- 音楽日誌2003年4月

音楽日誌

上ほどあたらしくなります
一年はあっと言う間だね、2002年4月厳島にて
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2003年4月某日

おお、4月もあっという間に終了じゃ。昨夜〜今朝に掛けて、Bach ブランデンブルク協奏曲〜ポープル/ロンドン・フェスティヴァル管(いいんじゃない?オーソドックスで穏健派でしっとりとして)→リヒター/彼の室内管(旧録音)〜これは第1/5番の疑似ステレオ化が絶妙に成功していて、オリジナル・ステレオ録音の第2番より音質が優秀!なにより、適度な重量感と腰の据わった「ノリ」が絶妙。後年の録音より良いかも知れない。

Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜シュナーベル/セル/ロンドン・フィルで。コメントできないなぁ。カーゾン(これもバックはセル)のイメージが強すぎて。例のごとしの重苦し/むさ苦し系音楽だけれど、ワタシは意外と好きな作品。Mozart 協奏交響曲 変ホ長調K.297b〜この曲は特別に好きな作品で、ここ最近いろいろ聴いてなんとかサイト用原稿に・・・と悩みつつ〜本日はポープル/ロンドン・フェスティヴァル管で。一昨日はストコフスキーだったかな?次はスウィトナーで確認する予定。

ちょっと肌寒い小雨模様。これから出勤・・・・・音楽日誌は5月へ。

2003年4月某日

昨日はいつものように出勤して、一生懸命資料を作って、いろいろイレギュラー対応をして、会議に参加して、諸作業整理して、また翌日休み、と言う開放感がある。おとなしく帰ろうとしたら、女房からケータイにメールが入り「きょうは”赤とんぼ”ですか?」とのことなので、ならば、ということで、いつもの飲み屋で少々。

誰もいないマンションに一人帰宅。Schubert のピアノ・ソナタ数種類聴きながら、頼まれサイトの改変作業をする。ある意味、こういう「頼まれ作業」はノーミソ空っぽになって気持ちがよい。深夜、シャワーを浴びて、あっというまに熟睡。いい感じ。

今朝、早朝目覚めてゴミ出し。いつもの朝食。良い天気。布団など干して、洗濯して、やはりSchubert やMozart 聴いてひたすらボ〜っとする。あり合わせで昼飯食って、プレートル/ウィーン響の来日公演ビデオ見てたら、居眠りしてしまって気付いたら「未完成」交響曲は終了してました。

こうして気儘な俄独身生活は、無為無策で過ぎていくのであった。夜、女房殿ご帰還。

2003年4月某日

一人暮らし続行。じょじょに部屋の中が散乱しつつある。昨日、ほとんどなにもせず、テレビをつけて、実際上はウツラウツラと居眠りして無為無策に過ごして、こういうのも最高。外食もせず、特別なる買い物も料理もせず、在庫のみで食事、ここ二日一銭も使っていない。昼間はほとんど音楽さえ聴いていない。

日曜ゴールデンタイムのテレビをしばらく見たあと、ようやく音楽を。室井摩耶子さんでSchubert ピアノ・ソナタ第18番ト長調D.894〜謹厳実直な、やや禁欲的、かつ物足りない真面目演奏で、こうしてみるとSchubert だって「肉食系音楽」なのか、と思う。「3つのピアノ小品D.946」のほうが、かなり遅いテンポでちょっと発見がある。

引き続き、Bach 「ゴールドベルク変奏曲」(カニーノ。1993年録音)を。明るくて、軽快なる演奏。考えすぎず、ハズむようなノリもある。全76分でCD一枚に収録されているのも嬉しい。ラスト、アリアが回帰すると、「あっちこっち遊んで回ったけど、疲れたしゆっくり休もう」といった気分になるもの。「本で聴く音楽」久々更新して、ちょっと夜更かしして就寝。よく眠れる。

資源ゴミの回収が気になって、早朝目覚める。気持ちよい、爽やかな天気だ。朝から、数日来の宿題となっていたBruckner交響曲第5番(クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル。1956年)〜有名なるDECCA録音だ。LP時代〜DATへ〜更にMDに移して聴き続けた録音。初期ステレオ録音だけど、これだけ音の広がり(洞穴みたいな音だけど)があれば充分。やや早めでぶっきらぼう、大づかみで、骨太で、委細かまわず、という圧倒的存在感。

2003年4月某日

それなりに夜更かしし、また、いつものように早朝に目覚める。あれ?資源ゴミはきょうだったかな?明日だっけ、と外に出て確認すると、マンション前はツツジが満開。思わずスリムショット(8万画素〜今時ねぇ、ケータイだってもっと鮮明)でちょろりと撮影。気持ちの良い朝。2003年4月29日のツツジ。これは35万画素のプチ・ショットで撮影

