2003年11月山口にて

淡々と充実(オモロないけど)


 大阪より名古屋に転勤したのが昨年2013年3月末、まだ一年半くらいしか経っていない。転居して即、大阪より義母が遊びに来たけれど、ここ最近急激に足腰弱って、ひとり暮らしはいよいよ不安、ご近所親しいお友達もお亡くなりになったり、入院したり、転居したり〜女房殿は心配しております。職場内外それなりに馴染んで、お仕事はヴェテランにふさわしい周辺担当、悪魔の如き(邪道な?)OA技術を駆使して徹底合理化、トラブルも適度な刺激があって(クリアできれば)悪くはない。残業らしい残業もほとんどない(よう日々努力中)。

 ま、それなり愉しく過ごしている、ということでっせ。しかしなぁ、親のことはどーにもならん、女房殿は大阪への転勤お願いしてくれと。あと2年、おとなしく過ごさせてもらえんのか、自分の意思だけではなんともならんのが人生、上司に相談したら、当の本人も要介護の母親を残したまま東京より単身赴任中、全国似たような要望頻発して人事部局は調整パニック状態とのこと。ワシなんかユルいほうかもね、上手く人事配置がハマってくださるか微妙、さて結末やいかに。

 今年の夏は昨年ほどの暑さでもなく、雨やら台風も多かった。ま、素直に秋になってくださったみたい。せっかくオーディオ部屋にエアコンを入れたのに、活躍の機会は少なくて、微妙ながら昨年より体調マシかも。しかし音楽への集中力は落ち気味な自覚ありますよ。いろいろ聴くたび、それなりに手応えあっても”この音楽じゃない”〜そんな傲慢な思いばかり。一年前はもっと意欲的にいろいろ聴いていたんですね、それも記憶の彼方。その辺りに戻るか、なんかノーミソ保守的になっている感じ。

恒例、北海道の母親83歳、元気に出てきております。来年90歳の親父は幸いノーミソはセーフ、足腰は弱って歩くのはツラいからと、未だ運転しております(それも少々怖い)。前立腺癌は様子見というのが世界標準なんだそう。手術はお勧めしないと言い切った主治医は名医。巷では風邪が流行って、少々体調も怪しい秋〜冬へ向かいます。

 先月のヴェリ・ベスト。

L’OISEAU-LYRE 414 187 - 2ホグウッド追悼。■Bach ブランデンブルク協奏曲全曲〜クリストファー・ホグウッド/アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック(初稿1984年録音/キャサリン・マッキントッシュ、ヤープ・シュレーダー(v)/ ミシェル・ピゲ、ク・エビンゲ、クレア・シャンクス(ob)/ フェリックス・ウォーノック(fg)/フリーデマン・インマー(tp))・・・新録音当時FMにて拝聴、第5番のチェンバロ・ソロが短くてガッカリした記憶ばかり、ほぼ30年ぶりの拝聴かも。初稿についてはネヴィル・マリナーの1971年意欲的な録音に言及したこともありました。第1番にヴィオリーノ・ピッコロを欠き、第3楽章(ヘ長調アレグロ)抜け、第4楽章メヌエットもトリオも2曲のみ(元はメヌエット-第1トリオ-メヌエット-ポラッカ-メヌエット-第2トリオ-メヌエット。ここは初めて聴いた時に、しつこいなぁ、いつ終わるんや?みたいな印象があって、こちらスッキリ贅肉が取れた感じ)。第2番はコルノ・ダ・カッチャ(狩りのホルン)に非ず、例の甲高いバロック・トランペット(こうでなくっちゃ。滅茶苦茶上手い!。名手ギュトラーはコルノ・ダ・カッチャ使用)。第3番の素っ気ない第2楽章(ホ短調 Adagio二つの和音のみ)に特別な趣向はありません。そのまま。閑話休題(それはさておき)

L’OISEAU-LYREはワン・ポイント・マイクを駆使して(先のBrahms とはまったく異なった意味で)驚くべき鮮明な世界を再現しております。ここ10年程、例えばアレッサンドリーニとかオノフリー、伊太利亜系の躍動するノリノリ明るく自在軽妙を愛聴してきたけど、こちら英国紳士はもっと生真面目、しっかり地に足をつけた表現が基本。”躍動するノリノリ”に不足はないんだけど、リズムの刻みが着実というか(良い意味で)遊びがないのは、我らがBCJに一脈通じるものがあるような・・・短い第5番のカデンツァ(もちろんクリストファー・ホグウッド)も、これはこれでエエじゃないか。各々ソロも腕利きばかり、大好きな”ブランデンブルク”嗜好はこちらに移りつつあります。

Decca 417 641-2Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜クリフォード・カーゾン(p)/ジョージ・セル/ロンドン交響楽団(1962年)・・・お恥ずかしい駅売海賊盤との感動的出会い、前回拝聴は既に10年前(処分済)。もっと新しい出会い、若手演奏を聴かなくっちゃ、と思いつつも正規盤を再入手、音質の鮮度、頭抜けた演奏水準にぐうの音も出ない・・・Give Up。大昔の記憶薄っすらと蘇って、この演奏がバリー・ダグラス(1986年)のCD処分を決意させたっけ(いまなら再度聴いてみたい)

例えばオーマンディ、フリッツ・ライナーもそうだけど、往年の名指揮者はオケが変わってもサウンドや、出来上がった音楽個性に変わりはない・・・+英DECCAのゴージャスな録音も効果的、モントゥー時代のロンドン交響楽団にこんな厳しい(恐ろしい)集中力があったなんて!まずオケ伴奏が”頭抜けた”水準であって、一点の曇りも迷いもない明晰盤石強靭なもの。クリフォード・カーゾンのピアノは種々聴いてきて、この人も別格、明晰とか細部を弾き流さない、テクニックがきちんとしている、なんて当たり前、コトの本質はその先でっせ。Brahms 若き20歳代の巨大、壮大なるスケールを誇るピアノ伴奏付きの交響曲(!?)との呼ばれる名曲をストイックな迄に美しく、クールに表現して(他の演奏とは)”頭抜けた”完成度に至る・・・ドキドキするほど粒揃いなピアノのタッチ、底光りする音色〜

Bach カンタータ第82番a「われは満ち足れり」/第199番「わが心は血の海に泳ぐ」/第51番「もろびとよ、歓呼して神を迎えよ」〜ナンシー・アージェンタ(s)/モニカ・ハジェット/アンサンブル・ソネリー・・・相変わらず宗教的行事、節季など不勉強、純粋なサウンドとしてカンタータを愉しんでおります。第82番「われは満ち足れり」は通常バス独唱、オブリガートはオーボエ担当、ここではナンシー・アージェンタ(カナダの名花)のこれ以上ない!という清潔清涼可憐静謐なソプラノ版+オブリガートはフルートに変わっております。彼女はジョン・エリオット・ガーディナーの一連の録音にも参加しておりますね。ハジェットの古楽伴奏は繊細なテイスト、歌い手は劇的表情に非ず、柔らかく静謐、落ち着いた安寧漂う世界であります。

税込108円也ダイスキン(青)一冊買ってみました。常用開始。

■初代AspireOne(6年もの)にLinuxBean導入・・・安定した稼働に驚いております。

(2014年11月1日)


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【♪ KechiKechi Classics ♪】

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written by wabisuke hayashi