2003年1月30日広島方面は凄い雪でした

寒い冬


 北国に生まれ、育ったのに、いえ、そうだからこそ、冬の寒さに弱く、夏の暑さに負けてしまう。北海道の住宅の暖房は完璧でっせ、なんせホームレスは存在できない厳しい気候です。この時期、いつも痛めている左膝を悪化させてしまうが、今年は職場の階段をゆっくりつま先で上がったり降りたり(太ももの筋肉を意識)、スポーツクラブ(ソフト・ヨガみたいなもの)に通ったり、通院でリハビリを欠かさなかったりで、なんとか乗り切れそうです。毎日通勤で駅まで速歩15分、が効いているかも。金沢には2回訪問したが、ことしは雪が多くて湖西線に入ったら、もう雪景色。福井辺りはずいぶんと積もっていて、金沢もいつになく(たっぷり湿っぽい)雪に出会いました。北陸方面はそのあと凄い豪雪が続いているらしい。我が社宅扱い賃貸マンションではホットカーペット+エアコン+ハロゲンヒーターにて暖めて乗り切っております。ことしは珍しく、酷い風邪をひいていないのが救い。

 正月北海道に遊んだのが遠い日のように昔に感じちゃう・・・おそらくあと数日で転勤辞令が出るが、大ヴェテランのワタシはどこにも行くところがない〜相対的に、それなり現状で使えている(そうカンチガイしている)から、ありがたく継続させていただけるんじゃないか。一時間ほど離れたところに一人暮らししている女房殿の母親が調子悪く、ご近所病院(ワタシが左膝リハビリしているところ)に通院するため、しばらく泊まっております。人生、そんな役回りになりつつある今日この頃。

 毎日6時に目覚め、朝刊を熟読しつつ朝食を摂り、それから音楽を聴きつつ「音楽日誌」更新。このリズムは休日でも変わりません。職場にはほとんど毎日一番乗り〜規則正しい生活ぶりは「東洋のケーニヒスベルグ/尼崎のエマニュエル・カント」と呼んで欲しい(ウソ)・・・ほんまもんのマニアに比べれば、ワタシのCD在庫など屁みたいなものだが、いつの間にこんなに貯まったの?一生掛かっても聴き切れない・・・そんな空しさにおそわれてオークションに出品している・・・というのは半分ウソ。2010年末で店仕舞いする予定が、登録解除を大晦日に失念して仕方がなく一ヶ月継続したのみ。よう売れましたわ。2月継続して良いんだが、送付作業に追われたこともあって、いったん休止。在庫を見極め、折を見て復活させましょう。

 先月初旬に3年ほど使った無線LANがとうとうダメになって、数ヶ月前からときどきつながらなくなるストレスがあったんです。理由はわからんが、ケーブルテレビで契約しているネット設定とルーターの相性か?amazonで一番安いのを再購入したら、それが同じメーカーでして、数日間設定悪戦苦闘してとうとうアウト。ご近所電気屋にて別メーカー(これも安かったが)のを買ってきたら、ちゃんとつながりました(つなぎ方の手順が問題らしい)。なんか凄いムダ遣いした気分(実際は数千円の出費)だが、調子悪かった旧ルーターも含め、オークションにてそれなりの価格で売れました。元は取った、という手応え有。そういえば昨年購入したブルーレイ対応のビデオはHD録画ばかりしていて、そろそろ円盤に焼いて保存しようか、と思い立った・・・のは良いが、ブルーレイは高いのでDVD-Rでエエやろ、と(これまた)amazonにて一番安いのを注文したら、ディジタル録画に対応していないデータ用だったみたいで、ムダにしました。悔しい。

 我が家のパソコンにはDVDを焼く機器はないんです。件のDVDは棚中最上段に鎮座しております。いつかは使う時もあるでしょう。

 読書は全然していなくて、数日前久々スポーツクラブ帰り西宮のBOOK・OFFにて数冊仕入れ〜その中の一冊。林 公一「それは『うつ病』ではありません!」(宝島社新書)・・・これは「鬱病」が病(やまい)として市民権を得たが故に出現した、類似の症状への警鐘です。精神医学が未だ発展途上であるための見解の相違、中途半端な知識が流布したが故の都合の良い「擬態うつ病」(錦の御旗〜堂々と休める)、正しくない薬処方による副作用もあるし、たんなるワガママ、「パーソナリティ障碍」、時には統合失調症(100人に一人!発症の可能性)の場合もある事例がわかりやすく提示されます。少々の診立て違いがあっても仕方がないが、ほんまの鬱病に苦しんでいる人々の社会復帰に悪影響を及ぼしているそう。診断には”ぱっと見の印象”が重要だそうで、遊ぶ時だけ元気だ、みたいなものは鬱病ではないと言い切っております(医者による見解の相違有)。苦しい症状は、理由もなく継続して晴れることは少ないそうです。

 先月の素敵な音楽ヴェリ・ベスト。なんか集中できんかったなぁ、あまり。

dhm/BMG BVCD-8803〜04 1,115円2006年購入●Bach 管弦楽組曲第1番ハ長調/第2番ロ短調〜コレギウム・アウレウム/フランツヨゼフ・マイヤー/ハンス・マルティン・リンデ(fl)(1969年)・・・古楽器演奏の嚆矢であり、現在では中途半端な楽器使用、解釈云々されるもの。CD一枚収録四十数分というのも贅沢なものです。学究的な問題さておき、柔らかく、古雅であり、瑞々しい残響に充たされ、ほとんど理想的な演奏と感じました。最近の先鋭的な録音に比べ、編成が大きく、リズムも少々ノンビリしているが、これが1960年代!?的驚異的な完成度。ヒステリックな疾走よりずっと魅力的。この作品、そして音楽そのものが好きになる演奏です。

 最終的に、現代楽器によるBach は一部を除いてオークション処分する結果になりました。

●Handel オラトリオ「ソロモン」より「シバの女王の入場」(ニコラス・クレーマー1995年)/合奏協奏曲ヘ長調 作品3-4(フランツ・ウェルザー・メスト1990年)/オラトリオ「テオドラ」より「あなたに、あなたの偉大なる息子に」(ダネマン(s)/ブレイズ(ct)/クレーマー2002年)/「水上の音楽」組曲ニ長調(クレーマー1995年)+Albinoni オーボエ協奏曲ニ短調 作品9-2(クレーマー/ザバレラ(ob)2002年)/Rameau 「ボレアド」組曲(クレーマー2002年)/PEGOLESI スターバト・マーテルより冒頭部分(ダネマン(s)/ブレイズ(ct)/クレーマー2002年)・・・ヴィンタートゥーア・コレギウム・ムジクム。これもネットで拾える鮮明なる録音也。昨年2010年9月「音楽日誌」に一度言及があって、一枚の自主CDに仕上げたもの。冒頭「シバの女王の入場」よりすこぶるヴィヴィッドな小編成アンサンブルであって、現代楽器によるバロック・アンサンブルも悪くないな、と再認識させる立派な演奏ばかり。ダネマン(s)/ブレイズ(ct)二人のしっとりした声楽に心奪われました。スターバト・マーテルは全曲聴きたかった!馴染みの作品ばかりだが、Rameau 「ボレアド」は(ブリュッヘン以来)なんども聴いて、ようやく作品の魅力に目覚めました。フランス・バロックは独逸とも伊太利亜とも話法が異なって、慣れるのに時間が掛かりました。

●ビデオで撮った昨年末「クリスマスの約束」拝見。観客は八割ほどやや妙齢の女性であって、やや上気して幸せそうにいっしょに歌う姿が美しい。アイドルの存在そのものに同化熱狂して叫ぶ!というのではない、ほんまに素敵な、上質な音楽を心より愉しんでいますよ、といった風情でしょう。小田さん厳選のメンバーは文句なし実力派揃いだが、山本潤子さんの「冷たい雨」はユーミンの作品であり、学生時代LP買ったなぁ、ハイ・ファイ・セットの。30年経っても声が全然変わらない!精進と努力のたまものでしょう。若手代表の清水翔太は、日本音楽文化の熟成はこんな天才を生み出すんだな、といった驚き有。歌も上手いし、作品のリズムのモダーンなこと!歌の合間にメンバーの会話が挟まるんだが、リハーサルの話題などオモロくて、各々の人柄が滲み出る暖かさ。キヨサクの生真面目さ、「小さな恋の歌」も名曲!たか子ちゃん、大好き。JUJUも大ファン。

EMI icon 6986672/8枚組 総経費込3,100円ほどで入手  ●Mozart ヴァイオリン・ソナタ17番 ハ長調K.296(1958年)/第21番ホ短調K.304(1957年以上レオン・ポマース(p))/Beethoven ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調「春」(1958年ルドルフ・フィルクシュニー(p))/第9番イ長調「クロイツェル」(1957年アルトゥール・バルサム(p))〜ナタン・ミルシテイン(p)・・・この人のヴァイオリンはちょっと辛口、凛として背筋の伸びた端正気品が堪らない魅力。後半のBeethoven は忘れもしない子供の頃廉価盤LPで出会い、愛聴しておりました。(Mozart は初耳)この淡麗辛口演奏に馴染んでいると、CD時代に至ってフランチェスカッティを聴いたらその違和感に苦しんだものです。そのリハビリに十数年掛かり、グリュミオーと出会ってようやく癒されたが、やはり原点はこれ!的手応え充分。1957年はモノラル録音だが、音質的な不満もなし、伴奏はフィルクシュニーが著名であって、あとはハイフェッツ辺りとも録音していた(なんとなく)伴奏専門的印象のピアニスト(ごめんなさい)だが、ちゃんと立派な演奏です。

Chesky RECORDS CR6●Brahms 交響曲第4番ホ短調〜フリッツ・ライナー/ロイヤル・フィル(1962年)・・・最晩年RCAではないリーダーズ・ダイジェスト録音。録音エンジニアは英DECCAのケネス・ウィルキンソン。後RCAでシカゴ響の他の交響曲と組み合わせされて再発されております。これを聴くと、シカゴ響の技量はライナーで鍛えられたことが、はっきり理解できるRPO絶好調の凄い集中力。いつもの硬派金属的なアンサンブルは、録音印象もあるのか?柔軟さを加えて壮絶であります。Beeやんほどでもないにせよ、この辺りの交響曲は少々苦手、子供の頃から聴き続けて食傷気味なのに、この余裕、スケール、そして鮮度はなんだ!

(2011年2月1日)


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written by wabisuke hayashi