気の早い紫陽花

まずは健康、そしてネット回線変更


 伊蘭とか烏克蘭では未だに戦禍は続いて、じわじわと物価は上がり続けます。日本も物騒な殺人強盗事件、クマの被害も出ているけれど、こちら暖かくなって前月5月は快適な気候続き、ちょっぴりお湿りもあり、地震もあったけれど、相変わらずの平穏な日々が続きました。トレーニングは16回/月、でもでも月初より1.5kgくらい増えました。

 ここ数か月の右腰奥や背中の不快感はどこか内臓疾患?そんな不安から定期健康診断は腹部エコーや胃の透視(バリウム)をお願いできるところを選びました。結果は基本すべて正常、体脂肪は正常だけど脂肪肝有、これは若い頃からの積年の宿題継続中、血圧はちょっと高め、それと前立腺に肥大が見られるのは華麗なる加齢でしょう。3年前にも指摘された胃のポリープは「ガンではない」とのこと。尿酸値が高いのはうんと若い頃からの体質、服薬を継続して抑制できておりました。飲酒は月に3回ほど(晩酌の習慣はない)煙草喫煙とは生涯無縁でした。

 結果的には右腰背中云々は筋肉痛とか骨格や関節の歪みなのでしょう。整体に出掛ける勇気はありません。日々の(我流 )ストレッチやゆる筋トレ、有酸素運動は10年継続中、これがなんとか成果を上げていると信じたい。このまま古希の壁を乗り越えて、なんとか健康寿命平均をクリアしたいもの。歯の定期検診、クリーニングも実施して、左奥歯下のブリッジが危ういそう、現在自覚症状はないけれど折を見て治療に通います。平均健康寿命(男性)72.57歳の峰は迫ります。

 そういえば日々不快を覚えていた安物座りソファを十数年ぶりに諦めて、本日大型ごみ回収に出します。悪魔の座椅子を入手。なかなか快適です。早く買えばよかった。

 飛び込みでっやってきた営業のお兄さんの説得に負けて、ネット環境乗り換え真っ最中。現在さほどに不満もないNuroひかりは既に今月いっぱい解約済、あと2か月経ったら違約金もなかったのになぁ、ま、たいした金額じゃないけれど、その分は補填いただけるそう・・・ところで

 新規契約手続きがあまりにわかりにくい。AUひかり代理店の方と契約情報を確認して、そのことが印字された契約書が到着、捺印して返送したら正式契約完了。でも、そのあとの流れがさっぱり見えない。

 SMSにて「BIGLOBE」より「ご入会ありがとうございます」届いて、アプリを入れろとの指示。自分はBIGLOBEに入会した記憶なし(どこかに書いてあったのか)。アプリは一応入れたけど、これをどうしろと・・・数日したらBIGLOBEより郵送が来て、登録番号とか初期パスワードが案内されました。つまりAUひかりはBIGLOBEに委託しているらしい。で、このあとどうなる?

 じりじりしていたらSMSに「工事はどの曜日午前午後がよろしいか」アンケートが届いて、ま、ヒマなので適当に希望を出して・・・また数日音沙汰なし。忘れた頃に「6月2日」との連絡があって、それは既に現状Nuroひかり5月末解約不可な月末。もう一日早く連絡が届けば5月末解約、6月1日のみネット環境なしでガマンして翌日開通可能だったのに、一か月分料金まるまるムダになりました。ま、それも仕方がない。

 更にカード決済の手続き方法がわからない。BIGLOBEのアプリを探っていくと「支払い方法の登録」出現。「KDDI請求に登録・変更する」〜こんどは「au ID」にログ・インせよ・・・???・・・なんだよそれ。絶句。すると翌日郵送にて「au ID」到着、四苦八苦してログ・インした結果、やはりカード登録の方法は自分の能力では理解できない・・・(汗)とうとう明日、開線工事を迎えるけど結末どうなる?この不安と危機を乗り越えられるのか!?このまま待てばよいのか。さて、結末は。

 結果としていろいろ困難が生じても、これはボケ症状対策の佳き試練と考えましょう。回線開通後、2台のスマホ、2台のコンピューター、Fire TV Stick、Alexaの設定が待っております。

恒例前月の振り返りヴェリベスト。

DECCA SWL 8504Debussy 管弦楽のための映像(1961年)/舞踏詩「遊戯」(1958年)/バレエ音楽「カンマ」(Koechlin編/1964年)/舞曲(スティリー風タランテラ/Ravel編/1958年)〜エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団・・・Ernest Ansermet(1883ー1969瑞西)は英DECCAに膨大なる録音を残した往年の名指揮者、モノラル時代から優秀録音で有名でした。その後実演評価も含めて「録音のマジック」とか「アンサンブルやリズムがヘロヘロ」「オーケストラがヘタクソ」など評価はいろいろあって・・・自分はけっこう気に入って、その妖しくもアンニュイな雰囲気、危うい風情を愉しんで聴いておりました。音質が良好なのも好印象なのでしょう。
管弦楽のための映像」は「英国」「西班牙」「仏蘭西」を各々表現した別な作品なんだそう。楽器編成もそれぞれ違うけれど基本四管編成の大規模でした。
ジーグ(Gigues)」冒頭の木管群がなんとも頼りなく、曖昧な風情が堪らない。やがて決然としたリズムにトランペットも微妙にユルく、エエ加減なアンサンブルは雰囲気たっぷり。「一糸乱れぬ統率」を好む日本人には不評かも。(7:36)
イベリア」/「街の道と田舎の道(Par les rues et par les chemins)」カスネットもかすかに響いて、決然たる西班牙風リズムを刻んでカッコ良い始まり。金管のマイルドな響きも魅惑、この遣る瀬なくも腰の軽い味わいサウンドは、なかなか他では経験できぬもの。(6:51)
「夜の薫り(Les parfums de la nuit)」濃密な闇を感じさせる官能的な静謐。この辺り揺れるように浮遊するように小粋な風情、節回しはアンセルメの熟達した表現でしょう。(7:10)
「祭りの日の朝(Le matin d'un jour de fete)」そのままシームレスに夜は明けて、ノンビリと晴れやかな空気が流れました。オーボエやバソンの細身の音色、がちゃがちゃと落ち着かぬアンサンブルも味のうち。(4:15)
「春のロンド(Rondes de printemps)」曖昧な旋律がつかみどころなく、アンサンブルはやや行方不明状態。晴れやかなメリハリはもうちょっと欲しいところ。(8:00)
遊戯」は1913年初演。これも四管編成。この直後に「春の祭典」が初演されて話題はそちらに持っていかれたそう。たしかにデリケートに気紛れ緻密に美しい作品だけど、「春の祭典」の激しい原始のリズム炸裂!みたいな話題性には乏しいもの。ブーレーズ辺り、緊張感に貫かれた構成を感じたけれど、こちらアンセルメはちょいと雰囲気に頼り過ぎて緩い印象、前衛風情は見えにくい感じ。(17:08)
カンマ(Khamma)」は依頼主との確執があって、弟子のCharles Koechlin(1867-1950仏蘭西)が管弦楽を完成させたそう。三管編成+6種以上の打楽器(シロフォン含む)ハープ2台、ピアノも入る大編成。管弦楽初演はDebussy没後の1924年(ガブリエル・ピエルネ)。ここでの演奏も雰囲気頼り過ぎて、作品個性が明晰に際立たない。
「前奏曲(Prelude)」は落ち着かぬ静謐(1:20)
「第1場(Tableau 1)」その流れのまま、じょじょに動きと色彩が加わって曖昧模糊な響き継続(3:34)
「第2場(Tableau 2)」フルート先頭に木管の儚い響きが剽軽に、幻想的に動いて、やがて淡いホルンやピアノが甘い旋律を歌いました。その後の高揚と疾走はいまいちノリとテンションが足りない。(11:37)
「第3場(Tableau 3)」は打楽器も入って溌剌とした締め括りへ。ラストは精神は落ち着いて、静かに収束しました。(3:08)
スティリー風タランテラ」は1890年のピアノ曲。Ravelが熟達した技法に1922年管弦楽化したもの。浮き立つようなリズムと色彩感に、生暖かいホルンの技量がとっても危うい〜のも味のうちでしょう。(5:43)

