音楽日誌
2004年12月31日。岡山では珍しい雪模様でした。昼には溶けたが。
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2005年12月某日

少々寒さも和らいだ年の瀬でございます。昨夜夕食は、試しに炭水化物制限は止め、餅も三田屋のウィンナーも喰いました。が、今朝70kg切れ、60kg台体重維持で文句なし。(こんにゃくが効いたのか)午前中、スポーツクラブに行ける体調だし、朝はいつもの「バナナ一本、ブラン・シリアル+低脂肪乳+チーズ」。午前中には女房息子は大阪の実家に出掛けるし、昼夜の食事はどうしましょうかね。酒は飲むつもりありません。

今朝、アリシア・デ・ラローチャ(p)で、Chopin 24の前奏曲 作品28/子守唄 変ニ長調 作品57(1975年)/ピアノ協奏曲第2番ヘ短調(コミッシオーナ/スイス・ロマンド管弦楽団 1971年)を・・・情感に溢れ、揺れるような浪漫に充ちみちて暖かい。昨夜、小澤征爾の映像を(少々)拝見して、Faureのレクイエムの美しさを追体験。

ARTE NOVA BVCC-6088ロス・ポープル/ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団/ロンドン・ヴォイセス(1995年)・・・これはオリジナル版(第2稿)の 「ラッター復元版」によるもの・・・と言っても詳細はあまり理解していないが、管弦楽編成がシンプルで声楽がより際だつ、といった印象でしょうか。合唱団はとても清潔で、ストレートであり、明快、正確。ほんわか雰囲気だけで聴かせない、立派な演奏でした。「Faureは本場・お仏蘭西の演奏家で」〜みたいな狭量なる先入観では出会えない一枚。(ARTE NOVA BVCC-6088)「ラシーヌの雅歌」「小ミサ曲」の声楽はいっそう見事。

お休みなので、朝日新聞(岡山統合版〜当地では夕刊がないんです)じっくり熟読いたしました。今年一年の出来事を振り返っていて、あまりの多種多様なる悲惨な事件があったことを失念しつつあることを自覚。閑話休題(それはさておき)「豊かな日本語って何?」(アーサー・ビナートさんと田辺聖子さんの対談第1回)・・・方言の豊かさ、余裕、遊びについて言及されており、若者の「ら」抜き言葉の乱れを指摘する前に、どこの国にもない駅前マンションのネーミングとか、由緒正しい地名を簡単に消し去ってしまう行政についての怒りが指摘されております。

日本語の(正しい意味での)「言霊」(縁起でもないこと言うなや、的安易なことではなく)”日本語を音に出して声にするチカラ”について、昨夜の「金八先生」(後半しか見ていない)を見ながら感慨に耽りました。ワタシは説教臭い先生(このドラマも)は大嫌いだし、これはあくまで「教育お伽噺」だと思うが、それでもクライマックスでの「たった一人のための卒業式」は胸を打ちました。その答辞で、クラス全員の「フル・ネーム」を呼びかける圧倒的説得力。名前の持つ迫力、生きる者の意味合い。

小さな「生活欄」への投稿だけれど、「娘と初正月」・・・不妊治療をあきらめ、挙げ句子宮筋腫にショックを受けたあとに思わぬ妊娠・・・その喜びから丸一年、4ヶ月の娘とのお正月を迎える〜人間であれば普遍的な共感を感じさせる(珍しく)暖かい記事でしたね。

朝、女房と息子を駅まで送ってそのままスポーツ・クラブへ。さすが大晦日は人数少ないですね。体重は(着衣で)70kgピッタリ、トレッド・ミル、自転車計ご飯2膳分の消化実行。太股筋肉少々へろへろです(基礎代謝維持!のはず)。お昼は(昨夕食に続き)通常食・「嵐屋」の塩ラーメンをトライヤル。比較的さっぱり系の味付けだけれど、チャーシューも2枚入っているし、昼飯で満腹なんてずいぶんと久々。これで体重変化の様子を見ましょう。

帰宅してMozart でも・・・ということで、13管楽器のための「グラン・パルティータ」変ロ長調 K.361(370a)〜アレクサンダー・シュナイダー/ヨーロッパ室内管弦楽団(1985年)を。ワタシ、この作品には弱いんです。どんな演奏を聴いても必ず感動しちゃう。演奏の質とか、善し悪しの判断など不可能。愉悦満杯幸福の50数分哉。これから夕食どうするか・・・考えつつ、ゆったりしましょう。

終日静かに、テレビも付けず読書をしたり、Sibelius など聴いて過ごします。夜には(大晦日は楽しみ)格闘技があって、それをからサイト更新の準備、そして初詣(すぐご近所今村宮)となります。ココロは静謐であります。良い一年でした。

◇この件にコメントを・・・

2005年12月某日

さて、今年ラスト出勤日。ケータイは帰宅したら電源を切るようにしている(先日までの旧機種ではバッテリーが弱って、実用上そうせざるを得なかった)が、今朝電源を入れると上司からの「連絡をくれ」との伝言メッセージが・・・う〜む、今更?なんだろう。昨夜、帰り際に伝票入力の件で、お取引先から少々気になる電話もあったし、最後の最後迄ざわついた気分のままでございます。超・早朝覚醒しちゃって、精神的におちつかない。早々に本年ラストのサイト定例更新実施。

WEITBLICK SSS0010-2 @390今朝(落ち着かないまま)聴いた音楽。Rossini 「絹の梯子」序曲(1951年)、Beethoven レオノーレ序曲第3番(1951年)、Mozart 交響曲第41番ハ長調〜コンヴィチュニー/ベルリン放送交響楽団(旧東。1959年いずれもライヴ)を。音質はまぁまぁ、といったところか。Rossiniはずいぶんと久々で、こんな明るく楽しげ躍動する音楽だったか、と驚いちゃいました。珍しいレパートリーですよね。これはまるで「フィガロ」の世界じゃないか。ややオーケストラの響きが濁り気味(録音のせいか)だけれど、さすがBeethoven に至ると、荘厳たる雰囲気と重量感ある推進力が抜群の説得力。

「ジュピター」は、速めのテンポでフレージングが少々堅苦しい。生真面目。「天女が舞い降りる」第3楽章はテンポが揺れ、濃厚な表情となっておりました。いずれライヴならではの勢いに溢れて、アツい演奏であります。終楽章のムリムリな疾走も強面だけれど、迫力あります。

では行って参ります。

チーム内で一人トラブったやつがいて、その処理具合も気に食わないが、ま、たいしたことにもならず処理は終了〜そのまくらいまっくすま岡山市内、あちこち店回り〜お取引先にも数件訪問、まだ時間内だけれどそのまま自宅前で下ろしていただきました。嗚呼、一年が終わった。やっと終わった。つらく苦しい一年だった。少々ほんわかぼんやりしてます。6日間休みをいただきます。

夕方、早い風呂に入って気付いたけれど、夕食前計測ながら、ついに当面の目標である60kg台突入!明日、明後日とスポーツクラブで自転車こいで体重維持(基礎代謝のアップ維持)を狙います。食生活のパターンを少々検討しないとね。今朝だってバナナ一本、ミカン一個、ブラン・シリアル+低脂肪乳+ちいさなチーズ一個。昼は小さなおにぎり一個+もずくスープ+青汁+野菜ジュース+ちいさなチーズ一個。かなり慣れたけれど、”楽しい食事”とは言い難いですな。でも、昨夜はしこたま酒を飲んで、サカナとか牡蠣とか焼き鳥とか喰ったから、ちょうど良いのかも。

DENON GES-9211 中古@250の愉悦すっかり精神的にゆるゆるになってしまって、ふだん聴けない音楽も聴けるようになってきました。Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜スウィトナー/シュターツカペレ・ベルリン(1980-83年)を。この作品には峻厳なる集中力を望みがちだけれど、ここではオーケストラがずいぶんとジミで、しっとり落ち着いた感じ・・・というか、世界に誇るべきDENONの自然体音録り思想の効果ですか?リキみとか躍動、雄弁なる華やかさではなく、自然体の流れであり、よ〜く聴くとふっくら滋味深く柔らかい響きがじわじわ快い。

2005年12月某日

本日は自宅までクルマでお迎え大名視察状態なので、朝ゆっくりしてます。寒いです。コタツで温々とじっとしてたい・・・という安易な姿勢が体重70kgを切れない要因か。夜は酒だしなぁ・・・昼は極限切り詰めだな。

今朝、Mahler 交響曲第7番ホ短調〜リーパー/グラン・カナリア・フィルハーモニー(1995年)・・・久々の再聴だけれど、これほど端正で清涼なアンサンブルは滅多に見られないでしょうね。この妖しい作品の個性に似合っているかどうかは別にして、知名度だけではバカにできない(ある意味の)完成度を感じさせました。昨日のチェリビダッケもそうだけれど、サイト用原稿にいたしました。最近、少々考えすぎで(どーせ、たいしたできあがりでもないのに)遅々として原稿が進まなかったが、昨日、今朝とさらさらと書き進んでおります。

では行って参ります。

当初の予定通り、自宅までお迎えがあって岡山のお隣、福山へ。少々道に迷いながらも当初の視察を終え、無事職場へ戻りました。朝(ブラン・シリアル+いちご+低脂肪牛乳)昼(野菜ジュース+ヴェトナム風春巻き4本)のダイエットメニューだけれど、打ち合わせに来ていた取引先の(一番親しい)ご担当と待ち合わせて、ラスト忘年会へ。(上司にはタイムニッヒド先に押すからね、と了承済み)この間の問題分析の意見交換しつつ酒席・・・つまりダイエットは休止です。フツウに飲み、喰いました。

職場は本日終了、しかし明日は更にお留守番+地元取引先視察継続で通常出勤。体重は昨日と変わらず、増えるかと思ったらそうでもなく、もちろん減りもしない。ま、それでもかまわないが。

2005年12月某日

寒いなぁ、できれば休みたい。でも、昨日、一昨日の宿題数件、未だ残っているんです。昼から、外回りでもする余裕が欲しいところ。三日ほど前、今秋穿けなくなったジーパンがラクラク入るようになり、一昨日には捨てる準備をしていた2年前のスーツがフィットするようになりました。(今秋購入したズボンはゆるゆるに)昨日「70kg」と書いたけれど、飯を喰った直後には500gほど増えるようでもあり、当面の目標である60kg台達成はビミョーです。少なくとも明日は酒席が決まっているし、年内気を引き締めてダイエットに励みます。さすがにカラダがカルい!(ような気がしないでもない)12/31も1/1もスポーツクラブだな。

SONY 5枚組3,760円(SMM5054072)Mahler 交響曲第9番ニ長調〜ワルター/コロムビア交響楽団(1961年)は最終楽章迄。大きく呼吸するような、懐の深い演奏であって、昨今録音が増えたこの名曲中でも出色の存在を誇るものでしょう。録音も優秀。第3楽章のまったりと歌に溢れた(ビミョーにユルいタメのある)ワルツ?に風格も漂う。最終楽章は、第3番と並んで大好きな安心立命の世界であり、ココロ洗われるような奥行きと貫禄充分。コロムビア交響楽団は非常に優秀だし、アンサンブルの集中力・厚みにも不満はないが、こんな素敵な音楽だからこそもっと”艶”が欲しい・・・そんな贅沢な感想もあります。脳裏にはコンセルトヘボウがあるのか?

de Falla 「恋は魔術師」〜ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ/マドリード交響楽団(アルボス管弦楽団)/リヴァデレイナ(a)(1953年)・・・これも再度確認。録音は鑑賞に耐えうる程度、だけれど、ローカルの雰囲気漂うリズム感なんですね。歌い手(読み方エエ加減)の粗野な濃い味わい(イタリア系声楽ではない)はいかにも”本場もん”。ワタシのようなド・シロウトにも”それ風”と説得させるに充分なるリズム(ハズんでまっせ)+静謐な旋律対比のお見事なこと。オーケストラはBeethoven 辺りではともかく、この作品では盤石の自信、アツさ漲(みなぎ)りました。続くJOAQUIN Turinaは、作品名から調べないと。

昨日来のトラブルはほぼクリア、実際は詫びて済ませた、といったところか。実質上、お仕事らしいお仕事は本日で終了。あとは視察とか、お付き合いとか、お留守番のみ。

体調はあまりよろしくない・・・というか、目がやたらと疲れるのは全身状態の反映か。頑張って節食を続けているのに、豆腐納豆野菜中心の夕食を摂ったあとに、体重を量ったら1kg増・・・残念!これが”減量の踊り場”なのか。夕方職場で空腹に耐えられず(コッソリ喰った)ナッツ4粒が致命傷だったのか。ことしもあと3日、とにかく継続しましょう、できるだけ。

夜、ちょっとだけ音楽を・・・Schumann 交響曲第2番ハ長調〜ジンマン/チューリヒ・トーンハレ管弦楽団(2003年)・・・やや苦手系の作品集ながら、この第2番が(ワタシには)一番聴きやすい。購入以来の再聴だけれど、すっきり爽やかでやや物足りないくらい軽快、そして素朴〜うむ、これならほとんど抵抗なく楽しめますね。引き続き、Debussy「海」(1947年)「遊戯」(1948年)〜チェリビダッケ/ベルリン・フィル・・・ああ、これはノーコーでクセ者的演奏だ。音質ともかく、オーケストラの厚み奥行きはっきり理解できる個性横溢ぶり/テンポの劇的揺れが凄いが、これは好き嫌いが分かれるところでしょう。

2005年12月某日

昨日は(珍しく)大幅予算達成した成果を自慢げに、誇らしげに定例ミーティングにて報告、上司からは”全国的にも出色・最高の成果”と激賞されちゃう。ま、今月だけなんだけどね。本年度あと3ヶ月、こうは行かないのは自覚有。当面の実務作業はほとんどなにもない(こともないんだけれど、やる気がない)ので、少々大きめなお取引先トラブル処理を買って出て”手に汗握る”対応・・・正直、こういうの好きなんです。でも、時間切れで解決は明日以降へ持ち越し。

で、チーム(自腹+奢り)忘年会、出発直前のエレーベーターで偶然いっしょになった、他のチームの派遣さんも急遽誘って「河忠」(萩料理)へ。ま、一年間繰り返したチーム飲み会(十数回ほどか?)の集大成(その成果が”痛風”?)の爆笑宴会です。岡山では一番旨い店だと思う(但し、九州以上に甘い山口醤油に耐えられるか?)ので、夜だけダイエット休止・・・だけれど、やはり精神的な問題か、以前ほどがつがつバリバリ飲み、喰いはしないもの。(今朝、体重にも動きはない)半分払ってあげました。タクシーで帰宅したら、息子が帰省していて、女房大御機嫌。15分ほど就職問題で説教していたら、ケータイに呼び出しがあったらしく出掛けていきました。

リコ・サッカーニ/ブダペスト・フィル22枚組は延々聴き終わらず、今朝はDvora'k「新世界」「スケルツォ・カプリオーソ」(録音クレジットなしライヴ)へ。所謂”爆演系”でして、恣意的なテンポの揺れ頻出(基本的には速め)、ムリムリな疾走とクサいルバート、極端なる強弱の対比、少々生臭い演奏であります。”フライング・ブラーヴォ”も出たから、ナマ演奏ならではの精気に溢れた演奏、とも言えなくもないが、ワタシの好みではない。「新世界=アメリカ」の希望憧憬方向でもなく、ボヘミアの懐かしい草いきれ方面でもない、ま、有名な作品だし、好きにやらしてもろうてま、的演奏か。

「スケルツォ・カプリオーソ」のほうが作品的に上記表現に似合っているか、と予想したが、どうも爆発が中途半端、けっこうちゃんと聴かせるのは難しいんですね。きっと。

本日、明日と当初の出張予定もなくなり、職場自分関係場所整理(机上は昨日清掃した)、基本データ(常備連絡先、マスター、旧いファイル、メールやノーツデータ)整理、少々来年の商談用資料整理、そして売り場まわりぼちぼちやります。この二日ダイエットの総集編(のつもり)。29日には(親しい)来客があり、先日の雪で広島忘年会が流れているから、そのおつきあい。30日はお留守番だけれど、上司が希望すれば飲むことになるから、この辺りのコントロールが難しい。

朝出勤したとたん、大トラブル発生!(昨日の処理も終わっていないのに)つまり、商品が所定の時間より2時間遅れで納品され、お店では午前中商品が全然足りない・・・ワタシの直接の担当ではないとはいえ、いちおう全体を見るべきヴェテランの立場、しかも各部署、取引先とも顔見知りと言うことで、東京の専門部局〜神戸の出庫元倉庫に状況訊き取ってもらうが、部分情報しかわからない。とにかく取引先に最低限わかったことを報告しつつお詫びしました。(昨日の処理はほぼ終了)

あと、大掃除徐々に、ということでサンプルは捨てるには忍びない(もったいない)ので、送料掛かっても親しい現場にあちこち荷造りして送付。例月の取引先某データ大量出力も無事終了・・・少々もやもやした気分を残して早々に定時帰宅しました。

久々、親子三人で夕食を楽しんだけれど、体重ついに70kgへ。ダイエット開始から14日で4kg以上減っていて、いちおう年内はこのパターンで頑張りましょう。昼休み、職場で「男のダイエット」とネット検索して、いろいろ勉強しました。つまり「リバウンド」とは?減量すると「基礎代謝」(な〜んもしなくて消費するカロリー)も下がっちゃう。つまり、仮に以前と同じだけ食べたとしても「太りやすくなる」という現実。

今回は(真剣に実施したのは)20年ぶり(昨年2004年入院時の強制絶食10日間は論外として)のダイエット(間食一切なし。ブラン・シリアル、こんにゃく、豆製品、野菜の多食、炭水化物、肉をほとんど摂らない)が随分と順調なのには、あるポイントが存在します。それは「スポーツ・クラブ」〜既にお盆明けからかなり熱心に通っていて、これは「基礎代謝を下げない」意味合いがあるそうです。激しい運動で痩せる、というのはほとんど不可能だそうで、でも、ダイエットには不可欠な行為だったんですね。ま、激しくはない”有酸素運動”だけれど。

2005年12月某日

さて、今年最後の週であります。ワタシはダメ男でして、”あともう少し”だったらヘロり流してしまうんです、精神的に。最後の最後まで(終わるとわかっているのに)ぱつんぱつんに頑張れるやつはうらやましい。それでも、本日は定例ミーティングの資料作成(珍しく今月は予算を大幅クリアした)、当面の諸作業処理(土曜日出ているから溜まっていないはずだけれど)、机周り阿鼻叫喚魑魅魍魎状態クリアに、サンプル置き場の整理するつもり。来年度政策的課題は、明日の徳島出張が流れたので時間はできました。夜、ボーナスの出ない我がチームの辣腕派遣さんに、感謝と慰労の念を込めて年一回の(ワタシ自腹というか奢りの)チーム忘年会。儀礼的なもんじゃありません。ココロを込めて。今夜のみ、ダイエット中止。

今朝、de Falla 「恋は魔術師」〜ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ/マドリード交響楽団(アルボス管弦楽団)/リヴァデレイナ(a)(1953年)・・・朝のあわただしい中での聴き流しだから、様子はよくわかわらない。でも、スペイン関係音楽を気持ちよく聴けるようになったのは今年の大きな成果でしたね。これはマータ/シモン・ボリヴァール交響楽団の三枚組の成果かな?Turina(1882〜1942年)なんか、気恥ずかしくて一度聴いて放置しているCD(NAXOS)があったはずだから、棚を探してみましょう。

DISCOVER 920161Martinu 2台のヴァイオリンのための協奏曲/SZYMANOWSKY ヴァイオリンのための協奏曲第2番/Prokofiev 2台のヴァイオリンのためのソナタハ長調〜アンドレ&ヤーガ・シウイ(v)/バルシャイ/RTBF交響楽団(1989年)・・・ずいぶん以前にサイトに掲載している音源だけれど、読むに耐えず即削除したいくらい・・・ま、加筆しましょう。Martinuはかなり難解で、しかもオーケストラの響きが濁ってわかりにくい。SZYMANOWSKY/Prokofiev辺りは、”乾いてシニカルな叙情”みたいな旋律が最近、ちゃんと 楽しめるようになりました。(DISCOVER 920161)

では、行って来ます。寒いですね。

2005年12月某日

classic for pleasure 7243 5 75751 2 6 1991年録音 5枚組2,480円ことしラストの日曜日。いつもの早朝に目覚めました。昨夜、スポーツクラブで自転車こぎながら聴いたのが、(年末故)Beethoven 交響曲第9番ニ短調〜マッケラス/ロイヤル・リヴァプール・フィル/合唱団(1991年)・・・2年前に聴いたときには

「ベーレンライター版」による録音として有名。かなりの期待を持って聴いたけれど、中途半端で細部が雑、聴かせどころもイマイチはっきりしない。演奏的に中途半端。同じ版のジンマンが「かなり勝手な解釈を入れている」そうだから、原典版として意味合いは大きいのかも知れないが、ワタシゃ学者じゃないもん。音楽は楽しくないとね。
との(いつもながらの傲慢なる)コメントだったが、どうかな?

これは(きっと)オーディオ的な相性もあって、ポータブルCDプレーヤー+ヘッドホンでは様子がよくわからない。上記コメントもきっとそんな環境での感想だと思います。リヴァプールのフィルハーモニー・ホールは少々残響過多かな?ぼんやりした雰囲気で、淡々と速めのテンポで素っ気ない・・・でも、これが自宅に戻って、再度それなりのボリュームを上げて部屋で聴けば印象が変わります。軽快で、ものものしくない、さらりリズミカルな「第九」。更に付け加えるなら、こだわりもない。”フルトヴェングラー入魂の「第九」”なんかが前提にあると、ずいぶんとさっぱり物足りないか。それにロイヤル・リヴァプール・フィルは、けっして”味付けの濃い”響きや各パートの個性表出じゃないし。

ココロを空しゅうしてこの演奏に向き合えば、自ずと味わいはじんわり・・・そんなもんでしょうか。

一週間ぶり、エアロビクスに行ってまいりました。コンドー先生はサンタさんのコスチュームで可愛らしい。体重は順調に減っておりまして、年内はダイエット継続してあと1kgはなんとか減らしたいもの(当面の目標は70kgを切ること)。問題はそのあとで、どうリバウンドを防いで現状維持し、できればじわじわ減らしたいところ。どうすれば良いのでしょうか。体調は良好です。寒いが風邪は回避。

リコ・サッカーニ/ブダペスト・フィル/クン・ウー・パイク(白建宇)(p)によるProkofiev ピアノ協奏曲第3番ハ長調(2001年)・・・これはとても爽やかで気持ちがよろしい。ワタシはこの作品を得意としない(妙に大衆に媚びている・・・あくまで先入観)し、虚仮威しのようなテクニックばかりが先行するような・・・いえいえ、こんな真っ直ぐで朗々とした表現だったら、ちょいと見方を変えなければ。サッカーニは協奏曲が上手だなぁ。

Mahler 交響曲第9番ニ長調〜ワルター/コロムビア交響楽団(1961年)は第1楽章のみ(29分ほど)。ずいぶんと(ちゃんと)聴いていなかったような気もするが、ワタシなりのこの作品の原点であります。(FMエア・チェック〜柴田南雄先生の放送より

この作品には、もっと「毒」とか「懊悩」が感じられないと不満
と、かつてのワタシは(エラそうに)書いているが、その後宗旨替えをしました。この暖かさ、優しさはそんなものを突き抜けたところにあるもので、別種の音楽を聴いているかのような、「ああ、こんな音楽だった」との原点回帰と安寧を呼び起こして下さいました。最高。

2005年12月某日

出がたい布団をはねのけ、今朝は通常出勤。そういえばクリスマス・イヴだけれど、こども不在の我が家には関係なし(息子は広島山中で彼女とデートでしょう)ほとんど音楽には集中できていない(オーディオPC部屋が寒くて・・・)が、”落ち穂拾い”を。

「Ravel 'S GREATEST HITS」というCD(CBS MLK 39439)中古500円「Ravel 'S GREATEST HITS」というCD(CBS MLK 39439)がありまして、LP時代の似た趣向2枚組の再発(1984年か?)と想像されます。手持ち音源の寄せ集めでして、ここではバーンスタイン/ニューヨーク・フィル〜「ボレロ」(1958年)「道化師」(1963年)「祭り」(1958年)、オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団〜「パヴァーヌ」(1963年)「ラ・ヴァルス」(1963年)が分担。壮年期のバーンスタインの熱気勢いは驚くべきもので、「おフランスのエスプリ?なに、ねぶたいこと言うてんねん!」的爆発力に溢れておりました。美しく、瑞々しく、完成度の高いのはオーマンディのほうか。音質良好。

あとは聴き流しでごめんなさい。Mozart 2台ピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365/3台のピアノのための協奏曲ヘ長調K.242「ロドロン」〜ニコライエワ、ヴィルサラーゼ、ルガンスキー(p)/ソンデツキス/リトアニア室内管弦楽団(1986年ライヴ YCC-0089)・・・どこにでもありそうで、じつは入手困難なる組み合わせの作品です。ま、こんな作品はゆるゆると楽しんだらよろし。引き続き、Bach 2台ピアノのための協奏曲ハ短調BWV1060/ハ長調BWV1061/ハ短調BWV1062〜デドヴァ、ヴォルチョク(p)/アルチュラー/レニングラード室内管弦楽団(1987年ライヴ YCC-0105)・・・これは楽しいですよ。いつもはヴァイオリンやらオーボエで楽しんでいる素敵な旋律が、ピアノで再現される・・・これもムツかしいことを考えずに堪能しました。

でもさ、この後にフィルアップされたピアノ協奏曲イ長調BWV1055〜ニコラエワ(p)/ソンデツキス/リトアニア室内管弦楽団(1983年ライヴ)・・・この晴れやかで精気に満ちた表情には圧倒されました。

メリー・クリスマス!

お仕事終了後、夕方女房とスポーツクラブへ。左足が悪かったので、即足の筋肉が弱ってしまう・・・久々、自転車こぎ50分ほど・・・体重は順調に減っております。風呂にも入って帰宅、洗濯したら大失敗!読んでいた新書もそのまま入れてしまって、紙クズだらけ!洗濯物も洗濯機もどーしょーもない状態になっちまいまいました。現在、鋭意処理苦戦中〜たいへんなクリスマス・イヴだ。

2005年12月某日

うぅ、サブい。祝日故、もっとゆっくり眠っていたかったが寒くて目覚めました。熱はなし、空気が乾燥しているせいか時に咳き込むが体調はぎりぎりセーフか。今朝、サイト定例更新済み。毎週金曜朝、ネット環境が不如意な出張以外は粛々と更新を続けて既に7年以上・・・今年は大晦日が金曜日ですな。

昨日、新幹線移動中の音楽聴取落ち穂拾いを。Dvora'k 交響曲第4番ニ短調/第8番ト長調〜イヴァン・アンゲロフ/スロヴァキア放送交響楽団(2001〜2004年)・・・これは5枚組1,390円という良心的価格全集の一枚。評判もなかなかよろしいようだけれど、(あくまでワタシ個人の印象として)前回聴いたときより、どうも楽しめない。オーケストラがあまりに弱いか。ウィーン・フィルとかベルリン・フィル、クリーヴランド管弦楽団等、優秀なる演奏ばかりで馴染んできたせいかもしれないが、響きに”味わい”が足りない。別にメカニックがどうの、艶がどうの、とは言わないし、鄙びて洗練されなくてもかまわないが、たんなる雑なアンサンブル・・・そんなふうに聞こえましたね。また、機会を改めて確認いたしましょう。

昨日移動中+昨夜+今朝と掛けて、Mahler 交響曲第3番ニ短調〜バルビローリ/ハレ管弦楽団/ケルスティン・メイヤー(1969年)・・・これは待望の入手でした。(中古で安く見かけたため)音質良好。ハレ管に”弱さ”は感じないが、たしかに最近聴いていたベルティーニ辺りとはかなり違っていて、微妙にまったり粘着質な味わいが彼の個性であります。そして、明るい表情で朗々と歌い続ける〜ほとんど期待通りの、強面とか威圧方面に縁の薄い楽しい、切ない演奏でした。

昼過ぎ、自宅(バブル〜耐震構造偽装に非ず・・・どーせ賃貸だけれど)マンション前に超・高級外車(少々年期入りまくり)お迎え有・・・「第九」行って参りました。会場音質云々ともかく、「日本人として正しい年末行事を滞りなくこなした」という満足感でいっぱいでございます。夕方早々に帰宅して、女房たっての希望で(好物)焼鳥屋へ。ダイエット中故、メニューの選択に苦労(豆腐、納豆、野菜方面強化)しつつ休日は終了です。明日、通常出勤・・・だけれど、世間ではクリスマスなので売り場点検〜という名目で職場を抜け、病院にも寄りましょう。

2005年12月某日

広島は今朝、天気予報通り雪が降ってます。新幹線は動いているだろうか。午前中のミニ講演会というか、打ち合わせは半分ほどは岡山から駆けつけるのメンバーなので、ちゃんと到着できるのか、現地広島の連中はクルマだろうから、高台にある団地から無事降りてこられるのか不安・・・ま、交通機関が昼頃ヤバい状態であれば、それ以降の予定をキャンセルして岡山に戻る算段をするけれど。体調はぎりぎりセーフで、ダウンしておりません。足は鈍い痛み程度。

優秀なるポータブルCDプレーヤーPANASONIC SL-J906持参なので、いつも通り目覚めてそのまま音楽を聴くことが可能。降りしきる雪景色を眺めながら・・・ARTE NOVA 74321 89355 2 Mahler 交響曲第9番ニ長調〜ウーヴェ・ムント/京都市交響楽団(2001年)を。ワタシはかつてこの演奏に少々辛口の感想を抱いていて、Sibelius では奥床しい美しさをちゃんと発見できていたので、いつかは再聴を、と考えていたものです。

ていねいで繊細なるアンサンブル、入念なる入魂〜但し、衝撃的なる金管の絶叫ではなく(これはオーケストラの特徴ですか?)あくまで抑制された表現なのか、それとも迫力不足と言うべきなのか。

この作品には、もっと「毒」とか「懊悩」が感じられないと不満なんです。
薄味過ぎて個性不足で、聴き流してしまうような演奏
ワタシの(かつての)コメントは散々だけれど、以降数年でワタシのMahler に求めるものも変化していて、”薄味”さえ馬齢を重ねればそれがしっくりくるように・・・

第2楽章「レントラー」のコシが軽すぎて、リズムにアクもなにも存在しない。あの、荒々しい爆発の第3楽章がまったくヘロヘロで、おとなしい。味がない。
この傲慢なる言及には汗顔の至りであって、粘着質ではない、軽快・清涼なる(日本人演奏家らしい含羞を含んだ)個性なのでしょう。前回聴取時にも”誠実なる終楽章”と言及しているのはその通り。ウーヴェ・ムント/京都市交響楽団のBartok、Smetana録音も(機会があれば)入手したいもの。(サイトは再コメント必要ですね)

無事に帰宅いたしました。雪で参加者少々減り、時間も遅れたが無事「ミニ講演会」(的な雑談)対応終了いたしました。お昼に誘われご飯にまったく手を付けないことを悟られないようにしたり、岡山まで(やや雪でダイヤ混乱しつつ)参加者といっしょに戻ったら「ちょっとお酒でも・・・」と誘われ、無碍に断れない人(学生時代の先輩筋故)なので、こんにゃく&大根を集中的に(一週間でどれだけ喰うた?)いただいたり、で、けっこうダイエットに気を遣っております。

明日休み・・・寒いし、じっとしていようかな、と思ったら「高級外車でお迎えに上がります」と「第九演奏会」へお誘いのメール有。ありがたいことです。人様のご好意を無にしてはいけない!人間としての大切な良心であります。行って参りましょう。

2005年12月某日

足の痛みはかなり治まって、通常歩行に影響ない程度に。土曜に再通院して、本格的に尿酸値を下げるクスリをいただきます。もしかしたら昨年2004年3月の「左足痛み」も「骨の異常」ではなくて、痛風の発作だったのかな、その時は病院に行かなかったし。夜の酒席での酒量は節制するにせよ、ダイエットは朝、昼でするしかない。こんな行事が続くときには「減量」ならぬ「維持」を目指さないと。それに体重減取り組みには「踊り場」が必ずあるし。金曜祝日はエアロビクスに行きましょう(「第九」演奏会だったか?ムリか)。土曜は出勤だから夜マシンを、日曜は再度エアロビクス狙いで。

当面の左足完全快復目指すのと、風邪の悪化を防がないと。広島は寒いぞ。読むべき書籍とCDを選択しないと。

数日前テレビで見たが、 綾戸智絵さんの魅力って独特ですねぇ。様々な有名歌手との共演だったが、ワタシは(純粋に自分の嗜好だけれど)彼女の歌は(正確に言うと声は)あまり好みではなくて、それに英語の発音が明確じゃない、というか、美しく響かないと思います。(エラそうなこと書いてごめんなさい)しかし、リムズの精気、彼女の発するアウラ、性格(関西のおばはん的情熱とノリと明るさ)は大好きで、なによりピアノの技量がぴかいち!こんな華やかで美しいピアノだったのか、と驚くばかり。

RCA BVCC-8931/32〜ライナー/シカゴ響(950円税込)さて、ぐずぐずグダグダ言及している「第九」は、ライナー/シカゴ交響楽団/合唱団(ヒリス指揮)/カーティン(s)コプレス(コントラルト)マッカラム(t)グラム(b)(1961年)へ。この作品は「ティンパニ協奏曲」的活躍の場が多いこと、峻厳厳格なる集中力アンサンブルであること、(ワタシがやや文句を付けることもある)最終楽章はテンションとノリを維持して、声楽が充実して厚みがあること・・・正直、聴き手の問題で終楽章合唱登場くらいからようやくエンジンが暖まってきて・・・状態。こんな「合唱」(終楽章部分)に感動したのは久々じゃないか・・・

では、行って来ます。体調がなんとか保ちますように。

朝一番に自宅から広島の取引先へ。2件商談、更にマネージャーと打ち合わせ+来年の方向性について(前向きに)少々・・・来年早々、更に詳細打ち合わせ必要になりました。昼から、取引先担当と広島市内6ヶ所訪問、クルマを置いてご近所で親しい人たちのみでミニ忘年会。でも健全に8時半には終えました。ダイエット+尿酸対策ちゃんと守って楽しくお話ししましたよ。足の痛みはかなり引いて、なんとか明後日はスポーツクラブへ行けるでしょうか。

新幹線移動中聴いた音楽は、Beethoven 交響曲第4番 変ロ長調(1969年)/Schubert 交響曲第5番 変ロ長調(1970年)〜カザルス/マールボロ音楽祭管弦楽団を。Beethoven のほうは、ズシリ重量感と厚みがあって”颯爽”とは縁遠く味が濃厚。例えば独墺系とか、露西亜風とか、亜米利加的とも異なる、まさに”カザルス”の個性横溢・深々とした節回しが続いて、カッコ良い演奏ではありません。Schubert はゆったり柔らかい余裕があって、これは優しい旋律とカザルスの個性が融和しているからだと思います。アンサンブルは表面的に整っていないが、雑ではない。

もう一枚(目的到着までけっこう時間が掛かる)は、Wagner 「マイスタージンガー」前奏曲、「トリスタン」前奏曲+「愛の死」、「タンホイザー」序曲、「黄昏」〜「葬送行進曲」、「ヴァルキューレの騎行」、「リエンツィ」序曲〜マリス・ヤンソンス/オスロ・フィル(1991年)。2005年4月の感想では

地味で鳴らない、洗練されない響きのオーケストラもけっしてキライではないが、ここでのオスロ・フィルはどうもぱっとしませんね。まだヤンソンスも若かったのか、大見得を切るような表現はないけれど、面白みというかWagnerの圧倒的テンションを楽しめません。アンサンブル的にはよく整っておりますが。
とのことだったが、ま、表現的には若々しく、勢いもあって悪くないと感じましたね。でも、オーケストラの響きに味わいが足りない。おそらくナマではたいへんな感動なんでしょう、録音の問題かも知れません。

ホテルの空気は乾燥してます。タオル濡らして対策して何とか、明日もう一日乗り切りましょう。

2005年12月某日

(在松山ホテル)昨日、とうとう一緒に出掛けるべきチームのひとりが風邪でダウン、二人での(年内ラスト)四国方面出張です。昨夜はご当地で忘年会、ということで久々いつもの親しい取引先の方々(ご夫婦で)と地元のお店に案内され地魚を堪能・・・倒れるように眠ったが、今朝、左足甲が鈍く痛い・・・もしかして痛風の発作か?・・・と一瞬思ったが、そのワリに腫れてないし激痛でもない。コレ、例の一年に一回やってくる足の骨の不具合(先天性らしい。ま、扁平足ですな)による炎症だと思う。

今年のお盆は右足踵だった(さすがに歩けなくなり病院に行った)が、左足甲は昨年の3月以来か?(九州出張中だった記憶有)激しい運動をすると時に出現する・・・ということで、熱心なスポーツクラブ+ここ数日の冷え+部屋大改造作業(ちょっとノコギリも使った)が発症の引き金かと類推しております。それより、ホテルの部屋の空気が乾燥してますねぇ。いつもこれで咽をやられます。風呂に湯をはったまま就寝したが、それでも渇きが気になって早々に目覚めちゃいました。ちょっと、危ういです。発熱しなければよいが。

これから午前中2件商談。更に新居浜に寄って、そのまま帰宅します。明日は広島。(ああ、エコノミー・チケット買うの忘れた)

行って来ました、病院へ。足は腫れてきました。痛くて靴が履けない。やっちまいましたね。骨に異常はなし・・・つまり、立派な「痛風」発作。尿酸値高かったし、酒飲んでたし。一週間ほど前に「じつは昨日昼から個人的に”あること”を実行、どのくらい継続できるか?」と書いたのは、(恥ずかしながら)”ダイエット”でして・・・2kg減らしました。いただいたパンフには「食事を極端に減らすと、尿酸値が上がることもあるので注意を」・・・って、その症状じゃないか。これからまだまだ酒席が続くけど、まず足の炎症を抑え、ダイエットは継続、酒は日本酒一合のみ(あとはウーロン茶)宣言します。

”病自慢”(ただの贅沢病だけれど)ばかりしていても仕方がないので、この間聴いた音楽について。ワタシは”Beethoven が苦手”と罰当たりなことを千度サイト上で述べているが、ほんまに聴きませんね。「第九」の季節だから、ノリントン、クーベリック、ライナー(いずれもほぼ未聴、乃至記憶なし状態)辺りをしっかり聴かなくっちゃ、とは思うんだけれど、棚からCDを取り出す気が起きません。Faureの室内楽なんか聴いていると、ほんまほっとしますね。英国ものだって同様の安らぎが感じられちゃう。Tchaikovskyも(どちらかというと)苦手方面だったが、先日のパイタ(交響曲第4番)はずいぶんと楽しんだし、本日聴いた交響曲第1番ト短調「冬の日の幻想」〜リコ・サッカーニ/ブダペスト・フィル(2001年)だって、寒々しい雰囲気溢れてとてもエエ感じ。

ホルンが効果的(第2楽章「アダージョ」)だし、適度に甘い旋律はわかりやすく、明快に表現されております。作品に似合っているのかな?深刻晦渋な作品より、あまりムツかしいことを考えず朗々と旋律を歌わせて下さって、とても聴きやすく、美しい。最終楽章の懐かしい旋律も素敵です。(ここで、ほんのちょっとだけもたつき有)ライヴでこんな完成度のアンサンブルなんですね。サッカーニはBeethoven とかMahler より、こちらのほうが相性よろしいか。

なんとか明日朝までに(当面)足の痛みを治めて、広島です。商談+打ち合わせ+現場訪問+忘年会+ミニ講演会(的なもの)こなして、明日深夜帰宅予定。(足もそうだけれど)体調が保つか?不安です。ああ、そいういえば新しいケータイに替えました。機能充実!しているんだろうな、きっと。まず「番号登録」から練習して覚えます。それからメールの登録、さらに発信に挑戦・・・

2005年12月某日

寒いですね。本日、四国方面今年ラスト出張(のハズ)、中四国方面は好天のようです。雪でもちらついてくださると、クルマでは行けなくなってラッキーなんだけど。パソコンはすっかり元の調子でして、あとはスパイウェア対策ソフト2本入れるのみ。今週は忘年会続きです。差し迫った用件はないけれど、ラスト商談のテンション維持と論文一本(来年度職場運営問題上司提案向)は・・・これはノーミソの中にはちゃんと存在する。あと、体調を維持しないと。

昨日(パソコンいじりの合間に)聴いた音楽落ち穂拾い。Respighi 「ローマの松」「祭」「噴水」〜小澤征爾/ボストン交響楽団(1977年)・・・これは1980年代、ワタシがもっとも初期に入手したCDの一枚でして、定価2,800円で購入したのか、中古2,000円だったのか既に記憶もなし。こうしてみると当時、CDはほんまに高かった!(先日、バーンスタインのMahler 旧録音を数枚いただいたけれど、3枚組6,600円これは当時”激安!”であった、とのこと)件の小沢のCDには、当時のワタシのメモが残っており、曰く「オーケストラは上手いが、こじんまりしている」と。

最近の録音は(しっかり集中したわけでもないし、ナマでも未経験だけれど)すっかり解脱したような演奏ぶりに少々違和感多いが、1970年代の旺盛な録音は最近いくつか興味を持って聴いております。非常に緻密、繊細、細部まで神経質に描き込まれ、メリハリもあって大音量部分で乱暴にならない。作品の持ち味を鮮度よく表現していて、当時の欧米の聴衆に与えた新鮮な感動を類推することは可能です。録音も極上。ボストン交響楽団はほんまに優秀です。

まだまだ続くリコ・サッカーニ/ブダペスト・フィル・ライヴ(全22枚)はSaint-Sae"ns ピアノ協奏曲第2番ト短調(フィリップ・ビアンコーニ(p))へ。(このCDのみ録音年クレジットが抜けている)昨日書いたように、ワタシはこの辺りの作品を少々苦手としていて、初体験はビレット盤(NAXOS)だったが既に処分済み。「ドン・ジョヴァンニ」みたいな冒頭ですよね。コルトー盤と同様、音楽とは出会いであって、これはしっとり旋律をよく歌わせた演奏で、楽しめました。サッカーニは協奏曲が上手じゃないかな?こんな演奏に最初に出会っていれば、こんな苦労はなかったのに。

このCDメインはBerlioz 「幻想」〜これは”素直な爆演系”的演奏でして、けっこうテンポも揺れてオモロい演奏に仕上がっております。ほかの演奏では時に「オーケストラがもう一歩」と感じることもあったが、ここではそんな不満はありませんな。なんせ第2楽章にコルネットが入っている(ライヴ故控えめだけれど)し、思わぬ金管の強調などなかなか楽しめます。

2005年12月某日

部屋の大整理をして、無用にでかいパソコン・ラック処分、で、スッキリしたのはよいが、再接続したパソコンが調子悪い。マウスがあちこち飛ぶし、無線でのネット接続がどうもうまくいったり、いかなかったり・・・では困る!ということで、OS入れ直しました。ワタシは「2000」が好きで、それを入れてみたけれど、なぜかディスプレイの表示ドライバがちゃんと認識して下さらない。それ以外すべてOKだけれど肝心の画像が16色ではいかんともしがたく、深夜2時で断念。うんと寒かったしね。

で、今朝から(しかたなく)「XP」を入れているが、USB関係のドライバ(だけが)どうしても(一本)入らない。OSのアップグレードが必要らしくて、いま延々とダウンロード中(これはLaVieNX LV13Cにて更新中。この件は前回の時も経験済)。本を100冊ほど処分。昨夜は女房職場の忘年会だったし、昼から延々と部屋の模様替え、CD整理、そして深夜までパソコンの設定・・・ずっと音楽聴いていたけれど、BGMだったので記憶はほとんどなし。

HISTORY 204558-308ああ、ぼんやり聴いていても「!」だったのは、Saint-Sae"ns ピアノ協奏曲第4番ハ短調〜コルトー(p)/ミュンシュ/ロンドン交響楽団(1935年)・・・ワタシはSaint-Sae"ns ピアノ協奏曲をあまり好んでいなくて、タッキーノ(p)全集を処分してしまったくらい。で、CD整理で出現した一連の「記憶なし音源」確認で、この演奏を聴いたら、ピアノの品の良さというか、ゆったりと幅広い余裕の表現に打たれましたね。作品の真価を知らしめる演奏、というはたしかに存在するのでしょう。あまり技巧が前面に出たような演奏じゃないが、どの旋律も瑞々しい。

Ravel 「ダフニス」(5曲抜粋)〜ミュンシュ/パリ音楽院管弦楽団(1946年ライヴ)が続くが、溌剌としたテンションの高さ、オーケストラの軽快な響き、情熱の高まりが音質を乗り越えて伝わりました。ラスト、Honegger 交響曲第2番ニ長調〜ミュンシュ/パリ音楽院管弦楽団(1942年)・・・この作品は馴染みでして、辛気くさい弦が延々と続いて、ラスト満を持してトランペット突入!それにしても、コレ長調の作品なんですね。音の状態いっそう悪く、ワタシはこの作品をまだココロより楽しめません。

次回更新がメイン・マシンで実行できますように。

いちおうメインのマシンで更新しているが、光学マウスが不安定(時に消えたり、飛んだり)、無線LANがすっきり一発でつながらない・・・どころか、結局ダメなときも有。まいりました。なんのための再セットアップか、丸一日掛けて寝る時間削った挙げ句、これじゃどーしょーもない。少々ヘコんでます。パソコンはなんの痛痒もなく起動して、自由自在に使えて当たり前でしょ。なんか体調も悪化してきたような・・・

・・・(パソコンの方は)いろいろいじっているウチに、そこはかとなく元の状態に戻ってきました。(原因不明)体調は今晩が山だろうな。咽が怪しい。一日外出もせず、おとなしくしていたのに、この寒さが要因か。群ようこ「生きる読書」(角川ONEテーマ21)読了・・・椎名誠絡みの連中は、ほんまに本好きで文書が上手。ワタシはこの人の小説は(ほとんど)読んだことがないけど、自然体で、そこはかとないユーモアが漂ってますね。「群ようこ」という人柄がすっかり好きになっちゃいました。喰っていくためには苦労は多いと思うけど、自分の楽しみ探し、みたいな毎日で、本の購入動機などワタシのCD購入とほとんど変わらない。(こちら”安い!”という絶対条件はあるけれど)

なんどもなんどもパソコン再起動、接続変更、設定変更〜そんなことばかりだったので、音楽には集中できてません。(なにを聴いたのか失念したものも!)そんな中ではHaydn 「天地創造」〜ヘルムート・コッホ/ベルリン放送交響楽団(旧東)/合唱団/ヴェルナー(s)シュライヤー(t)アダム(b)(1974年)が抜群に楽しかった。以前「四季」を聴いたときにも感じたが(あちらはいっそう民衆のチカラ!みたいな親しみやすさがあるけれど)、この躍動する生命の喜び(みたいなこと)がストレートに、わかりやすく伝わりました。ま、言葉はぜんぜんわかんないんだけどね、アダムとイヴの物語でしょ?ほかの演奏ではカール・フォルスター抜粋盤(聖ヘドヴィッヒ合唱団/ベルリン交響楽団〜旧西の)しか聴いたことがないし、歌い手はもちろん表情豊か、オーケストラ、コッホの表現にもなんも不満もありませんでした。(コッホが亡くなる前年の録音)

あ、そうそうFaure ピアノ四重奏曲第1/2番〜エマール(p)/ケール(v)/シッケルマン(va)/ブラウンホルツ(vc)(1966年)を久々に。ジャクリーヌ・エマールというピアニスト(読み方エエ加減。Jacqueline Eymar CDも出てます)は、スタインウェイの明快で豊かな響きを生かして、雰囲気だけではないしっかりとした語り口で、しかも繊細でした。素敵な音楽に酔っちゃいました。

 

2005年12月某日

日本に大寒波が押し寄せているそうです。いやぁ、連日寒いこと。それでもこの辺りはマシなんだろうが。昨夜、仰木彬さんを偲ぶ報道をなんども見たが、”壮絶”とか、”現場で倒れる”気迫を思い遣って呆然としましたね。今朝、いつも通りに目覚め、女房に急かされて年賀状印刷(世代的に喪中多いです)+「第九」聴きつつ。いかにも年末の風情でしょう。パソコンはほんま便利で、本文は印刷済み(アイデア枯渇ややありきたり)だったので、宛名データチェックして一気印刷中。(超・旧式プリンタなので時間が掛かります)

Beethoven 「第九」は(件の)リコ・サッカーニ/ブダペスト・フィル/ハンガリー国立歌劇場合唱団/エヴァ・バトリ、ユディト・ネーメト、ヨージェフ・ムクイシュトヴァーン・ラーツ(2000年ライヴ)・・・名曲に対する畏敬の念は失わないつもりだけれど、(ナマ演奏ともかく)年末に集中して「第九」を楽しむ、といった気持ちになれないのが正直なところ。この演奏家による22枚組ボックスもずいぶんと聴き進んできたが、明るく、深刻にならず、威圧感がないところは、この作品にぴったりの相性でしょうか。第1楽章〜第3楽章(ここがワタシのお勧め部分)では聴き手の怠惰故、聴き流してしまったが、終楽章は楽しげ、祝祭的な雰囲気に充ちて楽しめました。アンサンブル的には立派なもんです。どれもライヴとは思えぬ完成度。やや”平均的”であり、壮絶、とか、しみじみ、みたいなことにはならないが。

今朝、どっさり分厚く新聞折り込みチラシが入ったが、欲しいものはありませんね。テレビ、洗濯機(振動がうるさい!)、みな機能に不満ないではないが、ちゃんと本来の機能を果たしていますもの。強力掃除機も昨夜届いたし。そうだな、てんこ盛りとなっているCD重量に耐えかね、本棚がゆがんで(破綻寸前)いるから、これをなんとかするか。それと、パソコン・ラックが(昔風)大仰過ぎるものだから、シンプルすっきりしたものに替えたいね。そうなると、部屋の模様替えとなって、恒例・書籍の処分も必要だし、オーディオの見直し(新しいものを買う、というより配線配置の整理)が必要となっちゃう・・・

左は自作のCDラック、主にセットものを入れる。壁の絵はカンディンスキーの抽象画ちゃんと真面目に午前中はスポーツクラブ(その成果か風邪をひかない)、そのままホームセンターに行って、新しいパソコンデスク(ようはするにスッキリとシンプルな机@2,980)、数年愛用したデカいパソコン・デスクを解体しました。(かなり苦戦)問題は、限界のCD入れの本棚でして、悩んでおります。現行品を改造する方向で検討中(棚板がCDの重みでたわんでいる。これをなんとか交換できないか)。音楽聴きながら作業しておりますが、その件はあとで。

CDの整理一応終了、というか、ゆがんでしまった本棚の棚板をひっくり返したり(つまり反りを逆にする)、スライド式の二重前面分を取り外し(もうダメになっている)、そこに収納していたCDを一番下に4段積み、しかも奥二重にしてムリヤリ収納(つまり、一番奥下のものを取り出そうとするとすべてを崩すしかない)・・・ということです。本には未だ手が着いていなくて、今晩の作業でんな。

CD整理は恒例年末行事だけれど、今年も”発見”ありました。半年ほど行方不明になっていたワルター/ニューヨーク・フィルの「未完成」(1958年)ついに発掘!「第九」はクーベリック/バイエルン放響が出てきて、購入したことさえ失念!アホやなぁ、ほんま。収納上では既に限界を超え、500枚ほど処分しないと”聴くべき音源さえ発見できない”状態に至っております。ワルターの「未完成」は、フィラデルフィア管弦楽団(1947年。ウワサでは世評低いらしいが)との演奏も良かったが、こちら良好なるステレオ録音のほうも柔らかさと暖かさ、雄大さ、まったりとした歌い口が魅力的でした。(第5番はコロムビア交響楽団で、こちらも優しくて同方向だけれど、やはりニューヨーク・フィルの骨太暖色系の響きは魅力的)

カルロス・パイタ。このアブラぎった精力的な容貌通りの演奏。Lodia LO-CD 791ワタシは”爆演系”を称揚しないが、あれは精神状態体調による嗜好なのでしょうか。Tchaikovsky 「ロメオ」/交響曲第4番ヘ短調/イタリア奇想曲〜カルロス・パイタ/モスクワ新ロシア管弦楽団(1994年)・・・うんもう、これにはほんまに痺れました。まぁ、エエがな、まず大きな音出さんとニュアンスがどうの、いうても聞こえまへんがな、一発スカっといきましょや。そしたら、抜いたときに効果出まんねん・・・あんまりムツかしいこと言わんと、がんがん演ってます。仕上げが雑なワケでも、無名オーケストラ(録音用臨時団体か?)の技量に不足するわけでもありません。ラテン系のモウレツなノリを心ゆくまで楽しみましょ。

2005年12月某日

2005年12月15日。高知道馬立SAには雪が残っておりました相変わらず眠りの質はよろしくない方だけれど、これだけ寒いと”朝、なかなか起きられない”(=布団から抜け出せない)状態続いております。なんとか風邪のほうはクリアしていて、このまま今年は乗り切りたいですね。今朝、週一回の定例サイト更新。毎週ひやひやもの。いつまで続けられるだろうか。今朝、上司と面談、諸作業処理(メールファックスノーツ等々)とにかく最低限こなして、地元お客様経由新居浜へ。

昨夜、Brahms ピアノ協奏曲第1番ニ短調〜ディミトリス・スグロス(p)/タバコフ/ソフィア・フィル(録音年不明1990年代)を。1969年生まれ、ギリシアの新鋭として12歳でカーネギー・ホール・デビュー、EMIなどに録音もあったはずだけれど、いまどうしているのでしょう。この作品にはカーゾン(p)/セルという、思いっきり集中力!演奏(とくにセルのバック)の刷り込みがあって、タバコフのバック(ウワサの激安Mahler 全集でお馴染み)には少々分が悪いか。スグロスは、まるで鼻歌でも歌うかのようにスイスイ淡々と進めていて(技巧的に優れているのか)、強面/こだわりとは縁が薄く、ものものしくない演奏で悪くありません。

Grieg 管弦楽作品集2枚組〜アブラヴァネル/ユタ交響楽団(1975年)・・・引き続き聴いております。交響的舞曲 作品64/ホルベアの時代から 作品40/演奏会用序曲 「秋に」 作品11/2つの悲しき旋律 作品34/十字軍の兵士シグール 作品56〜「ヘロさに味がある」という哲学的境地に達している名人(=ワタシ)にとって、まことに楽しめる演奏です。オーケストラが美しくない、アンサンブルが洗練されない(これほど哀しく美しい旋律はない!という2つの悲しき旋律「胸の痛手」「過ぎた春」の弦楽もまことに残念!)、リズムが少々緩い(ホルベアの時代から)、メリハリ爆発もう一歩(交響的舞曲)、挙げ句音質状態今一歩、これだけ(悪)条件揃えても、ワタシはこの洗練されない田舎臭さを愛します。

いや、それでも音楽は美しい、と。

予定通り朝一番で諸作業消化、上司と面談(言いたいこと言った挙げ句)後、取引先でお客を拾って新居浜へ。なんとか迷わず目的地着。エエ天気でんなぁ。更に高松で3カ所寄って無事帰岡したが、2号線ババ混みで大渋滞。更に職場までの市役所近くはもっと大渋滞で苦戦しつつ戻って、クルマを置いて先日からの出張精算・・・ようやく帰宅しました。嗚呼、一週間終わった・・・なんとか。ゆっくりしましょう。

念願の新しい掃除機届きました。強力1200w。そういえば、職場の机の上に新しいケータイが届いていたけれど、前の機種との引継がワカラんというか、メンドーなのでそのまま置いてきました。(情けない)

2005年12月某日

自分のみ、地元岡山のお取引先へ途中下車、かなり詰めた商談をしてそのまま直帰。サブいでんなぁ。とうとう北陸道が大雪でダメ、そちら方面からの荷物大幅遅れで混乱しております。本日、午前中はヒマだったので高知BOOK・OFF2件寄ってみて、CD出物はなし、本は10冊ほど購入できました。明日、またまた瀬戸大橋を越え、新居浜まで。岡山のお客様をご案内です・・・というか、地理感覚がなくて少々不安。ほんまは夜から広島での忘年会に誘われていたけれど、こちらの予定を優先させました。(経済的にはともかく、カラダも保たないし)

今週の東京出張の帰り、新幹線までのわずかな時間で渋谷のディスク・ユニオンを覗いたら、ヤバいCDありましたね。Grieg 管弦楽作品集2枚組〜アブラヴァネル/ユタ交響楽団(1975年)・・・コレ、じつは数年前に(あまりのヘロさ?故に)処分した記憶がある。いわゆる「出戻り買い」ですな。(情けない840円の支出)でも、その後、Mahler 、Sibelius 、Tchaikovsky(いずれも交響曲全集)などを聴いてきて、「ヘロさに味がある」という哲学的境地に達していたので、黄昏中年世代には聴ける演奏かも、とココロ動き、サイフ開きました。(ここ最近Griegを集中的に聴いて、感銘深かったせいも有)

VOXBOX CDX50482枚目の(昔馴染み)「ペールギュント」(第1/2組曲)から試聴。ははぁ、なるほど。音量レベルが低いことと、あまり録音が芳しくないのだな。演奏的には「ヘロさに味がある」〜というほどでもなくて、それなりにまとも。ワタシのお気に入り演奏はウェルドン盤であって、それに比べると躍動に少々不足しないでもない。オーケストラの響きにも魅力がもっと欲しいところだけれど、収録作品数も多いし、たしかに”黄昏中年世代には聴ける演奏”になっておりました。(冷静に考えれば、もっと録音状態の良いCDが手許に数枚揃っている・・・はず)

ああ、そういえば、明日(職場支給の)ケータイが新しくなるそうです。ワタシはケータイ・メールが使えない(統計によるとわずか7%!情けないおっさん!)ので、これを機会に練習いたします。

水口義朗「解体珍書」(集英社文庫)・・・1997年発行だから少々前だけれど、カラダの各部位をネタに楽しい世相が語られて、軽妙なる文書がじつにウマい。婦人公論編集長なんですね、筆者は。内容的には既に不況時代に入っていたにも関わらず、少々ノーテンキっぽいというか、団塊の世代の危機感、ではなく、むしろその世俗が覗いていて2005年末も押し迫った現代では違和感が・・・というか、エエ時代だったな・・・モーレツ社員の切腹自慢(胃潰瘍十二指腸潰瘍〜現代では手術はしないで治るが)とか、スッチーとの愛人関係とか(客室乗務員だって、必ずしも良い条件ではなくなった)、サービス残業自慢(自慢はともかく、現在でもなくなってはいないが、頻繁に摘発されるように)等々。あと、詳細には紹介できないくらい、ちょっと(いえ、かなり)エッチな大人の本であります。

2005年12月某日

嗚呼、寒い・・・のは仕方がないが、夕方からクルマで高知なので雪/凍結(山陰地方は別として、中四国エリアでは唯一その可能性有)が心配です。午前中、諸作業処理・・・しっかりと考える作業がしたい(似合わんが)、いえいえ考えないといけない時期となって参りました。じつは昨日昼から個人的に”あること”を実行、どのくらい継続できるか?

昨日一昨日東京移動中に聴いた音楽の記憶を辿って・・・まず、(いただきもの音源。未CD化なのでLPから違法コピーしていただいた・・・RCA 20S-11。音楽日誌2005年3月よりそのまま引用)、

「美しく青きドナウ」〜ゲルハルト/ウィーン・プロムナード管/合唱団(合唱付きが嬉しい)、「春の声」〜レオ・グルーバー/ウィーン国立歌劇場管(キリっとしたリズム感が明快)、「ウィーンの森の物語」〜ホーレンシュタイン/ウィーン国立歌劇場管(味わい充分で立派)、そして「ウィーン、我が夢の街」・・・

「私の心はいつもウィーンの事で夢中になっている。泣いているウィーン、笑っているウィーン、私はそれを我が家のようによく知っている・・・」〜パトリシア・クラーク(s)/ギャムリー/RCAヴィクター交響楽団。懐かしくて、切ない憧れに充ちた作品であり、ソプラノの清楚な歌に泣けちゃう。更に、「舞踏会の妖精」〜レオ・グルーバー/ウィーン国立歌劇場管の粋で甘い味わい、オーストリアの村燕/天体の音楽〜ウィンター/ビーチャム・プロムナード管の(演奏団体名からは想像も付かない)ムーディーで美しいアンサンブル・・・

泣けました。ワタシがムリしてお願いしたもので、あくまで「CD復活しない音源を個人的に楽しむ」ということで許してください。ほか「天体の音楽」「オーストリアの村燕」「女学生」「ワルツの夢」、そして「こうもり」の一部が含まれ(ゲルハルト/新ロンドン交響楽団!)演奏家は寄せ集めだけれど、演奏音質とも良好、こんな楽しい経験は希有なる事象・・・LP時代の愛聴盤だったんです。

Gershwin 一幕のジャズ・オペラ「ブルー・マンディ」〜マルク・アンドレーエ/スイス・イタリア語放送管弦楽団(1981年)・・・筋は理解していないが、例の如しの抜群に楽しい23分ほどの愉悦。フランシス・ヨエル・ティオリエ(p)による、ノリの良いピアノ演奏8曲(1994年)が続き、更に映画「デリシャス」のオリジナル・サウンド・トラックが20分ほど収録・・・寄せ集めだけれど、よく考えられた一枚ですな。(AURA AUR 174-2)Mahler 交響曲第9番ニ長調〜バルビローリ/ベルリン・フィル(1964年)・・・言わずと知れた著名なる録音であり、ワタシは十数年前に1,400円にてCD入手しております。(値札が残っている)

ところが、これが何度トライしてもピン!と来ない。集中できない。1960年のトリノ盤だったらいろいろ感じるところがあったはずだけれど、全曲聴いて今回もまだこの演奏の真価を発見できないのが残念。待望の入手だった、Bach 管弦楽組曲〜カザルス/マールボロ音楽祭管弦楽団から第1/2番(1966年)を。ようはするにカザルスの魂がアンサンブルにそのまま乗り移ったような演奏であり、極上に美しい弦(表面的な艶ではない)、ゆったりと揺れるようなリズム、シミジミとした詠嘆と深呼吸が続くような演奏です。第1番に於けるオーボエ、第2番のフルート・ソロ(表記がないが、オルヌルフ・ガルブランセン)は、弦に比べると遠慮がちというか、あまり流麗とはいいがたい感じもあります。昨今の古楽器系溌剌リズムとは別世界の、これはこれでおおいなる魅力であります。

さらに余白にゴールトベルク変奏曲のアリアの低音主題による14のカノンBWV1087〜ルドルフ・ゼルキン/マールボロ音楽祭管弦楽団(1976年)が含まれ、これはおそらく編曲なんだろうが、まるでScho"nbergのように響きます。冒頭とラストに演奏されるゼルキンの「アリア」は、かつて経験したことのないゆったりと歌に溢れたもので、繰り返しを実行しております。いつまでも終わって欲しくない・・・そんな余韻が続きました。

(在高知)諸作業実務は淡々粛々とこなして、昼から内部打ち合わせ、それからクルマで高知へ。ここ数日、雪で高速も通行危うかったが、なんとか好天に恵まれ無事到着。相変わらず、手応えのない商談で(これはこちらの準備問題だ)夜、楽しく飲みました。(グレも旨かったが、大根の煮付けが絶品だったな)自分の仕事のパターンをいよいよ見直さないと。やり方を変えないと。

今朝、時間がなくて触れられなかったが、Mahler 交響曲第3/1番〜リコ・サッカーニ/ブダペスト・フィル(2002年)・・・これはBBSでもご推奨があった演奏だけれど、少なくとも第3番は明るく、明快で、真っ直ぐで、とてもわかりやすい。やや速めのテンポで、さっそうと朗々と歌って、前向きの希望に溢れ、作品的にこれは悪くない表現だと思います。オーケストラの技量だって、まったく不足はない。ベルナデット・ヴィーデマン(ms)、これがちょっとくぐもった渋い声でなかなかエエんです。でも、”Mahler の懊悩”みたいなものとは縁が薄いか。(音質も良好)

でも、第1番のほうは少々、さっぱり薄味過ぎの表現でツマらないか。ま、一回くらいの評価でなんとも言えないが。

明日、午前中はヒマ(ご当地BOOK・OFFでも回るか)。昼から岡山に戻って、夕方から商談です。

2005年12月某日

うぅ・・・サブい。関ヶ原の積雪で新幹線に遅れが出たらしいが、ワタシは夜ちゃんと帰って参りました。昨夜の渋谷忘年会、自腹なのは悪くはないが、(かなり飲んだとはいえ)トンカツ屋で8,000円はないっしょ。けっこう荒れてましたね、ふだん誠実で真面目なやつが。みんな悩んで苦しんでいるんですね。ホテルは勘違いしていて、渋谷のエエとこだったが、泥酔して眠っただけ。

新幹線移動中、読んだ本は二冊。柳田邦男「元気が出る患者学」(新潮新書)・・・ワタシは柳田さんの数多い著作を、いつも胸を熱くして読んで参りました。この著作もいくつかの感動的なエピソードが拝見できるが、全体としては(数少ない患者側からの医療の視点だとしても)やや「ノウハウ」(すっかり流行りだ)になっていて、読み物としては(失礼ながら)さほどにオモロく感じない。とても有益な、立派な著作だとは思うけれど。

須藤武雄「法医学の現場から」(中公文庫)・・・もともと1978年の著作の文庫化だから、かなり昔の著作だけれど、内容的にはまったく旧くなっておりませんね。著者は現場たたき上げ、毛髪鑑定の第一人者であり、そのノウハウを積み重ねてきた人。よくテレビ・ドラマのネタになる科学捜査研究所の「実話」(すべて匿名になっているが)・・・いや、まさにドラマですね。圧倒的迫力と説得力。若い人は知らないと思うが、「大久保清」事件(これも匿名になっている)も登場します。発生頻度や傾向は変わっている(悪化している)のだろうが、昔から凶悪事件ばかりだなぁ、と少々ため息出ました。

聴いた音楽の件は明日へ。

2005年12月某日

昨日はSibelius 、Mahler 、Griegなどを聴いたけれど、数少ないサイト更新ネタなので、言及できず。ああ、カラヤン/フィルハーモニア管弦楽団(1960年)を再聴するが、シンフォニックかつ流麗な仕上げとして好みではないが、聴くべきところの多い演奏として、以前ほどのアレルギーは感じないようになりました。

新・シルクロード最終回「長安」を堪能いたしました。(夜遅く25年前のアーカイヴも同様)ワタシはヘディン「さまよえる湖」以来のシルクロード大ファンであります。昨年2004年に発見された「井真成」の墓碑を、1000年の時を越え、たった今現在日本のワタシが”読める”という事実に感動します。いや、もっと大昔の秦の始皇帝時代の文字だってかなり理解できる・・・これは驚くべき文化のチカラでしょう。

東京での(指定)ホテルには各部屋にネット環境がないので、パソコンは持参しません。移動中のCDと書籍の選定をしましょう。

2005年12月某日

今朝、寝相が悪くて布団の隙間から寒さが進入して目覚め・・・気を付けないと風邪ひいちゃうからね。明日午前中、母親を岡山空港から北海道に送り出して、自分はそのまま昼から東京へ。(夜、渋谷で職場関係忘年会有)すっかりお仕事意欲失っております。ま、昨日、夕方ちょっとだけ職場に顔を出して、定例月曜会議の資料提出しておきました。来年2006年は大殺界最終年(女房見立てによる)だそうだけれど、いずれ劇的大転換(良いほうに)はないだろうな。どんなお仕事を割り当てて下さるか、しがないサラリーマンには選ぶ権利もない。淡々粛々いままでの(”倒れるときにも前向きでありたい”)路線を堅持しつつ、密かに新たな準備(誰がやってもそれなりのカタチになる・・・あとは魂を入れるのみ、というお仕事パターンの組み立て)をしなくては。

昨夜の岡山大学交響楽団の若者達によるSibelius 交響曲第2番ニ長調を聴いて、中学生の時に出会った感激が蘇りました。(それは音楽室〜担任が音楽の先生で勝手に私物化していた〜で聴いたカラヤン/フィルハーモニア管弦楽団であった)10歳から(この類の)音楽を聴いていて、経験馬齢を積み重ねれば”聴ける”ようにはなるけれど、若者の瑞々しい感性はそこにしか存在しない。ワタシは学生時代をほろ苦く回想するが(千度同じことを書くが)「なにもなかったが、すべてがあった」と。20歳の息子がうらやましく、眩しい。

PHILIPS PHCP-6046Mozart 交響曲第41番ハ長調〜マリナー/アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(1978年)を聴いたけれど、バランス感覚溢れ、過不足なく美しい。しかし、ワタシの摩滅した感性では感動が読みとれない。少年時代に聴いたワルター/コロムビア交響楽団(1960年)終楽章のホルンを先頭にしたフーガの圧倒的迫力、朗々と歌って、ひたすら細部まで誠実なジュリーニ/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1965年)は、ワタシがまだ充分に若者であった時代に出会った感動です。それは素晴らしき名作と、聴き手の無垢な感性が出会った結果だったんでしょう。

Berlioz 劇的交響曲「ロメオとジュリエット」(抜粋)〜ミトロプーロス/ニューヨーク・フィル(1952年)・・・ワタシはBerliozをあまり好んでは聴かない(幻想交響曲の聴き過ぎか)が、やがて経験を積み重ね、楽しく聴けるようになりましたね。ファンの方には申し訳ないが「バーンスタイン以前」のニューヨーク・フィルのアンサンブルの集中力、暖かく明るく厚みのある響きでありながらも、ややクールな切れ味させ感じさせるミトロプーロスの薫陶。

一年間、サイトの更新原稿切れの不安に悩まされつつ、過ぎ去ろうとしております。定例更新あと3回ですか?なんとか6本ほどのネタを作らないと。終日、どこにも出掛けず。

2005年12月某日

昨夜はワタシが(久々、珍しく)料理、出張から帰った女房を迎えたあと、婆さんと三人で「ほのかの湯」へ。ふだん、温泉付き住宅に住んでいる婆さんも(ほんまの温泉ではないとはいえ)広い浴槽+露天風呂に満足した模様です。そろそろ北海道に帰るので、本日は備前方面の閑谷学校を目指します。毎年恒例ながら、親孝行の日々+思わぬ休暇であります。

Sibelius 交響曲第1番ホ短調〜リーパー/グラン・カナリア・フィル(1996年)・・・素直で、しっとりこぢんまりとして、そして様子がよくわからない。ガサツなヘロ・オーケストラでもなく、耳あたりもけっして悪いわけでもないが、個性不足か。それとも、サッカーニを聴いた直後だったからか。彼のMahler など再聴してコメントし直したいですね。Mozart ピアノ協奏曲第6/12/15番〜インマゼール(fp)/アニマ・エテルナ(1990/1年)を久々に。

ワタシはMozart もフォルテピアノ(古楽器)も大好きで、いろいろ目に付いた(廉価盤)CDは入手しているけど、コメントが付けられないんです。全部良いような気もするし、微妙な個性の違いを楽しんだりしていることは間違いない。既に処分しちゃったけど、デムスが古楽器(のレプリカ)で録音したことがあって、これはずいぶんとリズム感がもっさりしていた記憶がある・・・

閑谷学校。2005年12月10日先日、テレビで見た記憶(ロシア演奏旅行に於ける聴衆の衝撃ぶり)が蘇ってグレン・グールドのBach ゴールトベルク変奏曲(1955年)を確認しました。何年ぶりだろう?40分切れる(繰り返しなし)んだね。どこを切っても意欲的主張が明快で、考え抜かれ、工夫し尽くされ、聴き手に安寧安心の境地を許さぬ問題提起連続。自然な流れに任せる、とか、繰り返しを実行することによって聴き手の脳髄を麻痺させる手口(それはまったく正しい)ではなく、ひとつひとつの変奏曲の解釈に一発で決着を付ける、回答を与えるという決意に充ちて、濃密。

女房、母親同伴で、いつものスポーツクラブへ、そしてそのまま閑谷学校へ。けっこう近いもんですね。夜には素敵な演奏会にも行きました。充実した休日だ。

2005年12月某日

平日休みで親孝行(予定)。寝坊しました。でも、朝からケータイ鳴りまくっております。目医者に行こうか、と思ったが、つい先日精密検査したばかりだし、お仕事+趣味のパソコン使いすぎ(ドライアイか)、睡眠不足が要因なのははっきりしているし、本もぎょうさん読むし・・・ということで、止めておきましょう。せめて「目に優しい緑地」にHTMLエディターを変更してみました・・・歯医者の方がいいかな?もう一年半行っていないし、毎日4回くらいは歯を磨いているが、ちゃんと定期点検、歯石を取っていただくのも大切だし。

Sibelius  交響曲第6/1番 ARTENOVA 74321 49705 2 中古300円で購入音楽は昨日一昨日来、Sibelius が続いております。交響曲第6番ニ短調〜リーパー/グラン・カナリア・フィル(1996年)再度。やや緩く、メリハリが少々足りないのはこの人の特徴かも知れないが、幻想的な雰囲気がよく出て好感を持ちますね。続いてヴァイオリン協奏曲ニ短調(ゴンリー(v)1996年)も聴いておくが、これは様子がよくわからない・・・集中できず。ああ、そういえばリーパー/グラン・カナリア・フィルではSibelius 交響曲全曲録音があるみたいですね。現役かどうか別にして。

延々と消化が進まないリコ・サッカーニ/ブダペスト・フィル(22枚ボックス)はSibelius 交響曲第2番ニ長調(2000年)へ。ああ、これは久々熱血型の良い演奏だ。清涼とか荒涼方面に焦点を当てるんじゃなくて、あくまでシンフォニックに朗々とオーケストラを鳴らせて爽快!かといって、金管のバカ騒ぎ、みたいなものではなくて、基本楽天的な、前向きで明るい表現と言うことです。サッカーニって、アメリカ生まれのイタリア系らしくて、いかにも(そういった先入観で聴くと)そんな感じか。ブダペスト・フィルはかなり快調じゃないでしょうか。「第1楽章はピッチとアンサンブルに問題がある」とのネット記事も検索できたが、そんな風に聞こえないのはワタシの耳がガサツなせいか。あまり神経質にならず、さっくり進めていただいて悪くないと思います。(拍手盛大・大受け)

引き続きヴァイオリン協奏曲ニ短調(アデーレ・アンソニー(v)2000年)・・・これも同趣向のいっそう燃えるような演奏で、作品が浪漫的だし、エエ感じです。ヴァイオリンのラプソディなテイストは最高で、技術的にもかなりの水準!存分に楽しめました。

まず、歯医者に行ったが予約なしだったから時間はあと、結局目医者に最初に行きました。ま、ドライ・アイですな。目薬たっぷり二種類いただきました。歯医者診察では、虫歯なし。「歯が欠けたみたいなんですけど」と申告したら、摩滅しているとのこと。そこを二ヶ所埋めていただいて、更に歯垢を取っていただいたけれど、やはりカルい歯周病はあるそうで、一年に3・4回は歯垢を取りに行かないとダメだそうです。それから母親の(恐るべき大量の)おみやげ購入に付き合い、段ボール三個口北海道へ送付。

リコ・サッカーニ/ブダペスト・フィルで、先日聴き残し(Beethoven の交響曲第7番イ長調のフィル・アップ分)は、Berlioz 「ラコッツィ行進曲」、そしてSibelius 「フィンランディア」です。(いかにもアンコール風。いずれも1999年)ここまで聴いてきたサッカーニの方向は「明るい」「わかりやすい」「深刻(=眉間にシワ)ではない」ということでして、掛け声も気合い充分の「ラコッツィ」は堂々たる押し出しと勢い、「フィンランディア」は颯爽と元気よく、時に思わぬニュアンス、強弱を付けて「爆演系」という(一部)評価もこの辺りからの印象か、と少々納得。

2005年12月某日

昨日は午前中資料作成、昼から上司と地元取引先と定例打ち合わせ(和気藹々)〜そのまま出張でした。昨夜、下関のホテルでは無線LANでして、借りたアダプタの設定がどうしても上手くいかず断念。ロビーの共用パソコンで最低限お仕事の連絡をしました。(久々の大トラブルが起こっちゃって・・・)健康診断の結果が届いて、やはり体脂肪は下がっていて(スポーツクラブの成果だ)、ただ尿酸値が高いのが(引き続き)問題〜食生活が問題か、酒か(きのうも旨いもん喰い過ぎ)。気を付けましょう。本日夜、山口あちこち訪問から戻ってトラブル処理のため事務所に寄って、関係各所連絡処理。ようやく帰宅いたしました。明日、休みをいただきました。

出張移動中に読了した本は歯応えありましたね。三砂ちづる「オニババ化する女たち〜女性の身体性を取り戻す」(光文社新書)・・・昨年2004年に出た本がもう@105処分なんて・・・著者はワタシと同世代で津田塾大教授。京都で学んだ人だからワタシが河原町で遊んでいるとき、どこかですれ違ったかも。題名は衝撃的だけれど、内容は至極まともであって、ワタシ等の世代らしく本音と「言い過ぎ」くらい明快な(誤解されやすい)主張になっております。「女性の身体的問題」なので、なんとも具体的コメントできない(しようがない)が、少子化の真の原因はこんなところにあったのか!と目からウロコ、状態。

少々相手が意に添わなくても、若いウチにさっさと結婚してこどもを産め、みたいな主張は、あまりに身も蓋もないように見えるが、内容を読み進めていくと(かなり)納得しますね。ワタシは「自分探し」でいつまでもまともな仕事に就けないとか(「自分探すな、仕事を探せ」は名言)、「純愛至高主義」(いつの日かピタリ!と自分の理想のタイプが現れる・・・かも)を連想しました。現代の若い女性の二世代くらい前の女性の意識、引継ぎ、病院中心(しかも陣痛促進剤使用)の孤独な出産・・・意に添わない結婚、妊娠を否定するばかりに、もっと大切なことまで消してしまった・・・そんな重い意味ある一冊。

BIS CD-252 交響曲第2番ニ長調(1983年)出張移動中に聴いた音楽はヤルヴィ/エーテボリ交響楽団のSibelius 交響曲第2/3/5/6番(1982/83年旧録音のほうです)・・・今年2005年最初のほうの「音楽日誌」を読んでいると、このCDとの感銘深い出会いとなっておりますね。1984年3,600円定価が@500円。第3/7番は入手できず、「クッレルヴォ交響曲」と管弦楽作品集一枚は購入できました。で、別な店で第3番(+クリスチャン王U世)を即入手できて、残りは第7番のみとなりました。気長に探しております。

どれも自信に溢れ、充実したアンサンブル、清涼でありながらザラリと骨太でやや粗野な味わい(雑ではない)もあって、数多い手持ちSibelius 中でも出色の新鮮な感触でした。

2005年12月某日

昨日の会議(というか資料説明?研究発表?)、無事乗り切りました。膨大な資料であり、そのキモをわかりやすくポイント強調して短く説明〜「あとで活用していただく」趣旨なので、先週のウチに参加者にはCD-ROMにて送付済み(欠席の方にも。なんせ全中四国から参集されるので)。(参加者の都合で)午後3時からの会議だったが、午前中から数時間掛けて会議室に籠もって資料読み込み、ポイント付箋紙メモ付け〜目が真っ赤になりました。本番は「先ほど読み込んだばかり」(いや、読み込んだばかりだから良いのか)とは思えぬ大成功(のつもり)でした。

本日は午前中、来週早々の東京会議の資料作成送付、昼から取引先の新店に上司とともに同行視察〜そのまま会議へ。上記、対応をしていたのでネタ作りできておりまへん。目の状況最悪で、また目医者に行かないと。夜から山口入り、明日一日掛けてあちこち現場訪問するが、週末高松のご商談キャンセルさせていただいて、病院+母親孝行へ予定変更。

先週BOOK・OFF@250出物はFaure ピアノ五重奏曲ハ短調(1969年)〜 ジャン・ユボー(p)/ レイモン・ガロワ=モンブラン(v)/ コレット・ルキアン(va) アンドレ・ナヴァラ(vc)+弦楽四重奏曲ホ短調(1970年)〜ヴィア・ノヴァ弦楽四重奏団 (WPCC-5039)となります。定評あるERARTの名盤ですな。数ヶ月前に購入したBRILLIANTの「Faure室内楽全集」(ローマ・フォーレ五重奏団担当 BRL 92337)に含まれていたし、ずいぶんと以前から楽しんでいた作品でした。演奏云々するつもりもない、ホンワカ優しい(好みの)旋律の連続。だけれど、間違いなくこの演奏には”上品なる香気”みたいなものが感じられてシアワセ。

今年2005年の「音楽日誌」を1月から順繰り読み進めていて、ずいぶんSibelius を聴いてますね。今朝は、交響曲第6番ニ短調〜リーパー/グラン・カナリア・フィル(1996年)・・・そういえば、タワーのサイトを見ていたらこの組み合わせで全曲売ってませんね。全集になっていないのかな?いずれ、ワタシはFaureとかSibelius みたいな旋律のほうが、Beethoven 、Brahms 辺りの重厚硬派音楽(とくに交響曲)よりずっと肌に合う、という事実であります。清涼で、儚げな世界は気温の下がったこの時期でもピタリ!でした。

そういえばワタシ推奨のラインスドルフ/ロイヤル・フィル(フィルハーモニック・シンフォニー・オーケストラ表記)の(旧)Mozart 交響曲全集復活しましたね。ワタシ15年ほど前に計8,000円で購入したが、愛とはけっして後悔しないこと。

2005年12月某日

ああ、サブい。(昨日同様)岡山の寒さなど北海道に比べれば屁みたいなものだけれど、心構え、家の造り、服装の基本が違います。北海道出身者は暑さにも寒さにも弱いんです。風邪のせいか、毎日(途中覚醒なく)眠れているか、流石に体調良好とは言えない。

そういえば「第九」(季語にもなっている)の季節になっております。ワタシはBeethoven をやや苦手とする罰当たり者だけれど、名曲に対する畏敬の念はは失わないつもりだし、日本の正しき風習には従う心構えはちゃんとあります。数年前に「手持ちCD在庫」の確認しておりましたね。

http://kechikechiclassi.client.jp/daiku2003.htm
http://kechikechiclassi.client.jp/daiku.htm
かなりエエ加減で雑なコメントだけれど、当時(わずか数年前)にはそんな集中力あったとは感慨深い。メニューインの全集は既に処分し、マッケラス全集の評価は(良い方にガラリと)変えました。Beethoven 全集を購入したのは、RPO盤がラストか。2年を経て新たに増えた「第九」は、上記レパード/ロイヤル・フィル盤(1994年)、ライナー/シカゴ交響楽団(1961年)、サッカーニ/ブダペスト・フィル(2000年。先日購入したボックスに含まれるもの。未聴)、カラヤン/ベルリン・フィル(1977年)・・・の4種のみのはず。(山口BOOK・OFFでベーム/ウィーン・フィル盤@250で見掛けたが、購入見送った記憶有)もしかしたら、未だ記憶抜けがあるのか。雑な聴き方を反省しないと。コミッシオーナ盤、マズア盤も既に処分いたしました。

DG 415 832-2で、カラヤン/ベルリン・フィル(1977年)盤を今朝から聴いております。カラヤンの「第九」初の正規盤入手であります。(中古@250税込だけれど)かつて感じていた”反発”は感じられず、このコンビ全盛期の、完成度の高いアンサンブルが聴かれます。やや手慣れた余裕も感じさせるが、神秘的な集中力より、圧倒的自信とかオーケストラの迫力、バランスを感じさせ、とても聴き馴染みやすい。それにしてもウィーン楽友協会合唱団(カラヤンが好んで使う)はあまり上手くない・・・というか、女声の絶叫に少々閉口気味であります。

では、行って参ります。集中力と体力が夕方まで保ちますように。

2005年12月某日

とにかく暖かくして出勤しましょう。風邪よ!おとなしくしてくれい。ああ、サブい。そういえば、上司の人事発表はまだかな?内示はあったのか。

昨夜、Dvora'k 交響曲第8番ト長調〜イヴァン・アンゲロフ/スロヴァキア放送交響楽団(2003年ライヴ)を。暖かく、懐かしく、わかりやすい旋律が身上の作品だし、古今東西有名な演奏家、オーケストラが録音を競ってきた作品です。色気とか怒濤の迫力とか、そんなものを期待するには、少々ローカル過ぎる録音だけれど、誠実で努力賞もんの仕上げだと思います。コレ、かつてスロヴァークが同じオーケストラを率いてShostakovichの全集を録音して下さったが、その印象とよく似ております。けっして看過すべきヘロ演奏の類ではない。

Tchaikovsky マンフレッド交響曲 作品58〜リコ・サッカーニ/ブダペスト・フィル。ジャケット写真は二種類しかない今朝、ここ最近個人的にブームであるTchaikovsky マンフレッド交響曲 作品58〜リコ・サッカーニ/ブダペスト・フィル(1999年。さすがに22枚組だとなかなか聴き終わらない)を。例の如しの憂愁なる切ない旋律にすっかり馴染みとなり、この組み合わせがライヴで録音を残すに至ったことが理解できるような、優秀雄弁集中力ある繊細アンサンブルであります。つまりここまで7枚聴いてきて、どれも落胆して溜息が出るような演奏など存在せず(全部ライヴなのに)かなりの完成度である、という事実。「CDで販売する」という配慮からか、どれもかなり華やかな、聴き映えするような作品ばかりを揃えているが、異形ではなく、オーソドックスでそれなりに”聴かせる””楽しめる”仕上げとなっておりました。(Rachmaninov 「ヴォカリーズ」という組み合わせも配慮有。ヴァイオリン・ソロが効果的。泣ける旋律・・・いつも)

さて、根性入れて行って参ります。

根性入れても、体力が付いていかない。なにより目が疲れて、明日の会議はほとんど資料を印刷しただけで、あとは会議と諸作業トラブル処理に忙殺され、ぐったりしてしまう。上司は予想通り異動となり、東京に戻るのかと思ったら同じ岡山のお隣の部署へ。来年早々に(よく知ったかつての同僚)が上司として赴任するが、別に葛藤はありません。(ほんまです)東京本丸でキャリアを重ねた人間と、地方回り現場で楽しんだワタシとの違いであって、年収だってそう違いはない。(彼はエエ年齢なのに独身だし。新宿の持ち家はどうするのか?)なにより少々”象牙の塔”育ちっぽくて、きっと(お客との関係で)苦労するでしょうね。そういった意味では現上司と似ていて、部下が苦労するタイプにならなければよいが・・・ま、出てきたらじっくり話しましょう。我が職場は多士済々でっせ。

明日は夕方3時からの会議までに、どこかに籠もって資料の読みこなしです。カラダは異常にダルいが、これも風邪の症状か?親父の超・旧式ワープロ用インクリボンは無事通販入手・・・しかし、親父に報告すると件のワープロがどうも調子悪い・・・そうだよな、もう15年くらい使っているんでしょ?

リコ・サッカーニ/ブダペスト・フィルのライヴは、Wagner「タンホイザー」序曲/Beethoven 交響曲第7番イ長調/Berlioz「ラコッツィ行進曲」/Sibelius 「フィンランディア」(2000年)へ。これだけ有名な作品が続くと、いかにアンサンブルを集中させても、オーケストラの薄さやら味わいの不足に気付きます。一生懸命演っているし、ふだん聞こえないヴィオラの刻みをくっきり浮き立たせたり、でいろいろ努力賞もんでしょう。でも、オモロい!演奏ではないような・・・(ごめんなさい。Beethoven 最終楽章の大見得引き延ばしが”爆演風”である。ナマでは受けるだろうな)

2005年12月某日

風邪、徳俵に足が掛かった感じか。二日後の会議まではなんとか最低限乗り切りたいし、できればこのまま回復して欲しいが。いつもよりは少々遅く目覚め(それでも一番に)数日来のBrahms など少々・・・昔馴染みの交響曲演奏です。ああ、良かった。サイト更新ネタなので日誌上はナイショ。音楽は本日ここまで。

午前中、母親を連れて、親父ご所望伝言の「超・旧型ワープロ用インクリボン」探索ご近所一周〜あるワケないじゃないの。もう少し(相対的)新型でインクリボンが入手しやすい中古機(やや高級)を買ってあげようか、と思ったが、システム・ディスクから説明書一式全部揃い!というのが探せない(親父は、隅から隅まで説明書を読むんです。技術屋上がりなので)・・・結局、カシオさんにメールを出して質問しておきました。

2005年12月4日岡山県津山市聚楽園。クリックすると少々大きく表示されます母親は日本全国、どころか世界まで主要観光地は行っているので、ウカツなところに案内できないんです。で、少々寒空で、曇りがち小雨模様だけれど、女房と三人、県北の城下町・津山へ。クルマだったら暖かいしね。聚楽園はもしかして20数年ぶりか。空がどんより灰色なのは残念だけれど、落ち着いた味わい絶品の庭園でしたね。

帰宅すると、JALマイレージの成果である「ふぐセット」が届いており、三人で堪能しました。(遠地の息子、爺さん、ごめんね。親孝行は疲れる。スーパー軽セルボは復活して帰って参りました)

2005年12月某日

女房は早朝より名古屋へ日帰り出張なので、お付き合いでいっしょに起床。カルくお掃除と、お洗濯はカーテンを(全体の1/6くらい)お洗濯。冷え込んできたし、ムリムリな出張(しかも肉体系労働)で風邪をひきそうな状態ではあるが、今朝段階ではセーフみたいです。昨日の温泉(もどき)が効いたか。これからいつもの(初心者)エアロビクスへ。しばらく体調が続く限り続けましょう。これで体調維持しているのかな?本日も風邪はセーフ。

ああ、そういえばスーパー軽セルボ(中古格安=ボロ)はオイル漏れだそうで、修理中。代車来てます。今朝、なんとか定例更新したが、再びサイト用原稿貯水率限界へ。う〜む。母親が出てくるし、あんまりお籠もり更新作業はできないし・・・ピンチ!

午前中早々にエアロビクスに行って来ました。その後、(恒例)BOOK・OFFへ寄って出物@250CD一枚入手、新書@105を2冊、サービス券△100円也。先週、生パスタの熟成イマイチで少々粉っぽかった「PAL・PASTA」に再トライ・・・今回はセーフですね。更にカーテンを洗濯して・・・良い天気です。

今朝から聴いた音楽は、Brahms 交響曲第1番ハ短調〜トスカニーニ/NBC交響楽団(1951年)・・・トスカニーニに(きっと)なんの責任もないが、ワタシはBrahms スランプでして、かつてのような浮き立つような華やかさが胸に染みない、というか、そこそこに良いというか、なにがほんまに”佳きBrahms ”なのか迷いがありますね。で昨日、様子が見えなかったBrahms 交響曲第2番ニ長調〜ユストゥス・フランツ/フィルハーモニー・デア・ナツィオネンを(自宅オーディオにて)再確認しました。

これだって、昨日とは違った印象で”そこそこに良い”・・・Brahms って、どう聴いたらいいの?Brucknerでも、R.Straussでも似たような感慨に至ったことがあって、これは聴き手の煮詰まり状態なんでしょう。

無事、母親到着。どうも体調怪しい。ここを乗り切らなくっちゃ。

2005年12月某日

気付かなかったが、アクセス分析を見る限り、断続的にアクセス不能状態になってますね。借りている無料サイトスペースが「サーバー増強」したそうで、そこでのトラブルみたいです。いつ以来だったかな、こんな不調は。久々か?ま、エエではないか。昨夜はせっかく今治まで移動したのに、お相手の都合が悪くなって(会議時間超延長)してアウト。ウチのもんとカルく飲って談笑。

本日、新居浜にて戻って肉体系労働二日目。できるだけ早々に終えて、帰宅したいもの。明日、お休みをいただいて、北海道の母親恒例年一回来岡のお迎え空港まで。一週間滞在予定です。

結論的に「肉体系重労働」になってしまい、死んだように列車内で意識を失っていたけれど、ケータイにトラブルが飛び込んできて起こされちゃう。(なんとかクリア)全身、とくに足がツカれてしまって、女房に連絡して駅までお迎え〜そのまま最近オープンしてテレビ宣伝もバンバン入れている「ほのかの湯」へ。これは温泉じゃなくて沸かしだけれど、施設的には「湯の華」より立派だと思います。700円の価値ある贅沢。

JR四国の列車内は騒音壮大なので、音楽にもそうそう集中できていないが、いちおう少々コメントを。Rachmaninov ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調〜ジャン・フィリップ・コラール(p)/リコ・サッカーニ/ブダペスト・フィル(1999年)・・・これは先に(ちょろり)触れたShostakovichに併録されたもので、こちらのほうがずっと楽しい!イキイキ躍動して、上品で華やかで、イキです。ライヴとは思えぬ完成度、いつもの濃厚で甘い旋律は爽やかに晴れやかに表現されました。

QUADROMANIA 222127-444Brahms 交響曲第2番ニ長調〜ユストゥス・フランツ/フィルハーモニー・デア・ナツィオネン(録音年不明ライヴ)・・・これがよくわからない。Weber「オベロン」序曲ともども、オーケストラの響きが薄いようでもあり、表現に柔軟性が足りないような、スケールが足りないような・・・でも、やっぱりよくわからない。Bartok ピアノ協奏曲第3番/組曲「不思議なマンダリン」(最終版)〜ジョナサン・ビス(p)/レヴァイン/ミュンヘン・フィル(2003年ライヴ)・・・とても明るく、わかりやすい、軽快なるBartok。強面でも、不気味でもない。更にGershwin 「キューバ序曲」/HERBISON(1938年〜)交響曲第3番・・・(2001/2/3年〜ああ、このボックスはほんまに録音クレジットがわかりにくい)へ。

レヴァインのお国ものは、オーケストラが南ドイツであるせいか(どうかは不明だけれど)、いまいちノリがよろしくない。HERBISONの作品は(もちろん)初耳だけれど、幻想的で平易な旋律が魅力的でした。

出張移動中の書籍は 本の雑誌編集部編「特集・本の雑誌3〜活字の愉しみ篇」(角川文庫) ・・・椎名誠の雑誌とは知っていたけれど、なぜか読んだことはなくて、この特集の文庫で内容確認、じゅうぶん愉しみましたよ。文字通り「本の虫」勢揃い!であって、エエ年齢(こいた)中年が熱心にバカやってます。でもね、基礎的な素養というか、もの凄い読書量を(しかも愛情込めて)こなした前提があって、初めてこんな「バカ」できるんです。(スケールかなり小さいが、ワタシのサイトにも一脈通じる・・・かも)

2005年12月某日

ケータイ、デジカメ、MDプレーヤー、すべて充電できていない。使えない。まるで自分の状況(電池切れ)を象徴しているかのような、昨日でしたね。午前中行事終了して、昼から広島、山口、松山のお客を連れてあちこち見学のコーディネート〜申し訳ないが、そのまま職場に戻らず帰宅。で、まずいろいろと充電作業実行。なんとかココロまでいっぱい充電して下さらぬか?いよいよ風邪は土俵際です。本日、朝一番職場で諸作業調整後、即新居浜へ。夕方から今治へ移動して、夜お付き合い有。東予方面に宿泊するのは初めてかな、2回目くらいか。(5年ほど前に伊予三島で会議宿泊した記憶もあるが)

Holst 組曲「惑星」(1999年)/KODA'LY「ガランタ舞曲」(1998年)〜リコ・サッカーニ/ブダペスト・フィルを楽しみました。良い組み合わせの一枚だと思います。(いずれもライヴ収録)技術的アンサンブル的にまったく充実していて、座右に常備して作品を味わうには充分なる(かなりの高い)水準。録音も良好でした。しかし「この演奏じゃないと!」という個性と色気に少々に不足するか。古今東西の華々しいオーケストラ/指揮者が録音していて、この著名なる作品に新たな切り口を作ったか、というとちょっと苦しい・・・というコメントにはまったく傲慢である自覚あります。「ガランタ舞曲」にはアツい勢いを感じましたね。

さて、お時間タップリなJR西日本(新幹線に慣れていると、その鈍足さはかなり苦痛)移動中用の音楽、書籍を選択しなくっちゃ。

(在今治ホテル。出先だし、酔っているので簡易表記)きょうも苦しく、楽しい一日だった。ヴェテラン・サラリーマン故、純実務的な作業は「こなすだけ」なら即OK。問題はその背景です。朝一番で、職場に寄っていつもの諸宿題のあたりを付けた後、岡山駅へ。本日の四国方面の切符と、再来週の東京出張の新幹線予約をカードで購入後、そのまま車中の人となりました。やや体調不安でウツラウツラしつつ、読書+音楽。肉体系労働は予想外に長引き、苦しました。

朝、自宅を出るときから音楽は聴いていて、まず(ほんまに久々の)Beethoven 交響曲第3番 変ホ長調「英雄」〜ワルター/コロムビア交響楽団(1958年)・・・堂々として余裕の表現であり、ほぼ同時期のトスカニーニ追悼演奏会とはこれほど違うのか、と感慨も深い演奏であります。緩い、とか、オーケストラの響きに深みが足りないなどと言うつもりもまったくなくて、ワタシはとても堪能いたしました。録音だって、この年代を考えれば文句なし!(でもサイト掲載文は加筆修正したい)

引き続き、Shostakovich 交響曲第5番ニ短調〜サッカーニ/ブダペスト・フィル(1999年)・・・ええっと、日本では人気の作品なので、結論から言っておきます。ワタシはこの作品を(ほんまに久々に)楽しみました!って、この勇壮なる旋律を真面目に、一生懸命やっていただくのも恥ずかしいし、「この最終楽章は強制された歓喜だ!」みたいな蘊蓄もいっそう恥ずかしい。けど、サッカーニって、そこそこバランスよく仕上げて下さるんですね。オーケストラもそこそこに上手い・・・(ここでチカラ尽きました)

 

【♪ KechiKechi Classics ♪】

●愉しく、とことん味わって音楽を●
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written by wabisuke hayashi