音楽日誌上ほどあたらしくなります2002年4月某日 事務所にはナント一週間ぶりの登場。(出張と休み続きで)想像通りの怒濤の残務処理で閉口するものの、仕事をバリバリ消化していくいつもの熱狂が感じられない。つまり、テンションが上がらない。やる気が出ない。取引先都合で、夕方からの商談なくなるが、5/6は休日出勤と相成る。 そこそこに残業して帰宅するが、連休明けは信じられないような出張の連続になってしまって、恨めしい。(きっとこういうときに限ってトラブル頻発してケータイのバッテリーが切れるんだよな)5/9東京に行くことになったが、BBSでは誰からの反応もなくて寂しい。 Mahler 交響曲第9番(ムント/京響)〜ちゃんとしたアンサンブル、オーケストラの力量的にも不足はないが、まったく面白みのない演奏でこの名曲の深淵は覗けない。1988年の若杉/都響ライヴMahler 交響曲第5番(MD)〜これはまったく素晴らしい。日本人らしく奥ゆかしい胸の痛みを感じる演奏。引き続きBerg「6つの小品」も堪能する。〜以前HPに掲載したときとは、異なる感想があって、これはずいぶん明快で冷静でわかりやすい演奏でした。 で、なんとなく4月終了。また広島へ出張。とんぼ返りで夕方からうち合わせ。 2002年4月某日 祝日。朝寝坊し、どこにも出掛けず、ひたすら音楽を聴く。まず、MDを更に二枚完成(Shostakovich第6番〜ヤンソンス/ウィーン・フィル、イル・ジャルディーノ・アルモニコのBach 、ジ・エイジ・オブ・エンライトゥンメントのHandel 〜いずれもライヴ)+なぜか今までMDにしていなかった、Bruckner交響曲第9番(ヴァント/ベルリン放響1933年ライヴ) あと、先週買ったCDを次々と攻略。クライン/ハンブルク・ソロイスツはARTE NOVAの看板演奏家の一人だけれど、Boccheriniのチェロ協奏曲集は誠に立派な演奏。(正直、聴きもしないでいままでバカにしてました)「ドン・キホーテ」(マルクソン/アイルランド国立響)は、クールで精緻な演奏が出色の出来、カーロイのピアノ曲集(ARKADIA)〜200円とはバカにできない、明快な味わいの濃い演奏振り。 バルビローリ/シュトゥットガルト放響の「復活」を熟聴。オーケストラの音色が好き。録音の加減もあるのだろうが、迫力充分ながら威圧感がないのもよろしい。オーケストラとの慣れの問題か、あちこちでアンサンブルがずれて軌道修正するのもライヴならではの興奮。 連休中の出勤、あすから3日間。休みのない人には申し訳ないほどのお休みをいただいているが、中だるみ状態。でもご丁寧に、忙しく外出・出張が続いてしまう。嗚〜呼。 2002年4月某日 職場を辞め、マダガスカル辺りに旅立つやつのために、カンタンなホームページと連絡用の掲示板を調達。大阪で大量に買ってきたCDを消化しつつ、広島への家族旅行出発の時間。 ま、出張は新幹線だけれど、時間もあるし、安い高速バスで昼過ぎに到着。早速、駅で「広島のお好み焼き」を食って宮島・厳島神社へ。若者である息子はツマらんでしょうなぁ。天気もよく、気持ちの良いもんだけれど。夜、行きつけの飲み屋で数種類の料理を頼んで、大好評。やはり広島は岡山より数等料理がよろしい。なんか、とても安いホテル(部屋単位で支払う)に宿泊し、翌日午前中のバスでさっさと帰岡。 Shostakovich交響曲第8番(ハイティンク/ウィーン・フィルライヴ1994年)を、DAT→MD(ダイソー製)へ。それにしても、ズズ暗くも長々しい音楽で、困ってしまう。余白を埋めたPuccini「菊の花」(ハーゲン弦楽四重奏団1993年ライヴ)に泣ける。これは「嘆きの音楽」だ。 2002年4月某日 山口へ出張。早朝出発するが、ナント小郡に止まらない新幹線に乗ってしまい、小倉からユーターン、大遅刻〜なさけない。夕方、GWで混むだろうとの予測で空いているこだまにてゆっくり岡山へ帰還。辞めゆくやつと職場近くの酒場でおごってあげる。 たくさん買ったCDを少しずつ、楽しんでいく。ムント/京響は以前Sibelius を聴いてガックリきていたけれど、Mahler 第9番は悪くない。悪くないが、良くもない。100円のダイソー・フルトヴェングラーを試しに一枚〜Brahms 交響曲第1番(これ表記がないが1947年のウィーン・フィルだと思う→1952年だそう、じつは)〜まったく素晴らしい。アツく、燃えるような、うねるような演奏。 300円で買ったGiornovichi(こいつ誰?Arte Nova)のヴァイオリン協奏曲集Vol3〜これは出色の楽しさ。スターリング室内管ってシンシナティの現代楽器団体?しっとりとして、良いじゃないの。マルケヴィッチの「ペトルーシュカ」(短縮版)期待通りです。有名な「春の祭典」のCDが欲しくて、2枚組1,000円で買ったらいろいろ入っていてオモロイ。 ・・・で、これから家族サービスで広島行きです。ささやかなGW。 2002年4月某日 まず、東方の出張終了。お客様を4人引き連れての一泊だったが、工場〜宿泊所での打ち合わせも快調。二日目はもともと早めに終わるつもりだったが(遠方の方もいらっしゃるので)、朝食が意外と皆早かったので、主催者であるワタシの勝手なスケジュール変更で更に30分予定を早めて終了。鈴鹿ご近所の湯の山温泉は、まったくすばらしい。 で、皆さんを名古屋方面に送り返して(そこから各々新幹線で帰着)、ワタシのみ近鉄で大阪へ。「大阪の集い」は流れてしまったが、時間が出来たので新世界「丸玉食堂」で昼食。大将は病院へ行って留守だったが、上品な奥さんがいらっしゃって、たいへん美味・絶品のカレーライスいただく。 ワルツ堂日本橋店へ行って、至福の廉価盤漁り2時間〜34枚(平均単価382円)購入。〜新幹線で早々に帰宅。 2002年4月某日 通勤時、ブーレーズで「マ・メール・ロワ」「春の祭典」(LSO1995年ライヴ)〜「なき子を偲ぶ歌」(ネス/パリ管1993年ライヴ。これは途中まで)→まったく素晴らしい。不純物が消え去って、沸きい出る浄水のような演奏に心洗われる思い。 ここ数日、Brahms のピアノ協奏曲第2番 変ロ長調が頭の中で鳴っていて、リヒテル/ラインスドルフ盤を聴いてみたら、イメージにピタリ。燃えるような強靱な打鍵に圧倒され、切なくなる。 風邪、ほぼ完治。午前中、地元取引先と会議を無事にこなし、諸実務もワリと順調で、明日からの出張準備をほぼ定時で終えて帰宅。ちょっと雨が降っているが、暖かい。 2002年4月某日 出張の帰りに大阪に寄って、(安物買いおじさん)同志と情報交換をしようと思ったら、仕事の都合でダメとのこと。ワタシも翌日早朝から山口に行かなくちゃ、で、断念。丸玉食堂の親父さんには悪いことしてしまった。残念。 Webern編曲の「6声のリチェルカーレ」〜ブーレーズ/LSO(1995年ライヴ)は、まったくみごとな演奏だけれど、これには不満がある。昔LPで聴いたロジェストヴェンスキー盤はもっと、おどろおどろしい雰囲気に充ちていたはずで、こちらは上品に全体のサウンドが融合してマッタリとしてしすぎている〜なんて贅沢な、ねじ曲がった要望か。 毎月曜の会議は眠くっていけない。きょうもなんとなくジタバタしたまま業務終了。なさけない。 2002年4月某日 ブーレーズとベルリン・フィル、CSO、ウィーン・フィル、アンテル・コンタンポランなどとのライヴを堪能する。とくにBERIO「シンフォニア」の即興的(風)な世界に驚いてしまう。どれも緻密で、明快で、風変わりなところはなくて、しっとりとした色気があって、クールで、考え抜かれ、思わぬ爆発(Berg!)も炸裂して舌を巻くばかり。今回MD5枚分、既存5枚MD化済みなので、いちおうこれで保存完了か。 気分重く月曜日の開始。今週は出張が連続して、そのあとGWへ。 2002年4月某日 昨夜は女房の発案で、家族3人で新規開店の回転寿司屋に行く。どうも体調が悪く、食欲がない。帰り、中古屋さんへ寄って@10のシングルCDを沢山買ってくる。なつかしい流行歌(はやりうた)ばかり。 日曜、早朝目覚めるが、体調改善していない。1995年前後のブーレーズのDATエア・チェックを次々とMD化しつつ、同時にシングルCDはCDR2枚分にまとめて焼いていく。(売るわけじゃないので、見逃してください)静かな早朝に、そんな作業をするのが至福の時間。 2002年4月某日 土曜日。なんか久々のお休み。テキも(お客)もさるもの、ケータイのメールに用件を入れてくる気の使いよう。 朝からゆっくり音楽。Schubert 即興曲集〜E.フィッシャーにて。この曲、昔から大好きで、なんかとても安らいでしまう。昨夜からの続きだけれど「ツァラ」(カラヤン/ベルリン・フィル1970年ライヴ)「ドン・ファン」(フィルハーモニア1952年ライヴ)SCONBerg「変奏曲」(ベルリン・フィル1969年ライヴ)〜かなり劣悪音質な海賊盤(ARKADIA)だけれど、とてもわかりやすい演奏と思う。 グルダ/クリュイタンスでBeethoven 協奏曲第4番〜これは3年振りくらいか?ピアノはやはり極上でHPに加筆しておく。買ったままになっていたMENDELSSOHの交響曲全集は、ブリュッヘンの第1・4番から聴き始める。 風邪、かなり軽快しているが、完治したいもの。女房が掃除、ワタシが洗濯と昼食を担当。昼からは、大昔の「サスペンス劇場」再放送を見ながら至福の居眠り。夕方目覚め、D.R.デイヴィスのMENDELSSOHの交響曲第1・2番を聴く。 2002年4月某日 おお、やっとこさ一週間が終わったよ。きょうは午前中、地元お取り引き先様と商談、昼からはひたすら諸実務に励んで充実した一日でした。うむ、今月も予算達成だ。めでたい。祝杯は挙げず(連日のように挙げているので)早めに帰宅。 もの凄く貴重な女性からのファン・メールもいただいちゃうし、通勤で聴いたロストロ/コンドラシンの「ドン・キホーテ」もなかなか楽しい。「やや風邪」状態続いていて、昼過ぎに少々苦しかったが、こうして仕事が終われば精神的にくつろいで楽しいもの。 2002年4月某日 「やや風邪」継続。もの凄く眠い。なんとか広島まで行って、早めに帰宅。こんな体調じゃ、仕事の意欲が起きない。 新幹線の往復でジョルジェスク/ブカレスト・エネスコ・フィルの「第九」〜これはルーマニア語による演奏だけれど、想像以上に立派で、貫禄有。やや粗々しいくらいの勢いも。(対抗配置かな?)リフキンでBach 「目覚めよ」「心と口と行いと生命もて」〜これは各パート一人ずつの革新的演奏で、新鮮この上ない。MD余白にロストロのヴィラ・ロボスやRespighiが入っていて、気が遠くなるほど雄弁で美しい歌に驚き。 クレンペラーでR.Strauss「メタモルフォーゼン」堪能。この曲は、新ウィーン楽派を平易にしたような印象がある。ルービンシュタイン/ライナーで「パガニーニ変奏曲」は、豊かで豪華でチカラ強くて感心する〜でも、引き続いて収録されている「スペインの庭の夜」のホルダ/サンフランシスコ響のバックがいっそう興味深い。 2002年4月某日 朝からGriegのピアノ協奏曲(ミケランジェリ)にすっかり圧倒される。やはりこの人はなんとも濃密。最近スランプ気味の「グレート」〜バルビローリ/ハレ管弦楽団(旧)で聴いてみるが、これは勢いもあるし、無用に重くならずに気持ちがよい。 BBSへの書き込み盛んで、代わりにメールはめっきり減ったが、何故か本日2通。「某曲は、お持ちの廉価盤ぐらいにしか入って無いのですか」と、「廉価盤ぐらいにしか」という表現が気に障らないでもない。(悪気はないのでしょうが) 2002年4月某日 「やや風邪」のせいか、純粋に精神的な問題でか、どうも仕事のテンションが上がらない。やる気が出ない。昨日は終日会議、本日は淡々と最低実務をこなして、ほぼ定時に帰宅。明日から新たな取引先との定期会議があるんだけれど、準備はひとまかせ。 マズアでMahler の交響曲第7番聴了〜これは路線おおハズシで、かえって貴重かも。ここまでこの曲をおもしろくなく聴かせる力量に驚嘆。マガロフのTchaikovskyピアノ協奏曲〜これはオッテルロー盤ではなく、1961年のシュミット・シッセルシュテットとのライヴ。リリカルな味わいがあって、音もそう悪くない。第2番はブールとの競演。 引き続きマズアで「イタリア」〜これは彼の個性とピタリとハマる。ワタシのCDにはヘーガー/バンベルク響の「ライン」が一緒に入っていて、これがなかなかのカンロクで感心しちゃう。 2002年4月某日 風邪、やや軽快。どうも基礎的なカラダの諸々チカラが落ちているみたい。でも、風邪は薬飲んでも回復の時間は変わらんらしいが。また新しい一週間がウンザリ・サラリーマン状態だけれど、なんとなく(溜めにタメた仕事のせいか)緊張感がある。 マタチッチ/N響のWagner、オーケストラのテンション低く一曲で止め。マズアのMahler 第7番〜なんかヒジョーに勘違いしたキッチリと真面目な演奏振り、ワーズワース/カペラ・イストロポリターナのHaydn「熊」が素直で一番楽しめる。 2002年4月某日 風邪はたいしたことはないのだけれど、どうも熟睡できない。でも、休みだから朝寝坊。LASERLIGHTEのChopin 5枚組の一部を聴く。演奏が寄せ集め(収録に系統性なし?)なのと、データがちゃんとしていないのが不満。 HPは追加で少々更新。ルービンシュタインでDebussy。この人特有の暖かさ、味わいがあって楽しい。Rachmaninov の有名なピアノ協奏曲第2番を聴く。まずカッチェン/ショルティ〜これは相当に濃厚で激情的、作曲家自演盤は、ソロの極限デリカシーと、ストコフスキーのオーケストラの味わいがなんとも言えずハリウッド。 女房のPCのキーボードが認識しなくなり、在庫の赤い色のを接続。念のため、再度点検し直したらちゃんと認識して、使い手に好みを訊いたら「赤いほうが良い」とのことで、ワタシがもらう。オーソドックスでキータッチが適度に深くすこぶる使いやすい。(いままで使っていたミニタイプはしばらくお休み) 岡響定期(5/12)の招待券をいただけることになって、これまた大好きなRachmaninov 交響曲第2番をナマで聴けることに。幸せ。 2002年4月某日 土曜日も出勤。風邪がまたまた悪化してきて、ことしはなんなの?状態。頭痛は二日酔いか。 タワーを覗いたらRCAの処分が数枚あって、ルービンシュタインを3枚ほど購入。 Saint-Sae"nsのピアノ協奏曲第2番が怪しい。(RCA 74321 846 062)バックはオーマンディとなっているが、録音は1958年とのこと。オーマンディなら1969年だし、1958年ならウォーレンシュテインの可能性大。録音水準はいかにもステレオ初期、といった雰囲気がないでもないし、フィラデルフィアの音ではないような気もする。 この曲、たいへんな技巧を要求されそうだけれど、ルービンシュタインはまったく見事。とくに終楽章は。タッキーノ盤、ビレット盤と聴き比べて、わりとこの曲にハマってしまう。 2002年4月某日 辛くも逃げ切り、といった仕事ぶり。チームみんなで飲みに行ってしまう。でも、週末も出勤。(ホントは休みなんだけど)来週もバタバタと忙しい。 一時話題となって消えていった(失礼な)ダヴァロスでBrahms交響曲第2番。テンションが高いこと、フィルハーモニア管の響きが清廉であることに驚きの新鮮さ。これ、やっぱりトスカニーニ方面の演奏だなぁ。録音がデジタル臭い硬さがあるが、鮮明ではある。 VOXのクレンペラー〜ようやくBach ブランデンブルク協奏曲ラストまで聴くが、音質に問題有。Beethoven はたいへん立派な演奏と思うが。この録音水準だと、好事家の世界か? 2002年4月某日 午前中集中実務処理、昼頃、所用で再び広島。とんぼ返りで残業。やたらと課題が様々・精神的に重く、ツラい。明日は地元取引先との商談が久々復活。週末は休めないでしょう。 新幹線往復で、朝比奈Bruckner交響曲第8番(1994年)〜オーケストラの技術的な弱さ、ホルンの魅力なさ、弱点はいくらでも指摘できるが、やはり胸にズン、と来る。悔しいが。終楽章に至って、その怒濤のラッシュに負けそうになってしまう。余白のシュトルツのワルツに心癒される。 帰宅して「ローマの噴水」「松」〜アンセルメにて。わずか35分ほどの収録だけれど、@250の中古海賊盤なので文句なし。これがとても気持ちがよい。この曲はメカニックがしっかりしているオーケストラで聴きたいが、スイス・ロマンドには色気があるし、録音は極上。 やや肌寒く、駅から職場に戻るまでに雨に打たれ、風邪気味か? 2002年4月某日 山口〜広島(広島でお客さんと飲んでしまう。楽しい)から帰着。辛くも乗り切った感じ。天気良く涼しい。が、この先の仕事の溜まりぶりを考えると不安。 Schubert の室内楽(オイストラフ・トリオ、ブッシュSQなど)まことに爽やかで、季節に相応しい。Dvora'kの「アメリカ」+14番(モイゼスSQ)も悪くない。(250円だし) 2002年4月某日 眠たい月曜の朝。出勤もこれから一週間の仕事の段取りを考えると、気分が重い。 朝っぱらから、Bruckner交響曲第9番(ベイヌム)〜これは粗々しくて、燃えるようなストレート系演奏。古い録音でもこれだけ聴ける。引き続きMahler 交響曲第5番(ナヌート)聴き始めるが、これはあらゆる点で立派な演奏だなぁ、なんて思っているウチに出勤時間。 (帰宅後)案の定、辞めていくやつのお鉢が回ってきた。今年は仕事でいっそう悩まされそうだ。明日早朝から山口〜広島、そして翌日また広島。 Mahler 交響曲第5番(ナヌート)引き続き。オーケストラが牧歌的で良い音がしていて、技術的な問題もない。録音も適度な奥行きがあって、リュブリャナ放響はバカにできない。第1番もあったはずだから、聴いてみようか。全集がひょっこり激安で見つからないか?2年前に徳島で目撃したのがラストだけれど。 2002年4月某日 朝からクレーメル(ハイティンクとのライヴ)でShostakovichのヴァイオリン協奏曲第2番を聴くが、さっぱり理解できず。シゲティの往年のヴァイオリン・ソナタ集(FM放送エア・チェック)をMD化していくが、アイヴスの終楽章が「たんたんタヌキの〜」の旋律になっていて、ウワサには聞いていたけれどなかなか楽しい。Debussyの無骨さは、まるで別の曲を聴くよう。 DGのVivaldi。フルニエ/ルツェルンとか、ベーレント/イ・ムジチとか様々。バロックの協奏曲はたいてい短いし、編成が小さいので肩がこらない。カラヤンにたどり着かない。 2002年4月某日 なんや、久々の土曜休み、てな感じで、ケータイをふとみたら7件も不在着信があったが、気付かず。仕事用のメールのみ自宅で確認する。 一生懸命カイルベルトのBrahms 、Beethoven など聴いて、HPに追加。あながち録音問題でもないらしいし、それはそれとして骨のある演奏であることを確認しないでもない。タマラ・ルミアンツェフちゃんの初期Schubert (BRILLIANT)、なかなか生真面目で融通が利かなくて良い感じ。写真が可愛い。すべてを許す。 ぼ〜っとして、なんとなくいつのまにか時間が過ぎた、といった一日。夕食はご近所のうどん屋さん。なんとなく冷える。 2002年4月某日 東京から帰る。今回は行き帰りとも新幹線で、長時間疲れてしまう。特に帰り。行きはMDをタップリ4本も聴いて、しっかり本を読んでしまう。「こころの医者のフィールド・ノート」(中沢正夫)〜精神を病んだ人々を地域から救っていく活動に、涙なくしては読めない。(ほか3冊読破。全部医療もの) 東京で「出会い系サイトKechiKechi」3人と会う予定が、人それぞれのご都合予定などもあり、結局お一人のみ。それでもありがたい。やや飲みすぎで、翌日の会議では頭痛気味。東京は人が多すぎる、といつも思う。 「音質の悪いカイルベルト」問題で「音質じゃないでしょ?」とのご意見に動揺、あわててMozart 再聴す。う〜む、なるほど、と少々感動しちゃう。 もう12年に及ぶお付き合いのメーカーさんが倒産。商品調達問題や(こちらが買う側とはいえ)それなりの損失が出るものの、社長や奥さん、親しい従業員さんの顔が浮かんでまことに悲しい。嗚呼、無情。 2002年4月某日 取引先の異動引継、行事などで商談がやや中断。内部仕事のみでややゆるみがち。本日昼から東京行き。 昨日は内部会議でもめる。やはりひとり退職の影響で、徹底的にあらゆる(自分への付加の)可能性を否定するやつがいて閉口する。今年一年の行く先が懸念されて落ち込む。思わず同僚とグチの酒。東京から5月連休明けに、若くて一番優秀なやつがやってくるので一安心。 フリッツ・マーラー(あのマーラーの親戚筋らしい)/ハートフォード交響楽団で「カルミナ」(MDでいただいた音源)聴く。優秀なモノラル録音だから1960年前くらいかな。気合いの入ったアツい演奏。憾みのダブり買いDvora'kのレクイエム(コシュラー)食堂のラジMD/CDで聴くが様子がよくわからぬ。やはりダブったカラヤン/ウィーン・フィルの「グレート」〜これはいきいきと若々しい、気持ちの良い演奏だ。 東京出張なので、いつもより一日早くHP更新。 2002年4月某日 ちゃんと眠れました。ここ数日、ロストロ/コンドラシン/モスクワ・フィルの「ドン・キホーテ」(1964年)を通勤時MDで聴いているが、ワタシはR.Straussに感動できない。けっしてツマらない曲とは思わないし、あちこち美しい局面(特にこの演奏)に出会うが、全体としては目覚めていない。非常に鮮明なモノラル録音(ライヴ)。 カラヤンでBach 管弦楽組曲第2・3番。予想通り素晴らしく豪華で美しい演奏。ブラデンブルグ、Handel 合奏協奏曲、Vivaldi「四季」と併せてHPまとめ直そうかな。(全部海賊盤だけれど)この豊満さは不況の世の中では貴重なんです。 2002年4月某日 朝4時に目覚め、仕方がないのでChopin など聴く。ポリーニ、そしてビレット。ビレットには一種特有のアクがある。また、不眠症には気を付けないと。 もの凄くのダブリ・バルビローリを順繰りに聴いていく。彼のニューヨーク時代は評判悪いが、録音を聴く限り溌剌として、良く歌ってなかなかと思うんだけれど。ナタン・ミルシテインのBruch は背筋が伸びて素晴らしいが、メンゲルベルク/ブスタボの怒濤の興奮も凄かったな。 4月は東京に続いて、大阪へも出掛けられる用事が出来て、嬉しい。 2002年4月某日 また新しい一週間。ジャイアンツ連敗で誠に爽快な気分。ライオンズ、スワローズ連勝も痺れるようだけれど、古田怪我再発が心配。サッカー日本代表も快調のようだし。でも、仕事は? CDダブリ買いの顛末をHP原稿にまとめ、自分への癒しとする。(トホホ)昨日、BOOK OFFに行ったら@250CD追加を発見、Bach 管弦楽組曲第2・3番(カラヤン)、ツィゴイネルワイゼン他(リッチ)、そして「トリスタン」第3幕あたり(バーンスタイン)購入(しかも150円サービス引き)・・・と思って帰宅して開封したら、内容はWAGERならぬポリーニのChopin で1990年頃の新しいやつ。驚きました。 ほぼ定時で帰り、ポリーニのChopin 「スケツツォ」〜心底感動する。ポリーニなどに感動してはいけない!と思いつつ、やはりジ〜ンと来てしまう。ワタシは浪漫派が苦手で、BM迄はあまり楽しめないが、ピアノ曲はホンマに素晴らしい。とくにSchubert 、SHCUMONN、そしてChopin 。「こいつ気取りやがって」と、思いつつ、この完成度は並じゃない。(文句はいくらでも付けられるが)
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