音楽日誌

上ほどあたらしくなります

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本で聴く音楽

2002年5月某日

山口で会議、そのまま湯田温泉に若いものと宿泊〜少々飲むが、なにせワールド・カップが始まっちゃうので早々に切り上げ。翌日、山口県縦断の旅、ワタシは所用で東半分は断念〜広島経由、船で松山行き。残念ながら道後ではなくて、伊予市というところで数十人の奥様相手に講演(らしきもの)。

夜はド迫力奥様達とカラオーケストラ合戦につきあって、明けて朝一番のお話しバカ受けのウチに終了〜そのままバスで帰岡しました。移動中はMDでBruckner、Stravinskyなど楽しみました。(詳細は近況2002年6月参照)

帰宅後、近況更新。日曜つぶれてしまった。せめて、夜は「パリのMozart 」(ウーブラドゥ)を数曲堪能。いつのまにか5月も終了。暑い。

2002年5月某日

珍しく一日中机仕事。それでもまったく消化できない。机の上ゴミの山状態。出張精算さえ出来ていない。いちおう夜の8時迄残業して帰宅。

BBSで書き込みあったBruckner交響曲第7番〜スタインバーグ/ピッツバーグ響で再聴。記憶よりずっとしっかりとした演奏で、オーケストラの音色と録音にやや問題あるが、感心する。有名なアダージョ楽章で、ティンパニが通常で聴かれるより一小節早めにクレッシェンドしながら入るのはフルトヴェングラーと同じ?劇的効果有。

ずっと愛用しているHTMLエディターの調子悪く、保存で落ちてしまい「日誌」更新できない。「秀丸」でようやく更新。こんなこともあって不思議。日曜迄出張なので、早朝出発前にHP更新しておく。

2002年5月某日

はったりも限界ってな感じ。岡山〜山口〜広島・・・と連戦だけれど、広島の準備不足がミエミエ(というか、最初からやるつもりなし)で、もう仕切直し!で、打ち合わせし直し。全部やり直し。それでもサラリーマンは続いていくで。

明日、根性入れて、できるだけ宿題を片づけて(酒には行かないぞ!)週末、再び山口〜広島経由で松山へヤボ用。(日曜)でも、道後温泉じゃないんです。来月の四国の会議は広島と重なっちゃって行けないし、いつになったら道後温泉に入れるの?

クリュイタンス/フランス国立放送管で「幻想」〜彼の演奏だったら許せちゃう。「ロメ・ジュリ」抜粋〜これはパリ・オペラ座管でオーケストラの微妙な違い(ややラフさ)が楽しいじゃないの?

2002年5月某日

自業自得とはいえ、期日のある作業を思うと前日からよく眠れない。ただでさえ諸実務、トラブル、会議が続く月曜日だから早めに出勤して、会議〜昼休みもなくお仕事〜また会議〜トラブル対応〜伝票切って〜データ落として、分析して〜資料揃えてコピーして・・・・もう、いやだ!

明日、朝一番で地元取引先と会議で、即、山口へ。(宿題一件、手つかず)一泊してそのまま広島で会議〜って、もう山口行きキャンセルしようかと一瞬思ったが、「そうもいくまい」と思い直し、広島の会議資料迄なんとか仕上げて〜飲みに行っちゃう!(精神的に保たない。お友達もいるし)

明日も勝負だな。岡山から山口出発までのわずかな時間で宿題仕上げ、突発トラブルが出ないことを心より願う。そういえば今月も予算達成!って、何ヶ月続くのか?もう限界(と、毎月言っている)

帰宅してBritten、Glazunov、Bartokのヴィオラ音楽など、暗く聴いてしまう。

2002年5月某日

Stravinsky「うぐいすの歌」って、全然聴いたことないことを発見。朝っぱらから、ヤルヴィ/スイス・ロマンドの1993年ライヴをMDに落としていて、この曲に差し掛かったところで「おお!」状態に。ケーゲル盤所有とばかり思っていたけれど、今更棚を探しても買っていなかったみたい。

昼から倉敷管演奏会。初めて(招待券を譲っていただいた)。演目にやや「?」状態だったが、聴いてビックリ、の立派な演奏。お客が質・量ともに最高。

帰宅したら、なんとCD到着。昨日の昼でっせ、注文したの。驚き。何を買ったかはナイショ。明日からの仕事のことを考えると、気持ちが重いのはいつものこと。

2002年5月某日

休み。ブーレーズやマッケラスのMD聴きながら通販サイト見ていたら、思わずCDを衝動買い。午前中、真面目にスポーツクラブへ(女房同行)。体調が良いとスポーツ・クラブに行きたくなる。(そのあとの昼寝が気持ちヨロシ)天気もヨロシ。

クルマに積んでいたChemistryなど自家製CDが「Error」(?)で、コンポでかけ直すとちゃんと聴ける。@29.8のCDRの問題かな?ワタシにとっては娘のような、ZONEの歌声も心より応援したくなる。そういえば、ご近所の食べ物屋がまたまた閉鎖〜ここ、一年ほど前「欧州田舎料理」店がつぶれて後に入ったところ。力尽きたラーメン屋(とうとう一度も行かなかった)あとは「和菓子屋」に変身。

モナコ/ボリショイの「カルメン」抜粋〜あまりの感動にHP原稿一気に仕上げる。フェラスのMozart 協奏曲第4番、Bruch 、Mendelssohn〜これは上品だし、清潔な色気がある。ヴァンデルノート/パリ音楽院のバックが一種特有の個性があって嬉しい。

夜、家族でやや高級中華へ。あんなもんか?

2002年5月某日

どっひゃー!スウィトナー/シュターツカペレ・ドレスデンのMozart 第29番、ようやく聴いたけど、いやはや。この極上のしっとり感、深くてジミな響きのみでこりゃ大芸術。LP時代の記憶がなにもなくて、瞑想と安らぎの世界は若造には理解できんのか?恐るべき繊細さ、夢見るような世界。

5枚組千円は、少々ダブリがあってもこの一枚のみで充分ペイしまっせ・・・・と、思ったのは事実ながら次の第41番は、その感激に及ばないかな?

週末で、なにかと宿題ばかり溜まるが、テンションが上がらない。周辺の諸実務ばかりこなして(これはやっておくとあとが楽)、大切な課題はメドがたった(と、勝手に判断して)帰宅。通勤途中MDで聴いたバルビローリのRVWが胸に染みる。+「エニグマ」にオルガンが入っていることに初めて気付く。

珍しく自宅で缶ビール(正月在庫)+缶発泡酒(新規商品自主テスト〜旨くない)計2本飲んで、早々に就寝。

2002年5月某日

岡山発、クルマ(ワタシは助手席)で新居浜まで会議、そのまま別な人のクルマで松山のお取り引き様へ。2年前のワタシの縄張りで、お店(ワタシが担当を外れたとたん、売り上げ急上昇)を見学し、当時担当だったジョームさんに会ったのでバカ話していたら、センムさん(じつは大学の先輩)迄来てしまい、「おお、きょうは泊まりか?」の一言で飲みに連れて行っていただく。

な、なんと、飲み屋にはリジチョーさん合流し、豪華常勤役員揃い踏み、ペーペーのワタシは恐縮・・・することもなくて、いつもの言いたい放題。ゴチになっちゃいました。翌日早朝決起して、船で広島に渡りお客様と商談、事務所には寄らずに早めに帰宅させていただきました。なにせ、疲れて。

そんなこんなで、道後温泉に入れず残念。当初予定では、いっしょにお仕事した奴らを誘ってカルく9時くらい迄飲んで、寝る前に温泉へ・・・と思っておったのですが。上手くいかん。

Mahler 交響曲第9番(ムント/京響)〜全然ダメ。図書館で借りたインバル/日本フィル(1979年)〜こりゃ凄いでっせ。

2002年5月某日

朝っぱらからVerdi「レクイエム」(セラフィン盤〜図書館で借りたもの)を聴く。旋律が痺れるように美しいし、音質も予想よりずっと良好なステレオ。全曲聴く時間はなかったが、本場イタリア・オペラの雰囲気タップリ(ソロの歌がそれらしい)。

帰宅してみると、「西高OB管弦楽団のお誘い」というお手紙到着。誰だ!昔の古傷にさわるやつは。もう楽器なんか弾けないし、ん十年もさわっていない。だいたい、北海道にまで練習なんかいけるわけないでしょ?どこでどうワタシのありかを見つけたのか・・・?謎。

