音楽日誌

上ほどあたらしくなります

萩の明神池とネコ。2002年1月19日
最新の音楽日誌 2002年1月 カキコBBS   本で聴く音楽

2002年2月某日

高知(泊)〜川之江と出張し、夜帰着。皿鉢料理ではなく、近年希にみる上質な鮮魚を堪能。但し、カツオは(そんじゅそこらの水準ではないが)旬ではない。ウツボのたたきの香ばしさ、ネットリとした口当たりに感激。立イカもかなり濃厚な味、高知ではなく氷見の天然ブリをいただくが、これほど深い味わいはかつて経験しなかった・・・って、なにしに行ったのか。(それに飲み屋の娘さんが驚異的な美人!)

岡山駅に帰ってきたら、まだタワーレコードが開いていたのでCD購入。アルヘンタの2枚組(1,490円)〜これは「グレート」が目当て。もしかして初CD化?それと、内々で話題のケーゲル7枚組(ODE CLASSICS)が3,990円だったのでお勉強のために購入。

明日は山口出張。トラブルはケータイへどんどんやってくる。早朝決起して、事務所に寄らなくちゃ。HP更新できるかな?

2002年2月某日

昨夜は予算達成で浮かれて飲みに行き、本日は深夜まで残業・・・・って、あれ仕事じゃないな。ただの作業、嫌がらせか?というくらいツマらぬ所作。数々のトラブルを誤魔化しつつ明日は高知へ出張。

体調もかなり改善。夜更かしもできる。図書館でストコフスキーなど借りる。(ヒット・コンサート)フィンランディアなんてけっこう泣かせるの。ショスタコの「バビ・ヤール」を一生懸命お勉強。(バルシャイ盤、一区切り付いたらコンドラシンへ行く予定)

2002年2月某日

ここ最近、朝がツラい・・・というのは、不眠症が治ったのか、それとも風邪症候群の後遺症か?また一週間が始まってブルー・マンディ。今月も予算達成。(血が出るほど努力しているから)今週は待望の高知出張があるので、体調を整えて臨みたい。

ケーゲルのBeethoven は聴き応え充分。Elgarの交響曲第3番(ペイン編)はイマイチ様子がよくわからない。ここ最近、BBSは盛り上がっているようだけれど、めっきりメールが減って寂しい。

2002年2月某日

図書館で借りてきた、チェリビダッケ/シュトゥットガルト放響のロシアもの3枚聴く。「展覧会の絵」にせよ「シュエラザード」にせよ良く馴染んだ曲だし、チェリの他の音源も何度も聴いているが、非常に耳目を驚かす演奏ではある。完成度は高い。新鮮と感じるか、ワン・パターンと感じるかは五分五分?ワタシは好き。

インバルのBruckner交響曲第8番は、なんと初耳。聴き慣れたものとかなり違っているのは興味深いが、演奏的にはいかがなものか?がちゃがちゃと落ち着きがない〜即断は禁物ながら。

BBSで話題のケーゲル再聴。「展覧会の絵」〜Beethoven 交響曲第3・1番→一気に文書にまとめてしまう。生来の天の邪鬼性格で、どうも「狂気のケーゲル」式画一論評には水を差したくなってあかん。

2002年2月某日

広島出張。(眠い)3時くらいには用件終了し、BOOK・OFFに行ってみると@250でインバルのBruckner交響曲第8番、NAXOSのElgar交響曲第3番を捕獲。それと、医者ものに最近凝っているので米山公啓を4冊ほど。先日、駅ビルが休みで断念したお好み焼きにビールも。

帰宅するバスを途中で降りてパソコン屋へ寄るが、目的のCDR10枚(398円)と併せてテン・キー抜きの小さいキーボード買ってしまう。(680円) キータッチが少々軽すぎるが、幅が狭いのはとても使いやすい。さっそくそれを使ってこれを執筆。

まだ、少々咳き込むが明日はスポーツ・クラブに行ってみようかな。図書館で借りてきたクレンペラー「大地の歌」の明快さに引き続き感動・堪能。

2002年2月某日

取引先のヴェテラン担当が異動とのこと。ま、いろいろあったがここ最近上手くいってたのに残念。ワタシは続投?ここ数年毎年担当を変わっていたので、なんとなく物足りない。図書館でCD借りていろいろ聴いてみると・・・

セルの「グレート」(EMI)ってこんなに音悪かった?という感想。クリップス/ウィーン・フィルのTCHAIKO5番は驚くべき名演奏。クレンペラー/POの「大地の歌」〜評判に違わぬ立派な演奏だけれど、ベスト1というのはいかがなものか。チェリビダッケ/シュトゥットガルト放響の3枚ロシアもの・・・・ま、期待通りの完成度。クリップス以外は自分で買う気は起こらない〜よほど安くないと。

HP更新。明日は広島出張。

2002年2月某日

女房の仕事先に社長が来るとのことで、夕食は息子と外食。ケータイにメールを入れて集合場所を指示。息子は刺身定食を食っておりました。体調現状維持。いつになったらスッキリするんじゃい。

仲道郁代/シモーネ/グルベンキアン管でMozart の21番(1993年)〜ピアノはまったりと水分を多く含んでいて、重心が低い。これは特異な魅力で感心する。郁代ちゃんもお母さんになってしまったが、ワタシのアイドルですし。

2002年2月某日

先週、休んですっ飛ばした広島出張のリベンジ。「かなり出遅れたか?」と心配しながら商談したが、「まだ、全然!」とのことで、こちらの提案は間に合う由。よかった。でも、体調よろしくない。咳続く。広島駅でお好み焼きにビールでも・・・と思ったら、駅ビル全店お休みでガックリ。

マタチッチ/NHK交響楽団でBruckner交響曲第8番(1975年)〜新幹線中MDで聴く。これはじつに素朴実直で病みつきになりそう。帰宅してHP原稿に。ブロムシュテット/SFSOのBruckner交響曲第5番(1990年)ようやくMDに落とすが、マタチッチのあとだと流麗に聞こえて困ったもの。

今週は再度広島行き有。

2002年2月某日

とうとう家族中に風邪症候群伝播。ついでに職場の前の席の事務の女性もお休み。いつまでも治らぬ。

ワタシのサイトの「感想文」がとあるBBSに引用書き込まれていた、という書き込みがあり、覗いていてみてついでに書き込み。(複雑)ケンプのMozart 協奏曲第20番ニ短調(1941年)、Beethoven 協奏曲第3番ハ短調(1942年)つくづく味わうが、これはどう感じたらよいのか?難しい。

PCの壁紙、サトエリちゃんを別な写真に交換。この子はホンマに可愛い。大好き。

2002年2月某日

熱はないが、風邪ひき状態(インフルエンザ?)続く。仕事にとくに支障なし。(でも、回りに迷惑か)

ケーゲル/ドレスデン・フィルでMahler 第1番〜この精密さ、怪しさ、恐ろしさ、なんとも魅力的な完成度。オーケストラも絶好調。Beethoven 第9番(イッセルシュテット)は、数十年ぶりに聴いたけれど、驚くべきほど立派で厳しい演奏、FM放送で故・村田武雄さんが「誠に堂々としたドイツ的な」と言っていたのを思い出す。(当時はそれで評論になっていた)

2002年2月某日

ご近所BOOK・OFFは、クラシックCDの在庫少なく、また高い。これは、適正価格に達すると即買い占めてしまう人(ワタシ)が存在するためで、回転が良いと類推。で、@250で4枚取得。Mahler 第1番(ショルティ/LSO)、Bruckner第4番(ノイホルト)、Vivaldi「四季」(カラヤン)、Beethoven 第9番(イッセルシュテット)。+この間、気に入っている徳永進先生の地域医療ものの本購入。この人の文章は泣ける。

咳き込むので「岡響ゾリスデン」断念。残念。

2002年2月某日

ゲホゲホ咳をしながら下関へ。初めて訪問(通過は何度もある)して前泊、念願のフグやら関アジやらバリバリ食って飲んでしまう。なんや、これ博多時代の味と同じやないの、と、つくづく九州文化圏に入っていることを痛感する。値段も安い。

朝、新下関を出発して、菊川、小野田、宇部、小郡、湯田、山口、防府、徳山の強行軍。車で移動中、数々のトラブルがケータイに飛んできて閉口。夜7:30頃帰宅。

見た目、風邪ひき病人だけれど、熱がないのでほとんど快調。なんとなくの不快感はおそらく二日酔いでしょう。今年になってから、ほとんど土曜日は休んでいない。

2002年2月某日

よく眠れ、いっそう回復の手応え有。これから地元取引先と商談。メールを開いたら「ヴァント逝去」のお知らせ。90歳。北ドイツ放響とのBruckner交響曲第9番を朝から聴きながら、長命だった彼の幸せな晩年を偲ぶ。

山口へ出張予定。その前にHP更新。

2002年2月某日

ほぼ平熱となり、二日休んで出勤。但し、広島〜山口の出張は延期。いずれにせよ、週末の山口出張は行くつもり。ま、仕事なんて、あとでどうとでもフォローできるんですよ。よい休暇になったかも。

昨日、夕方より体調回復して音楽再開。Bruckner交響曲第4番〜これは本当に困った音楽だ〜を数種。ノイホルト盤の意外と素直な響きに感心し、クーベリック/バイエルン放響のオーケストラの底力に驚愕。ティントナー盤の真摯で明快な主張にも予想外の感動があるが、スコティッシュ・ナショナル管はBrucknerの響きではない?

本日、ほぼ定時で帰るが、グズグズの鼻声で、回りや電話のお取り引き様が気を遣ってくれること。通勤にチェリビダッケ/MPOのBruckner第8番(1990)終楽章を聴いていたら、感動のあまりバスから降りるのを忘れそうに。

2002年2月某日

発熱で寝たきり中年状態。早朝出勤して、一時間のみ最低限実務処理〜指示お願いして病院へ。まったく身動きできず、これは翌日執筆しているもの。昨年もいまごろインフルエンザ(だと思う)に罹患していて、下痢など大変だった記憶がある。ことしは発熱が凄いが、胃腸はまったく正常。快便。但し、頭痛で音楽聴けず。(昨年の日記によると頭痛がないので音楽は聴ける、とある)

翌日、ようやく熱は少々下がって起きあがれるように。でも出張はもちろん、出勤も断念。明日はどんなもんか。

2002年2月某日

発熱、ノドの痛みで散々な連休。なにもできず。祝日だけれど、取引先のほうはお休みじゃないので案の定ケータイ電話よく鳴ります。「Wagner MANIA」のラスト、フルトヴェングラー、ワルター、ブレッヒ、などの寄せ集めを堪能するが、とくにマッカーサー/サンフランシスコ歌劇場のライヴが貴重。

評判高いマルティノンのサン・サーンス交響曲第3番(ERATO)を初めて聴くが、納得しつつ音の状態がイマイチとの不満も有。LP時代のアンセルメの音質は錯覚だったのか確認したいもの。

2002年2月某日

息子誕生日。(とくに何をするでもない)ワルターのWagner引き続き楽しむ。コヴァチェフで、これまた引き続きTchaikovskyの管弦楽曲。素直でスッキリとした演奏ぶりか。ノドが痛く、咳き込んでいけない。薬の効果でそう発熱はないが。とんだ連休になってしまった。

  激安で再々発売されたノイホルトの「指環」何故か掲示板で話題になって、ワタシも一部「ジークフリート」辺りの再聴。

2002年2月某日

完全に風邪症状。以前にもらっていた薬を服用すると見事に眠い。それに昨夜はノドが乾燥して眠れなかったし。

休日出勤し、諸用事を処理して4:30頃終了。ワルターのWagnerの管弦楽曲集(戦前録音)〜弦のポルタメントも甘やかで、音質も悪くない。「夜明けとジークフリートの旅立ち」も驚くほど鮮明だけれど、途中のカット(これ、昔はみんなこうだったのかな?)が残念。

ジュリアン・コヴァチェフでTchaikovskyの交響曲第5番。オーケストラがソフィア・フェスティヴァル管とかいう得体の知れない団体だけれど、素直で悪くない。この人はSchumannとかDvora'kの交響曲全集を録音しているらしく、カラヤン・コンクールの優勝者だという。

2002年2月某日

地元の大きな取引先と大きな商談。なんとかこなして、昼からは「要らぬトラブル」も解決して早めに帰宅。明日は休み・・・と思ったら、携帯電話が鳴って大トラブル処理が発生とのこと。休日出勤になってしまう。

Mahler の交響曲の第1番〜インバルの演奏をクソミソに書いたことがあるけれど、久々に聴くとそう悪くもない。引き続きテンシュテットの入魂の演奏を楽しんでしまう。これは本当に旋律の細部にまで生命を吹き込んでいる。(でも弦が弱い)この曲は大好き。引き続き第3番終楽章も堪能してしまう。

2002年2月某日

それなりに誠実に仕事をしているつもりだけれど、どうも要らぬトラブルに巻き込まれ気分が悪い。が、ブーたれてもしかたがないか。

スクロヴァチェフスキのBrahms 全集、何度も聴いているがなかなか全部文書にまとめられない。正直に言えるのは「わるくない」ということだけ。ケンプの戦前の録音が針音を越えて胸に迫る。

なんとかHP更新。少々ノドが痛く、風邪(それともインフルエンザ?)には気を付けないと。

2002年2月某日

きょう一日なにやっていたのかな?仕事内容の記憶がない。早めに帰宅。今週は出張らしい出張はなくてラクチン。

ハノーヴァー・バンドで「グレート」。もの凄く新鮮。粗野で素朴で若々しい。この曲は少々道を間違えると立派に演奏しすぎてしまうから。全部はしていないと思うが、繰り返しも嬉しい。但し、長い曲だから聴いて行くにつれて痩せた響きが少々気になるかな?録音は極上。

2002年2月某日

休み明けはなんとなく精神的に弛緩していて、仕事にも切迫感がない。出勤してみれば地域間異動の内示締め切り日だったそうで(と、いうことはワタシにお声が掛からない〜少々残念)職場の仲間3人がほぼ予定通り異動。いつもの飲み友達と、カルく飲っていたら支所長乱入で10時まで引きずられてしまう。

珍しく自分でクルマを運転して少々遠い距離の出張有。12年ぶりに訪問した地方都市で、またまた担当の方とは12年ぶりの再会。いきなり肩を後ろから思いっきり叩かれて粗々しい歓迎を受けてしまう。少々残業して帰宅したが、ヨハンセンのフランス・ピアノ曲集(VOXBOX)をシミジミ楽しんでしまう。でも、フランス語がわからない。

風邪(インフルエンザ?)大流行だそうで、気を付けないと。

  2002年2月某日

無為無策に過ごす。これが休みの休みたる醍醐味。PC・オーディオ部屋のカーペットをはがして大掃除。

ジークフリート・クルツ/シュターツカペレ・ドレスデンでチャイコ5番、ダノン/チェコ・フィルの「シェヘラザード」、いずれも最後まで聴いていたけれど、特別な感想をもてない。(両方とも好みのオーケストラだけれど)DATでエア・チェック(ほんの一年ほどだった記憶がある)したショスタコの第6番(ヤンソンス/ウィーン・フィル’94年ライヴ)はすこぶる感動した。機能としての完璧さと、楽曲に対するアツい思いが伝わってきて文句なし。続く「幻想」もいつになく感動が深い。

偶然に発見した「大阪新世界丸玉食堂」のホームページに感動し、絶賛の一文をしたためる。題して「食堂とシルバー・パワー」〜泣けます。

誰でも知っているデュ・プレのElgarは、これこそ入魂のワザ。胸が痛む。ワタシのはDATの録音だけれど、EMIとは思えない根性の入った録音も素晴らしい。続くDeliusも文句なしの気品と迫力。曲がメルヘン風に美しい。

2002年2月某日

休み。音楽を聴き、息子のPCをいじり、昼寝し、サスペンス劇場風再放送ドラマを眺める。買い物に行き、料理も作る。

とうとうスクロヴァチェフスキのBrahms に開眼〜これは一筋縄ではいかないよ。バーナード・ロバーツのBeethoven のソナタ集〜数々の味わいを感じ、音質も悪くないが技術に不足を感じてしまう。

ケンプの旧い録音で較べてみると、針音の渦の中からなんと暖かい音楽が流れてくることか。Mozart の第20番の協奏曲はもちろん、普段聴かないBeethoven の第3番だって、思わず集中させられてしまう。(ケンペン/ドレスデン・フィル)

「KechiKechi Classics」「本で聴く音楽」「バッハの教会カンタータを聞く」を借りているhoopsさんがカウンターの仕組みを変えるらしくて、変更する。できるだけ正確にカウンターは引き継いだつもり。

2002年2月某日

この時期は毎年風邪をひいてしまう。回りも大流行で、ワタシも少々怪しいが、予定通り代休取得。引き続きヴァンゲンハイムのギターでBach 堪能。チェロより重くなくて、しかもわかりやすい。まるでオリジナルに聞こえる。

シュタルケル/ススキンドでDvora'kのチェロ協奏曲〜じつにテンション高く、気品高い演奏。・・・・・へへ、3連休でっせ。(でもケータイ電話くるだろうな)なにしようかな?


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi