2004年7月北海道

華麗なる加齢/不摂生と過労


 【♪ KechiKechi Classics ♪】 は休憩中です。5-6月と体調を崩しました。休日以外、ほんまにお仕事休んだのは一日半ほどだけれど、風邪症状が長引くな、と思っていたら(診断の結果)肺炎になっておりました。今回は胃腸に余り影響なかったので、食欲はあまり落ちなかったこと+動きは鈍くなって(結果)体重増。ますます不健康さの度合いは増していく・・・体調が悪ければ音楽に集中できないのはあたりまえ、日常お仕事消化するのにやっとこさ、出張スケジュールはいつも通りででしょ?毎日、苦しいものですよ。体調万全にてサボる!遊びに行く!というのが理想ですね。健康なくして不健康な遊び(酒とか夜更かしとか)はできぬ!という真理を痛感いたしました。

 幸いヤクと注射が劇的に効いて猛暑夏前に快復傾向だけれど、まだまだ本調子じゃない。もうちょっと体調落ち着いたら、生活のリズムを見直そうかな?そんなことを検討中です。いままでは

午前6時起床、
朝食は6時半迄、
7時くらいまで「音楽日誌」執筆、
7時20分過ぎには自宅を出て、
8時ちょっと過ぎには職場到着。

このリズムを崩しませんでした。(休日も起床は同じ)

これを(例えば)

午前6時起床
〜6時半頃迄ウォ−キング、
その後シャワー
〜朝食、
そして出勤は同じ、というようにしようかな、と。(後述;結果的に5時半起床〜即ウォーキング〜あとは以前と同じになりました)

 朝一番にノーミソ前頭連合野たっぷり使って文書執筆、というのも悪くないんだけれど、最近体調悪化でまともな音楽コメントは書けなかったんです。こんな趣味のサイト更新に限らず、お仕事でもなんでも”生活リズム”が重要なので、帰宅後のパターン構築をしなくっちゃな。岡山時代は若かったし、自宅も近所、呑んでも9時までに帰宅したんだけどな、たいてい。呑み友達のリズムにもよるんだけれど。

 CDが激安に至ったこと、挙げ句、無料でデータダウンロード→自主CD化自由自在となって、ますます音楽に対して粗雑な姿勢になった、と自覚しております。今年2011年前半は自主CD病膏肓に至って、山ほどCD焼きました。そしてここ一ヶ月、体調不良と相まって熱は少々醒め気味。ま、三日坊主、熱しやすく冷めやすいのは子供のころからの性癖であります。原点に還るというか、初心を大切にしないといけないな。猛省しております。贅沢は希な経験だからこそ贅沢と感じる。美人も三日見れば厭きる!(先人の言い伝えです)

 ある日、「Mozart -TOWER / GERMANY」〜「モォツァルトほぼ全曲ぜんぶタダ.wma」サイトを発見!

 試しに交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」/第36番ハ長調KV.425「リンツ」/メヌエット ハ長調K.409(383f)/アダージョ・マエストーソ ト長調 K.444(K.425a所謂交響曲第37番の序奏)を拝聴。音質まぁまぁ(日常聴きに不足ない・・・かな?)けっこうしっかりとした現代楽器アンサンブルであって、余計な飾りの少ないもの・・・問題は演奏者、録音情報一切存在しないことであって、それこそ先日上梓した「製品としてのCDの矜持」(CDじゃないが)基本中基本条件抜也。

 でもね、(ほぼ)全部全曲聴けますから。この際割り切って「聴くべきものは聴いた」(似非・平知盛)、手持ちモォツァルトCD全部処分して、これだけで生きることは可能なんじゃないか。煩悩全部捨てれば。凄い時代になりましたよ。(「音楽日誌」より)

 これって、けっこう自らの基本哲学やら、思想に問題提起させる事象だと思いますよ。わずか数年前、BRILLIANTのMozart 全集発売で、ようやく市井のサラリーマンにも全貌入手が可能になったばかり。Wagnerの「リング」でもBach のカンタータ全集でもいいや、子供の頃、若い頃にはほんまの贅沢品で手に届かぬ夢のまた夢、それが「モォツァルトほぼ全曲ぜんぶタダ.wma」の時代ですから。誰々の演奏じゃなきゃ、みたいな屁理屈寝言の前に全部ちゃんと聴け!そんな覚悟を迫られているような気がしましたね。「ハフナー」「リンツ」+α(演奏者知らず)散々聴きましたよ。

 けっこう感銘深いんだな、これが。意外とちゃんとした、溌剌演奏なんですよ。音質はいかにも「データ圧縮しました!」的雰囲気だけど。劣悪歴史的録音を思い起こせば、天国みたいなものですよ。今から三十年ほど前、グレン・グールドのBach 全集(LP)は参万円以上したと思います。カール・ベームのMozart 交響曲全集は中古壱万円入手で驚喜いたしました。彼(か)の神々しいまでの感銘はどこにいったのか。このサイトからは一枚しかCDを作っていないけれど、とてつもない遠い世界に辿り付いてしまった感慨有。

 若さは何も持たないが、すべてがあった。こうして、山のようなCDに囲まれ、安閑とした生活を送っても、じつは大切なものを失ったのではないか。

 先月のヴェリ・ベスト。世間は省エネ時代なので、”ヴェリ・ベストの安売り”止めまししょう。

HANSSLER 93015 ●Scho"nberg オラトリオ「ヤコブの梯子」(1986年)/Mahler 交響曲第8番 変ホ長調(1998年)〜ミヒャエル・ギーレン/南西ドイツ放送交響楽団/A.マルク、M.J.レイ、C.ベジガー(s)/E.グリュネヴァルト、D.ペツィコヴァー(a)/G.ウィンスレイド(t)/A.マイケルズ=ムーア(br)/P.リカ(b)/ヨーロッパ・コーラル・アカデミー/カルフ・アウレリウス児童合唱団・・・これはMahler の担当。その前のScho"nbergが珍しい未完の作品(弟子が補筆完成)で1961年にクーベリックが初演した由。J.ブレッヒェラー(br)/G.ウィンスレイド、G.レナルド(t)/H.ミュラー=ブラッハマン、J.ジョンソン(br)/T.ハーパー(t)/L.アイキン(s)/ベルリン放送合唱団。ここ最近、こんな精密緻密繊細難解なる作品がお気に入りであって、筋書きともかく言語理解不能、語るように自在なる歌い手旋律の楽譜はいったいどうなっておるのか?訝しくなるほど怪しげであります。おそらくは恐るべき静謐、そして正確なる演奏。約40分。

「千人の交響曲」は初耳ではない演奏のはずだけれど、ちょっと痺れましたね。ネットで音源が自由に拾えるようになって、ここ数ヶ月数多く、幾種も聴いてきたはずだけれど、これぞ(今まで聴いたウチ)文句なしヴェリ・ベスト。録音印象もあるのだろうが、声楽主体、合唱はヴィヴラート少なく響きクリアですっきり濁りがない。おそらくは超絶技巧なのでしょう。オケの力感迫力に不足はないが、各バランス絶妙で常に各パートが鮮明に聴き取ること可能。つまり、声楽器楽混沌混迷阿鼻叫喚の渦に巻き込まれることなく、響きは洗練され見通し抜群によろしい”室内楽的な”(!?)集中力に溢れ、しかも全体スケール、テンションに不足はない〜クールながら。今回はイヤホン聴取、音質の良さも特筆されるべきでしょう。

●Mahler 交響曲第1番二長調〜ジュゼッペ・シノーポリ/フィルハーモニア管弦楽団(1989年)・・・エエなぁ。良く歌って屈託がない、しかし、粘着質ではない。思わぬほど明るく、気持ちよく音楽は進みます。広がり、奥行きが理想的な深さで、フィルハーモニア管弦楽団は耳当たりの良いソフトなサウンド、そして各パートは艶々に上手い。語り口が絶妙で、四角四面強面な絶叫皆無。最初っから最後迄聴きどころ満載だけれど、いつもは辟易しがちの最終楽章ものびのびと爽快!さっぱりとした切れ味、陽光溢れる演奏です。

久々、この作品に感動しっかり受け止めました。最近のヴェリ・ベスト也。

●「相棒」大昔の再放送(Season1/2002年まだ画面が狭い)拝見。筋書、演出細部描込の見事さはいつも通りだけれど、秘書室次長の麗子役・純名里沙(犯人)が瑞々しく愛らしい。女性ファッションの流行廃れは速いから、9年前というのは条件厳しいのだけれど、そんなこんな乗り越えて惚れ惚れするほど素敵。それで思い出したのが、Season9「運命の女性」に於ける京野ことみ。ホテルでの結婚披露宴を狙うスリなんだけど、輝くように美しかったなぁ。

「相棒」は女性を美しく描くのが上手いんですね。それともワタシのツボなだけなのか。なんとなくタイプは共通している感じ。

(2011年7月1日)


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written by wabisuke hayashi