夏バテ・心房細動騒動
ほとんど毎日週6日はストレッチや筋トレに鍛えていて、それはもちろん身体だけではなく、精神的にもノーミソにも佳き影響を与えていると思います。でも所詮我流なんだよね、生来の運痴とは自分の筋肉を自由自在に操れないこと、きっとムダな効率的でない動き、むしろ身体に悪影響を与えている所作もあることでしょう(腰に要らぬ負担とか)RIZAPの個人指導じゃないので。先々月6月29日(火)にコロナ・ワクチン第1回目接種、この時には念のため鍛錬三日お休みして三週間後、7/20(火)の第2回目接種して無敵の身体になったあとは、体調と相談しつつ、速めに翌日よりちょっぴり鍛錬再開いたしました。先週五輪4連休があって、契約上スポーツクラブが使えぬ日も市立体育館にてしっかり汗をかいて継続・・・そしてとうとうこの猛暑に体調崩しました。両膝、左奥歯下に鈍い痛み有、全身倦怠感もあります。セミの声に包まれて、お仕事まったくやる気出ないのはいつも通り。
挙句、ある日心臓の鼓動がおかしい?と自覚して通院・・・心房細動!とのご近所医院の診断は、紹介された愛知医大の診立てと違って上室性期外収縮、服薬で治るそうです。数日後に再診して様子見・・・そんなMy騒動はさておき、先月に発生した熱海の土砂崩れに多くの人々が家族の生命や家、日常の生活を失い(5人行方不明残して残念、自衛隊探査終了へ)五輪直撃の台風は珍しく東北を縦断してあちこち大雨は例年のこと・・・
小さなこどもを抱えてお嫁さんが手術入院5日ほど(既に無事退院済)コロナ・ワクチン2回接種終えた女房殿は熊本へ孫の世話に出掛け、そのまま久々、大阪の老母の許へ様子伺い、介護支援相談などに回っております。自分はずっと引き隠り≒在宅勤務など。エエ加減、どこかちょっと遠くに出掛けたいな、気分転換に。年1-2度訪問していた京都にはもう3年ほどご無沙汰、涼しい上高地にはこちらに在住しているうちに再訪問したい。もちろんお気に入り博多経由、息子一家が住んでいる熊本に出掛けて孫と遊びたい。もうガマン抑制も限界でっせ。
概ね国民はそんな心情に至って、人の動きは活発になっているのでしょう。現在五輪真っ最中、全世界国籍問わずアスリートの努力には敬意を表しつつ、コロナ感染増は事前予想以上に最悪に至って、東京では昨日ついに4,000人超え!しかも強力新型デルタ株とか、ワクチン接種が進んでいない若者に感染が広がって、コトはなかなかガースーの思惑通りには進みそうにありません。
そんなこんな、まず健康が大切なのはあたりまえ。猛暑の日々は継続します。
● 恒例前月ヴェリ・ベスト。暑いと集中力を失いがち。後ろ向きに昔馴染みばかりのような気が・・・
■ Brahms 交響曲第1番ハ短調*(1972年)/ハイドンの主題による変奏曲 作品56a(1977/78年)〜エイドリアン・ボウルト/ロンドン・フィル/ユーディ・メニューイン(v)*・・・幾度も聴いている馴染みの演奏。正直なところ両作品とも食傷気味、ここ最近拝聴機会も減って久々の拝聴でした。いやぁ、参りました。重心低く剛直盤石、アンサンブルの精緻云々の声も一部あるけれど、これ最高。”実直で飾りがない、質実で表面を磨かない。ムリなく作品の在り方をそのまま骨太に表現して、じわじわと味わい深い”とは13年前の印象そのままに揺るぎないもの。第2楽章「Andante sostenuto」のヴァイオリン・ソロはメニューインなんだそう。ぴかぴかに華やかな音質に非ず、それでも奥行きと深みのある音質は不自然さから遠いもの。15:41-8:28-4:52-16:07。
■Mussorgsky/Ravel 編 組曲「展覧会の絵」〜フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団(1957年)・・・Fritz Reiner(1888ー1963洪牙利)の音源は基本すべて著作隣接権をクリアして、ほぼすべて入手済、それで満足してしばらく聴いておりませんでした。久々の拝聴は衝撃でした。60数年前にしてクリアな音質、低音のド迫力、音響技術の進歩ってなんだ?冒頭アドルフ・ハーセス(ですよね?)のトランペット先頭にモウレツに上手い各パート、テンションの高さ、リズムの切れは爽快そのもの。基本ストレート系、飾りの少ない表現に重量級サウンド、痺れました。次は「ローマの松」「ローマの祭り」辺りデーハーなのを聴きたい。
■ R.Strauss アルプス交響曲〜ハルトムート・ヘンヒェン/オランダ・フィル(1999年ライヴ?)・・・これは20年ほど前に出現した激安Brilliantの3枚組、13年ぶりの拝聴。"ずいぶんと野暮ったいオーケストラのサウンド"なんて当時は感じたけれど、印象一変!自然な豊かな残響は百難隠す奥行き空間広がる音質、余裕のスケールたっぷりっすよ。Netherland Philは放送フィルとは別団体、アムステルダムにてオペラのピットにも入るらしい立派なアンサンブル。Hartmut Haenchen(1943ー独逸)はオペラ畑のヴェテラン、特別あざとい表現、ムリムリ力こぶも存在しないのに、清涼爽快な世界が淡々と広がって眼前に浮かぶ自然描写最高。思わずアンコール!二度聴いてしまいました。
■Mahler 交響曲第1番ニ長調〜ラファエル・クーベリック/バイエルン放送交響楽団(1967年)・・・12年ぶりの拝聴。青春の胸の痛みを思い出させる甘い旋律連続、音質云々は自分の埒外だけどそこそこ?驚いたのは素朴にざらりとした洗練されぬサウンドは記憶通りでも、微妙なニュアンス細部行き渡って神経質に非ず、配慮ある入念表現に初めて気付きました。オーケストラは特別な”洗練流麗ならぬ”粗野なサウンド、馴染み過ぎた名曲を新鮮に味わい深く受け止めました。名曲との出会いはブルーノ・ワルター、CDで初めて入手した全集はこれだったんです。最高。14:39-7:04-10:37-17:40。
■Sibelius 交響曲第1番ホ短調〜渡邉暁雄/日本フィル(1962年)・・・日本が世界に誇る史上初のステレオ録音全集。渡邉暁雄さん(1919ー1990日本)と旧日本フィルの音源はいくつか拝聴して、いずれも立派な水準に胸打たれたものです。Sibeliusは母親の母国、Tchaikovskyの影響色濃い劇的旋律作品は力強く、当時のオーケストラの技量はやや素朴に過ぎて、音質も残響がやや足らん感じはあっても、だから?というくらい清潔清涼な説得力充分。日本でSibeliusが愛される(演奏会に客が入る)のも渡邉さんのお陰ですよ。痺れました。11:22-9:15-5:03-12:23。
■Grofe 組曲「グランド・キャニオン」〜エリック・カンゼル/シンシナティ・ポップス管弦楽団(1983年)・・・「豪雨」は管弦楽のみと実録雷鳴合体音源W収録で聴けます。仰け反るようなリアルな音質、耳の快感。表現そのものは端正なもの、Erich Kunzel(1935ー2009亜米利加)は最近噂を聞かないと思っていたら亡くなっていたのですね。小さい頃、日曜夜の「ディズニー劇場」のテーマ曲としてのイメージすっかり刷り込まれて、あちこち記憶も曖昧、亜米利加開拓時代の西部劇も思い出しました。
(2021年8月1日)
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