- 音楽日誌2003年3月

音楽日誌

上ほどあたらしくなります
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2003年3月某日

いつもの月曜日が始まった。会議室の空調がもの凄く悪くて、これからの季節はツラい。いろいろと差し迫っているような気もするが、最低限実務をこなして、さっさと帰宅する。新年度の切り替えの関係で、売り上げの途中経過のデータが落とせないし、資料も作れない。あす、広島。売り場の写真撮り。明後日から、地元岡山で現場張り付き。ま、ノーミソ使わないのもタマには良いか。

通勤でMahler 交響曲第10番「アダージョ」「煉獄」〜セルの演奏で。驚くべき完成度と集中力。唖然とするばかりの「正しさ」。え?1958年録音だって。ドキドキするくらい、端正で美しい。

季節は春。もう3月も終わり。4月のスケジュールがいろいろと決まってくる。ことしの5月連休は週末に集中してツマらないな。

2003年3月某日

帰宅して、そういえば数日前からコーヒーが切れていたことを思い出して、あわてて買いに行くついでにBOOK・OFFへ。「優しいクラシック〜心にしみるアダージョ」(ERATO)@250にて購入。こういう「寄せ集め」はかなり以前からの趣味。白眉はRachmaninov 交響曲第2番「アダージョ」(ザンデルリンク/フィルハーモニア管)〜泣けます。

昨夜、Brahms 交響曲第1/2番(ベーム/ウィーン・フィル1944/42年)〜安定感のある、ガッチリとした演奏で、この辺りの歴史的録音の様々突出した個性に比べると、ずいぶんと謹厳実直な気がする。これは日本人好みかな?続くバックハウスとのピアノ協奏曲第2番(ザクセン州立管弦楽団1939年)は、昔から定評もあるし、既に所有音源。これはイマイチ堅苦しい印象。

息子の引っ越し来週に迫り、荷物の整理が続く。二台あるビデオのうち一台を持っていくので、外したら、もう一台が故障〜7年前くらいの安物だけれど。で、DVD+ビデオ+BS合体もの買ってくる。15,000円也。(Orionというメーカー)まったく素晴らしい機能。

アバド/ロンドン響(1984年ライヴ)の「田園」〜コレほんまに素晴らしい。Beethoven 嫌いのワタシとしては珍しく、何度も聴いてとうとうサイト用文書にしてしまう。なんか、こういう飾らない演奏がますます好きになっているみたい。枯れつつあるか。

すっかり春だけれど、ココロの中も春が来て欲しいもの。また明日からいつもの一週間でお仕事。

2003年3月某日

昨日午前中、かなり充実した諸作業をこなしつつ、昼から山口(宇部)へ訪問。夕方、湯田温泉で上司と合流、ちょうど一年前のメンバー+1名でしこたま飲んでしまう。「居酒屋兆治」〜って、健さんの映画の題名だけど、ま、勝手に使っているのかな、店名を。インターネットでもこの店はヒットしない。少々美しい室内とは言い難いいし、テレビも喧しく鳴ってはいるが、まぁまぁ庶民的で旨い。一昨年の家族旅行でも訪問した記憶がある。

翌日、朝8時ロビー集合だったが、上司が出てこない〜室内で死んだように眠っていたらしい。ワタシもかなりの頭痛有。取引先の大行事は盛大で、昨年も(義理で)応援に行ったが、ことしも晴天でやや桜は遅いが、売り上げ好調〜2時半頃辞去させていただき、岡山へ帰還。(いつもながら)眠ってしまって、途中広島に止まったことさえ気付かない。今回も出張に音楽同行せず。

明日はゆっくり休みます。

2003年3月某日

やっぱり花粉症かな。きょうは花粉がきつい、との予報があったが、朝起きるとくしゃみが出る。でも、軽傷のほうか。

朝からPILZの演奏者クレジットなしの「火の鳥」(組曲版〜これは相当なる高水準の演奏)「春の祭典」(ま、意外と健闘といったところだね)を聴いちゃう。ワタシのサイトは定例更新。これから出勤〜昨日帰ってきたばかりの山口へ出発。

2003年3月某日

早朝広島へ。会議対応はまぁまぁか。そのまま商談を続けて、夕方一旦ホテルへ入って、取引先の人と約束通り飲みに行く。その親しみやすいお店、客、すべて取引先の人のご近所知り合い同士で、アット・ホームというか、悪いことは絶対にできんな、といったところか。楽しかった。でも、季節の変わり目のせいか、体調はイマイチ。

山口へ移動。ここの会議対応もまずまず。その後、現場を一件回って作業〜そのまま早めに(といって、小郡で45分ほど待ってしまうが)帰宅。そうとうに疲れていて、帰りの新幹線では死んだように眠ってあっという間に岡山に到着。今回の出張は資料が膨大だったので、ディスク・マン所持せず。

ホテル近くの広島のBOOK・OFF〜ここ一年くらい品揃えはさっぱりだけれど、LIVE CLASSICの2枚組980円(値引き更に50円使用)は、未入手だったから購入しておく。マーク/RAIミラノ響の「惑星」、カラヤン/ベルリン・フィルの「アルプス交響曲」などなど。帰宅して「惑星」確認するが、音質・演奏とも文句なしの出来でした。横綱相撲的スケールの大きな演奏。

明日、午前中出勤して諸作業〜また山口の行事対応。いやはや、体調維持が難しい。

夜、R.V.W「南極交響曲」(ハンドレイ)〜難曲だね。でも、これは聴き方にコツがある。カラヤン/ベルリン・フィルの「アルプス交響曲」〜海賊1982年録音で、音は悪いけど、こういう作品振らせたらもう最高。

2003年3月某日

予定通り、着々と資料はできあがり、その他気になっていた懸案事項(というか、純実務的なことも含めて)2件も終了。ほぼ定時で終わることが出来て一安心。資料の出来も久々、自分なりに「ちょっと工夫したな」という感慨有。いつもの飲み屋でいつもの相手と少々飲んでしまう。

行き帰りの通勤はBruckner 交響曲第4番〜シューリヒト/シュトゥットガルト放響(1955年)で。音が重苦しかったり、ダンゴになったりしない。見通しよく、涼風が漂うような演奏か。これ見よがしの変化ワザは見当たらないが、充分個性的で一つの理想型と思う。(VIRTUOSO盤で)

明日明後日と広島山口出張。きょうも相当暖かい。やや関わりのある「真貝裕司カスタネットコンサート&レクチャー」(3/30)の動員のために、数名の方々にお願いのメールを出したりすることに。残念ながら東京だし、自分は出張だから行けないが。自主活動というのは尊いもの。

2003年3月某日

ウチの職場は本日から新年度。二人の異動者と、えらく別嬪さんの新しい派遣さんが一人増員。ウチのチームじゃないけどね。

昨夜は、ずっとVaughan Williamsばかり〜ココロの安寧を求めているのかな?ベイクルス/ボーンマス響の交響曲第3/6番は2回くらい通したかな?バルビローリで第8番(1961年ライヴ)も聴いた。染みるね。淡彩の吐息のような、儚い切なさが迫っちゃう。ボウルトの交響曲全集(新しいEMIのほう)は、買ってからしばらく放っておいたけれど、7枚目の管弦楽曲+声楽曲を、今朝、通勤行き帰り、そして夜と聴いて、ずっと静かにココロの奥底に存在する湖にさざ波が立つ思い。

明日、一日資料作りに集中したいね。広島〜山口。戻ってまた週末はまた山口に行く予定。もう春だ。

2003年3月某日

休みならではの「Historyレーベルダブり買い」リスト作成に明け暮れる。調査すればするほど、呆れ、空しくなり、ま、これも趣味さ、と納得し、楽しくなる。部屋がセットものでひっくり返り、溢れてしまう。Shostakovich交響曲第14番〜スロヴァーク盤(バルシャイ全集出てから影が薄くなった)聴きながらの作業。バルシャイ盤(初演盤?)聴いて以来、この不気味な作品は気に入っている。打楽器の多彩な響きに耳を傾けるべきか。

今朝の朝日新聞を眺めていたら角田 光代(かくた みつよ).さんの文書がキラリ〜曰く、幸せとか、平穏とかは「状況」をを指しているのだと思っていた・・・・じつはそれは「意志」を指す言葉なのだ、と〜。久々目からウロコが落ちる気分で、一昔前の「くれない族」と、いつのまにかの自分を重ね合わせてしまう。そうか、問題は「意志」なのだ、と。

これから、ちょろりと(休みなのに)仕事絡みで外出。そのまえに急いで散乱するCDを片づけないと。

2003年3月某日

熟睡できず。でも、ま、それなりに朝寝坊して、シューリヒト関係の貯まった音源の整理をサイトに上梓する。これは、もう純粋に情報でワタシのサイトの普段の演奏コメントとは一線を画すもの。二日間掛かって整理(らしきもの)をしたが、この作業がけっこう楽しい。マニアの密かな楽しみか。

昼からテレビを見ながらウツラウツラ〜「云々サスペンス劇場」の再放送だけれど、事件が発生し、目覚めたときには既に解決していた。情けない。夕方、通販で「ミトロプーロス」「クナッパーツブッシュ」「ベーム」〜History各10枚組+インバルRavel 管弦楽曲全集4枚組(BRILLIANT)届く。注文していたことをすっかり失念。

一昨年に購入した「The 20th Century Maestros」40枚組との「ダブリ」に嘆息するばかり。これも情報整理しないと。こんなんサイトに上梓して意味あるか?という気持もないではないが。

女房、とうとうケータイを買う。我が家一人一台へ。時代はこんなもんか。いじって遊んでばかりで夕食準備の気配もないので。回転寿司へ。

2003年3月某日

ワタシのお勤め先、昨日が年度締めの日。ああ、いろいろあったな。順調に予算も前年実績も大幅クリア。異動者の関係でちょっと模様替えもあって、ついでに身辺を掃除しました。やや、気分的にノンビリして、たまった些事を消化していく。花粉症悪化か?熱もあるし、体調はボンヤリとしている。

二週間ほど入院していた職場の飲み友達が復帰してきたので、息子に晩飯も食わせないといけないし、一緒にいつもの飲み屋へ。息子はさっさと帰って、じゃ、早めに帰ろうかな、と思ったら上司が来て、また飲み直し。やたらと酔いました。ちゃんとバスで帰ったけど。

通勤ではBach 管弦楽組曲第2/3番(シューリヒト)〜いいね。この軽快さが。「クライスレリアーナ」(ヴュルツ)聴きながらメールチェックして、風呂入ったら眠くて眠くて・・・・・女房不在二日で、ますます状況悪化って、散らかっているだけだけど。きょうは掃除しよう。祝日なので。

(女房帰ってきました)ま、健康には気を付けないと。ちゃんとウチの中をきれいにして、夕飯も作ってお迎えしました。で、ここ数日やたらとCDを買っちゃったが、メールが来て先日注文していたものを発送した由。また、貯まっちゃうな。嬉しい。

シューリヒトの手持ち音源の整理をサイト上梓。但し、半分で断念。かなりの量か。英DECCAのBeethoven 交響曲第1/2番(ウィーン・フィル)とか、パリ音楽院とのWagnerなんかが手許から抜けている。わざわざ集めようとは思わないけど。

2003年3月某日

主婦不在のウチは、寒々しくじょじょに散らかっていくが、ずっと音楽に集中できる。息子と夕飯食いに行った後は、音楽三昧。サイト用原稿執筆。とうとう花粉症になったのか、少々鼻水と目がカユイ。軽傷だけれど。

Beethoven 交響曲第5番〜シューリヒト/パリ音楽院(History盤では1946年録音)〜これは1949年の英DECCA録音らしくて、VIRTUOSO盤でもダブっている。音質はこちらかなり良好。爽やかで無用な重苦しさのない演奏だ。LP時代併録のWagnerは復刻していないのかな?同じく第1番〜南ドイツ放響(1961年)が気に入って、History盤の第1/2番〜これも軽快なノリがいいね。第1番のオーケストラは「ベルリン市立管」?

同オーケストラでBruckner交響曲第9番(1943年)〜これはウィーン・フィルとの録音が念頭にあるせいか、イマイチの印象かな。さて、出勤してきましょう。

2003年3月某日

昨日、自宅から直接取引先へ。商談順調で午前中に終了。自宅に戻って昼食〜ラフな服装に着替え(肉体労働のため)〜職場に戻って3時間ほど精力的に諸作業〜岡山駅へ(その前に中古屋さんでCD物色。10分ほど)〜広島のホテルへ〜荷物置いて用事あるところまで移動。

夜9時から作業開始、11時終了〜クルマでホテルまで送っていただく、初めて予約したホテルだけれど、全室BB完備(+ウォッシュレットも)で遅くまでメール(一部仕事)など書いていまう。翌朝、朝食も無料で、ちゃんとサラダもサンドイッチもある、次回から広島のホテルはここだな。

本日早朝から、また作業会場まで移動、午前中でほぼ終了。皆拙ノートパソコン(商品マスターを呼び出す)を感心しながら見ていました。小さいなぁ、と。

移動中は、Tchaikovsky交響曲第5番(コヴァチェフ/ソフィア音楽祭管〜大人しい演奏)、Bruckner交響曲第5/7番(ヨッフム/フランス国立管弦楽団)、「プラハ」+Brahms 交響曲第2番(ワルター/フランス国立管弦楽団)などなどタップリ。・・・・じつはこのCDちょっと(自分なりに)曰く付き。

昨夜も遅くまで仕事をしたので、早めに直帰〜その前に岡山タワーにちょろり寄ったら、シューリヒト(VIRTUOSO)でMozart 、Beethoven 、Bruckner、Bach /Schumann/Haydn/MENDELLSSOHN/R.Strauss各ボックスがあったので買っておく。これ別項まとめる必要有。収録は極めて海賊臭く、ダブリもそれなりにある。

大阪で女房の母親、姉、相次いで入院し、急遽大阪へ出発。きょうは息子と二人だ。

2003年3月某日

いつもの月曜。仕事は累積し、終わることなし。ますます手抜きで、熱も出るし、腹痛もある。風邪かな?「きょうはどうしても!」という課題、2本残したまま帰宅。明日やりましょ。朝から地元取引先へ貼り付き〜でも、夕方から広島へ行かなくっちゃ。また11時まで肉体労働。その後、「マグロの店へ行こう!」と誘われているし。

通勤ではBach 「オルゲル・ビュッヒライン」BWV599-644(の一部)〜バウヤー(or)/デット・フィンスク室内合唱団(読み方いい加減)〜いやはやココロ洗われます。オルガンと合唱が交互に出て。知っている旋律頻出。嗚呼、なんかほんま疲れている。

2003年3月某日

休日。朝から「本で聴く音楽」の執筆。ここ最近、とりわけて音楽の書籍に興味があるわけじゃないので、けこう更新に苦慮する。ま、数冊の在庫はあるけれど。ついでに「永遠の初心者」の更新もしておく〜これは気楽なもの。リナックスのサイトをあれこれ検索してみるが、ワタシには歯が立たないみたい。

シューリヒトのBrahms 全集は、ラスト第4番(フランス国立放送管弦楽団1959年)〜そうとうにアツい演奏で、バイエルンとの「詠嘆の表情」とはやや違う方向性か。アンダとのピアノ協奏曲第2番(1954年)も燃えるような演奏だ。ごていねいに、フランクフルト放響との第1番第1楽章(1965年)がおまけで付いている。

昨日から旧い音源聴きすぎ。すっぱり、クリアな音で音楽を聴きたい。そうしたらココロのウサも晴れるかな?【♪ KechiKechi Classics ♪】サーバー不調のためか、更新できず。

息子用の電気製品を購入。女房と電気屋へ行って、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、掃除機、布団乾燥機を購入、配達を依頼。最近の学生は贅沢だけれど、安くなったのも事実。帰宅したら【♪ KechiKechi Classics ♪】サーバー回復していました。BOOK・OFFでBeethoven 交響曲第5/1番〜ムーティ/フィラデルフィア管(250円)購入。オーマンディのことを思うと、非常に渋い演奏か。繰り返しが嬉しい。アンサンブルは緻密。

息子調子悪く、夕食に出てこない。ワタシもちょっと風邪気味かな?火水とまた泊まり込み肉体労働なのに。日曜洋画劇場の「ミッション・インポッシブル」〜ちょっと期待外れ。ああ、こうやってまた新しい一週間が始まる。今週は年度末決算。予算完全達成、ほぼ間違いなし。

2003年3月某日

疲れかたの質が違うのか、熟睡できない。

昨夜はC.アドラー/VSOのBruckner第6番/Mahler 第1番(TAHRA)を。1952年だけど、思いの外スッキリ、現代風演奏でありながら独特のスケール感もある。アバド/LSO(1984年ライヴ)で「田園」〜これは非常に良い演奏だ。素直だけれどコクがあって、アバド最良の時が刻まれて説得力が深い。

これからドライブ。雨が降っていていやだな。

(無事帰宅)息子のアパートを決めてくる。新しい大学だし、今年は寮を新築したとのことで、手頃な物件が即見つかってOK。大型ショッピング・センターのすぐ横で、大学にも近い。川沿いで景色もなかなか。あと、電気製品を購入しないと。息子は期待と不安が入り交じった気持か?山中の閉ざされたエリア、という印象があるが。

名車スーパー軽ランボルギーニ・セルボは絶好調で、往復310kmを燃費20km/L以上でクリアする。まったく凄い。移動中HistoryのバルビローリBOX6枚/10枚消化するが、高速を走ると騒音で様子はよくわからないのは残念。「幻想」が良かったかな?

夜、皆疲労困憊〜いきつけの焼鳥屋「大吉」大元店へ。安直で旨いし、若い大将が坊主頭の色男であり、まるで優しいお坊さんみたいに微笑んでいる。

2003年3月某日

朝、目覚ましタイマー設定ミスでやや寝坊。でも、なんとかかんとかサイト定例更新。体調スッキリせず。

女房は「欲しかったら、新しいパソコン買ったらいいじゃない」と。たしかに2年前に買った現PCより安く、しかも機能が上のものが出ているが、買ってしまったら現役の愛機はどうなるのか?でも、このマシン、どうも遅く感じてしょうがない〜って、気持の問題だけど。ああ、新しいの欲しいなぁ、そんなに高くないどころかかなり安いし、性能はぐっと上だし〜と、話しは振り出しに戻る。

数千円の中古PCを買ってLinuxでも入れてみようかな?〜でも、置き場所が問題か。こんなことを考えられるのも平和な証拠。これから山口へ出張。ああ、その前に職場によって液晶ディスプレイを自分でセットしなくちゃ。

(早々に帰宅)かなり暖かくて汗ばんでしまう。春は近いか?こういう時には風邪に気を付けないと。明日は息子のアパート探しに出掛ける予定。

2003年3月某日

広島地方都市〜広島市内深夜までの肉体労働〜宿泊〜また肉体労働〜商談〜帰宅。肉体的な疲労はともかく、気分は晴れやかではない。仕事の上の大小トラブル続くが、いつものこと。出張移動中のBerliozインバルBOXも録音の音量レベルが低いのか、ディスクマンではさっぱり様子が分からない〜こういうものはしっかりとしたオーディオでヴォリュームを上げて聴くべきなのかな。

サージェント/ウィーン・フィルでSibelius 管弦楽曲集〜久々、というか原点確認。このユルさ、雰囲気、オーケストラの味わい。プリッチャード/BBC交響楽団でElgar「南国にて」「交響曲第1番」〜穏健派の美しさ、ある意味中道の極限みたいな安定感があって、胸打たれる。

きょうは朝一番から終日岡山市内。会議他、いろいろ。嗚呼、休みたい。

(早々に帰宅)出先から直接帰宅。年度末決算対策か、職場全国のコンピューター・ディスプレイをすべて液晶に替えるそうで、いずれ戻っても仕事にならない・・・はず、と決めて。サージェントはしつこく再聴。明日は山口。なんかとにかく疲れている。

2003年3月某日

原因不明のどんよりとした不安がある。精神的に疲れているのか?いろんなことにマンネリ状態で、素直に新鮮さを実感できない。どんなことでも「おもしろさ」を発見する天才だったのになぁ。例えば、自宅PCにしても「CPUはVIA-Cyrix3-600mh」〜って、静音、安くて、マイナーで、笑激的に性能が悪い!というのが自慢だったのに、「ただ遅いだけ」みたいな不満がある。

でもねぇ、今更セレロンというのも悔しくて。なにかと息子に金の掛かる時期ではあるけれど、パ〜っとヘソクリ放出して、PCとかスピーカーとか買おうかな?でも、現存する機器も充分使えるし、もったいない・・・と、結局なにもしないワタシであった・・・さて、出張にはどのCDを持っていこうかな?

2003年3月某日

昨夜から女房調子悪い。なんか、定期的に調子悪くなるなぁ。気を付けないと。

昨夜、Dutilleuxの管弦楽作品第二集(グラーフ/ボルドー・アキテーヌ)〜集中できず、歯が立たない。今朝、アンダ/シューリヒトでBrahms ピアノ協奏曲2番〜第一楽章のみ。ま、想像通りの(なかなかよろしい)出来か。インバルでMHALER交響曲第5番〜やはりこの緻密さは貴重だ。しかし、なんとなく不機嫌な印象がつきまとう。

これから出勤。

異動者のお別れ会終了後、バスにて帰宅。10時前。通勤ではSibelius ヴァイオリン協奏曲〜フリード/カム/ヘルシンキ・フィルで。Sibelius は「分厚く濃密な響きほど良い」というわけでもなくて、特有の見通しの良さ、リズムの軽快さも必要だから、この演奏は爽やかで良かった。

息子。大学の新築寮の選に漏れる。大学も、寮にも運のないやつ。インターネットで検索して、週末に部屋探し予約する。

明日から出張で、いつもながら気分が重い。

2003年3月某日

昨夜、松江からディープで真摯な音楽ファン来岡。二人でタワー〜グルーヴィン(中古屋)へ行って数枚購入。シューリヒトのBrahms 交響曲全集4枚組(1,790円)は、お二人ともお買いあげ。中古でBruckner交響曲第5番(インバル)580円〜これは全集唯一欠番だったもの。ようやく揃った。お土産も数枚いただく。

えがみの屋台で、沖縄料理中心に痛飲。料理が旨い。店員さんが感じヨロシ。泡盛のうっちん茶わりが爽やか。ふだん、飲みながら音楽の話しはしないほうだけれど、もう、とことん〜アマオケの演奏評価のこととか、これからのホームページの進め方とか、12時くらいまで論議しちゃってヘロヘロ。やや二日酔い。

今朝、早速Brahms 交響曲第1番(シューリヒト/スイス・ロマンド管1953年)を。速いテンポで揺れ動く、疾走するBrahms 。アツい!Bruckner交響曲第5番(インバル)は名曲だし、明快さ素晴らしい。このひと、Mahler (全集)では「イマイチ?」という感じはあるけれど、これは録音の問題もあるのかな?ウチの安物オーディオではTELDEC録音のほうが音に芯を感じる。

・・・・と、いいつつ第4番を聴くと、その繊細緻密な表現に打たれるものがある。もしかして、これも思いっきり音量を上げて聴かないと、良く理解できないのかも。響きのきめ細かさは、TELDEC録音はずいぶんと異なる感じ。いただきもののパツァークのSchubert 〜これは「語り」だな。引き続いてシューラ・ゲールマン(NIMBUS社長?)で聴くが、ド・シロウトのアクに聴けば聴くほど悩まされる。

きょうは根性入れてサイト関係の執筆進める。クヨクヨ悩まず、えいやっの精神で一気に数本。周辺関係のサイト用原稿もそのまま更新する。明日から激務。3月一杯まで。明日夜、職場お別れ会でもしかしたら、夜中に職場に戻らないといけないかも。そのあと広島方面泊まりがけ出張〜しかも夜も会議、ああいやだ。ホテルで遅くまで資料作りしないといけないかも。

2003年3月某日

昨夜、誕生日は家族3人で飲み屋にて実施。おいしくいただいて、早々に帰宅〜なんとなくカゼっぽいので。アジアを放浪する友人のサイトを(ようやく)更新。音楽はなにを聴いたっけ?シューリヒトでBrucknerの交響曲第8番か?有無を言わせぬ魅力横溢。

休み。本日、早朝目覚め、R.Straussのアルプス交響曲〜シューリヒト、そしてヘンヒエンへ。更に、しつこくBrahms 交響曲第4番を繰り返し聴いて、サイト用原稿に。それにしても我ながら内容がないと自覚。珍しくBeethoven 「英雄」〜図書館で借りたJ.R.ガーディナーで。これはすっぱりとリズムが切れて、オーケストラが上手いこと上手いこと。猛烈に鮮度高い。驚き。各パートの緊張感ある拮抗がなんとも言えない。

2003年3月某日

やや風邪気味?肩が凝っちゃう。いよいよやってきちゃったお誕生日。まるで本日の天候のように、どんよりとしのつく雨が鬱陶しい気分。昨夜からBruckner交響曲第8番(シューリヒト/ウィーン・フィル)〜今朝、第7番(ブロムシュテット/ドレスデン)でBrucknerモードですよ。老人説教臭いBrahms は数日前から散々聴いていたし。

サイト定例更新の日で、モウレツに楽しいGershwinを。これ、中学生の時から好きだったなぁ。ずっと。眉間にシワ、じゃなくて、いつもニコニコしながら音楽は聴きたいもの。ああ、出勤したくない・・・・というのはサラリーマンの常か?

2003年3月某日

わずか4年ほどの我がサイトではあるが、史上最悪の執筆スランプを迎えていて、ツラいものがある。最近、執筆物は自分でもテンション低いと思うし、原稿在庫が底を尽いてほぼ一ヶ月、食い延ばし状態。ああ、ひとり旅に出たい・・・って、続くのは相も変わらぬいつも出張ばかり。しかも、日本全国どこまでもケータイが追いかけてくる。

それでも、ペナリオ/スラットキンの「ラプソディ」「アメリカ人」〜一生懸命聴いて、なんとか原稿に。シューリヒトのBrahms 交響曲第4番はここ数日なんど聴いたかわからぬが、聴く度鮮烈なる感動有。昨夜は数ヶ月ぶりに、なんかよく眠れたかな?きょうも(いつもながらの)サラリーマン生活か。では、いってきます。

(ただいま)「音楽聴取百遍、意自ずから通ず」の心意気で、Brahms 交響曲第4番〜シューリヒトで。聴けば聴くほどに、厳しく、鮮烈で、胸がアツい。この圧倒的な説得力を文書にする術を持たない。自分の恥ずかしさが募るばかり。シロウトはシロウトなりの謙虚さで乗り切るしかないか。

2003年3月某日

ちょっと直行で朝ゆっくり。直帰で夕方も早い。引き続きクレンペラーBOXで、Beethoven 「荘厳ミサ曲」交響曲第5/6番(VSO)聴く。ガッチリとした造詣で、音質さえ気にしなければほんとうに立派な演奏。昨日から「スコットランド」「イタリア」(VSO)も聴いたから、ここ数日で6枚分(2,990円)すべて聴いたことになる。満足度高い。

精神的にやや疲れ気味であり、集中力も落ちているか。やさしい音楽が聴きたい。Mozart 「コシ」(クイケン盤)をウツラウツラしながら楽しむ。

2003年3月某日

ちょっと反則ワザなんだけど、自家用車(中古軽セルボ)で直接取引先に行くので、朝、ゆっくり。昨夜、今朝と掛けて インバルのMahler 第3番を最後まで。どうも、盛り上がらない、胸に迫らない。引き続き、クレンペラー/プロ・ムジカ管でブランデンブルク協奏曲〜ほぼ全曲。非常に立派な演奏で、バロック音楽のあり方を深く考えてしまう。じゃ、出掛けます。

・・・・ええっと、早々に帰宅しました。一度帰宅してバスで職場行き帰り、クレンペラー/プロ・ムジカ管でMozart 交響曲第25/36番〜ま、音質はともかくテンションの高さ、骨太さ、快速で圧倒される。VOXにはときになんとなく音に広がりが感じられることもあって、ディスクマンだと意外と聴きやすい。引き続く、ラムルー管とのSchubert 交響曲第4番は更に音質は落ちるが、テンションは下がらない。

どうも咽が痛いかんじ。気を付けなくっちゃ。夜、ストコフスキー/NPO1974年ライヴで、RVW、Ravel 、Brahms を聴く。まったりと安らぐ感じ。

2003年3月某日

月曜日はタダでさえ憂鬱なのに、冷たい雨は降るし、久々の職場でしょ?あ〜あ、っつう感じ。で、ディスクマンではインバルのMahler 第3番を選択(行き、帰りで第1楽章だけだけど)〜昨日の「復活」でも思ったが、明晰で、オーケストラの音色も明るいのに、音楽が暗い。鮮明な音質なのに、音が良く聞こえない印象もある。線が細く感じてしまう。音楽にチカラがない。

ライヴ・エア・チェックの第4/5/6番ではそう感じなかったから、もしかしたらDENONの録音問題か?判断は時期尚早。でも、同じオーケストラのシューリヒトの「復活」(1960年モノラル録音)の明快なる、アツき個性に圧倒されてしまうのも事実。

「シューリヒトBOXのBrahms 第4番は凄い!」との掲示板書き込みに「ふん?」みたいな反応しちゃって、改めてステレオ(前回はディスクマンで聴取)で再確認したら、その旋律の謡いの格調高さに心臓を打ち抜かれるような感動がある。

じつは昨日「マイナス・イオン発生空気清浄機」購入。気持のせいか、音楽が楽しい。

2003年3月某日

一人息子の卒業式。ふだん、まったく父兄との交流はないから、こうして行ってみると、まさに同世代というか、もしかして自分の方が若いかも、なんて思ってしまう。先日の山口の某集まりでも感じたが、それなりの世代の女性が多数集まっているのに「おばさんパーマ」が絶滅したことに驚き。天候良好。

体育館二階席から吹奏楽+合唱は「主よ、人の望みの歓びよ」〜音楽教師らしい女性のパンツ・スーツの指揮ぶりも凛々しく、まことに式典に相応しい。(やや突拍子もない不協和音も微笑ましい)国歌斉唱に少々閉口するものの、グロッケンシュピールの効果的な使い方には感心する。

校長の話は死ぬほど退屈で、しかも長い。やたらと「師への恩」を強調する。どこかのとんでもない国の指導者でもあるまいし、自ら尊敬を強要する奴にろくな人間はいない。教育委員会の挨拶は相対的に良心的で、短いのが取り柄。PTA会長は、また猛烈にありきたりでその徹底ぶりに感心する。唯一、同窓会長のグローバルな話題は耳目を峙たせるチカラあり。

在校生代表、卒業生代表の超優等生的・官僚挨拶は「社会に出たら、まずそつなくこなすことだぞ」という教えの成果か。だいたい、卒業生のほとんど(含む息子)は深く眼を閉じて沈黙しているように見えたが・・・。これは「退屈でありきたりな社会でも耐えられように」という指導なのか。

これほど工夫のない、誰も楽しめない、泣かせどころもない式典も久々の経験でむしろ貴重か。卒業生退場時に流れた「ユーミン・メドレー」が70年代中心で、これは泣けました。嗚呼、悪態つきすぎた。いや、ほんまに卒業が(息子にとって)めでたい。


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi