2008年尼崎ご近所

シアワセってなんだ


 熊本より大阪に戻ってきた一人息子が彼女を同行したり(昨日初対面/可愛いもんですよ、若いし素直だし)、甥夫婦(結婚間近)が遊びに来たり、若い人はいいな、シアワセだな、と思います。こちら草臥れ中年、あちこち節々痛んだり、不平不満愚痴溜息嘆息ばかりの毎日、ところが我が職場を見渡せば息子と同世代の20歳代、ちょっと様子が違います。意外と元気も覇気も足りない、お仕事はフクザツ怪奇、求められる水準は日々高まって、しかもITスキルの向上を求められます。”使える使えない”の話題に非ず、日常お仕事に有機的合理的活用しているか、という問題。もちろん我らがロートルも四苦八苦なんだけど、ポイントはお仕事全体像ですから。中年三患部はやたらと元気が良い。説教しすぎたか、若者はちょっと萎縮しているのか。

 時代かなぁ?記憶では若い頃、自分はもっと大胆かつ傲慢だった記憶もあるけど。先日、研修にてお隣のチーム若いやつ(親父さんはエリートのサラブレッド/我が職場はそんな配慮気遣い一切皆無/ちなみに学歴も)と半日一緒に過ごしたら、かなり疲れている・・・日常作業(お仕事に非ず)に追われ、残業、母親を亡くし父親一人暮らし(現役)の実家まで帰宅したら、もうほとんど夜10時、何もできん、と。そうかなぁ、仕事の質が変わったのか。自分が就職したての頃は段取り悪くドン臭く、毎日朝7時〜夜11時、時々朝4時半より、みたいな毎日、もちろんカネはない・・・それでも、しっかり遊んだ記憶あるけれど。それがいやでいやで、やがて中堅に至る頃には徹底的なお仕事合理化命残業嫌い(早朝出勤厭わぬ)〜IT時代を迎えてますますそれは加速し〜現在に至る。

 お仕事手順は毎日工夫改善ですよ。こうして、そろそろ50歳代後半に突入!ヴェテラン・ロートルを現場責任者として、現役で使って下さることがシアワセです(おそらく現場マネージャーとして全国最年長ヴェテラン)。東京本丸エラいさんには縁がないけれど、彼らが生き生きとシアワセには見えません。(シアワセは各々勝手な価値観は前提)某投資信託にて企業年金運用ごっそり消失〜世の中に甘(うま)い話はありませんって、なんど報道されても安易な道ばかり狙うのか。努力せずに儲けるというのはあり得ない、あってはならぬ。但し、努力してもそれなりの収入は得られないことはあって→遊んで儲けている奴もいる→じゃ、自分も一攫千金!という図式かも。

 あと2週間ほどで2名異動、そのあと2名着任、更にもう一人新人研修が終わったら着任、ヴェテラン一人は手術休職を経〜別会社に出向です。女性ばかり、そして若い人ばかりやってきて職場の雰囲気もガラリ変わることでしょう。春はもうすぐ。

 恒例前月のヴェリ・ベスト振り返り。

Ravel ボレロ/ラ・ヴァルス/スペイン狂詩曲/「ダフニスとクロエ」第2組曲/逝ける女王のためのパヴァーヌ/古風なメヌエット〜アンドレ・クリュイタンス/パリ音楽院管弦楽団(1961/62年)・・・素晴らしい音質。ぞくぞくするほどオケが”仏蘭西”していて、ド・エッチなヴィヴラートにまみれたホルンを先頭に、木管金管は薄っぺらく明るい。エエサウンドやなぁ、このオケ。端正な佇まいでありながら、小粋な味わい溢れて、官能性と両立しております。電車中にて、目眩をこらえておりました。

この駅売海賊盤を入手したのは、たしか1992年。もう20年前でっせ。いまとなってはずいぶん高価な1,000円也、でもね。20年間愉しんで、現役→iPod取り込みなんて、安易に安い高いとは判断できぬものです。

RCA LSC 2957以前から気になっていた音源があって、LP復刻RCA LSC 2957。Mozart ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219〜ヤッシャ・ハイフェッツ(v)/室内管弦楽団・・・Gregor Piatigorsky dirige desde el primer cello.なに?ピアティゴルスキーがチェロを弾きつつ指揮しているって。これを自主CD化して聴き始めたら、音質は良好だし、溌溂、前のめり明るいリズムに充ちて、颯爽と素晴らしい〜のは良いが、これは(もの凄く)馴染んだ印象有。やっちまったか。

ようはするに既に持っているCDっつうことでっせ。冷静に考えればわかりそうなのに、Gregor Piatigorsky dirige desde el primer cello→これがアカンかった・・・

HMV DB 6190-95Elgar 交響曲第2番 変ホ長調〜エイドリアン・ボウルト/BBC交響楽団(1944年)・・・パブリック・ドメインだしネットから拾える旧録音(HMV DB 6190-95)也。噂では音質云々の声もあったが、そんなことはない。充分でっせ、ストレスなく音楽拝聴可能。再録音(1975年)も盤石の演奏に間違いなし、こちらもっと若々しく少々強引なほど、燃えるような推進力と金管爆発が個性であります。こんなBBC交響楽団は滅多に聴けぬ迫力、もしかして大昔、ボウルト御大時代はこんなゴリゴリしたサウンドだったんですか?

Scho"nberg セレナーデ 作品24〜ロバート・クラフト/20世紀クラシック・アンサンブル(1994年)・・・この辺りはワタシのツボでして、レオン・キルヒナー/マールボロ音楽祭(1966年)にて、かなり以前から拝聴しておりました。もの凄くハード、どこが「セレナーデ」やねん!的怪しい旋律、サウンド続きます。ギターやらマンドリン、バスの独唱も入って、それがその所以なのでしょう。Mahler の交響曲第7番ホ短調の行き着く先、神髄のみ残して煩悩取り除いた残りカス、みたいな作品なのでしょう。室内作品なんだけど、各パートは唱和せず各々個性を主張して響き合わない。それでもマールボロ盤だったら、まだ人間の息遣いみたいなものを感じさせたけれど、こちらほとんど情感もクソもあるかい!的、怜悧で正確な集中力で乗り切りました。

(2012年3月1日)


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written by wabisuke hayashi