華麗なる加齢と体調維持の大切さ
2018年もあと2ヶ月となりました。彼(か)の殺人猛暑だった夏も夢のように秋〜冬へ。お仕事絡みで前月連続、富山に行ってきました。10月は体調不良が続いたなぁ、前半は遊んでばかり、後半は風邪と咳に苦しんで未だ完全快復しておりません。以下、先月の「音楽日誌」より引用
夕食の準備をしていたら、首筋右側突然”ゴリ!っ”と来て、激しい痛み。日頃ストレッチを意識して、首肩に違和感はないはず。ちょいと下を向くと目も眩むほどの痛み・・・膏薬を貼って様子をみたら十数分にて症状雲散霧消、その後、いつもの我流柔軟体操をして今朝まで症状はありません。あれはなんだったのか大した仕事ではないけれど12日ほど?連続出勤(途中休んだかも)。ここしばらく”やや風邪?”症状怪しく、熱や体調の怠さはないけれど、昨夜咽に違和感があって断続的に咳込んで結果ほとんど眠れておりません。途中覚醒、二度寝もちょっぴり自宅ではパソコン+食卓テープルとも自分用は腰痛対策の”バランスチェア”長年愛用。別に腰痛はないけどね。ヘンな座り方をして昨日朝転倒、左肘を擦りむきました。これは華麗なる加齢かなぁ洟水悪化、咽に痰が落ち込む最悪状況に睡眠不如意、それでも昨夜は久々しっかりスポーツクラブで400kcal消化して体重は一年前+2kg、最悪です。風邪かな?と考えてきたけれど、これは花粉症?なんかのアレルギーじゃないのか。ひどい鼻づまりにようやく吸入器を取り出しました風邪なのかアレルギー症状なのか、洟水痰咳で苦しんでほとんど眠れないのが悩み。熱、咽の痛み、さほど倦怠感もないので食欲もあるし、スポーツクラブも強行しました。ほとんど眠れないので体調最悪、昨日はいつもどおり出勤して午前中に定例業務を最低限仕上げて昼から早退(朝)・・・9時には職場退去、周りのスタッフの女性に「いなかったことにしてね」と伝言して帰宅しました。体調最悪、発熱も感じたので・・・夜半に背中左側に鈍い痛み発生して七転八倒、幸い十数分にて軽快、女房殿は救急車呼ぼうか、なんて云ったけれどこのまま検査入院というのもナニですから。イメージとしては腎臓の結石(毎回の健康診断で指摘される)が動いた感じ、但し、彼(か)の痛みは経験的に腰奥でした。心臓に異常が出たら腹が痛むこともある、なんてド・シロウトの知識、結石の痛みが左背中奥に影響を与えることもあるのでしょうか数日で快復するだろうと高を括っていた風邪症状、とうとう一週間継続。昨日も午前中残務整理当面の締切案件をクリアしていくつか先延ばして昼から職場辞去、おとなしくしていれば夜半には体調改善してスポーツクラブに・・・といった思惑外れました。出掛けること叶わず、洟水悪化、咳が続いて夜はほとんど眠れず、本日は耳鼻科に行って咳をまず止めなくっちゃ。一旦体調を崩すと戻りまへんなぁ、華麗なる加齢症状は朝一番に耳鼻科へ。診療開始30分前でも混んでましたよ。いつものお薬+咳止めもらって、熱や倦怠感は軽快しても、洟水と夜半の咳込みが止まらずよう眠れず、一朝一夕に快復いたしません通院して服薬開始したからこれで改善かな?・・・と思ったら大間違い。鼻詰まり、断続的な咳は続いて、とにかく夜ほとんど眠れないのが依然ツラいもの。食欲は落ちていないけれど、運動はできないから体重増傾向体調は未だぐずぐず状態、昨日は久々まともに終日お仕事した感じ。先週否応なく押し出した宿題もクリア。夜も若干の不安を抱えつつスポーツクラブはほぼ一週間ぶり、軽くエアロバイクして様子見と考えていたけれど、ふだんの設定はマニュアル100(相当強い)→90程度(これもけっこう強い)カロリー消費160kcal目指して途中、半分いかぬうちに両ふくらはぎに痙攣を感じました。だましだましクリアしてこれにて終了、ストレッチなどしているうちに「ステアマスター」もやってみるか、と。いつもは下から二番目の「4」設定、それを一番軽い「3」にして15分完遂いたしました。ほぼいつもどおり400kcal(弱)消化出来古傷のある左膝に痛み復活、これは身体を動かしていないと速攻で症状が現れます。両脚膝はへろへろだったけど、帰るときには膝の痛みは消えました。まだ激しい洟水継続中、それでもたっぷり汗かいて爽快、夜もそれなりに眠れて途中、両足の痙攣に苦しみました。今朝、両脚筋肉パンパンでっせ昨日昼過ぎより顕著な体調改善を自覚、但し、頑固な痰の絡みは居座って咳多発、夜眠れないことに変わりなし。昨夜も前日とスポーツクラブで同じメニューをこなしました。このまま症状軽快していくことを祈りましょう1-2歳下、来春定年を迎える(はず)だった旧知、大阪時代は東京本丸の担当、幾度か呑んだことがあって自分と入れ替わりに大阪に赴任していた60歳が亡くなったとの知らせ。そういえば病に入院してるとの噂はありました。離婚して猫と暮らしていたはず。ダンディな人やったなぁ、知っている同世代が逝ってしまうのはツラいっすよ、在籍していなければ退職金も支給されぬのも当たり前、そもそも受け取る人もいないのが寂しいもの。命あっての物種、当たり前のしみじみ感慨有・・・同世代知人が定年退職前に急逝したこと、シミジミ人生に黄昏を感じますよ。●週一【♪ KechiKechi Classics ♪】定期更新も二度ほど断念。それでも恒例前月のヴェリ・ベスト。
●Ravel 逝ける女王のためのパヴァーヌ/スペイン狂詩曲(「夜への前奏曲」「マラゲーニャ」「ハバネラ」「祭り」)/道化師朝の歌/ダフニスとクロエ第2組曲(マニュエル・ロザンタール/パリ・オペラ座管弦楽団1957-59年)/水の戯れ/スカルボ(ジャン・ドワイヤン(p))/マ・メール・ロワ(4手のための/ジャック・フェヴリエ/ガブリエル・タッキーノ(p)1971年)・・・拝聴。Manuel Rosenthal(1904-2003)もすっかり忘れられたんじゃないの?Ravel直径の弟子筋でしょう。仏蘭西音楽がローカルであった頃、雰囲気たっぷりなユルい風情、最高!ピアノ4手による「マ・メール・ロワ」に色彩をノーミソ中に広げて、むしろこちらのほうに無限の可能性を感じました。
●Mozart ピアノ協奏曲第8番ハ長調K.246「リュッツォウ」/アリア「運命は恋する者に」K.209/アリア「尊み崇めて」K.210/ピアノ協奏曲第6番 変ロ長調K.238+(K.246 2つの代替カデンツァ付き第1/2楽章収録)〜アルテュール・スホーンデルヴィルト(fp)/フランシスコ・フェルナンデス=ルエダ(t)/クリストフォリ・アンサンブル(2014年)・・・Arthur Schoonderwoerd (1966-)は阿蘭陀出身、現役最高の古楽器演奏スペシャリスト。彼のMozart傑作の森ピアノ協奏曲伴奏は各パート一人、極上のデリカシーに充ちてモダーン楽器とはまた異なる個性を堪能できます。”モダーン楽器か古楽器か”みたいな狭量な価値観は持っていないけれど、演奏者の息遣いを間近に感じられて、練り上げられた親密素朴新鮮な(そしてノンビリとした)サウンドに心奪われます。「リュッツォウ」はラストに配置された「別カデンツァ楽章」を途中配してちゃんと聴きましたよ。フランシスコ・フェルナンデス=ルエダは生真面目端正な歌いぶり。
●「かわいそうだよね」(平井堅作詞作曲)は大人気女優・吉田羊さんとのデュエット、こんな場末の爺さん(=ワシ)にも女性の胸を打つであろう心象風景は想像できますよ。そういえばメロディが平井堅やなぁ、あんな毛深いオッサンがこんなデリケートな作品を作るのですね。吉田洋さんは歌もうまいのですね。
●Friedrich Gulda ”Encores” Hndel パッサカリア (組曲 第1巻 第7組曲 ト短調 HWV432より)/Bach プレリュードとフーガ 第3番 嬰ハ長調 BWV848(平均律クラヴィーア曲集 第1巻より)/Mozart ロンドニ長調 K.485/トルコ行進曲(ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331より)/Beethoven アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO57/エリーゼのために