音楽日誌

上ほどあたらしくなります
徳島県雨乞いの滝 2002年8月撮影。嗚呼、また行きたい。
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2003年8月某日

本日で8月終了。朝日新聞によると、冷夏〜盆明けの猛暑で農作物がヤバいらしい。米はもちろんだけどね。それでも日差しはリキを失いつつある。

2003年8月30日焼き肉息子の友人が泊まりに来たので、二年ぶりに「ミニ七輪」登場。ベランダでご近所迷惑顧みず。炭で焼くと安い輸入肉でも旨いんだよね。事前に、タマネギと和風ドレッシング系(たくさんサンプルがあるので)につけ込んだものと、焼き肉のタレにつけ込んだもの+牛タン+生椎茸+エリンギ+キャベツなど、たくさん、おいしくいただきました。キムチおにぎりもオツなもの。

半分勢いで、とにかくR.Straussを。まずジンマンで「ドン・ファン」「ティル」「ツァラ」〜トーンハレ管は上手いオーケストラだけれど、素朴な味わいを残している。リズムがカルいのは現代風か。細かいニュアンスはあちこちに。作曲者自身で「英雄の生涯」「死と変容」〜1944年ウィーン・フィルとの録音。音質問題で敬遠していたけれど、そう気にならない。オーソドックスで一本芯が通っているような味わい有。この人、威圧感系の演奏ではなかったな。

メンゲルベルク〜「ドン・ファン」(1938年)「英雄の生涯」(1941年)。凄い。Mahler における、旋律の自由自在な取り扱いに驚嘆した記憶があるが、ここまでピタリと決まっていると「じつはこんな音楽だったのか」という圧倒的説得力有。ある種の普遍性を持っていて、やはりトンコツラーメンは薄味サッパリでは話しにならん!と。

ベーム/ウィーン・フィルで「英雄の生涯」〜ああ、美しい。もう買って10年のCDだけれど、そのころはもっさり、緊張感が緩んだか?と思ってました。これこそ無欲な晩年の栄光に包まれ、多くの人々に愛されるべき演奏。ホルンの深さ、弦の歌はこれ以上のものを聴いたことがない。

今朝は、いきなりMahler 交響曲第9番〜ザンデルリンク/BBCフィル(1982年)を聴いちゃって、精神的に思いっきり黄昏ました。彼に掛かると、イギリスの地方オーケストラもちゃんと遣る瀬ない濃密さを生むんだね。

一日中なにもせず。外出もしない。ぼんやりして無為無策に過ごして、時に音楽を。クリュイタンスの昔の録音とか、ミュラー=ブリュールのBach など少々。ずいぶんと長く思えた8月が終わっていく。ことしもあと4ヶ月しかない。光陰矢の如し。

2003年8月某日

休み。昼から雨らしいが朝から良い天気だ。洗濯して、これからお掃除のつもり。女房お仕事。息子のお友達が泊まりに来るらしい。夕食には久々、七輪でも出そうかな。今週はほんまに仕事が充実していた、というか、疲れ果ててしまった。成果が出るのは数ヶ月後でしょう。

昨夜R.Strauss「家庭交響曲」〜シューリヒト/スカラ座管(1940年)〜もともとようわからん作品で、しかもかなり情けない音質なので、やっぱりようわからんのはワタシの問題でしょ。夜中、蚊にくわれ痒くて目覚め、防虫剤をセットして寝直し〜なんやら眠れたのかどうなのか?状態。

ああ、そういえば大好きな曲なのに、演奏の印象をまとめきれないSchubert 八重奏曲ヘ長調〜ボスコフスキー/ウィーン八重奏団(aura)も聴いたな。悩ましい。今朝、引き続きシューリヒトでBruckner交響曲第9番〜これはベルリン市立管(1943年)で。これも正直、ムリして拝聴すべき音質水準ではないか。

図書館で借りたPoulenc協奏曲集(LONDON)〜寄せ集め演奏家だけれど、すこぶる楽しい。とくにロジェ/デュトワ/フィルハーモニア管によるピアノ協奏曲(1949年)の憂愁の旋律が出色か。八重奏曲は、ある意味Schubert を凌駕する愉悦感有。Johann Stamitz(1717-1757)の交響曲集第一巻〜予想外の楽しさで、アームストロング/ニュージーランド室内管の充実度も予想以上。数年ぶりに聴いたかな?(NAXOS)

2003年8月某日

昨夜残業〜夜からうち合わせ〜更に酒場〜かなりきつい焼酎(瓶仕込)をロックで連続〜頭痛は風邪か、二日酔いか?きょう一日乗り切れば週末休み。季節はもう秋の声?サイト定例更新。ああ、在庫原稿がなくなってきちゃった。週末はちょっとまじめに文書を書かないと。

スクロヴァチェフスキの一連のBruckner(サイト既掲載分は書き直さないと)は、第9番のみ未購入(代わりに棚には若杉盤がある)〜で、いずれ購入するが職場ご近所図書館で借りてみました。これはクール繊細系だね。威圧感なく、細かい配慮で淡々とスマートに進めていく感じ。オーケストラの技量に不満はないが、もしベルリン・フィル(バイエルン放響でも良いが)だったら、と想像を巡らせるのも楽しい。ホーレンシュタイン盤とはある意味対局か。

(帰宅後)きょうは危なかった。クルマで外出、職場の側まで戻ってきて、小さな交差点の信号が青になったので進み出すと、信号無視で突入してくる立派なクルマが!クラクションを鳴らしたら、交差点のど真ん中で停めて「おらぁ、出てこい!」と・・・ま、チンピラですな。ヤクをやっていたのかも。ドアの取っ手に手を掛けて「こらぁ、カギ開けろ!」って、「はい、わかりました」と開けるわけないじゃない。

クルマは渋滞するし、ご近所の商店主も「あんた交差点の真ん中にクルマ停めてダメでしょ」なんて、数分間。ケータイが掛かってきたみたいで、その電話に出つつチンピラは去っていきました。ああ、怖かった。人間到る処青山有。

通勤では小澤/ボストン響の代表作である「英雄の生涯」「ツァラ」を。(図書館で借りた)ああ、なるほどね。これはよくできた演奏だ。正確で、カタのチカラが抜けて、強引なところがない。わかりやすい。手練れの包丁使いが、道具の重みだけで刺身を切るような味わいがある。オーケストラは上質・上等、厚みもコクも有。但し、あまりにテンションが低いんじゃ?と時に思うこともあったね。

マイケル・ロールというピアニストがいらっしゃって、ワタシ、数年前にBeethoven のピアノ協奏曲全集手に入れてます。Gala 20.3315/6/7-GA 3枚組1390円。バックはハワード・シェリー/ロイヤル・フィル。1995年の新しい録音です。彼にピアノを習っていらっしゃるという独逸在住の方からメールをいただきました。(マイケルロールと検索するとワタシのサイトが出るらしい・・・?)

知名度はないが、素晴らしいピアニストである由。貴殿のCDはいかがか?そのCDはどこに売っていたのか、等々。で、やや苦手ではあるが、第3番から再聴〜記憶通りの軽快な、明るい響きのピアノであって、たしか「Mozart 方面の表現」と自分なりの評価をしたはず。時代は、すっきりサッパリ系へ。

2003年8月某日

短い夏が過ぎ去っていくのかな?昨夜は10時半には就寝。ちっとも快復しない。熟睡はできず、夜なんども寝苦しく目覚めてしまう。

BBSにて「濁りのない合唱といえばまさにスウェーデン放送合唱団でしょう」〜とのことで、Verdi「詩編4編」〜ムーティ/ベルリン・フィル/スウェーデン放送合唱団/ストックホルム室内合唱団を(ANF LIVE CLASSICS LCB-119 1983年)。合唱は中学生時代に音楽の先生に鍛えられて(クラブではない。先生の強制指名メンバーで早朝練習が課せられて合唱コンクールに出る)以来、「力一杯、精一杯歌う」ことだと信じていた、とんでもないド・シロウトなので、これをお手本として耳の訓練をしましょうね。

ついでにVerdi 「レクイエム」〜ムーティ/バイエルン放響/合唱団(同上 1981年)も再聴するが、数種手許にあるCD中、最高の演奏かもね。テンポが遅い、ということではなくて、この甘く劇的な旋律を生かすにはこの表現しかない、という説得力有。LIVE CLASSICSシリーズ中、最高水準の録音にも敬服。

2003年8月某日

ちょっとムシムシするが、涼しい。体調相変わらず。

ショルティ/シカゴ響の「大地の歌」(1972年)確認。やっぱり演奏に記憶がある。よく整った精緻なアンサンブル、表層に流れ胸の痛みを伴わない美しさ〜ワルターの表現は穏健だけれど、ため息が出るような陶酔を感じさせるのと好対照か。1983年の第1番は晩年の成熟を迎えているのかな?1963年のロンドン響との演奏も確認するが、これは壮年の精力みたいなものが感じられて意外と好き。

早朝より広島へ。帰宅したのは11時間後。体調改善せず。咽の調子が良くないので、やたらと飲料を摂ってしまう。お仕事は客観的には90点くらい?個人的には(思うところあって)70点くらいか。

竹中文良「医者が癌にかかったとき」(文春文庫)〜久々に泣ける。医療の本質を外科医としての豊富な経験から解き明かしてくださって、これほど気分が晴れやかになる本は滅多にないでしょ。印象に残った点はふたつ。「治せる癌と治せない癌がある」(これは「患者よ、癌とたたかうな」と同じ結論)「良き死に方(生き方)」とはなにか〜ターミナル・ケアの重要性も(筆者はホスピスにやや懐疑的だけれど)ね。

体調良くなく、ぐったりした移動中だったが、音楽には成果有。Bruckner 交響曲第9番〜ホーレンシュタイン/ウィーン響(1954年)・・・二度聴きました。かつてサイトにも上梓したが、あまりの自分の文書の内容のなさに削除済。あまりよろしくない音質をものともせず、これは燃えるような熱演!切なく、そして終楽章の金管の炸裂に感極まってしまう。

Sibelius 交響曲第2/3番〜アブラヴァネル/ユタ響にて。既にサイト掲載済みだけれど、誠実で真正面な表現はけっして悪くない。清潔感もある。でも、オーケストラが、とくに弦のデリカシーには少々問題があるかもね。第3番は、ほんとうにわかりやすく、難解晦渋なる世界から連れ出してくださいました。

R.Strauss「ツァラ」「英雄の生涯」(1954年)〜ライナー/シカゴ響にて。これはまったくの先入観なんだろうけど、ライナーのシカゴ響は許せても、ショルティのシカゴ響はあきまへん。(バレンボイムは論外)ただ、ひたすらのオーケストラの技量の冴えに感服。少々の音質云々など屁の河童。ハーセス(?)のトランペットでしょ?これ以上「ラッパらしいラッパ」は経験した記憶はない。(ギュトラーは大ファンだけれど)ここまでゴリゴリ高いテンションを維持されると、精神的に良好なときにしか聴けないか。とにかく凄い。

2003年8月某日

朝刊によると「7月小売り最悪」とのこと。情報が遅すぎるよ。8月はもっと悪いはず。エアコン45%?当たり前だ。チキンラーメン史上最高?ビンボー臭え。国分は好きだよ。

マタチッチのBruckner 交響曲第8番(1984年)〜残り全部。熱演だし、スケールもある。でも自分にとってはシューリヒト、(ご批判覚悟で)インバルだな、やっぱ。演奏会演目絡みで、Respighi 「古代舞曲とアリア」+「鳥」〜リンドン・ジー/オーストラリア室内管にて。ああ、これずいぶんと充実したアンサンブルだね。サイトも書き直さないと。

メールなんて(ウィルス、宣伝以外)滅多に来ないのに、ちゃんとした(というかなんというか)メールが数通?どういうことかな?今朝は、Mozart 交響曲第40番〜ベーム/ウィーン・フィル〜晩年のユルフンぶりを確認するつもりが、それなりに美しいな、と。(ベルリン・フィルとの主たるMozart 交響曲は揃えたいね。いまは二枚しかない)

バレンボイム/イギリス室内管でMozart ピアノ協奏曲第21/27番。全体に遅く、重く、時に細部の粗雑を感じたりする。愉悦感に不足?しかし、第27番 変ロ長調協奏曲の静謐さは賞賛されて然るべし。

いけん。発熱してきた。考えてみれば、お盆休み中の体調が続いているような気もする。明日は広島(終日)なんだけどね。通勤ではジュラ・ネーメト/ハンガリー国立管によるTchaikovskyを。イタリア奇想曲(かつて嫌いだった)、弦楽セレナード(これはこども時代から好き)、幻想序曲「ロメオとジュリエット」(これは最近、ようやく様子が分かるようになった)。これは予想外にきちんとしたアンサンブルであり、色気もちゃんとある。ロメ・ジュリはちょっと元気ないか。ま、味わい系だね。

ええっと、岡山のお得意さまを回ったついでにBOOK・OFFへ。一週間監視して、やはり売れていなかったMahler 交響曲第1番〜ショルティ/シカゴ響(1983年)購入。無論@250。ロンドン響との旧録音(1964年)は持っていたんだけどね。第5番のような空虚さは感じさせず、完成度はこれはこれとして高い。すぱっとした切れ味、迫力も有。でも、自分なりの評価はまだまだできまへん。

で、発見!エコー・インダストリー(海賊盤)でショルティのMahler 在庫確認していたら、「大地の歌」(1972年)が!コレ、常々「安く見かけたら買おう」と考えていたもので、いつの間に買ったのか?これから聴いて、演奏の確認をします。記憶が蘇るかも。

2003年8月某日

昨夜演奏会に久々。会場まではクルマで30分くらいだけれど、いつも行く道が混んでいたので「じゃ、こっちに・・・」に変更したのが運の尽き、迷ってしまってギリギリ到着。選曲が「静謐なる曲」ばかりで、演奏家の腕を問われるような聴き応えのある作品連続。素晴らしい。アマチュアでもこの水準の高さ。

Mozart 交響曲第34番〜ベーム/ベルリン・フィルにて。この謹厳実直・この道一筋的演奏には頭が下がる思い。Mahler 「さすらう若人の歌」(ディースカウ/フルトヴェングラー/ウィーン・フィル1951年)〜歌い手の表情の多彩さ(スタジオ録音より)に感心するが、これはMahler ではない・・・かんじ。むしろ続くStravinsky「妖精の口づけ」(ベルリン・フィル1953年)のほうが、わかりやすい演奏で気に入りました。ああ(いつもながら)サイト中の文章は書き替えないと。

いつもながらの気が重い週の始まりに出勤。いってきます。

全身疲労困憊で帰って参りました。風邪をひいたか、どうも調子が悪い。猛暑の風邪、というのも様にならん。目の奥も痛い。通勤ではマタチッチでBruckner 交響曲第8番(1984年)〜この演奏にピンと来ないのは、体調が悪いからか。耳の訓練が足りないからか。定価3500円だぞ(333円で買ったが)罰が当たる。

今朝はブランデンブルク協奏曲第1番〜リヒターの旧盤にて。これは後年のものより、語り口がややソフトで良いんじゃないかな?こんな演奏ばかり喜んでいるのは、耳が保守化している証拠か。

2003年8月某日

いつものように早朝目覚める。ちょっとエアコン効きすぎか。

昨夜。引き続きテンシュテット/ロンドン・フィルでMahler 交響曲第8番(第1部のみ)を。もしかして初めて?それとも記憶を失っているのか。この作品、バーンスタイン/ロンドン響で出会い、ショルティ/シカゴ響で一時ずいぶんと聴いたけれど、強圧的熱狂の渦に少々敬遠気味(Mahler の作品中もっとも苦手に)。ノイマン盤でちょっと見直したかな?

テンシュテットは、もちろん「冷静・クール」方面ではないが、ずいぶんと整理され、この作品本来の美しさがわかりやすく表出してしてますね。ワタシの夢はジョン・エリオット・ガーディナー辺りが、すっきり透明な合唱で表現いただくことだけれど、ややその方向に近いかも、と感心しました。

朝からナニを・・・ということで、ワタシにとっての宿題R.Straussを。「ドン・ファン」「ティル」「ツァラ」〜ジンマン/チュイリヒ・トーンハレ管(2001年録音)を。アンサンブルがカッチリしていて素直、スルリと流れよい、美しい演奏か。アクがなくて威圧的少ない。カルい、と言っても良いでしょう。オーケストラは抜群に上手く、しかも柔らかい味わいも失わない。表層的、とは言わないが、リズムのアクセントが弱くて「大きなリズム感」少々足りないかな、とも。音質良好。安物のニスの艶とは無縁の極上もの。

ご近所パソコン屋で出物「出物ベアボーン」を再度見に行くが、どうしても買う勇気が出ない。Rachmaninov ピアノ協奏曲第3番をレーゼル〜クライバーンと聴き比べる。この曲のテクニック要求はものすごいみたいだね。ついでにクライバーンのTchaikovskyも聴いちゃって、ああ、良い時代であった、とワタシが生まれた頃を偲んでしまう。

さ、夕方から演奏会に行こうかな?ここ数ヶ月サボっているし。

2003年8月某日

暑い。もういいって。今更、遅すぎ。昨日、朝一から地元取引先へ(クルマで)商談〜自宅へ戻ってバスで職場へ。ほぼ昼休みもなく諸作業〜短い打ち合わせ〜(ややギリ参加の)エラいさんの講演会(遅れて後半のみ〜素晴らしい!)〜職場に戻って諸作業〜夜のお付き合い10時くらいまで。充実している、というのか、なんというのか・・・。

Saint-Sae"ns交響曲第1/2番〜プレートル/ウィーン響にて。ULTIMA6枚組1,430円のウチの一枚だけれど、有名な第3番もプレートルで!と思ったら、いつものマルティノン盤収録で少々ガッカリした記憶もある。Weberか?と思うくらい古典的な作品で、これはこれで好きな人はいるんじゃないかな。プレートルは細部を彫琢する人ではないが、ここではツボは押さえて、ウィーン響も快調。というか、他の演奏聴いたこともないから。

週末の休みをぼ〜っとして過ごす。昨夜の酒が残っているのかな?ご近所のパソコン屋(件のPCショップとは別)にSOCKET370のベアボーン(中古ジャンク5,980円)があり、VIA-600mhCPUが余っている状況としては、是非買いたい。足りないのはHDだけだ・・・でも、それが最低でも7000円以上する。1gbくらいのでも良いから余っていれば買って組み立てたいんだけどね。恨めしく店を去ることに。

それにしても熱心にウィルスメールが届くこと。どなたですか?

ほとんど居眠り状態ながらBruckner 交響曲第8番〜有名なクナッパーツブッシュ/ミュンヘン・フィルで。この録音とはLP通算20年以上のつきあいだけれど、現在はいまいちピンと来ない。先日のマタチッチといい、巨大素朴系演奏は受け付けないのか?シューリヒト、インバル、ティントナーならOKなんだけど。

夜、家族三人で焼き肉を食って帰宅。部屋をエアコンでギンギンに冷やしつつMahler 交響曲第5番〜クーベリック/バイエルン放響で。誰だ!穏健派で「なにもしない」なんて評価をしたのは。この燃えるようなアツさ、響きの厚み、暖かさ、入魂、表現としてのオーソドックスが凡庸に陥らないワザ、細部の彫琢するオーケストラの技量。文句あるのか。

夜遅く、Mahler 交響曲第6番〜テンシュテット/ロンドン・フィル(1983年。但し最終楽章のみ)にて。ああ、この楽章、この演奏、1980年代にFMで聴いてノック・アウトされた記憶が蘇っちゃう。もう全集を買って5年くらいになるが、安易に箱を開けられないテンション高揚の恐ろしさ。弦が少々薄いが、金管の粗野な響きの魅力。なによりテンシュテットの全身全霊を掛けた”魂の叫び”とでも名付けたい表現に声も出ない。興奮の渦。日常座右に置いて聴くべき録音ではないか。

2003年8月某日

今朝はちょっと涼しいかな?良い天気だ。少しずつ仕事が溜まっちゃって、週末も悩ましい。サイト定例更新。先日、知人から借りた「ナイヤガラ・トライアングル」〜泣ける。30年前?青春が一気に蘇る。大貫妙子のバック・コーラス(彼女の声大好き)にゾクゾクする。

Bach ヴァイオリン協奏曲イ短調〜メニューイン/エネスコの有名なる録音(1936年)だけれど、二十歳か。リズムのノンビリした感じは時代のスタイルだけれど、ヴァイオリンそのものは明快でノビノビした味わい深い。早朝からペルルミュテールのサイト上梓にあたってRavel 確認するが、「クープランの墓」に至って胸を突かれる思い。コレ、在庫原稿だけれど、なに書いてるのかね。

2003年8月某日

もうお盆過ぎたのに、いまさら夏らしい気温になるなよ・・・なんて愚痴も出ちゃう〜ひさびさエア・コン入れっ放しで就寝〜ツカレが抜けん。元ちとせ〜彼女の声は自然というか、元祖というか、日本人としての根元に迫るような説得力があって、しかも現代のリズムに乗っている〜で、せめてあと数日今週を乗り切りたいもの。

しつこくMozart 第17/18番〜エンゲル/ハーガー/モーツァルテウム管。どうも集中できない。ハワード・シェリーによる第21/24番でも同じなんだけど、けっしてへんな演奏でもなんでもないのに、聴き流してしまう。アンネローゼ・シュミットやカーゾンの演奏だったらこんなことはない。精神的な根性が薄れつつあるのか。

そういえば「MSブラスター」猛威とのこと。拙「永遠の初心者」で「ワタシのWindows2000はβ盤のヤミなのでアップグレードできない」(一時避難なので。メインマシン修理中)と明言しているので、狙われても仕方がない。で、「AVG-Ant-Virus」(+日本語化パッチ)を入れておく(フリーソフト)。一連の報道の不満は「感染経路」が不明なこと。どこか「激ヤバサイト」を見ただけで感染!それとか「メール」に添付なのか、HTMLファイルをプレヴューしただけで感染するのか?

アウトルック絡みなのか?ちっともわからない。ウィルス・メールは毎日来ているが、HTMLファイルや知らない送り手はほぼ「自動削除」状態で乗り切っているんだけれど、いかがなもの?これから職場に寄って、最低限実務+即広島へ。

(帰宅後)今朝、早めに職場に寄って諸作業急ぎ。いろいろとトラブル有。昨月雪辱の予算達成。いいんじゃない。先手先手と意欲的にお仕事進めるには、少々気温暑過ぎか。急ぎ駅まで走って新幹線で広島。在来線に乗り換え、タクシー拾ってお得意さまの(内部)会議へ勝手に出席。違和感ないのが我ながら凄い。途中、ご一緒に旨い地元お好み焼きを食す。

移動中、Mozart ピアノ協奏曲第7/10/15番(ヤンドー。1991年)を。この人、しっかりしたテクニックで進めていって、神経質ではない。ナマで聴いたこともあって、職人的に水準を維持できる人でしょう。特異なる個性とかニュアンス方面じゃなくて、ざっくり、といったタイプ。それでもMozart はMozart 〜良いんじゃないの?

Bruckner 交響曲第8番〜クナッパーツブッシュ/ベルリン・フィル(1951年ティタニア・パラスト)で。なんといってもミュンヘン・フィルとの一種茫洋とした巨大なるスケールと素朴さの印象が濃いが、これはオーケストラがまったく上手すぎ。ベルリン・フィルは指揮者がどうであれ、じつに充実した、カッチリとしたアンサンブルを誇っていて、ある意味クナの個性は弱まっているか。印象としては、急がない、落ち着いたフルトヴェングラー。無論、カラヤン以降の「甘口ベルリン・フィル」ではない。

「読書百遍、意自ずから通ず!」〜Mozart ピアノ協奏曲第17/18番〜エンゲルにて。悪い音じゃないが、定位と奥行きにやや難があるんだね。ヘッドホンで集中して、初めてベーゼンドルファーの地味臭い、ある意味古楽器に一脈通じるような素朴で艶消しの音色を発見。疲れにMozart 。

やや遅くなって帰宅。広島駅まで送っていただいて、新幹線でカルくビールを。なんかここ数日やたらと(珍しく)働いて充実しているみたいで、疲れ果てているみたい。今更、猛暑だし。こうして「音楽日誌」を認(したた)めながら聴く音楽はMozart 〜ピアノ協奏曲第26番(ヤンドー。1991年)自宅で聴くと「ざっくり」といった印象がなく、いきいきとした躍動はちゃんと有。サイトは書き換えないとね。

2003年8月某日

いつもより30分早く出て(大阪時代はこれがフツウの時間)一路下関へ。現場回り、20人ほどの前でお話し、夜少々酒席のお付き合い(クジラ旨い!)〜宿泊して早朝(それこそホンマ)山口へ移動してお客様と商談。久々、というか、今年の夏始めての根性入った猛暑に直面(数回あったのかもしれないが、おそらく終日エアコンの入った事務所内在で気付かず?)し、疲れ果てる。

夜、8時頃帰宅。音楽持参せず、というか、リュックが資料とかパソコンとか、着替えとかでいっぱいでCDプレーヤーが入らない。本の余裕もなく、パソコン雑誌を購入。明日、終日広島。なんとかならんか。

2003年8月某日

中途半端に蒸し暑い、ということもあり、もちろん仕事再開の緊張も厭世もあり、熟睡できない。でも、仕事はほぼ予定通り進んで、そう混乱はない感じ。

今朝、こういう時にはMozart 。もっと若くて意欲満々の時には「ジュピター」だったんだけど、ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調K.595〜カーゾン/ブリテン/イギリス室内管(1970年)で。底光りするような、羽毛が舞うような”重量感”がある。これほどの深さと、瞑想を感じさせる演奏がかつてあったろうか?ため息つきつつこの一曲で止めておく。

続いて第17/18番〜エンゲル/ハーガー/モーツァルテウム管(1974年)を。ワタシはこのウキウキするような第17番ト長調協奏曲が大好きで、ちょっとスキップして小春日和の野原を散歩〜なんてイメージが沸きます。ベーゼンドルファーを使用とのことで期待したが、カーゾンの後ではどうも分が悪い。集中できない。メールの返事を真剣に書いていたら、いつの間にか終了しました。

で、Bruckner交響曲第8番〜マタチッチを聴き始めたところで出勤時間に。いつも中途半端なんだよね、このCDをかけるときは。

ところで重大なる失念発見!8/15は岡大響サマーコンサートだったのだね。すっかり忘れて昼寝してました。もう、転居してから岡大響の演奏会は一度たりとも欠かさなかったのに。残念。誰も声を掛けてくださらないんだから。岡山ポリフォニー・アンサンブル(OPE)の定期演奏会は10/5(日)で今年は早いよ、とメールをいただきました。これは主たるメンバーが(倉敷市民会館で12月7日2時〜)ヴィンシャ−マン(83歳!)の「マタイ」に参加されるため、とのこと。これは両方とも行きたいな。

数週間ぶりにBS2にて「E.R.」を。嗚呼、グリーン先生、これでラストだね。最後の診察を終え、患者に感謝し、連帯し、若い医者に指示を出して、ひとつひとつの行為が遠景で、仲間達の自然な笑顔とともに、なにも語らず、画面いっぱいに「惜別」が表現される。涙有。

明日、さっそく山口・・・というか下関(ほとんど九州)へ。数日前、休暇で行ったばかりなのにね。早く出なくちゃいけない。

2003年8月某日

名残惜しい夏休み最終日。明日から(とくに休み明けは、ね)怒濤のお仕事が待っているかと思うと憂鬱になる。しがないサラリーマンの交響曲第18番「宿命」か。天候もどんより曇りがち。

Pegolesi/Bach 編による詩編51番「いと高き者よ、わが罪をあがないたまえ」(スターバト・マーテル)〜リューシンク/ストリーク(s)/ブヴァルダ(a) BRILLIANT 99376/5(1999/2000年録音)で聴く。コレ、専門知識も語学能力もないからわからんが、原曲とどうちがうの?二曲ばかり増えているような感じだし、こちらはドイツ語か?演奏的には、なんかスッキリぱっとしない、おとなしく切れ味がないようで盛り上がらない(すまん)・・・・続く、BWV118「おおイエス・キリスト、わが命の光」、BWV200「われはその御名を言い表さん」、BWV231「讃美と誉れと栄光」には、はっとするような輝きがある。

リューシンク率いる古楽アンサンブルは素朴さが取り柄で、ちょっと技術的にはヤバい場合もあるのかな?いつも思うがブヴァルダのアルトが超個性的!アルトとの表記だけれど、カウンター・テナーだそう。Pegolesi「スターバト・マーテル」のほうは、ケール/マインツ室内管/マーシャル(s)/ホジソン(ms)のVOX盤(1978年録音)を久々取り出して、その甘やかで切ない響きに満足。こちらは現代楽器。

ついでに連続収録Vivaldi「スターバト・マーテル」を。クーロー(Couraud〜時に怪しげ廉価盤に「クーラウド」なんて書いている場合有)/シュトゥットガルト・プロ・ムジカ管弦楽団(表記怪しい)/ベンツェ(a)にて。(1957年録音とのこと)曲が切なく美しいこと、アルトの深い歌唱にしみじみ情感漂うが、器楽アンサンブル(現代楽器+金属的チェンバロ)は少々乱雑。13:41の佳曲でしょう。

ちょっとした冗談だけれど「あくあフォント」というのがあって、これがおもろい。試しにインターネットの表示をコレに変えてみると、こうなる。まったく殴り書き風。ま、誰でも読めるというフォントではないからサイトには使わないが、画像にしてロゴなどを作るといいんじゃないか、と・・・ヒマ。ゴシック体なんか、ちょっとスカしているじゃない。明朝体なんて悪いジョーダンみたいだし。

あくあフォント

音の大きな曲、大曲をまったく受け付けなくなっていて、リューシンクのBach カンタータ(嗚呼、全集をまったく消化できていない)数曲まとめて聴いたり〜初めて聴いたときの新鮮な悦びはどこへ?スカっぽく聞こえるのは、自らの感性の後退だ!〜、Grieg、Sibelius のワリと無名な弦楽作品集(リーパー)なんかで時間つぶし。

西崎崇子/ハーデンによる「Romantic Violin Favorites」(NAXOS)は、選曲が凝りに凝っているし(尋常なレパートリーは少ない)、西崎さんのヴァイオリンの響きが繊細で 高貴な輝き有、ハーデンの暖かいタッチは健在でした。(1982/83年録音)ご近所BOOK・OFFで100円で売っていたけれど、どなたか引き取っていただけであろうか?心配。

2003年8月某日

もう夏休みも残り少なくて、仕事の段取りのこととか考え出すと切羽詰まるので、手帳などいっさい見ないことに。知らないウチにケータイに一本電話があったらしいが、あとで気付いても返信せず!サイト更新などマメにして時間をつぶしちゃう。もう夏休みも「まとめ」に入ったか。音楽には集中できず。この一週間はずいぶんと更新したね。

「火曜サスペンス劇場」の再放送、もしくはそれに類するもの計二本まとめて楽しむ〜いつものパターンで時々居眠りしながらね。最高。鷲尾いさ子さんって、演技は少々イモだけどとても素敵。Reger ピアノ協奏曲ヘ短調〜グルート/ギーレン/南西ドイツ放響(1987年)〜難解で重苦しいイメージがあるが、明快で濃厚なる甘さもあって、これは気持ち的にピタリ。

夜は(今週何度目だ?)家族で酒を飲みに行きまっしょい。

2003年8月某日

これはこれで精神的にリラックスしているのかな?のどの痛み、ほぼ回復。よかった。Windows2000臨時マシン(非常に快調)の設定をいじったり、サイト用駄文執筆・即更新なんてのが意外と精神的な”癒し”になっているのかもね。

既にサイト掲載したが、PIZZOLLA(ピアソラ)関係を二枚ほど楽しんじゃう。バンドネオンなんかを使う「本格的」(なにを以て本格的とするかはよく知らない)な編成じゃないからかも知れないが、静謐で哀しくて、甘くて切ない。この間、集中的にBOOK・OFFで購入した多数のCDを断続的に(集中して全部!というわけにはいかない)聴きながら、サイト執筆。深夜迄。

その中で気になったのはBach 「ゴールドベルク変奏曲」で、今回購入したのはキース・ジャレットとグレン・グールド(新)〜で、手持ちクリスティアーヌ・ジャコテ版(PILZ)を再聴。音質演奏とも「イマイチかな?」と思っていたけれど、再評価が必要かな。ヴャルハ盤もね。BRILLIANTのベルダー盤(1999年録音)もちゃんと聴かないと。

今朝からはStravinskyを。1930年代の自作自演盤(EMI)2枚組。とくに二枚目の室内楽風作品〜とくにドゥシキンのヴァイオリンが光る。引き続き、岩城/メルボルン響で「ペトルーシュカ」「アゴン」を。地味で室内楽的集中力があって、これは特異な個性だと思う。「アゴン」の録音は珍しいかな?こども時代から聴いていた記憶があるが、誰の演奏だったかは失念。

サイト定例更新〜ということは週末で夏休みも終わりが近い。サイト用原稿はちっとも貯まらなかったな。甥は本日で大阪に戻ります。

どこにも外出せず、パソコンのハードをいじったり、居眠りしながら音楽を聴き続ける夏休みの醍醐味。でも、涼しすぎ。クーセヴィツキーの「ツァラ」「Sibelius 第7番」「タピオラ」「Mozart 第34番」「Haydn第102番」などを確認するが、その現代的センスはあきらかに、当時溢れかえっていたはずの「異形なる巨匠性」とは一線を画す感覚がある。(音質はなんとかならないか)

「他の人はどんな評価かな?」とインターネット検索を掛けてみると、ワタシのサイトが出てきてお話しにならない。ほとんど話題らしい話題になっていないのは驚きだね。夜、オイストラフのMozart 協奏曲をサイト原稿に。いやぁ、最低限二回は聴かないと文書にならないもんだね。たいへん。

2003年8月某日

昨夜、蚊取りリキッドのセット忘れとあまりの涼しさ(寒さ?)にいったん目覚める。しとしと雨はまるで梅雨状態。

AthlonXP1700+マシンは(WindowsXP再セットアップしたが)やはり調子がおかしく、再度PCショップに預けることに。で、臨時Windows2000マシン(HD4gb)を「臨時メインマシン」に環境づくり。外付け60gbHD快調。外付けHD、スキャナ、もちろんプリンタも順調に認識。起動が少々遅いのと、新種のウィルスのみが心配か。

PCショップに行った帰りにBOOK・OFF訪問〜混んでましたね。数日前@250だったCDは@100に値下げ済み(でも、先に買われちゃ意味ないものね)、@500だったものが「3枚1000円」のお盆セールをやっており、6枚購入。あまり意味ないが、この間の「出物状況」をサイトにまとめることに。浅はかにもBruckner交響曲第7番〜ベイヌム/コンセルトヘボウ管(1953年)ダブリ買いを発見。だってPHILIPSの4枚組中の第7番が英DECCA録音だなんて知らなかったし・・・。

息子と甥、女房は映画へ。ワタシはその間、ゆっくり昼寝をしてしまう〜少々寒すぎるが、気持ちヨロシ。全国的に異常気象らしい。それにしても異常なのは気象ばかりではなく、殺人、窃盗、などキリがないくらい。畑のものがこれほど盗まれるというのもおかしいんじゃないか。冷夏は不況に拍車を掛けることはまちがいない。

アジア〜アフリカを旅する友人のサイト(ワタシが作業担当)〜これも無料HPスペースの広告がうるさいので移転作業。ところが、半角空白のあるファイル名がアップロードできず、大幅修正作業で数時間掛かってしまう。サーバーにもいろいろあるんだね。なんか、とくにどうということもないんだけれど、こういった小さいこと(天候不順、パソコンの不調も含めて)の積み重ねで、精神的にすっきりしない。

2003年8月某日

いつも乗っているJR西日本のひかりレイルスターだけれど、ボックス席(四人掛)は初めて。ええもんですな。小雨ぱらつく中、あっという間に懐かしの博多着。折しもお昼時なので、さっそく博多ラーメンを食すが、やや駅構内にある店の選択が安易であったか?いかにも「観光客向け」ではありました。

女房は博多時代の友人と待ち合わせ、夜まで単独行動。ワタシは夕方、博多時代の友人とその息子(息子とも知り合い)六時過ぎまでカルく飲んで、息子は同行した従兄弟と夜遊び(もう18歳だからね)、ワタシは友人と中洲で飲み直し。ヘロヘロになってホテルへ。八百治博多ホテルは最高です。温泉付いてます。新しいし。

開けて翌日、レンタ・カーが到着。ヴィッツを要望したのに、申し訳ないがこれで・・・ということで何故かワゴンRに。ナビ付きね。これがうるさい。太宰府からI.C.に乗ろうとしたが、勝手知ったる元居住地〜スイスイと道を進むと「次左折です」と何度も。ま、とにかく高速もそう混んでなくて、熊本でおりて予定通り。天候曇りでせっかくの阿蘇の景色が全然見えない。

阿蘇大橋手前5〜10kmくらい渋滞したかな?でも、急ぐ旅でもなし。途中「だご汁」「高菜飯」「地鶏飯」などをいただきつつ目指すは「白川水源」ですよ。阿蘇山白水村白川水源ちょっと小さい写真では澄んだ水源の様子は見えないので、記念碑のみ掲載。冷涼なる空気と水を堪能。

阿蘇白水温泉 瑠璃(るり)〜ここは以前からのお気に入りで、温い露天風呂でくつろいだ後、いい加減ナビに悩まされつつペンション「ハウス・フリーデ」へ。ま、こんなもんでしょ。値段と環境を考えあわせれば。また、写真は改めてどこかに掲載しましょう。

寒いくらいの天候に、すっかり風邪をひきつつ帰宅しました。

2003年8月某日

大阪の甥来る。息子と同世代で同じ大学一年生(我が母校へ)。お昼に全員で「ナーナック」に連れて行くが、ナンばかりを食ってカレーを残す姿に愕然(北条早雲・・・だったっけ?・・・の故事を思い出す)。ヨーカ堂でいろいろ服など買って帰宅し、いじり掛けのパソコンをいろいろ〜音楽にはさっぱり集中できない。

夕方、いよいよPCショップにAthlonXP1700+マシンを預ける。その場で検査してくださる、ということなのでしばらく待っていたけれど、結局時間が掛かりそうと言うことなので、帰宅。夜8時電話があり、取りに行く。128mb+256mb(コレは自分が勝手に増設したメモリ〜この相性が悪かったらしい)だったのに、なぜか帰ってきたら256mbに。128mbメモリはどこにいったの?それに「三回に二回は勝手に再起動する」状態だったのに、「100%再起動する」状態へ?

