音楽日誌

上ほどあたらしくなります
2002年8月15日 阿波踊りの熱狂
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2002年8月某日

山口県宇部市で(肉体労働系)出張2泊。インターネットでホテルを予約したら「高度成長時代には一流だった」風で、部屋が臭くて最悪。とにかく湿度が異常に高くて不快な天候、ビールが旨い。同行した若い者は同郷で嗜好が一致するので、極上のサカナを堪能。

例の如しで週末のトラブル連続〜とうとうクリヤできず。矛盾来週まで持ち越し。疲れ果て広島途中下車、現場回り4件。出張に音楽同行せず。清水義範2冊読了。帰宅して、三度ティントナーでBruckner交響曲第3番〜あわてず、騒がず、余裕の幅広さ有。

なんやら遊んでばかりの8月いつの間にやら終了か。台風の影響でやたらと風が強い。

2002年8月某日

早朝、広島行きで会議をこなすが、自己嫌悪続く。ちゃんと仕事、せい!>と、自分に。

新幹線移動中はグールドの「ゴールドベルク変奏曲」(新しいほう)〜極限まで細部に拘って、作り上げられた世界だけれど、その完成度は筆舌に尽くしがたい美しさ。続いて、先日来克服した(ハイティンクにて)Bruckner交響曲第4番はマズア/ベルリン・フィルで。滅茶苦茶オーケストラが上手い。

昨日来、不快指数異常に高く、気分悪く頭痛さえ有。早く帰る。帰宅して、ティントナーでBruckner交響曲第3番(1873原典版)〜これは全集中屈指の演奏か。

BBSでの論議活発で喜ばしいが、微妙に思いが伝わっていないようで、やや「腹立日記」状態。ダメ?知名度(有名無名問わず)に関わらず、とにかく音楽を聴く、ということじゃ。音源は安くないと聴けないのは前提だけれど。昔、嫌いだった演奏が好きになることもあるかも知れないし、その逆もあるかも。お仕着せの蘊蓄無用。語れ!自らの言葉で。思いで。ま、百家争鳴でよろしいこと。

明日から週末まで連続出張なので、今週は早めにサイト更新しなきゃ。

2002年8月某日

深刻なる「会議消化症」。会議を乗り切っていくことは、じつはなんの仕事にもなっていないという恐怖。資本主義の激烈なる競争の中においては、あとあとの数字が結論を出す。数値に責任を持とうと思えば、現在の自分の姿に唖然とするばかり。まだ、火曜日でっせ。

で、本日、朝一番で取引先との会議を乗り切り、一日中ぼんやりと実務をこなし、明日朝一番の新幹線でまた広島で会議。ワタシは乗り切るんだろうけど、なんか違う?〜なんていう思いを胸に、ぶり返した暑さを口実にビール/ビール。

嗚呼。(通勤ではカザルスのSchumann。帰宅してからはSibelius の交響曲第2番をトスカニーニで、いちおう)

2002年8月某日

サラリーマンとしてはツラい一週間の始まり。相変わらず眠りが浅い。やや涼しくなって、音楽に集中できる環境が整いつつあるが、精神的に散漫でいけない。

1996年以来、散々使ってきた(現)女房マシン(Winchip-C6-200mh)〜コレ、散々分解し、改造し、増設し、それでも故障ひとつせず、結果もっとも金を掛け、ワタシのお勉強になったパソコンだけれど、息子お友達払い下げマシンの動作を注意深く観察した結果「大丈夫」との結論で、お払い箱〜女房の友人に譲ることに。感無量。

今時、同世代で「パソコンにさわったことない」なんて、驚きの状況だけれど、こうして譲ることになると、ハードの価格云々より設定(ソフト選定)とか、使用説明のほうが手間暇たいへんと実感する。

昨日来、Walton のヴァイオリン協奏曲(カン〜NAXOS盤)を。あちこち美しい、と思いつつ全貌がよくわからない。ハイフェッツ盤の圧倒的感銘はなんだったのか?再確認しなきゃ。

昼休み、CD(キャッシュ・ディスペンサー)に行ったついでにタワーを覗いたらハイティンク/ウィーン・フィルのBruckner第4/5番が安かったので購入。で、またやっちまった「ダブリ買い」。てっきり手持ちの第4番がコンセルトヘボウだとばかり思っていたら、ウィーン・フィル。ガックリ。でもね、コレ、ほんまに良い演奏なんですよ、自然体の極み。

通勤ではインバル/フランクフルト放響でMahler 第4番(1989年ライヴ)〜緊張感溢れる弦が素晴らしい。

2002年8月某日

息子のお友達用PCを購入、セットアップ作業して受け渡し。手元には旧い半壊れのものが残る。コレなんとかできないか?と、分解したり、掃除したり、接続し直したり、で久々の作業に手、指、数ヶ所切ってしまう。で、結論的には「なんとかなる」〜ハード・ディスクを載せ替えたり、FDDを交換したり、で無事動くように〜女房マシンよりスペックが上となるので、データ・バックアップ実施。

夜、息子の希望によって焼き肉屋へ。音楽聴いていたけれど、ひたすらマシンの分解・改造に集中していたので、印象〜そもそも記憶なし。ワルターのMahler 交響曲第5番のみ、嗚呼、良い演奏だなぁ、と。

今日は暑い。でも、さすがに往年の勢いはなし。

2002年8月某日

休みボケから回復できぬまま一週間終了。ビールなど少々飲みに行く。息子からケータイに電話が来て、友人のパソコンが故障したので修理+増設してほしい、とのこと。帰宅すると、久々いろいろやってみる。コレ、即睡眠不足になるからたいへん。型式もかなり旧い。Windows3.1〜95辺りのもの。当時は高かったんだろうなぁ。

いちおう動くように回復したが、かなり怪しいところもあって、結論的に「一万円で増設するか、4万円で新品買うか」との判断提示。当然「新品」に。週末休日はパソコンのセット・アップ作業になりそう。

BBSたいへんなにぎわいでありがたいが、土曜の朝からつながらない。レンタル元のHotCakeもつながらないから、サーバー不調でしょう。NAXOSでMozart のファゴット、オーボエ、クラリネット協奏曲。とても良いんじゃないの。ベーム/ウィーン・フィルに負けないと思う。しつこくシューリヒト「英雄」(1941年)〜彼にしてはそれほどでも・・・と、思いつつ苦手Beethoven も彼だったら聴けちゃう。

2002年8月某日

かなり涼しいが、週末はまた暑くなるとのこと。午前中、机回りを一ヶ月ぶりくらいに整理整頓。昼から広島へうち合わせ。ようやく、仕事の雰囲気というか、気持になってきた感じ。移動中はElgar(マッケラス)、Deliusのヴァイオリン協奏曲(ホームズ)など。引き続きと帰りはMahler 「復活」(サラステ/スウェーデン放響1995ライヴ)〜これは、涼やかなオーケストラの響きが魅力。

直接帰宅。先日250円で買った「運命」「未完成」(ハイティンク)を聴く。ま、フツウの演奏だけれど、この組み合わせはかつて「初心者」必携のものだったはず。ワタシが少年だった頃はカラヤンのがベスト・セラーだったなぁ。なんやら平和で良い時代だったような・・・・そんな気持。

2002年8月某日

涼しい。季節の変わり目のせいか、体調イマイチ。もちろん仕事はいつものこと。歴史的録音の魅力は果てしないが、曲目的に偏ってしまうことも有。で。Shostakovich「ボルト」「ジャズ組曲」等〜ヤブロンスキー/ロシア国立響(コレ、NAXOSとしては出色の有名オーケストラ)で。2001年録音だから、近年ロシアのオーケストラも経営が苦しいのかな?サーカスの音楽みたいで楽しいし、演奏も録音もなかなか。

通勤はChausson「コンセール」〜ハイフェッツの古い録音で。ま、とくかく、遣る瀬ない旋律、もの凄い名曲〜演奏には少々色気が足りないが。

Beethoven の交響曲第5番ハ短調〜ワタシのもっとも苦手とする類の音楽だけれど、シューリヒト/パリ音楽院(1946年)だったらずいぶんと軽快で聴きやすい。目立たない金管楽器の扱いなど興味深い。ついでに1957年のも聴いてみるが、いつもクソミソに言うEMI録音が(1946年と比べると)いつになく新鮮(に感じるのも皮肉)。

2002年8月某日

昨夜はワルターならぬシューリヒトで「大地の歌」。コレ、最初に聴いたときは音質的に(そりゃ、1939年のライヴだから)不満だったが、何度か聴くとすっかりハマる。これもトルボリィ登場。演奏は、細部まで明快で所謂表現的な古さをまったく感じさせない。歴史的録音はこうだから止められん。

涼しくて気持ヨロシ。台風の影響?それともこのまま秋になるの?今月も見事に予算達成し、帰りに祝杯のビールを飲むが、やたらと回る。早めに帰るが、とにかく眠い。

ガッキィファイター:日垣隆のオフィシャルサイト 」〜コレ、有田さん絡み、長野県知事選絡みで見つけたサイトだけれど、同世代だし、野次馬的興味と視点のガンコさから興味尽きない。ネットの世界はフリージャーナリストには最適な媒体か?

通勤MDは、昨日Mahler 第6番(ヤノフスキ/オーストリア放響1988)、一昨日は第4番(インバル/フランクフルト放響1989)〜すっかりMahler モードだ。Brucknerにはここ数ヶ月集中できない。シューリヒト10枚組は、クーレンカンプ/マイナルディとのBrahms ダブル・コンチェルトが素晴らしい。録音も良好。

2002年8月某日

休日最終日、背中が痛い。例の「結石発作」の前触れ?どうも緊張のせいか、かなり眠りが浅い。

Haydn/Mozart (偽作?)協奏交響曲〜ノイマン/ゲヴァントハウスとスウィトナー/ドレスデンで。これはオーケストラの個性を確認するのにちょうど良い一枚。両曲とも名曲、楽しさひとしお。期待のNAXOS「大地の歌」(ワルター/ウィーン・フィル1936年)は、音質イマイチ?

(出勤。心身共に休みボケ状態〜ボロボロで帰宅後)・・というのは、じつは集中力の問題で「アダージエット」を再聴するとそこに陶酔の世界が広がる。メンゲルベルクの熱病のような濃厚さとは別世界の、上品な優しさが溢れる。「私はこの夜に忘れられ」に深く耽溺し、「大地の歌」は時を改めて楽しみたいと思う。「トルボルク」表示は「トルボリィ」が正しいはず。

あぶく銭が入ったため、フツウはビールでも飲みに行くんだけれど、体調イマイチだから自制。昼休みにタワーに行ったらシューリヒトが沢山あって、14,000円ほど使い果たす。「あぶく銭」は貯めない主義。きれいに泡と消す。

2002年8月某日

松山でのバスの待ち時間にレコード屋さんにて時間をツブしていたら、NAXOSが気になったので、数枚購入する。(安くはない、むしろ高い)が、ティントナーのBruckner「00番」見事にダブリ。数年前に購入済みであること、第4番終楽章異稿「民衆の踊り」収録も完全に失念。情けない。意地になって、2度再聴する。

阿波踊りの印象を忘れないウチに上梓。なんやら多彩で、いろんな人にご迷惑を掛けた休みだった。新しい眼鏡を取りにいったついでにBOOK・OFFへ。@250CD3枚購入。(PHILIPSの定評ある名曲名演)カラヤン/セルによるロシア有名ソロイスツ勢揃いBeethoven /Brahms 協奏曲(有名なやつ)500円。

2002年8月某日

阿波踊り最終日へ、初体験。徳島在住S氏のご厚意で泊めていただく。昼過ぎに到着、ワタシの希望で「雨乞いの滝」(例の如しのマイナス・イオン要求)500mの急坂も汗みどろになりながら堪能。夕方、娘盛りの美人長女(サイトに掲載できないのが残念)のご尊顔も拝しながらいざ出発。(ちなみに後で確認したが、妹さんがまた素敵)

この熱狂的な感動をどう伝えたらよろしいか。阿波踊りは誤解されている。ニューウェイヴも生まれている。基本的にこの激しいリズムと鍛え上げられ、計算し尽くされた踊りは若者だけの特権。「見るものじゃなく、踊るもの」?ウソ言え。ヘタなシロウト踊りなんか見られたもんじゃない。もし参加するんなら、真剣に鍛えないと。天性のリズム感も必要でっせ。(別項、まとめなくちゃ)

この日でワタシの夏休み終了。そのまま仕事で松山へ移動。お得意さまとお店回り、その後、松山の酒を堪能。その酒席が終わった頃、遅れて大阪から到着した取引先があって、またまた一から飲み直し。2002年後半の仕事開始も、いきなりこの調子じゃ、ね?

翌日、一日研修につき合って、夕方バスで帰ってきました。少々ツカれました。また、太ったみたい。音楽聴かず。しばらく。

2002年8月某日

夏休みラスト。ご厚意に甘えて阿波踊りへ。そのまま、松山出張で下期お仕事再開。

都はるみなんて、幼少の頃から洋楽嗜好だったワタシ(ホンマ。小学生低学年でPPMとか、プロコルハルムを聴いていた)としては興味も何もなかったが、こうして中年になると、彼女の歌、生き方そのものが気になるように。(中上健二辺りからかな?興味が出たのは)彼女のサイトを見ていると、一種胸を熱くするものがある。とくに「はるみの徒然草紙」ね。

ブロムシュテットのBeethoven に煮詰まったか、硬派の音楽は聴けない。ゴスペラーズ、竹内まりあちゃんなど。昨日はMAX、小田和正さん、岡本真夜ちゃん(この人の低音は極上のセクシーさ)など。

2002年8月某日

女房帰ってきて、乱れきった家庭の清掃に精を出しているから、いつもの休日化。Haydn「天地創造」(抜粋)フォルスター/ベルリン響(旧西)聴くが、これは「四季」とはかなり落ちる演奏でツマラない。ホラぼや様から、三島フィルCD到着、強制的に聴かされ、ありがたく(しかたがなく?)サイト上梓。

昼から、ご近所巨大銭湯行き。どうもカラダが重い。やはり運動不足の休みであった。音楽聴く気も起きない。長野県知事選告示。ワタシは当然、田中さん支持、というか、県議会はアホすぎるし、対立候補が胡散臭過ぎ。いや、もうトコトンやって欲しい。もう土建屋国家=日本は止めましょ。

2002年8月某日

苦難の湯原温泉ドライブ紀行まとめる。夕方から児島(海を眺めるだけで癒され状態)におじゃまして、体操服屋の若旦那とお酒(素晴らしいお魚)。夜、駅まで(帰ってきた)女房に迎えに来てもらう。阿波踊りに、最終的にはワタシ一人で訪問することに。

2002年8月某日

朝、雷雨。暑さもやや遠慮気味か。突然、思いついてひとり湯原温泉行き。往復230km。ブロムシュテットのBeethoven 全集ほぼ聴いてしまう。発見多。詳細HPにまとめる必要有。温泉自体は???ノーミソ空にしてドライブする楽しみ。

夜、息子と二人焼鳥屋で歓談。(息子は当然ウーロン茶)快い疲れで、風呂も入らず寝てしまう。(翌朝入浴)

2002年8月某日

昨夜は12時に就寝。即、深い眠りについて早朝5:30目が覚める。(老人モードか?)少々目が疲れている(それでも日常仕事の比ではない)が体調も良く、ご近所散歩〜今村神社参拝をおこなう。(「早起き会」ご老人と途中遭遇)

「名器の響き」(アモイヤル)を聴きながら冷凍ピザなどをいただく。このCD、現代楽器だし、収録が中途半端だからちょっと現代における存在価値は難しいかな。引き続き、Faureのレクイエム〜あまりに有名で評価の高いクリュイタンス盤で。「CDになったら合唱が粗かった」なんていう論評を見たことがあるが、どうなんでしょ?ワタシには存分に繊細で、美しく聞こえるが。

午前中、クルマにガソリンを入れるついでに「ぽかぽか温泉」(いわゆる大型銭湯ね)でくつろいじゃう。帰りに懸案だった「怪しげ古本屋」(なんども前を通ったが入ったことなし)に寄ったが、その怪しさ並じゃない。相当の広さ、本やLP、昔の家具、家具調のステレオなどが埃にまみれ、雑然と鬱そうと積み上げられ、かび臭くて長時間滞在不可能。LP好きの人はタマらんだろうな、値段も確かめなかったが。本一冊買って退却。

息子と昼食後、意識を失うように昼寝。気持ヨロシ。さて、ということで放置してあったHaydn「四季」(抜粋)聴き出すが、興味深い疑問が次々と・・・・。

まず、お恥ずかしいことに、コレ初めて聴いた曲みたい、ワタシ。いや、素晴らしく楽しい名曲なんだけど、「春」〜シモンのアリアが、交響曲第94番「驚愕」の有名な第2楽章と同じじゃないの。農民の素朴な歓びを歌ったオラトリオ、とのことだけれど、インターネットで楽曲解説をさがしてもほとんど出てこない。

ゲンネンヴァイン/南ドイツ・マドリガル合唱団というから、てっきりルートヴィヒスブルグ音楽祭盤かと思っていたら、バイエルン州立管弦楽団と書いてあるし、歌手がフランツ・クラス、エディット・マティス、ニコライ・ゲッダだから、例のBRILLIANTで出ているものと違うみたい。あちらはヘレン・ドナート、クルト・ヴィドマー、アダルベルト・クラウスですもんね。

「秋」の合唱と、力強いホルンの叫びは圧巻の喜ばしさ。Vivaldiの「四季」より楽しいかも。

夕方から、児島の体操服屋の若旦那、来訪。ワタシ秘蔵のエア・チェック音源でオーケストラ当てクイズで盛り上がる。酒も飲まず40絡みのおっさんが密室で数時間怪しい楽しみ有。

2002年8月某日

昨夜の取引先との集団飲み会は、相手先の常務逝去でお流れとなり、会場が当日キャンセルできないので、急遽「職場ご苦労様会」に変更。「はまゆう」というとてつもない魚料理と日本酒飲み放題のお店。数回、お客様との飲み会に使った会場だけれど、たまたまワタシはいつも出張とかに重なっていて初体験。これは食いきれる量ではない。質も凄い。2次会は逃げ切って早めに帰宅。

嗚呼、夏休みだ。気分的に解放されたみたい。Beethoven 交響曲第3番(シューリヒト/ベルリン・フィル1937年)〜コレ、音質的にイマイチ様子がわからない。情報的にも1942年録音?のものと違うのか。でも、Beethoven が聴ける精神状態はありがたい。

BBSで「カラヤン嫌い」書き込みで、ワタシは「嫌悪」「絶対聴きたくない」みたいな意で使ったわけではないが、カラヤン・ファンの方から叱られる。反省。個々の演奏については、それぞれのコメントをしているつもりだけれど、NETの世界では細かいニュアンスとかが伝わらないし、いろいろな方々の思い入れがあって、そこは大切に、丁寧にしないと。ね。

田中真希子さん議員辞職。これでつい先日まで舞台上でスポットライトを浴びていた人々のウチ、残っているのはムネオさんのみとなった。日本ハム〜予想通り、ことはどんどん大きくなる。「ワタシの独断」〜子会社の営業部長談。そんなはずねぇだろ?(可哀想)

女房、朝から大阪行き。クルマで出発先へ送っていく。

2002年8月某日

昨夜はElgar(カザルス)のMDへの音質(録音レベル低すぎ)が気に食わず、録音し直し。これで、カザルス・フィーヴァー状態となって、Bruch 、Schumann やBach のブランデンブルク協奏曲第5番(シゲティ、イストミン、ワマーなど)など、次々MD化する。音楽は音質を越えて伝わる。

広島へ(気の進まぬ)出張。(メンドーで、たいした用事ではない。さぼりたかったが)でも、行ってみるといろいろと発見があったり、親密にお客から相談受けたりと、ま、悪いことばかりではない。皆さんと一緒に昼食を取って、帰りの新幹線では死んだように眠ってしまう。

移動中はBartok「管弦楽のための協奏曲」(デュトワ/コンセルトヘボウ1991ライヴ)〜コレ、まったく素晴らしい。オーケストラの妙技性と指揮者のバランス感覚、そして実演の熱気が理想的な状態。(ついでに入れている)「イタリア」交響曲(シモーネ/グルベンキアン管1993ライヴ)〜これもいつになく素直に聴いちゃう(苦手な曲だけれど)。帰りはMahler 交響曲第3番(メータ/ウィーン・フィル1987年ライヴ)〜愛聴のアバド/ECユース管ライヴの鮮度にかなわないが、充分練り上げられ、完成度の高い演奏に間違いない。

目が疲れている。明日、午前中、地元取引先と会議、昼から個別折衝、夕方、別件で問屋さんのご相談受け、夜、お付き合いの酒席。いや、もう限界です。そのまま夏休み、でも、女房はいない(大阪行き)し、行き先決まっていないし、で、ゴロゴロ休みだけは避けたいが、とにかく疲れている・・・・。

2002年8月某日

事務所に籠もって、懸案のゴミタメ実務を着々と処理して、内部打ち合わせなんかを主催すると「仕事をしている錯覚」に陥る。実務は重要だけれど、誰でもできる(ん?ほんま?)問題解決のカギは現場に有。(殺人事件みたい)明日、また広島。お好み焼きは止めよう。先週食ったから。

ついさっき、通勤のバスで聴いた音楽が思い出せない。「MDで音楽を聴いた」ことは覚えているからボケではないとのこと。カザルスのDvora'kとElgarの協奏曲でした。相当に古い録音(しかも、安物Toshiba製カセットへエア・チェック)〜それでもDvora'kは音質も演奏も新鮮そのもの。セルのバックが極上でっせ。

サバタを(事実上初めて)聴く。まず、ベルリン・フィルとのWagner、R.Straussが素晴らしい。朗々と色気タップリ〜コレベルリン・フィルの威力?と思ったが、LSOでも、聖チェチーリア音楽院管でも、その色気はなんら変わらない。この人の録音はもっと聴いてみたいもの。

2002年8月某日

久々出勤。ま、いろいろと(予想通りの範疇で)たくさん、諸々有。でも、ラストは皆お客さんと笑顔と冗談でクリヤさ!(こちらは泣き顔)もー、あっつくてあっつくて6時業務終了。ビール飲みました。帰って、ご飯ちゃんと食べました。(だから痩せない)

通勤で(しつこく)アバド/ECユース・オーケストラのMahler 第3番〜終楽章。いやもう、シミジミとヨロシなぁ。泣けます。(帰宅してテンシュテットを聴いたけど、オーケストラと録音悪すぎ)引き続きノイマンで「巨人」(ライヴ)〜オン・マイクでチェコ・フィルの音が明快に聞こえるの。ホルンなんて鳥肌モノ。

明日、もう一踏ん張りで資料完成(しないといけない)。今日、資料の下調べと概要は出来たからね。なんとかなるはず。(と、いいつつ見事なトラブルがやってきたりするからこわいもの)

2002年8月某日

ミニ夏休み(第1次)最終日。暑くてよく眠れない。

メンゲルベルクでMahler 交響曲第4番にすっかり感服する。この個性、完璧。バルビローリで第1番〜音質が想像以上に良好なこと、細部まで明快な表現であることに感心するが、まだ、彼のマジックは完全に把握できない。ホルヴァートの「復活」〜終楽章をzyx盤で「どの辺りがカット?」と確かめるが、イマイチよくわからない。でも、壮絶な演奏であることに間違いなし。

眼鏡を作りに行く。5年ぶりかな?予備の眼鏡がそうとうに危うくて、眼鏡なしだと日常生活アウトなワタシにとっては大きな出費。しかも乱視が酷い。最近「価格破壊!」とかいうことで、一万円くらいでなんとか、と思ったが、それなりのものを選んでいくときっちり5万円ほど〜それでも前回より2万円安いか。

Beethoven 交響曲第7番〜アツモン/デトモルト・フィルで。結局、この曲に何を求めるか、ということで、剛直、強面の演奏は少々ご遠慮申し上げたい。もっと優しいのを所望。ヘルビッヒ/ベルリン交響楽団でBrahms 交響曲第1番〜コレ、まったく素晴らしい。第2/3番も良かったが、深々とした地味渋系サウンドが薄曇りの大地に広がっていくようなスケール感。いつの日か第4番を見つけましょう。

息子ご帰還。お友達共々無事元気で帰ってきたのはヨロシいが、ウチで負担した京都までの新幹線回数券でもめているらしい。女房も悪いが、高校生はまだカネの始末をキチンとすることを良く理解していない。

2002年8月某日

ミニ夏休み中。ケータイに電話が掛かって緊急処置有。昼からちょろりと「岡山まつり」(ウチの職場の真ん前)を女房と覗きに行ってくるが、あまりの暑さにちょっとだけお買い物してそのまま帰宅〜テレビ見ながらビール飲んでウトウト。

アシュケナージ/LSOで「古典交響曲」〜コレ、デビュー録音かな?もの凄くテンション高くて素敵。デュトワのRavel 管弦楽曲集〜上手すぎ、キマりすぎ、流石。いかんなぁ、こんな定評ある録音に感動しちゃ。夜、お好み焼きなど作ってテレビを見て過ごす。ゴロゴロして何もやる気起きず。

2002年8月某日

休み。やや二日酔い(少々頭痛)気味だけれど、早朝から目が覚め、MD音源の再録(レベル再調整など)する。コルトーのFranck とか、ハイフェッツのChaussonとか。余録だけれど、ハイフェッツのWALTN協奏曲が素晴らしい名曲であることを発見。アバド/マーラー・ユース管の交響曲第3番(1988年)ライヴも数年ぶりにMDに入れ直し。

この演奏を聴く度、子供時代の楽しい夏休みを連想して幸せになれる。

ステレオ・パソコン部屋を閉め切って、エアコン(台湾製の窓クール)で冷やしつつ終日エア・チェック音源点検作業。ノイマン/チェコ・フィルのMahler 交響曲第1番(1989年フェルゼンライト・シューレ・ライヴ)〜これ、燃えるような骨太の演奏。有田正広のブランデンブルク協奏曲第5番〜1990年頃のスタジオ(放送用)録音で、オーソドックスで完成度が高い。ヴェス/ヴュルテンベルク国立管のBruckner交響曲第9番(1984年ライヴ)〜久々に、自然体の演奏ぶりに感激し、MD音源を作り直すことに。

息子不在で、女房と二人外食。

2002年8月某日

早朝から広島へ。広島までの回数券を取り出したつもりが、寝ぼけ状態で気が付くと小郡までのを取り出していて、数千円の損。広島から在来線で30分くらいの駅で、その旨お話ししたら、ちゃんと処理してくれてありがたい。なんとなくラッキー。移動中はグルダのBeethoven の協奏曲第2番(アンゲラー)、ボド/スイス・イタリア語放送管によるHonegger、Prokofievなど。

無事お仕事を終えて、昼過ぎ岡山へ戻るがデジカメの画像データをCDに焼くため一旦帰宅。30分ほど滞在して即職場へ。着替えたが即汗みどろの激暑。怒濤の如く残務処理(仕事の水準じゃない)、残っているとロクなことがなさそうなので、さっさと出てしまう。

火星人さんとぶりちょふさんとは時間通りに落ち合って、お馴染み大衆食堂風いつもの飲み屋へ。ぶりちょふさんは初対面だけれど、巨漢でワタシより少々若い世代か。遅くまで本格バーなどに場所を変えて、楽しくおしゃべり。(帰宅したら、息子本日より京都の「オープン・キャンパス」行き不在で、女房手持ちぶさた状態で不機嫌)

2002年8月某日

あっついよ。もうダメ。本日、昼で半休!と決意しつつ結局定時まで仕事しちゃって、もう絶対帰る!と、バスを待っていたらケータイがお呼びで、自宅までたどり着いてノートPCのマスター開いて数ヶ所電話して・・・って何やってんの状態。疲れました。

明日、早朝から広島だし、でも、午前中で岡山戻って残務整理して、6時からは中年お友達とお遊びの会。土日月とミニ夏休み。嗚呼、仕事はもういやだ!目が疲れちゃって、開かないよう。

Schubert モードで通勤時は八重奏曲〜これじつは嬉遊曲(ん?セレナード)なんだなぁ。幸せ。コンセルトヘボウ・ソロイスツのライヴで。室井摩耶子さんのソナタ第18番+3つのピアノ小曲集D946〜これテンポ感が独特に遅くて、完成度がひじょうに高い。

ギーレン/南西ドイツ放響の1992年来日ライヴで「プラハ」〜この人、イメージで損しているみたい。いきいきとして、ムダがなくて、これはこれで引き締まった美しさが完璧。妙に乾いたイメージで語られすぎている感じ。MDへ。


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi