音楽日誌

上ほどあたらしくなります

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2002年6月某日

どんよりしているが、雨は降らない休日。そろそろ6月も終わりなので「近況7月」執筆に入らないといけないが、ちょろりと書き始めた文書はそのまま「独言」に入れ、更新してしまう。

部屋を掃除して、ついでにコンポ裏など雑巾がけ。いやもうオーディオはまったく興味ないので、酷い汚れ。しばらく眠っていた真空管アンプ・エレキットTU-894をパナソニックのポータブルCDプレイヤーにつないで聴いてみる。ま、ちゃんと鳴ってる、その程度の興味。

久々にクリップスでBeethoven 交響曲第7番〜これは極上のやさしさ。過不足なし、肩のチカラが抜けて最高。BOOK・OFFにてベーム/ウィーン・フィルのワルツ集、ケンプのBeethoven ソナタ集、西崎崇子の「四季」〜もうヤケクソのように購入(@250)うたた寝しながら気持ちよく聴く。

ワールド・カップ終了。正直「オフ・サイド」の意味を初めて理解・・状態。

2002年6月某日

週末。散髪に行き、HARD-OFFでイカれていたヘッド・ホンを500円で買い換え、ついでに@10のシングルCDを12枚購入、更にBOOK・OFFにて場所ふさぎの雑誌を数冊処分、CDは出物なし。

帰宅して、シングルCDをCDRに焼いていく。大々々好きな古内東子の「誰より好きなのに」のシングル・バージョンは初耳だったが、アルバム・バージョンとは微妙な違いで、もっとうんと違うかと思っていた。「ひだまりの詩」(「ル・クプル」は一発屋だったのか?とても素敵なのに。英語版も感動もの)、先頃結婚した美保ちゃんの「世界中の誰よりきっと」、藤谷美和子ちゃんの「愛が生まれた日」、ELTの「Time Goes By」とか・・・懐かしいものばかり。

2002年6月某日

本日、これから徳島方面に出張。朝は涼しい。曇り空。朝からポール・クロスリーでRavel 。上手いが「香り」不足?即断しちゃいけないが。

牟岐は徳島から、更に特急で南へ一時間、鈍行だと2時間の別天地〜トンネルを抜ける単線はまるで遊園地の電車のよう〜プライヴェートで行きたいような美しい海。とくにかく表敬訪問して、徳島までバック→火星人さんへ電話→「遅いぞ!」→アート・レコードで待ち合わせ、オルソン/ポーランド放響のMahler 交響曲第10番(フィーラー版)を地方で頑張る専門店に敬意を表して一枚購入(但し、税込み1,000円を超えるのは少々ツラい)

火星人さんにおいしい海の幸(岩牡蠣、鰺たたき、ほたて、かつお、あなご)をご馳走になって、主に苦しい商売の話しについて深めあう。移動中は、「春の祭典」(ブーレーズ/フランス国立放送管弦楽団、モントゥー/パリ音楽院)SAIN-SAE'NS交響曲第3番(ヤノフスキ/フランス国立フィル1995年)、Debussy室内楽 シフ(vc)マイヤー(cl)など。

2002年6月某日

体調よろしくない。ま、日常生活に支障ない程度。なぜかボンヤリと眠い。良い天気になって、少々季節に相応しい気温となったが、カラ梅雨?通勤には「平井満実子/佐野健二1993ダウランド・リサイタル」で、せめて爽やかに。

出先からそのまま帰宅して、居眠りしながら(疲れている)Dvora'k「新世界」「管楽セレナード」(バルビローリ)〜ちゃんとした感想持てず。クリュイタンス/フランス国立放送管による「アルルの女」〜これほどに気高く、オーケストラが美しい演奏は滅多に見られない。音質良好。TESTAMENTの良心的な復刻に感心。

ところでクリュイタンス・モノBOX7枚組を眺めていたら、「フランスの山人」「交響的変奏曲」がダブっていることを発見。ちゃんと聴いていない証拠かな。チッコリーニでTchaikovskyのピアノ協奏曲〜評価が出来ない。良い演奏だと思うのだけれど、なんとなく違和感有。不思議???

昨日の広島では、やや面白くないことがあって「自業自得」と言い聞かせ酒など飲んでいたけれど、当の相手から「フォロー」の電話入る。お互いに反省しあう美しい関係か。明日、徳島方面出張。なんと15ヶ月ぶり。

2002年6月某日

広島へ早朝より出張。ま、いろいろあったが煮詰まったときには現場を避けてはいけない。そこにこそ答えはある・・・・。

移動中はモントゥー/ボストン響でSchubert 交響曲第9番ハ長調(モスクワ1956年ライヴ)〜これほどアツく、燃えるような演奏に感動し尽くしたのはフルトヴェングラー以来か?疑似ステレオ化も良好。アメリンクの「結婚カンタータ」〜これはJRの騒音が大きすぎて細部が良く聞こえない。

早めに帰岡したので、岡山駅地下で酒。これもメンタル・ヘルスのため。タワーに寄ったら、例のC.クライバーの東京1981年ライヴ4枚組があったので一応買っておく。(守備範囲じゃないが)

2002年6月某日

朝から、地元取引先と会議。よろしい雰囲気のウチに終了するが、まったく仕事の意欲が起きない。一日中ボ〜っとする。疲れか?それこそメンタルヘルス?が必要かな。明日の広島での会議資料をデッチ上げて、出張の予定などを入れる。

Haydn 交響曲第94番ト長調「驚愕」(ショルツ名義〜PILZ)驚愕の立派な演奏。最近、Haydnに目覚めつつある。ウルフ・ビョルリン/カペラ・コロニエンシスで同じく第50/87/89番は10年以上手元にあって、意外とお気に入りのCDだったが、A.フィッシャー全集を聴くといっそう発見がある。

2002年6月某日

月曜。少々寒気がするくらい涼しい。異常気象?職場で「メンタルヘルス」の学習会有。講師のビデオがたいへん面白いが、自分も危ういとつくづく思う。

アル中では(もちろん)ないが、予算も達成したことだし、飲みに行ってしまう。20分間バスが待てなくて、またタクシーで帰宅。(贅沢)コロリと眠ってしまう。通勤ではバルビローリの英国もの。いつ聴いてもココロがまったりしてしてしまう。

2002年6月某日

昨日は、左耳奥と後頭部左限られた部分が痛んで「??」状態。一晩眠ったら消えたから、あれ疲れなんでしょうか。たいへん涼しくて、逆に異常気象か?梅雨入りなのに、パラリと一瞬降っただけ。

ヤンソンス/ウィーン・フィル「幻想」(1994年ライヴ)〜あまり好きな曲じゃないが、ま、オーケストラが美しいし、あまり深刻にならずに堂々とオーケストラを鳴らせて爽快。Bach 「シャコンヌ」(サッケッティ)はオルガン版〜もの凄い雰囲気タップリで、オリジナルと見まがうばかり。

ライナー/CSOで「展覧会」「オーケストラ・コン」〜久々、鮮烈な感動。1950年代にここまでの精密な完成度を誇る演奏と、録音があったということ自体驚愕の事実。終日、居眠りしたりして死んだような休日。

2002年6月某日

山口へ終日出張。(休日出勤)疲れが溜まっている。新幹線の行き帰りで、Shostakovich 交響曲第6番(ヤンソンス)第8番(ハイティンク)ヴァイオリン協奏曲第2番(クレーメル〜いずれもウィーン・フィル・ライヴ1994年)を聴いたのが、いっそう気分を重くしたのか。

トラブルが続いていて、それでもなんとか徳俵でとどまった感じだけれど、日常の手抜きがじょじょに表面に出ているようで怖い。良い天気。空気は爽やか。香川県では取水制限だそう。

Haydnの交響曲第88番ト長調(通称「V字」)〜これ、A.フィッシャーで聴いたけれど、とても良く知っている。謎?いったいどこで馴染んだのか、まったく不明。きっと、棚に埋もれるCDのなかで、かつて熱聴し、やがてその存在を忘れているものがあると類推。とにかく、なんかもの凄く知った旋律なんで。名曲。

2002年6月某日

一日サボって出勤。土曜は山口出張(休日出勤)だし、きょうはそれなりにやること(でも所詮机仕事)がある。休みは2日以上とらないとダメだな。ただ、じっとしていただけ。

朝。トシュマロフ版「展覧会の絵」(アンドレーエ/N響)〜これは新鮮な編曲だけれど、全曲でないのが残念。引き続きリヒテルでソフィア・ライヴを。その集中力には舌を巻くばかり。

2002年6月某日

肉体労働込みの行事があって、二日酔いと相まって疲労感が濃い。偶然に親しいメーカーさんが来て、義理もあって少々つき合うことになるが、ちゃんと自制して早めに帰宅。今月も大幅予算達成だし、ほぼ実務作業のメドも付いたので、代休取得。出勤すれば「怒濤の・・・」状態になるのは目に見えているし。

昨日、通勤ではメニューイン/VCOのライヴ〜Beethoven のトリプル協奏曲が楽しい。本日、朝からしっとりと梅雨らしい雨。洗濯などしながらHAYDON「エステルハージ・ソナタ」(ヒルシュのfp)のかそけき音色を楽しむ。部屋を少々片づけたい。

一日中、ぼ〜っとしているが、仕事上のしょうもない(ほんま、しょうもない!)ケータイ電話数本で不快となる。トラブルを解決する立場ではなく、「ウチの部署の責任ではない」という言い訳のための連絡有。まるでお役所そのもの。小さなトラブルなんだから、さっさと丸く収めたらどうなのか?結局、なにもしない。

ハラ立ってしまって、またまたBOOK・OFFで一連購入予定ラストの@250CD2枚購入。あと2枚ワタシが考えるに有意義なのが売れ残っているが、既に所有しているので。計13枚、これが買い占めの実体だ!

L.Mozart 「おもちゃの交響曲」「音楽の橇乗り」、Mozart 「レ・プティ・リアン」、SU"SSMAYR カンタータ「命名祝日」〜渋い選曲。演奏がしっかりしていて(リスト室内管ほか)「おもちゃの交響曲」はン十年ぶりか?SU"SSMAYRの作品は少年合唱団に心洗われる思い。音質もよろしい。

先日買ったカラヤン「ドン・キホーテ」(1986年録音)〜これはオーケストラの圧倒的威力、極上に美しい響きで魅了する。この時期、この辺りの作品だと、既に砂糖を塗したような表現から少々変化しているのか?少々見直し。とうとう、この作品の琴線に触れた思い有。しかも、@250だし。

ベーム/ベルリン・フィルで、Mozart 交響曲「プラハ」第39番〜フレージングが生真面目で、きっちり細部まで表現していることに驚き。ジュリーニも楷書の表現だけれど、ベームの禁欲な厳格さには頭が下がる思い。ワタシのMozart 交響曲との出会いはこの組み合わせで、この表現が原点と痛感。「カラヤンのベルリン・フィル」とは思えぬ、甘さ控え目の響きにも魅了される。これも@250。但し、海賊盤。

2002年6月某日

本部からエラいさんも来て、11時くらいまでお付き合い。日本も決勝リーグで負けちゃうし(仕事中で見ていない)、有り金使っちゃうし、で、音楽も聴いていません。

2002年6月某日

昨日追加購入した(@250で)、Mozart 「アイネ・ク」「ポストホルン」(レヴァイン)は、演奏はともかく、録音が酷い。1982年?ムジークフェラインでしょ、録音スタッフはなにを考えているのか?奥行きや艶がまったく足りなくて、天下のウィーン・フィル弦がキンキンする。響きがザラつく。信じられん。技術は退歩している。これ日本盤のせいか。

肩が凝ってバリバリ。目の奥も痛い。どうも体調が良くない。通勤時に聴いたShostakovichのヴァイオリン協奏曲第2番で、気分もいっそう落ち込んでしまう。でも、あと二日残して今月も予算達成。いつまで続くのか。サラリーマンはツラい。大人しく、早めに帰宅。明日はお付き合いがあるので。

2002年6月某日

休み。暑い。所用でお出かけ。ついでにおニュー・カバン購入。(通勤用)

DAT音源をMD3枚にコピー。全部聴きながらだからたいへんナンスっよ。でも、掘り出し物もあって、メニューイン/ウィーン室内管の1995年ライヴ(Mozart 、Beethoven 、Haydn)がまったく素晴らしい。Shostakovichのヴァイオリン協奏曲第2番(クレーメル/ハイティンク/ウィーン・フィル)のズズ暗さにはいつものことながらマイってしまう。

明日から始まる一週間のことを考えると、いつもながら気分が思い。せめてPCの壁紙を若村真由美さんの芸者姿に変更し、癒しを求めちゃう。・・・・じつは本日女房の誕生日で、夜は外食。お寿司とお刺身がおいしくて、意外と安いところを発見。

2002年6月某日

最初、通常出勤の予定だったが、いろいろあってお休み。お誘いのあった演奏会は、これまたヤボ用もあって行けません〜というか、非常に疲れております。眠いのによく眠れないのは困ったもの。良い天気。カラ梅雨?

エストマン/オランダ放送室内管で「スコットランド」〜これ、とても気持ちのよろしい溌剌演奏。ポゴレリチのChopin は、何度聴いてもようワカらん。ゴロゴロとしていても仕方がないので、散歩がてらBOOK・OFFへ。

おお、するとクラシックCDが一斉値下げ(=250円)されているではないか?ミソもクソも一緒状態で、カラヤン・ゴールドの「ドン・キホーテ」(メネゼスの新しいほう)も250円。エリック・レインスドルフ/ボストン・フィル(という滅茶苦茶表示のの海賊盤)Bruckner交響曲第4番も250円(これは妥当か)等々計9枚購入。嬉しい。

パラグアイのチラベルトの大ファンだけれど、ドイツに惜敗。残念。ここまで快調だったデンマークもイングランドに惨敗。

2002年6月某日

朝から、ノートパソコンにデータを仕込んだり、CDROM焼いたり(画像データ)でバタバタ。取引先で会議、そのまま昼過ぎ迄商談・・・・って、頭痛は酷いしで、もうタクシーでそのまま帰宅。もちろんサッカーでっせ。

勝利!決勝リーグへ!Prokofievのピアノ協奏曲第3番ハ長調を、ペナリオ(p)/ゴルシュマン/セントルイス響で。1953年の録音だけれど、アメリカが自信に満ちあふれた時代の圧倒的な開放感と勢いを感じさせる、まったく喜ばしい演奏。

道頓堀には飛び込んじゃうし、渋谷では若者が大騒ぎらしい。安全・迷惑方面の問題はあるが、日本の警察もあまりヤボな対応はして欲しくないが・・・・酷いことにならんよう祈るばかり。

2002年6月某日

いつもは夜更かしなのに、昨夜は眠くなって早めに就寝。すると5時に目覚めてしまうという老人力モード。さっそくMozart (シューリヒト/クリップス)楽しんで、HP原稿にする。大切な会議は明日に迫っているが、午前中に病院で薬をもらうことにして、久々にフレックス・タイム活用。

ややお仕事で面白くないこと連続し、さっさと明日の会議の資料仕上げ、本部からの来客と飲みに行ってしまう。タクシーで帰宅。音楽ほとんど聴かず。通勤時に、ブーレーズ/N響で「ダフニス」全曲くらいか?

2002年6月某日

今朝もカラダが重い。朝起きられないのがツラい。これはなんなのか?でも、エイヤっとばかり(少々普段より遅めに)起床して、Sibelius 交響曲第2番(コリン・ディヴス/ボストン響)など聴いてしまう。1970年代の録音で、ローカルな雰囲気があってとても味わいがある。ボストン響って、ほんまに上手いのね。

代休も溜まっているし、休みたいなぁ。でも、自分で自分の首絞めるようなもので、中途半端に休めない。自宅のメールには毎日ウィルスがやってくるし(Klezってやつね)鬱陶しいこと限りなし。

通勤はリヒテルのBach で。昔のモノラル録音。硬質なタッチがたまらない。

2002年6月某日

午前中、怒濤の如く資料整理して広島へ出発・・・・が、土砂降り。なんやらカラダが異様に重く、新幹線の中で悪夢を見てしまう。事務所に戻らずそのまま帰宅。

移動中は、レヴィ/アトランタ響のSchumann交響曲第1番、オルソップ/コロラド響の「アパラチアの春」、ヤルヴィ/スイス・ロマンド管でStravinskyなど。(でも、ほとんど意識を失っていた)

2002年6月某日

サッカー第2戦、日本初勝利。文句なしでしょ。予選突破で、暗く苦しい日本のサラリーマンに希望を与えてくれ!

いつもの月曜日だけれど、遅々として仕事は進まず。気の重い会議ばかり。自覚はなかったが、ボーナスが出た模様で(なんせ銀行振り込みでしょ?ありがたみなし)ちょろりと飲んでしまう。ほんまはド・残業してやらなきゃいけないこと山積なのに。

通勤ではイル・ジャルディーノ・アルモニコによるブランデンブルク協奏曲第2/4/3番〜躍動感の素晴らしさ。帰宅して、チェリビダッケのSibelius など少々。「ER」を見て就寝。

2002年6月某日

少々ハラ具合が悪く、久々の休みなのに早朝に目覚めてしまう。昼間は暑いが、夜〜朝は爽やかに涼しい。晴天。

どこのアホか知らんが、毎日数通のウィルス・メールが来る。これがじつに多種多様な題名になっていて、ほとんど英語表記で理解できないが、思わせぶりな「Your PassWord」なんていうのも有。どれもHTMLメールになっていて、ワタシのメーラーはテキストファイルしか表示できないし、即削除。「アウトルックでプレヴューしただけで感染」みたいのもあるらしいし、困ったもんですな。

Tchaikovskyの交響曲全集5枚組(「マンフレッド」含む+管弦楽曲4曲)で1,990円は安い〜と思って購入した、アブラヴァネル/ユタ響(VOXBOX CD5X3603)は、1972-3年録音。カラヤンやムラヴィンスキーみたい(オーケストラの技量・録音水準・厳格解釈)にはいかんが、けっこう楽しめて(と、いってもまだ数曲)、なにより初期交響曲も含めて「ようやく揃った」という感慨有。

ヘルビッヒでBrahms 交響曲第2/3番〜これはオーケストラ(ベルリン響)の自然の響きが美しい。アダム・フィッシャーのHaydnはようやく第91・92番/協奏交響曲で、これは爽やかな演奏。

BOOK OFFでCD3枚ほど。@250。PILZのMendelssohn/Bizetは、ショルツ(名義の)演奏が誠に立派。夜はサッカー・ワールド・カップ。

2002年6月某日

眠りが浅く、疲れがとれない。広島出張前に、スウィトナーのWeber序曲集〜いつもながら朝食時にラジMD/CDセットで〜これ、昔所有していたはずで、音質の問題で処分した記憶がある。オーケストラの質感が上等で美しい。選曲が「オベロン」以外無名曲を揃えるのも彼の見識か。引き続きMozart の交響曲第29番イ長調〜オーケストラはベルリン→ドレスデン州立歌劇場管弦楽団へ。

これ、驚くべき自然体で、ほとんど無為の美、というかオーケストラの落ち着いた響きをそのまま演奏にしました、風の感動有。〜ところが、お次の「ジュピター」がやや前のめり過ぎて落ち着きがないのが不思議。

福山で飲んで、夜10:30に帰宅。13時間労働?いや実質労働は少ないかな?新幹線移動中は、リフキンのBach 「目覚めよ」「主よ、人の〜」・・・これまったく新鮮で、このテンションの高さは並ではない。帰りは、ブーレーズ/LSOで「マ・メール・ロワ」「春の祭典」ライヴ。緻密で計算し尽くされた世界に痺れるばかり。

2002年6月某日

東京出張。暑い〜と思ったら東京は意外と涼しい。会議は早めに終わってくれて、東武池袋店地酒イベントへ。歌う蔵元さんとたくさんお酒(試飲含む)飲んで、いつものバカ話し。

やっぱり東京は、CDがいっぱい売ってるなぁ。もし、東京に住んでいたら毎日掘り出し物探すことになりそう。ゴルシュマン/ペナリオ(p)でProkofiev、Bartokのピアノ協奏曲、フェリックス・スラットキン/ハリウッド・ボウル響で「ペールギュント」「春初めてのカッコウを聞いて」、ワルツ集など計3枚@500で発見。

新幹線の移動中は、チェリビダッケ/ミュンヘン・フィルでBruckner交響曲第8番(1990年)、ブーレーズ/パリ管でScho"nberg「ペレアス」(1993年)堪能。明日は広島一周。疲れが溜まる。

2002年6月某日

サッカーの興奮覚めやらず、夜更かししたせいか体調が悪い。一生懸命お仕事するが、午前中はともかく、昼からどうしようもなくなって夕方早退。ここ数日、お酒にも行っていないのに。明日は東京に早朝から出張。

夏ばてかな?きょうは32度くらいまで上がったし。通勤時に聴いたBritten、Glazunov、Bartokのヴィオラ音楽(タベア・ツィマーマンなど)とても暗くて、気分もいっそう悪くなる。

棚をひっくり返していたら、ショルティの「大地の歌」を発見。CD購入した記憶消滅済。でも、演奏内容に記憶があって、ミントンはまったく素晴らしい。DECCAの録音、オーケストラの技量も文句なし。細部まで明快に音が聞こえること、ある意味、完全に客観的な演奏で、曲の持ち味をそのまま生かした演奏なのか?ショルティには文句ばかり付けてきたけど、その完成度は認めざるを得ない。

2002年6月某日

珍しく連続事務所勤務。よくもまぁ、というくらい細かいトラブル連続で、自分の日常の仕事をやや反省もし、大きな信頼失墜にもならなかったことに安心もする。会議室のサッカー日本対ベルギーを横目で聴きつつ残業。

通勤時にMD、ボド/スイス・イタリア語放送管でHonegger、Rousselなど。1992年のライヴ。オーケストラがあまり上手くないところも楽しく、ややHoneggerの魅力に目覚める。

暑く、疲れている。図書館でコーガンのBergなど2枚組借りてきて、彼のヴァイオリンの変幻自在振りに驚き。もっと硬派の生真面目一方の人かと思っていた。

2002年6月某日

話しの流れ的に「5月の音楽日誌」ラスト部分、じつは既に6月。朝、涼しくて快適だけれど、昼間は暑い。でも空気が爽やか。出張続きでややお疲れか、右肩の付け根に少々違和感有。これはストレッチをいつもやっているので気付いたもの。いつもより一時間ほど朝寝坊(普段早起きなので)、タマにはフレックス・タイムを利用しようかと、ゆっくりSibelius など・・・(交響曲第4番〜ベルグルンド/ボーンマス響)季節に相応しい。

で、結局フツウ通り出勤して、なんやら泥沼のようなお仕事+会議+クルマで出掛け地元取引先と打ち合わせ〜戻って残務処理・・・・で残業ツライ。かなり大きなトラブルも発生。

帰宅し、遅い夕飯をとって、「恋は魔術師」(ナヴァロ/バルセロナ市立管1992年ライヴ)をMDへ。嗚呼休みたい。


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi