2024年はなにかチャレンジを
43年に及んだサラリーマン生活も大胆なチャレンジや血の出るような努力とは縁が薄く、流されるように過ごして、おそらくは安閑と運が良かったのでしょう。引退初年2022年は未だコロナの色濃く、長久手(愛知県)より大東市(大阪府)へ転居、生活環境がガラリと変わって不安も多く、日常生活のリズムをつかむのが精一杯。どのくらいの節約生活すればどのくらい出費があるのか、日々の鍛錬も含めて様子見の生活でした。昨年2023年はコロナ騒動がほぼ落ち着いて、思わぬ物価高は現在も継続中、爺友と梅田駅前ビル地下激安居酒屋にて酒が続いて〜やがて大風邪(インフルエンザ?)に寝込み、熱と咳が治まっても体調戻らず、筋トレ再開したら痛風発症! これが春夏秋と数ヶ月、繰り返して最悪。日常生活が戻ったのは秋が深まった頃。なんか残念な一年になってしまいました。
2023年元旦の計量は68.7kg、大晦日朝一番は65.0kg▲3.7kg。5月に寝込んだ時に飲まず喰わず一週間ほど寝たきり、これを契機に減量が進み、10月頃には瞬間追い風参考記録62kg台を記録して、やがて体調快復して酒席も禁酒終了、本格飲酒再開したらやや戻ってしまいました。現在市立体育館は年末年始お休み中なので、自宅ストレッチスクワット腹筋+YouTubeにて軽いエアロビクス継続中、なかなか体調もよろしい。このまま節制を続けて、適度に美味い喰いもんや酒を愉しみつつ健康と減量を目指したいものです。
日立電子オーブンレンジ/MRO-4100/1984年下期製造を話題にしたのは2016年の正月。じつは幾度転居を繰り返して完全現役稼働中、40年目を迎えました。人間もこうありたいなぁ。息子より年上ですよ。なんでもそうだけど、長く有効に活用できれば安いものですよ。当たり外れはありがちだけれど。
佳き習慣を継続すること、生活のリズムにすることは大切だけど、なにか新しい切り口にチャレンジを探さないと華麗なる加齢にノーミソ前頭連合野が衰える可能性もあります。今更欲をかいてド・シロウト投資など眼中にないけれど、経済的負担も勘案してなにか、新たなトライヤルを加えましょう。現在は洗濯(当たり前だよ)料理、【♪ KechiKechi Classics ♪】毎日毎週の更新、一日おきの軽い筋トレ有酸素運動を生活のリズムとして、次はなにをしましょうか。
● 恒例前月のステキな音楽の振り返り。できるだけ新しい音楽との出会い・魅力セレクション。
■Barber ノックスヴィル「1915年の夏」/管弦楽のためのエッセイ第2番/第3番/祝祭トッカータ〜マリン・オールソップ/スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/カリーナ・ゴーヴァン(s)(2002年)・・・題名のみ知って、うっかり聴き損ねていた「ノックスビル」をようやく拝聴いたしました。詩の内容はこちら参照お願い。こどもの頃の無垢な心情をしみじみ歌って胸に沁みる名曲、Karina Gauvin(1966-加奈陀)の声もしっとり懐かしい。(16:52)管弦楽のためのエッセイは両曲とも2管編成、第1番は1938年トスカニーニ初演。叙情的であり快活でもあり、いつもように平易にわかりやすい旋律がデリケートに始まり、雄壮雄弁に展開します。(11:22)第2番は1942年ブルーノ・ワルター初演。こちらかなり不穏に不安な風情が粛々とつぶやくよう。やがて優しい旋律も出現して、静謐に遠くを見つめるような美しい旋律が続きました。(14:23)「トッカータ」も初耳作品。これは雄弁なオルガンも入ってティンパニ大活躍、金管はスケール大きく、迫力がありました。(14:17)Marin Alsop(1956-亜米利加)もすっかりヴェテラン、現在はポーランド放送交響楽団の首席に就任しているらしい。スコットランドのオーケストラは当時首席客演の立場、息の合ったアンサンブルは馴染みの薄い作品を清涼な響きに、作品をわかりやすく表現してくださいました。
■Chadwick(1854-1931亜米利加)交響的スケッチ(1956年)/Macdowell(1860-1908亜米利加)大管弦楽のための組曲(1961年)/J-F-Peter(1746-1813亜米利加)シンフォニア ト長調(1957年)〜ハワード・ハンソン/イーストマン・ロチェスター管弦楽団・・・このオーケストラはロチェスター・フィルとのこと。ポップス管弦楽団とともに1960年前後Mercuryに精力的に録音を続けておりました。いずれ初耳な珍しい作品ばかり、驚いたのはMozrt時代のJohann Friedrich Peter、独逸系移民亜米利加の作曲家とのこと。Prest(8:20)Polonese(3:01)Menuet(4:10)Prest(2:38) 雰囲気はちょっぴり霊感の薄い素直なMozatやHaydnみたいな弦楽作品。ちゃんと時代を反映した音楽なのですね。Chadwickは楽しさ華やかさ一杯、まるで映画音楽みたいに符点のリズム躍動して、とても平易に懐かしく敬虔に静謐、そして賑やかな作品。Jubilee(8:28)Noel(8:46)Hobgoblin(5:51)A Vagrom Ballad(7:47)Macdowellはピアノ協奏曲など比較的聴いておりました。荘厳にシリアスな風情漂って、これもわかりやすいなかなか雄壮な音楽。In a Haunted Forest(3:55)Summer Idyll(2:06)in October(5:14)The Shepherdess' Song(3:29)Forest Spring(4:30)当時、イーストマン・コダックも羽振りがよろしくてオーケストラは財政豊かだったことでしょう。音質良好、なかなかゴージャスなサウンドでした。
■Vivaldi ヴァイオリン協奏曲ハ長調RV170/変ロ長調RV383/ト短調RV319/ト長調RV314a/イ長調RV341/変ロ長調RV366「Il Carbonelli」〜アルベルト・マルティーニ(v)/アカデミア・イ・フィラルモニチ(1995年)・・・2017年来の再聴。 知名度的にはちょっと薄いけれど、瑞々しくも暖かいモダン楽器アンサンブルは断続的に拝聴しておりました。
当時弟子のピゼンデル(Johann Georg Pisendel/1687ー1755)が師匠の作品を写譜してドレスデンの宮廷オーケストラに持ち込んだもの?・・・当時の自分はどこから情報仕入れたのか、曾孫引き情報は禁じ手だけど、なんとなく説得力はあります。題してドレスデン協奏曲集。眼の覚めるような鮮明な音質と適度な残響、鮮やかに優雅なヴァイオリン・ソロに聴き惚れました。どれも類型的と云うか似たようにステキな作品ばかりだけど、例えばイ長調RV341の第2楽章「Largo」は著名な「冬」の第2楽章「Largo」をいっそう静謐に、デリケートに仕上げた風情、新たな魅力を発見いたしました。(3:10-3:05-3:18/2:53-2:46-2:23/3:22-2:05-3:53/5:08-3:25-3:58/5:08-3:04-3:01/3:49-1:48-4:02)■Shostakovich 弦楽四重奏第1番ハ長調/第14番 嬰ヘ長調/第15番 変ホ短調〜ルビオ弦楽四重奏団(2002年)・・・正直に云うとShostakovichとBartokの弦楽四重奏は幾度トライヤルして、未だ歯が立ちません。この度、ネットに昔懐かしいベートーヴェン弦楽四重奏団(露西亜/Shostakovich作品に多く初演を務める)の音源が出現、これを機会にしっかり再挑戦を決意いたしました。ルビオ弦楽四重奏団(白耳義)はBrilliantの全集に収録されていたもの、デイヴィッド・ルビオ工房(David Rubio1934-2000英国)の弦楽器を使用した団体。演奏云々どーのとかわかるはずもなく、ひたすら作品に馴染むよう集中するのみ。世評によると素直に耳あたりのよろしい、時代の苦渋を感じさせぬ演奏だとか。音質は良好です。第1番ハ長調は1938年34歳の作品、Moderato/Moderato/Allegro molto/ Allegroからなる平易に短い作品。(3:58-4:43-2:12-3:11)第14番 嬰ヘ長調はぐっと最近1973年の作。Allegretto/Adagio/Allegretto - Poco meno mosso - A tempo - Adagio。明るい風情だけど、苦渋晦渋怪奇なエッセンスはあちこち。(8:22-10:57-8:53)第15番 変ホ短調は1974年。これは全楽章Adagioばかり連々と続く得意な作品。エレジー/セレナード/間奏曲/ノクターン/葬送行進曲/エピローグ、続けて演奏され、既にかなり解脱して無機質に静謐な作品。第2楽章「Serenade」は題名から想像できぬような不気味に前衛的なもの。歯が立たん!ことはないけれど、鬱々とした気分にたっぷり浸って落ち込むような音楽、精神的によろしからぬ作品でした。(12:24-5:15-1:50-4:55-4:39-6:40)お勉強は続きます。
■Vaughan Williams 劇音楽「すずめばち」(全曲)〜マーク・エルダー/ハレ管弦楽団/男声合唱団(2005年)・・・組曲版は幾度聴いて馴染みの軽快ユーモラスな旋律、世界初録音?とやら、劇音楽としての全曲を拝聴いたしました。残念こちら英語不如意故、セリフのみのところはカットして不遜な拝聴はご勘弁ください。(アリストファネス)組曲だったら序曲(10:02)間奏曲(2:43)台所用具の行進(2:57)間奏曲(3:43)バレエと最後のタブロー(6:41)(タイミングはジェームズ・ジャッド/ロイヤル・リヴァプール・フィル)こちら男声合唱+ソロが入って(セリフのみの部分除いて)(第1幕)1:21-6:16-5:54-1:03-0:44-1:35-2:29-5:55(第2幕)2:50-6:55-21:16(第3幕)4:25-4:34-0:37-1:21-1:51-8:37。 英国の古典的喜劇らしいけれど、筋書き不明。けっこう長いけれど組曲版に馴染んだ旋律が序曲先頭に要所要所出現して(著名な旋律引用も有)そこに力強い声楽が挟まってヴィヴィッドに雄弁! Mark Elder(1947-英国)は既に重鎮、2000年来ハレ管弦楽団の音楽監督を務めて長期政権を続けております。音場の設定が難しい声楽入り、音質は極めてクリアに器楽声楽とも充実して長丁場を飽きさせません。これは貴重な出会いでした。
(2024月1月1日)
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