ファスベンダー/シャイーのMahler 歌曲集に痺れる。歌はもちろんだけれど、オーケストラが極上に繊細。明快。現代的センスに溢れて軽快。これほど美しいオーボエはパッシンに違いない。

体調優れず、とても眠い。

2002年5月某日

連休はほんまにありがたい。朝からコンヴィチュニーのBeethoven と格闘し、書き込みからヒントを得て「全集BOXもの攻略法」〜書いているウチに内容はずれまくりながら〜執筆して、これは早速HPに上梓。反応がへんで「女房からいかに購入物件を隠すか」が興味を引いているらしい。

昼過ぎ、女房とクルマで中央図書館に行ってみる。いつも幸町図書館でCDを借りているが、駐車場が広いのはありがたいものの、CDの量・質自体は幸町に及ばない。本はずっと多いが。オッコ・カムのSibelius など借りてみる。(ヘルシンキ・フィル)

夕食はいつもの通り、ワタシが調理。餃子は焼き加減失敗。明日はまた重苦しい月曜日。水木と出張。涼しくて、今年は冷夏かも知れない。これは商売にとってはとても困る事象なんです。パソコンの壁紙、せめて夏らしく矢田亜希子ちゃんの看護婦さんから、純白のキャミソール姿に衣替え。

2002年5月某日

朝からいろいろとGershwin。やっぱプレヴィンが素敵だな、とくに1960年の若い頃の録音。久々、スポーツ・クラブで女房とともに汗を流す。これは多分に精神的なもので、そもそもスポーツ・クラブに行こうか、ということ自体快調である証拠。

夏に向けてエア・コン掃除を頼んで、これがなかなか見ていて爽快。Mendelssohnの交響曲(ブリュッヘン)をHP原稿にまとめる。夜はご近所乱立気味で、もの凄く空いている回転寿司屋に。夜、Dvora'kのスターバト・マーテル(ラハバリ盤)聴く〜これはもっと集中して聴くべき音楽。スロヴァキア放送新フィルハーモニーという団体がやや怪しいが、清廉な演奏でした。

2002年5月某日

良い思いをすれば、必ず反動はある。地元取引先に出掛けたら、いろんな人に捕まってしまって宿題をいっぱい。職場に帰ったら、チーム内の連中に差し迫った課題の消化を要請され・・・・で、どうしようもない切迫感。気が付くと誰も事務所にいない・・・。

そういえばきょうは、辞めるやつのお別れボーリング大会だったな・・・なんて思いながら伝票切ったり、トラブル処理したり・・・で、9時前に疲れ果ててもう帰ろうと思った矢先、電話が入って「これから飲み行く」と。で、結局11時くらいまでつきあって、タクシーで帰宅。

でも、土日と連休なんでOK。本日、音楽はほとんど聴かず。

2002年5月某日

高知出発の前に、更にやや早めに出勤して残務クリヤ。お客様とバスで高知へ。前回訪問から3ヶ月経過したが、高知の親しい取引先の方々などと楽しく飲んでしまう。前回と違って、やや高級な料亭だったのは残念(ワガママがきかないから)。しかし、カツオは良い季節に。

翌日、川之江へ移動、お昼は寿司(回らない寿司はずいぶんと久しぶり)。もう、たくさんは食べられないが、瀬戸内の微妙な味わいのネタが嬉しい。骨切りした生ハモのネタは、ゆず風味が香って初体験の感動。(仕事内容日誌中割愛〜誤解なきよう)

Mahler 交響曲第5番(ノイマン/チェコ・フィル旧録)〜これは、もう涙もんの味わい演奏!オーケストラの素朴な味わいがたまらない・・・・で、いちおうHP原稿執筆。

帰宅してみると、女房念願の「美顔器」をインターネットで購入・到着(知らぬウチ)。高額だし、効果のほどは疑わしいが、それで機嫌が良くなるのならガマンするしかない。

2002年5月某日

明日から高知方面に(楽しい)出張なので、少々残業する。ようやく机の上の書類(風ゴミの山)も片づきだして、地面が見えてくる。少々トラブルがあったが、なんとか徳俵で踏みとどまった感じ。発生した事象や経費のことより、取引先との気持ちよい信頼関係が重要でしょ。

音楽にはまったく集中できず。こりゃいけん。かなり暖かくなってきました。寝苦しいのは季節のせいだけじゃないのか。BORDIN交響曲第2番〜マルコ/フィルハーモニア管(IMG)で、やや目覚め、BBSに書き込むと反応多いのも嬉しい。

2002年5月某日

いつもの月曜。思いっきり仕事を溜めているので、30分早く出勤、昼休みもとらず諸作業に勤しむが、まったく消化できない。午前、午後と会議もあり、少々ながらトラブルも(いつものように)飛び込んできても本日は残業できず。

退職するものと、新たに着任したのはいずれもワタシのチームで歓送迎会。すべてをなげうって出席。9:00には終了。こう追いつめられると、音楽には集中できない。帰宅後、フロ〜「ER」を見てアニー・フィッシャーでSchubert の即興曲集(EMI)。

2002年5月某日

すっかり年寄りモードで早朝に目覚めてしまう。でも、以前のように不眠じゃないから平気。メールなどチェックしながらBrahms の弦楽四重奏曲(アルバン・ベルクQ〜旧録音)〜ワタシはBrahms のやや辛気くさい室内楽も好き。もの凄い緊張感有。A.フィッシャーのHaydn交響曲第101/102番〜これ、いきいきとしてとてもよろしい。全曲やると、いろいろバラ付きも出るでしょ?

そういえば昨日の広島往復の新幹線にて、Bach ロ短調ミサ曲(ムーティ/ウィーン・フィル 1994年ライヴ)〜これ驚愕の「イタリア風」Bach で、なんやらまったく方向違いだけれどそれはそれとして絶妙に美しい。それでもBach はBach 。

児島の体操服屋の若旦那と待ち合わせて、岡響定期演奏会。Rachmaninov が特に素晴らしい。弦、大躍進。そのあと、少々飲んで演奏会の余韻を楽しむ。有意義な休日。

2002年5月某日

いつも通り早朝に目覚めて、モントゥーの「牧神」「ボレロ」など少々堪能。8:00の新幹線で広島へ〜帰宅は夜の8時頃。気力充実・・・のつもりだけれど、いささかオツカレ気味か〜いや「大丈夫」(と、若村真由美さん風に。大ファンです)。

フェラス(v)/ヴァンデルノート/パリ音楽院のMozart ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調→こりゃ、ヨロしいでっせ。やや神経質で、線が細めで、繊細でお洒落。

2002年5月某日

早朝より広島〜山口へ移動、引き返して東京で会議、泊まってまた会議、グッタリして帰岡。明日、早朝より広島へ県下一周の旅。で、渋谷にて中年風ジミ音楽ヲタク4人集合。職業様々、見た目華やかさ皆無、かといって燻し銀でもない、ただの草臥れおっさん集団の怪しい飲み会。悪酔いする人が発生してもしかたがない。

また、CD買っちゃいました。どないしょ。聴く時間と金(と女房への言い訳)〜フェラス5枚組(EMI)。やっとこさHP更新。

2002年5月某日

連休終了し、本格的なお仕事再開。とにかく疲れる〜これは精神的なものかな。明日から週末まで連続出張だから、宿題の諸作業、会議の資料づくり、次々と飛び込むトラブル、その他モロモロ盛りだくさんで、その間にデータ落としたり云々・・・昼休みもまったくなし。

で、もう夕方には耐えられなくなって、そうそうに飲み屋に逃げてしまう。(また小遣いが消えゆく)9時前には帰宅したが、バルビローリやハンドリーのDeliusに心癒されてしまう。

2002年5月某日

スケジュールは自分で決められる〜という恐るべき立場のフツウのサラリーマンだけれど、本日は自主的に休日出勤。(自主的に休暇、というのは風邪に倒れたときくらいだけれど)自分なりに「やるべきこと」が頭の中にあって、想像するだけで緊張して早く目覚めてしまう。で、バルビローリ10枚組中のMozart ピアノ協奏曲を聴いておく。

人気のない職場で午前中真面目にお仕事、昼から地元取引先へ商談にクルマで出掛けるが、思ったより早く終了。ハンドルも軽く、思いついて岡山新星堂へ。「輸入盤一割引」の宣伝に引きずられ、とうとうHaydn33枚組(アダム・フィッシャー)を買ってしまう。(カードは便利。でも後で請求が・・・・)でも、一晩飲みに行ったことを思えば・・って、飲みには別途ちゃんと行っているんですけどね。

帰宅後、ジャニスのLiszt、Rachmaninov 、Prokofievを堪能する。徹底したテクニックの伸びやかさ、明るさがじつに気持ちヨロシ。Haydnは悪いクセが出て、フィッシャーの第103/104番聴きながら既存音源の探索。[モントゥー、ミュンヒンガー]、ビョルリン、[シュナイト、エストマン、若杉]、[ラーク、ピタミック]、[ショルツ、リッツォ](2枚組)、リッツォ(2枚)、ヘルビッヒ、そしてワーズワース(5枚組)、あと、記憶薄いが歴史的録音が沢山あるはず。

女房「熱心やねぇ」とイヤミたっぷり。本日、少々実務をこなしたので、明日は少々楽か。水〜土曜日まで、広島→山口→東京→(岡山)→広島、と連続出張。

2002年5月某日

DATにエア・チェックしていた、レヴィ/アトランタ響の1992/1993年ライヴをMDへ。アンサンブルは立派だし、明るい響きで、勢いを感じる。余白に入っていたオルソップ(美人女性指揮者)/コロラド響の「アパラチアの春」の静けさに心安らぐ。DATを整理してほとんど片づけ、MDも貯まり過ぎなので、聴きそうもないものを整理。

バルビローリの録音がなぜかDATに入っていて、有名な「タリス」「グリーンスーヴス」+「エニグマ」(フィルハーモニア管)をMDに落とす。「グリーンスリーヴス」はCDで持っていたはずだけれど、あとの2曲は持っているのが当たり前のような録音だけれど、たしかに手元に存在しない。シミジミ。ハレ管の「エニグマ」(2種)には感動で泣けたが。

これが次にDeliusが入っていて、また泣ける。この際、Delius関係のエア・チェック(といってもフツウのCD放送だけれど)を集めて、2枚ほどMDにしてしまう。ホームズ(v)によるヴァイオリンと管弦楽のための組曲は、とくにジ〜ンと来てしまう。

スヴェトラーノフが亡くなった、とのこと。この人は、とうとう真剣に聴く機会がなかったなぁ。Brahms とARENSKYのCDがあったはずだから、再聴しましょう。残念ながら連休は本日で終了。明日は休日出勤。

2002年5月某日

CD整理終了。しかし、どこになにがあるのか、サッパリわからなくなっちまった。朝からバルビローリ/NYPOのSibelius 第2番2種(DUTTON盤とHISTORY盤)聴き比べて、HP用原稿とする。これ、ほんまにアツい演奏。ついでにバックハウスでGriegの協奏曲を聴くが、怒濤のド迫力で「この曲って、こんなんアリ?」というくらいに凄い。

女房と一時間くらいドライブして建部町の八幡温泉(これ、ちゃちな規模だけれど)に久しぶり。3年前に8万円盗まれちゃったところですよ。こ汚い建物だけれど、川沿いの露天風呂独占してストレッチ体操など満喫。良いですね、温泉。

ロジンスキーのR.Straussなど棚の奥から出現したCDを聴いてみる。スロヴァークのShostakovich交響曲第8番を再聴したのは、ハイティンク/ウィーン・フィルの1994年ライヴが驚くほど美しかったため。オーケストラの弱さを確認しつつ、HPに加筆。休みなので、いちおう連続更新。

クレツキのMahler 交響曲第1番〜これもじつに久々。いまなら感想はまったく異なる。でも、これオーケストラ(ウィーン・フィル)との微妙な軋轢と、素朴な解釈がたまらなく興味深い。

夕食はワタシが調理。手慣れたもの。そうそう、MyPC壁紙の矢田亜希子ちゃんを「看護婦さん」バージョンに変更。これってやっぱしド助平中年ですかぁ?

2002年5月某日

休みだけれど、頭痛がして体調悪い。鎮痛剤で回復、積年の課題だったCDラックの整理に入る。が、ドつぼ状態で、遅々として進まない。進まないどころか、混沌の渦で散らかるばかり。見たことないCDが次々登場するし、困っちゃいました。

夕方、家族3人でご近所の焼鳥屋に行くが、備長炭使用でひじょうに旨い。旨いが、なかなか出てこない!接客の禿親父が全然機能してなくて、注文したものが忘れ去られる。焼いている息子(らしき人)が気むずかしくて無口。で、なんか食ったかどうかワカラんような状態でお愛想!ところが、これが異常に安く、明らかに計算間違い、で、大儲け!って、ちゃんとしてよ。

帰宅してピザを頼んだけれど、なぜか女房急に調子悪くなって寝込み。ワタシは一人寂しく、CDラックの整理継続。

音楽はいっぱい聴いたけれど、記憶ありません。

深夜、ケンペのBeethoven 交響曲第2/6番、マルティノン/CSOのRavel 、サイト用に原稿まとめる。たいして気の利いた文書じゃないが。

2002年5月某日

連休中の中休み(つまり出勤のこと)ラスト。なおいっそうテンション下がり気味。地元大手取引先へ出掛け、たいへん友好的な雰囲気のウチに商談終える。が、当初そのまま昼から帰宅、といった思惑崩れ、宿題いっぱいいただき、しぶしぶ事務所に戻る。

遅い昼飯を商談室で食っていたら次々と取引先から、嬉しそうに電話は掛かってくるし、で、有り難いやら情けないやら・・・。後回しにしていた膨大な伝票処理を一気に仕上げ、それでも6時くらいで引き上げる。数人の悪友に誘われ、職場裏の指定飲み屋(いくら飲んでも食っても2,500円)で8時くらいまでつき合って帰宅。

これは「音楽日誌」ではなく、単なる中年サラリーマンの怠惰なる一日の様子。さ、連休。

2002年5月某日

早朝から広島。眠い。移動中MD三昧。ブーレーズ/ウィーン・フィルの1994年ライヴでRavel 「シェヘラザード」(ロット)〜オーケストラは極上だけれど、歌い手はやはりエア・チェックしたオッター(サロネン)の魅力にやや及ばず。Webern、Bergは美しくも暴力的(これもエア・チェックした若杉/都響がいかに奥ゆかしい精密さを誇っているか理解できる)。

ブーレーズ/LSOの1995年サントリーホール・ライヴで新ウィーン楽派の連中が編曲したBach 。これはやや決まりすぎ、というか、ストコフスキーみたいなあざとさ(ウソ臭い魅力)がなくて、少々不満か。上手すぎ。ハイティンク/ウィーン・フィルのSHOTAKOVICH 交響曲第8番(1994年ザルツブルク・ライヴ)〜これはひじょうにわかりやすく、オーケストラの美しさ・奥深さを堪能できる演奏。この曲で楽しめたは初めて?余白にPuccini「菊の花」(1993年ハーゲン四重奏団ライヴ)〜わずか7分ほどの曲だけれど、なんど聴いても泣ける。これ、まるで「嘆きの聖母」。

夕方事務所に戻って、残業。辞めゆくやつの定番資料作成手順引継〜理解したが、こういうのは数をこなさないと・・・。

2002年5月某日

図書館から数枚CDを借りてくる。BBSで話題のケンペ/MPOでBeethoven 交響曲第2/6番〜EMIらしい音の薄さはあるが、演奏そのものは軽快な躍動感溢れ、重苦しさ皆無の爽やかな演奏。ドイツ風重厚感を期待するとはぐらかされる、というかもっと素朴なもの。気に入りました。

ナガノ/ハレ管でMahler 「嘆きの歌」(初稿版)〜これ、期待通りの「色気」があって、やはりロジェストヴェンスキー/BBC盤とは雲泥の差がある。(図書館にシャイー盤もあったから聴いてみたい)もっと演奏されても良いと思うんだけれど。

プリッチャード/BBCのElgar 交響曲第1番〜カンロク。「おクニもの」的発想・あながち否定できず。

これから出勤。ウンザリ。でも、あと少しでまた連休だ。


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi