2015年6月ご近所

ネタもなにもない春〜初夏へ


  人様のことを云々できるほど立派なサイトじゃない【♪ KechiKechi Classics ♪】横に置いて、ため息が出るようなオモロないブログってたまに見掛けます。きっと(想像の世界だけど)その人の性格通り生真面目、ストレート、真っ当、正直、奇を衒わない・・・それが淡々と熟成した味わいを醸し出すところまでいっていないのが残念無念。ウケ狙いは絶対によろしくないから、それでもエエけど、ほんまツマらんなぁ、って・・・自戒です。 日常生活そのまま、それはこちらも一緒でしょう。

 こちら引退目指す晩年サラリーマンは体調まずまず、お仕事安閑と順調、音楽は好きなだけ聴いて、テレビ番組はオモロないのがますます増えて、海外ドラマへ。これがじつにワン・パターンに一時間で事件は解決して安心できるもの。セクシーな美男美女も登場しますし。日常なにか劇的に例えば某病の症状に七転八倒するとか、パソコンがついに力尽きてネットも不具合に苦しむとか、女房殿に愛想付かされて出て行った、とか、んなこともない。オモロいネタもない、これってシアワセな日々なのかなぁ。

 毎日ちゃんと飯喰えて、温いフロに入って、安閑として眠っているから、きっとそうなんでしょう。 週末はちょいと呑みにいって、 週2回スポーツクラブにも通っているし。5月限定再開したCDヤフオク処分は完売したし(全74枚分)。女子バレーはオリンピック出場を決めたし。一人息子は結婚するらしいし。

 嗚呼、これが欲しい!といった渇望感もなくて、精神的に枯れつつある日々。女房殿はルンバ(みたいな自走掃除機)が欲しいと云うけれど、地面にいろいろ置いた狭い我が家だったら、彼は身動き取れないことでしょう。

 そこに「炊飯器事件」勃発!

 なんやら高級土鍋風炊飯器が中国富裕層に人気らしいけど、我が家はフツウにご飯が炊ければそれでOK、文句ありませんよ。ぼちぼち15年ほど?たしか、岡山時代に入手したTiger製。ほぼ毎日使うもの、こうして健気に稼働してくださることに感謝の気持ちでいっぱい・・・ある日、夕食時にご飯が炊けていない・・・なにぼんやりしてんねん?と、女房殿に文句垂れて翌日、炊飯スイッチが入らないと。故障か、いや、とうとう寿命かもなぁ、さっそくamazonに注文するか、と考えつつ、一応件(くだん)の炊飯器を詳細点検・・・すると

 内釜(というのか)と本体電熱部分(というのか)の隙間、内釜は洗うじゃないっすか、乾かしてから本体に収めると微妙に座りが悪い、ちょっぴり浮いてガタついている感じ。よくみるとカラカラに乾いて黒焦げご飯粒の成れの果てカチカチのがいくつか、内釜と本体部分の間に隙間を作っておりました。接点不良だったのですね。それを取り除くと見事復活!よかった!なにごとも大過なく、息長く稼働するのはめでたいことです。目指せ!ご長寿電子レンジ(30年選手)。 脱力するほどしょーもない結末でした。

 現在、洗濯機不具合発生中。2013年ご当地転居時に新しい(安い)のを買ったんです。Sanyoが消滅してハイアール・ブランドになったやつ。これが脱水中の異音が激しい〜ご近所迷惑なほど。試しに裏のネジを外してみても内部二重構造になって、怪しいと類推する辺りは見えないもの(見える範囲はキレイでした)ド・シロウトには手が負えないので、そのままガマンして使いましょう。

 先月のヴェリ・ベスト。

COCO70417R.Strauss 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」/交響詩「ドン・ファン」〜ヘルベルト・ブロムシュテット/シュターツカペレ・ドレスデン(1987年)・・・噂ばかり、ようやく拝聴できた著名音源であります。カラヤン辺り、圧巻剛力な輝かしい演奏も好きだけど、こちらドレスデンのブルー系涼やかな木目の肌合いを感じさせるサウンドが魅力。どんなに金管が叫んでも、あくまで地味にマイルド、連想するのは(同じオケの)ルドルフ・ケンペ、こちら音質的に一日の長有。適度な間、タメは表現的にあざとさを感じさせぬ自然さもあります。ホルンの深い響き、きれいに分離して響くオルガンにも痺れました。誰々と比べて、というのも禁句(失礼)だけど、ショルティとは天地ほど違いまっせ。

BC0282Brahms ヘンデルの主題による変奏曲 変ロ長調 作品24/バラード 作品10/3つの間奏曲 作品117〜ペーター・レーゼル(p)(1972-74年)・・・2007年入手の13枚組ボックスは現役ですかPeter Rosel(1945ー)はもちろん現役、重心の低い地味渋系の音色、質実な表現と芯のある響きはまさにBrahms向け、クラヴィーア組曲第2巻(HWV434)第1曲「Air」簡素典雅な主題が、自在に微に入り細を穿つ変奏技法の精華となって素晴らしい名曲!おそらくは相当の難曲と類推するけれど、ギラギラするような表現意欲に非ず(テクニックを表層に流さない)安らぎと落ち着きに充ちた演奏であります。「草臥れ中年の裏寂れた後ろ姿」を髣髴とさせる「バラード」「間奏曲」は 彼にもっと似合って絶品也。

Decca 4758454Poulenc ピアノ協奏曲/2台のピアノのための協奏曲/オルガン協奏曲〜パスカル・ロジェ(p)/シルヴィアーヌ・ドフェルヌ(p)/ピーター・ハーフォード(org)/シャルル・デュトワ/フィルハーモニア管弦楽団(1992年)・・・別なコンピレーションで各々聴いていたような?うっすら記憶はあるのに肝心の作品に対する印象が消えている・・・オルガン協奏曲はよう知っていて、ちょいと大仰な作品風情がちょっぴり苦手でした。冒頭寂しげに薄いオケの響き、嗚呼こりゃ仏蘭西系のオケじゃないなと思ってクレジットを確認したものです。ピアノ協奏曲は小粋な仏蘭西映画を連想させるような小粋なシャンソンのよう、大柄に権威主義的な作風に反発するかのように鼻歌でもつぶやくような旋律でした。個性はぜんぜん違うけれど、連想したのはRavelの自由奔放、初演は1950年(ボストン)時代はかなり下ります。2台のピアノのための協奏曲はほとんどMozart!第2楽章「Larghetto」って冒頭、ニ長調ピアノ協奏曲K.537第2楽章「Larghetto」そのもの。微妙に崩れて妖しさを加えて、これも小粋な名曲です。

オルガン協奏曲は楽器のそのもののスケールもあるし、小粋とは云い難いけど、以前ほどの違和感はありませんでした。Poulenc再発見。

RCA LPデザイン?Brahms ヴァイオリン協奏曲二長調〜ヘンリク・シェリング(v)/ピエール・モントゥー/ロンドン交響楽団(1958年)・・・3種あるシェリングの録音中最初のもの、演奏音質とも最高との世評が見られます。これが(ネットから入手した.mp3/320kbpsデータ拝聴でも)仰け反るリアルな音質!Beeやんのに比べて、ちょいと懲り過ぎな名曲(やや苦手)をすばらしい美音と、ニュアンス豊かな表情で聴き手を陶酔させて下さいました。英DECCAのケネス・ウィルキンソンによる録音、マルチ・マイクがどーのとおっしゃる方もいるけど、半世紀以上を経て現役の水準に技術の進歩に疑念を呼ぶほどの衝撃であります。ヴェリ・ベスト。

0091582BCGershwin ラプソディ・イン・ブルー/ピアノ協奏曲ヘ調(ジークフリート・シュテッキヒト(p)/ゲヴァントハウス管弦楽団/1975年)/Ravel 左手のためのピアノ協奏曲ニ長調(ジークフリート・ラップ(p)/ドレスデン・フィル/1963年)〜クルト・マズア・・・このラプソディはDGの廉価盤音源に貸与されて昔馴染み先週も聴いておりました。Siegfried Stockigt(1929-2012)はがっちりとして几帳面明晰なタッチ、堂々たるスケールと構成感を以って独逸のGershwin演ってます。本場モン、ノリノリのスウィング演奏とはぜんぜん違うんだけど、マズアのオケも立派なカンロク、音質も極上。重心の低い、妙にソソるゴージャスな演奏であります。RavelはSiegfried Rapp(1917ー1977)担当、じつは両者ともあまり見知らぬ(おそらく旧東独逸系)ピアニスト、オケやピアニストは変わっても”がっちりとして几帳面明晰”方針は同じ、緻密に生真面目に描き込むこと=Ravelとの親和性は高くて、こちら違和感もありません。旧東ドイツって、この時期でも音質がよろしいのですね。

(2016年6月1日)


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written by wabisuke hayashi