減量報告
尿酸値はずっと高いまま(これは体質でしょう)130が高血圧と云うならば時にそんな感じ。体脂肪率、コレステロールは標準以下、Tanitaの計量器によるとトータル”標準”、但し、内臓脂肪はやや多い、とのこと。腎臓に一個石が居座って、3歳の時に患った重い肺炎の跡が一部癒着として指摘され、20年ほど前にスキーで転倒して左膝前十字靭帯損傷のまま。酒はけっこう呑むけれど、毎日連続して呑まないことが鉄則(ここ数年はいっそう節制)生涯無煙生活がせめてもの救いだったのでしょう。
10年ほど前、夏場から秋に掛けて体調はよろしくなく、当時の運動習慣は週に一回スポーツクラブ程度(ヨガみたいなの)。好きなだけ喰って、呑んで、好物はその後のラーメン・・・5-6年前に最高体重74kgを更新して、こりゃヤバい!と。他、数年前より妙なアレルギー症状年中とか、緑内障っぽいのは10年選手(これは眼圧コントロールに成功)皮膚も弱いし・・・ほんまに”微妙な病の百貨店”って病自慢しても仕方がない。
4ー5年前、迫りくる定年に慄(おのの)きつつ、ご近所スポーツクラブと契約して、当初は都度利用契約@1,000(税抜)主にエアロビクス+αに利用しておりました。概ね週2回月6回目標だったのが、けっこう習慣化して継続したので、現在の平日夜のみ使い放題契約(月4,500円税抜)に変更、週3日は利用して継続中・・・やがてマンネリ化したのが今年2019年初め。この時点最高到達地点74kg→69kgへ。
変化のキッカケは今年2019年3月に親父が亡くなって、名古屋←→札幌往復2ヶ月で3回、ふだんビールはあまり好まぬのに北海道のは格別!食品関連の商売40年、美味いものは知り尽くして厳選して美食の限り、一気に70kg台に復元してしまって、この数年の努力は一体なんだったのか(涙)深く反省しつつGWに突入したら、祝日スポーツクラブは使えぬ契約、仕方がないので、市立体育館トレーニングルーム都度利用@110也へ初訪問。少々環境よろしくなく機器が少ないから、ここで初めて(偶然)筋トレマシンを利用しましたよ。これがなかなかよろしい感じ、みるみる体型が変わります。
5月より女房殿が大阪へ通うようになって、俄ひとり暮らしは”ダイエット食生活”に最適、6月7月に掛けて、ほぼ毎日休みなくスポーツクラブ(平日夜)市立体育館(土日祝日)交互に利用して、毎日習慣化したら66kg台へ突入しました。ま、アレルギー症状はあるんだけど、体調はきわめて良好っす。
さて、まだまだ健康への追求は続く猛暑の夏であります。目指せ!美腹。
● いつもの先月ヴェリベスト。
●Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)〜ハンス・ロスバウト/コンセルトヘボウ管弦楽団/ルクトール・ポンセ(p)(1962年)・・・以前にコメント有、当時のコメントに”音質やや落ち”、”緊張感、鋭い切れ味は怒りに充ちて”とあって、前者は今回拝聴音源(DG5枚組音源/1911年版と誤表記)では改善され、後者は当たっているかも、そう感じます。残念、つなぎの小太鼓は欲しいところ。現代音楽の闘志として、現代音楽の古典をヴィヴィッドに、オーケストラの豊満な響きを生かして素晴らしい集中力。堪能いたしました。そういえばロスバウトの「春の祭典」とか「火の鳥」って録音ありましっけ?「アゴン」は記憶あるけれど。
●Bach ブランデンブルク協奏曲集〜ジーン・ラモン(v)/ターフェル・ムジーク(1993年)・・・出会いはカラヤンの第3番(17cmLP)爾来お気に入り作品の最高峰、やがてクイケン兄弟レオンハルト、フランス・ブリュッヘンの古楽器演奏(1976-77年)に出会って悶絶!不朽の名盤とされるカール・リヒター(1967年)を時代遅れと感じたのも昔の思い出、華麗なる加齢を重ねた現在は太古録音でもたっぷり愉しめます。ターフェル・ムジークはトロントの古楽器団体(1979年創設)Jeanne Lamon(1949ー)は1981年よりコンマス、音楽監督就任(〜2012年迄)とのこと。
21世紀の古楽器は上手いのが当たり前、ディジタル時代初期、一部あまりに素っ気ない骨と皮ばかりの録音に辟易した記憶もあるけれど、この時期ターフェル・ムジークの表現は既に技術的に完成され、素朴なテイストは残しつつ粗野に非ず、走り過ぎず過激に至らぬバランス感覚、いきいきとした味わいに充ちたもの。第2楽章のトランペットとリコーダーは現代楽器では音量バランスが難しいけれど(だからフルート代用に一理有。ちなみに第5番のピアノ・ソロも)細くマイルドなトランペットに違和感なし、きっと奏法至難な古楽器はややたどたどしいのも素朴な味わいのうちでしょう。それに限らず全6曲、ほとんど陶然と聴き惚れておりました。
●Holst 組曲「惑星」〜ウィリアム・スタインバーグ/ボストン交響楽団(1970年)・・・10年ほど前のコメント有。ほんまは恥ずかしい駅売海賊盤が棚中に残って、写真は見栄を張ってネットよりLP時代オリジナルを探しました。William Steinberg(1899ー1978独逸)はラインスドルフと小澤の中継ぎとしてこのオーケストラ在任1969ー1972年、DGの欠損レパートリーを埋めて録音しておりました。表現はスパッと剛直荒削りな推進力が魅力、なんとなく彼に似合いそうもない演目は逡巡ないストレート系、文句ないオーケストラの技量を発揮して輝かしいもの。冒頭「火星」は怒涛の進撃、有名な「木星」の優雅なスケールと迫力、弱音主体の楽章も充分デリケート、ほとんどこれが「惑星」との出会い、刷り込みでした。
●Prokofiev ピアノ協奏曲第2番ト短調/Tachiakovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調〜チャン・ハオチェン(p)(張昊辰1990ー中国)/ディーマ・スロボデニューク/ラハティ交響楽団(2018年)・・・これが凄い。Prokofiev在学中の若い作品でしょ?幾度聴いていたはずの作品は、荒々しい暴力性に溢れて痺れました。慌てて数ヶ月前に聴いたはずのダグマル・バログホヴァ(p)を取り出したら、じつはかなり”マイルド化”されているんですね。もしかしたら音質印象もあるかも・・・
●Chopin ピアノ協奏曲第1番ホ短調(1962年)/第2番ヘ短調(1967年)〜アレクシス・ワイセンベルク(p)/スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ/パリ音楽院管弦楽団・・・ニキタ・マガロフのChopin13枚組(PHILIPS)は宝物です。ところが箱を開けたらこの駅売海賊盤出現。Stanislaw Skrowaczewski(1923ー2017)は、このオーケストラから強靭強烈なメリハリを引き出しております。Chopinの甘美な旋律とは無縁そうな組み合わせ、Alexis Weissenberg(1929ー2012勃牙利)の怜悧明晰なタッチ、冴え渡る技巧は異彩を放つもの、以前の印象はターミネイターみたい、と。これがかえって旋律の美しさを際立たせて効果的、オーケストラ共々”冷たく燃える”ような成果を上げて、時々聴きたくなる・・・
●Ovation(喝采) Saint-Sa"ens「死の舞踏」/Ludovico Einaudi - Life/Srul Irving Glick - The rabbi’s Wedding at the Palmerston Street Shul/Philip Glass - Suite from The Hours: Movement 1/Ludovico Einaudi - I Giorni/Max Richter - The Leftovers Main Titles (Season 1)/Dona Nobis Pacem 2/久石譲「もののけ姫」/Enescu 「ルーマニア狂詩曲第1番」/Ennio Morricone - The Mission - Buona Fortuna Jack/Ludovico Einaudi - Experience〜アンジェル・デュボー(v)/ラ・ピエタ(2017年ライヴ)・・・Angele Dubeau(1962ー加奈陀)仏蘭西系のヴァイオリニストとか?数人をバックを従えて、馴染みの「死の舞踏」編曲に違和感なし、ヴァイオリン・ソロ前面に活躍します。充分な技巧、しっとり落ち着いた音色は極上。初耳作品も耳当たりの良い、わかりやすい旋律ばかり。ぼんやり聴き流して暗鬱に湿度の高い「もののけ姫」旋律登場に仰け反りました。オリジナル米良美一の風情を損なわず、妖しさ二割増し。
(2019年8月1日)
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