音楽日誌

上ほどあたらしくなります
岡山の素敵な某ブティックの店先 2003年9月30万画素おもちゃデジカメで撮影
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2003年10月某日

職場へ通常出勤。午前中広島へ移動。昼食も取らず、昼過ぎまで商談連続、宿題たくさんいただいちゃう。広島バスセンターより、お客様と同行で高知へ出発するが、4時間掛かって到着は夜8時。例の如しで極上のカツオ、ブリ、などいただくが、どうも体調イマイチで、酒はすすまない。夜もあまり眠れない。

早朝から高知のお客様へ表敬訪問〜もう一人お客様を岡山より迎えて工場見学。いやぁ、勉強になりました!女房にお饅頭のおみやげなど買って、バスにて岡山帰還は夜6時30分〜明日も出勤だな、宿題もらっちゃたから。

移動中はロザンタールのDebussy二枚組(ACCORD)を。極上のテイストで音質も良いが、「牧神」「夜想曲」「ジーグ」は疑似ステレオかな?ジャック・フェブリェのピアノが雄弁で、しかも濃密、かつ粋な味わいも失わず説得力が深い。あと、チェリビダッケ/ミュンヘン・フィルによるBruckner 交響曲第8番(1993年)〜圧倒的!壮絶!とくに終楽章がどんどん遅くなるところなどタマらない。オーケストラの素朴でクセのない響きが、かえってチェリの個性を漏らさず表現しているようで感心します。ええのん、聴かせていただきました・・・

な〜んちゃって、秋は深まって10月終了。明日も仕事か・・・あ〜あ。

2003年10月某日

昨夜、カール・ライスターのクラリネットのコンサート。コカ・コーラのご招待で、2000人で会場(岡山シンフォニー・ホール)満杯。世界最高の技量とはこういうことなのか、と納得。(感想文未だ)土居知子さんの(間に挟まる)ピアノ・ソロが、コンサート構成としてはニクい配慮でしょ。おみやげにコーラと缶コーヒーいただきました。

出張持参は、MOLER(1696-1765)の管弦楽作品第1集(ARTE NOVA)〜グレース/ヨーロッパ交響楽団(1996年)で。「世界初録音」とのこと。大Bach の少々後輩の世代か。やや変化に乏しい、と感じられるのは、おそらく演奏の質の問題でしょう。アンサンブルは上々だけれど、溌剌としたリズム感が足りないか。でも、この類の音楽は好みなんです。

もう一枚、別嬪ヴァイオリニスト・パメラ・フランクのSchubert 。(ARTE NOVA)ヴァイオリンとピアノの作品は、彼の作品中白眉(!のワタシの好み)。とくに幻想曲ハ長調ね。素直だし、あらゆる技量に不足はないが、クレーメルのような「妖気」(だって、この演奏で出会っちゃったんだもん)を求めたい気持ちになる。

これから、昨日に続き広島〜お客様とともに高知へ。カツオにはちょっと遅いかな?移動時間が長くて少々ウンザリ。

2003年10月某日

季節的な関係か、ここ数年毎年この時期からよく眠れない。最近は慣れてきて「眠れないことを悩まない」〜日常生活に支障がなければそれでよし、と考えることにしましたね。大丈夫。朝食喰いすぎ、これから広島。明日も広島〜高知なんだけど、夜、ライスターの演奏会があるので岡山へ戻り、というのは半分本当で、もちろん仕事上の残務も有。

今朝はアンセルメ/スイス・ロマンド管によるFaure。「ペレアス」「ペネロープ」「マスクとベルガマスク」+Debussy「小組曲」〜1961年の英DECCA録音(海賊盤ですみませんねぇ)。けだるく、(良い意味で)薄っぺらな響き、細部の甘さ、腰の据わらないカルさ、すべて希有な個性として残されるべき、消え去ってしまったローカルな魅力と思います。

ACCORD二枚組Ravel の続き。7月に購入以来何度聴きましたかね。弦楽四重奏曲ヘ長調(シャンペイユ弦楽四重奏団)、サンカン(p)/デルヴォー/南西ドイツ放響によるピアノ協奏曲、そして「ラ・ヴァルス」「ボレロ」〜ロザンタール/パリ・オペラ座管の粋。モノラル時代の録音も含め、鮮明なる録音水準、演奏の同質性が考慮されていて、これはすばらしき買い物。

2003年10月某日

少しずつツカレが溜まっているような・・・ま、毎日遊んでいるようなもんだからね、時々はちゃんとお仕事しないと〜と自らを励まして、本日もいきまっしょい。まだ、ちゃんとスケジュールを確認していないが。

一昨日の移動中、そして昨夜、今朝と掛けてクララ・ヴュルツでSchumann三枚組(BRILLIANT 2001年の録音)を。これは選曲、演奏、録音、価格(880円)と四拍子そろったCD。時に胸を切なくかきむしり、時にやさしく包み込んで下さるような、幸せなひとときを下さいます。豊かで、けっして強奏時にヒステリックなるリキみが表出しない。

それなりにお仕事は消化されるが、この先のスケジュールが苦しい。大きな資料が一本仕上がっていない。どこかで休日出勤かな?通勤ではマニュエル・ロザンタール/パリ・オペラ座管によるRavel +ドワイヤンやフェブリェのピアノ曲。とにかく美しい。これはオーケストラの響きそのものが芸術していて、絶妙なカルさ、淡彩でありながら明快なコントラスト、粋、この感動をどう表現したらよいのかわからないほど。

ピアノの怜悧で、見通しの良い風情にも同質性を感じました。自分の購入したCDに順位を付ける趣味などないが、ことし一番かもね、ほんま。(ACCORD 461 735-2)

2003年10月某日

川崎医大室内管の演奏会を堪能(感想文は未)〜そのまま新幹線で下関に向かうが、混んでいて”のぞみ”断念、”こだま”にしたら各駅停車時間が異常に長い・・・結局、ホテル着は8時頃〜数日前、岡山で飲んだ同郷の後輩と下関の最高のサカナを楽しみました。ちょっと酔って「じゃ、クジラおごってあげるよ!」と、鍋、竜田揚げ、大根との煮物・・・嗚呼、幸せでした。

本日、夕方迄肉体労働系作業。演奏会同行の、いつもの「体操服屋の若旦那」よりボウルトのSchumann交響曲全集(PRT TECC-23037/8 TEICHIKU発売)を拝借〜1956年のややぼんやりとしたステレオ録音。でもさ、演奏は最高なんだよ。骨太で超快速、一切の逡巡を感じさせない一気呵成演奏で、燃えるよう。「飽きる」とか「くどい」とか、「旋律がいかにも系」とか、余計なことを感じる間もないほどの熱気・熱気・熱気。国内盤でこんなの出ていたんだね。

明日は、地元岡山で終日お取引先と集中商談。

2003年10月某日

毎度毎度のサイクルではあるが、音楽に対する集中力を失っていて、自宅でパソコンに向かいながらも”なに聴いているんやら・・・”的状況に。ましてや、ひととおりのサイト用文書に仕上げるにはいっそうのテンションが必要です。執筆途中(というか、最初のほうで)気持ちが萎えてしまう。ある意味ネタ多過ぎ、贅沢過ぎかな?

自分の手抜き+天変地異で、お仕事的にも少々気になるところ有。(10月度もなんとか数字の辻褄はあわせたが)相変わらずの幼児虐待死とかノイローゼでこどもを殺したり、(元?)恋人を焼き殺したり、その辺の女の子を脅して拉致、とか、やりきれない事件ばかり発生して気分が滅入っちゃう。きょうは昼から倉敷でアマオケの演奏会〜そのまま下関へ出張します。

今朝からRachmaninov のピアノ協奏曲第1/3番〜作曲者自演にて。この作者のピアノ協奏曲は、自分にとって好き嫌いがはっきりしていますね。甘く切なく重苦しい旋律がするりと琴線に触れることもあるし、最後まで?状態で終わるこことも有。これは前者。オーマンディのバックも上手いもの。

Mahler 交響曲第9番〜コンドラシン/モスクワ・フィル(図書館貸与品)で。やっぱりMahler は好きだね。たくさんたくさんCDを買っていて、聴き残しも多いけど、少しずつ寄り道しつつ消化していくのも至上の幸福感。インバルだって、ハイティンク(旧録音のスタジオ録音)だって、まだ全部聴いていません。コンドラシンの完成度は素晴らしいね。楷書で正攻法、やや辛口方面で響きに脂が乗っていない。純度は高く、響きの厚みに不足しない。金管には特有のヴィヴラートがあるが、ご期待通りの迫力も説得力もあって違和感は存在しないんです。骨太だけれど、充分洗練されています。

モスクワ・フィルの弦って、こんなにコクがありましたっけ?1964年とは思えない録音も立派。1967年の来日公演は、たしかこの作品の日本初演だったはず。(先頃CD化され、話題になっております。未聴)

2003年10月某日

早朝から職場に寄って、終日山口〜岡山に戻ったのが昨夜の6時頃。金曜夕方の「のぞみ」はモウレツに混んで(単身赴任族のご帰還でしょうね)いて、それでもなんとか座れてよかった。そのまま職場の若いやつ(同郷)と飲みにいっちゃう。日生(ひなせ)の旨いサカナを喰わせる店に久々。松茸土瓶蒸しも季節に似合ってきました。

新幹線移動中はMahler 交響曲第1番(1962年)/R.Strauss「四つの最後の歌」(1973年)〜ラインスドルフ/ボストン響+レオンタイン・プライス/NPOで。非常に手堅く、地味な印象有。オーケストラの響きはアメリカじゃないね。「歌」のほうは立派なバックだけれど、プライスの声が刺激的で残念ながらワタシの趣味ではない。

JANA'CEK「グレゴル・ミサ」〜アンチェル/チェコ・フィル(1963年)〜ずいぶん以前に手に入れたCDだけれど、ようやく魅力に開眼。躍動感に溢れた旋律、自由なる構成、ラスト二曲がオルガン独奏〜オーケストラのみのフィナーレというのも独特。音質はイマイチながら、ヘッド・ホンで聴くよりコンポで部屋に響かせたほうが音楽の姿がよくわかる。

さて、休日出勤。(仕事段取り上)良い天気なので、ラフな格好で散歩しつつ行ってみましょう。運動不足だし。

ほぼ午前中でお仕事間に合わせ(あくまで当面)〜遅い昼食は又来軒(ゆうらいけん、と読む)にて。明日の夜から(またまた休日お仕事だ)下関なので、切符など買うと金がすっかりなくなったので、現金をおろしたりしました。

朝のお散歩はMahler 「復活」〜オーマンディ/ミネアポリス響(1935年)で。想像以上に音の状態は良くて、しっかりとした構成感、ムリさとかエグさのない演奏で、とてもわかりやすい。これだったらステレオ録音もいいだろうな。かなり昔の録音ではあるが、オーケストラの厚み、弦の美しさもよくわかります。けっこう、いけまっせ。

帰宅後は、マデルナの「ジークフリート牧歌」とか、現在サイト連載中の「ワルツ」ネタの確認〜全然独逸語がわからなくってBBS上でSOSすることに。第3回目分をほぼ書き終わるが、もう一回では終わらないかもね。

2003年10月某日

そろそろコタツやら、ファンヒーターを出さないとね、と話題になる朝。電気ポット(?だったっけ)のコードが見あたらない。もう11月だもんな。

昨夜は、この出張中に聴いた音源の再確認をしつつCLASSIC ちょろ聴き(22)に整理。自宅では平日、どうも音楽に集中できない。

今朝はワタシが大好きなWeberを。フルート(スティーヴン・プレストンの古楽器)の作品を。トリオ+フルート・ソナタの第4/4/3/6番〜ブルネットのフォルテピアノも素朴で、飾らない躍動感が楽しめます。1984年録音、AMONNAレーベル。

さて、昨日はさぼって職場に寄らなかったから、もう出掛けて資料を取りだしてから新幹線に乗らないと。エコノミーチケットも買い忘れ。

2003年10月某日

(広島にて)お付き合いのお仕事でホテルには一時過ぎに戻り。酒席じゃないですよ。ちゃんとした夜勤風肉体系労働〜でも、役立たずだから、実際上”顔を出すことに意味がある”んだよね。ワタシの汚い顔を出すだけで、喜んで下さるなら・・・良いんじゃないの?

ゆっくり帰りましょ。

(帰宅しました)ぐだぐだ時間ツブして直接帰宅。も〜勘弁してよ、っつうくらい肉体労働は続いて、日曜夜から下関。これはフグが鯨が楽しみだけどね。月曜の定例会議の資料は土曜に休日出勤しないといけないかもね。ああ、そういえば日曜日は演奏会だったか。

引き続き移動中の音楽について。バルビローリでBeethoven (DUTTON二枚組)交響曲第1/8番(1958年)第5番(1947年)、レオノーレ第3番(1959年)、エグモント序曲(1949年)、「皇帝」(ミンドゥル・カッツ 1959年)。半分ほどLP時代からお気に入りでした。りの評価を持ち得なかった録音をたっぷり。

フレージングがかっちりしていて清潔なこと、生き生きとした躍動を感じさせること、重苦しくならないこと〜好きですね、このタイプ。オーケストラは少々厚みが足りなくて、物足りなく思う人はいるでしょうね。第5番が一番古くて、オーケストラの技量的にはまだまだ感有だけれど、基本的性向は同じでしょ。序曲も楽しめました。

(曲的にはあまり好みではない)「皇帝」は第二楽章がシミジミと滋味深い。BBC響との「英雄」も一度聴いてみたいもの。買ったまま聴く機会を得なかったSchubert 交響曲第9番ハ長調〜マデルナ/南ドイツ放響(シュトゥットガルトか?表記が変で、バイエルン放響も併記。録音はザールブリュッケン1971年)にて。快速で、素晴らしく現代的な演奏だ。録音極上。併録は第3番ニ長調で、こちらはハーグ・レジデンティ管弦楽団(1967年)少々音質は落ちるが、楽しげで元気。

明日は山口。朝一番で資料を取りに職場に寄らなくっちゃ。ああ、そういえば他のサイト情報でローラ・ボベスコ9月に逝去とのこと。時の流れは致し方ないか。

2003年10月某日

夜中、息子より女房ケータイにメール入る。警察にいるとのこと。息子は広島県下山中の郡部に居住しているが、遊びに来た友人が帰るときにへんなやつに追い回されたらしい。被害届を出せとのお達しに従ったまで。あんな田舎でもぶっそうなのか?女房は心配することしきり。

Haydnの交響曲に「朝」「昼」「晩」というのがあって、これがえもいわれぬ風情があって楽しい作品。A.フィッシャー全集は途中とん挫しているので聴けていないが、リッツィオ/ムジチ・デ・サン・マルコ(PILZ〜かなり幽霊演奏家クサい)にて。小編成の現代楽器だけれど、フルートとか、ヴァイオリン、チェロ、ファゴット、等いろいろソロも出てきて、けっこう上手いもんでっせ。

さ、お出かけの準備。

(広島にて)最近のホテルはインターネット環境が整って、初めてホテルからの更新をトライヤル。これから現場に行って深夜まで肉体系労働です。移動中にジュリーニのMozart 〜なんちゃって交響曲第40番(イタリア放送トリノ響1965年)第41番(イタリア放送ミラノ響1965年)ARKADIAレーベルの怪しげライヴ。音質はともかく、これは細部までていねいに歌いきった演奏で、集中さえできればドキドキするような昂揚がある。

誠実で、テンポが微妙に揺れ動くことが、まるで心象風景そのままに反映しているかのようなデリカシー。でもNPOの正規録音で充分だけど。

2003年10月某日

朝が暗い。夜も早めに暗くなる。異常気象といいつつ、それなりに季節の変化は感じて秋は深まりますよね。どうも気分は鬱(ふさぎ)ぎがち。あっという間に後二ヶ月でことしも終わりだもんなぁ。お正月がきたら、年度末まで即!というのは経験的に知ってます。おろおろして、気が付くと時の流れに自分の精神(ココロ)が追いつかない。

今朝、Schubert 即興曲集 作品90をグルダで聴いて、この曲に初めて出会ったときの晴れやかな気分回想。誰のLPだったかな?リリー・クラウス?記憶がほとんどない。引き続きMahler 交響曲第3番〜第1楽章(ハイティンク/コンセルトヘボウ1983年ライヴ)・・・自然体ということ、自ずとにじみ出る実力オーケストラの深い響き、細部まで行き渡った配慮、時に見せるソフトだけれど圧倒的なチカラ強さ・・・。

ここ数日、朝日新聞に「残席僅か!」と10/29のスクロヴァチェフスキ/ザールブリュッケン放響大阪公演の宣伝が続いてますね。売れていないのかな?東京は完売らしいが、大阪じゃ人気ないのかな?それとも「Bruckner交響曲第8番一曲じゃ、ね」〜みたいなケチ臭い感覚か?大阪に住んでいたら行ってみたいもの。

(お仕事終了)きょうはそれなりに諸作業進行。明日は夜から広島へ〜肉体労働を。まるで夜勤だね。通勤ではSCHOSTAKOVICH 交響曲第5(1959年)/9番(1965年)〜バーンスタイン/ニューヨーク・フィルを。残念ながらワタシの苦手方面な作品で、しかも若きバーンスタインはイマイチ中途半端か。オーケストラが粗い、スケールに不足する、録音が平板で奥行きが足りない、なにより表現的にまだまだ練り込みが欲しいところ。第9番は、まるでディヴェルティメントでこちらのほうが作品としてはずっとオモロいね。

BBS書き込みネタで、カール・ミヒャルスキ(この人実在ですか?・・・調べたら実在。ちゃんとしたオペレッタ方面の指揮者です)/ウィーン・フォルクスオーパー管のワルツを。「芸術家の生活」「南国のバラ」そしてお奨め「シトロン(レモン)の花咲くところ」〜優しくて、素直で、オツで粋で・・・特有の「間」もあって〜これだね。

一日中職場のパソコンとにらめっこしていたら眼が痛い〜あんまし回復していないね。今月も終わりに近づいてきて「近況」ネタを考えないと・・・。

2003年10月某日

嗚呼、月曜日はいやだね。定例の会議、本日月次の締めでちゃんと自分のチームは予算達成!どんなもんだい〜と言いつつ、根元的諸問題は氷解するわけもなく粛々と矛盾は深まるばかり。明日は出張はなくて、資料を仕上げるだけなのでさっさと業務終了後いつもの飲み屋へ。上司とタイガースの苦戦などバカ話をしつつ帰宅。

通勤にCD持参せず。朝はSchumann交響曲第2番(ムーティ/フィラデルフィア管1978年ライヴ)/第4番(バーンスタイン/ウィーン・フィル1971年ライヴ)〜ムーティは響きがとても明るい。バーンスタインは充実感(期待も含め)がイマイチ。でも両曲とも好きな作品なので気分は悪くないね。

帰宅後はMahler 「復活」〜終楽章(ハイティンク/コンセルトヘボウ1984年ライヴ)を。いやぁ、もうタマラんね。このタメ、コク、そして端正な姿。珍しくメールが数通来たので、礼儀正しく返事しておきましょ。

2003年10月某日

白熱の日本シリーズテレビ観戦〜一人だからフロを沸かすのもメンドーだし、ささっとシャワー浴びてビール飲んで・・・と臨時独身生活堪能。898円のコーヒーメーカーを買いに行ったが、どこにも出掛けず「ひとり」を楽しんじゃう。音楽もあまり聴かない。

ハイフェッツ/バルビローリで、Mozart 第5番/VIEUTEMPS/Wieniawskiのヴァイオリン協奏曲を。(History盤で)1934/35年録音。よく知った作品、ハイフェッツの曇りのないソロ、音質も悪くないし、よく知った曲なのに集中できず。マルティン・ジョーンズでBrahms 「バラード 作品4」「Schumann変奏曲 作品9」「ピアノ・ソナタ第3番 作品5」(NIMBUS)〜一気に黄昏(たそがれ)ちゃう。

NIMBUSのピアノ録音は少々集中力を欠いて”音の芯”不足気味〜全集セットもので「聴き残し」が出がちだけれど、この6枚組は一気に聴いたことがあって、精神後退気味の黄昏中年にはピタリ。遣る瀬ない、チカラない溜息ひとつ的シチュエーションにはこれ!意外なくらいハマりました。

一日中、無為無策で過ごしました。夕方、女房殿、高知よりご帰還。なにもしない・・・というのも大切な秋の青空。明日からお仕事。

2003年10月某日

仕事上のこと、ましてや自分のミスではないことを鬱々としても仕方ない(結果は一緒だけれど)が、気分は晴れないし、やる気が起こらないね。深夜までアホ・バカテレビをみてなにも考えない。旧女房パソコンに「Lindows」入れてみるが、それなりのスペックは必要みたいで異常に遅い〜これじゃWindowsの旧バージョンを入れたほうがずっと速いか?(ま、お勉強だね)今朝、とにかくお部屋を清掃。女房は本日から高知へ職場の研修(?)旅行へ。

掲示板ネタでSchumann交響曲(BIS)を。チェッカート/ベルゲン・フィルにて。ワタシのサイトにずいぶん早くから(ワケわからん文書)掲載していたけれど、これがずいぶんと素直に聴けます。感情の変化に乏しい、表現が平板である〜なんとでも言えるが、素直で暑苦しい濁りがないのが好ましいですよ。録音は優秀。

土曜サスペンス劇場(の再放送)堪能。いつも通り途中で意識喪失。気付いたらいきなり結末でした。旧パソコンのハード・ディスク抜いて外付けに仕立てたり(いつも通り部品が余る)、とぼちぼち楽しんでいたけれど、誤って長年愛用のコーヒーメーカーのサーバーを破損〜これから買いに行かなくっちゃ。おお!そうだ、なんかカルく喰いもんでも買ってきて、日本シリーズを見ましょうね。(最近滅多に野球など見ないが)

2003年10月某日

会議交流会+研修(これは恐るべきツマらなさ。参加者口々に呆れ顔)で二日間東京へ。新幹線往復はツラいな、やっぱり飛行機のほうがいいかも。じっとしている時間というか、おとなりに3時間半も見知らぬ人が座り続ける、というのも気詰まりなもの。なぜか事前座席指定をお願いすると(いつも)窓側になってしまい、トイレに行くのもいちいち気を使っちゃう。東京ではサイト関係者の方と痛飲。初対面ではないし、ほぼ音楽の話題なし、という(いつもの)パターンで盛り上がりすぎ、飲み過ぎ、翌日少々後悔しました。

昼飯を大塚の「さくら水産」というところで食うが、コレ、チェーン店(居酒屋)なんですね。メニュー最高額が@380(酒類除く)という安さ!次回はぜひ夜に行ってみたいもの。

「資源は無駄なく、CDはなめるように味わい尽くす」主義のワタシだけれど、(それを知ってか)CDを意外といただきます。ケンペ/ミュンヘン・フィルにてBeethoven交響曲第1/3/5/6/8番(1972/3年録音)、同じくベルリン・フィル(1957年録音)にて序曲3曲、第9番はジュリーニ/ロンドン交響楽団(1972年録音)計4枚分。新幹線内にて電池切れまで拝聴。

ジュリーニはかつてSQ4チャンネル(懐かしい)で発売されたもの。FMで聴いたことがあって、とことんクールで盛り上がらない、といった印象の記憶有。10数年ぶりの感想は、細部の明快さ、決して煽らない、そしてやはりクール〜これはこれで多くの魅力を再確認しましたね。(溶け合わない、という録音にも問題有)アダージョの美しさはピカイチ。

暖かさと素朴さ、威圧感のないケンペのBeethoven は以前から欲しいと思っていたCD。これはミュンヘン・フィルとの相性でしょう。第5番のあとにベルリン・フィルとの序曲集が収録されており、オーケストラの違いが楽しめます。どうひっくり返って聴いても後者の厚み、深みは明らかだけれど、ミュンヘン・フィルの懐かしさ、暖かさも捨てがたい魅力。

さ、出勤しましょう。

出先から直接帰宅。ほんまは、たっくさんお仕事残っているんだけどね。どうも天変地異(というか、天候不順)の関係で商品が手配できないみたいで、散々お奨めしてきたワタシの立場はともかく、お客の立場はどうなるの?的暗鬱なる気分へと至ってしまう。明日、休みだけどいったん出勤しようかな。自宅でノンビリできる気分ではない。

当然、音楽にも集中できず、どうも中途半端。今朝、ザンデルリンクでSibelius 交響曲第1番を持って出掛けたけど、ほとんどピンと来ない。帰宅して再度!と思ったが、やはり気分が晴れずに音楽に入り込めません。

2003年10月某日

つい一ヶ月前まで「暑い!」と騒いでいたのがウソのように気温が低くなりつつある。昨夜はどうも痰が絡んで寝付けなかった。これから東京。研修というのは何十回受けても好きになれないね。

バーンスタイン/バイエルン放響のSchumannに併録されているのが、Bartok'「弦、打楽器、チェレスタのための音楽」〜バーンスタインらしいたっぷりとした余裕ある音楽だけれど、この作品にはもっと恐ろしい、厳しい印象有。これはブーレーズ/BBC響のイメージかな?Schumannもそうだけど、勢いと熱と、微妙なるアンサンブルの「ややラフさ」は、好きな人はいるだろうな。

久々、オイストラフ/ウィーン響でBach ヴァイオリン協奏曲二曲。もっと時代錯誤的ゆるゆるかと想像していたけれど、驚くべきオーソドックスさの普遍性に違和感はないね。

昨夜、NHK「プロジェクトX」で群馬交響楽団(再放送?)拝見。やや類型的、典型的再現方法が粗っぽく感じるが、音楽に掛ける情熱、倦まず弛まずそれを継続させる高貴な精神は伝わって感動しちゃう。生活苦と栄養失調からくる吐血で退団した夫婦のお子さんが、現在のコンサートマスターであることも驚くべきこと。

2003年10月某日

やや寒いくらい。しばらく事務所に行っていないし、きっと残務の山だろうし、明日からまた東京だし、帰ってきたら朝一番で取引先との会議があるから資料を完成させなくっちゃいけないし、出張報告はあるし・・・で、できれば行きたくない・・・が、そういうわけにもいかないか。

BBSでちょっと乱暴な書き込みをしたことを反省して、マリナー/アカデミーでMozart 交響曲第40番(1970年録音)を確認。いつも(とくにMozart 、Bach では)気にしている「リズム感」もちゃんとあるし、オーソドックスでクセのない演奏でした。(記憶通り)でも、こくというか、アクが足りない。個性というか。もっと自らが枯れると、この演奏の真価が理解できるようになるのか。

バーンスタイン/バイエルン放響のSchumann交響曲第2番(VIRTUOSO Twice 録音年不明)のCD発見。ああ良いね、これほど大げさに、燃え上がるような入れ込み揺れ動き演奏がピタリ決まっていることも珍しい。第1楽章のジンワリ夜が明けていくような期待感〜第2楽章スケルツォの狂乱といってもよいほどの熱狂ぶり。音質良好。オーケストラとの相性抜群か。

さて出勤。

(帰宅)よくできた派遣さんが付いていて、こと細かに仕事を捌いて下さっておりました。順調にお仕事終了・・・で、明日からまた東京(あ〜あ)。通勤ではMahler 「大地の歌」〜ワルター/ウィーン・フィル(1936年)+交響曲第5番「アダージエット」(1938年)。NAXOSのSP板起こしは絶妙だね。戦後の録音も大好きだけど、えも云われぬ熱病のような甘さが漂う。トルボリィのコントラルトは、この作品でのひとつの理想的スタイルか。フェリアより好きかも。

BBS書き込みに敬意を表して、Rosettiのホルン協奏曲集(ARTE NOVA)〜バボラーク/モイザス/バイエルン室内フィル(2001年録音)〜「ソロは滅茶苦茶上手いね。初めて解説を確認したが、ティルシャル(チェコ・フィル主席)門下のチェコ派なんですね。適度な甘さと、流麗さ、軽快さと色気あるホルン。作品的にもMozart に負けない躍動と愉悦感に満ちて、幸せになれる一枚」→ワタシの書き込み如何でしょうか。

2003年10月某日

きょうも休み。明日の出勤を考えると憂鬱になっちゃう。きょう、ちょっと事務所に行ってみようかな?床屋さんにもいかなっくちゃ。

昨夜もいろいろパソコンをいじってみて、ずっと調子悪かった本体も外付けCDR問題もすべて解決したのに、CDROMのみ認識しない〜どうも気分的にすっきりしないまま就寝。すると夢でお告げが・・・設定じゃなくて、なんらかの原因(もしかしたら初期不良?)で機能的に壊れているのかも・・・ということで、早朝に起床して交換。

CDROMドライブはもともと安いし、手持ち在庫三台もあり。ケースとの色違いなんのその、無事問題なく作動しました。嗚呼!よかった。もうパソコン・ネタはいいや。

Schumann受容が広がってきていて、今回の室内楽全集(BRILLIANT7枚組2,380円)がトドメかな?とにかく楽しいね。先日聴いた交響曲第2番〜全体的に前中期浪漫派の交響曲は苦手だけれど、この作品だけは昔からOK〜バーンスタイン/バイエルン放響(このCD部屋模様替えの結果行方不明、というか探せない)で、エラく痺れたことも影響大。

今朝はピヒト・アクセンフェルトで「グランド・ソナタ 作品14」「朝の歌 作品133」を。これは滋味深系の演奏だね。図書館貸与品でブレインのR.Straussホルン協二曲(サヴァリッシュ)+Hindemithを。後者はLP時代持っていたけど、ステレオ録音。前者はMozart があれほど話題になる機会が多いのに、こちらは地味な存在か。演奏云々できるほどこの作品には馴染んでいません。豪快朗々であることはわかるけど。

手持ちワルツCDを整理してるが、先日第1回を上梓したので、意欲的に第2回にチャレンジ。半日くらいワルツばかり聴いているが、あと10枚残っていることに気付いて完成断念。第2回分まで執筆済み。飽きずに終わらすのは難しくて、しばらく間を置きましょう。スキャナーで画像を取り込んだり、あちこちサイト検索を掛けたり、を繰り返すとパソコンが時に落ちるのには驚き。やっぱ「Me」じゃ、ね。

2003年10月某日

昨夜、やらんでもいいパソコンの設定に失敗し、また一からセットアップし直し〜深夜迄。バッカみたい。CD-ROMドライブが認識しないことが多い。どうして?こうしてみると「Me」はやはり不安定感がある。

で、音楽には集中できず。そうだなぁ、C.デイヴィスの「春の祭典」の味わいが、少しずつわかってきたかな?スクロヴァチェフスキ/ミネソタ管のStravinsky、Bartok'など久々に聴くが集中できない。デュトワの初期(1970年)録音である「兵士の物語」「リナルド」〜これはまったく素晴らしい。ナレーター(ジェラール・キャラ、と読むのか?)の演技が出色で、フランス語などまったく理解できないが、千変万化する声の表情ですべてのことがわかる(ような錯覚に陥っちゃう)。

「リナルド」〜歌と演技のためのブルレスケ(「ふざける」「おどける」という意か?)〜この作品は初耳で、調べてもわからない。すこぶる楽しく、生き生きとして粗野な表情の作品でした。Haydnの交響曲第44/88/104番〜ワーズワース/カペラ・イストロポリターナ(NAXOS)にて。ココロが洗われるような懐かしい旋律の連続か。虚飾の少ない演奏に不満もない。

ゆっくり休みたい連休だけれど、女房がどうしても息子のところに行きたい、と。で、午前中から名車セルボ・モードで山陽道をとばして行って来ました。結論は予想通り「ダニーの部屋」再来〜そのまま。息子はきょうも学習障害のこども達と一緒の活動に励んでいるが、おまえは「清掃障害」ではないのか?洗濯機を4回まわし、ご近所コインランドリーで1000円分乾燥。ま、女房はこれで満足でしょ。

静かならぬ車中ではあるが、アダム・フィッシャー/ハンガリー国立響によるBartok5枚分。フツウの室内で聴いても弱音が極端に音量が落ちるから、車中ではなおさらです。でも、時々聞こえてくる音楽にはなかなか感心〜威圧感系じゃないのね。一番気に入ったのは故ヘッツェルのヴァイオリン協奏曲二曲。なんと瑞々しく、上品。

夜帰宅し、外付けHDが認識しないので、中身60gbを取り出しパソコンに装着。Windows Meで駆動させているが、CD-ROMがまったく動かない状態に。ドライブは認識しているが、駆動しない。壊れているのかな?外付けCDRはちゃんと動きます。そんな作業をしながら(図書館休館中で長期貸与されている)ハーディングのBrahms 交響曲第3番を。

前回初めて聴いたときはちょっと厳しい評価をしちゃったが、正統派だね。第3番のオーソドックスな風情も悪くない。完成度高過ぎで「若者はもっと冒険しないと」みたいな先入観があったのだろうか。反省します。第4番はもっと燃えるような演奏でしょう。こちらは若々しい情熱があります。

5年ほど愛用しているホームページ作成エディタ「EditHTML」がおかしい。原稿を書いた後、ブラウザを起動しつつリロードするとフリーズする・・・やっぱりMeは不安定なのかな?と、困っていたけれど、じつは起動させるブラウザの設定がおかしくなっていただけ。お粗末。

2003年10月某日

しばらく職場に顔を出していないし、午前中はちょっと行ってみようかな、と迷わないでもなかったが、けっきょくウチでグズグズ。サラリとサイト更新して、パソコン設定し直し。結論的に「XP」→「Me」にバージョン・ダウン〜手持ちの各種デバイス対応が「XP」に至っていないものが多数派のため。外付けHDが結局認識しない。(女房の2000マシンではOK)数万円無駄にしたようでもあり、一方で安定した環境を手に入れた安心料かもね。

C.デイヴィスの「春の祭典」「ペトルーシュカ」〜図書館CDは、集中できていないせいか「火の鳥」よりピンと来ない。引き続き、ヴァントでBruckner 交響曲第9番〜北ドイツ放響(1987/88年リューベック大聖堂ライヴ)を聴き流し、更にSchumann(今回のツァー中唯一の購入物/BRILLIANT)ヴァイオリン・ソナタ集(マリキアン/セロウジ・クラジアン 1988年録音)を堪能。

濃厚な表情で、たっぷりクサく歌ってくれて最高!なにより作品が、気ままで自由自在で素敵じゃない。

昼から所用(ヤボ用)でお出掛け。あ〜あ。

2003年10月某日

もう今週の初め、数日前のこと。土日(珍しく)休みもなくお取り引き先様の肉体労働中心、週が明けてもその作業継続〜夕方ケリを付けてそのまま東京へ。けっきょく、サイト関係者との交流も決めず仕舞い(仙台、大阪と後半酒席が続くし)で、ひとり寂しく五反田のホテルへ。ヒマなのでご当地BOOK・OFFへ。品揃え豊富ながら低価格ラインが750円では触手が伸びないよね。

指定ホテル隣のビル最上階にフラリと入るが、これが広さといい清潔感といい、料理の種類といい、雰囲気・客筋といい、価格といい個人的に理想的なお店でビンゴ!でしたね。(”居酒屋かあさん”〜登録商標らしい)たくさん元気の良いおばさんが働いており、きっぱり「きょうのお奨めはサンマの刺身!」と断言されるので、それにしておく。

太田和彦「超・居酒屋入門」(新潮文庫〜文中の居酒屋論評の視点は”音楽”に対するものと、寸部の違いもない)読みながら日本酒をいただくが、ほんの少し飲んで喰っただけでへろへろになってしまい退散。疲れているのかな?10時には就寝〜6時迄。

翌日、終日会議。飲料菓子の試食たっぷりあり、明らかに喰いすぎ。夜、新橋まで足を延ばしてCDを漁るがSchumannの室内楽全集(7枚組〜BRILLIANT)のみ購入。もう、ここまで出掛ける意味も(品揃え的にも価格的にも)ないな。ちょっとした居酒屋に入るが、さしたる料理もなく、ワリ高な印象でこれは失敗でした。

その翌日、またまた会議。更に仙台に移動して会議二日間。

(仙台にて)

仙台市内〜近郊をぐるぐる回りつつ諸見学でお勉強。夜、酒席。なんやらトイレのすぐ側の部屋で空気が澱んでいたけれど、料理が凄い。質的には(基礎力量は高いよ)ともかく、量が尋常じゃないね。鍋がおいしい(カニ)季節となりました。当然、という顔をして牛タンも出てました。ウニも上質。数人どこか二次会に出掛けたみたいだけれど、そうそうに失礼してホテルへ。風呂も入らず即就寝。

昼過ぎまで会議〜夕方、大阪迄戻って安田さんと個人的交流。深夜、ようやく岡山へ帰宅して一週間終了。ああ、また来週東京なんだよね。疲れ果ててしまった。

2003年10月某日

どんより曇りの朝。一週間の始まりだけれど、今週は休みがなかったし、定例会議対応もなくて直接お取引先へ。4泊分の荷物を持って行かなくっちゃいけないし、本日は肉体労働スタイルだし、明日明後日は会議用服装だし・・・で荷物に悩む。ポータブルCDプレーヤーは持参できず。

(数少ない)お気に入りTV番組が特別編成だったので、音楽はほとんど聴かず。借りてきたシューリヒト二枚組の「未完成」「ハフナー」(ウィーン・フィル 1956年?)〜LP時代以来久々堪能。この味の深さはどうして?同じく図書館よりのStravinsky ヴァイオリン協奏曲〜シュナイダーハン/アンチェル/ベルリン・フィル(1962年)で。これほどわかりやすい明快なる演奏はいままで経験したことがない。破壊的旋律の魅力と、ヴァイオリン本来の持ち味としての美しさがバランスしている。

先日「火の鳥」で感心したC.デイヴィスの「春の祭典」(これも図書館CD)で聴きつつあるが、あわただしい朝でもう出掛けなくっちゃ。こういう味わい系「春の祭典」はじっくり確認しないと。で、当「日誌」は数日間のお休みです。サイト更新も週末まで。

2003年10月某日

休日出勤。というかこれから取引先へ。昨夜、スキャナの設定をしたところで「シャットダウン〜再起動」症状が出たので、この間の〜きっと昨年、前マシン以来の不調は、このデバイス問題であったことを発見!早速、それを削除してみて、おとなしく終了。安心して就寝しましたね。

今朝、女房マシンにつけたCanoScan FB310を代わりに付けてみるが、2000用のドライバで無事駆動、おお!と感激したのも束の間、次回はもう起動しない。あわててセーフ・モードでドライバ削除。事なきを得ましたね。ああ、マシンは初期不良でも何でもなかったのか。スキャナの型式が旧すぎて、XPに対応していないだけなんだね。新しいのを買わないと。

じゃ、出掛けてきます。

お仕事(この作業明日まで〜そのまま東京出張)昼過ぎに本日分終了。肉体労働+精神労働でとにかく疲れる。夕方からの演奏会冒頭で不覚にもやや居眠り状態(反省)。帰宅して、珍しくビールなど少々飲む気になっているのは疲れ故か。

出先まで自宅から一時間くらいかかるのでBeethoven など。交響曲第3番(1954年ベルリン放響〜旧東?)第5番(1939年ベルリン・フィル)〜アーベントロートにて。早めのテンポ、生き生きとして重く、粗削りで妙な推進力がある感じ。車重のある蒸気機関車が疾走するかのよう。繰り返しなし。戦前のベルリン・フィルの弦には色気があります。

帰りは第4番(1949年ライプツィヒ放響)で。オーケストラは違うが個性は同じで、この重量感は貴重です。個性的。

図書館でBruckner交響曲第8番〜有名なるシューリヒト/ウィーン・フィルのリマスター盤を確認。な〜るほど、金管の質感やら、大爆発でも濁らないところ、弦の洗練された奥行き、たしかに手許のCDとはひと味違うか?でも、わざわざお金出してダブり買いしようとは思わないね。

パソコンは下記スキャナ問題と、外付けHDがちゃんと認識できない。問題はそれだけ。ああ、あとプリンタもちゃんと動かないんだよ。どうしようかね。

2003年10月某日

一昨日、AthlonXP1700+マシンが突然永眠。ハードディスクを認識しない。旧ペンティアムMMX200mhマシンをつないでインターネットは覗けるので、Webメールで購入したパソコンショップには電話しておく。何度目か?暗澹たる気持ちであまりよく眠れず、翌日広島〜思ったより早く終わり、事務所に戻って諸作業に勤(いそ)しむことに。なんせ一週間以上事務所を空けるからね。

少々残業して帰宅すると、まだ件のパソコンショップ(遅くまで開いている)は営業時間中だったので、ブツを持って出掛けることに。もう説明だけ訊いて、マシンはドブに捨てたと思って新しいのを買おうかな、と思ったが、担当のお兄さんが優しい人で「ハードディスクを換えてみましょう」と試しに起動してみると、ナント!通常起動しやがるの。ここ数日の不安定さはなんだったの?

もう遅いので、とにかくOSは自分で入れることに。これがいろいろと上手くいかない。ちゃんとしたXPホームエディションを買っているのに「**のフォルダが存在しません」なんて・・・。詳細は「永遠の初心者」ネタとしては凄すぎる内容なのでここでは書く気もないが、とにかく午前一時過ぎまでで完了しない。

本日も出先で(年数回の)肉体労働で、寝不足やらなんやらで気分悪く、頭痛もあり、筋肉痛も、足の骨も痛いまま夕方帰宅。昨日の作業継続で、夕食時迄にようやくちゃんと起動。夜9時までにデータ移設完了。(正確に言うといくつかのデバイスが認識していないし、スキャナもCDRも設定できていない)

昨日の広島新幹線往復は音楽聴きましたよ。ハイティンクの全集からMahler 交響曲第6番(終楽章)第9番、そして第1番〜なにも特別なことをしていないが、ひたすらコンセルトヘボウ管が美しい。昨日の夜からは、音楽を流しても集中できませんでした。

明日、明後日と肉体労働継続〜そのまま東京。ツカレタ。

2003年10月某日

昨夜、我がマシンが突然永眠。データ類は外付けHDなので無事だけれどショックはそうとう。(これは旧マシンに接続して環境を一時取り戻している)Webメールにて、購入したパソコンショップには「もうお金云々の問題はいいから、はっきりさせてくれ」メールしておく。これから広島。サイト更新できるかな?

2003年10月某日

明日、また広島に行くことが決まって、週末は日曜含めてずっと地元で現場仕事(その合間に演奏会も有)なんで、本日種々資料作り、諸作業一気ピーク。来週は一週間に渡って東京〜仙台だし。

Bruckner 交響曲第8/9番〜ヴァント/北ドイツ放響(1987/88年リューベック大聖堂ライヴ)→コレは図書館で借りたもの。残響多すぎ、とヴァント自身が後に再録音を望むこととなったものだけれど、その残響こそが快感であって、聴いていてゾクゾクするほどの感動有。BrucknerはクサるほどCDはあるが、自分で買っても良いと思う。

Franck ヴァイオリン・ソナタ イ長調〜フェラス/バルビゼ(1957年)で。ワタシはボベスコの官能的な演奏に慣れているので、これは神経質に感じちゃう。もっと自由で、儚(はかな)い。録音がイマイチだから、やや散漫な印象を与えるが、これはこれで充分魅力的。

2003年10月某日

なんかずっと体調が良くない。太り過ぎか?そうでしょ、きっと。季節の変わり目でもあるし。外付けCDR機器の調子も良くない。どうしよう。

先日、部屋の模様替えで在庫CDの虫干しをしたが、次々と発見!有。BBSでのR.Straussネタは予想通り盛り上がっていないが(Beeやんより馴染みが薄いということでしょうな)、ライナーのちょっと珍しいもの。シカゴ響とのR.Strauss録音はほぼ全部揃っていて、インゲ・ボルク(s)との歌劇「エレクトラ」(3曲)「サロメ」(2曲)収録。1954-56の録音〜演奏はまったく凄い。強烈で輝かしい金管に強靱なる歌声が一歩も引かない。旋律がとてもわかりやすくて、音質も良好。(YAMACHIKUに在庫有)ライナー/ウィーン・フィルとの録音(DECCA)も欲しいね。

ちょろっとお知り合いである方のサイト閉鎖。超人気サイトだったんだけどね。残念。最近本で聴く音楽の更新もサボっているし、やはり地道にゆっくりとでも続けないと、ね。反省。なんか、オモロい音楽の本になかなか出会わないんですよ。最近。

ご近所図書館にてCD拝借。ヘンヒェン/C.F.E.バッハ室内管でHaydn交響曲第22/55/64番(1993年)〜とにかくオーケストラの音がGood!ウィーン・フィルより向いているんじゃない?「哲学者」は好きな作品だけど、これほどリリカルな美しさを感じたのは初めて。こりゃBeethoven 交響曲第8番の世界に近い。オーソドックスだけれど、ハズむようなリズムがある。

もう一枚借りたCD-Brahms 交響曲第3/4番〜話題の若手ハーディング/ドイツ・カンマーフィル(ブレーメン)にて。ちゃんと新しい世代の録音も確認しておかなくっちゃね。一度聴いたくらいで云々すると判断を誤りがちだけれど、大騒ぎするほどのものかね。もっと過激で超メリハリ演奏かと想像していたけれど。良くできたコンパクトかつオーソドックスな表現、に(いまのところ)思えるが。30人のオーケストラでBrahms を演る、という新機軸の境地迄至ってますか?

さて、本日はいつもの広島行き。天気良好。すっかり秋。

(早めに帰宅)移動中の小さな出来事は「独言」に上梓済。ワイルド(p)/フィストラーリ/ロイヤル・フィルにてE.V.DOHONANYIの「キラキラ星変奏曲」「カプリッチォ」(これらはたいへん美しく珍しい作品)+Tchaikovsky ピアノ協奏曲第1番(1962年)〜CheskyRecordだけれど、ウィルキンソン率いる英DECCAの録音チームによる優れた音質。ワイルドの技術は唖然とするほどだけれど、(口が悪くて申し訳ないが)知性派とは言い難い。ま、好きずきだけど。

Schubert 交響曲第9番ハ長調〜ブレッヒ/RIAS交響楽団にて。ほんまはマデルナのを持っていったはずが、同じレーベルだったので間違って持参。でも、演奏のおもしろさには堪能したね。既にサイト掲載済みだけれど、評価はもっと高くても良い、超個性的+完成度の高いもの。音質がかなり良いのもありがたい。

Bach ピアノ協奏曲集〜ガブリロフ/ニコラエフスキー/室内管弦楽団(1982年)。弱音が繊細で、奥行きのあるピアノでしょう。バックは時代錯誤的に厚い響き・・・というのは時に悪くないが、若干アンサンブルが粗いときがある。チャイコフスキー音楽院辺りのオーケストラかな?

ハーディング/ドイツ・カンマーフィルのBrahms は、交響曲第4番に至ってやや見直し。すっきりさっぱり、わざと大柄にしてない狙いなのか。終楽章はかなり燃えるような盛り上がり有。でもさ、このオーケストラって、もっと激しい、いわばシェルヘンのBeethoven をまともなアンサンブルに仕上げたような表現を期待していたんだけど・・・。

眼が調子悪い。パソコンもCDRを使うとブルーバックのエラー画面が出たりする。なんか心配だね。

 


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