京都にて

2021年も半分過ぎて夏


 閉塞逼塞続きな2021年も既に半分過ぎようとしております。先月はいつもの某アレルギー症状+初・眩暈症状発生!毎日鍛えているつもりでもあちこち華麗なる加齢証明が出てしまいました。そしてコロナ・ワクチン第1回目も接種済、幸いちょっぴり気分が悪い、腕が鈍く痛むくらい、たいした副反応はありません。自宅玄関より見えるご近所居酒屋焼き鳥屋(個人営業?)もぼちぼち灯りが点って、不要不急の存在あってこそ余裕と、潤いある日常なのだと気づきました。オリンピックは無為無策無手勝流に突入するとのこと、困ったもんでっせ。

 いよいよお仕事完全引退がリアルに迫ってきて、ぼちぼち引継ぎスケジュール調整を考えつつあります。周辺部分から順繰り、11月、2022年来春の準備辺りから次の人(旧知の優秀なヴェテラン)同席開始(作業は自分)〜12月迄には完全実務引継ぎ、年明け2022年はご挨拶程度、1/21終了ターゲットに有休消化のイメージ。3/5退職は年齢制限、休業補償(失業保険)狙い。さっさと引っ越すつもり。その引っ越し先もぼちぼち視察準備しなくては。

 自主活動に遊んでばかり、まともにお勉強もせず辛くもぎりぎり4年で大学を卒業したのが太古昭和の1979年(いまだに卒業できぬ悪夢を見る)第二次オイルショックでも時代がよろしかったから即就職、爾来だらだら43年、ほぼ半分くらいサボりつつ居眠りしつつ、大きな病気もせずサラリーマン生活を続けてきました。基本、お仕事は愉しく!を旨として、過分なるお給料・退職金をいただいたユルい人生と自覚しております。同い年の女房殿は働き者(一級下)一人息子も就職氷河期真っ最中22歳で大学を出て無事、正規社員として就職出来、やがて可愛らしいお嫁さんと結婚して孫も授かって、これ以上なんの文句があろうか、シアワセを絵に描いたような人生でっせ。

 若い頃バブル前に中古マンション入手、10年で早々にローン完済して借金もなし。リノベーションもしたけれど、その翌年博多に転勤となって処分(買った金額+改装費用と同額)それ以来転勤続きに賃貸マンション暮らし、相続すべき親の家も、自らの不動産もない次男次女夫婦は身軽=無財産無借金。50歳代後半に至ってたまたま、名古屋郊外に転勤となって健康を意識、日々熱心にご近所スポーツクラブに通って減量、現在に至りました。2017年60歳引退予定のはずが、ちょうどその頃女房殿のお仕事が忙しくて転居不可、年収半分以下の情けない継続雇用身分へ、そのワリに内外いっちょ前なお仕事役割・人間関係に恵まれ、周りは息子世代以下という若い人も多くて(ある意味)充実して楽しい日々が続いておりました。

 年下の親しい旧友は60歳を以て職場撤退した人も数人、ちょっと寂しい。それでも知り合いはあちこちたくさん、若い職場は愉しいものですよ。ここ2年ほどコロナが社会蔓延して身動き取れず在宅勤務もO/L会議も経験済。サラリーマン人生ラストはコロナとともに暮れていきます。物欲薄く、元よりつつましい節約生活に最近は旅行も叶わず、時々週末夕方馴染みの居酒屋に女房殿同行、小一時間ほど通うのがささやかな贅沢、緊急事態解除され、ようやく復活中。女房殿の気掛かりは90歳を過ぎた大阪の母親のこと、月に一度出掛けて独居老人の様子見、時々通院やら入院、介護の相談などを続けて現在に至っております。自分はお仕事現役中に札幌の両親を送って、散々親孝行したつもり、心残りはありません。あと残り6-7ヶ月、残りのサラリーマン生活を堪能して大阪・老母のご近所に引っ越しましょう。

 後ろめたい気分のまま無手勝流にオリンピック突入へ。若きアスリートたちにはなんの責任もありません。商用利権モロの姿が明らかになって、コロナ感染拡大に大きな禍根を残す結果にならぬよう祈っております。

 

 いつもの前月ヴェリ・ベスト。昨日最後に残したCDを実質全部処分いたしました。

勢古 浩爾「定年バカ」(SB新書)・・・最高。こんな著作を待っておりました。華麗なる経歴(+収入)の方々が御高説を曰う一連の”ステレオタイプ定年本”とは一線を画す(バカ!と切って捨てる。”口先だけの無責任な一般論”と)痛快な一冊。なにをしようがしよまいが勝手じゃないか、自由じゃないか、主張は納得の行くもの。ま、この人もフツウのサラリーマン退職引退後二十数冊の出版をしているけどね。最低限の経済的基盤+そこそこの健康さえ確保できれば(じつはそこがけっこう難物)あとは一日中寝て暮らそうが、地域に馴染まず孤独に過ごそうが、自由。そばを打つのも老いらくの恋も自由だけど、人に勧められてムリする必要もない。予想通りカスタマーレビューには「教科書ではなく、参考本なら価値あり」とあって、自分にとってあらゆる書籍は”参考本”、その通りやればできる!マニュアルは料理?とかパソコンの設定とか組立とか、そんなものと人生の生き方指南は根本が違いますよ。学ぶところ、発想のヒントになったらよろしい。ベストセラーらしくて「続・定年バカ」が出ているようです。入手必須。

WPCS-11074Sibelius 交響曲第5番 変ホ長調/組曲「カレリア」/交響詩「ポヒョラの娘」/交響詩「吟遊詩人」〜サカリ・オラモ/バーミンガム市交響楽団(2001年)・・・Sakari Oramo(1965-芬蘭土)は現在ストックホルム・フィルの首席、以前から気になっていた音源は初耳、明るく前向きな交響曲とローカル雰囲気豊かな管弦楽作品は音質きわめてクリア、オケの実力も充分、爽快パワフルなSibeliusであります。サイモン・ラトル時代に一躍名を挙げて(1980-1998在任)その後、サカリ・オラモ(1998-2008在任)も高い水準を維持したことが理解できる記録。(交響曲)12:21-9:03-10:03-3:58(カレリア)3:58-6:38-4:32(ポヒョラの娘)11:56(吟遊詩人)7:57。どれも個性豊かな名曲ばかり。

ABC ClassicsStravinsky バレエ音楽「春の祭典」/Bartok 管弦楽のための協奏曲〜岩城宏之/メルボルン交響楽団・・・かなり以前から聴いていたものだけれど、久々の拝聴印象は信じられぬほど安定して、美しい演奏。オケのアンサンブルの精緻なこと、豊かな響きにも驚かされました・・・とは11年前のコメント。1974年に首席指揮者になっているけれど、詳細録音情報が探せません。いつのまにやらNMLリストからも消えました。上手いオケですよ、正統真っ直ぐな表現に細部曖昧さ皆無、パワフルな迫力も文句なし、ライヴではない(放送録音?)と思います。「春の祭典」実演中、ワケわからんようになって演奏中断、正直に聴衆に話して再演したという誠実な逸話を思い出しました。2006年に亡くなってもう15年か・・・彼のBeethoven交響曲全集とか、コンサートホール・レーベルの録音とか、再度聴きたいものです。

DG4596102Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ピエール・ブーレーズ/シカゴ交響楽団(1998年)・・・2020年10月に聴いていて、

浪漫の残滓一掃!知的クール風情に驚きました。シカゴ交響楽団との録音が表現方向に似合っていたと思いますよ。細部描き込み丁寧に、これも要らぬ情感やら詠嘆を込めぬさっぱりと素っ気ない表現は充分デリケート、そしてパワフル
とのコメントに変わりなし。もちろん提示部繰り返し有、Cool!Pierre Boulezはもともと大好き、ニューヨーク・フィルとの組み合わせは(音楽監督在任1971ー1977)マネージメント会社の意向なのか違和感もあって、録音を聴く限り一般に緻密さ洗練に足りないと感じておりました。クリーヴランド、シカゴ辺りは最強、ベルリン・フィルとの顔合わせも妙に官能的だけどね。15:57-6:48-10:39-19:26。

 ICAC5138Elgar 交響曲第1番 変イ長調(2012年)/コンサート用序曲「アラッシオ(南国より)」(2013年)〜アントニオ・パッパーノ/聖チェチーリア国立アカデミー管弦楽団・・・Antonio Pappano(1959ー英国)はいかにも名前から伊太利亜系だけど、英国の人なんですね。まったく話題になっていない録音かも知れぬけれど、遠くの眼差しは深呼吸するように雄大、ゆったり悠然とした歩みの第1楽章から立派な演奏でした。第3楽章「Adagio − Molto espressivo e sostenuto」は慈しむように静謐デリケートな完成度に感銘深いもの。このオケってこんなに重心低く、しっとり濡れたような滋味深いサウンドでしたっけ?残響豊かな音質も最高、これでライヴだから驚くオケの技量でしたよ。20:50-7:38-13:28-12:38。南国への憧れを込めた「アラッシオ」は湧き上がるような愉悦がお気に入り作品でした。19:56。

(2021年7月1日)

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written by wabisuke hayashi