2012年3月高千穂/雨の中

胃が重い


 寒い春ですね。桜花は遅いかも知れません。年々、お仕事がキツく感じるのは、ほんまにそうなのか、それとも華麗なる加齢による心身ともの劣化故でしょうか。毎朝、ほんの15分ほどウォーキング+ストレッチを継続しているのは、昨年2011年夏前、肺炎を罹患してしてしまったから。それ以来、風邪はひかなくなりました・・・しかし、どーも体調どんよりして、夕方には心身ともに力尽きてしまう感じ。急に休んだりしたことはないし、お仕事に(いまのところ)支障は出ていないけれど。ちゃんと毎日職場朝一番、倦まず弛まず休まず出勤しておりますよ。お酒の量が減るのはかまわないが、胃が弱っている自覚もあもるんです。そろそろ痩せてくるのか。

 あと2週間ほどで、我チームに新卒新人女性が赴任します(華麗なる学歴/英語ぺらぺら、ほとんどネイティヴ)。一昨年、優秀なる若い者が一人参入、本年ヴェテランが(もうすぐ)異動退出して入れ替わるから、ぐっと若返ります。お隣チームも含め、女性がずいぶんと増えます。春だなぁ、新しいメンバーが加わって、職場の空気も変わることでしょう。なんせ職場最年長に(一昨年より)なっちまったし、現場監督的立場としては全国最年長ヴェテラン、ロートル、平均年齢を上げているのはワシでっせ。若い者に負けぬよう、新しいスキルを身につけないとなぁ。日々精進。

 日々、物欲は減退して、欲しいものは(ほとんど)ないんです。出張が多いから、別途どこか旅行に行きたいとも思わない。音楽だって、ネットからたっぷり音源調達可能、CDはオークションにて時々まとめて処分するほど在庫ありますし。宿題はスマート・フォンやらブック・リーダーかな?そのくらいの(自分への)投資をすべきなのでしょう。油断すると時代遅れロートル親父になり果ててしまうから。iPodに手をつけたのもわずか数ヶ月前(もう元に戻れない)。新聞を配達して下さるひとがいなくなるのも時間の問題?ディジタル化を検討すべきなのでしょう。

 ちょっぴり気になっていることなんだけど、(自主CD作成用)CDR値上がりしておりますね。わずか半年でamazonPBは100枚1,380円→1,680円→2,200円。結局1,750円のを別途探して入手。もしかしてCDRの絶対生産量が減って、割高に至っているのかも。100円ショップにてCD/DVD収納ポケット25枚→20枚、しかもほとんど在庫がない。もしかして生産地人民中国にて値上げ通告?身近では米が代表例だけれど、あちこち値上げがあるのはヤバいですね。ちっとも収入の方は増えぬのに。

 と、まぁ、こんな平穏なる貴重なる日常なのでしょう、きっと。

 恒例前月のヴェリ・ベスト振り返り。

Mussorgsky/ストコフスキー編 組曲「展覧会の絵」〜ホセ・セレブリエール/ボーンマス交響楽団(2004年)・・・Ravel 編に慣れているから、もっと粗野な印象有。旋律受け渡しの楽器担当が不自然、それはまるでWebern編曲の「6声のリチェルカーレ」を連想させて怪しい雰囲気満載。但し、セレブリエールは真摯かつ整ったアンサンブルで、作品本来の価値を(イロモノとしてではなく)正確に表出していると感じます。音質問題も含め、ストコフスキー自演よりこちらのほうが好ましい。

「呉春」展示会へ。大好きな与謝蕪村の弟子であり、池田に在住していたこともある江戸中期の画家。池田の著名な銘酒の名前にもなっております。白梅図屏風六曲一双が今回のメインなんだけど、ワタシ如きド・シロウトには渋過ぎて地味、茫洋として巨大、感銘をちゃんと受け取れません。松下遊鯉図/岩上孔雀図、対の掛け軸はあまりに見事であって、右下に控える鯉には水の色が淡く施され、左上から睥睨する孔雀は色彩皆無の墨にて描かれているのに、緻密精密な圧巻描写に無限の色彩を感じさせます。

Philips A 02085 LMozart 協奏交響曲 変ホ長調Anh 9/K.297b(1960年/ハーコン・ストタイン(ob)/ブラム・デ・ウィルデ(cl)/ヤン・ボス(hr)/トム・デ・クラーク(fg))/セレナーデ ト長調 K.525(1958年)〜シモン・ゴールドベルク/オランダ室内管弦楽団・・・ネットにて拾った音源をiPod拝聴(最近このパターンが多い)。LP板起こしらしく、なぜか(優秀なる)モノラル音源。愉悦に充ち、管楽器ソロが悠々、余裕、楽しげに演奏しているのが伝わります。この人らコンセルトヘボウのメンバーちゃうの?続く「アイネ・ク」含め、アンサンブルのバランス、響きの美しさも抜群。しばらく(もしかしてLP以来?)聴いていなかった人だけど、真剣に集めても良いかも知れません→入手いたしました。

Stravinsky 兵士の物語〜フェルナン・ウーブラドゥ/語り手 ジャン・マルシャ Jean Marchat/悪魔 マルセル・エラン Marcel Herrand/兵士 ミシェル・オークレール Michel Auclair/Ensembre instumental ジョルジュ・アレス Georges Ales (v)/アンリ・モロー Henri Moreau(cb)/ピエール・ルフェーヴル Pierre Lefebvre(cl)/ポール・オンニュ Paul Hongne(fg)/ロジェ・デルモット Roger Delmotte(コルネット)/マルセル・ガリエーグ Marcel Galiegue(tb)/ルネ・アニコ Rene Hanicot(打楽器)(1952年)・・・最高。音質極上。語り手は著名な仏蘭西の俳優さんたちだそう。ワタシ、日本語一筋幾数十年!当然、お仏蘭西語は珍紛漢紛ながら、粗筋は概ね知っているし、言葉は通じなくても情感の揺れ動き、言葉自体の発声の美しさははっきり感受可能。器楽アンサンブルがノリノリに上手くて、とくにコルネットのスムースかつ甘美な技巧には惚れ惚れするほど。

DG LPE 17124愉悦といえば、Mozart 協奏交響曲 変ホ長調K.364〜ヨゼフ&リリアン・フックス(v/va)/ジンブラー・シンフォニエッタ・・・ジンブラー・シンフォニエッタはボストン響のメンバーによる室内アンサンブルらしくて、ステレオ時代には録音がない(後述;スタリアーノのホルン協奏曲集がステレオだった?)、CDもほとんど見掛けたことなし。1950年代初頭、米DECCA(英DECCAとは無縁)原盤のDG25cmLP板起こしらしい。これがすこぶる溌剌、それこそ愉悦に充ちて最高!っす。明るくヴィヴィドなヴァイオリンはノリノリ、表情豊か、やや前のめりの勢いがあって、時代のアツさ、希望に充ちた勢いみたいものをたっぷり感じさせて秀逸。音質良好。ヴェリ・ベスト。

(2012年4月1日)


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written by wabisuke hayashi