ま、動作自体は以前より怪しくなくなっているような気もしないではないが、やはりOSのクリーン・インストゥールが必要なのかな。ショップにメールは出しておきました。

一昨日購入したCD中、Paganiniのチェントーネ・ディ・ソナタ集第二集〜ハンマー(v)/クラフト(g)が抜群に楽しい。(NAXOS 8.553142)ごちゃごちゃと騒々しい(それが良いときもあるが)協奏曲より、しみじみ明るくて美しい作品。

これから博多〜阿蘇山(温泉・ペンション)へ。夏休みらしい夏休み。

2003年8月某日

かなり気温上がって夏らしい夏か。

夏休みと言うことで、4月に買ったばかりのAthlonXP1700+マシン〜だましだまし使ってきたが、最近ますます動きが怪しい〜をなんとかしよう、と決意。もともと128mbのメモリに在庫の256mb足したら、みごとに「相性問題」発生で、勝手に再起動、ときによく落ちる状態に。「勝手に再起動」する寸前に無理矢理もと電源を切るが、おそらくハードディスクにはよろしくないはず、ということで、買ったご近所ショップに預けて「相性大丈夫メモリ」をみつけてもらうことに。

その前段の部として、データバックアップ用の外付けHDケース+60gb購入(ま、CDRでも良いんだけどね)併せて壱万数千円の大出費だけれど、これがうまくいかない。夜中まで悪戦苦闘しつつ、ようやく使えるように。1.5gbほどの大切なデータを移しました。

BOOK・OFFへ二週間ぶりに。予想通り「お盆セール」に入っていて、500円/250円クラシックコーナー思いっきり充実している。@250で10枚購入〜グレン・グールド「ゴールドベルク」(1981年正規盤)なんかがこの価格です!NAXOSのWEISSとかPalestrinaなどは、こんな機会じゃないと自主的には聴かないからね。「Missa Papae Marcelli」(意味理解不明)は、思いっきり涼しく幻想的で、部屋の温度が体感5度は下がる思い。(オックスフォード・カメラータ)

昨夜は親子三人で焼鳥屋へ。おいしかった。

2003年8月某日

台風が近づく中、たいへん涼しく熟睡。気持ちよく早朝に目覚める。朝の段階でもう雨は降っていない。

朝食といっしょに、Tartini ヴァイオリン協奏曲ニ短調〜シゲティ/ゲール/管弦楽団(1937年)にて。彼はこの曲を得意にしていて、たしかCBS辺りでのちの録音があったはず。ワタシ、彼の無骨なスタイルは大好きだし、この演奏も楽しんだけど、もっとトロ甘いヴァイオリンが似合うかも。引き続き、有名なるMendelssohnを。ああ、端正で良い演奏だね、と、演奏者を確認すると、ナタン・ミルシテイン/ワルター/ニューヨーク・フィル(1945年)でした。

ここ数年、一連の歴史的録音寄せ集め最大の成果はナタン・ミルシテインかな。どれも背筋が伸びて、甘さ少なめ、理想的な味わい有。少年時代に聴いたBeethoven 「春」への感動は少しも揺るがない。

数ヶ月前、ディスプレイ一体型PC(100円で購入)をダメにして、中を抜いてディスプレイだけ残しておいた(場所ふさぎ!)が、この度、ようやく本体を調達〜Windows2000をセットアップ。快調です。HD4gbしかないけど。AthlonXP1700+マシンがどうも怪しくて、ときに日本語変換で20秒ほど考え込むこともあって、そのバックアップにするつもり。

セットアップ中は、Ravel 「ダフニス」全曲+「マ・メール・ロワ」(アンセルメ盤。涼しげに線が細くて、妙に神経質そうにいい加減な演奏がたまらない)、Sibelius 交響曲第4番(ケーゲル)第6番(ベルグルンド/ベルリン放響)〜これは二人の演奏スタイルの極端なる違いがマニアックな楽しみか。ケーゲルはとにかく強面で、暗さと冷たさが厚い。(ドイツ的、といってはマズい表現か)、ベルグルンドは一転、Sibelius 特有のリズム感とノリがちゃんとあって、ずっと楽しめました。

さ、床屋だな。まず。暑いし。

2003年8月某日

台風が近づいているらしい。予報を調べると、一番危うい時間に山口に行く計算になるが・・・新幹線が動いているか?風が昨夜より涼しくてエアコンなしで就寝。

【♪ KechiKechi Classics ♪】の更新(見ることは可能なのにね)は、昨夜中に回復して、今朝も定例更新。既にちょろっと掲載したけどNielsen 交響曲第4/5番〜リーパー/アイルランド国立響の演奏はちょっとヘロ演奏であった、ということに気付いた次第。今朝も、オーレ・シュミット/ロンドン響で再確認。いやはや、これまったく入魂で緊張感とノリがバリバリ凄い。第5番第二楽章「アダージョ」に乱入する小太鼓の絶大なる効果。鳴り渡る金管の爽快なこと。

やや早めに出勤するが、頼みのクルマがない。誰かが乗っていったらしい。しかたがないので、タクシーで取引先まで。ワリと順調に商談終了し、台風接近で心配な岡山駅まで。午前中は新幹線平常通り。(昼から瀬戸大橋はストップしたらしい)早めの昼食をとって西向きの新幹線に乗り込むが、折しも帰省ラッシュで座れない。広島より、お客と合流し山口まで。

雨は降ったり止んだりで、結局傘使わず。挙げ句、帰りの新幹線中に置き忘れてしまう。音楽持参せず。岡山到着後も少々風は強いが、そう酷い雨でもなし。明日は晴れるでしょう。これで夏休み開始。「Aia_Check」のサイトを借りている「tripod」は「Infoseek」に吸収合併とのことで、この際、別サイトにしている意味もないので、【♪ KechiKechi Classics ♪】に合併させることに〜おそらく読者はなんのことやらわからない、はず。

2003年8月某日

暑い。とにかく冷夏で終わらなかったのが素晴らしい。やはり熟睡からはほど遠い。

Mozart 「魔笛」全曲〜フルトヴェングラー(1951年8月1日ザルツブルク・ライヴ)なんども行きつ戻りつして、楽しむが、手持ちの怪しげ盤にはインデックス表記(原語でもいいからっ)もなにもなくて、経験不足者には細部確認がむずかしい。でも、これ音質良好にはほど遠いが、会場の雰囲気抜群で、なんやらやたらと格調高い。こうして初心者はじょじょにオペラを学んでいくのであった。

暑いのでNielsen。ULTIMAシリーズ中の管弦楽曲、ヴァイオリン、クラリネット協奏曲など。ミッケルセンとか、カンガスとか聞いたことのない指揮者も楽しいではないか。引き続き、リングボリ(v)/ヴィレン/スエーデン室内管によるBerwald 、STENHAMMAR、AULINのヴァイオリン協奏曲(NAXOS)〜爽やか。もう少し真面目に聴いて、こういうものこそサイトに取り上げたいね。

これから広島。・・・・帰ってきました。アストラム・ラインというのに乗って某駅で降りると、お得意さまのお店があって、そこで某短大の「消費科学論集中講座」の一部を受け持つことに。(じつはほんまの講義であったことは、終了後に発見!)〜ちょうど自分の息子と同世代の娘達でしょ?知り合いのお取引先の人と「思いっきりすべったらどうしよっ」なんて話していたけれど、いつもの調子でいつも通りわかりやすい、例示の多いホラ話しで絶好調大好評でした。

無事終了。それにしても暑いね。別件の打ち合わせもそこでして、お仕事終了。移動中行き帰りは「魔笛」全曲(また!)スウィトナー/ドレスデンで。やっぱ、ちゃんとしたステレオ録音はわかりやすいね。オーケストラが美しいの。シュライヤーのタミーノ王子は凛々しいし、アダムのザラストロも貫禄充分。で、帰りGroovin'に寄って、Nielsen 交響曲全集3枚1480円〜オーレ・シュミット/ロンドン響を購入。

第4/5番のみ聴きながら帰ったが、これ金管の爽快なる爆発と、打楽器の派手派手しくも自由なる活躍がまったく楽しい。こりゃ、夏向けだね。帰宅したら、息子が帰っておりました。明日、山口行く予定だけど、台風直撃みたい。中止になるかも知れない。

で、そのあとサイト更新しようかな、と思ったらアクセスできません。定例更新はどうしようか。

2003年8月某日

今年はカラダが暑さに順応していない。昨夜はエアコン27度で眠ったが、やはり寝苦しくて目覚めてしまう。きょうもなんとか頑張りまっしょい。

夏はHaydn〜これはいけるかもね。FICの海賊盤ながら「ひばり」(スメタナ)「皇帝」(コンツェルトハウス)「セレナード」「五度」(イタリア)〜寄せ集めだけど、不思議な一貫性を感じさせてひたすら爽やか。

息子キャンプから帰ったらしくて「勝手に部屋をいじって!」と激怒するかと思ったら、女房に「ありがとうございました」と電話が入ったらしい。きょうか明日に帰省するらしい。

通勤ではMEDIAPHON(PILZ音源?)のDebussy/Ravel を。マルケヴィッチ、ホルヴァート、フロマン辺り。ヒュバットの「ボレロ」はここ最近音源確認を繰り返したが、ほかの評価が揺れ動いてしまう。マルケヴィッチ/ベルグラード・フィルの「牧神」はどう考えても(一番大切な)フルートがショボい。ほかの木管も危うい。でも、なんどか確認すると、全体の完成度は悪くないんじゃないか?と思ったりする。

お仕事、午前中順調。昼からの悩ましい打ち合わせは、相手の人が「なんの準備もしていないのだったら、会う必要もない」とお休みとのこと。困った人だよ。ワシぁ、な〜んも困らんけんね。明日、また広島。暑そうだね。

2003年8月某日

暑いと眠れない。エアコンの自動温度設定を28度とするが、夜中目覚めて27度に下げてしまう。朝目覚めると、カラダが異様に重い!おお!これぞ懐かしい「夏ばて」の感触か。

こうなると音楽を聴く機会は激減しちゃう。Bruch ヴァイオリン協奏曲ト短調〜メニューイン/ロナルド/ロンドン響(1931年)にて。やはり若い頃の彼は素晴らしい。昨年辺りナタン・ミルシテインでこの曲を聴いて、その背筋の伸びた端正な姿に感心したが、これもそれなりに新鮮な味わいがある。

昨夜に引き続いて、クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィルにて「舞踏への勧誘」(この訳、なんとかならないか?「踊りませんか?」とか)「ウィンザーの陽気な女房達」序曲などなど〜細部の味付けのノーコーさに驚愕し、ニヤニヤしながら堪能しちゃう。Komza"kU「バーデン娘」も某有名評論家が激賞していたけれど、べつにそうリキんで誉めなくても、もっと気軽にゆったりとした気持ちで楽しめばいいんじゃない。1957〜60年の英DECCA録音は、立派なもの。

さて、早めに山口に出発しようかな。

(帰宅後)いやはや、こんなキツいお仕事は久しぶりだね。早朝山口へ、会議をこなして、そのあとの個別打ち合わせにもリキ入ったし、急ぎ広島に移動してこれまた相当に切羽詰まったご商談有。途中で、明日お会いする取引先の人と、どうもピンとこない「お叱り」もうけて、ま、それが唯一不快と言えば不快だけれど、その他は「たいへんな前向きさ」だから、良いんじゃない。

食欲が出ない、酒も欲しくない〜これは望ましいことなのだけれど、やはり体調が悪いということだね。健康ではないと。新幹線移動では、Mozart 「魔笛」全曲〜フルトヴェングラー/ウィーン・フィル1951年(ザルツブルク・ライヴ)をしっかり聴きました。音質それなり(イタリアVIRTUOSO3枚組)だけれど、舞台の奥行きとか距離感、聴衆の反応がリアルにわかるのが凄い。序曲からして、細部の細部まで個性が行き渡ったテンションの高さ、ヨーゼフ・グラインドルのザラストロが圧倒的存在感。

嗚呼、あと三日で今週の苦行終了〜早よ、夏休みよ、来い!

2003年8月某日

昨夜、外の気温はそれなりに下がったが、マンション最上階の我が家は熱気がこもって抜けず、とうとうエアコンをつけることに。あれ?リビングのエアコンも付かない、という時点で、じつは女房がエアコン電源のブレーカーを切っていたことが判明。無事、PC/オーディオ部屋のエアコン(台湾製の窓クール)も稼働〜よかった。

「Masters of the Strings」10枚組(1480円)〜Lalo スペイン交響曲〜有名なるフーベルマン/セル/ウィーン・フィル(1934年)にて。初耳で、まず音質良好なこと。フーベルマンの技巧の切れ味と、明快なるリズム感で、はっきり言って苦手なこの曲の印象一変の魅力爆発。いやぁ、古き良きものをバカにしちゃいけないよ。

この間、聴きまくっているACORD二枚組のフランスもの・Debussy〜「海」ロザンタール/パリ・オペラ座管弦楽団にて。このカルさ、粋な旋律の節回し、ニュアンスの細かさ、目からウロコ的演奏で、そのまま「遊技」も堪能。

さぁっ、きょうも暑くなるぜ。根性入れて一週間乗り切らないと。

(帰宅後)意外となんとか仕事は進捗し、第一次の危機は脱した模様。ああ、こうして一日一日乗り切っていくのだね、人生は綱渡りの連続だよ。通勤では行きBach 「イギリス組曲第2番イ短調」、帰り「イギリス組曲第3番ト短調」〜ポゴレリチにて。中古480円で購入したが、なんと定価3500円!なんの思い入れもなく、サラリ淡々と弾いているように見えて、その流れの良さ、細部の隠し味、Bach 音楽の構造が透けて見えて、ドキドキするような魅力横溢。

この魅力はなんだろうね。「歌」でもない「音色の魅力」とも言い難い。もっと別世界な天才のワザ。この演奏はどこでも評価されていないよね。帰宅後は、クナッパーツブッシュでBrahms 「大學祝典序曲」「悲劇的序曲」〜コレLP時代持っていたな。この濃い味付けを理解するのに20年以上掛かっている計算か。ほか、クナ得意のワルツ集〜「バーデン娘」とか。ちょっと、たまんね。若い人は聴かないほうがヨロシ。

2003年8月某日

行ってきました広島県下山の中。息子サークルの合宿(学習障害?とやらのこども達との合宿か)で留守中を急襲、その顛末や如何に?これから「ダニーの部屋へようこそ」を執筆予定。閑話休題。

久々の根性入った「夏日!」で、さすがの我が名車セルボ・モードのアエコンでも、この熱気は防ぎきれない。ま、クルマの調子は上々です。車中ではカイルベルトのBrahms 交響曲第2/4/1/3番〜選曲を間違ったか?ワタシはこの演奏に、やはりピン!と来ていない。引き続きピアノ協奏曲第1番〜カリン・レヒナーで。やっぱこの演奏、最高。久々に彼女の技巧に惚れ惚れするが、そのあとに入っているワルツ集はもっと躍動感有。

さあ、夏休みまであと一週間だけれど、ちょっと苦しい。まず第一の山場は明日(会議の合間に資料作成、というか起案。何時まで掛かるか?)〜引き続き翌日は山口〜広島のハード日帰り出張。水曜は朝一番から地元取引先と会議〜終了後、ちょっとウルさ型のお方と難しい宿題の受け答え、木曜〜広島の某女子短大生に講義(抗議の嵐とならないよう祈るばかり)、金曜朝一番から地元取引先とご商談〜できるだけ早く終えて山口へ・・・・げほっ。

2003年8月某日

朝はまだちょっと涼しいかな?昨夜は女房の体調やらご機嫌も少々危うかったので、夕食作り。自分も、久々のスポーツでかなり疲れて・・・というか、眠いだけで体調はそう悪くない。先日、息子のアパート訪問を拒否されたので、女房が「合宿とやらで留守中のきょう行ってみよう」と。きっとゴミ屋敷化しているのではないか。

昨夜遅く、Elgar ヴァイオリン協奏曲ロ短調〜メニューイン/作曲者/ロンドン響(1932年)で。若い頃のメニューインは晩年の技術の衰え、クセもなくて、素直でノビノビ美しい。Elgar自身の指揮ぶりは想像と異なって(たいてい、自作はザッハリッヒになりがち)、なかなか雄弁でした。

Sibelius のヴァイオリン協奏曲は、エイドリアン・ジャストゥス盤を昨夜サイト用文書にまとめたので、その連関でハイフェッツ/ビーチャム/ロンドン・フィル(1936年)を確認。(伴奏など委細かまわずソロのみで成り立っているような)1959年盤と比べると、バックにさすが貫禄があるし、テンポも遅め。ハイフェッツの技巧はなにも変わらない。以上、HISTORY盤。

ああ、そういえばNAXOSでも復刻されているから音質を確認しましょう。ワタシのPC/オーディオ部屋のエアコン(台湾製の窓クール)がスイッチ入れてもウンともスンとも言わない。どうなったのか?困った。

2003年8月某日

ま、夏らしくなってきたね。蝉も鳴いているよ。久々の土休〜ま、毎日が休みみたいな気分だからたいしたことはない。

昨夜、「ボレロ」比較を。ナヌート/リュブリャナ放響の演奏が素晴らしくて、たしかサモ・フバド(ヒューバッド?)/リュブリャナ放響名義の音源は「じつはナヌートである」とのことで、それだったら持っていたぞ、ということで。結論的には、別物です!サイト用原稿も書いたから、近々掲載予定。

引き続き、アジアを旅する友人のサイト更新。彼は2002年春にワタシの職場を退職し、放浪の旅に出ております。あのころは酷かったからねぇ、毎日11時くらいまで残業、そのあと飲みにいって、また、翌日早朝の新幹線で出張・・・そりゃ辞めたくなるわな。で、月一回、ワタシのところに写真とメールが届いて更新を、という仕組みです。美しい。

夜中、ちょっと目覚めて、でも、即寝直し。やや寝坊しつつMahler 「大地の歌」〜ワルター/ウィーン・フィル(1952年)堪能。部屋の掃除をして、イ・ムジチでブランデンブルク協奏曲第2/3/4/5番+二台のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調(1984/89年)〜これは演奏芸術のありかたを深く考えさせられちゃう。明るく、歯切れの良いイタリアのBach 。このほうが正しいんじゃないか。

さて、天気も良いし、スポーツ・クラブにでも行くかな?

・・・で、行って来ました。ふだんバスかクルマを使うところ、わざわざ徒歩で、夏の日差しを楽しみつつ45分。さらに「ベーシック・エアロ」45分間。シャワーで汗も流して爽快!で、昼はお気に入りの「ナーナック」で〜ここ岡山店は流行ってないんだわ〜タップリ食ったから、ダイエットにはならない。帰宅し、しばし昼寝(スウィトナーの「魔笛」付き)を。至福の時。

散歩でRavel 持参。「ダフニス第2番」「高雅で感傷的な円舞曲」「ボレロ」〜パレー/デトロイト響。骨太で、飾りが少ないのにちゃんと”粋”で、味わいが深い。帰宅して、「ボレロ」(ここ数日何度聴いたことか?)「ラ・ヴァルス」〜これはクリュイタンス/パリ音楽院管の定評ある演奏で。これほど「定評通り」の満足を与えてくださるCDは、まず経験がない。完成度の高さ、洒脱な味わい、録音も良好で痺れるばかり。(但し、FICの海賊盤だけど)

2003年8月某日

ようやく梅雨も開け、夏らしい気候となったが、それでも朝晩は涼しく過ごしやすい。昼間だって、例年はもっと暑いでしょう。農作物への影響が心配です。桃のギフトはかなりクレームが出ているらしい。

前日は三重県山中〜新大阪〜深夜帰宅。翌日は早朝から山口県小郡へ、普段やりつけない肉体労働込みでお仕事有、夕方職場帰着。移動中はSibelius ヴァイオリン協奏曲(ミリアム・フリード)〜技巧や美音を前面に出さない、誠実で手堅い演奏か。引き続き、カム/ヘルシンキ・フィルで管弦楽曲。これも同様のスタイル。「カレリア組曲」(この曲は大好き)はヘルシンキ放響との演奏でも楽しむ。いずれ、このひとは「カッコ付けない」演奏で好感が持てる。

シッパーズ/コロンビア響による「序曲集」〜躍動感に溢れ、Verdi、Mozart 、Weber、Smetana、Rossini、Puccini、MASCANI、Bizet、と選曲の配慮、収録順序も良くできている一枚也。Debussy「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」「フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ」「チェロ・ソナタ」「ヴァイオリン・ソナタ」〜ラスキーヌ、ランパルなど往年のフランス系名人の妙技連続だけれど、シャルル・シルルニクの名前が懐かしい。トゥールーズ室内管にいた人だよね。

夜は硬派のクラシック音楽ディレッタントであるB氏、来る。今月二度目。魂の兄弟である「児島の体操服屋の若旦那」も誘って、遅くまでバカ話に興じちゃう。ああ、ちゃんと仕事しないとね。

(帰宅後)午前中出掛けたり、昼から資料を作ったり、来客があったり、トラブル処理をしたり、内部会議をしたり、いちおうそれなりに仕事は消化。が、じつは来週の予定に一本重大なる見落としがあって、半日足りない。明日、出勤すれば消化できるが・・・どうしよう。通勤では、Beethoven 交響曲第7番〜アバド/ロンドン響(1984年)を。全9曲のウチ、自分にとってもっとも気が重い作品となってしまったが、これは爽やかでオーソドックスなスタイルに好感が持てる。

連日の酒席(但し、自主的な)でツカれているし、早々に帰宅。街はお祭り一色だね。ヨーカ堂前にMEGUMI(地元岡山出身)が来たらしい。(見たかった)帰宅すると女房がいない。ケータイ切っていたからね、花火にでも行ったかな?(そうでした)ゆっくり「近況」書きながら(どうもリキみすぎで・・・)Mahler 交響曲第7番〜アブラヴァネル/ユタ響で楽しむ。彼のMahler には懊悩が少ないんだけれど、自然体のココロの豊かさ、みたいなものを感じる。

Schubert 八重奏曲ヘ長調〜コンセルヘボウ・ソロイスツ(1994年エア・チェックMD)で。大好きな曲なのに、ずいぶんと長い間コメントができないで悩んでいる作品。さっさと風呂入ってノンビリしました。


【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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