金沢・東茶屋町

電気製品が次々怪しい


 引き続き台風とか、その余波は大雨を呼んであちこち大きな被害が出た9月でした。そのせいか一気に秋になった感じ。たまたまこの時期、使い手に似て、我が家の電気製品も次々と挙動不審に至っておりました。

ONKYO CDプレイヤー/iPodドッグ CBX-Z10  ONKYO CDプレイヤー/iPodドッグ CBX-Z10は2015年1月オークション中古入手6,000円也(送料込)。2016年9月中旬に逝去、わずか一年半の使用で寿命短かったなぁ、月末にゴミとして出しました。こんな単体のポータブルシステムは閉じられた完成品、こちら電気製品の基礎知識もなく修理のしようもありません。電源が入らんのです(通電はしているみたい)諦めました。これは代替品入手予定なし。ふだん音楽を聴いている激安オーディオ、ディジタルアンプ(新品入手)、DVDプレーヤー(CDプレーヤーとして使用)、パソコンからデータ音源を飛ばすシステム(新品入手)、もちろんスピーカー、半分以上中古入手だけど、日々激しい使用にも耐えて故障知らず、幸い日常完全稼働しております。

 じつは目覚ましタイマーに使っているクロックラジオ+CDプレーヤーはあるんです。これは音質いまいち、時計が一日に一分遅れる、挙句CDはまともに再生できない・・・けど、これでしばらく我慢しようかと。

 入手3年半の洗濯機(Haier)は脱水時のキリキリといった盛大ご近所迷惑な異音に悩まされて2ヶ月、この度無事分解成って10円玉の除去に成功、しばらく保ちそうです。ま、脱水時の音が大きいのはあまり変わりない。象印食器洗い乾燥機は2009年2月入手 、爾来7年目毎日2回ほぼ休まず稼働して、寿命が近いことを感じさせる(ラスト完全に排水されない、水漏れがある、かなりの頻度で工程途中止まってしまう)不具合続いておりました。これはとうとうほぼ類似機種( BW-GB60 )を再入手しました。(置き場所の都合/製造中止なので中古オークション入手/送料込3,510円也/修理代より安い!)電気製品は買い換える経済的負担はもちろん、それ以上に廃棄の手間がタイヘンだから悩ましいものです。

 そういえば夏の終わりとともに、扇風機は(倒した弾みに)首が折れました。これは辛くも、なんとかガムテープ処理してだましだまし使えそうです。

 ほんまはなんでも修理に出すべきなんやろなぁ、一昔前はそうでしたよ。電気製品は貴重品でした。岡山時代居住地側に「Mr.コンセント」(修理専門/もうネットでも探せない)があって、前機パナソニックのの食洗機を修理に出したこともありました。パソコンは構成がシンプルだし、散々安物ジャンク品を分解最組み立てて(それなり)熟練熟達、部品交換も自分でするけど、電気製品一般は縄張り外、この辺りの修理特技があれば人生様子が変わったかも。ハンダゴテ片手にちゃちゃっと〜なんて人を尊敬しますよ。でも今時、商売というか金儲けにはならんかも。買ったほうが安いから。エコ風潮高まって見直しの流れは出ないものでしょうか。

 我が家には1984年生の日立電子レンジが完全完璧現役稼働しております。できれば30年単位で現役だと家電も本望でしょう。少々高くても納得できるかも。北海道の親父はワープロ「CASIO HW955」(平成元年=1989年発売/6行表示/ひらがな入力/お下がりをプレゼントしたもの)を二十数年愛用して、おそらく90歳に至る本人の寿命と競うことでしょう。

前月のヴェリ・ベスト。

DECCA 478-6772Chopin ピアノ協奏曲第1番ホ短調〜ネルソン・フレイレ(p)/ハインツ・ワルベルク/北ドイツ放送交響楽団(1968年)・・・Nelson Freire(1944ー)若いころの放送録音、ライヴかどうかはわからぬ拍手なし。意外なことにこの名曲録音はなかった?爽やかなピアノはもちろん(懐かしい)ワルベルク(Heinz Wallberg/1923-2004)のバックが豊かな残響に支えられてデリケートに美しいこと!第1楽章「Allegro maestoso」主題がやや大仰かなと思うけど、第2楽章 「Romanze, Larghetto」の夢見るようなピアノのモノローグが絶品の名曲。しっとりとしたオケに、自由に浮遊するピアノに陶然、水が滴り落ちるような経過〜終楽章「Rondo, Vivace」はクラコヴィアクの付点のリズムは民族的な躍動に溢れました。こどもの頃から馴染み過ぎた名曲を再発見させてくださって、音質も雰囲気たっぷり。

PHCP-11063〜6Brahms 交響曲第2番ニ長調/悲劇的序曲〜ベルナルト・ハイティンク/ボストン交響楽団(1990年)・・・2年ほど前聴いて、その自然体表現、上品なオケの響きに魅了された記憶あるもの。威圧的に勇壮な第1番ハ短調交響曲に比べ、上機嫌に明るく穏健な風情も大好きな作品であります。この人はこれ見よがしに個性的なアクの強い表現皆無、どこをとっても過不足のない適正なテンポによる中庸表現に、いつのまにかじわじわと感動が押し寄せます。小澤時代のボストン交響楽団との相性抜群、深みのあるエエ音でっせ。音質も文句ない。この後のロンドン交響楽団とのライヴより、こちらのほうが良いかも。

堀江貴文「刑務所なう。(完全版)」(文春文庫)・・・最高。2011年6月20日より長野刑務所に収監真っ最中のリアルタイム報告であります。(2013年3月27日仮釈放)回数枚数制限しかも検閲付きの手紙(手書き)+面会から情報発信を続けるホリエモン。獄中はツラいことも多いけど、社会と現役でつながって、刑務所という稀有な経験をしっかり受け止めて読書三昧、勉強もしっかりして、しかも30kgの減量!淡々と毎日のメニュー、話題にできる限りの獄内のようす、微細なヨロコビを起承転結なく描いて秀逸です。既に囚人は高齢化が進んでいること(垂れ流しのお世話もしたらしい)刑務所運用は全国一律でもなくて、飯の美味さ、看守の人柄、運用とか微妙な違いもあるらしい(長野刑務所はベスト3に入るとか)。更生とは名ばかり、再犯率50%?彼は獄中でも現役の社長(?)だったし、出られれば即活躍が保証されていたから耐えられたんやろうな。

カスタマーレビューは概ね好意的、そりゃホリエモンを快く思っていない人はそもそも読まんでしょう。評価は人それぞれ、なんとなく頓珍漢なコメントがあるのは(おそらく)”書籍はすべて実用、ノウハウである”と信じ込んでいるからでしょう。刑務所も愉しそうだから、入ってみようかな?なんて、んなことあるはずないじゃん!(いや稀に出現するかも)書籍は自分が直接体験できないこと、新しい世界、切り口を学ぶものです。しかも、これは検閲済ですから。出所後、刑期ラストのことは「刑務所わず。」にあるらしい。検閲制限なしの話題も確認したい!

Brilliant   BRL92398 Albeniz イベリア 第1巻( I. Evocacion/II. El Puerto/III. Corpus Christi en Sevilla)/イベリア 第2巻( I. Rondena/II. Almeria/III. Triana)/ピアノ・ソナタ第5番 変ト長調 作品82/パヴァーヌ=カプリース 作品12/2つの性格的小品 作品164 - 第2番 タンゴ/第12曲 朱色の塔〜エステバン・サンチェス(p)(1968-74年)・・・Brilliantの3枚組には全集との宣伝が載っていたけど、じゃミゲル・バセルガ (Miguel Baselga)による7枚(Bis)はなんなんだ?ってなところ。おそらくは初耳(もしかしたらアリシア・デ・ラローチャの大昔録音で聴いていたかも)それなのに妙に懐かしい、馴染みのスペインのリズム、甘く切ない旋律が続いて最高っす。西班牙Ensayo辺りの再発か、意外と昔の録音でも音質は適度な残響も瑞々しく、Esteban Sanchez(1934-1997)の微妙に、絶妙に揺れる語り口に至福を感じます。

Brilliant BRL93264Guiliani ギター協奏曲第1番イ長調(クラウディオ・マッカーリ(g))/第3番ヘ長調(パオロ・プリエーゼ(g))〜オーケストラ・アンサンブル・オットチェント(リーダー:アンドレア・ロノーリ)(2002年)・・・マウロ・ジュゼッペ・セルジオ・パンタレーオ・ジュリアーニ(Mauro Giuseppe Sergio Pantaleo Giuliani, 1781-1829)は初耳かも。Beeやんが1770年生、Schubertが1797年生だから、同時代のギター・ヴィルテゥオーゾだったらしい(ナポリ出身)。このジャンルでは「アランフェス」があまりに有名、あとはVivaldiくらいかなぁ、あまり聴く機会はないんです。最近ではセゴヴィアのPonceがとても良かった。一時盛んに聴いていたBoccheriniも最近すっかりご無沙汰、閑話休題(それはさておき)いささかシンプルに過ぎるバロック風情とは違って、しっかりとした構成と旋律の多彩さにすっかり感心しました。Haydn?Paganiniってな感じか。古楽器オケによる小編成のデリケートな響き、第1番ではヴァイオリン・ソロとギターが絡み合って(もしかして伴奏パートが浮き立ってるだけ?)なんとも雅な風情を醸し出しました。ギターは音量が低いから録音のマジックかも、これはこれで得難いレコード芸術であります。

 RCO-07001 Mahler 交響曲第1番ニ長調〜マリス・ヤンソンス/コンセルトヘボウ管弦楽団(2006年ライヴ)・・・ヤンソンス/コンセルトヘボウによるMahlerは結局第7番と第9番(更に第10番/大地の歌)が出ていないようで、今年2016年よりシェフはダニエーレ・ガッティに交代するからもう出ないのか、それとも収録済なのでしょうか。会場の空気感を見事に捉えて音質良好、オケはしびれるほど上手くて、ホルンの深い音色にドキドキするほど。歌心に溢れメリハリ、陰影、テンポ設定にも納得(たいてい文句をつけたくなる第3楽章「Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen(緩慢でなく、荘重に威厳をもって)」途中の突然のテンポ・アップの対比も満足できるもの。これは最近聴いたなかでもヴェリ・ベスト。但し、胸が痛くなるような青春の憧憬とか、病んだ風情を求めると方向性は違って、健全な完成度であります。

(2016年10月1日)

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written by wabisuke hayashi