Decca SXL 6390Scho"nberg 室内交響曲第1番 作品1-9/管弦楽のための変奏曲 作品31〜ズビン・メータ/ロサンゼルス・フィル(1968年)・・・現役最長老指揮者の一人であるZubin Mehta(1939-印度)ロサンゼルス時代(1962-1978年)若き日の記録。音質は明晰、オーケストラは明るい響きに、優秀なアンサンブルでした。たいてい実演の流れに録音されるので、こんな意欲的な演目の演奏会があったのでしょう。お客は呼べたのでしょうか。
室内交響曲第1番の初演は1907年(ウィーン宮廷歌劇場管弦楽団のメンバー+ロゼー弦楽四重奏団)未だMahlerは交響曲第8番執筆中、Stravinskyの「火の鳥」も出現する前、あまりに前衛的、新し過ぎた作品は非難轟轟だったそう。LP時代よりヤッシャ・ホーレンシュタインの演奏に馴染んで、あちこち幾度も聴いていた作品。「大規模なソナタ形式を基本とした単一楽章制だが、その内部にスケルツォや緩徐楽章にあたる部分を含み多楽章制の要素も持っている」(Wikiより)んなこと云われてもこちらド・シロウト。各パート緊張感ある自在な絡み合い(対位法?)に耳を澄ませるのみ、カッコ良い!作品を堪能いたしました。
ここではロサンゼルス・フィルのメンバーが記載されておりました。名手が揃って、英DECCA録音による各パート分離よろしい録音を支えられ、時代の危うさより明快クリアな響きが勢いよく疾走いたしました。
Franklyn Stokes(bass cl)/Frederick Moritz(fg)/Kurt Reher(vc)/Kalman Bloch(cl In A)/Merritt Buybaum(cl In B)/Fred Dutton(contra fg)/Richard F. Kelley(cb)/William Kosinski(eh)/George Drexler(fl)/Henry Sigismonti(hr)/Ralph Pyle(hr)/Bert Gassman(ob)/Miles Zentner(pic)/Jan Hlinka(va)/David Frisina(v)/Harold Dicterow(v)(21:22)
室内交響曲もそうだけど、こんな時代から突出した新作初演を請け負う一流音楽家の根性も素晴らしい。
管弦楽のための変奏曲 は1928年フルトヴェングラー初演。指揮者も古参のメンバーも作品理解は追い付かず、まともな演奏ができなかったらしく、大スキャンダルになったらしい。新ウィーン楽派の連中はどこでも騒ぎを起こして、やがて音楽界を席巻して現在に至ったのですね。
巨大なる四管編成+10種の打楽器、フレクサトーン、チェレスタ、マンドリン、ハープ迄入るそう。なのに響きはさほどに巨魁だったり爆発的に響かない。こちら市井のド・シロウトには楽曲の詳細分析やら理解不可能なドデカフォニー作品、以前にローバト・クラフトを聴いていたけれど、まだまだお勉強中と書いて、それは現在も継続中でした。 これも乾いた風情に明快な音質でした。甘く、妖しい不思議な官能漂う神秘な静謐旋律、デリケートな演奏を美しく受け止めました。ラストに向けて素晴らしく明晰な響きに迫力たっぷり。
導入部(1:32)主題(1:08)第1変奏(1:14)第2変奏(1:51)第3変奏(0:47)第4変奏(1:20)第5変奏(2:09)第6変奏(1:31)第7変奏(2:46)第8変奏(0:36)第9変奏(1:00)終曲(6:07)

EMI 5755262Debussy ピアノと管弦楽のための幻想曲/レントより遅く/クラリネットと管弦楽のための第1狂詩曲/アルト・サキソフォンと管弦楽のための狂詩曲(Ducas編)/バレエ音楽「カンマ」(Koechlin編)/スティリア風タランテラ(Ravel編)〜ジャン・マルティノン/フランス国立放送管弦楽団/アルド・チッコリーニ(p)/アラン・マリオン(fl)/ジョン・リーチ(cimbalom)/ギイ・ダンカン(cl)/ジャン=マリー・ロンデクス(sax)(1973-1974年)・・・Jean Martinon(1910-1976仏蘭西)の代表的録音。残念なシカゴ交響楽団時代を経、当時はフランス国立放送管弦楽団の音楽監督でした。かなり以前からの馴染みだけれど、もっと音質はよろしくなかった記憶が・・・久々の印象はかなり薄い響きだけれど、それなり雰囲気があって悪くない。極東亜細亜のド・シロウト(=ワシ)が仏蘭西音楽に期待したい儚いデリカシーが全部揃った演奏でしょう。どれも馥郁たるお仏蘭西の芳香たっぷり漂うステキな作品ばかり。
Fantasie」は1890年完成からしばらく経った作曲者没後1919年に初演された(アルフレッド・コルトー)ピアノ協奏曲。
「Andante ma non troppo」チッコリーニのピアノは憧憬に充ちて甘く、デリケートな始まり。(8:03)
「Lento e molto espressivo 」幻想的に静謐、消え入るように陶酔する雄弁な緩徐楽章。(8:30)
「Allegro molto」そのまま続けて軽妙快活に躍動して、リズミカルなフィナーレへ。ラストは華やかなテンポ・アップに終了しました。(7:27)
La Plus que lente」はもともとピアノ曲。編成はフルート/クラリネット/ピアノ/ツィンバロン+弦五部。なんといってもツィバロンの妖しい音色が遣る瀬なく、切なく揺れる小粋なワルツはほとんどSatie風、魅惑の作品。(6:07)
Premiere rapsodie」1919年に管弦楽版の初演は作曲者の死後1919年。「第1番」とあるけれど第2番は存在しないそう。Guy Dangain (1935-仏蘭西)のクラリネットは抑制され、深く秘めた官能を漂わせた極限の弱音に素直な響き、それが気紛れに自在に浮遊しました。(8:18)
Rapsodie」はもともと1911年にサックスとピアノのために作曲され、Ducasが1919年に管弦楽化したそう。Jean-Marie Londeix(1932-2025仏蘭西)は、この作品を幾度も録音していたはず。セクシーなサックスが静かに上品に呟いてやがて雄弁に、けっこう壮大な空気、いや増す切ない気分に充たされました。(10:10)
Khamma」の管弦楽初演はDebussy没後の1924年(ガブリエル・ピエルネ)。不気味な始まりにピアノも低く蠢いて、幾度聴いてもつかみどころがない作品と感じます。静謐が続く作品旋律は、なかなか掌中に入ってくださいません。「前奏曲(Prelude)」「第1場(Tableau 1)」「第2場(Tableau 2)」「第3場(Tableau 3)」(20:32)
Tarantelle styrienne」はRavelの華やかな緻密な色彩マジックに、軽妙なリズムが際立ちました。(5:45)

ORF LP (L 2955) Bruckner 交響曲第8番ハ短調〜オイゲン・ヨッフム/バンベルク交響楽団(聖フローリアン修道院1982年ライヴ)+オルガン作品(アウグスティヌス・フランツ・クロップフライター(or)/1983年)・・・9年ぶり聴いたけれど、Eugen Jochum(1902-1987独逸)のBrucknerは凄いなぁ、これは魂籠った鉄板演奏でしょう。ここ最近、けっこう現役指揮者によるいくつか新しい録音を聴いて不満を覚えたもの。こちらのライヴは根性入って骨太重厚、質実剛健サウンドに痺れました。この人は時にテンション高いアッチェランドが走り過ぎるけれど、そこははさほどに気にならない80歳の記録。Brucknerが眠っている所縁の聖フローリアン修道院の残響も堪能いたしました。こんな演奏聴いちまうと、しばらくほかは聴けんなぁ。
初演は1892年(ハンス・リヒター/ウィーン・フィル)大成功であったとのこと。この音源には版の言及はないけれど、いずれよほどの違いがないと理解できないド・シロウトなのでその辺り、あまり気にしておりません。ノヴァーク版かな?三管編成にハープ三台、ホルン8本はワグナー・チューバ持ち替える巨大なもの。
第1楽章「Allegro moderato」はただならぬ重心の低さ、ものものしく、厚みのある質実金管サウンドは巨魁に緊張感たっぷり。揺れ動くテンポは、かつてやり過ぎと急いた前のめりに非ず、緩急しっかりヴィヴィッドに壮絶な推進力と感じられます。静かに消え行くように終了。(15:42)
第2楽章「Scherzo. Allegro moderato」パワフルだけど質実な金管に躍動するドイツの野人(ミヒェル)ここでは木管も浮き立って重く躍動するリズム、そしてダメ押しのティンパニの存在感と緊張感。トリオの弦と木管もしみじみと優しく、遠いホルンが静かに呼応して、その優しい対比も聴きものでした。バンベルク交響楽団はなんと渋いサウンドなんでしょう。(14:52)
第3楽章「Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend(荘重にゆっくりと、しかし引きずらないように)」神々しい静謐に弦の瞑想が続く緩徐楽章は聖フローリアン修道院の豊かな残響必須。ほとんど30分に及ぶのですね。深い呼吸にしっかりとした「間」、時に力強い弦の中から浮き立つホルンの衝撃、爽やかに歌う木管、可憐なハープに陶酔いたしました。長時間を掛けてわずかずつ情感は高まり、消えゆくような、止まりそうな静謐と陶酔から、やがてホルンやトランペットの強烈な存在感は余裕、パワフルに巨大なクライマックスへと誘(いざな)いました。ここのアッチェランドは80歳の爺さんとは思えぬ若々しさ。そして、まるで人生を達観したような静謐のうちに幕を閉じる・・・このホルンの歌にはなかなか出会えない。(29:47)
第4楽章「Finale. Feierlich, nicht schnell」躍動する弦と高らかな金管の進軍。終楽章迄この体力が続くさすが本場の演奏、テンポは前のめりに慌てない。たっぷり濃厚に歌う第2主題は弦主体、ゆったり呼応する金管、木管が小鳥のように歌い、第3主題が足取りしっかり歩み出して・・・ここもけっこう濃厚にパワフル、前のめりに疲れを見せない躍動が続きました。(この辺りハース版ではかなり違うそうだけど、あまり理解できていない)たっぷり表情豊かにラストのクライマックスへ、粛々とパワーを蓄えて緩急自在にアクセントしっかり、わずかずつテンポと熱を上げていく凄み。余裕の金管が渋く咆哮して、静謐に蠢いて、やがて感無量な大爆発クライマックスのうちに全曲を締め括りました。ラストの大仰な詠嘆はいかにもヨッフムらしい。(23:13/拍手は収録されず)
余白に入っているオルガン作品はあまり拝聴機会はないもの。Augustinus Franz Kropfreiter (1936ー2003独逸)の演奏。Brucknerは交響曲でも室内楽でも、声楽作品でも、ほとんどその個性は変わらない。勇壮に神々しい響きが懐かしく、敬虔に響きました。
前奏曲 変ホ長調 WAB127-128(8:08)前奏曲ハ長調 WAB129(2:16)前奏曲とフーガ ハ短調 WAB131(6:56)後奏曲ニ短調 WAB-126(3:34)前奏曲ニ短調 WAB130-125(5:57)

CBS MDK45651Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」/12のコントレダンス WoO 14〜マイケル・ティルソン・トーマス/聖ルカ管弦楽団(1986年)・・・音質極上。先日亡くなったMichael Tilson Thomas(1944-2026亜米利加)小編成に爽やかなBeethoven交響曲全集の嚆矢だったけれど、その後多くの古楽器系録音が続いたせか、話題に上らなくなりました。Orchestra of St.Luke's(ニューヨーク)は上手いですね。
公開初演1805年浪漫派の幕開けを告げる傑作交響曲。古典的二管編成なのにとても大きく響きます。
第1楽章「Allefro con brio」提示部繰り返し。小編成にすっきりとスリム、クリアな響き、キレのあるリズム。詠嘆を伴わぬ、颯爽として引き締まった速めのイン・テンポはヴィヴィッドでした。(16:52)
第2楽章「Marcia funebre: Adagio assai」深刻に重過ぎぬ葬送行進曲。湧き上がるような感興はけっこう劇的に、メリハリとアクセントはしっかり。編成が小さいせいか、ホルンがとても雄弁に際立ちました。録音の関係か、ティンパニの響きが重いと感じます。(15:44)
第3楽章「Scherzo: Allegro vivace」ヴィヴィッドな勢いに疾走するスケルツォ。軽快に力みはなく、中間部のホルンは抑制気味に爽やかな表情でした。(5:44)
第4楽章「Finale: Allegro molto」冒頭から適度な力感のバランスに、変奏曲は颯爽と勢いに乗った快速テンポ、流れるように進みました。途中テンポを落として大きな表情も昔風大仰に非ず、ラストの追い込みに熱を加えて快く締め括ってくださいました。(11:40)
12のコントレダンス WoO 14は1795年頃の作品。舞踏会の実用音楽なんだそう。軽快にユーモラス、闊達な小品集でした。編成はヴィオラ抜きの弦楽、fl/2-ob/2-cl/2-fg/2-hr/タンバリン。録音は少なくて、この辺りのこだわりがMMTらしいところ。第7曲「変ホ長調 Es-Dur」が幾度あちこちに流用される「エロイカ」旋律でした。
第1曲「ハ長調 C-Dur」(0:27)第2曲「イ長調 A-Dur」(0:27)第3曲「ニ長調 D-Dur」(0:57)第4曲「変ロ長調 B-Dur」(0:27)第5曲「変ホ長調 Es-Dur」(1:00)第6曲「ハ長調 C-Dur」(1:11)第7曲「変ホ長調 Es-Dur」(0:33)第8曲「ハ長調 C-Dur」(0:25)第9曲「イ長調 A-Dur」(0:25)第10曲「ハ長調 C-Dur」(0:58)第11曲「ト長調 G-Dur」(0:27)第12曲「変ホ長調 Es-Dur」(1:35)(以下併録)
緊張感に充ちた勢いがカッコ良い「エグモント」序曲はオーケストラの響きが幾分ウェット。(イギリス室内管弦楽団/1980年/8:30)
「奉献歌(炎は燃え)」作品121bは1824年出版。ソプラノ・ソロと混声合唱。弦+2-cl/2-fg/2-hrの編成。心洗われる敬虔な心情に充ちた美しい作品は初耳でした。ソプラノ・ソロは不明(ロンドン交響楽団/アンブロジアン・シンガーズ/1974年/7:48)

(2026年6月1日)

●歴代「近況」保存分●最新の「近況」
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written by wabisuke hayashi