そして、一年に感謝
サラリーマンにとっての新年が始まっております。
クラシック関連サイト(ブログ)ご同輩(ほんまに同世代)に異動が多くあるようです。職場を早期退職され、自分なりの新しいお仕事を模索される人、所属する会社が(自分の意志ではなく)変わる方、単身赴任される方・・・様々の出発。これを期にブログを休止される方もいらっしゃいました。残念。
ワタシは営業の担当エリアを神戸→金沢と変更となり、引き継いでいる真っ最中。散々トラブルとご迷惑をお掛けした取引先だけれど、ま、最後ということもあってか、または、お愛想か?残念がって下さること!お取引先は年度末の「有休消化命令」が出ているそうで、順繰りまとめてお休みを取られているから、定例パターンのご商談は後ろにずれていたんです。で、内部引継が一部先行して、新人の名前で連絡メールを送付したら速攻!でお電話が〜「替わるの?」と。それはそれでそれなり、お互い馴染んでしまったのか。
新しい担当エリアには(一年前同様)カルチャーショックの連続だけれど、この一年の苦戦苦労試練はムダじゃなかった、と思いますね。内部的な誹謗中傷(誤解を受けやすいタイプ故)でちょっとヘコんだりしたが、意気揚々と新しいお仕事に臨みましょう。ワタシの元・お仕事は(おおよそ)二人に引き継いだけれど、ビビってますね。ヴェテランに一年間二人分やらせるなっ、てな感慨です。”花冷え”で体調崩しやすい時期だけれど、キモチ的に張っております(咽がちょっと痛い)。
金沢には既に2度伺い、大阪から遠い!ということ、取引先の難しさ(決定意志の在処がわからない)がぼんやり見えてきております。情勢的に逆風なので、まず商売をちゃんとしないと。先日、ちょっと残って飲んだけど、酒も肴も旨いですね、ご当地は。ダイエットを意識しないとエラいことになりそう。自戒しましょう。でも、精神的にゆったり、たくさん音楽を聴ける状況に戻って参りました。
オークションにてのCD在庫精査作業も概ね順調に継続中です。【♪ KechiKechi Classics ♪】読者に深く感謝。(本年もエイプリル・フールネタの余裕なし)
● ■【♪ KechiKechi Classics ♪】2008年3月の振り返り。(ほんまはもっと一杯次点があるんだけれど)
ヴェリ・ベストは2月に続きMahler であって、交響曲第3番ニ短調〜ジョン・バルビローリ/ハレ管弦楽団(1969年マンチェスター/フリー・トレード・ホール・ライヴ)・・・これは驚異的な名演奏、そして録音でした。悠々とゆったりめのテンポ、細部明快詳細に描き込んで、曖昧に流したようなところは一切なし。ライヴならではのちょっとしたミスタッチないでもないが、アンサンブルの集中、オーケストラが鳴りきって信じられぬほど充実しております。目隠しで聴けば”ハレ管!?”とはまず気付かない。どの楽章も優しい歌に溢れて暖かく、そして平易。わかりやすい。明るい。楽しい。
もう一発、Elgar 交響曲第1/2番〜ベルナルト・ハイティンク/フィルハーモニア管弦楽団(1983/84年)・・・メリハリがあって非常にわかりやすい。この人はムリムリ強引な表現する人じゃないし、英国音楽としての含羞抑制矜持を感じさせつつオーケストラがとても上手いとの手応え有。指揮者のマジックでオーケストラの響きはくすんで、鈍く輝くのですね。楷書であり、細部まで丁重に描き込んで、大きな呼吸は繊細です。スケール、迫力にも不足しない。ボウルト盤(1976年)の剛直骨太、濃い墨の筆字で仕上げたような演奏にも感銘深かったが、ハイティンクの自然体、練り上げられた円熟も素晴らしい。通勤電車中で陶然恍惚としておりました。
(2008年4月1日)
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