2005年2月広島の雪

寒いですね


 冷えますね。1月下旬からずっと寒くて、ここしばらく続くようです。太平洋側の都市は雪に慣れていなくて、交通はかなり混乱して、農作物にも影響有、せっかくの鍋の季節に野菜高は残念でしょう。インフルエンザも近年最高の流行りとか、幸い我が職場は誰も罹患せず、自分もちょっぴり風邪症状が重くならずになんとか一ヶ月乗り切りました。毎年のことだけど、1月は長く感じる・・・正月はずいぶんと昔のよう。スポーツクラブには12日分通いました。酒席は2-3回あって残念ながら体重増加傾向。年末年始に苦しんだ奥歯の痛みは消えました。洟水盛大だけやなぁ、苦しんでいるのは。

 お仕事はいろいろ波瀾万丈、小さなトラブルもクリアできれば日々の生きがいとなります。半分引退のヴェテランは愉しくお仕事継続、職場の人間関係も良好に2018年を迎えております。5年前2013年に転居してきた頃の苦しい日々(気候や職場文化の違和感)から想像できぬほど、心身ともに充実しております。お仕事絡みで昨日は取引先と富山に行ってきました。主眼は昔馴染に会うこと+北陸の美味いもんを喰って、呑んで、ま、現担当の取引先の引率ですから。すっかり出不精になったけれど、時に出掛けるのも気分転換として悪くない。

 2月はまだ寒けど、春は近いでしょう。敬愛する再雇用4年先輩が引退されます。年格好的に自分に説教してくださるのは彼のみ(もうひとりいるけど職場内完全孤立状態)有給消化するから後もう少し、残念です。自分は半引退状態ほぼ一年、まったく現役時代と変わらぬ、とは彼の評価でした。職場には若い20歳代が5人もいて、日々刺激を受けております。

 年末に故障した食洗機(象印 食器洗い乾燥機 ミニでか食洗機 BW-GX40(2011年製)送料込7,500円ほど)ブルーレイレコーダー(SONYブルーレイレコーダー1TBダブルチューナー BDZ-RX100)再入手、無線LAN環境はちょいと改善して、プリンター(HP PhotoSmart6510)のみちょいと不調・苦戦気味。

 ワン・パターンいつもの先月ヴェリ・ベスト。

BVCC38354Bach ブランデンブルク協奏曲第2番ヘ長調BWV1047/第5番ニ長調BWV1050/カンタータ第202番「しりぞけ、もの悲しき影(結婚カンタータ)」BWV202〜ジェームズ・レヴァイン(cem)/キャスリーン・バトル(s)/シカゴ交響楽団員 アドルフ・ハーセス(tp)/サミュエル・マガド(v)/ドナルド・ペック(fl)/レイ・スティル(ob)/ジョゼフ・ゴラン(vI)/エドガー・ミュンザー(vII)/ミルトン・プレーヴス(va)/フランク・ミラー(vc)/ジョゼフ・グアスタフェステ(cb)/メアリー・サウアー(cem)(1977年)・・・James Levine(1943ー)34歳の記録、ラヴィニア音楽祭は若手の登竜門なんですね。たしかレヴァインの前任は小澤征爾でした。これも新録音で出た時にFMにて拝聴(エアチェック)その明るい風情、達者な技巧、当時人気爆発だったバトルのしっとり優しい歌声に好感を持った記憶がところが(当時権威であった)「レコード芸術」にて誰か某評論家がボロカスにコメントして、ドシロウトの耳は腐っておるのかと落胆したものですよ。久々の拝聴は名手ハーセスの輝かしいトランペットを先頭に、ドナルド・ペック(fl)、レイ・スティル(ob)等、誰でも知っている名人たちの鮮やかスムースなキレに感心いたしました。第1番も録音していたらクレヴェンジャーのホルンが入ったんやろなぁ、きっと。

DECCA 460976Mendelssohn ヴァイオリン協奏曲ホ短調(シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団/1981年)/Bruch ヴァイオリン協奏曲ト短調/スコットランド幻想曲(ルドルフ・ケンペ/ロイヤル・フィル/1972年)〜鄭 京和(v)・・・Mendelssohnは前月、シュナイダーハンの涙が出るほど美しい演奏に目覚めました。こちらKyung-Wha Chung(1948ー)が若手の頃の新鮮な録音、たしかデビュー録音はプレヴィン、こうして(懐かしい)ケンペ、(よろしくない話題の)デュトワ辺りと組んで期待の新星だったのでしょう。当時は東洋の女性演奏家も少なかったことでしょう。このCDジャケットには「Legends」とあって、自分にとってはほんの昨日のこと、時代は既に”伝説”なのですね。24歳のBruchも浮き立つような華やかさ、ニュアンス豊かに+テンションの高いヴァイオリンに聴き惚れたものです。

TMK1023Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」〜ブルーノ・ヴァイル/ターフェルムジーク・バロック管弦楽団(2012年)・・・息の長い古楽器団体(加奈陀)がBeethovenの交響曲全集を録音していることは知りませんでした。ピアノ協奏曲はSONYに吸収Bruno Weil(1949ー)は独逸の指揮者とのこと、既にヴェテランでしょう。Beeやんといえば古楽器(系)軽快軽妙なサウンドリズムが数多く出現、一方で昔馴染みな重厚長大風情の新録音も若い世代によって演奏され、稀代の名曲は両方愉しめるもの。こちらもちろん古楽器使用、素朴粗野なサウンドを基調として、リズムは引き締まっても”骨と皮”サウンドに非ず、けっこう力感と豊かな”重厚さ”も堪能できます。テンションの高い集中力演奏、表現そのものは奇異なものに非ず、オーソドックスなもの、というかこのスタイルに耳慣れただけかも。

DECCA DLP 7002Rodgers &HammersteinU 組曲「オクラホマ!」/Gershwin 交響的絵画「ポーギーとベス」(Robert Russell Bennett編)〜アルフレッド・ウォーレンステイン/ロサンゼルス・フィル(1949年)・・・誰でも知っている懐かしい旋律連続。「オクラホマ」って亜米利加の旧いアニメ(ディズニー辺り)のイメージそのまま、Gershwinは言わずもがなでしょう。驚くべきは驚異的な音質!各パートの分離の良さはほとんどステレオ、ゴージャスなオーケストラの響きも最高。

KCh15−06Chopin 6つの前奏曲〜イ長調 作品28-7/嬰ヘ短調 作品28-8/ホ長調 作品28-9/嬰ハ短調 作品28-10/ロ長調 作品28-11/嬰ト短調 作品28-12/夜想曲第17番ロ長調 作品62-1/練習曲ヘ長調 作品10-8/作品10-10/舟歌 嬰ヘ長調 作品60/ワルツ第6番変ニ長調 作品64-1「子犬」/第7番嬰ハ短調 作品64-2/第8番変イ長調 作品64-3/スケルツォ第4番ホ長調 作品54/ポロネーズ第6番変イ長調 作品53「英雄」/マズルカ ロ長調 作品56-1/ハ長調 作品56-2/ハ短調 作品56-3/ピアノ・ソナタ第3番ロ短調作品58〜ラファウ・ブレハッチ(Rafal Blechacz/1985-)(p)2005年第15回ショパン国際ピアノコンクール優勝時のライヴ・・・もう滅多にCDを買わなくてこれは2年前に入手した3枚組、BOOK・OFF半額セールにて250円也。もう12年も前の記録なんやなぁ。よほどひどくなければChopinにはたいてい感動して、技巧の正確さ、リズムの良さ、溌剌とした若さを堪能できる素晴らしい演奏、臨場感であります。ほとんど、誰でも知っている旋律というのもありがたい。

(2018年2月1日)

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written by wabisuke hayashi