生活の見直し
4月は職場に新しい、若い仲間を沢山迎えてあっという間に過ぎ去りました。バタバタしているけど、まずは順調なスタートでしょう。違うのは収入のみ、お仕事内容はまったく変わりません。朝は以前より一時間余裕ができて(ずっと定時より一時間早く職場一番出勤が習慣。契約により通常出勤を余儀なくされたもの)朝は朝食+新聞熟読+「音楽日誌」更新+弁当作り~ノンビリして音楽をしっかり聴いております。左奥歯上下の鈍い痛みは機能的な問題(虫歯歯周病)に非ず、ストレスによる噛み締めすぎ、知覚過敏とのこと。いつもの一日4回のブラッシング+歯間ブラシを導入してみました。夜の予定がない限り、週三回のスポーツクラブ(ほとんどマシンエキササイズ)は継続中です。
二年後に女房殿がお仕事辞める決意をしたとのこと。自分の薄給さておき、現在一人前のお給料をいただいている奥様の収入がなくなれば、年金支給まで残り3年、生活の見直しが必要です。新聞記事やらネットには「引退後の生活見直し」が話題となって例えば、現役時代年収800-900万あった方の退職後の生活破綻は、貯蓄の習慣がない、毎年海外旅行の生活パターンが変えられない贅沢三昧、そんな方もいらっしゃるのですね。
継続雇用になったら家計財政の見直しを、そんな記事を読みました。継続雇用年収激減なのに現役時代と同じようなサラリーマン生活に出費も同様、結果退職金を取り崩して本格的な引退後、年金生活に生活が立ち行かなくなる。ド・シロウトが安易な投資というのも危ういもんでっせ、世の中に上手い儲け話などあるはずがない。生真面目に数十年仕事一筋、意外と会社以外の世間知らず、老後の不安に一攫千金を狙って騙される人の噂はよう聞く話です。
こちら息子が社会人になった10年前より、そして名古屋へ転勤に至った4年前、強く引退を意識して身辺整理やら節約を旨としてきました。継続雇用=年収激減となっても、ある意味生活の質は変わっておりません。華麗なる加齢は仕方がないので、できるだけ体調維持、スポーツクラブ通いなど努力しております。転居時に買い替えた洗濯機(旧SANYOの技術を引き継いだHair製)脱水時の異音いよいよ激しいのが悩ましい。スマホ生活丸2年の女房殿は接触不良?充電が上手くできない(買い替え必要)など・・・微妙にあちこちガタがきているのは夫婦同様、医療費が一番の出費でしょう。息子がめでたく結婚するみたいだし、両親の問題もそう遠くはない・・・いろいろ物要りは覚悟しなくては。
夫婦とも質素な無資産家庭に育って、自分は大学まで出していただいて両親に感謝、ビンボー症は一生抜けまへん。財産相続とは無縁です。持ち家にも固執しませんでした。家を買うなら、どこか西国のお気に入りの地方都市だな。ここは平均年齢40歳を切って全国一若い市とか、両隣ご近所公園、小さいこども赤ちゃんがたくさん遊んで羨ましいほどシアワセな若い世代が棲んでおります。経済的にはたいへんやろなぁ、彼(か)の世代は。若くて元気なら、少々の生活苦も明るく乗り切れるでしょう。我ら引退に向けた老後生活「初心者」は謙虚に生活のあり方学びましょう。
● いつもの前月ヴェリ・ベスト。旧聞な音源ばかりかも。
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Ravel 左手のためのピアノ協奏曲/Prokofiev ピアノ協奏曲第3番ハ長調/組曲「キージェ中尉」/Kodaly「ハーリ・ヤーノシュ」より3曲~ジョン・ブラウニング(p)/エーリヒ・ラインスドルフ/フィルハーモニア管弦楽団・・・(p)1960(p)1961とのこと、その辺りでしょう。米Capital録音かな?音質は驚異的!MecuryとかRCA、当時亜米利加は録音先進国であったことが理解できる鮮度であります。(オーケストラが専属だからEMI録音かも)John Browning(1933ー2003)の写真がイケメン!若い!20歳代だもんな。文句なしの技術的なキレ、表現は慌てず走らず、キラキラとした粒立ちに硬派な表情を崩さずに生真面目一本槍、ラインスドルフのクールに情感を交えぬ表現も作品に似合って、フィルハーモニア管弦楽団のアンサンブルも完璧です。難曲「左手」には少々遊びが欲しいくらい。ユーモラスな管弦楽作品(歌入り)もラインスドルフの余情を交えぬシニカルな表現がいっそう効果的。
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Bruckner 交響曲第4番 変ホ長調~ブルーノ・ワルター/コロムビア交響楽団(1960年)・・・たしか出会いは中学一年生のクリスマス?「巨人」「ロマンティック」の2枚組LPだったはず。京都の大学に行く時にLPは一旦処分して以来、この演奏は聴いていなかったかも・・・Brucknerの作品中、やや敬遠気味の作品となってしまいました。四十年余後の再開に仰け反りました。各パートの存在感リアルな音質鮮明、鳴り渡る金管の迫力、そして84歳老巨匠の燃えるような若々しい情熱!推進力。テンポも遅くない。オーケストラはすこぶる上手くて、コロムビア交響楽団への評価は「響きが薄い。人数が少ないのか」といったコメントを多く見掛けるけど、もともとの”響き・音色”が欧州とは異なる明るくキレのあるもの。鬱蒼として深いサウンドを期待するなら違和感でしょう。
彼が長命を保って、こんな状態のよろしい音質で録音を残してくださったことに感謝。第1楽章 “Bewegt, nicht zu schnell”(運動的に、しかし速すぎずに)冒頭ホルンからドキドキするような期待感+例の符点リズムの躍動感、第3楽章 Scherzo. Bewegt - Trio. Nicht zu schnell, Keinesfells schleppend(運動的に、速過ぎず、決して引きずらないように)のホルン重奏の上手さ、リズム感は狩りの風景を連想させて爽快。鳴り渡る金管の爆発の決まり方。いろいろ聴いて要らぬ先入観に染まった耳には”明るく爽快軽快”な金管にちょいと違和感を覚えつつ、こどもの頃の感銘をしっかり思い出しました。
ヴェリ・ベスト。三つ子の魂還暦のオヤジ(=ワシ)迄。
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Leroy Anderson 舞踏会の美女/馬と馬車/ワルツィング・キャット/ブルー・タンゴ/夏の空/ベルの歌/タイプライター/シンコペーテッド・クロック/ザ・ガール・イン・サテン/チャイナ・ドール/サラバンド/フィドル・ファドル/そり滑り/*セレナータ/プロムナード/チキン・リール/ファントム・レジメント/ジャズ・レガート/ジャズ・ピツィカート/プリンク・プレンク・プランク/スコットランドのブルーベル/春が来た/ジュピターの歌~フレデリック・フェネル/イーストマン=ロチェスター・ポップス管弦楽団/*オーケストラ(セレナータ以降)(1956-64年)・・・ちょいとダルい呑み会開けの朝に相応しい愉しい音楽也。Gershwin辺りとはまた趣向の異なった”旧き佳き亜米利加”の豊かさ、おおらかさを堪能できるシアワセな音楽であります。往年のMercury録音のみごとさ、リアルな音質に支えられ、吹奏楽に多大なる功績のあったFrederick Fennell(1914-2004)がフル・オーケストラを機嫌よく指揮しております。LP時代モーリス・アブラヴァネルの廉価盤LPにて散々聴いていたから、馴染みの旋律ばかり(CD時代に至ってピンカス・スタインバーグ)というか、誰でも知っているでしょ?大昔米国のアニメを見ているような、そんな錯覚に陥ります。作品は粒ぞろい、「セレナータ」以降は初耳だけど(オーケストラは録音用臨時編成?上手いもんです 音質はちょいと雰囲気が異なって自然な感じ)愉しい、ウキウキするような風情はそのまま継続します。最高。
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Georges Onslow (1784 - 1853)弦楽四重奏曲第7番ト短調 作品9-1/第9番ヘ短調 作品9-3/第22番ハ短調 作品47~マンデルリンク弦楽四重奏団(1992年)・・・Schubertが1779ーだからBeeやんとかの後くらい?Wikiによると「古典派音楽とロマン派音楽の過渡的な様式」とのこと、もちろん初耳。これがどれも穏健平易わかりやすい旋律、時に適度な劇性を感じさせて心奪われる名曲でした。第7番ト短調 作品9-1第2楽章「Andante」は(自分勝手に名付けて)「”ふるさと”変奏曲」、彼(か)の名曲「ふるさと」クリソツの旋律が纏綿と変容され、歌われ、胸がキュッとして、泣けること必定。馴染み薄き作曲家、作品を追いかけることも音楽の視野を広げて下さる、たいせつな行為でしょう。
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Bruckner 交響曲第8番ハ短調~オイゲン・ヨッフム/バンベルク交響楽団(聖フローリアン修道院1982年ライヴ)+オルガン作品(Augustinus Franz Kropfreiter(or))・・・東京ライヴ(同年9月)は有名だけど、こちら6月の録音、LP音源らしいけど(ネットより入手)CDになっているのでしょうか。豊かな残響、音質かなり良好。眠気覚ましに音量かなり上げて拝聴いたしました。ヨッフム80歳の記録、世評高い1960年台のDG全集、1970年台のEMI全集とも”煽り過ぎ走り過ぎ”が気になって自分の嗜好とは合わなかった記憶有、燃えるようなテンポの動きを好まれる方も多いんやろなぁ、きっと。ここ10年ほど聴いていないから、現在の耳では違う感慨が生まれるかも。全集とは別の晩年のライヴは数多く出ていて、悠揚たるスケールに自然な流れは”煽り過ぎ走り過ぎ”に非ず、たっぷりと感銘ありました。
(1)15:42(2)14:52(3)29:47(4)23:13計83分ほど(拍手は収録されない)テンポは遅くはなく、渾身の情熱を込めて巨魁な名曲をテンション高く、長大かつ静謐な第3楽章「Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend(荘重にゆっくりと、しかし引きずらないように)」の緊張感も維持して見事、敬虔なる作品に官能と癒やしさえ感じさせる完成度。30年ほど後のバンベルク交響楽団の洗練に驚いたけれど、こちらライヴでここまでの完成度を賞賛すべきでしょう。重苦しくも怪しい第1楽章「Allegro moderato」、「ドイツの野人(ミヒェル)」第2楽章「Scherzo. Allegro moderato」の厳しい緊張感とリズム、最終楽章「Finale. Feierlich, nicht schnell」の怒涛の進撃に打ちのめされました。
(2017年5月1日)
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