イ短調 WoO59/6つのエコセーズ 変ホ長調 WoO83/Schubert 即興曲 第4番 変イ長調 作品90の4/Schumann トロイメライ (「こどもの情景」作品15より)/Chopin ワルツ 第14番 ホ短調 遺作/ワルツ 第6番 変ニ長調 作品64の1「小犬」/Debussy 花火(前奏曲集 第2巻より)/Ravel トッカータ(組曲「クープランの墓」より〜フリードリヒ・グルダ(p)(1961年)・・・AMADEOなんつうレーベルはもう消え去ったし、油断するとFriedrich Gulda(1930−2000)という名前さえ忘れられたかも。アルゲリッチの先生のはず(卓球していただけ、という述懐も有)。おそらくはスタインウエイではない”安っぽい”音色、音質印象もあるのかな?やがて心奪われる自在に軽快な演奏、どれも夢見るように儚い、美しい旋律ばかりの短い「アンコール」。特別硬派なClassic音楽ファンじゃなくても、知っておくべき人類の豊かな遺産名曲集。こんな仕上げの録音って最近あるでしょうか。
●息子よりアレクサをプレゼントされ(使いこなせていないけど)目覚ましタイマー用CD-Clock Radioは必要なくなりました。
●Through Gold & Silver Clouds-British Works/Elgar セレナーデ ホ短調/Hughes 変奏曲イ短調/Warlock カプリオール組曲/Delius 春初めてのカッコウを聞いて/川面の夏の夜/Holst セント・ポール組曲/Elgar エレジー〜オウェイン・アーウェル・ヒューズ/カメラータ・ウェールズ(2005年)・・・Owain Arwel Hughes (1942-)はウェールズ出身の指揮者、柄の大きな演奏をする人、シュトゥットガルト・フィルとのBrahmsはジミなサウンドに佳き演奏でした。もちろんVaughan Williamsも。Arwel Hughes (1909-1988)って親父さんでしょうか。オーケストラは初耳、British本国?とWalesとの歴史的微妙な関係は理解できていないけど、これはお国物と云ってよいのでしょうか。鬱蒼として曇り空を連想させ、ジミな華やぎのない作風、この辺り日本じゃ人気はないけれど、ワタシの嗜好のツボであります。初耳なはずのArwel Hughesも含めて懐かしい、遠い目で過去を懐かしむように落ち着いて激高せず、静謐な風情たっぷり漂います。とくにDelius「春初めてのカッコウを聞いて」「川面の夏の夜」は絶品!題名だけで胸がキュッとしますよ。演奏はたいてい、誰のでも、間違いなく感銘をいただけるもの。
Debussy 前奏曲集第1巻〜ジョルジュ・プルーデルマッハー(p)(2003年ライヴ)・・・Georges Pludermacher(1944-)は来日もして話題になったらしい仏蘭西のヴェテラン、これは驚くべきライヴ音源でした。アルカイックに妖しい自在な旋律風情が大好きな作品、ライヴとは思えぬリアルな音質+技巧の正確さ緻密さ。タッチがデリケートに軽いこと、わずかにタメのあるリズム、小粋な風情。自分のリファレンスはアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(1978年)の濃密な集中力、プルーデルマッハーを聴いてしまうとそれは少々粘着質に”重い”のかも、そんな感慨が浮かぶほど。
大昔流行った●YMO「Behind the Mask」(坂本龍一)エリック・クラプトンによるカヴァー・ライヴ、もともとマイケル・ジャクソンの「スリラー」に入れる候補としてクインシー・ジョーンズが検討して没ったもの。それをフィル・コリンズ(ドラムを担当してプロデュース)がクラプトンに勧めたものらしい。クラプトンのヴォーカル、ギターは文句なし、ダブル・ドラムのフィル・コリンズが滅茶苦茶カッコよい!3人のバックコーラスにも痺れまっせ。
(2018年11月1日)
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