いつもの通り朝食を取りながら音楽を聴くが、PIONEERのCDプレーヤー(PD-7010)は、CDの選り好み激しく、BRILLIANTの「杉谷昭子さん Beethoven ピアノ協奏曲」がたびたびトレースできず、止まったり、戻ったりする。たいていのものは大丈夫みたいだけど。大好きなヴァイオリン協奏曲(ピアノ版)を堪能。

食器洗い機を仕掛け、布団も干して、更に洗濯。なにをやっても自由、なにもしなくても自由。

2003年4月某日

休み。女房、大阪に出掛けるので、バス乗り場までクルマで送る。帰り、パソコン屋さんまで行ってみるが、いろいろと食指が伸びない。プリンタ、メモリ、外付けHDなど、必要そうなものはないではないが、ま、なんとか動いているし、という感じか。不調を承知で、無理矢理AthlonXPと相性の悪いメモリを増設して、だましだまし毎日パソコン使用中。原因が分かっていれば、精神的には楽なもの。

図書館で借りた、Mahler 交響曲第5番〜バルビローリ盤はとてもおもしろい。噛みしめるような、ひとつひとつの旋律をていねいに、確認するような演奏ぶりで、これはいつもの「泣き」ではない。まったりと横流れで、縦線を合わす意志もない。「緩い」と感じる人もいるだろうな。ある意味、明快なる演奏。もちろん個性的。2回ほど繰り返して聴いちゃった。おそらく「アダージエット」はこれが最高。

パソコンのメモリをいじったり、テレビ・ドラマの再放送をちょろっと見たり、一人気ままに音楽楽しんだり。ずいぶんMahler ばかり聴いたような?テンシュテットで第6番最終楽章〜第8番全曲、クーベリックで第9番、ショルティで第6番、マデルナ/RAIトリノ響で第9番。バレンボイム/CSOでBruckner第4番は数回。BRUCKNNER交響曲第5番〜クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルはなかなか全曲通せない。

レパード/BBC北部響でDebussy「イベリア」なんかも。いや、キリがない。

2003年4月某日

朝方、激しい雨の物音に驚いてちょっと目覚め、また眠るがヘンな夢を・・・出勤しなくちゃいけないのに、どこか都会の百貨店で時間つぶし〜ああ、もう昼だ、どうしよう・・・というところで目覚め。仕事したくない、という強い欲求が心の底にあるのか。

掲示板で話題のデヤノヴァによるSchubert のソナタ集(NIMBUS)を。D894のト長調ソナタに驚愕。一時間ですよ、このテンポ。BRILLIANT全集中の(ダヴィッド・クイケン)が40分ほどで、これは常識的なテンポ感があるから、なんやら凄い。延々と曲が終わらないかんじ。旋律をていねいに味わっていくこと、存分なる間には異存なし。但し、低音の爆発が美しくない、細かく、早めの旋律で指が回らない印象がある。従って、時に流れが恣意的で不自然となる。

でも、なんやら異常なる味わいはたしかにあって、これはじっくり確認したい演奏だ。

(きょうは充実した仕事だったよ)女房が親兄弟の体調不良で明日から大阪行き。休みを取るため、本日残業〜でワタシも少々残業〜結局、夕飯ついでに少々酒を・・・雨の中、帰宅はそれでも9時過ぎ、なのが地方都市の良いところ。通勤ではブランディス弦楽四重奏団+αでSchubert の弦楽五重奏曲ハ長調〜いやはや、この瑞々しい色気はなに?

図書館で数枚CD借りる。バルビローリのMahler 第5番は未聴だったしね。連休(でもないが)は楽しみましょう。

2003年4月某日

広島で商談〜会議〜商談〜移動で、山口に到着したのは夜の8時頃。ま、新幹線待ちで広島駅前で中古屋さんのCD漁り(4枚1500円)したけど。いつものホテルはインターネットでは満員だったが、直前に電話入れたら「いけます」とのこと。あきらめちゃいけないね。ラーメン食って(侘びしい)湯田温泉入って・・・

翌日も朝一番から山口のお客様と商談。なんやら前日と併せて宿題いっぱいもらっちゃう。ことしはぱっとしないGWだけど、出張がまたまた入ってしまう、というか入れてしまう。けっきょく、出張カバンがパンパンで音楽持参できず。なんやらやたらと疲れていて、眠い眠い。

ふだん、購入したCDをサイトにリスト掲載して「これで更新」・・・なんてやらないほうだけれど、広島Groovin'の成果を。「ウィンナ・ワルツ集」(ガラグリ/シュターツカペレ・ドレスデン)、Bruckner 交響曲第5番(クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル〜例の有名なやつね。LPでは持っていた)、Bruckner交響曲第4番(バレンボイム/シカゴ響〜旧録音だね)、ブランデンブルク協奏曲第4/5/6番(ポープル/ロンドン・フェスティヴァル管)計1501円。ああ、成果有。

2003年4月某日

昨日、車中では、ブーレーズ/BBC響のBartok「弦打チェレ」「火の鳥」いや、もう最高!)、Sibelius 交響曲第5/6/7番〜マゼール/ウィーン・フィルで。これは物議を醸す演奏だな。ある意味、極上の若気の至り。うひひ。昼過ぎに職場に戻って諸実務。これは予定外なので、さっさと身辺整理して職場の仲間と酒席で情報交換。いろいろ難しい問題が出てきちゃった。お得意さまの致命的な不祥事について。

帰宅後、同じく「弦打チェレ」をデュトワで〜いやぁ、大きく印象違いますね。フルニエ/セルのDvora'kチェロ協奏曲は、ああ上品でムダのない演奏だな。再度、きちんとまとめたいな。これからいつもの広島〜山口出張。肩が凝っているのは継続。

2003年4月某日

肌寒い。昨夜から肩が凝っちゃって・・・風邪も流行っているみたい。一ヶ月ほど掛けて、ようやくMahler 交響曲第10番(セル)の件、サイト原稿にまとめる。いつもながらの思いっきり叙情的文章で、知的な演奏を語る・・・(う〜む)。

先日来、Barberを聴いていたけど、おもろいCDが棚から出てきて(VANGUARD 08 4016 71)〜これがゴルシュマン/シンフォニー・オブ・ジ・エアの演奏。ちゃんとステレオです。室内オペラ「A Hand of Bridge」なんて珍しい。これからゆっくりお出掛け。

2003年4月某日

また、新しい一週間。4月が締まって、さすがのワタシも今月はあきまへん、と思っていたら、土曜日に奇跡の逆転発注が入っていて、一気にチーム予算達成!おお。来月はダメだろうな〜と言い続けてもう二年間。あだ名は「オオカミ少年」。少々残業して資料仕上げ。明日は、自家用車で現場まわり。

職場近くでとうとう@freeDの契約済ます。しかたがない。さっそく息子に送付するが、「Q2のコール・バックに気を付けよ」と伝言。なんせダイヤル・アップ時代に前科があるので。今度は高く付くよ、ケータイのコールバックだから。

朝から「ラプソディ・イン・ブルー」〜ヤンドーのピアノで。お気に入りの曲だけど、相当に濃い演奏だね。線が太いのと、細部のワザが効いていてたいへんオモロイ。通勤ではブール/南西ドイツ放響のRavel を〜これ「氷のように冷たい演奏」として有名だけれど、自分の印象は少々異なる。超緻密であり、繊細の度合いが超絶すぎて、色彩が失われてしまった演奏か。色気もなにもかもが吹っ飛んでしまった、恐るべき演奏だ。

岡山交響楽団演奏会の招待状届く。嬉しいね。

2003年4月某日

昨日は昼からみっちり出先で会議。小雨の中、そのまま帰宅。息子用のDoCoMo@freeDの契約でいろいろと悩む。DoCoMoショップじゃないと、年契約ができないというし、ところが岡山のでは端末は定価!名古屋で訊いたときは「ナイショだけど無料」だったのに。ご近所の代理店だと、800円でっせ。5800円も払えるかっちゅうの。でも、もう明日には契約しよう。しかたがない。

どうも気持ちがどんよりしていて、音楽に集中できない。パソコン屋さんにメールしたら「メモリの相性じゃないか」とのこと。たしかに増設分外すと、勝手に再起動、みたいな症状は治まる。でもねぇ、128mbじゃ、今時・・・。愛用のHTMLエディターのパスワードを失ったため、TTTエディターに変更、いろいろカスタマイズしたのも、EditHTMLとインターネット・エクスプローラーとの関連づけが上手く行かなかったため。

ところが本日、久々ノートパソコンを開けたら「QTclip」(クリップボードの履歴をとるソフト)にパスワードを発見、ブラウザとの関連付けも上手くいってようやく「PCクラッシュ前」の状態に近づいた感じ。これで、少しは落ち着いて音楽を聴けるかな?

ストコフスキーの歴史的録音は、「展覧会の絵」(抜粋)〜これ1940/41年の録音なのにステレオ!ほか、Scriabin、LIADOVなどとても楽しい。

2003年4月某日

季節の変わり目であり、出張疲れやら飲み過ぎやらで、ややお疲れ気味ではあるが、よく眠れる。めでたい。

「外国人によるスペインの音楽」(米LONDON2枚組)〜おそらくバルセロナ・オリンピック用に企画されたCDだと思うが、アルヘンタ(これが珍しい)+アンセルメ(これは定評あるもの)の「スペインもの」集大成になっているオモロイCD聴く。アルヘンタ/LSOのスペインものはLP時代からお気に入りでした。wskiはなかったんじゃないかな?リッチ/アンセルメの「スペイン交響曲」も意外とないかも。

(帰宅後)職場の仕事に必要なシステムがいくつかダウンして、午前中は遊んで暮らす羽目に。東京(のシステム担当)から遠隔操作でいろいろやってましたね。仕事にならないので、フライングで昼食に出た(弁当を持ってくるのを忘れた)り、昼からのお得意さまでも会議もいまいちパっとせず、夕方訪問された広島のお客とさっさと飲みに出てしまう。(気楽なサラリーマンよ)

通勤ではBerg「ルル」組曲(マーガ/ニュルンベルク響)、Scho"nberg室内交響曲第2番(アドルフ/フィルハーモニア・スラヴォニニカ〜表記)、Hindemithヴァイオリン・ソナタ(ツヴィッカー/ゴールドマン)〜「ルル」の幻想的な雰囲気はタマランが、Scho"nbergはややアンサンブルがヘロっとしており、Hindemithはじつに辛気くさい旋律。

明日、休日だけれど昼から出勤。午前中は病院と床屋さんかな。パソコンにXPを再度セットアップしてみるが、状況は改善されたのかな?よくわからない。

2003年4月某日

名古屋では手羽先を食い、焼酎をたくさん飲んでしまう。週末に向けて、お客様との会議、おつきあいもあり、土曜日も所用ができてしまう。出張には音楽を持参せず。一泊で帰宅。

パソコンが、やはりどこかおかしい。時に起動せず、ときに落ちる。フリーズする。Windowsのアップ・デートでフリーズすることも有。COOKIEの設定ができない(というか、どうするのか思い出せない?)ようやく、周辺機器の設定はドライバが全部揃って不自由なくなったが、愛用のHTMLエディターの設定パスワードを失って、もしかしたら再度お金を払わないといけないかも。インターネット・エクスプローラーの「編集」設定関連付けもうまくいかない。

いい加減な知識だから、どうも完璧にならない。ああ眠い。

2003年4月某日

本日から珍しく新幹線で東方面へ出張。乗り間違えないようにしないと。昨日はポパというルーマニアのクラリネット奏者の協奏曲を。調べてみるとクラリネットの種類とか、Molterのが一番古いクラリネット協奏曲である、とかいろいろ勉強になっちゃう。モルダヴァ・フィルというのも魅力ある存在。(ルーマニア・エレクト・レコード原盤)

ベーム/ドレスデンでBruckner交響曲第7番(1939年)を聴くが、この人、ほんまに色気がない。謹厳実直質実(でも剛健じゃない)〜これは「人生、苦労は買ってでもするものだよ」な〜んて説教好きな日本人には支持率高いかもね。ロスバウト/南西ドイツ放響(1958年)は、怜悧で引き締まって、聴いていて少々寒く感じるほど〜今朝はちょっと冷えるね。

では、行って来ます。

2003年4月某日

本日、明日からの出張やら続く会議用の資料(二本分)作成日。トラブルなければよいのだけれど。最近、暖かくなるとともに夜はよく眠れるように。 パソコンはどうもおかしい。Norton AntiVirusとWindowsのアップデートが干渉しあってみたい。むずかしいもんだね。今朝は、ポパというルーマニアのクラリネット奏者によるMolter、KRAMA'R、Rossiniの協奏曲。オーケストラはモルダヴァ・フィルなんてなんとも言えないマイナーは雰囲気。明るい音色、オーケストラも雰囲気があってヨロし。

資料は順調に完成。きょうは電話が少なかったのが幸い。ま、夕方に数本たて続けにケータイがなったが、ややあおざめた程度ですよ。帰宅して、いちどNorton AntiVirusを削除。そしてWindowsのアップデート完了。このまま様子を見ましょう。日本語変換ATOK13の「単語登録」は職場から移設。凄いよ〜電話と変換したら(電話・FAX番号)が出るし、職場と変換したら郵便番号から住所まで全部出ます。やりすぎか。

バス通勤中はBizet「アルルの女」〜クリュイタンス/フランス国立放送管弦楽団(1953年録音)〜コレ、まったく素晴らしい・・・って、音楽に気品(ノーブル)があって、録音状態を乗り越えてなんともいえない。Patrie Overture ってなんだろう?と考えてたら「パトリオット・ミサイル」に似ているから連想して、ああ序曲「祖国」なのね。初耳でした。続く交響曲ハ長調も青春の香りがする、薫風漂う演奏。

2003年4月某日

毎回、パソコンに電源を入れるたび心配。ちゃんと起動するかどうか。OSの最新アップデートまでちゃんとして、Norton AntiVirusを入れ、スキャナ、外付けCDRも認識させて、MS-Offiiceも入れて・・・・と、いまのところ問題なし。数年間保って下さるとありがたいが。定期的なバックアップはしましょう。今回はそれでずいぶんと助かった。

Barber、Menotti、Berg、D'indyの管弦楽曲集〜シッパーズ/NYPO/コロンビア響(SONY)で。Barberは「アダージョ」が有名だし、破壊的な取り付きにくさはないけれど、なかなか難解〜というか一種つかみ所のない旋律だと思う。Berg「ヴォツェッック」〜「間奏曲」が出てくるとほっとする。演奏は颯爽として、明るく、希望に満ちて、ほんまに惜しい人を若くして亡くしたものだ。

今朝、引き続きVOXでBarberの2枚組を。これ、1990年代の前半、出て即買ったCDだけど、これもなかなか曲調的に馴染まない。英国音楽とか、Brucknerみたいなものかな?交響曲第1番(ナイス/リュブリャナ放響)第2番(シェンク/ニュジーランド響)、ピアノ協奏曲(ラスキン/エプシュタイン/MIT響)が揃うのは貴重なCDだけれど。MIT響って?マサチューセッツ工科大学?そういえばシェンクはBarberのスペシャリストだけれど、この人も早逝したんだっけ。

(帰宅後)いつもの会議だけれど、新年度のシステムが稼働して、ようやく期中の予算経過がわかるように。予想通り全然ダメ。ことしはいっそう厳しいな。気持ちだけは維持しないと。本日、異動者の歓迎会。9時頃にはタクシーで帰宅。通勤では、Tchaikovskyのピアノ協奏曲第1番〜リヒテル/ムラヴィンスキーにて。子供の頃からLPで親しんだ音源だけど、いまでもドキドキする推進力。思い入れは深い。

2003年4月某日

今朝、パソコンを起動しようとしたら、いつまでも起動しない。まだ、周辺機器も主たるソフトも入れていないのに。いろいろいじっているウチに起動したが、「深刻な問題から回復しました」と警告が出る。なんやら深刻な問題らしい。スキャナと(激安デジカメ)取り込みソフト、CDR(外付け)のドライバ、ソフトを入れるが、問題なくつながる。

ThinFreeOfficeという怪しげなMS-Office互換ソフトを入れるが、正常に起動しない。しかも、パソコンが落ちるのでやめることに。息子のマシンではなんら問題なく動いたんだけれど。やっぱ、MS-Officeを入れるか(正式ユーザー)、Open-Officeに乗り換えるか。

取引先のお店応援(休日出勤)に行くが、昼でさぼって帰ってしまう。行き帰りのクルマでBeethoven 七重奏曲(トスカニーニ〜管弦楽曲版)、BRUCKCNER交響曲第8番(1887年版第1稿)〜ティントナーで。これ演奏は、癒し系・味わい系だけど、曲そのものの絵柄が全然違うじゃないの。よく知っているはずの、旋律が入れ替わっちゃったり、細かい旋律やパートが変わっている。第1楽章ラストなんて全然違って激しく盛り上がっちゃう。

帰宅して、同じ版のインバル盤も再聴〜これ、初めて聴いたときに「粗っぽいなぁ」と思ったのは、版の違いもあるんだね。けっこうアツくて、疾走する演奏か。77分ほどでCD一枚に収まってくださるのも嬉しいね。ティントナー盤はサイト原稿書き直さないと。

息子が出ていった部屋あとに、女房がパソコンやらMD/CDセットを移して自分の城に。で、朝食時に音楽を聴けなくなるので、使っていない真空管アンプ「TU-894」を活用し、HARD OFFにてDENONのスピーカー(3000円)+PIONEERのCDプレーヤー(3000円)で購入(お小遣いで)購入してきて、食堂にセット。いや、もう音最高。

ELGER交響曲第1番〜プリッチャード/BBC交響楽団ライヴで。心情的に英国音楽ははまるね。

2003年4月某日

人生はドラマだね。新しいパソコン注文して、いつ届くかな、なんて楽しみしていたある朝、いつものようにメール・チェックして返事してました。ああ、そういえば金曜日だからサイト定例更新しないと、と思って原稿の入っているフォルダを起動しようとすると・・・・起動しない。フリーズ。再起動。二度と起動しない。ああ、と思いながらそのまま出勤。

バスに乗ったらケータイに電話が〜車中マナー悪いとはいえ、仕事のつらさ、8:00着のトラック一台まだ到着していないと。本日、天中殺か。で、昼休みWebメールから私用のメールを取り出すと、パソコン届きました、との連絡。ああ、我が「VIA-CyriXV-600mh」マシンも、世をはかなんでの覚悟の自決か。(あとでわかったが、HD〜マザーボード迄パーに)

お詫びに出掛け、帰って内部会議、仕事の意欲もない週末〜そのままNewパソコン引き取りに。言い訳しても仕方がないが、夜中の二時まで掛かりましたよ、セットアップ。翌日、休みで午後5時頃ようやく、ほぼ原状回復。今回は定例バックアップがあった(2月末)ので最低限のデータ損失で、代表例がメールデータでした。残念。

明日、休日出勤でお客様の現場応援。来週は怒濤の資料作成と連続会議。予算達成厳しいだろうな。

2003年4月某日

昨夜の「ヤンキー、母校へ帰る」〜北海道北星余市高校の番組、やや予定調和的番組の作り方とはいえ、ボロボロ泣ける。ちょっと、精神が爽やかに。

サバタ/NYPO/ナタン・ミルシテインのBeethoven ヴァイオリン協奏曲(1950年)〜この高貴さ、背筋が伸びた姿勢の良さ、思わず第1楽章終了後、観客が拍手をするのも納得。ベイヌム/コンセルトヘボウでBruckner交響曲第5番〜この人の一連のBrucknerは、カッチリとした現代的な演奏ばかりで感心する。室井摩耶子さんのSchubert ピアノソナタ第18番ト長調〜これ、なんとかサイト用原稿にまとめたいな〜つまり誠実な演奏、ということ。D.946の「小品集」はもっと良い感じ。

これから、自家用車で取引先に出掛けます。CDが聴ける。

2003年4月某日

広島へ。早めに行って、早めに終わって、早めに帰宅。なんとなく肌寒い。

昨夜より、ご近所パソコン屋さんとメールのやりとりして、注文。まず、女房用の液晶ディスプレイ購入〜Metroview MV15 15"LCD TFT @27,800-〜いやもう、これが最高。鮮明だし、画面が広いし、場所は取らないし、で。新しいパソコンはショップ・ブランドなので、これから組み立てとのこと。週末はデータの入れ替え、セットアップやらでたいへんだ。

新幹線ではERATO「優しいクラシック〜心にしみるアダージョ」〜シモーネ/イ・ソリスティ・ヴェネティの「アルビノーニのアダージョ」が良いじゃないの。歯切れの良い弦は、最盛期のイ。ムジチを連想させるし、チェンバロの自由な装飾が楽しい。Mozart ピアノ協奏曲第23番「アダージョ」は、ピレシュの研ぎ澄まされた音色はもちろんだけれど、グシュルバウアーのバックの繊細さに痺れる。

アウスタベ(p)でMessiaen「鳥類譜」(抜粋)〜突拍子もない不協和音の連続だけれど、どうしてMessiaenはこれほど輝かしいのか。まるで宝石箱をひっくり返したような華やかさ。あと、「ガイーヌ」(抜粋)は先日来痺れているロジェストヴェンスキーで。ヘッドホンで聴くと音質の劣化が少々気になる。

2003年4月某日

きょうも東京からエラいさんが来て、少々お付き合い。女房、息子宅からクルマで帰宅。無事160kmの道のりを無事故で戻って参りました。息子のノート・パソコンは回収修理に。それより、もう一台持っていったデスク・トップマシンの液晶ディスプレイ(今時DSTN)がお釈迦になったとのこと。寿命だろうか、3年くらいだけれど。女房マシンのCRT(安物)を送ることに。

とうとう新しいパソコン購入の検討に入る。女房の許し出る。さて、と。

夜、Purcellの「ディドとエネアス」〜ブリトンの指揮で。これはもっと最近の古楽器の成果で聴きたいな。LP時代、レパードの演奏で楽しんだ記憶がある。明日、広島へ。

2003年4月某日

本日、息子入学式。昨夜電話があって、授業用に買ったノート・パソコンのACアダプターの本体側の接触が悪いそう。急ぎSOTECに連絡するが、どうなることやら。帰宅すると女房が戻っていて、夫婦二人だけの生活が始まる。

気分がふさぎがちになるし、やっぱり贅沢して新しいパソコンを買おうかな?オーディオも、3年ほど前にCDプレーヤーを購入以来、手を付けていないし、タンノイのスピーカーでも買うか。10万円で気分が晴れ晴れとなるなら、もしかしたら安いものかもね。

昨夜、カラヤン/ベルリン・フィルで「アルプス交響曲」(1982年ライヴ)。今朝もカラヤンで「ツァラ」(ベルリン・フィル1970年ライヴ)「ドン・ファン」(フィルハーモニア管1952年ライヴ)SCHOENBerg「管弦楽のための変奏曲 作品31」(ベルリン・フィル1969年ライヴ)〜とにかく上手い。カッコ良い。スタイリッシュで厚みもある。疲れているときには、こういう演奏か。

更に「ドン・ファン」(ウィーン・フィル1960年)〜これは英DECCA録音で、ウィーン・フィルを堪能できる。ウィンナ・ホルンの強奏を聴くだけで価値有〜というか、録音が極上だよね。R.STRAUSは屁理屈言わんで、こういう演奏が似合うかも。

2003年4月某日

ちょっとわけあって、朝ゆっくり目の出勤。誰もいない早朝、いつものようにいつもの時間に起きて、コーヒーを入れて、洗濯しつつ、新聞を熟読。音楽を聴きながら〜アムステルダム室内管(リーダー/クレバース)のBach 〜1993年にCD化されたVENUSの1000円シリーズは、録音情報が完備しないのが弱点ながら、これはたしか日本録音(旧トリオ・レコード?)のはず。いま聴くと、ものすごくノンビリとして時代を感じさせる。

Glazunovのヴァイオリン/ピアノ/サキソフォーン協奏曲(OLYNPIA)〜ヴァイオリン協奏曲は有名(シュタッドレル)だけれど、他が珍しい。珠玉の名作。Bruckner交響曲第5番(一部のみ)〜インバルの明晰な演奏は、ここ最近歴史的濃厚演奏ばかり聴いていたので、入り込むのに時間が掛かる。

(帰宅後)元上司が来岡して、みんなと飲んでしまう。大激論。ああ醜いおっさんの言い争い。ま、きょうまで独り身で、夕飯もなかったし、ちょうど良かったけど。

2003年4月某日

今朝、息子の荷物をすべて運び出して、女房の会社の若い人のトラックに積み込み完了。トラックと息子は先に出発し、さて我らランボルギーニ・スズキ・セルボも出発〜と思ったら、ガソリンがない。なければ給油するが、スタンドの兄ちゃんが「お客さん、タイヤ危ないっすよ、割れそうですよ」とのこと。で、タイヤも入れ替え、やや出遅れる。しかし、絶好の引っ越し日和ではある。(挙げ句、夜電話が来て、カード請求19,800円のところ、1,980円と打ってしまったとのこと)

昼頃、広島に到着し、荷物を下ろして、女房の職場の若い人と寿司など食いながら、そのままワタシはそのトラックで帰還。雑然・閑散とした自宅をそれなりに片付け、掃除機を掛けて、やはりやや放心状態。何もしたくない。息子の部屋はガランとしていて殺風景だし、お菓子の入った籠も「ああ、もう息子もいないんだし、友達も来ないな、誰も食べない」等と感慨がある。

置いていったケータイに着信有、商品の欠品で苦情。クルマの中ではMendelssohnの協奏曲全集4枚分(ウチ二枚を。BRILLIANT)。さて、どうやって時間をつぶそうか。

2003年4月某日

ようやく午前中にそれなりに片づいて、息子は床屋に。昼から広島県下に。ちょっと曇りがち〜天候は回復し、道に慣れたせいもあって、気持早めに現地に到着。女房作成リストに従って、ホームセンターにて買い物。カーテンとか、トイレのカバーとか。テレビの台とか。部屋はずいぶんときれいというか高級で、ほんま学生はんは贅沢になったもんでんな。肝心の電気製品の到着が夜7時で、テレビ、全自動洗濯機、冷蔵庫〜ウチからはノートパソコンとデスクトップ・パソコンを持ち込んでいるし、ゲーム機はあるし、もちろんケータイ電話は常識だし・・・って、ほんまこんなんで良いんだろうか、日本は。

夜、息子とふたりで岡山に戻りがてら「げんこつ屋」のラーメン(←サイト紹介はここの店ではないが)が、かなり博多ラーメンに忠実で旨い。但し、豚骨スープが上品でクサくないのは仕方がないか。スープの塩分がずいぶんと抑えられていて、これはこれで見識。ビールを飲みたかったが、運転中だったので、しかたがなくガマン。

スーパー軽・ランボルギーニ・スズキ・セルボ中では、Chemistry、小田和正、岡本真夜、中森明菜等々〜眠くなるので息子と二人で大声で歌いながら運転。明日、ほんちゃんの引っ越しです。女房は入学式まで、うれしがって息子と同行。情けない。

2003年4月某日

地元取引先新店準備も(自分の分担は)きょうがラスト。ほぼ滞りなく昼過ぎに終了して職場に帰還。肉体労働はタマにだと気持ヨロシ。そのあと、上司との定期面談などあり、とにかく最低限の実務を消化して〜いやぁ、肉体労働のあとのビールは上手い!同じチームの若いやつ、上司も合流してけっこう飲みました。ちょっと寒々しい雨模様だから、ぜいたくしてタクシー帰還。

明日は、息子の第一次引っ越し(最終明後日)なのに、全然、部屋が片づいていない〜というか、息子は「引っ越し」〜身辺整理という意味合いを理解していない。膨大なる捨てられないがらくたを抱え、右往左往するばかり。厳しく叱りつける。「これだけすべては持っていけない」「捨てられるものは捨てる」「売れるものは売る」「とにかく全部箱詰めせよ」と。

で、全然音楽聴いてません。今朝方、ストコフスキー/フィラデルフィア管で「田園」。夜中にちょっとMozart 「アポロとヒュアキントス」(ポマー)を。

2003年4月某日

今週いっぱい、取引先の新しいお店の陳列対応。職場からクルマで30分ほど。明日の納品分のデータが昼の時点で飛んでいない!と、いうことで301件のデータを持参の自腹ノートパソコンデータで検索、コードを付けて受注センターにFAX〜疲れました。昼食を取ったのが2時半頃か。ま、このくらいならなんとか・・・でも、二度としたくない。

昨夜〜今朝に掛けて聴いたCD。

クナッパーツブッシュ/スイス・ロマンド管のBrahms 交響曲第2番(1947年。これHistroy10枚組でダブり)+Wagner管弦楽曲集(PREISER)〜いつもながら濃厚なる味わいを堪能できる。Mozart 協奏交響曲K297b〜ストコフスキー/フィラッデルフィア管(1947年)。はっきり言って、後年のオーマンディ盤より上手い。なにより、終楽章のノンビリと引きずるような表情がたまらない魅力。

Shostakovich交響曲第10番〜オイストラフ/ベルリン響(1972年)。コレ例のザンデルリンクBOX(harmonia mundi)5枚組3,990円のうち、騙しのように一枚含まれていたもの。予想外にいきいきとして、明快な演奏で、ちょっと苦手なこと演奏を見直しました。

2003年4月某日

昨夜〜今朝に掛けて聴いたCD。

Khachaturian「ガイーヌ」抜粋〜ロジェストヴェンスキー/レニングラード・フィルで。これ小学生の時、17cmLPで所有していたもので1999年にCD化されたもの(中古580円)。恐るべき躍動感溢れる演奏で、三曲ほどはCDで初対面の録音も含まれている。Mozart 交響曲第39/40/41番〜ベーム/コンセルヘボウ管(中古380円)。これもLP時代グロリア・シリーズで所有していたもので、1955年の古い録音なのに、内声部(例えばファゴット)が明快で、几帳面なる、しかもオーケストラのほっこりとした響きが快い。

まだ流し聴きだから即断できないが、Historyベーム10枚組は、どうも全体に面白くない〜というか、謹厳実直でこの時代だったらもっとなんやらもの凄い個性的なのがゾロゾロしていて、その期待から外れているのかな。これから出勤。本日は一旦事務所に寄ってトラブル処理二件、あと終日外出〜肉体労働。

2003年4月某日

朝から広島へ。いつもなら現場回りはクルマだけれど、誰も都合がつかず、公共機関一本で。天気予報「曇」を信じて出発したのに、しとしと小雨模様。寒くはないが、春の雰囲気ではない。気分もスッキリせず。

移動時間が長いので、MDを持参。Mahler 交響曲第10番全曲(モリス/ニュー・フィルハーモニア管)〜これはまったり柔らかく歌って最高。同じく「アダージョ」のみベルティーニ(1991年ライヴ)〜こちらはもっと神経質か。第4番はインバルの1989年の来日ライヴで〜これは緻密さと、ライヴの感興の高まりが楽しめる。

Saint-Sae"ns交響曲第3番〜ヤノフスキ/フランス国立フィルで1995年の来日公演を。手堅く、奇を衒わない演奏は好感を持てるが、ROUSELの「バッカスとアリアーヌ」のほうが、曲的にはずっと楽しい。ほか、1994年ルーヴィヒスブルグ音楽祭のDebussy室内楽〜シフ(vc)マイヤー(cl)フォクト(p)〜なかなか雄弁な演奏でした。


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi