39056  1990年頃1,500円(税込1,545円)で購入問題は”買ったらちゃんと聴け!愉しめ”ということですな。ロベール・ヴェイロン・ラクロワという往年の名クラヴシニストがおりました。F.Couperinの作品集があるんです。(ERATO B15D-39056)これは1990年頃1,500円(税込1,545円)で購入したもの(1966/67年録音)。「神秘な障壁」は大好きな作品でして、これが、現代楽器による雄弁かつ官能的な演奏です。その千変万化する多彩な音色たるや、まるでシンゼサイザーのよう(!?作品の題名を読み上げる彼の声も聴ける)・・・十数年後、現在なら新しい録音11枚組で4,000円某で購入可能です。もしかしたらこの感動が11倍に至るかも!しかも@400を遙かに切る単価で!嗚呼、聴いてみたい。(室内楽全集はとてもよかったことを確認済)

 でもね、粗雑な効き方に至る可能性もあるし、聴かずに死蔵し、そのまま忘れるかも知れない・・・そんな事象を深く自戒したいと思います。豊かな暮らし(生活)のため、音楽を幅広く、楽しく聴きたいものです。

(2007年6月1日)


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【♪ KechiKechi Classics ♪】

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written by wabisuke hayashi