2003年12月某日
さてにわか独身大晦日の過ごし方。(希望も含め)いつものように早朝に目覚める(既に実行)。ゆっくり昼寝する。その前に洗濯(実行中)、掃除。(これから)一日中、素敵な音楽を聴く。(既に実行中)断食(実行中・・・だけれど)。本屋さんへ行く。テレビ見ない。(しかし、ボブ・サップはみたい)ああ、おみやげ(北海道にはない果物がいいな)買わないと。ああ、北海道行きの準備しないと。
ことしラストのサイト更新。ああ、そうか、2004年版の「履歴」、2004年1月「音楽日誌」新規ファイル更新準備しないとね。web年賀状はなんとか完成〜メール・アドレスのわかる方には出しておきましょう。なんやらやたらとツカれ、そして充実して、とことん好きなことをしたような、そんな一年だった。幸せ。
2003年12月某日
実質上、仕事は終わり・・・なんて何度も書いていたけれど、ほんまに終了。地元のお客様を回って、上司と若いもんと飲んで(昨年とまったく同じ状況)ちゃんとバスで帰ってきました。正直、昨日から風邪が悪化して、途中「風邪のドリンク剤」なんか密かに飲みつつ、胃薬なんかも服用しつつ、一日乗り切りました。女房、朝から大阪行き。一人自宅に帰って、洗濯物を取り込みつつ、つかの間の一人暮らしをシミジミ。休みだ。嬉しい。
昨日、Mahler 交響曲第8番〜Mahler 好きなワタシだけれど、この作品は一番苦手としていて、聴く機会が少ないもの。テンシュテット/ロンドン・フィル(1986年)にて。混沌とした絶叫と混乱の渦に耐えられない曲だけれど、テンシュテットは精密であり、大胆であり、主張は明確。全曲、堪能しました。声楽がとても良かった。
Bach ゴールトベルグ変奏曲〜ジャコッテ(cem)にて。繰り返しがなくて43:36。ワタシのサイトに早くから掲載しているが、他の同作品のコメントとも、やりきれないくらい読むに耐えない無内容さ。明快で、ちゃんとした演奏と、現在なら思います。今朝、やはり早朝に目覚め、Sibelius 交響曲第2番ニ長調〜ペシュコ/イタリア放送ローマ交響楽団(1980年)を。
これもサイトには掲載済みだけれど、驚くほどアツく、説得力がある。いつもいつも後悔、書き直しが必要だ!と思ってしまいます。メールを下さった方には、せめて「web年賀状」を、ということで準備を始めるが自らの「音楽日誌」を熟読し、振り返り、その抜粋に、なんとなく成り行き。(鋭意執筆中)オモロくないよね。(PCクラッシュなどでメール・アドレス紛失の方も・・・ご一報下さい)けっこう、苦しんだ、でも、ま、幸せな一年でした。
本日、(ゆっくり)出勤時の音楽はMahler 交響曲第3番〜クーベリック/バイエルン放響(1967年)を。(もちろん全部は聴けないが)これは驚くほど虚飾のない演奏で、正直、その素っ気なさにあらためて驚いてしまいます。「クーベリックはライヴでこそ燃える!」みたいな論評もあって、そうかもしれないけど、燃えなくても、素っ気なくてもいいじゃない。なんか、原点みたいなものを感じて、自分が試されているような、そんな気持ちになりましたね。
さて、明日一日なにをしようか・・・。
2003年12月某日
朝、布団から出るのが億劫なほど寒い。それに正直眠い。実質上”お仕事終わり”モードで明らかに精神的にくつろいでいて、まぁまぁよく眠れます。ありがたい。本日、職場に寄らずにそのまま新幹線に乗ろうか。ゆっくり音楽でも聴きましょう。
昨夜、BOOK・OFFにて書籍とCD売却。計2,640円の現金に。うむ、どれを売ったのかはともかく。Elgar ヴァイオリン協奏曲を堪能〜ヘンデル/プリッチャード/BBC響(1986年ライヴ)・・・いや、痺れました。もともと好きな作品で、カン(NAXOS このCDが出会い)とか、ハイフェッツ、メニューイン(指揮 Elgar!1932年)、どれを聴いてもシミジミしちゃうが、ヘンデル盤だと別な作品に聞こえましたね。
もとよりBeethoven 、Brahms 系大柄勇壮作品とは系統が異なると思っていたけれど、全編モノローグ地味渋演奏味わい深化系ヴァイオリン。数年くらい前に買ったときには、なんやコレ、パッとせえへん演奏やな、と。メリハリとかぶちかましを楽しむ作品じゃないんだね。グズグズとあまり高低のない起伏を味わってシミジミ、じんわりやりましょうや〜みたいなもんか。プリッチャードのバックは(ワタシの数少ない経験中)最良のもの。
(帰宅)福山は隣県ながらほんまに岡山には近くて、逆に滅多に行く機会もないので、お取り引き先様と一日同行。(岡山より寒い)実際上、先週の金曜で終わった人も結構いるけど、ウチの職場は正式には本日でお仕事終了〜但し、ワタシは例年の如くもう一日出勤して地元のお客様回り。その後、上司と本年最後、そしてもう彼は異動が決まっているから三年目の風習〜最年末飲み会〜もこれでラスト。明日は職場の机の上横を片づけて、出掛けるのみ。女房も朝から大阪行き。
どんどん押し迫ってきて、本日自宅出発時にはテンシュテットのMahler 交響曲第6/8番を持参するが、ポータブルCDプレーヤーの充電忘れてわずか5分ほどで終了。替えの電池もたまたま持参せず。100円ショップは新幹線出発迄に開店せず、音楽断念。
ワタシはEMI系の録音、そしてテンシュテットの全集録音水準も酷評してきたが、(わずか数分の再確認ながら)楽器の位置関係、分離もそう悪いものではない。しかし、帰宅して部屋のコンポで確認すると、やっぱりコシがない、というか、カルいというか、音に芯がない。これはテンシュテットの責任ではないし、第6番の終楽章の粘り、堂々たる悲劇的なルバートには泣けました。
2003年12月某日
昨夜は息子不在となり、当然外食〜ご近所うどん屋さんへ。岡山ではうどんだけはハズれがないんです。
本日大掃除。カーテンも全部お洗濯。一番幅の広い特注南側ベランダ用カーテンは、食堂カーペット(安物二畳)とともにコイン・ランドリーへ。1400円。もちろん(こだわりの)洗剤持参。ついでにガソリン・スタンドで洗車。(年一回か)要らぬものは捨てよう(本と一部CDも)、必要とあれば買ってこようと決意しました。
じつは食堂朝食時使用コンポCDプレーヤーが数日前より使用不可となっておりまして、また中古で安いのをみつけようかしら、と。症状はトレイ・オープンのボタンを押しても開かない。最初のウチは二三回押せば開いておりました。そのうち十回くらいになり、やがて永遠に開かず・・・こりゃダメだ。短い命であった。安物買いの銭失い状態か。3000円分元は取ったろうか?
で、ご近所HARD-OFFを覗いてみると、得意の「ジャンク・コーナー」の品揃えが変遷しておりましたね。オーディオ関係では圧倒的にLDプレーヤー、あとBSチューナー関係も多い。VSHビデオデッキはかなり減ってきて、DVDプレーヤーの出現は時代の流れでしょう。ところでCDプレーヤーは?・・・これがほとんど存在しない。一台のみ使えそうなSONYのが5000円(ジャンク品でっせ)あとは1000円くらいで実質上「部品取り」(つまり動かない)のが二台ほど。(高級オーディオはありますよ、数万円で)
もう一軒回ったが、やはり単体のCDプレーヤーは存在しなくて、これは、とうとう「バラ・コンポ」が家庭から消滅したことを意味しているのでしょう。売る人も買う人もいない。仕方がないな、と手ぶらで帰宅して、件のCDプレーヤーを再び分解〜なんだ!例のトレイを開けるべきモーターの輪ゴムがダメになっているだけじゃない。これだった即修理完了。それだけのお話。良かった。
復活CDプレーヤーで、R.Strauss 「アルプス交響曲」〜メータ/ロス・フィル(1975年)・・・こりゃ、ヨロシおすなぁ、なんも難しいこと考えんでも、豊かでのびのびとしたサウンドに身を委ねる快感。売れっ子の勢い、みたいなものは素直に気持ちが良くて、しかもDECCAの名録音。そういえば今朝早朝、ケンプ/ケンペン/ドレスデン・フィルで、Mozart ピアノ協奏曲第20番(1941年)Beethoven ピアノ協奏曲第3番(1942年)を堪能。
このゆらゆらとした情感漂う演奏は大好きです。もうちょっとグダグダ書き足したいね。昨日から悩んでいるのは、Sibelius 管弦楽曲集〜ムント/京都市交響楽団(ARTE NOVA 1999年)・・・有名なる「フィンランディア」を聴くと、とんでもないヘロ演奏家?と感じ、レンミンケイネンの伝説 作品22を聴くと、押さえた奥床しい地味な響きがウリかな?とも思います。で、とにかく77:56収録は大お徳用。(ワタシは@300で購入だけれど)
明日、終日福山へ。明後日は地元のお得意さん巡りで今年も終了。
2003年12月某日
息子、女房より一足先に本日より大阪へ。新年に千歳空港にて合流予定。本日、通常出勤する予定がちょっと精神的にくじけて、朝一番に職場に電話して様子を伺うことに。結論的に出るかも知れないけど。女房殿は通常出勤。何故か、体調回復。風邪じゃなかったのかな?「半年前にいただいたビタミン剤の余り」が効いたのか?
(実質上)お仕事一段落!という精神的余裕か、音楽が聴きたい!ああ、この演奏も文章にまとめておきたい!とか、いろいろ精神的高揚有。フツウはね、お仕事合間を縫って楽しむのがいつもだし、休みになったら逆に”プツン”と集中力が切れてしまうもんなんだけど。
朝、ゆったりとした気持ちでMozart 〜弦楽四重奏曲第18/19番。先日購入のジュリアード弦楽四重奏団にて。一昨日も思ったが、ローティーン時代に感じた”ワクワク感”が蘇りません。演奏問題なのか、自分の感性問題なのかはまだ判断付かず。ワルターのMahler 交響曲集(CBS録音、5枚組3,760円)〜は「復活」に再トライ。
じつは、コロムビア響との第1番に続いて第2番第1楽章が収録されていて、音質の違いやら、オーケストラの違い、テンション問題(か?)で、”やや落ち”イメージを持ったからで、ちゃんと真面目に通して聴きましょう。あと、ワルターではニューヨーク・フィルとの「大地の歌」(ステレオ録音)を手に入れたいな。(LP以来未聴)
パソコンのCDROMドライブの調子悪い。で、入れ替え作業していたら、朝一番にケータイに緊急連絡有、自宅インターネット環境を駆使して関係各部署に指示(な〜んちゃって、お願い)しようと思ったら、パソコンが起動しない!あれ?ってマウスとキーボードの穴を逆に入れていただけでした。焦るといけない。
で、職場に電話して、頼みやすそうなやつが来てたらファックスの確認(業務用メールは自宅で受け取れる)くらいしてもらおうかな?なんて甘い考えで9時に電話してみるが、誰も出ない。う〜む、こりゃマズいっしょ。息子を高速バス停迄送るついでに職場迄。駐禁やったばかりだから、ちゃんと有料駐車場に名車セルボを入れ、職場に行ってみると・・・な〜んも問題なんてありません。な〜んだ・・・
と、BOOK・OFF(出物なし)〜HARD-OFF迄ちょろっと覗いて、その時点で連続ケータイ着信有。またまた自宅に戻って完備の商品マスター検索→関係各部署に再びお願い。なんやねん。間が悪いっちゅうか、なんつうか。せっかくの休み〜体調回復気味もまたまたなんか怪しくなってきました。これがあわただしい年末か。
数日前に気付いたけれど、ご近所焼鳥屋が廃業、というか、短い命だった。昨年、家族で行ってみたけれどいろいろ問題有〜しかし、あの禿親父の行く末がとても心配です。昼からようやくユニクロへ。いろいろ買いました。安くて嬉しいよね。それと電器屋さんに行って、懸案だったひげ剃りを購入。いまのはもう十数年使っていて、バッテリーがもう全然ダメなので。乾電池式のの同じのは出張用でちゃんと使っております。嗚呼、贅沢。
夕方メールチェックしたら、ナント連続12件のウィルス・メール有。昨夜が6件だから、凄いね。きっとサイトの読者の誰かが感染して、勝手にワタシに送りつけているんだろうな。ああ怖い。但し、サーバーで削除されて「そんなん来ましたけど、削除しましたよ」という連絡が届くだけです。ああ寒い。
2003年12月某日
昨夜、親しい人(含む取引先)数人で”ラスト忘年会”風飲み会。那覇マラソン(毎年参加されている)土産の古酒を散々飲んでしまう。体調心配だったが、まぁまぁ大丈夫。9時過ぎには帰宅したし。きょうはこれから山口で会議〜徳山経由で(とくにトラブルなければ)職場には戻らないし、明日は休み。(のつもり。一発なんかあれば自宅で大作業だけれど)だいたい大きな作業は年内終了。月曜は福山行き。火曜まで出勤だけど。
いろいろあったけど、いろいろあって基本楽しい一年だった、と逆に、ちょっと寂しいような気分になりましたね。通勤ではBach の無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ト短調〜ゲーラーの湾弓使用でのもの。豊かでムリのない響きがします。そういえばハイフェッツの二枚組買ったような記憶があるが、どこへ行ったのでしょう。(ちゃんと探せ、ってか)
Dvora'k 交響曲第8番ト長調〜ホルヴァート/オーストリア放響+弦楽セレナード ホ長調〜ジークハルト/シュトゥットガルト室内管・・・これは久々。PILZ系音源を使用したzyxレーベルの一枚だけれど、1990年頃の購入だろうか。たしか1,000円。演奏はまったくアツく、素晴らしい。オーストリア放響は少々おとなしくて、アクというか個性不足ではあるが、アンサンブルは優秀。切々と歌われ、しかもクサくならない。弦楽セレナードのほうも、これほど集中したアンサンブルだったのか?と驚くばかり。
飲んだ翌日は早朝に目覚める・・・18歳以来の風習で、今朝もはよから起きていたためか、山口移動中・会議中・山口県内移動中・タクシー移動中・岡山新幹線(時間の巡り合わせで”こだま”にて)帰着中も、ずっとず〜っと眠い。とくに大きなトラブルらしいトラブルもないが、ケータイには頻繁に連絡が入って、あっと言う間にバッテリーが消耗しちゃいます。(機種変更してよ、早く。カメラとか、うんたら機能付き!とか必要ないんで、とにかく薄く、カルく、電池の保ちいいやつに)
なんやかんやで明日は出勤しないといけないみたいね。あ〜あ。しゃあないなぁ、最年末だし。
移動中はリヒテルばかり。Rachmaninov ピアノ協奏曲第1番(1955年)第2番(1959年)〜いずれもザンデルリンクのバック。音質はともかく、ほぼ同時期録音のヴィスロツキ(DG)盤より、バックの威力が桁違いですよ。ワタシ、この作品は大好きだけど、演奏家によってほんとうに印象がころころ変わります。この重量感とずず暗さはなんでしょ!(練習曲の鬼気迫るような緊迫感もまったく凄い)
同じくリヒテルで、Schumann 序奏とアレグロ・アパショナート ト長調 作品92(1965年 ブリテン/イギリス室内管)、Liszt ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調(1954年 アンチェル/チェコ・フィル)、Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番 変ロ長調(1958年 ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル)で。既にワタシのサイトに早くから掲載しているが、書き直さないとね。
音源かなり怪しく(MUSIC & ARTS CD776)、音質あまりよろしくないし、バラつきもある。Tchaikovskyは人工的な広がりが付加されて、オーケストラはまぁまぁだけど、肝心のピアノの響きが濁ります。でも、集中力やら、推進力では右に出るものはないでしょ。カラヤン盤も好きだけど、(音質さえガマンできれば)こちらのオーケストラの精密なる美しさも味わって下さい・・・
2003年12月某日
風邪(?)が長引いて、体調不良・・・というのはパターンみたいで、春にいただいたクスリを思い出して(ビタミン剤と思う)一緒に服用。今朝はずいぶんと体調はマシ。精神的なものもあるんだろうな。本日、資料二本仕上げ締め切り。毎週毎週締め切り来るけど、ことし最後です。
ジュリアード弦楽四重奏団によるMozart 第16〜19番の二枚を購入(SEEM 1962年CBS録音の海賊盤@250)。ワタシのお気に入りの作品の代表だけれど、スメタナ(モノラル時期)やらバリリ弦楽四重奏団(LP時代の全集)で馴染んだだけで、意外なほど幅広い演奏は聴く機会を得ません。とても現代的な、機能的正確な演奏で新鮮。
ついでに・・・と言っちゃなんだけど、少ない手持ちでゾルターン・セーケイ率いるハンガリー弦楽四重奏団(1972年 VOX)で第18番イ長調を確認。両団体とも楽しんだけれど、中学生時代に聴いたスメタナ弦楽四重奏団による「不協和音」「クラリネット五重奏曲」(ルジーハ)の衝撃はどこに?(これは自らの感性の問題か)それと、BRILLIANTで購入した「全集」(7枚組 シューベルト弦楽四重奏団がメイン)に未だ手を付けていなかったことを思い出しました。反省。
2003年12月某日
精神的には完全に「お正月休みモード」になっているが、実際には12/30迄お仕事継続。この期に及んで出張会議一本(本日明日で資料一本仕上げ予定)、現場視察出張も有。でも、もうキモチ的に切れているかな。風邪もいつまでも回復しない。
「名曲喫茶物語」(3)〜彼女と名曲喫茶に始めて行った〜なんていうRCAの歴史的録音シリーズが存在したらしくて中古250円→モントゥー/サンフランシスコ響の「幻想」(1950年)、ボストン響との「海」(1954年)。もうこれが滅茶苦茶アツい!音も良い!両曲とも「うんと好き」でもなくて、そこそこなんだけど、ぼんやりしていても「おおっ!」というくらい集中させられる熱演。しかも、上品なんだんよね。苦手Beethoven の交響曲では一番欲しいCDはこの人のやつ。
先日、サイト内ファイルの「一斉テキスト置き換え」作業の確認時、偶然に誤って作成途中でアップロード、そのまま紛失していたファイルを発見〜これがアメリカン・プロムナード管弦楽団(ローウェル・グラハム指揮)という珍しさだけが取り柄か?といったCDで、棚をひっくり返し(←文字通り)探索・確認。Busoniの喜劇序曲 作品38とか、滅多に聴けない作品数曲含まれているが、正直かなりヘロ演奏で、なぜ数年前のワタシが途中で投げ出したか良く理解できました。
今朝、ルジェーロ・リッチで「ツィゴイネル・ワイゼン」など。胸のすくような快演!しかも英DECCAの名録音の迫力〜但し、ワタシのCDはFICの海賊盤でした。さて、ぼちぼち出勤。
体調不良で早退。(仕事に支障ない程度に)起きていられない。バス中で寝てしまって、停留所ひとつ乗り越しました。自宅で数時間寝たきり状態。女房少々残業で「外食しよう」とのメール有〜巷ではクリスマス・イブだけれど、情緒なく(またまたBSE話題の)家族三人でご近所焼き肉屋へ。石焼きビビムバなど。アルコール類は止め。(明日、約束があるので。大丈夫か?)
あと年内出張二本。土曜日は、もうなにも予定入れずに休みましょう。
Mozart ピアノ協奏曲第25/27番〜ハイドシェック/ヴァンデルノート/パリ音楽院管(1962年EMI録音)・・・但し、エコー・インダストリーの海賊盤(なんで第20/23番もCD化して下さらなかったの?正規盤買え!ってか。探しましょう)にて。粋で、軽快で、自由で、澄まして、流れるような演奏。ちょっとギャラントというか、カッコ良いのね。ためらうようなテンポの揺れもあるし。四角四面・生真面目演奏とは別世界。ヴァンデンルノートのバックは木管を強調する特異なもので、低音を響かせないのはフランスの個性か?これはこれでとてもエレガントでした。
年末年始お奨め音楽募集〜で、「偉大なるワンパターンで、ベートーヴェンの3大ソナタなんていかがでしょ?初心に帰るみたいな感じで・・・熱情はリヒテルのライブ盤が、途中から興奮のあまりテンポ走ってますが、凄く熱くて好きです。悲愴は若い頃から巨匠の風格だったゲルバーかな?月光でこれぞお勧め!というのは私の手持ちにはないです。」との書き込み有。早速、手持ちのケンプ盤(ごめん!やっぱエコー・インダストリーの海賊盤。250円。1965年DG録音)で確認。
細かいパッセージで技術的にもたつきましたが、ゆったりとした楽章の味わいはピカイチ!
2003年12月某日
休日。朝、起きてみると咽の痛みやや軽減。
ああ、こんな音楽がいいな、とか、この演奏が素敵、と思ったはずなのに、いつの間にやら感じ方が変わっていることもあります。Schubert 交響曲第9番ハ長調〜シューリヒト/南ドイツ放響(シュトゥットガルト 1960年)は、それなりに有名で定評ある演奏で、ワタシはかつてFICの海賊盤で楽しんだものです。
イアン・ジョーンズ・マスタリングの正規盤が出たので手放しました。他のサイトでちょっと話題になったので、件のCDを確認したが、これがどうもツマらない。印象が散漫。新たなコメントを付けるにもちょっと苦労しそう。「バルビローリやクーベリックよりずっと良い」なんて、数年前のワタシは感じていたらしいが、果たしてそうだろうか。最近、この作品自体を敬遠気味だけれど、ケンペの演奏にはほんまに感心したもの。
じつは昨夜、あまりの寒さに、職場のクルマで出先からそのまま帰宅〜あした返せばいいやって、マンションの横に停めてました。で、昼前に見に行ったらやられましたね、朝7時に駐禁!壱万伍千円とゴールド免許証パーでっせ。これが一年の帰結というか、なんというか。でも、ま、スピード違反とか、それこそ人身事故じゃないからキモチ的にはそうガックリはありません。
それより、警察署から帰ってきて、自宅のカギもケータイも持っていかなかったら、だれもいなくて寒空に追い出し食らったほうがショックでした。いつまでも風邪が治らない。じっくり昼寝しましたよ。その後、リヒテルのLisztピアノ協奏曲をかなりヴォリュームを上げて!気持ちを回復させましょ。このピアノの威力はほんま、文句なし凄い。
CDの整理、という名目の散らかし始めました。(昨年もしたような記憶がある)もうウチじゃ、クリスマスを喜ぶような小さなこどももいないしね。きょうはとんだ一足早いクリスマスでした。
2003年12月某日
昨夜は寝る前に三杯もコーヒーを飲んだけれど、それなりにちゃんと眠れる・・・というか一年のツカれが溜まっている感じ。
Beethoven 「春」「クロイツェル」〜ハスキル/グリュミオーの定評ある演奏で(1957年)。若々しく華やいだ演奏で、ワタシはとくに「春」が大好きです。ちょっと金属的だけれど、音質もOK。でも、ワタシはしっとりとした大人の演奏〜ナタン・ミルシテイン〜が念頭にある。イ・ムジチで「アイネ・ク」「パッヘルベルのカノン」「アルビノーニのアダージョ」+α なんつう「いかにも」的一枚は1982/83年のカルミレッリ時代の録音。
ワタシはこれこそ「アイネ・ク」のスタンダード(いえ、Mozart の初期嬉遊曲だって)だと思っております。Bach 管弦楽組曲第3番+イタリア・バロックの聞き所を集めた一枚〜イル・ジャルディーノ・アルモニコの演奏は、いわゆる最近の古楽器系の完成形で、エキセントリックではなく、ひたすら気高く、軽やかで、自由で美しい・・・
ここ数日、メニューインのBeethoven 、ボートンの「シェヘラザード」を除いて、以上@250取得CD8枚分でした。ハズれ一枚もなし。今朝、Schumann 交響曲第1/4番〜アーベントロート/ライプツィヒ放響(VIRTUOSO 1941年)聴いたけれど、とにかく異様に”濃い”演奏で、尋常ならざる緊張感と煽り有。音質良からず。でも、痺れる人もいるんだろうな。
寒い。帰宅しました。体調良くない。月次の実績が締まって、このチームに就任して4年目、過去最高の伸張を記録しました。会議にて絶賛されました。なんか出来過ぎ。本来であれば祝杯・・・というところだけれど、先週まで激しい連続アルコール攻撃だったんで、自粛しています。通勤ではBach 管弦楽組曲第2/3番〜ピノック盤(1978年)を。今聴いてもまったく新鮮なリズム感。独り善がりのエキセントリック表現としてではなく、この先鋭なるリズム感の説得力は比類がない。
帰宅して、アーベントロート/ライプツィヒ放響のSchumann残りの「マンフレッド」序曲(1949年)。この切迫感は並じゃない・・・が、わざわざこんな劣悪なる音質で喜ばなくたって・・・というところか。シャンペイユ弦楽四重奏団によるRavel (1954年)〜なんど聴いても、この二枚組CD(ACCORD)の威力はもの凄い。終楽章の切迫感に息もつけないほど。さぁ、他のCDを・・・と思ったら「ラ・ヴァルス」〜ロザンタール/パリ・オペラ座管〜が流れてきて、その自在なる粋なスタイルに魅せられて、もう身動きさえできない・・・
明日は休み。ありがたい。
2003年12月某日
風邪薬のせいか、いつも眠い。昨日、広島ドライブして、しかも寒かったからどうも風邪の状況が思わしくない。でも、土日連休って久しぶりかも知れない。明日、出勤して(嗚呼、休みたかった)また祝日。何事もないことを祈るばかり。
昨夜、また「北の国から」を。なんども見て知っている筋なのに、なんども確認したい感動。ハッピィ・エンドで、ほっとしちゃう。一昨日購入の@250CD確認進行中。Brahms 交響曲第4番/大学祝典序曲〜ストコフスキー/ニュー・フィルハーモニア管(RCA 1974年)にて。ラスト・ライヴとほぼ同時期の録音で、老衰とは無縁の自由闊達自在演奏に驚嘆。ライヴでもスタジオ録音でもその雄弁なる歌い口に変わりはない。
ブレンデルのBach アルバム〜1976年録音(PHILIPS)。発売時にずいぶんと話題になった記憶有。抑制が効いて、自然体の演奏ぶり、けっして”知”のみ勝ったえんそうではないでしょ。同じピアノであってもBusoni編曲の「イエスよ、わたしは主の名を呼ぶ」BWV639、「来たれ、異教徒の救い主よ」BWV659のに作品の”濃度”があきらかにちがってくるのがおもしろい。
Wagner 「トリスタン」(抜粋)〜ベーム/バイロイト/ニルソン/ヴィットガッセン(1966年)かつて「極め付き」と言われた名盤。ニルソンの最盛期でしょうか。想像以上にベームの演奏はアツくて、自信に充ちておりました。(今回購入@250CDはあと4枚分コメント残。未聴は二枚)
昨日、クルマではあれほど感動したメニューイン/シンフォニア・ヴァルソヴィアのBeethoven 交響曲第5/7番は、自宅で聴くとどうも集中できない。たいして良いとも思えない。こりゃいったいなんなの?
昼食を兼ねて女房息子と外出〜服を買うつもりが、どうも体調がよろしくない。急ぎ帰宅して、しばし昼寝。やはり昨日の広島ドライブ+大掃除がマズかったか・・・んなこと言うと、山の神は「風邪ひいているのにいつも飲んでくるじゃない!」と・・・まぁ、理論的にはそうなんだけど、しばらく休みらしい休みもなかったしさぁ・・・
Mozart コロネーション・ミサK.317〜デローグ/ヴィルティオージ・デ・プラガ/プラハ室内合唱団にて(1994年)〜ハ長調のミサだもんね、喜びと希望に充ちてなんと幸せ。しつこく、メニューイン/シンフォニア・ヴァルソヴィアのBeethoven 交響曲第5/7番を確認〜う〜ん、これはけっして嫌いな方向じゃないな、ということでサイト用原稿へ。
寒い。明日はさらりとお仕事終了したいもの。
2003年12月某日
昨夜は眠くて眠くて〜状態だったのに、今朝、早朝に目覚めちゃう。寒い!岡山県北部では雪とのこと。これから広島県下郡部山の中の息子のところに行くが、雪は大丈夫だろうか。
昨夜、「北の国から」を見てしまい、なんど見てもワンパターンに感動してしまう。内田有紀ちゃんが可愛い、というか、芯があって強く可愛い、といった感じ。このドラマのあと、ほんまに純と結婚しちゃったんだよな。
「シェヘラザード」は、ほんまクサるほど!というくらいCDを持っていると思うが、先日購入した「ロシア名曲集」7枚組(NIMBUS)中に含まれるボートン/フィルハーモニア管(1988年)の素朴な味わいは新鮮。聴き馴染んだ旋律が、誠実に不器用に表現されていて、飽きさせない。続くロシアの謝肉祭序曲も同様。
昨日購入したBOOK・OFF中の一枚で、Liszt ピアノ協奏曲第1/2番〜この作品もLisztも好きでもなんでもないが、演奏がリヒテル(p)/コンドラシン/ロンドン響(1961年)となれば別の話でしょ。こどもの頃から欲しかった一枚で、FMで聴いていたと思うが、LPでも買う機会を得なかったはず。
強靱で、濃厚で、明快で、技術の切れがこれほど内実を伴って燃えるような情熱を表現されると、ぐうの音も出ません。ワタシはリヒテルのファンなんです。コンドラシンのバックも同様。但し、このPHILIPS音源はエールディスクの海賊盤で申し訳ないが。
息子のゴミ部屋の大掃除+お迎えで広島県下山中まで行って参りました。なにもないが、美しい街です。ほんまに一人息子には甘い。女房は恋人が帰ってきたように上機嫌。行きは良い天候だったが、帰りは雪模様でした。昨日からずいぶんと寒いね。
うんと飛ばせば片道一時間半だけれど、ま、名車セルボだし、眠いし、で安全運転第一で何度も休んだり、名物をちょっと試食したりしながらの高速走行だから、往復5時間以上(帰りは降りてから渋滞した)か。持参CDはBeethoven 交響曲全集〜メニューイン/シンフォニア・ヴァルソヴィア(IMG 30368 00025 1994年ストラスブール・ライヴ たしか5枚組1,980円で購入)を。
正直”ガサツ”とか、”美しくない”といった記憶しかなかったが、ま、年末だし、ということで「第九」から聴き出したら、これがもうなんとも言えない感慨が溢れました。数年前の自らのコメントでは「オーケストラの響きが薄く、しかも洗練されていない。アンサンブルの水準としては並。でも、編成の少ない室内管弦楽で、すっきりとした演奏には仕上がっていて、そう悪くもありません。録音状態はよろしくなくて、でも、なんとなく演奏者の(アマチュアのような)熱意は伝わってくる。合唱は感動的」と。その通り。
で、結局、第9番→1番→3番→2番→6番→コリオラン序曲→4番→8番→5番の途中まで堪能して、こんなにBeethoven を楽しんだのは何年ぶりだろうか・・・たしか、最近別レーベルでもっと安く出た記憶もあります。
2003年12月某日
さすがによく眠れました。些少ながら女房殿にもボーナス出たみたいで、昨日ご近所カレー屋さんで外食。明日には息子も帰ってきます。(女房殿、クルマでゴミ部屋清掃兼ねて迎えに行くという)風邪は一進一退。寝込んだりしないけど。
昨夜、この間、少しずつ貯め込んだ2003年末Beethoven 「第九」棚卸〜大掃除再び原稿を、CDをちょっとずつ確認しながら一応完成〜年末という時期でもあるし、即更新。2001年の年末に更新した2001年末Beethoven 「第九」棚卸〜大掃除は、今読み返すと情けなくなるくらい内容希薄か。できれば再コメント付けたいが、正直「第九飽食」状態でカンベンね。
今朝、Mozart ヴァイオリン協奏曲第2/4番〜クレバース/ジンマン/オランダ室内管(1975年)。自分なりの印象を持ち得ません。集中力低下か。気分転換にACCORDのRavel 二枚組を〜ロザンタールの粋の極み、みたいな演奏はもちろんだけれど、フェブリエ/タッキーノによる「マ・メール・ロワ」が絶品!明快!上品!って、これ4手による演奏ですか?手持ちCDに順位を付ける趣味はないが、本年購入のもっとも満足したCDであることは間違いなし、でしょう。
これから直接、お取引先へ商談。昼から病院へ行こうかな。また小学校でへんな(凶悪)事件発生〜弱いものを攻撃する風潮か。こどもが幸せに暮らせない世の中は絶対におかしい。
(帰宅後)地元お取引先へ朝一番から〜ナント、滞在時間5時間。断続的にご商談、雑談、立ち話、急な打ち合わせ・・・発熱もしてきて咽も痛く(これは風邪)もうそのまま(勝手に)帰宅体制へ。ところがケータイの電源が怪しい、こんな日に限って充電のケーブルを持ってきていないんだよね。でも、もうそれはそれでしかたがない!
床屋(忙しくてしばらく行けなかった)〜病院二軒(持病があるのに半年ほどさぼっていたし・・・風邪もあるしね。合計壱万円ほど取られた・・・)〜BOOK・OFFも二週間ぶりか。ほらね、粘った甲斐あって@250コーナー激増え〜8枚購入。本も二冊ほど。あとは年末セールで@500コーナーが「三枚1,000円」になるのを待つだけです。
自家用車(名車セルボ650CC)で聴いたのが、Rachmaninov 交響曲第2番ホ短調〜尾高忠明/BBCウェールズ・ナショナル管(1991年)・・・これが想像以上に地味な(渋い)味わいが深々として、悪くない。抑制の効いた"歌"を堪能しました。
ああ、明日は休みだ。女房は息子のゴミ部屋へ掃除に行って、そのまま連れて帰るという。「風邪気味だし、一人で行ってきたら」なんて言ったら機嫌損ねてたいへんだったし・・・行ってきましょう。
2003年12月某日
広島のホテルでは、寝坊が怖くて何度も目覚めちゃう・・・で、とにかく山口行き。新山口駅からタクシーで某所へ移動、悪いけど一時間したらまた来てね、とお願いしたら、同じ運転手さん。それなりの距離を走って、こんどは小一時間くらい待っていただいて、山口駅まで。最近、水揚げが少ないそうで、感謝されました。きょうは天気が良くて、昨日ほど寒くはない。
山口駅から新山口駅まで数十分、熟睡してしまって、気が付いたら誰も乗っていない・・・慌てて下車〜新幹線のぞみで岡山へ帰着。(ナント一時間少々)つまり、山口忘年会はお断りさせていただいた、という結論です。ごめんなさい。龍角散のど飴が手放せない。
移動中、カザルス/ペルピニヤン音楽祭管のMozart を。嬉遊曲第11番ニ長調K.251、交響曲第29番イ長調(1951年)〜これは「アイネ・ク」とまったく同じ印象で、ど〜んと芯を感じさせる音楽がぐいぐい推進する感じ。躍動するチカラ強い音楽。名手タビュトー(ob)やらシュナイダー(v)も参加しております。ニ長調の嬉遊曲が知名度的に落ちるかも知れないが、一度聴いたら忘れられない明るい表情の名曲でした。音質も悪くない。
ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488〜ルービンシュタイン(p)/ゴルシュマン/セントルイス響(録音年不明だけれど、1950年代)ことし7月に購入して「少々大柄すぎてデリカシーに乏しいか?」との自らの評だったが、この溌剌として傲慢なくらいの勢いと明るさには、あながち否定的な評価ばかりもしていられない。
問題はSibelius 交響曲第5/7番(なにが?)〜ベルグルンド/ヨーロッパ室内管(1996/95年録音)ですね。ワタシは彼のボーンマス響、ヘルシンキ・フィルとの全集、ベルリン放響(旧東)との第6番(Berlin Classics)も素晴らしいと思います。おそらく技術的に優秀で、彼の意向を精密に伝える団体と再々録音したかったのでしょうか。
結果は、同じ顔合わせのBrahms 全集よりずっと上出来で、精密緻密細部配慮行届型演奏の極北!しかも、Sibelius 特有の「涼やかな雰囲気」はちゃんと存在して、機械的になっていない。薄味でもないし、強引さは皆無・・・でも、なんかピンと来ないところが少々・・・なぜでしょう?
2003年12月某日
熟睡していないけど、ま、ゆっくりしました。寒くて、風邪はいつまでもスッキリ回復しない。これから広島行き。
NAXOSに「ENGLISH FESTIVAL」(8.550229)というCDがあって、こういったコンセプトのあるコンピレーションものはこのレーベルは得意ですね。1989年録音だから、もっとも最初に出たものと類推されるがElgar「エニグマ」「威風堂々第1/4番」「愛の挨拶」+Delius「ブリッグの定期市」「夏の庭にて」〜リーパー/スロヴァキア放響の演奏。よくできた選曲でしょう。
演奏は特別にどう、といったものではないが、リーパーは大曲ものよりこういった親密でシミジミ系作品がいいんじゃないかな。こんな音楽がノンビリ部屋に流れている・・・というのが望ましい時もあります。今朝、ちょっとだけMahler 交響曲第9番(第二楽章)〜ワルター/コロンビア響(1961年)にて。ああ、この曲もやっぱりワルターで出会っている・・・。
昨夜、(一部だけれど)「俺達の旅」(30年目?)を。もともとのは見ていないんだけど、主人公は50歳を越えていて、若い頃の情熱を失わないということか。十朱幸代がいつまでも美貌を失わないこと、金沢碧(みどり)の若い頃の映像がどきどきするくらい魅力的で、当時のヌード・シーンも清潔なる美しさが印象的でした。筋的には少々甘いが、雰囲気は悪くない。(「北の国から」は何度も見ているので、こちらを)
(在広島)早朝、いつもよりずっと早く自宅を出て新幹線へ。広島でお客様(って、気取って言っているけど、ま、お友達風)4人と合流して、山口方面へ。小雨混じりで正直寒い。体調よろしくないが、そうも言ってられないでしょ。19:30〜広島にて全体忘年会があって、18:15には会場の側に到着したので、小一時間ほど「一次会」。その後、21:30くらいまで全体会に参加し、さっさとホテルへ。(明日も早いので)
新幹線移動中、Schumann ピアノ協奏曲〜ハスキル/オッテルロー/ハーグ・フィルにて。これはもうセクシーで、しかも年増の色艶ではなくて、もっと清冽な美しさに充ちて輝かしい。続く、Schubert ピアノ・ソナタ第21番は(この演奏は初耳)予想を覆す、情熱溢れる推進力に驚くばかり。青年時代、スコダの落ち着いた演奏に馴染んでいるせいか、少々その積極性に驚きましたね。
カザルス/ペルピニヤン音楽祭管による「アイネ・ク」。骨太で、堂々たる厚みがあるのに動きは軽快。重量級レスラーが、信じられないような空中戦を繰り広げるような塩梅ですか。
さ、明日は寝坊しないように山口へ移動しないと。(風邪薬を購入しました)BBSは回復したみたいです。またもとの、https://kechikechicla.bbs.fc2.com/?へ。
2003年12月某日
昨夜は職場忘年会。夕方から体調悪くて、きょうはちょっとだけおつき合いして帰ろう・・・のつもりが、とことん行ってしまって、大反省。風呂も入らず。きょうは明日に迫った会議の資料(まったく手つかず、状態)完成させ、体調も安定させ(希望)、明日夜、またまた広島で忘年会。一応、公式にはこれでラスト。まいった。
Brahms の交響曲〜トーマス・ザンデルリンク/フィルハーモニア管の演奏は、第2番、今朝第4番を聴いて全部一応聴取済み。とくに第4番がゆったりとしたテンポ、やや緩くておとなしめながら、威圧感のない、馴染みやすい演奏だと思う。とにかく、Brahms 演奏に、時にありがちな暑苦しさがないのがいいんじゃない。
今朝、いつもより少々ゆっくり出勤・・・って、8:28発のバスでも余裕でっせ。体調は微妙によろしくない。通勤でBrahms 交響曲第4番〜ハラース/スロヴァキア・フィル(NAXOS 1988年録音)を。ま、フツウといえばフツウの演奏で、オーケストラがずいぶんと薄く感じます。アンサンブルはやや甘い。同じオーケストラのMahler 交響曲第1番(コシュラー)と似たような印象で、左の第1ヴァイオリンと右端のコントラバスが気弱に鳴っていて、真ん中方面中音域が抜け落ちてしまう。当時のNAXOS録音のクセなのか、それともオーケストラの問題か不明。でも、これでも名曲は堪能できます。
明日の広島行きは予定が変わって、ワタシの担当4人(お客)を山口まで(諸見学)連れていくことに。早朝に出ないといけない。つまり広島→ここでお客を拾って徳山へ→山口へ→広島戻り〜忘年会へ(泊)。その翌日は、岡山に戻って会議対応のつもりだったが、急遽、山口のお客様からお呼びが掛かり、広島からそのまま山口へ再び(なに行ったり来たりしているんだ?)訪問。
できれば昼過ぎに帰りたいが、「ええっ?忘年会するって言ってたじゃない」なんて、おいおい、連続かよ。ちょっと勘弁して。だって、その翌日、地元岡山で9:30〜商談が入っていて、もし山口泊まりなら早朝決起で戻らないと・・・って、カラダが保たないぜ。22日に休みを取って23日とで連休を・・・と思いついて手帳を開くと、ナント!自分で決めた会議が!大失敗。
諸資料仕上げ、代理で会議出席する同僚に渡し、早々に帰宅。ちょっと休んで回復させないと。風邪かなぁ、やっぱ。咽が少々痛い。帰宅して、Brahms 交響曲第1番〜カイルベルト/ベルリン・フィル聴くが、ちょっと威圧感がキツくて苦手Brahms を意識しちゃいました。
掲示板調子悪いみたいです。臨時に http://6016.teacup.com/kechikechi/bbsを開きました。(→閉鎖しました)
おおっ!そういえば札幌市役所ドメインでメールが・・・って、市役所に勤めている高校の同級生が「クラス会やるで」(関西弁なはずないか)とのお知らせ。五年ぶりだね、嬉しい。年賀状は女房に急かされてようやく印刷。途中で黒インクが切れかけたので、補充したら5枚ほどボトボトになっちまいました。(年賀状はメールで!)
2003年12月某日
ことしはひどい発熱なんかはないけど、一ヶ月以上”やや風邪”状態が続いていて、咽が怪しい。さすがに昨夜はよく眠れましたがね。
先日東京にて購入した「RUSSIAN ORCHESTRAL MasterWorks」(7枚組・NIMBUS)〜Tchaikovsky 交響曲第5番〜デ・ブルゴス/ロンドン響(1987年録音)は、予想外にメリハリの付いた立派な演奏。Tchaikovsky苦手意識は、結局「悲愴」のみかな?フィル・アップは弦楽セレナード ハ長調で、これはボートン/英国ストリング管(訳はどうしたらよいのか?1984年録音)のもの。地味で、艶のない演奏でした。
昨日から断続的にBrahms の交響曲を聴いていて、これがトーマス・ザンデルリンク/フィルハーモニア管のもの。1999年の年末に購入しているんだね。4枚組1,180円。当時は安さに衝撃を受けたが、穏健派ながら、美しい演奏だと思います。第1/2番と進んだところ。
おお、そういえば昨夜Googleで「kechikechi」を検索したら、12/7付けの新しいワタシのサイトが出現しました。(まだ上位ではない)まだ、関連ページは5つくらいだったけど、この調子なら一二ヶ月で検索関係も更新されるかも知れない。ああ、寒いし、仕事も鬱陶しいけど、背筋伸ばして出勤しまっしょい!
2003年12月某日
ああ、ここ二週間くらいなにをしているんだろう?状態。一昨日、東京から帰ったばかりだといういうのに、昼にはもう徳島行きのバスの中。二件(+一件)訪問。昔の担当ながら、久々の取引先とかなりつっこんだ話し合い有。某所から徳島駅前までタクシーに乗るが、異様に渋滞しており、なんと一時間弱〜タクシー代普段の倍以上。
飲み屋で首を長くして待っていて下さった火星人さん、は人生の先輩なので、ワタシに地元徳島の超旨いものをご馳走して下さる。ま、なんつってもヒラメの刺身でしょう、絶品。そのあと、素敵なバーでバーボンのソーダ割り(ワン・パターン)を。さらになんやらこ汚い中華料理屋でラーメン・・・って、これじゃ痩せるわけないよな。
で、翌日ヤボ用で北島フジグランで、お客さまお迎え〜ここで超豪華高級ユニクロ製フリース・ジャンバーを忘れちゃう。三年目か。残念。さらにほか少々訪問。夜、宴会。こんな生活いけない・・・と思いつつ帰宅する日曜の夕方。明日はもう怒濤の締め切り作業+忘年会(また!)だ。節制しないと。
じつは東京ではもう一セット以前から欲しかったR.Strauss-BOX(EMI 5 73614 2 9枚組3,790円)〜言わずと知れたケンペ/ドレスデンの1970年頃の録音を購入してました。いや、移動中のバスで一気に6枚聴いちゃって、いつもいつもグズグズ寄り道しちゃうワタシにしては珍しい熱狂状態。オーケストラの響きがクールに澄んでカッコ良いこと。ケンペの表現にはどこにもムリがなくて、明快で威圧感がない/物足りなさもない。これはこれですべて充足し、完成している・・・(ダムのホルンが素晴らしいクセ、というか個性)
いただきものHaydn 交響曲第100番「軍隊」〜マーク/イタリア放送ミラノ響(1979年)。これは古楽器の霊感を受け、素朴で生き生きと躍動する生命感横溢!おそらくいままで聴いたウチで最高水準のHaydnでしょう。もう一曲、交響曲第103番「太鼓連打」〜デルマン/イタリア放送ローマ響は、最初のウチこそ少々表現がカタいが、やがてガッチリとした生真面目な姿に説得力を感じるようになります。
そういえば話題の徳島ラーメン”いのたに”行きました。4年ほど前、四国の営業担当をしていたときにはいろいろ喰ったが、地元の人に「ぜひ、ここへ」と。ちょっとしょうゆを焦がしたような、独特にクセのある濁りしょうゆ+豚肉の煮込み(店によっては豚臭い)で、ま、けっしてお上品な味ではないが、一種病みつきになるような味わい有。麺は中太のストレート丸麺。ここの豚肉は味噌で煮込んであって臭みはなし。そうとうハラにたまります。大盛りにしないで良かった。日曜日ということもあって凄い混雑ぶり。
帰宅すると女房はまだ鳥取から帰っていなくて、やがて米吾の米屋吾左衛門寿、甘えび、カニなんかを抱えて帰って参りました。なかなかダイエットへの道は厳しい。
2003年12月某日
東京ではよく眠れなかったので、さすがに昨夜は熟睡したような気もする。午前中、事務諸作業仕上げて、昼前には徳島に(半年以上ぶりか)表敬訪問、というか、状況視察(お取引先が苦戦しているんです)。〜ついでに、地元お友達と忘年会。明日はご当地でヤボ用。女房は山陰地方の温泉で職場の泊まりがけ忘年会〜この不景気に凄いこと。
じつは東京ではまだCDを購入していて「RUSSIAN ORCHESTRAL MasterWorks」(7枚組・NIMBUS 2,940円)〜ちょっと珍しい音源が揃っていて、もう倒産した会社でしょ?押さえておきました。早速、組曲「火の鳥」(1910年版)/春の祭典〜ロジェストヴェンスキー/ロンドン交響楽団(1987年)を。火の鳥の1910年版はブーレーズ/BBC響以来の珍しい版だし、これほど「おもろい」春の祭典もかつて聴いたことはない。なんやらいままで聴いたことのない旋律やら、音色やらが原色のまま混沌としていて、昨今の緻密で縦線のあった推進力とは一線を画してユーモラスでさえ有。
風邪、なんとか土俵際か。日曜まで保たせましょう。
2003年12月某日
ちょっと羽目ハズしすぎたかな?東京御徒町にて少人数忘年会で少々飲み過ぎ。年末だし、ということで東京にてCD購入。ワルターのMahler 交響曲集(CBS録音、第5番ダブリ)〜5枚組3,760円はワタシにとっては贅沢すぎる価格か。早速(中学生時代以来となる)第1番を。なんという明快で豊かで楷書の表現。緩いのではなく、まったくの余裕でしょう。続く初耳の「復活」(ニューヨーク・フィル)は録音の印象がやや地味で、これからもう少し聴き込みます。
なんせ新幹線では往復6時間以上ありますから、タップリCDを。(でも帰りはほとんど寝ていた)「第九」〜マーク/パドヴァ・エ・デル・ヴェネトー管は、録音の加減(残響が少ない)か、少人数のオーケストラのためか、それとももともとのオーケストラの色なのか、とても素朴で誠実な演奏でした。お気に入りRachmaninov ピアノ協奏曲第2番〜カッチェン/ショルティ/ロンドン響は、とても絢爛豪華、というか、明るく華やかで、ショルティの切れ味鋭い伴奏がいっそうその印象を強めました。
WEILの組曲「三文オペラ」〜ランドー/ヴェスチェスター交響楽団(?)は、かなり以前聴いたときには「ヘタクソ?」と感じたが、いまや全然感じ方は変わってしまって、遣る瀬なく濃密なる雰囲気に魅了されるばかり。(VOX) Arnoldの交響曲第2/3番〜ペニー/アイルランド国立響は、とても親しみやすい分かりやすい音楽でした。
ああ、そういえば出張中に母親は北海道に帰っていきました。
2003年12月某日
これから地元のお取引先と定例会議〜そのまま東京へ。
今朝、マズア/ゲヴァントハウス管で「第九」4楽章。もともと暗めで重心の低いオーケストラのハズが、ずいぶんとカルく、すっきりとした味わいに変貌して、コクや味わいに不足します。が、第4楽章のみ取り出すと、これはこれで自然体というか、なにも特別なことをしないで素直に祝祭的な気分が味わえる・・・かも。ついでに聴いたコリオラン序曲は緊張感が素晴らしい。
Elgar「エニグマ」変奏曲はお気に入りで、たくさんCDを所有しているが、クライナート/ベルリン放響(旧東)盤(1970年?CCCレーベル)の存在は棚を漁っていてその存在を思い出したもの。硬派、というか、英国詠嘆系演奏と違って、やや地味ながらテンション高い情熱も感じてなかなかでした。
さて、不況でまともに職もなし、ボーナスなんてとてもとても・・・なんつう人も多いだろうに本日賞与振り込み。明細見たら愕然とするほど社会保険料が!って、夏から知っていたけれど。ま、ほとんど息子の学費に消えるけどね。特別に欲しいCDもないしな。
2003年12月某日
メールをいただいて「サイト移転したんですね」と。ちょうど一週間だから、ワタシのサイトを見ていただく頻度としてはそんなものなんだろうな、とある意味感心。昨夜、Go'recki「悲歌の交響曲」(悲歌〜ちょっと言語的にムリじゃないですか、この訳)〜ヴィト/ポーランド放響にて。10数年前にブームになった(ジンマン/アップショウで)作品で、ま、いちおう、と購入したCDだったが、当時はバカにしてました、正直。
こうして久々聴いてみると、静謐と安寧に充ちた単純なる繰り返しに癒やされて、たまらない。これは現代に生きるものだちへの「鎮魂歌」だ。今朝、「第九」確認でラストまで残っちゃったイッセルシュテット盤を聴こうと思ったらCDが見あたらない。しかたがないので、マズア盤にて。第二楽章迄。ようわからん演奏(失礼)。
明日の資料をゆっくり仕上げてきょうも早々に帰宅。まだ母親がいるしね。明日東京なので、そのままお別れ・・・といっても正月にまた会う予定ながら。通勤ではTchaikovsky ピアノ協奏曲第1番〜リヒテル/ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(1958年)を。かなり音をいじっていて、人工的な広がりを付加した結果、エラく金属的な音質に陥っておりました。演奏は昔の印象と変わらず壮絶!〜でも、やはりもう少し良好な音質で聴きたいな。
帰宅して、「第九」イッセルシュテット盤を探したがみつからない。数日前までパソコンの前に積んでいたんですよ。さて、どこにしまい込んだか・・・気になってしょうがない。棚を真剣ににらんでいる最中にフェリア(Gala 307)を聴く。Mahler も絶品だったが、「マタイ」のアリアが出てくると思いがけないところで親しい人と出会ったような気に。まったり、しっとりと歌ってBach はどんな演奏スタイルをも許容するんだな、と感心しました。
・・・ありました。たしかこの棚のこの段に入れたはず、の記憶通りの目の前に。余録はさらに「第九」もう一種発見で、マーク/パドヴァ・エ・デル・ヴェネトー管(ARTS)演奏のもの。これで前回更新より二年経って11種増えたことになります。探している間中、Weill のヴァイオリン協奏曲(ラウテンバッヒャー)を。購入当初はなにがなんだかサッパリ〜状態だったが、暗鬱なる濃密さがいまやたまらない魅力に。感性は変わりまっせ。サイトにも加筆しないと。
2003年12月某日
先週は(実質上)水曜夜から遊びっぱなしだったので、新しい週の仕事始めが苦しい。久々の「ブルー・マンディ」か。今日明日がいろいろ締め切りで、水曜日には午前中会議、昼から東京へ。週末は徳島で日曜まで。押し迫ってきました。
凄いナマ演奏ばかり聴いていたので、どうもCDに集中できず。部屋が寒い、ということもあるのかな。Bruckner交響曲第8番(ハース版)〜レーグナー/ベルリン放響(旧東)で。ずいぶん初期からワタシのサイトに掲載してるが、やはり音楽の感じ方が変わっている。快速テンポのテンション、素朴な味わいをどう考えたらよいのか。ハスキルのScarlatti ソナタ集はいつ聴いてもOK。
当日の資料、その他諸作業はそれなりに消化し、小さなミスも連発しつつ、明日一日矛盾は先延ばし。つまり、さっさと仕事は切り上げた、ということ。ここんところ酒席が続いていたし、風邪の状況怪しいし、で、さっさと帰りました。
通勤ではABEL 4手のためのピアノ協奏曲ニ長調 作品6〜ロジェストヴェンスキー夫妻(p)/イサカージュ/グルジア室内管、DINIZETTI ヴァイオリンとチェロのための協奏曲〜イサカージュ(v)/モニゲッティ(vc)/グルジア室内管(ともに1985年ライヴ)おそらく今から10年ほど前に買った(値札は1,225円)もので、ずいぶんと珍しい作品だし、演奏家ですね。
ああ、この当時はもっとていねいに、慈しむように音楽を楽しんでいたなぁ・・・音楽の姿細部まで暗記していて、まだ若くて元気だった頃、息子が小さかった時期の思い出も一緒に蘇ってシミジミ。ワタシはなにやっているんだか。
2003年12月某日
母親連れて鳥取へ。寒いかな?と思ったら暖かいこと。20年ぶりに鳥取砂丘を見て、ホテルの温泉は予想外に極上。夜、海の幸も堪能。岡山からバスで二時間半くらいの旅でした。おみやげいっぱい買っちゃった。
昨夜、岡大響Bruckner 交響曲第8番。壮絶でした。同行のB氏は厳しい評価をされていました(技量問題に非ず)が、ワタシはココロより堪能いたしました。音楽はナマで聴いて一人前、ということでしょう。その後、岡山夏誤執念集会とまったく同一メンバー”魂の兄弟”計5人(懲りない面々)集合。なぜかワタシが一番お兄さんで、しこたま遅くまで飲んじゃいました。まぁ、よく喰い、飲むこと(含む自分)。
本日、引き続きヴィンシャーマンの「マタイ」を。
・・・行ってきました。Bruckner〜Bach と連続なんて人生至上の贅沢か。女房に倉敷市民会館迄連れていってもらうついでに、母親とともに倉敷美観地区に。(毎年ワン・パターンだけれど)良い写真撮れました。せっかく治りかけの風邪、少々復活が心配。
2003年12月某日
早朝ホテルを出立。クルマ(運転手付き!)にて作業現場へ移動、そこは親しい知り合いがたくさんいるところで、ご挨拶を。必ずしも思ったような作業にならず、やり直しに。(もう知らんけんね)そのまま、高速を通って広島より岡山まで送っていただく。眠くてウチラウツラするが、モウレツにスピードを上げるので、怖くて怖くて迂闊に眠れません。
昼はナーナックで済ませて、職場に寄って最低限残務整理。そのまま臨時お休みへ突入〜母親を迎えに空港まで。明日は鳥取。
久々、リーパー/スロヴァキア・フィルにてSibelius 交響曲第3/4番(1990年)を。NAXOSではサカリの新録音が出て実質上廃盤の憂き身か?この二曲はとくに辛気くさい雰囲気を漂わせているが、好きな人にはたまらん世界だろうな。(ちなみにワタシは嫌いではない)荒涼とした大自然の猛威に人間の存在などほとんど消えていますね。ワタシはこのちょっとだけ田舎臭い、洗練されない、雄弁になりすぎない演奏スタイルを評価しております。
昨日の楽しい酒席、昼間職場に寄って予算数値の快調な推移に満足、休みを取って母親と半年ぶりに再会・・・と精神的リラックス・モードへ。ようやくココロ安らかにMozart が楽しめます。エンゲルの協奏曲第17/18番〜これほど自然体で、作為がなく、にじみ出るような美しさを実感させる演奏も珍しい・・・
カザルス/ペルピニャン音楽祭のMozart 「アイネ・ク」「嬉遊曲ニ長調 K.251」・・・そして交響曲第29番(表記ないが1951年録音)〜CBS音源の海賊流用(The50's)だろうが、正規盤は手に入りにくいし、ほんとうにありがたい。精気に充ちた表情が素晴らしい。骨太な演奏だけれど、後年のステレオ録音(マールボロ音楽祭)よりアンサンブルが緊密と思います。音質まぁまぁ。
2003年12月某日
早朝に目覚めてしまう。女房殿、本日は早朝より遅くまで名古屋出張。明日、母親上岡。しばらく滞在。なんせ北海道の人なので「雪のない暖かい冬」というのは夢のような感覚なんです。新しく借りたサイト・スペースはカルくて好評みたいで、唯一不調だったカウンターも「システムの不備でした」とのメールも来て、間に合わせレンタル・カウンターも削除。でも、300くらいちがう・・・って、どーでもいいことだけど。
昨日、地元取引先とご商談〜新たな宿題いただく。もともとこちらが仕掛けたことだし、前向きで良い話しなんだけど、どうも気持ちが重い。執筆日程だって余裕あるじゃない。視線を遠くに!大づかみに状況を把握して、逃げるな!侘助。煮詰まるには40年早いぞ!(って、そのころには枯れているか)
BBS書き込み関連でBach 声楽曲を〜最近「マタイ」ばっかり聴いていて、どうも精神的に黄昏がちだから、ミサ曲ロ短調で。ハリー・クリストファーズ/ザ・シックスティーン(1994年)で。すっきりとした少人数による古学系演奏だけれど、声楽ソロが意外と雄弁、というか、ノン・ヴィヴラートばかりではない。合唱の透明度は秀逸か。安寧に充ち、クリスマス〜新年に向けてのウキウキとした気分が蘇りました。
では、広島迄行ってきます。
(在広島)出張には荷物の都合でCD持参せず。午前中から商談で、お昼もまともに食えず、昼からの待ち時間ではモウレツに眠いっす。夕方予定終了、そのままお得意さんのクルマで現場まわり(笑える自分の失態というか、忘却有!)予定通り”忘年会”へ。
いやぁ、楽しいな。重大なるちょんぼしたお客様なんだけど、途中で始末書というか、詫び状を書いたエラいさんに出会って、恐縮するが笑って叱って下さって光栄でした。飲み会では、ふだんいっしょにすったもんだしている連中とバカ笑いしつつ、嗚呼!楽しかった・・・明日、早朝に現場の作業(横で見ているだけ、つまり立ち会い)終えて、職場に戻りましょう。
2003年12月某日
思い立ったら・・・という性格で、とうとうサイト・スペース移動。なんせ、一年一ヶ月お世話になっていたフリー・スペースはJAVASCRIPTの広告が重くて、しかもよくアクセス不能になっちゃうし・・・ま、タダだから文句言っちゃいけないけどね。とうとうカウンターは表示されず、当面レンタル・カウンター(一番下に怪しげお知らせコーナーがある)でお茶を濁すことに。
Googleでの検索結果はいつ頃変わるのか。前回は一二ヶ月で、ほとんど変わりましたね。そのうち旧のデータは消すけど、いちおう当面全部そのままにしてあります。
(出先から直接帰宅)昨夜も眠りが浅く、体調イマイチ状態続く。明日、広島出張。ま、いちおう名前上”第1回忘年会”
か?(先週金曜日のは?)体力とカネとの勝負続きます。
今朝、Bruckner 交響曲第5番 変ロ長調〜ティントナー/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル(1996年)を。記念すべきティントナーの第1作で、初出当時ずいぶんと感動したものだけれど、先日、リビングのコンポ(真空管)で聴いたときには「?」状態。オーケストラの響きに魂がこもっていないのか・・・ところが、オーディオPC部屋で確認すると、すっきりと素直でなかなか。
でも、サイト原稿は全面書き換え必要だね。どう評価して良いか自分でも迷うところ。オーケストラのテンションが少々低いか、とも感じますね。通勤(行きのバスのみ)では交響曲第6番イ長調〜スクロヴァチェフスキ/ザールブリュッケン放響(1997年)・・・こちらはヘッドホンで集中したせいか、爽やかで見通しの良い解釈はわかりやすい。勢いに間違いはない。
2003年12月某日
寒いね。今年もあと一ヶ月。音楽日誌、それとトップページ少々模様替え。お仕事のことを考えると、すご〜く気分が重い。が、しかたがない。今週後半、母親が来岡するのでお休みをいただいて鳥取へ。帰ってきて、岡大響演奏会+サイト関係者自主忘年会〜ヴィンシャーマンの「マタイ」へと続く・・・
昨日はThe50'sレーベルでスターンのモノラル旧録音を。とくにBrahms ヴァイオリン協奏曲(ビーチャム/ロイヤル・フィル 1951年)はスターン最良の時が記録されていて、優雅で豊かな世界がいつまでも名残惜しい。ボートン/イギリス交響楽団でひさびさElgar「コケイン」序曲〜あまり響きを磨きすぎず、ちょっとラフめで落ち着いた雰囲気が独特。
では、行ってきます。
ま、いつものようにお仕事をして、いつものようにあまり体調よろしくない。いつまでもグズグズで肩が凝る(珍しい)。明後日広島で仲の良いお二人とコッソリ飲む予定が、もう少し大がかりになっちゃってさ、ちょっと当惑気味です。例のチョンボしたところなんだけどね。ボートンのイギリスもの少々聴くが集中できず。Vaunghan Williamsのオーボエ協奏曲なんて、ほんまに美しい作品なんだけど。(名手モーリス・ブールグ)
新しい無料サイトをテスト的に公開したけど、そちらのほうが調子良いみたいだし、もうさっさと移動させようかな?ほんまは新年から、と思っていたけど・・・ところで新しいサイトでカウンターが表示されないのは何故?いろいろやってみるが不明。